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  • 雪と湯の花と君と

    ホームへ降りたら湯の花の香り君は白い息を吐き静かに降りしきる雪を見上げる人影もまばらな温泉町純白に埋もれた児童公園僕らの前を歩く放し飼いの柴犬ともだちになりたいと柴犬は振り返りふりかえり僕たちを見つめた雪が音を吸い取るから僕たちの足音も聞こえないつつましい教会十字架に降る雪神さまが拵えたこの世界で愛しい君と過ごす人生露天風呂湯けむりぼた雪が舞い降りてはとける湯の花の香りを胸いっぱいに吸い込めばとろけるように身体中の力が抜けた窓の外は白い渓谷君は瞳をゆらして初めての雪景色を見つめる僕は背中からそっと君を抱きしめるやさしく抱きしめる小説家になろう投稿作品https://ncode.syosetu.com/n9200ib/雪と湯の花と君と

  • 風になれ

    自由になったつもりでいたんだそうさ、外の世界のまばゆさに憧れて流れるままに人生の旅をして自由になったつもりだった愚かだった十字架は十字架として消えるはずもないのにでもさ、今からでも遅くはないだろう人は誰だっていつでも生まれ変われるのさ十字架を背負って進んで行け十字架を背負って越えて行け人は生まれながらに悲しいとわかっただけでもありがたいこと風になれ今こそ風になれ罪を背負った風になれあとは神さまがなんとかしてくださるさ風になれ今こそ風になれほんとうに自由になるための風になれ風になれ

  • ゆず湯

    キスをしようきみのくちびるはほんのりゆずの香り運命ってあるんだねきみと出会うまで思いもしなかったよそうとは知らずにぼくはきみを探していたきみはぼくを待っていてくれたお風呂はきもちいいね気持ちがほぐれるねきみを愛してきみに愛されて人生そのものがあたたまった湯船に一つずつゆずを浮かべるようにしてぼくらの思い出がふえていく一日いちにちの営みの積み重ねが希望の地への道になるぼくたちを結びつけてくださった神さまに感謝しながら心に浮かんだ想いを感じるままに暮らしていこうキスをしようきみのくちびるはほんのりゆずの香りゆず湯

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