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パニックびとのつぶやき https://blog.goo.ne.jp/skypaniroom

昨年、「僕とパニック障害の20年戦争」を出版しました。それを土台とし、大幅に加筆して掲載しています。

高校3年の時にパニック障害を発症し、今年で22年目です。1980年代の終わりからこれまでに至る過程を描いています。パニック障害を抱えながら生きるということはどういうことなのかを出来るだけ具体的に書いていこうと思います。

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2010/10/17

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  • 不可抗力

    桜の開花は寒の戻りで遅々として進まない「全然、咲いてないな」若い声が通りすぎていく青春は振り返るために存在することを只中の人々は知らないこの世界はなるようにしかならないこの人生もなるようにしかならない諦観はずっしりとした絶望と掴みどころのない安堵が混じり合う蒸し暑い部屋で冷たい汗を流したり弱者であることを滲ませる強がりを口にしたり大いなる鳥かごの中で小さく夢を見たりそして、ついには行き着くところに行き着くのだ只中にある人よこれから花が咲き暖かくなり日も長くなりどこまでも長くなりいつしか闇は消えて光に満ちた世界が完成されるね目に鮮やかな青天井の下足どり軽やかに美しく走れ青春が振り返るために存在することを知る、その日まで不可抗力

  • 喝采を浴びるために彼女は

    すらりとした長身端正な顔立ちパリオリンピックの代表選考会女子200メートル決勝第4レーンに大橋悠依の姿はあった彼女は東京五輪の個人メドレー200・400mの金メダリストであるしかし、この選考会で女王は窮地に立たされていた400mは4位で代表を逃した10才程も若い力に屈したのだ「200で代表になれなければ多分やめる」偽りのない本音だろうもはや彼女に後はなかったこのレースに全てをかけた気迫に持ち前の美しさを加えた泳ぎ背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎをこなし、トップに立った残り50メートル、自由形の勝負大橋は若手の追随を許さなかった体半分のリードを保ち、逃げ切ったしかし、これでオリンピックの切符が手に入った訳ではない設定タイムを上回らない限り、代表落選となるのだ大橋は電光掲示板を見上げたタイムを確認し、彼女は安堵の混...喝采を浴びるために彼女は

  • 藤井の全盛期はいつまで続くか?

    藤井聡太棋王に伊藤匠七段が挑戦する棋王戦五番勝負第4局が3月17日に行われ、藤井棋王が伊藤七段に勝ち、3勝0敗1持将棋で防衛しました。これでタイトル戦14連勝として、大山康晴十五世名人に次ぐ史上2位となりました。また、中原誠十六世名人が持つ最高勝率記録はNHK杯決勝で佐々木勇気八段に敗れ8割5分2厘となり、中原十六世の8割5分5厘に惜しくも及びませんでした。それでも歴代2位。自己最高の勝率を残しました。藤井聡太の2023年度は終了しました。前半は苦労する場面もありましたが、10月以降の竜王戦、王将戦、棋王戦は負けなしの圧倒的な強さを見せました。果たして、藤井八冠の全盛期はいつまで続くのでしょうか?40才まではまず難しいでしょう。35才もかなり厳しいと思います。AIの登場で将棋の進化のスピードが格段に速くな...藤井の全盛期はいつまで続くか?

  • 明日の空はきっと青い

    今にも雨が降りだしそうな分厚い雲に覆われている気象予報士によれば先行きの天気は思わしくないらしい路上には紙くずの日々たちが散らばっている清掃ボランティアが巨大な袋に詰め込むが紙くずの広がりの速さに追い付けそうにないヒトが水やタンパク質で出来ているなら明日は何で成り立つのか不確定なイレギュラーバウンドに膨らむ不安と微かな期待またその逆もあるのだろういずれにせよ不安は勝手に浮かび上がるそのため生きていくには期待をこしらえる事に力を尽くすしかない声に出して叫ぶ自信など毛頭ないだからせめて心で呟くのだ「明日の空はきっと青い」と明日の空はきっと青い

  • 斉藤由貴「卒業」

    制服の胸のボタンを下級生たちにねだられ頭かきながら逃げるのねほんとうは嬉しいくせして人気ない午後の教室で机にイニシャル彫るあなたやめて思い出を刻むのは心だけにしてとつぶやいた離れても電話するよと小指差し出して言うけど守れそうにない約束はしない方がいいごめんねセーラーの薄いスカーフで止まった時間を結びたいだけど東京で変わってくあなたの未来は縛れないああ卒業式で泣かないと冷たい人と言われそうでももっと悲しい瞬間に涙はとっておきたいの作詞・松本隆作曲・筒美京平。1985年2月発売。オリコン最高位6位。斉藤由貴のデビューシングル。デビュー曲でありながら、作詞松本隆、作曲筒美京平のゴールデンコンビが名を連ねたところに、斎藤さんへの期待度の大きさが伺えます。この年は斉藤由貴、菊池桃子、尾崎豊が同時期に「卒業」という同...斉藤由貴「卒業」

  • 心の杖

    冬を残しながら春へ変わる通り道は夕暮れ疲れた大人たちの背中は、あの頃に戻りたいと呟く思い出は醜いものをどこかへ捨て美しいものだけを残していく明日になれば、その美貌にさらなる磨きがかかるだろう子供たちはよく笑う何が楽しいのか笑いが絶えない社会に染まるほどそれを忘れ愛想笑いさえぎこちない笑い方が下手になっていく生き方が下手になっていくだから思い出にすがるのだそれは心が転倒しそうな時杖となって支えてくれるどしゃ降りの中、傘も差さずにはしゃいでいたあの頃の記憶が心の杖

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