伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの癒しの作品を日頃の日記とともに載せています。
東京より南伊豆にきて書道を教えながら墨象というジャンルで世界に挑戦しています。ル・サロン永久会員。プラド美術館芸術家功労証会員。AMSC永久無鑑査公式認定作家。中国認定作家。日本書峯会主宰。
あけましおめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。新年明けましておめでとうございます
今年も無事に終わり、皆様のおかげでブログも1年間続けさせて頂きました。世間では災害が多く発生して、被害者の方々には本当にお気の毒でした。来年は良い年になるよう、お祈りしております。新年を迎える準備をしました
今年も無事に終わり、皆様のおかげでブログも1年間続けさせて頂きました。世間では災害が多く発生して、被害者の方々には本当にお気の毒でした。来年は良い年になるよう、お祈りしています。新年を迎える準備をしました
<記事の内容抜粋>雨の中、茅の輪くぐり伊豆地区最古の宮として知られる下田市の白浜神社(原嘉孝宮司)で30日、一年の罪や汚れをはらい、清らかな身で新年を迎える「師走の大祓式」が行われた。氏子会役員や白浜地区の町内会役員、一般参拝者ら約80人が拝殿に参列して伝統の神事で身を清めた。氏子会の藤井英次会長は「今年も無事に過ごして、新年を迎えることができる」と伝統の年越し行事を済ませたことを喜んだ。伊豆新聞掲載=罪、汚れはらい新年を
仮面のひとウースの驚き●1889年。カンヴァス・油彩、縦111X横131センチ。アントワープ王立美術館。日傘を肩にしている仮面に夫人は、高慢で、年老いたひとを感じさせる。彼女の前の床の上にヴァイオリンやラッパ、仮面やどくろ、シルクハットや仮装用の衣装などが散らばっている。これは虚栄をモチーフにしたもので、仮面のひとウースは死と無のシンボルに驚き、物思いに沈んでいると、▶︎幻想芸術◀︎(坂崎乙郎役)の著書ブリョンは書いている。世界の名画/ジェームズ・アンソール(8)
<記事の内容抜粋>華やいだムード演出下田市の須崎区(土屋磯雄区長)は、初日の出見物客のため、「水仙まつり」開催中の爪木崎でイルミネーション・サービスを実施する。また、同区は「水仙まつり」期間中の4、11、18日の各土曜日午前10時から「猪鍋」を無料サービスする。伊豆新聞掲載=大みそかからイルミネーション
<記事の内容抜粋>宿や見どころPR伊豆半島の13市町でつくる美しい伊豆創造センター(美伊豆)は12月、経済発展がめざましいベトナムで初めてトップセールスを行なった。日本向けの旅行商品を数多く手がけるホーチミンの大手旅行会社2社をはじめ、日本語学科のある「外国貿易大学」、日本の専門学校にあたる「さくら日本語学校」などを22日まで5泊6日で訪問。会長の豊岡武士・三島市長、岡部克仁・南伊豆町長、植松和男専務ら7人が積極的に伊豆の魅力をプロモーション(宣伝)した。美伊豆は「既存の日本旅行ルートに伊豆半島を盛り込んでもらうのが第一の目的。できれば、将来的には若い人たちの修学旅行を誘致し、日本での就労に高い関心を持つ人の夢の実現にもつなげたい」と意義を語った。伊豆新聞掲載=ベトナムで初宣伝
果物●1889年。カンヴァス・油彩。縦58X横72センチ。ブリュッセル、ランベール男爵蔵。アンソールは、家の中に引きこもって制作することが多かったので、花、果物の上の花、果物、陶器などの静物をたくさん描いた。デリケートで、ためらいがちな、変化に富んだ色彩は、野菜の芳香、果樹の風味、果物の新鮮さを呼びおこす。妙にセンシュアルな気分がただよい、アンソール独特の嘲笑的な調子がしのびやかに画面全体を貫いているのは注目すべきであろう。世界の名画/ジェームズ・アンソール(7)
<釈文>わがそではしおひにみえぬおきのいしのひとこそしらぬかわくまもなし百人一首第92番=二条院讃岐=<意味>私の袖は引き潮のときでさえ海中に隠れて見えない沖の石のように、あの人は知らないでしょうが、いつも恋の涙に濡れ乾く間とてないのです。<観賞>涙で濡れた袖を海中の石にたとえるなんて、どれだけ涙を流したのでしょう。この見事な和歌によって、讃岐は、「沖の石の讃岐」と呼ばれるようになったそうです。<作者>二条院讃岐は、いまから800年ほど前の宮廷女官です。歌人として名高い源頼政(みなもとのよりまさ)の娘です。二条天皇(にじょうてんのう)に仕えました。二条院の崩御後、後鳥羽天皇中宮(ごとばてんのうちゅうぐう)である宜秋門院九条任子(ぎしゅうもんいんくじょうにんし)に仕えました。歌合(うたあわせ)に多く呼ばれ、歌人と...書家・かな777/二条院讃岐
<記事の内容抜粋>「踊り子」31日は満席年末年始を古里や観光地で過ごす人たちの帰省ラッシュが28日、始まった。伊豆の鉄道各駅は降車客でにぎわい、幹線道路は県外ナンバーの車が目立っている。幹線道路の渋滞は少ないが、多くの観光施設の駐車場は県外ナンバーの車で満車に近かった。伊豆新聞掲載=下田駅に大勢の観光客ら
海岸のカーニヴァル●1887年。カンヴァス・油彩。縦54X横96センチ。ブリュッセル王立美術館。これは調子の微妙さで私たちを魅惑する作品だ。光が霧をとおして輝いている中に、まるで夢の中に登場して来るような人びとの形が、ヴァトー風に柔らかく浮かび上がってくる。歓喜に満ちた巡礼たちがその場所と穏やかな光に心を奪われて、遠国へ船出するのを取りやめ、海辺で自然の魔力に取り憑かれ、くるしんでいるかのようである。世界の名画/ジェームズ・アンソール(6)
<記事の内容抜粋>「雪降る朝に」朝の4時に、真っ暗な雨の中をドキドキしながら車を走らせた。標高が少しずつ上がると、1度また1度と温度は下がり期待は大きくなる。そのうちに、ちらほらと白い塊が道路に見え始め確信に変わる。"よし!天城に雪が積もっている"今年初の天城雪景色と出会えるぞ!。すぐにワクワクが体を支配する。しかし、なんだか車から見える道路の高さがやけに近くに.....まさか積り過ぎなのか?立ち往生は勘弁してくれ......、それとも引き返すか......。何回念仏のように唱えただろうか。そして自然はまた私に意地悪をする。木々の横目からうっすらと光を私に見せるのだ。はぁっと深いため息をつくと同時に、息が苦しいくせにその景色が撮れるその場所まで一気に駆け上がる。もう着いた時には、心臓バクバクでよろよろしながら倒...伊豆新聞掲載=天城からの手紙
<記事の内容抜粋>年賀状や英龍画など展示伊豆の国市韮山の重要文化財・江川邸で新春企画展「江川家の新春行事」が開かれている。江川家が正月をどのように過ごしていたのかなどがわかる資料11点を展示し、来館者の関心を集めている。来年2月18日まで。31日、1月1日は休館。開館時間は午前9時〜午後4時15分(水曜日は午前9時半〜午後3時)。1月13日午前10時から、江川家新春行事の具足開きを行う。土間での行事で、見学できる。問い合わせは同施設(電話055-940-2200)へ。伊豆新聞掲載=「江川家の新春行事」
眉をひそめるような仮面●1883年。カンヴァス・油彩。縦135X横112センチ。ブリュッセル王立美術館。この作は、まだ「暗い絵」の時代の調子をたたえているが、画家の内部のデリケートな霊感は、すでに苦悩に満ちた新しい探求を始めている。貧しいテーブルに座っている男と、ドアから入って来る女が、腹が立つような、はれんちな仮面をかぶっていて、寒々しい空気が立ち込めている。この作は、アルコール中毒で路上で死んだ父と、母を諷したものとも言われる。世界の名画/ジェームズ・アンソール(5)
<記事の内容抜粋>西伊豆町大沢里わさびの駅ドローンで撮った写真とともに伊豆のステキなところを紹介する。大浜が見える浜橋から山の方へ車を走らせること15分ほど。水車が印象的な場所にたどり着く。「わさびの駅」だ。地下1000メートルから汲み上げる、水はおいしく、一般細菌がなく10年保存できる。地域の人も、車で3時間かけて来る人もいる。ただ水を汲むだけじゃない、コミニュケーションも生まれる場所だ。伊豆新聞掲載=天空遊覧
<記事の内容抜粋>放流池を大掃除東伊豆町奈良本の熱川バナナワニ園(木村幸子園長)は26日、恒例の「ワニ池大掃除」を行なった。放流池で飼育するワニ4種13頭の汚れも落とし、新年に観光客を迎える準備をした。同園は1月1日から3日間、汁粉サービス(各日先着100人)を行うほか、5日まで午後1時半〜2時、公式キャラクター「熱川ばにお」が登場し缶バッジ(各日先着50人)を進呈する。問い合わせは同園(電話0557-23-1105)へ。伊豆新聞掲載=新年前にワニすっきり
花飾りの帽子をかぶったアンソール●1883〜88年。カンヴァス・油彩。縦77X横62センチ。オステンド美術館。ルーベンスの自画像のパロディーの一つであるが、ルーベンスのものよりも、ずっと陰気で熱気をおびている。このへんてこな帽子は、画面をおおっている不快さの、漠然とした印象の激しさを中和させる反対物である。帽子のにぎやかな色彩は、アンソールが「暗い時代」を抜け出して、「光」のアイロニーの時代へと移っていくことを示している。世界の名画/ジェームズ・アンソール(4)
<釈文>こひすてふわがなはわだきたちにけりひとしれずこそおもひそめしか百人一首第41番=壬生忠見=<意味>恋をしている、というわたしの噂は、はやくも皆に知られてしまった。人知れず、密かに恋しはじめたところだったのになぁ。という意味です。<鑑賞>この和歌は、村上天皇(むらかみてんのう)の御前で行なわれた「天徳内裏歌合(てんとくだいりうたあわせ)」の結びとして詠まれたものです。歌合(うたあわせ)とは、左右から一首ずつ和歌を詠み、優劣をつけるものです。第40番の平兼盛(たいらのかねもり)の和歌と競われました。二首の素晴らしさに、誰も優劣をつけられず、村上天皇も判断をくだされなかったそうですが、密かに第40番の方の和歌を口ずさんでおられたので、この和歌を負けとなってしまいました。第40番の和歌は、パッと華やかですが、こ...書家・かな776/壬生忠見
<記事の内容抜粋>下田駅でコンサート下田市の稲生沢保育園(村山保園長)とひかり保育園(村山弘子園長)は25日、伊豆急下田駅で「クリスマスハンドベルコンサート」を開いた。子どもや乗降客100人余りを集め、澄んだ音色を駅構内に響かせた。恒例の企画で15人ほどの保育士が真っ白な衣装に身を包んで登場、「もろびとこぞりて」などのクリスマスソングを次々に演奏した。指揮に立った保園長は第1次世界大戦のクリスマス休戦の逸話を語り「音楽に心を込めて歌い奏でると、それは人の心に伝わる。心を込めてクリスマスをお祝いしよう」と聴衆に呼びかけた。伊豆新聞掲載=ハンドベルでXマス
暗い婦人●1881年。カンヴァス・油彩。縦100X横80センチ。ブリュッセル王立美術館。これも▶︎中産階級の室内◀︎の中の一つである。モデルは画家の姉である。画面に定着している一種のもやのような、しのびよる不安は、象徴主義のボードレール、マラルメ、ラフォルグらのスプリーンであると、多くの批評家が述べている。この絵は数年前、まだアンソールが少年の頃、心酔していたボードレールらの象徴主義への追憶の一つとして描かれたものであろう。世界の名画/ジェームズ・アンソール(3)
<記事の内容抜粋>群れるのはなぜ「海のお釈迦さん」写真のタカベのことを「シャカ」と呼ぶ地方がある。像の法衣から「お釈迦さん」を連想したのだろう。体色はブルー、背は黄色の縞が走り、切れ込みの浅い尾ビレは黄色。この彩色は海の中でまことに鮮やか。ひと目でタカベとわかる。育ちの早い魚の常。潮が動き出すと、上流に向かって口をパクパクさせ、絶え間なく流れてくるプランクトンをエサとして食べる。成長につれて沖の磯へ、深みへと住む場所を変え、行動圏を広げていく。精悍な群れに出会うと、まるで、弾丸列車がスピードを上げて通り過ぎていくようだ。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>賀茂地区小中で終業式賀茂地区の全小中学校で24日、2学期終業式が開かれた。児童、生徒は2学期の頑張りを振り返り、楽しみいっぱいの冬休みに突入した。中西校長は児童の2学期の活動成果について話し「冬休みは令和岩塩を振り返り家の人の手伝いをしてほしい。寒くても外で遊んで元気な姿で3学期に集まれることを楽しみにしている」と呼びかけた。伊豆新聞掲載=さあ楽しみいっぱい冬休み
ロシア音楽●1881年。カンヴァス・油彩。縦133X横110センチ。ブリュッセル王立美術館。この絵は画家ウィリー・フィンチの客間で、フィンチの姉妹のピアノにアンソールが耳を傾けているところである。これも▶︎中産階級の室内◀︎の1枚であるが、この作品のほうが、▶︎オステンドの午後◀︎よりも薄暗い。印象派風なタッチで描かれているが、雰囲気は印象派のように平明でなく、やがて彼の心の中にもっと濃くなっていく神秘の影が、画面の後ろに潜んでいる。世界の名画/ジェームズ・アンソール(2)
きょう、アートワールドインターナショナルより表彰状とトロフィーが贈られてきました。これは墨象作品の「女子フィギュアスケート」に贈られたものです。日本の女子フィギュアも若い選手が台頭してきて、日本人でも紀平梨花選手が頑張っていますが、ロシアの選手も若くて実力のある選手がたくさん出てきました。日本人も頑張ってほしいと思います。墨象・女子フィギュアスケートで頂いた感謝状とトロフィー
<記事の内容抜粋>"親子"など3頭、沖合で30分以上も伊豆野鳥愛好会(酒井洋平会長)の探鳥会が22日、下田市須崎の爪木崎で開かれ、鳥はほとんど確認できなかったが、ザトウクジラ3頭が大ジャンプするブリーチング行動などをみせ、予期せぬ観察会となった。数人の会員が写真も撮影。伊豆諸島や小笠原諸島では船上からのホエールウォッチングが見られるが、伊豆で陸上からの観察は珍しい。伊東の城ヶ崎でイルカやマッコウクジラを見たことはあるが,30分以上のブリーチングが初めて。クジラは徐々に北上していったが、この辺りには洋上風力発電が計画されている。自然が末永く保たれることを望む。と語った。伊豆新聞掲載=ザトウクジラ"大ジャンプ"
オステンドの午後●1881ねん。カンヴァス・油彩。縦110X横134センチ。アントワープ王立美術館。60号大の「暗い絵」の時代の代表作であるこの絵は、アンソールの▶︎中産階級の室内◀︎といわれる一連の作品の一つに数えられている。座っているのは母と姉で、沈黙と神秘があたりを支配している。マーテルリンクは「まったく風通しの悪い閉ざされた空間にあわれみを!」と言った。1910年頃、その絵は彼自身によって、はるかに明るい色調はコピーされている。世界の名画/ジェームズ・アンソール(1)
2019-12-2418:48:41
これは墨象「縁(えにし)の誓い」で頂いたトロフィーと表彰状です。日頃の努力が報われました。大変感謝致します。これからも創作活動を精力的にしていきますので、皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。墨象・縁(えにし)の誓いで頂いたトロフィーと表彰状です
<釈文>ひさかたのひかりのどけきはるのひにしずこころなくはなのちるらむ百人一首第33番=紀友則=<意味>日の光がのどかな春の日に、どうしておちついた心もなく、桜の花はあわただしく散っていくのであろうか。という意味です。<観賞>友則の生きた時代、ただ「花」といえば「桜の花」を示しました。春の陽だまりの静かななかに、桜の花びらがはらはらと散っている様子が目に浮かぶようですね。散る桜を惜しんでいるのでしょうか。ぽっかりと休みができたのでしょうか。なにをすることなくぼんやりと桜を眺めている、友則の心穏やかに過ごす春のある一日の情景でしょうか。<作者>紀友則は、「六歌仙」を選んだ第35番の歌人である紀貫之(きのつらゆき)の従兄弟で、いまから1100年ほど前のさほど地位の高くない官僚です。和歌を詠むのが上手でした。書家・かな775/紀友則
<記事の内容抜粋>芸妓衆3人が唄、踊り下田市を中心とした有志でつくる「幕末お吉研究会」(杉本武代表)は22日、お吉(斎藤きち)供養の石仏が立つ下田市高馬の傾城塚で「お吉供養祭」を開いた。研究会のメンバーや一般有志約30人が参加。石仏に献花・焼香するとともに、下田芸妓の奉納の舞や、お吉に関するオリジナル曲を楽しんだ。伊豆新聞掲載=お吉、献花・舞で供養
聖ゲオルギウスと悪竜(部分)●制作年月曜不明。カンヴァス・油彩。悪竜めがけて突き進む騎士の左に向かう動きと、前景で右下に逃れる王女との相対立する二つの動勢。それがこの画家特有の緊張を画面に与える主な要素であるが、騎士と王女との間に横たわる犠牲者がもし描かれていなかったとすれば、これほど緊張は昂まらないだろう。王女の衣の藍色は死者の衣に、緋色は騎士に分与されて、この美しい王女の色彩の配置の上からも画面を支配している。世界の名画/ティントレット(17)
<釈文>ひとはいさこころもしらずふるさとははなぞむかしのかににほいける百人一首第35番=紀貫之=<意味>あなたは、さあね、昔のままの心なのでしょうか。わかりませんね。でも、昔なじみのこの里には、昔のままに梅の花の香りが匂っていますね。という意味です。<観賞>貫之が、長谷寺(はせでら/現在の奈良県桜井市)にお参りに行ったときの宿で詠んだ和歌です。長谷寺は、観音信仰が篤く、多くの都人がお参りしました。「源氏物語」で、源氏の君が探していた恋人の娘である玉鬘(たまかずら)が源氏の君の侍女に見出されたのも長谷寺でした。貫之も何回もお参りをしていて、定宿としていた宿があったのですが、しばらく足が遠のいていたので、宿の主人が「昔どおりに宿はちゃんとありますのに。」と、無沙汰を遠まわしに責めたときに、貫之は、その宿に生えている...書家・かな774/紀貫之
<記事の内容抜粋>早い夜に幻想的空間22日は二十四節気の一つ「冬至」。一年の中でもっとも日照時間が短い日とされる。松崎町の石部の棚田では暗くなるのが早まるこの時期に合わせ、21日から棚田をライトアップする「石部の灯りウィンターイルミネーション」(石部地区棚田保全推進委員会主催)がスタートした。期間は2月2日まで。消灯は午後9時頃。問い合わせは町企画観光課(電話0558-42-3964)へ。伊豆新聞掲載=棚田彩るLEDの灯り
最後の晩餐(部分)●1576〜80年。カンヴァス・油彩。縦540X横487センチ。ヴェネツィア、サン・ロッコ同信組合。ティントレットはこの主題に新しい構図をつくる。斜めに食卓を置き心理的な効果をあげるのである。ここではどこから射すのかはっきりしない光に照らされて、顔の表情はほとんどわからないが、身振りで「この中に私を売るものがいる」と言ったキリストの言葉に驚いている使徒たちの反応の大きさがはっきりと認められる。世界の名画/ティントレット(16)
<記事の内容抜粋>「時間の形」森には、過酷な場所へ命を宿した者、逆に最高な条件の場所に命授かる者がいる。それぞれに待ち受ける運命は、千差万別だが、命あるその場所で命をつなぐために生き抜かなければいけない事実は、変わらない。そして、命ある者は必ず終わりが来るという自然のルールを全ての者が受け入れる。そういえば、ここに来たのは2年ぶりだなぁと思うと、これが2年という時間の形だとはっと気づく。そうすると、目に入るもの全てが時間の結果が作る形......。私たちは、同じ時間の中に生きていることだけで、もしかしたら平等なのかもしれない。時間は止まらない。今、この瞬間も動いている......。さて、また森にでも出発しようか。伊豆新聞掲載=天城山からの手紙
<記事の内容抜粋>水仙まつり開幕下田市の冬を彩る一大イベント「第54回水仙まつり」(実行委員会主催)が20日、須崎の爪木崎水仙園で開幕した。期間中は約300万本の水仙が咲き誇り、会場では飲食、地場産品の販売などもある。初日は暖かい日差しの中、多くの観光客と地元住民が来場。青い空と海に映えるスイセン園を散策した。今年は1週間ほど開花が遅く今は咲き始め。見頃は1月中旬以降という。1月31日まで。問い合わせは市観光協会(電話0558-22-1531)へ。伊豆新聞掲載=下田爪木崎300万本咲き始め
ウェヌスとウルカヌス●1551〜52年。カンヴァス・油彩。縦134X横198センチ。ミュンヘン、アルテ・ビナコテーク。醜いびっこの夫ウルカヌスの眼をごまかして、軍神マヌスと逢いびきするヴェヌスのようすを探りに来たウルカヌス。うしろの台の下にマルスが隠れている。いたずらなクピドはいまは罪のない寝顔をみせる。円い鏡にはウルカヌスたちのうしろ姿が映り、伝統的なテクニックであるがこれによって虚構の空間がつくりあげられる。世界の名画/ティントレット(15)
<記事の内容抜粋>三四郎島(西伊豆町)見る角度によって三つにも四つにも島が見えることから、三四郎島と呼ばれている。かつて海底火山の地下にあったマグマの通り道の名残だ。陸側には島を回り込んできた波によって石や岩がたまり、細長い浅瀬ができている。三四郎島を構成する四つの島では、マグマが冷えて固まる際に収縮してできる見事な柱状節理を観察できる。島の一つ「象島」では柱状節理の模様が象のように見える。伊豆新聞掲載=神々のジオ
<記事の内容抜粋>地域住民がお飾り作り指導西伊豆町立仁科認定こども園で18日、地域住民を講師に招いた恒例の正月のお飾り作り教室が開かれた。3〜5歳児27人が講師と一緒に、一生懸命にわらを編んだ。同教室で長年講師を務める三矢進さん(87)は「地域のおじいちゃん、おばあちゃんと一緒にお飾りを作ったという思い出が園児の心に残ってくれると嬉しい」と話した。伊豆新聞掲載=わら編み「難しい」
嬰児たちの虐殺(部分)●1583〜87年。カンヴァス・油彩。縦422X横546センチ。ヴェネツィア、サン・ロッコ同信組合。テロデ王はイスラエルの王となる者の成長を恐れて幼児をすべて虐殺する。複製されたこの部分は特にラファエロのヴァティカノ宮殿壁画▶︎ボルゴの火災◀︎に暗示されたと考えられている。しかし全体としては兵士たちの剣や殺された幼児たちが比較的目立たないために、肉体のもつれ合う情熱の解放のようだとティーツェは記す。世界の名画/ティントレット(14)
伝習館東京同窓会報第20号に掲載された、記事と写真です。今年は何枚も掲載して頂きありがとうございました。編集長の北島正常様には色々とお世話になりました。心より感謝致しております。伝習館東京同窓会報に掲載された記事と写真です
<記事の内容抜粋>開園前に地元幼幼稚園児招待東伊豆町のイチゴ狩り開園を前に熱川地区の樋の口園(伊原潤園長)は18日、地元幼稚園児を招待した。イチゴ狩りは町内5施設で20日以降順次開園する。同園によると、今シーズンは日照不足や秋の台風15、19号の影響から例年より1週間程度、生育が遅れた。糖度、粒は例年並みという。5施設の問い合わせは町観光協会(電話0557-95-0700)へ。伊豆新聞掲載=一足早く「甘い」イチゴ狩り
マルタとマリアの家のキリスト●1575〜80年。カンヴァス・油彩。縦170X横145センチ。ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク。アウグスブルクのドミニコ派聖堂にあったもの。いつも台所で仕事をしているマルタが、キリストの側にいるマリアについて、不公平をこぼしたのをたしなめられる。後景の室内の台所の飾り炉、戸外にいる人たちの使徒たちの小さな姿に対して前景の主人公たちは見下すような高い視点から描かれ、小さな画面にいきいきとした空間のおもしろさが生まれる。世界の名画/ティントレット(13)
<記事の内容抜粋>装飾でXマスムード下田市三丁目の下田海中水族館は館内全体がクリスマスムードに染まっている。魚の餌付けショーではサンタの衣装を着たダイバーがプレゼントとして魚に餌をやり、来場者を楽しませている。25日までで1日1回。24、25日は1日2回行う。他にアザラシ館などもクリスマスの装飾をしている。伊豆新聞掲載=ダイバーサンタが餌やり
<記事の内容抜粋>25日三島沼津26日伊東、下田、伊豆の国、伊豆来年行われる東京五輪の聖火リレーの詳細ルートが17日、組織委員会から公表された。6月24〜26日の3日寛走る県内は、初日と2日目が9区間採取びが8区間で実施。2日目に三島市と沼津市、26日に伊東、下田、伊豆の国、伊豆の4市をリレーする。伊豆地区は、三嶋大社やペリーロード、道の駅伊東マリンタウン、韮山反射炉、修善寺温泉街などがルートに含まれた。区間と区間の間は自動車で移動する。聖火をランタンに入れて運搬する。「親の火」を移動中に、「子火」を使って聖火リレーを行う。特殊区間も設ける。伊豆新聞掲載=東京五輪聖火リレー伊豆ルート発表
聖パウロの回心●1544〜45年。カンヴァス・油彩。縦152.5X横236センチ。ワシントン、ナショナル・ギャラリー。キリスト教徒を追うローマの兵士サウロは突然神の光に打たれ盲目になって落馬し、回心して熱烈なキリスト者パウロになる。この主題は16世紀後半のトレント公会議後の反宗教改革期にしきりに描かれた。画面の中央から四方に拡散するローマ群勢の混乱した動きはティントレットの特色を示すが、空の色、赤や黄色の甲冑、そして白馬などが優美さを添えている。世界の名画/ティントレット(12)
先日、宮崎玄風先生の作品集が送られてきました。私たちと同じ30年前に伊豆に来られ、墨絵を始められたそうです。いろんな賞を授与されて感心しております。御年93になられたそうで、まだ元気に現役で精力的に活動されて、生徒さんもたくさんおられるそうです。長生きされて、さらに素晴らしい作品を描いて頂きたいと思います。天晴れです。墨に魅せられて三十年宮崎玄風作品集
<記事の内容抜粋>町民が作詞、心一つに松崎町環境改善センターで15日、「松崎町のうたコンサート町民が紡ぐ歌語り」(松崎町のうたを育てる会主催、伊豆新聞本社など後援)が開かれた。町民の郷土愛を育むことを目指し取り組んだきた「松崎町のうた」作り活動の成果を披露する機会で、町民を中心に約470人が来場した。同うた作りは常葉大やしソプラノ歌手曽根妙子さんらでつくるFULL-SATOプロジェクト実行委員会によりスタートした活動。出演を終えた同実行委代表の曽根さんは「多くの人に参加してもらうことができ感無量。皆さんにありがとうと感謝を伝えたい」と語った。伊豆新聞掲載=総勢200人の大合唱で幕
キリストの磔刑(部分)●1565年。カンヴァス・油彩、縦526X1224センチ。ヴェネツィア、サン・ロッコ同信組合。すでに柱に掛けられたキリストとその前で悲しむマリアたちを軸として、2人の盗賊の柱を立てるために労働する人々や、大きく円陣を描いて時を待つ人々が、様々な身振りや服装、姿勢でぎっしり描き込まれている。この大集団が、フィナーレに向かって昴まる大交響楽のような緊張感と力強さを持ち、騒がしくないのは、左右相称的構図による。世界の名画/ティントレット(11)
<記事の内容抜粋>真っ白に輝く耕作地三島市箱根西麓の耕作地で、今年も冬を告げる大根干しの作業が行われている。青首大根が竹竿にずらりと吊るされ、真っ白に輝く"すだれ"のような光景が、冬の風物詩となっている。晴れた日には富士山の姿を眺めることができる。伊豆新聞掲載=空見たことか
<記事の内容抜粋>天ぷら、刺し身好評下田市白浜の「アロエの花まつり」(伊豆白浜観光協会主催)会場で15日、特別イベントが行われ龍宮鍋のサービスや餅まきなどで来由客をもてなした。アロエの花まつりは、約3万株のアロエが群生する白浜板戸地区で7月8日まで開催。期間中、海岸の売店(午前9時半〜午後3時)でアロエ製品や地場産品などを販売している。伊豆新聞掲載=龍宮鍋でおもてなし
キリストの降誕(部分)●1576〜81年。カンヴァス・油彩。縦542X横455センチ。ベネツィア、サン・ロッコ同信組合。図の上段には聖家族たちが描かれているが、その下段の一部がここに複製されている。そのことと知らなければ素朴な農家の情景を描いたと思われそうである。農民を描くバッサーノの絵からこれはヒントを得ているが、左右の男女の身ごなしはマニエディスム特有のものである。世界の名画/ティントレット(10)
仮仮
<記事の内容抜粋>「冷雨のドレス」やっと天城も冬が訪れ始めた。森にはまだ、秋の残り香が漂うが、枝にはほとんど葉がない。冬の天城は、まるですべてが眠りに落ちたかのように静まりかえり、辺りは殺風景な景色が広がるばかり。歩いても歩いても森の気配を感じることはできず冷たい風が身に染みる。「私が主役よ」......小さく響いたその声は、私を引きつけ、その先を見つめると、確かに森で一番輝いていたのだった。伊豆新聞掲載=天城山からの手紙
<記事の内容抜粋>半島ジオパーク・ロゲイニング伊豆半島ジオパーク推進協議会は2月15日、伊豆の国市を競技エリアに、「伊豆半島ジオパーク・ロゲイニング大会」を開く。参加者募集を始めた。6時間コースは午前9時半に韮山時代劇場を出発し、午後3時半までに同所にゴールする。4時間コースは午前10時40分スタート、午後2時40分ゴール。各クラスの上位3チームを表彰する。特設サイトか郵送で申し込む。参加費は6時間コースが6000円、4時間コースが5400円。中高生は3500円、小学生以下は無料。締め切りは2月5日。問い合わせは同協議会(電話0558-72-0520)へ。伊豆新聞掲載=来年は伊豆の国
ピラトの前のキリスト●1566年。カンヴァス・油彩。縦522X横402センチ。ヴェネツィア、サン・ロッコ同信組合。2階のアルベルゴ室に(この人を見よ)▶︎十字架運び◀︎および大きな磔刑図とともに掲げられている。柱のように細い体を無垢の白衣に包んでピラトの前に立つキリストの姿が、周囲の建物の柱の垂直線とともに、時間が凍結したような静けさを感じさせる。キリストの静けさと純潔さは、ざわめくまわりの群衆との対象でいっそうくっきりと際立つのである。世界の名画/ティントレット(9)
<読み>てんさむくつきしもをてらす<意味>天寒く月は月光がさえて霜を照らしている。という意味です。これはご住職の小池大嶺さんの作品です。この作品は篆書で書かれていますが、お手本には篆書はなく、ご自分で調べて書かれたようです。とても感心致します。努力の賜物ですね。これからも上を目指して頑張ってください。書道教室の生徒の作品448/小池大嶺
<記事の内容抜粋>「宣伝と見せ方工夫」休業中の南伊豆伊浜のニホンザル園「波勝崎苑」再生に向け13日、河津町の爬虫類動物園「IZOO(イズー)」などを運営するレップジャパンと南伊豆町が協定を結んだ。白輪剛史社長が町役場を訪れ、岡部克仁町長と協定書を交わした。波勝崎苑は1957年に開業した。300匹程度の野猿が集まり、累計来園者数は1千万人を超える。伊豆新聞掲載=波勝崎苑再生へ協定
ピエタ●1563年。カンヴァス・油彩。縦108X横170センチ。ミラノ、ブレラ美術館。ソプラのヴェネツィア行政長官邸の中庭の、半円形の窓の上部にあったもの。報酬として25ドゥカーティが支払われた。のち1590年にティントレット自身の手で補修された。十字架から降ろされたキリストの遺体と、悲しむ愛弟子のヨハネと聖母マリア、右に手を広げるマグダラのマリア、その4者が薄い半円形の枠の中に、ぴたりと窮屈さもなく描きこまれている。世界の名画/ティントレット(8)
<記事の内容抜粋>西伊豆町西天城高原ドローンで撮影した画像とともに伊豆のステキなところを紹介する。西伊豆町といえば、海、夕陽を思い浮かべることが多いが、西天城高原もある。宇久須や大沢里から上るルートと西伊豆スカイラインから来るルートがあり、駿河湾を一望できる。牧場の家は3月から11月まで宿泊利用もできる。大小2タイプのコテージ、大型研修施設、バーベキュー棟がある。売店のソフトクリームは美味しいと評判だ。伊豆新聞掲載=天空遊覧
<記事の内容抜粋>6年生22人が寓寄処見学下田市立稲生沢小(中西洋一校長)の6年生22人が12日、蓮台寺の吉田松陰寓寄処(旧村山邸)を見学した。管理人の杉坂太郎さんが施設紹介や松蔭の生涯を解説し、児童は耳を傾けた。「親より自分が先に死んで、どれだけ無念だったろう」とし「新しい時代の原動力となった素晴らしい教育者」と話した。施設内の風呂や2階の部屋も見学した。伊豆新聞掲載=吉田松陰の業績学ぶ
キリストの昇天(部分)●1576〜81年。カンヴァス・油彩。縦528X横325センチ。ヴェネツィア、サン・ロッコ同信組合。二階壁面を飾るキリストの生涯を描いた10枚のシリーズのひとつで、縦長の画面上部にキリストが数人の天使ともに昇天し(天使の足の一部がここでも見える)、地上では使徒たちが驚いて仰ぎ見る。ところが後景のこの二人は頭上の事件に気づかないように話し合う。スケッチそのままの自由な筆触。半透明体を感じさせる輪郭線と伸びた人体のプロポーション。世界の名画/ティントレット(7)
<記事の内容抜粋>生徒などの作品展南伊豆町の書道グループ「日本書峯会」は1月17日まで下田市三丁目のホテル・ウラガで作品展を開いている。会を主宰する木村松峯さん(83)=上小野=や生徒の作品約30点を並べた。漢詩などを書いた書道作品や巨大な墨象の作品を出品した。楷書や草書などさまざまな書体で訪れる人を楽しませている。作品はホテル1階のアートピロティーにあり、通りから直接立ち寄り見ることができる。伊豆新聞掲載=書や墨象30点
<記事の内容抜粋>福島・南相馬市で植樹南伊豆町・下田市の有志がこのほど、東日本大震災被災地の福島県に河津桜の苗50本を届けた。下賀茂熱帯植物園の安藤広和さんらのグループで、活動は8年目に入り累計650本となった。5人が現地に赴き、南相馬市内の2カ所で植樹を行った。伊豆新聞掲載=被災地へ河津桜50本
聖マルコの遺骨の発見●1562年。カンヴァス・油彩。縦405X横405センチ。ミラノ、ブレラ美術館。サン・マルコ大同信組合の注文により他の2点とともに描く。暗い穹隆の大きな墓所で聖者の遺骨を探す人々に、聖者自身が出現してこの場所を教える情景。廊下の奥で床下の墓を探す人々の灯りが、アーチや石棺を広く照らして遠近感を強調し、同時に神秘的な雰囲気を作り出すが前景の聖者や動転する夫人たちの一軍は、冷たい建物の中に熱っぽい人間的な要素を挿入する。世界の名画/ティントレット(6)
<読み>しゅうねつがんりょう<意味>暑ければ風通しのよいところで涼を取ると良い。という意味です。これは大和龍広さんの作品です。この方は入室して1年ほどになりますが、とても上手になられました。熱心なので感心しております。ますます邁進して、腕を上げてください。書道教室の生徒の作品447/大和龍広
<記事の内容抜粋>「いずきゅん」誕生2周年イベント伊豆急行(本社・伊東市八幡野、小林秀樹社長)は10日、公式キャラクター「いずきゅん」の誕生2周年を記念した体験型謎解きイベントを、伊豆高原駅と伊豆急下田駅の両駅で開始した。同日、JR熱海駅で出発式を行い、いずきゅんらキャラクター、JR東日本熱海駅の鈴木純駅長らが、出発進行の合図で手を上げ、イベント列車を見送った。鈴木熱海駅長は「一人でも多くの皆さんが熱海に来るよう、イベントが盛り上がってほしい」と期待した。問い合わせは、伊豆急行観光推進課(電話0557-53-1116)へ、伊豆新聞掲載=謎解き体験スタート
スザンナの水浴び●1555〜60年。カンヴァス・油彩。縦193X横243センチ。ヴィーン美術史美術館。老人たちの隠れる生垣が画家独特の空間の深さをよく示しているが、それにも関わらず安定した構図を形作る。生垣の花、鏡、宝石、化粧道具などの取り合わせが、白く輝くスザンナの美しい裸身にいよいよ華麗さを加える。画家の傑作のひとつ。好色な老人たちは貞淑な寡夫を死刑にまで追い込んだが、預言者の告発によって彼女の潔白が証明されるという旧約時代の挿話。世界の名画/ティントレット(5)
<記事の内容抜粋>群れるのはなぜ「酢みそでいただく薩摩料理」水ぬるむ頃になると、どこからともなく細長い円形型をしたキビナゴの稚魚が、プランクトンのように湧いてくる。稚魚は1〜2センチだが、夏が終わる頃になると、10センチほどに成長する、ブリなどの捕食者が強引に突っ込んできても「二兎を追う者は一兎をも得ず」の格言通り、クモの子を散らすように逃げるので1匹に狙いを定めるのは容易ではない。群れになって身を守る智恵なのですね。刺し身、唐揚げなどに食用にされる。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>松崎=修善寺70キロ松崎町の松崎新港から伊豆市の修善寺総合会館まで、山道や林道約70キロを駆け抜けるトレイルランニング・レース「伊豆トレイルジャーニー2019」(伊豆トレイルランニングレース実行委員会主催)が8日、開かれた。自然の中のコースで脚力を競い、男子は国内大会で活躍する西村広和さん(滋賀県)が5時間53分30秒、女子は招待選手のベロニカ・ヴァドビコアさん(スロバキア)が7時間5分53秒で優勝した。実行委事務局によると完走率は例年と比べ高いという。「天候に恵まれたことや今年はコースを一部変更し、距離が若干短くなったためと思われる」と話した。伊豆新聞掲載=国内外の1441人疾走
聖ゲオルギウスと悪竜●1553年。カンヴァス・油彩。縦159X横99センチ。ロンドン、ナショナル・ギャラリー。1553年以後であることは確かだが、R.パルッキーニは60年前後の制作と考えている。53年にヴェロネーゼがヴェネツィアに移り住んでおり、この絵の空の部分や王女の衣の澄んだ寒色系の色調は彼から学びとったものである。しかし、ヴェロネーゼにはないものがある。それは画面にみなぎる緊張感でそれがティントレットの世界なのである。世界の名画/ティントレット(4)
<読み>てんさむくつきしもをてらす<意味>天寒く月は月光がさえて霜を照らしている。という意味です。これは生徒の齋藤峯津さんの作品です。この方は教室に入られてかれこれ10年ほどになられます。もうすぐ師範試験に合格されることでしょう。この頃はどんな文字でも上手に書かれるようになりました。特に隷書はお得意なようです。ダイナミックな筆使いで、圧倒されます。期待が膨らみます。書道教室の生徒の作品446/齋藤峯津
<記事の内容抜粋>週末中心に週4回伊豆急行は6日、レンタサイクル「伊豆ぽた」の下田地区でのサービス開始に向け試験運営を始めた。伊豆急下田駅構内に案内所を開設し、週末を中心とした週4日間限定でサービスを提供する。伊豆急行観光推進部の山口慎吾課長補佐は「下田は市街地の史跡をはじめ、少し足を伸ばせば龍宮窟や爪木崎など人気の観光スポットが多く、伊豆高原以上の需要を期待している。既存のレンタサイクル事業者と協調しながらサービスを提供していきたい」と話している。伊豆新聞掲載=下田駅で試験運営開始
奴隷を救う聖マルコの奇跡●1548年。カンヴァス・油彩。縦415X横545センチ。ヴェネツィア、アカデミア美術館。異教徒に略猿されようとするキリスト教徒の奴隷を聖マルコが救う。舞い降りる聖者を描く大胆な短縮方、民衆一人一人の驚愕の身振りと集団としての心理的な反応の微妙な変化。それらを苦もなく描き出すデッサン力と劇的な構成力とが30歳の画家の将来をうかがわせる。デッサンにはまだ古典的な堅牢さが残っているが、すでにバロック的な明暗の強調も明らかだ。世界の名画/ティントレット(1)
<記事の内容抜粋>烏帽子山(松崎町)火山の地下には、地下深くからマグマが上昇してくる「マグマの通り道」がある。この通り道が地殻変動などで隆起して地表に姿を現したものを「火山の根」と呼んでいる。この山には、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)と磐長姫命(イワナガヒメ)にまつわる物語も伝えられている。伊豆新聞掲載=神々のジオ
<記事の内容抜粋>熱海湾に冬の使者ユリカモメ熱海市の熱海湾に"冬の使者"ユリカモメが飛び交い、市民や観光客の目を引いている。友人と乗船した千葉県の小山喜美子さん(85)は「とても可愛い。白いカモメの姿と空や海の青さがマッチしてる。海からの熱海の街並みも絶景」と話した。ユリカモメは11月初旬頃に飛来し、暖かくなると見られなくなるという。伊豆新聞掲載=遊覧船乗船客に人気
最後の晩餐(部分)●1480年。フレスコ。フィレンツェ、サン・マルコ修道院朝食堂。キリストにもっとも愛されたという若い弟子福音書記者ヨハネが、キリストの胸のところにもたれかかるようにして顔を伏せ、キリストは、片手を祝福の形に保ちながら、愛情のこもった眼差しで静かにヨハネを眺めている。受難の悲劇が始まる前の主と弟子との魂の交流を、豊麗な色彩と巧みな物語的構成によっていきいきと描き出したギルランダイオ晩年の作品である。世界の名画/ドメニコ・ギルランダイオ(15)
これは小五の田中和侍くんの作品です。この生徒はとても基本ができていて、何を書かせても上手に書きます。上達が早い生徒で、お正月には全国のコンクールに出品しようと思っています。頑張りましょう。書道教室の生徒の作品445/田中和侍
<記事の内容抜粋>13日に連携協定休業中の南伊豆町伊浜のニホンザル園「波勝崎苑」を、河津町で爬虫類動物園「IZOO(イズー)」を運営するレップジャパン(白輪剛史社長)が継承する方向で動いていることが6日までにわかった。現在は条件などの交渉が進んでいるという。南伊豆町は施設の再生に向け13日、同社と連携協定を結ぶ。南伊豆町は同社と13日、観光活性化や鳥獣害対策に関する協定を結ぶ。同園の事業承継に向けたもので、再生への協力体制を作る。岡部克仁町長は「町も手をかけるところはかけ危険なところを直す。早く復活させたい。早めに後継があったことにほっとしている」とした。伊豆新聞掲載=波勝崎苑イズーが継承へ
ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像●1488〜90年。テンペラ・板。縦77x横49センチ。ルガノ、ティッセン=ボルネミッサ・コレクション。フィレンツェの名家アルヴィッツィ家の娘で、ロレンツォ・トルナブオーニと結婚したジョヴァンナを描きだした肖像画。1488年の作品である。彼女の姿は、サンタ・マリア・ノヴェラ聖堂の壁画▶︎マリアの御訪問◀︎にも、ほとんどまったく同じポーズで登場する。気品に溢れた表現と正確な細部描写を見せるみごとな名品といえよう。世界の名画/ドメニコ・ギルランダイオ(14)
<釈文>きみがためはるののにいでてわかばつむわがころもでにゆきはふりつつ百人一首第15番=光孝天皇=<意味>貴方にあげようと思って、春の野原に出て若葉を摘んでいる私の着物の袖に、雪がしきり降り掛かっている。という意味です。<観賞>若菜とは薬草のことです。いまでも1月7日に七草粥を食べる習慣があるでしょう。皇子時代に詠まれた和歌と考えられますが、皇子ご自身が雪の降るなかを若菜を摘みにいかれたのではないでしょう。きっと、若菜に添えてどなたかに贈られた和歌なのでしょう。柔らかい新芽の優しい緑色が一面に広がるなか、真っ白い雪がちらちらと降っています。その景色のなか、烏帽子(えぼし/高貴な男性は、必ず烏帽子か冠を被っていました)の黒と新年らしい若々しい色合いの着物を着た皇子が若菜を摘んでいる様子は、美しい1枚の絵のようで...書家・かな773/光孝天皇
<記事の内容抜粋>桜50本を合同剪定河津町認定の保護育成の担い手団体・河津桜守り人の会(森田光衛会長、会員16人)は5日、関係団体との共同剪定を河津川沿いの沢田地区トリムコースで取り組んだ。同会サポーターやかわづ花の会、かわづふるさと案内人との合計25人が保護育成のため枝切りに汗を流した。第30回「河津桜まつり」は来年2月10日に開幕する。同会は今月末まで2ヶ月間に合同も含めて6回程度の剪定を行う。この他、年間を通して肥料やツタ切りなどに取り組み、保護育成に努めている。会員、サポーターを募集中。問い合わせは町産業振興課内の事務局(電話0558-34-1946)へ。伊豆新聞掲載=第30回へ「良い花を」
最後の晩餐●1476年。フレスコ。縦400X横810センチ。フィレンツェ、サン・マルコ修道院小食堂。全体の構想においては、オニサンティ聖堂の同主題の作品をほぼそのまま受け継いでおり、日常的な事物の緻密な描写も、ギルランダイオの特色をよく示している。ただ、テーブルの前のユダはここでは、片手を挙げて驚いたような身振りを見せている。このユダと、ナイフを手にしたペテロとのにらみ合いが、画面の中心のドラマを形成しているのである。世界の名画/ドメニコ・ギルランダイオ(13)
伊豆には波勝崎苑という猿のテーマパークがありましたが、先日閉園しました。閉園した後も、地域住民が餌やりにきて、猿はなんとか生き延びているそうです。いたずら者の猿も、餌がなければ生きていけませんね。餌を食べて微睡んでいる様子を、墨象で描きました。墨象・佇む猿
<記事の内容抜粋>南伊豆奥石廊の県道沿い南伊豆町奥石廊で4日、県道下田石廊松崎戦沿いのココスヤシ47本にこもが巻かれた。本格的な冬を迎える前の風物詩で、町から委託を受けた鈴木造園(鈴木秀美さん経営)が非常に強い風の吹くなかで作業にあたり"冬仕度"を整えた。奥石廊のヤシは県のグリーンバンク事業で1979年に植えられ、現在は300本余りある。伊豆新聞掲載=ヤシの木"冬支度"47本をこも巻き
三賢王の礼拝●1487年。直径172センチ。フィレンツェ、ウフィツィ美術館。画面手前の中央の石に1487年という年記が書き込まれている。中央の聖母子の周囲に、三賢王をはじめ、そのお供の人びとや馬などがぎっしりと描かれている。このように画面を大勢の登場人物でうずめ尽くすことは、ギルランダイオの得意としたところで、物語的場面を巧みに演出する彼の腕前をよく示している。しかし、個々の人物の表現には、弟子たちの助力があるかもしれない。世界の名画/ドメニコ・ギルランダイオ(12)
<釈文>おほけなくうきよのたみにおほふかなわがたつそまにすみぞめのそで百人一首第95番=前大僧正慈円=<意味>我が身には過ぎたことだとは思いますが、この世の中の人々の幸せを祈りながら、この法衣の袖を人々に掛けましょう。この比叡山で僧侶となり、法衣に袖を通すことになったわたしなのですから。という意味です。<観賞>慈円は、11歳のときから比叡山延暦寺の最高位である座主(ざす)覚快法親王(かくかいほっしんのう)の弟子となりました。そして、晴れて13歳で出家、その後も比叡山で研鑽を積み、38歳のときに、はじめて座主となり、その生涯で4度の座主を務めた延暦寺とは深い関係のあるお坊さんです。この和歌を慈円が何歳のときに詠んだのかはわかりませんが、僧侶としての心得と、仏教の最高峰である比叡山に在籍をしているという自負が、緊張...書家・かな772/前大僧正慈円
<記事の内容抜粋>小学校英語教科化に対応南伊豆町議会12月定例会が3日、開会した。町は2020年度から、全小中学校に一人ずつ英語を母国語とするネーティブのALT(外国語指導助手)を配置することを報告した。小学校の英語教育化に伴う対応で賀茂地区では初めて。添田修氏の質問に答えた。一般質問には他4人が登壇した。黒田利貴男氏は災害時のごみ処理などについて質問し、町は一時仮置場が不足しているため民有地の利用を検討するとした。町内の仮置場は旧三浜中跡地など26000平方メートルにとどまり、担当課は「町内は官有地が少ない。民有地の利用を考え協定を結び進めたい」とした。伊豆新聞掲載=賀茂初、全小中にALT
老人と少年●1490年。テンペラ・板。縦62X横42センチ。パリ、ルーヴル美術館。バックの一部分を窓にしてそこから風景が見えるという画面構成をはじめ、その風景の描き方、人物の微細な特徴を厳密に描写する様式など、明らかにフランドル派の影響を感じさせる。その影響があまりにもなまのままにうかがわれることや、少年の顔、手などのデッサンがやや単純に過ぎることから、作者に疑問を抱く研究者もいるが、しかしギルランダイオ作であることは間違いのないところであろう。世界の名画/ドメニコ・ギルランダイオ(11)
<記事の内容抜粋>群れるのはなぜ「メッキと呼ばれる魚」伊東市富戸・城ヶ崎の沿岸で、珍しくギンガメアジの群れに出会う。海面近くをバックに陽光を浴びてキラキラと輝く。魚の動きと青い空がちょうどよい感じで空景を引き立てている。まるで、魚が空を飛んでいるようだった。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>1月1、2日先住博さんがふすま絵、吉村順三さん設計伊東市富戸の聚光院伊東別院は1月1、2日、正月特別拝観を実施する。本堂で新年の参拝後、日本画家千住博さんが描いた77枚のふすま絵を含む院内を拝観し抹茶を味わえる。両日午前10時からと午後1時からで、定員各20人程度(先着順)。拝観料1000円で、小学生以下は無料だが、保護者の同伴が必要。問い合わせは聚光院伊東別院(電話0557-51-4820)へ。伊豆新聞掲載=聚光院伊東別院が正月特別拝観
ペテロとアンデレの召命(部分)●フレスコ。ローマ、ヴァティカノ宮システェナ礼拝堂。教皇シクストゥス4世の依頼でボッティチェリ、ペルジーノなどとともにギルランダイオが1481年ローマに赴いて描いた2点の壁画作品のうちの一つ。もう1点の方は、取り壊されてしまった。漁夫のペテロとアンデレがイエスの命によって使徒となる場面で、同じ画面にこの3人の主要人物が3回登場するという物語的構成をとっている。世界の名画/ドメニコ・ギルランダイオ(10)
<記事の内容抜粋>西伊豆町仁科地区ドローンで撮影した画像で、伊豆ステキな場所を紹介する。仁科地区の夕陽はいまが見頃。好みは人それぞれだが、海底火山の噴火によって隆起した岩と海、夕陽を一緒に見られるのはこの地区ならではだろう。温泉もいくつかあるので、入浴しながら夕陽を堪能するのもオススメだ。伊豆新聞掲載=天空遊覧
<記事の内容抜粋>タイのテレビ番組制作会社タイのテレビ番組制作会社「モンキーET」が27日から30日まで、伊東市で撮影を行っている。市内のホテルや観光施設、名所などを撮影して旅番組を制作しタイ国内で放映する。同市を題材にした旅番組の制作・放映は、タイからの誘客拡大を積極的に進める小田急電鉄とグループ会社の東海自動車の働きかけで、昨年に続いて実現した。市インバウンド推進協議会が全面的に支援している。伊豆新聞掲載=ホテルや観光施設撮影
最後の晩餐(部分)●フレスコ。フレンツェ、オニサンティ聖堂食堂。ギルランダイオの作品では主教的な主題においてもつねにに日常的な現実がさりげなく描きこまれて、画面にいきいきとした表情を与えている。この最後の晩餐の壁画でも、テーブルの上のフラスコやコップ、パン、桜桃などの描写が、緊張した場面に一種の身近な親しみやすさを与えており、使徒たちも、どこにでもいそうなあたり前の人間に描かれている。世界の名画/ドメニコ・ギルランダイオ(9)
<釈文>はるのよのゆめばかりなるたまくらにかひなくたたむなこそおしけれ百人一首第67番=周防内侍=<意味>短い春の夜の夢のような儚い戯れに過ぎない貴方の手枕のために、なんの甲斐もなく立つ浮き名が私には口惜しいことです。という意味です。<鰥賞>二月の夜に、親しい友人たちと夜更けまで話し込んでいたときに、眠くなったのか、物に寄りかかって「枕が欲しいわ」と内侍がささやいたのを聞いた藤原忠家(ふじわらのただいえ)が、「これを枕にどうぞ」と言って、御簾のしたから腕を差し出したのをからかって詠んだ和歌だそうです。旧暦二月はいまの三月頃ですから、夜風に梅の香りや草木の萌えはじめる甘い香りがただよっている夜でしょうね。忠家は、この内侍の和歌に、「ちぎりありて春の夜ふかき手枕をいかがかひなき夢になすべき」と返しました。意味は、「...書家・かな771/周防内侍
<記事の内容抜粋>特別運行と撮影会伊豆急行は1日、普通列車として使用している8000系など3両を無ラッピング化し、営業運転を始める。これに先立ち、30日、特別運行、写真撮影会を行った。抽選で当たった120人の鉄道ファンがラッピングを剥がした銀色の珍しい車両を楽しんだ。7月に引退したクモハ103の後継車両として、貸し切り列車、イベントなどでも活用する。伊豆新聞掲載=銀色の車両楽しむ
最後の晩餐(部分)●1480年。フレスコ。フィレンツェ、オニサンティ聖堂食堂。この晩餐図は、全体の構図から言えば、サンタ・アポロニア聖堂におけるアンドレア・デル・カスターニョの作品を受け継いでいるが、ギルランダイオは、柔らかい光の表現を巧みに加えることによって、自然な空間の印象を与えるのに成功している。手を膝の上に置いて挑戦的に顔を上げるユダのポーズは、裏切り者の性格をよく伝えていると言ってよいだろう。世界の名画/ドメニコ・ギルランダイオ(8)
「ブログリーダー」を活用して、木村松峯(木村峯子)さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。