散るてふ所構はぬ皐月かな 今日は、朝早く雨が上がりましたが、ずっと曇り空です。 十薬の土あるところ盛り上げて翔ぶものを隠せるほどの茂りなり建物のたちまち消え…
俳句を毎日詠みたいと思ってます。山は奥多摩のほうを登ってます。お星様のお話は、いつか再開します。
山登りと俳句とお星様と備前焼と「蒼空」というお酒が大好きな日々を過ごしてます。 一番は、山登りかな、軟弱ハイキング程度ですが、これが止められません。 俳句は、日々のため息と吾が記憶にある風景と自然が放つ声です。 備前焼は土のぬくもりと作家脇本博之に心酔してます。 酒は、京都伏見桃山藤岡酒造の「蒼空」です。機会あれば、お尋ねください。
散るてふ所構はぬ皐月かな 今日は、朝早く雨が上がりましたが、ずっと曇り空です。 十薬の土あるところ盛り上げて翔ぶものを隠せるほどの茂りなり建物のたちまち消え…
一読、素晴らしい句集です。金子ワールド炸裂で走り梅雨の雲を分けて見事な俳句の花火の大輪が打ち上がったと言う感じではないでしょうか。二句一章の句の諧謔がこれ以…
石楠花の散りて結びの蕊反りぬ 曇天ではあるけれど、寒さを感じない日でした。 桜の実鳥を誘ひをりにけり曇天へ更に色付く桜の実天上は豊穣なりぬ桜の実指広げ大地の…
地下道を通り抜く風走り梅雨 今日は、用賀の吟行でした。 吟行の空をひとりのひからかさ吟行の空へ絵日傘咲かせゆく玉電の用賀駅跡夏の蝶砂利電の駅の石碑や糸とんぼ…
束ねたる髪の蛇めく走り梅雨 昭和記念公園の菖蒲園を見てきましたが、まだ、三輪ほどしか咲いておりません。 微笑み合ふ会話を乗せて冷房車スカートを袴のやうに夏座…
きつちりと髪を束ねて夏日なり 東京都薬草植物園をうろうろしてきました。 夏の日の遅れがちなる電車かな十薬の八重を咲かせて植物園薬用の植物園や夏の蝶隙間なく水…
杉の間を降りくる日の斑青楓 今日は、大岳山にヒメイワカガミを見に行ってきました。ほぼ終盤でした。 急坂の吾を励ます夏鶯山道の天へ飛び出す青楓木下闇肩にカメラ…
大岳山はそれこそ何度も登ってはいるが、大岳山に咲くというヒメイワカガミは一度も見たことがない。 そもそもヒメイワカガミが大岳山に咲くということを知ったのは昨…
自転車の少女の小径若葉風 雨模様の一日ですね。 高台の緑雨の中の観音堂曇天の色を纏える紫蘭かな筆塚を深く蔵して木下闇延暦を記せる石碑や若葉風葉桜や学校前に文…
夏帽子灘に真白き波頭 今日は、一日雨のようですね。 汚れなき浜辺の砂紋夏の鳶岩山の破線で記す登山道高原のベンガローより仰ぐ峰高杯へなみなみと注げ冷酒高嶺みな…
手さぐりで宇宙へとゆく蔦若葉 今日は、午前中が糖尿の定期検査、午後が歯医者で、ままならぬひと日でした。 昼顔の草を束ねて昇りゆく皐月みな個性殺して咲きをりぬ…
網棚に荷のなき車輌揚羽蝶 今日も良い天気でした。 沿線に薔薇を咲かせて南武線白日傘遅れの目立つ中央線髭に癖動作に癖や蕨煮る夏雲の達筆ちから抜きをりぬ新緑の盛…
渓流に立てる釣り人山法師 浅間山のムサシノキスゲを見てきました。 分け目なき髪もあるべし冷房車本の紐垂れたるままに青葉風列車待つ後ろ姿や片白草手を伸ばし曲が…
一本の新緑高き始発駅 今日は、山毛欅の新緑を浴びに三頭山へ行ってきました。 初夏の空登りゆく山のバス夏燕広げる空や始発駅新緑の中の鞘口峠かな新緑の風に誘はれ…
山毛欅の新緑というと一番近いところは三頭山と言うことになる。後は、大菩薩峠か黒岳が次に近いと言うことになるだろう。と言うことで、三頭山山毛欅の新緑を浴びに行…
白紫蘭風に大空駆け巡る 夕方になって、天気が良くなってきました。 モーニング営業中や燕の子初夏のバイクの音のバラバラと白壁へ一枝の薔薇伸びゆけり鉄塀に巻き付…
新聞を広げるベンチ若葉風 母の日で、花屋が色とりどりですね。 母の日の花屋に並ぶ小学生叢を天界とする夏の蝶枕木を塀とする家薔薇咲けり低くなるばかりの垣根皐月…
一人寝て他はアイフォン冷房車 写真は、昭和記念公園のムサシノキスゲです。自生地は、府中の浅間山ですが、ここにも毎年、咲きます。 うず高く廃車置き場や桐の花薄…
旅鞄引き摺りてゆく夏衣 今日は、良い天気でした。 屋上の木造デッキ風薫る香水や人波をつと振り返り様々な夏服集ふ起点駅日傘にも出てゐる個性大通り初夏の青空入れ…
白雲の寄り来るところ若葉山 今日は、高尾山へコミヤマスミレを観察に行ってきました。 グングンと駅舎離るる夏つばめ道々で運動自慢夏つばめ若葉へと空の喰ひ込む谷…
高尾山のすみれも最終となったようで、コミヤマスミレであるが、それではと出かけた。高尾山口駅に到着したのが九時である。流石の連休明けで、何時もは友を待つ登山客…
流刑の島は影絵や箱眼鏡 今日は、雨ですね。引きこもり状態です。 きざしたる流浪ごころや誘蛾灯流紋の砂丘乱して白日傘渓谷に消ゆる流れや山法師渓流の瀞を離れぬ糸…
葉桜や角なき墓の上の照り 今日は、山へ行くつもりが体調今一で断念、散歩だけはしました。 風道の紫蘭その身を預けをり武蔵野の風吹き抜けて鯉幟飛び出ぬやう紐に繋…
新緑の影ふくらみてはち切れさう 四連休も初日、凄い人出ですね。 白雲の底は灰色夏の鳶蔦若葉過ぎし車窓の明るさよ電車乗る少年少女夏帽子手鏡に立夏のひかり跳ね返…
スカートで飛び越ゆる堰立夏かな 今日は、一日中雨ですね、お陰で句会へ向けての清記と送付が出来ました。 湖ひとつ立夏の空を映しをり竹林に棲む風の神立夏かな洋館…
桐の花むかし庄屋の屋敷跡 今日は、メーデーで八十八夜ですか。 杣の空通りゆく風桐の花初夏の風に膨れる森の木々初夏の風が撫でゆく森の木々浮遊する心地よさとも若…
一木をツリーとしたる藤の花 今日は、御岳山の七代の滝から上高岩山へ登ってきました。 一時の都ぶりとも藤の花山肌をアートとしたる藤の花山里を都としたる藤の花ケ…
シロヤシオツツジが秩父の山で咲いたとの情報があったので、当然、奥多摩で咲いているだろうと、埼玉の友を誘って、御岳山へと出かけることとした。八時三十五分発のケ…
風はみなひかりとなれる若葉かな 昭和記念公園の今日は、何万人入場したのでしょうか。 落ちつきのなきを良しとす若葉かな留まるといふこと知らぬ若葉風母のごと真白…
紫苑咲く空へ伸びゆく大庇 日差しがあったりなかったり、曇り空でした。 雲低きひと日なりしよ花は葉に葉桜の静かな揺れや法の寺観音堂扇と開くつつじかな空に背に新…
葉桜の裏返るとき影もまた 暖かかった割には、風が結構ありましたね。 花水木小幅小幅に走りくる初夏の風に戦ぎてをりし影春紫苑倒れしままの道標大小のホールのあり…
林道の空の冠花青木 今日は、日影林道を歩いてきました。いろんな花が咲いてました。 林道をそぞろそぞろにすみれ狩り山道の乙女なりしよ二輪草新緑の息吹を胸に山の…
明日から三日間ほど予定があり、山歩きが出来ないので埼玉の友を誘って日影林道を散歩することとした。高尾駅は九時に待ち合わせて、小仏峠行のバスは九時十二分発で、…
峰入や風洞の音荒ぶれる 今日は、一日雨のようですね。 鳥曇地にもありたる風の道春風の道縦横に笹平山肌に戦ぐ笹の葉桜まじ一枚の扇鴨川おどりかな一枚のホリゾント…
襟足の覗く和服や藤の花 亀戸天神の藤の花を見てきました。 踏み入ればまづ香りくる藤の花くつきりと空を分けたる藤の花藤の花一歩一歩の空ありぬ風まかせなれどそれ…
桜蕊降る街道筋の石畳 良い天気でした。この天気も明日まででしょうか。 葉桜や擦れ違ひざまする香り花水木小公園に乳母車葉といふは幾何学模様一輪草本線を待てる支…
せせらぎの音をベースに春告鳥 今日は、西山峠に二輪草を見てきました 八重桜トタン古びし作業場渓流の空を覆ひし若葉かな一本の桐の花統ぶ山の肌歩道橋つなぎてをり…
そろそろ西山峠の二輪草が満開の時を迎えているのではないかと、埼玉の友を誘って20日の日曜に京王線高尾山口駅で9時に待ち合わせた。曇天の天気にもかかわらずに高…
たんぽぽの絮翔び第二楽章へ 確かに夏日です。水と帽子は必需品です。 白壁の影やはらかき蔦若葉千仭の谷へ迫り出す藤の花花水木道路の下を川流れ誘ふは夢か現か芥子…
地上へと紅滴らせ花楓 もやっとした晴れの日ですが、暖かかったですね。 風の日は風の調べの花楓花水木子犬の歩みバレリーナ新緑や誰でもどうぞハンモック春風や二人…
春風の頬に背中に里の道 昨日は、坪山へ行って、ヒカゲツツジを見てきました。 鶯や里を見下ろす山の道花桃や道も畑も山の肌花吹雪まづ身に受けて山の道渓流の音湧き…
坪山のヒカゲツツジがそろそろではないかと、天気の良い16日(水曜)に埼玉の友人を誘って出かけた。バスは平日は、飯尾止まりのバスで、その二つ手前が八ツ田バス停…
散り際の色新たなる桜かな 今日は、天気良好ですが、風が強いですね。 散り際の輝きとなる桜かな散るさくら獣のやうな息づかひ苔むしてをりし木肌や桜散る石柱をハー…
薄闇が好きな魔物や射干の花 今日は、暖かいです。昨日と全然違いますね。 水害を刻む石碑や射干の花新緑の楔のやうに木の立てり新緑をほぐしてをりし風の精新緑のう…
花時のヘリの音さへ疎ましく 今日も良い天気になりましたね。 駅前の空地の草も青みけり斎場の豪快に散るさくらかな斎場の艶やか枝垂桜かな黒服の列なし枝垂桜かな一…
マンションが切り取る空や朝桜 昨日は、埼玉の釜伏山に登ってアカヤシオツツジを見てきました。 泡のごと浮かびて来たる朝桜朝桜まだ混沌の空の色山巓へ連なる尾根の…
波久礼駅から釜伏山・登谷山・皇鈴山を経て内出バス停(4月9日)
(写真は、アカヤシオツツジと二子山と浅間山) 埼玉の釜伏山のアカヤシオツツジを未だ見たことがなかったので、埼玉の友を誘って行くことにした。秩父鉄道波久礼駅に下…
ヘリの音に見上げてをれば若葉風 今日は、ポカポカ陽気でした。雪柳が満開ですね。 体育館四囲を埋めてゐる桜斑雪かと横山のさくらかな校庭の遊具を抱くさくらかな韮…
烏追ふ烏が散らすさくらかな 様々な花が一斉に咲き出しましたね。 花馬酔木いまも残れる水呑場真つ直ぐに伸びざる幹や花の空静けさを深めてをりし桜かな切られたる枝…
マンションのドアの向かうの紅枝垂 立川の野川のさくらを見てきました。今日は、花見日和です。 遮断機の上りて芝の青む街雨戸みな閉じたるままや韮の花紅椿街路の日…
鶯や出発待てる山のバス 今日は、御岳山ロックガーデンへ行ってきました。 青空へ一本立てる藪椿山里の白を極めるさくらかな杉の花散り果て戻る森の色谷桜広げてをり…
御岳山ロックガーデン御岳山ロックガーデンのネコノメソウが多分、最盛期を迎えているのではと、御岳駅発八時三十四分発のバスに間に合うように出かける。途中の青梅駅…
鶯や罅も味はひ微笑仏 今日も雨ですね。 白雲の絹のごとくや春の空野心なく欲望も失せ春の宵春泥の後は通行禁止とな雨後の一木蝶の乱舞かな百千鳥湖畔を歩む二人かな…
片陰のくつきり春の城下街 結構降りましたが、そろそろ雨が上がったようですね。 限りなくさくら並木の続く道歌舞伎町風俗街や春の宵影といふ移りゆくもの今日メーデ…
暮山背の枝垂桜の淡さかな 今日は、雨ですね、花の雨、さくらが持ちますね。 小吉を結べる枝や春落葉小流れに今も土橋や柳の芽畦を塗る墳墓の周囲巡りつつ瀞となり越…
幣辛夷素足で分かる地の霊気 今日は、養花天で寒いですね。 雪柳たわわ新郎新婦立つ黄梅の明るさ滝のごとくともグレープの桃色の店蝶の昼血管のやうな枝々紅枝垂水飛…
電車過ぐ沿線に立つ桜かな 国立の桜を見てきました。 咲き満ちて墓地の桜の静けさよ校庭の三方固めをる桜この世こそ浄土なりしと紅枝垂ドア開き枝のぶらりと桜かな駅…
待ち合はす改札口や花の雨 今日は、大昔の職場の仲間たちからお誘いがあり。小金井公園に行って、武藏小金井の駅前での宴席に参加してきました。一日中雨でした。 久…
鶯や献花の絶へぬ鎧塚 今日は、高水三山へ登ってきました。 草木染月明塾や紅椿早瀬へと身を躍らせてゐる椿鶯や渓流釣の男立つ急登を深く息吸ひ沈丁花木蓮や祠の中の…
高水山のネコノメソウが呼んでいるような気がして、 昨日行く予定ではあったが、黄砂に恐れなして断念し、今日に引き伸ばしたのである。青梅で乗り換えて、軍畑駅は八…
里山のやうに島々夕霞 今日は、黄砂が多くて、山歩きも断念しました。 春灯し銅の金具の船箪笥金堂の名のみ残りて草青む金山の小川を春日流れゆくごつごつの織部の器…
枝々を白炎として花辛夷 思ったほど黄砂は少ない気がしました。風が強くはなかったせいでしょうか。 炎上ぐ枝々辛夷咲きにけり自づから抱く陰翳花辛夷遠目には雪庇の…
春霞高層ビルが占める空 今日は曇りのち晴れになりつつありましょうか。 白壁を際立たせたる春霞曇天を明るく枝垂桜かなほろほろとほろほろほろと桜咲く刈り上げの真…
土佐水木ぶらり農業試験場 今日は、外の方が暖かい感じです。上着はいりません。 青空をぐいと引き寄せ辛夷咲く泡立てるやうにぽつりと雪柳雪柳おのが項に手を置きぬ…
渓流は地蔵の足下一華草 今日は、高尾山のヤマルリソウを見てきました。 春日差す岩走る水白濁と春の溪木肌潤す水陽炎分かち合ひ譲り合ひ撮る猫の目草谷底を覗き一面…
今日は九時半に朝食を終えて、さあ、どこかへ散歩でもと思ったら、天気良好で、高尾山のヤマルリソウが気になって、高尾山へ出かけることとした。準備をして高尾山口駅…
紅椿日の斑の漏れてくる大樹 思ったほど、今日は暖かくなかったですね。 山茱萸や石に刻める寺院の名鳥の声促すやうに辛夷咲く花辛夷まづ一輪のぬくみかな店横の鉢植…
奥多摩の一夜で斑雪山となる 休日なので、流石の人出です。 青空が抱く飛行機涅槃西風春の湖スワンボートの影白し自転車のひかる銀輪黄水仙雲に乗る夢を見てゐる花馬…
女坂のどか帰りは男坂 今日は、朝から雪にりましたが、雨に変わりました。多摩の横山まで雪を頂いてます。 坂東の観音堂や桃の花川底の春日となれる流れかな川底の見…
曇天の風が育てて花辛夷 今日は、思った以上に晴れました。 曇天に際立つ白さ辛夷咲くふるさとの日差しと翳り辛夷咲く日矢の打つところにさくらさくらかな銅像の色や…
ホームへと零るる日差し入彼岸 今日は猫の目草を見に、景信山へ行ってきました。 まづ鳥の嘴となる木蓮の芽山のバス窓を開けば雪解風雨後の色柔らかき春の空白雲を大…
朝起きたら天気が良さそうなので、時間は実にゆっくりであるけれども、猫の目草を鑑賞に木下沢へ出かけることとした。高尾駅発十時十二分発の小仏行は、バスニ台の運行…
花冷や歓迎会のコップ酒 今日は、一日中雨ですね。 花冷や転勤先の城の跡椿寿忌や法華三昧大師堂仏前に胸像据ゑて虚子忌かな鳥雲に仏師の名彫る羅漢堂春の雲ぽかり茅…
曇天を押し上げ草の青みけり 今日は、一瞬晴れましたが、大体曇天でした。 曇天に深さのありぬ春の鳥切株の角なく切られ鳥曇りボール一個転がる広場春寒し橋の名の石…
山肌を雲となしたる梅の苑 今日は、高尾山系を猫の目草を探して歩きました。 谷間の梅に埋もれてをりし里渓流の音沸き上がる春の山二輪草一輪づつの浄土かな渓流の音…
土、日は天気が悪いということで、それでは空いている金曜に猫の目草を見に高尾山系に行かねばと 、高尾山口駅の到着は九時ジャストで、相変わらずの平日に係わらず登…
洋窓へ溢るるやうな春日かな 今日は、陽気が良かったですね。 洋館の芝の輝き地虫出づ芝青む洋館の空広げつつ春風のぬくみ煉瓦の館にも芽吹くものみな鋭角に空へ向く…
雨意ふくむ春空にある甘さかな 午後に時間が出来て、散歩しようと思ったら、雨が降ってきました。 草青む駅前空地といふところ天と地を狭めて白き春の雨春雨に折り畳…
三寒の曇天どこか柔らかし 天気が曇り空の割には、暖かかったですね。 車窓過ぎ残像となる乙女椿尾を振りて垣根隠れに春の鳥点描の湖となりたる春の鴨椅子机湖へと向…
かさかさと春の雪踏む山路かな 今日は、浅間嶺に登ってきました。天気が良かったです。 日の斑はも雲のごとくに春の山細竹のひかり細かき春の山杉山の明るき静寂春の…
晴れの日も今日までとの天気予報で、それでは浅間額に富士山を見に行こうと計画した。武蔵五日市発のバスは九時六分である。バス時刻表を見れば”八時四十三分発の小岩…
塵ひとつなき境内の落椿 毎年咲くミモザを見ようと思って、国立まで歩いていきましたが、刈られてました。 日を背負ひ空を背負ひし椿かな揺れる度弾けゆく山茱萸の花…
白梅の長屋門より背高くて 今日は、山へ行こうと思いましたが、歯医者の予約を想い出して止めました。天気は良いのですが風があり、寒くて、行かないで正解でしょう。…
マンションの灯のさまざまに二月尽 散歩しておりましたら、とても寒かったです。下手したら風邪ひきますね。 奥多摩の彫を深めて春の雪それぞれの山くつきりと春の雪…
朝東風や行けど行けども松林 一日中、雨のようですね、これで屋根に降った春の雪も解けました。 ここが黄泉ここが天国木の根明く野に山に堪へる力や春の雪屋根といふ…
春寒し風に煽られ速む鳥 片倉城址公園に行ってきました。ひたすら寒かったです。ミスミソウ開いてませんでした。 曇天の日の白梅の白さかな駅前に二本河津桜かな電車…
見上ぐれば連なる崖に岩燕 今日は、一日雨でしょうか、机上の句です。 花馬酔木揺れて獣の気配かな林間を行き交ふ人や蝶の昼引越の人の行方や二月尽切株に坐して売り…
良く弾む趣味の会話や木の芽どき 今日は、天気が良いので景信山に登ってきました。 山茱萸や菓子屋に旗の並びをり背の低き木々ばかりなり梅の里高速の太き橋脚梅の里…
朝九時前に食事を終えて、天気良好なのですぐに山へ行く準備をして、高尾駅発十時十二分のバスは二台で出発である。ほぼ満杯で、小仏バス停行である。沿線の梅は五分咲…
ドア開き河津桜のひかりかな 昨日よりも天気が良い気がいたしました。白梅や分倍河原は古戦場青空を桃色なれる春日傘紅椿たわわ自転車監視員はろばろと多摩の横山霞を…
草青む園児の声を集めつつ 上着はいらないような天気でした。 木の芽風炎のごとき木もありぬ木々の枝楕円に伸びて木の芽風草青む四色混ぢる園児帽まるまると春の噴水…
青空と木の芽の覆ふ社かな 今日は、青梅丘稜ハイキングコースから栗平へ出て、青梅草を見てきました。 幣揺れて春日の屋根の眩しさよ青空を塞ぎてをりぬ杉の花山道の…
青梅丘陵ハイキングコースと言うところがあり、 青梅駅と軍畑駅を結ぶ、その間に駅は宮ノ平 ・日向和田・石神前・二俣尾と四駅あるが、もちろん日帰りが出来る距離で…
土手つ腹見せてヘリゆく木の芽風 天気は良いですが、風もあり寒いですね。 高上げて抱ける幼児春の空下萌や家族四人のフリスビーフリスビー結ぶ家族や草青む黄水仙ひ…
白梅や日溜まりにゐる鳩の群 午前中にマンションの総会があり、午後に少し散歩してきました。 また一羽鳩の加はり梅の苑欄干のみ残せる道路春の雲白梅や斎場今日は施…
紅椿塵ひとつなき境内に 今日は、昨日より風がありますね。 紅梅や塀を隔てて駐車場大樹三本身を寄せ合ひて紅椿下萌や真白き椅子の並び置き高架ゆく電車のひかりのど…
ニン月の青空の濃き峡の村 今日は、今熊山から広徳寺を経て小峰公園に行ってきました 川涸れて鴉啄みをりにけり春の日のトタンが囲みをる畑下萌や電気牧柵続く道青空…
セリバオーレンを見に小峰公園へ行く、裏のルート上に今熊山がある。またそれでは足らない人には刈寄山があり、体力に応じて計画を組むことが出来るところが、武蔵五日…
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手さぐりで宇宙へとゆく蔦若葉 今日は、午前中が糖尿の定期検査、午後が歯医者で、ままならぬひと日でした。 昼顔の草を束ねて昇りゆく皐月みな個性殺して咲きをりぬ…
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石塔を囲める未央柳かな 天気が良く過ごしやすい日です。 天界と通信未央柳かな参道に一輪だけの金糸梅本堂になにを結べる金糸梅金糸梅読経の音のしきりなる方丈の庭…
アラジンの裔か夏シャツ腹出して 昭和記念公園を散歩しましたら、今日は、ワンちゃんのフェステバルをやってました。 夏シャツの腰のくびれの歩みゆく立ち蕎麦や夏シ…
石碑みな講のものなり夏鶯 今日は、久しぶりに大岳山に登ってきました。 石楠花や仰向きて見る大鳥居参道の急階段や夏鶯参道を明るくしたる若楓夏鳥の声伸びやかに杉…
少し山歩きの間が開いて、友と大岳山へ行くことになった。御嶽駅発八時三十四分 ロープウェイ行きのバスに間に合うように電車に乗って、 御嶽駅で友と無事に合流して…
新緑と青空が待つ公園へ 今日は、良い天気でした。 人抱くやうに緑蔭広がれる一面の青葉の色の湖の面翔ぶものと戯れてゐる白詰草初心者の手漕ぎボートの水飛沫小島一…
特急の車窓過ぎゆく新樹光 今日は、深大寺植物園の薔薇を見てきました。 沿線の車窓が分ける新樹光紫の幕のずらりと皐月展葉は黒子徹してをりぬ皐月展新樹光入場券の…
青春や青芝に浮く日本海 午前中雨で、今日は、散歩していません。 玻璃越しや青芝抱くやうに湖青芝に家族の笑顔弾みをり青芝に華奢な足首ふたつほど青芝や二分けにし…
風船の工房まちに白紫陽花 そろそろ泣きそうな空になってきました。 曇天の日の昼顔の笑顔かな昼顔や眉くつきり描きあり白薔薇や道を隔てて保育園洋館の真白き窓辺山…
檜扇や掃除小僧のゐる小径 今日は、良い天気になりました。 手入れせる薔薇を咲かせてゐる方丈樹下の薔薇日の斑の戦ぎありにけり葉桜の枝垂てひかり零しけり返照と書…
死に変はり生まれ変はりて皐月かな 午前中、病院の定期健診でした。午後少し歩きました。 皐月咲き暗渠の上に架かる橋小判草雨に磨かれひかりをり山帽子車が通る度手…
葉桜の静謐幹を昇る苔 不安定な天気でしたが、午後には晴れました。 二階屋の窓辺を覆ふ薔薇真紅エスカレーター昇りしところ燕の巣昼顔のまづ一輪の垣根かな街路樹の…
駅前の大きな空や夏つばめ 今日は、三頭山の新緑を見に行ってきました。 絹雲を織りなしてゐる夏つばめ山のバス待つ列長し夏つばめ山バスのどの窓もみな新樹光新樹光…
新緑のある内に、山毛欅の森の新緑を見に行かねばと、三頭山の山毛欅の道を歩くことにした。 平日は八時二十二分発急行都民の森行きがあり、 ギリギリで行ったのでは…
水門が閉ざす運河や夏つばめ 高幡不動へ散歩に生きましたら、もう山紫陽花が少しですが、咲いてます。 新緑の小公園を抱くビル川に沿ふウッドデッキや白薔薇夏空を広…
丸木橋渡り損ねし蜥蜴かな 今日は、一日中雨ですね。明日には晴れるようですが。 黒雲をマントのやうに青蜥蜴若き日を懐かしむ人青蜥蜴切り離したきものの数多や蜥蜴…
駅前の空深々と夕燕 昨日の句会のまとめをして、発送して、午後遅くにようやく散歩が出来ました。 湾曲に空を歪めて夕燕国道の風真つ直ぐに山法師叢雲の押し寄せてく…
直線で夏空区切る倉庫群 良い天気でしたが、それほど気温が上がってないように思われました。 関東に初夏の富士くつきりと新緑の枝々自由奔放に新緑の影やはらかき樹…
夏空を映さぬ都市の運河かな 天王洲アイルへ吟行でした。遅くなりました。 見上ぐれば夏空四方にビルの玻璃街薄暑運河が区切るビルの群れ網戸てふ暮しの音のする小路…
屋上の新緑の庭風の中 今日は、六カ月ごとの眼下検診で、瞳孔を開いたら、まあ、見えにくいことおびただしいです。 芍薬の一片風に靡きけり昼顔の自己主張せる垣根か…
ほととぎす里山の名の檀家寺 今日は、予報通りに雨の一日となりました。 住宅の連なる丘やほととぎすほととぎす朝日の山へ散歩道ほととぎす急坂走る配達員ほととぎす…