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パニックびとのつぶやき https://blog.goo.ne.jp/skypaniroom

昨年、「僕とパニック障害の20年戦争」を出版しました。それを土台とし、大幅に加筆して掲載しています。

高校3年の時にパニック障害を発症し、今年で22年目です。1980年代の終わりからこれまでに至る過程を描いています。パニック障害を抱えながら生きるということはどういうことなのかを出来るだけ具体的に書いていこうと思います。

kumabe
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2010/10/17

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  • うぴ子は中島みゆきの再来か?

    YouTubeで中島みゆきの「ファイト」を路上で歌う女性の動画を何気なく聴きました。再生回数が700万を超えていたので、相当上手いのだろうと想像しながら。しかし、彼女の歌声は予想を裏切りました。推測を遥かに超えていたのです。上手いという表現では足りない迫力が明らかにありました。音程がしっかりしているのはボーカリストの最低条件として、それに加えて一流には声量か表現力が優れているケースが多いのですが、彼女はその両方を備えています。その上で、訴えてくる力がとてつもなく強いのです。それは彼女が高い技術を持ちながらも、心で歌っているからでしょう。その心の揺れが絶妙な抑揚になっている気がします。中島みゆきや尾崎豊の「Forget-me-not」の後、うぴ子の「カラス」などのオリジナルを何曲か聴きました。社会へのメッセ...うぴ子は中島みゆきの再来か?

  • 今日という世界

    祈りながら生きているよ届かないと分かっていてもそれは私もあなたも呼吸が流れるように鼓動を刻むように幾千年も前から汗をかいて生きているよ実らないと分かっていてもそれは私もあなたも馬が走るように泥が跳ねるように幾千年も前から息を飲むほどに美しいものや愚かなほどに優しいものは明日には姿を消してしまう抗えない魔力が巨大な岩のように幾億の汗と祈りの集合の上に成り立っている文明と不条理に覆われた今日という世界今日という世界

  • 夢を見た頃

    ためらいのない光を浴びて輝く赤い服の缶コーラ痺れながら飲み干すガラス細工の少年若葉は眼に鮮やかでその香りは風に吹かれて街を心地よく染める真新しい人が上り坂の季節を少しだけ息を切らしながら駆け上がっていたあの日宇宙に手が届くような気がしていた夢を見た頃

  • 斉藤由貴「砂の城」

    唇より睫毛のキスが好きだったけど後のてれた眼が一番素敵だった「砂の城」は斉藤由貴9枚目のシングル。作詞・森雪之丞作曲・岡本朗。1987年4月発売。オリコン最高位2位。gooブログが終了しますね。どこかで、この先もずっと続いていくのだろうという思い込みがありましたが、それは錯覚で、この世のあらゆるものすべてが砂の城なのでしょう。斉藤由貴の「砂の城」は恋愛の終わりを描いています。自分にとって大切なものが終わる時、いったい何が残るのかというのは、長らく人間のテーマだと思うのですが、この歌詞の結論としては、思い出という光る砂が残るとしています。思い出というのは扱いが難しいですね。過去を振り返って明日を生きるエネルギーに変えられるのか。あるいは、あの頃に戻りたいという今や未来に対して、ネガティブな感情に流されてしま...斉藤由貴「砂の城」

  • フェイバリット

    歩みをあきらめた腕時計など誰にも評価はされるまい窓から差し込む光を浴び皮肉にも輝いているベンチで佇む老人の背中は静かに歴史を伝えてくれる出来れば聞いていたいのだがまだ僕は旅の途中なのだ幼い頃に目を奪われた野に咲いた鮮やかなレンゲソウは生涯で最初に出会った美しい刹那の夢だったフェイバリット

  • 春の眠り

    励ますような陽だまりに追いかけてくる君の声落ちてゆく淡い花びら落ちてゆく春の夢へしばらくして目覚めれば少し痩せた横顔君は驚いたように振り向いた白いカーテンを開けると母親に纏わり付く幼子あのよちよち歩きでさえ天国に近づき始めているのだ君は眠りについていたその冷たい手に触れてみた飽きることなく握りしめた温もりの戻らない君の手を春の眠り

  • 絶望の誘惑

    乱暴な寒暖に揺られいつ折れるとも知らない頼りない枝にぶら下がりそろそろ離すか離せばどこに落ちるのか次第に考える余裕さえ奪われていくもうどうでもいいや戸惑いの春の辺りは暮れて痩せた道に人がぽつりぽつりなす術なく流れてゆく絶望の誘惑

  • いきものがかり「SAKURA」

    電車から見えたのはいつものおもかげふたりで通った春の大橋卒業の時が来て君は故郷(まち)を出た色づく川辺にあの日を探すの作詞・作曲水野良樹。2006年3月発売。オリコン最高位17位。いきものがかりのデビューシングル。確かいつからか、ブログの記事を一定期間更新しないと、削除というルールができたと思うのですが、それもまたいいのではないかと。跡形もなく消え去り、明日になれば忘れられているというのも、未練がましくなくて。今年も咲き始めた桜の花のように。「SAKURA」はいきものがかりの記念すべきメジャーデビューシングル。オリコンの最高順位が17位ですから、決して大ヒットした曲ではないのですが、今でも森山直太朗の「さくら」などと共に歌い継がれる名曲になっていると言えるでしょう。それにしても、いきものがかりもデビューか...いきものがかり「SAKURA」

  • 自民党の危機 物価高騰の対応策は?

    2月の産経とFNNの世論調査で、30代で自民党が国民民主、れいわの後塵を拝するという、これまでには考えられない結果が出ました。ネットの人気投票ではなく、産経とFNNの調査ということで、自民党にとってショックは大きかったはずです。以降も石破総理の商品券問題も手伝って、内閣支持率も30%前後に下落しています。夏の参議院選挙を石破さんのまま戦うかは微妙な状況です。政権選択選挙でないのが、自民党にとって不幸中の幸いです。私はここ何回かの選挙で、比例は国民民主党に投票してきました。党首の玉木さんが政治家としての総合力が高いことや「ゆ党」と揶揄された与党でも野党でもない立ち位置が、投票するのに気楽だったこともありました。しかし、今後はもう少し慎重にならなければいけないと考えます。これだけ国民民主党の支持率が上がると、...自民党の危機物価高騰の対応策は?

  • 法則

    必ずと言い切れるだろう美しさの奥には儚さが宿っていると穢れのない白さ透き通るようなまなざし心地よく高鳴るときめき青く澄みわたった夢花盛りのその先に詫びるように季節は過ぎて誰もが知っていながらすっかり忘れていた結末を描くのだろう法則

  • 尾崎豊「街の風景」

    街の風に引き裂かれ舞い上がった夢屑が路上の隅で寒さに震えもみ消されてく作詞・作曲尾崎豊。ファーストアルバム「17歳の地図」に収録。1983年12月発売。彼が生きている頃は、僕はさして尾崎に興味がなく、有名な曲を幾つか知っているぐらいでした。しかし、彼の死後、皮肉にも尾崎の曲は注目を浴び、僕は「17歳の地図」を手に取っていました。そのアルバムの最初の曲が「街の風景」でした。イントロから独自の世界観があり、「街の風に引き裂かれ、舞い上がった夢屑が~」。この一文に心を奪われた記憶があります。アルバムのタイトルにもなっている「17歳の地図」の「歩道橋の上振り返り、焼けつくような夕陽が、いま心の地図の上で起こる全ての出来事、照らすよセブンティーンズマップ」。なんて眩しい表現だろうと感じたことを覚えています。紛れもな...尾崎豊「街の風景」

  • パーツ

    その背中には意思がある丸まればおぼろげでピンと伸びれば明確になるその口には目的が写る締まりがなければぼやけてしっかりと結ばれれば定まるその老人の皺には威厳がある自宅では長く生きた証しに過ぎないが社員を前にすると空気を一変させるその若者の目は多くを語る細めているからといって喜びを表しているとは限らない見下しているのかもしれない機嫌を伺っているのかもしれないただ、あの時の目は、はっきりと「悲しい」と叫んでいた「この世の終わりだ」と叫んでいたパーツ

  • 夏の夢

    夢の中で夏を探していた美しかった夏を探していた大きな網を持ち足音を殺しながらもし捕まえることができたなら春の裏側にそっと置いておくある人には懐かしい夏をある人には初めての夏をゆらゆら立ちのぼる陽炎早く見つけなければ溶けてしまう小麦色を愛していてTシャツで歩けば生ぬるい夜風が心地よくカミナリは刺激的で浴衣姿の花火は涼しげだった何処へいったのだろう遠くで海が騒いでいる本当は分かっているんだあの夏が二度と還らないことをたとえ夢の中でさえ夏の夢

  • 柏原芳恵「春なのに」

    卒業だけが理由でしょうか会えなくなるねと右手を出してさみしくなるよそれだけですかむこうで友達呼んでますね1983年1月発売。柏原芳恵12枚目のシングル。作詞・作曲中島みゆき。オリコン最高位6位。中島みゆきの卒業をテーマにした代表作と言えるでしょう。同世代のもう1人の歌姫である松任谷由実にも「卒業写真」という名曲がありますが、恋愛とは無関係ですし、「春なのに」に近い世界観は「まちぶせ」のような気がします。男性に対する女性の強い思いが共通しています。「卒業だけが理由でしょうか」と疑問から入っています。舞台は高校で、主人公の女性は同級生の男性と付き合っていたのでしょう。「さみしくなるよ、それだけですか」には彼女の不満が表れています。その男性の態度から卒業後は会うつもりはないと察した彼女が最後に「記念にください、...柏原芳恵「春なのに」

  • 藤井が増田を下し、棋王3連覇

    昨日、棋王戦五番勝負第3局が行われ、藤井棋王が増田八段に勝ち、3勝0敗として棋王位を防衛しました。通算タイトル数でも憧れである谷川浩司十七世名人の27期に並び、歴代5位となりました。「東の増田、西の藤井」。かつてこのように評された二人が、初めてタイトル戦で激突しました。結果は3勝0敗のストレートでしたが、3局ともいずれも僅差で、藤井棋王を苦しめた増田八段の研究が光りました。今期は藤井聡太にとって、明らかに転換点になりました。初のタイトル失冠、そしてデビュー以来守り続けた勝率8割も途切れそうです。それだけ藤井さんが挑戦者にAI研究をぶつけられ、苦しんだ印象です。藤井さんと第2グループとの差は明らかに縮まりました。それでも叡王失冠の後は、棋聖、王位、王座、竜王、棋王と防衛し、七冠を維持したのは立派でした。AI...藤井が増田を下し、棋王3連覇

  • 三寒四温

    街の中心に出向くと多くの学生たちを見かけるこの三寒四温の季節が彼らにはよく似合う売り言葉に買い言葉些細なことで声を荒げ僕は雨の中、家を飛び出した傘など差す気分ではなかったしかし雨は強まりやがてどしゃ降りになったたまらず古い店の軒下に体を滑らすしばらくして雨が上がった頃には僕の気分も鎮まっていたポケットに手を入れてもコインはない街をふらつくうちに夜も深まってきた渋々とぼとぼと家に近づいていくそんな苦い記憶すら懐かしい三寒四温

  • 夜が明けたように

    年を重ねるほどくっきりしてくるものがある夜が明けたように見えるのだ人生は短いということ遥か未来もとうの昔も案外、近いのだ80才、90才、100才100年は長いしかし人生の100年はどうだろう悲劇は突然やってくること前もってそれを教えてくれる者は滅多に現れずもし顔を会わせてもあまりにもシャイなのだそして間もなく襲われる者はその気配に鈍感だそれにしても春への歩みはゆっくりしてるね夜が明けたように

  • 錯覚

    四畳半が宇宙だった頃僕は夏に憧れていた自転車がフェラーリだった頃早く大人になりたかったカブトムシがスーパースターだった頃大きな家に住むことを夢みていた黒い色した炭酸が魔法の飲み物だった頃僕は恋という感情をおぼろげに知ったやがて四畳半が四畳半になり自転車が自転車になりカブトムシがグロテスクになったそうして僕は気づいたのだ錯覚という幸福に錯覚

  • 北風の雛へ

    澄みわたる空は新しくなのに地上は色褪せて北風強く吹き荒れる飛ばされながら歩く君よせめて心は青くあれ世間の風が冷たいか人は皆自分がかわいいのだ君も僕も同じだよ体内に暖かさを取り込み体外に冷たさを放出する呼吸のようなもの絶望することはない北風の厳しさを知れば小さな温もりに感謝できるそこから優しさは生まれるんだ飛ばされながら歩く君よせめて心は春であれ北風の雛へ

  • 花束

    お笑いのように生きるのかマラソンのように生きるのか結論は難しく答えがあるのかすらはっきりしない確かなのは最後に死があることだけその時に満ち足りていれば何を選ぼうが正解なのだろう歓喜と悲劇のハイブリッド愛情と憎悪のハイブリッド戦火と贅沢三昧のハイブリッドよく生まれてきたと誉めていいよく生きてきたと誉めていい花束

  • 浅香唯「セシル」

    あなたの悲しみ変われるなら私はこのままそばにいたい踵を揃えた二人の影こんなに背の高さ違うの浅香唯11枚目のシングル。作詞麻生圭子・作曲NOBODY。1988年8月発売。オリコン最高位1位。松田聖子、中森明菜、小泉今日子がアイドルとしての時期を過ぎた後、そのポジションを埋めたのが中山美穂らアイドル四天王でした。浅香唯もそのうちの一人です。この曲が流行っていた頃、私は月並みな青春を過ごしていたのだと思います。しかし、やがてパニック障害(当時は原因不明)となり、地獄の日々が始まりました。虚しく残ったのは若さだけ。人生にリセットボタンがあれば、躊躇なく押していました。しかし、そんなものがないことも分かっていました。苦しみの中で遠くから小さく、この曲が聴こえていた記憶がうっすら残っています。勿論、曲も良いのですが、...浅香唯「セシル」

  • 旅人の影

    馴染みの店がまたひとつ消え跡地は住宅に占められている小さな物語が終わりを告げまたひとつ街は色褪せた振り返れば細々とした道妙に嫉妬深い日もあればなぜか感慨深い日もあった支え合う喜びに満たされた日もあったろう不意に訪問した悲しみに崩れ落ちた日もあったろうこの世に打ちひしがれながら笑って生きる人間の曲芸誰もが時の住人であるからには確かに今日の自分は最も老いていてしかし今日の自分は最も若いどちらを選ぶかは心に吹いた風にまかせ不安を抱えていた朝が遠くに見えるともかく一日が終わろうとしている優しい月がなだめるように旅人を照らす旅人の影

  • 剛腕、冬に散る

    西山朋佳の顔は晴れやかに映ったむしろ、相手の試験官の方がよほど殺伐としていた普段通りの顔なのかあるいは特別な対局に臨むからなのかそれは分からない僕は仕事が休みで、メンタルクリニックの待合室にいた運命の第5局が気になり、たまに小さな盤上を見ていた序盤の駒組みの段階で、西山は差をつけられていく40対6030対70彼女の最大の弱点が露呈していた2勝2敗で迎えたプロ編入試験最終局僕は西山は負けると思っていた力が互角では勝てないだろうと直接的な理由は第2局がコロナの後遺症が残る中で力を出せず負けたこともう少しさかのぼれば5年前奨励会三段リーグで西山を含め3人が14勝4敗で並び順位が下位の彼女だけがプロになれなかったこれまで14勝した者で、プロ棋士になっていないのは西山だけ才能や努力では埋まらない運命に似たこぼれ落ち...剛腕、冬に散る

  • 傍観者の化石

    エベレスト、マッキンリーそこまでいかなくとも身近にある数百メートルの山々登頂できたか、断念したかの結果は残るしかし、その裏にもうひとつの真実がある登ろうとしたか、しなかったか頂上に届かなかった事実は同じだが自分に嘘はつけない挑戦者には悔いとささやかな充実が残り傍観者には部外の虚しさが残る「ならば挑戦者でありたい」そう言い切りたいのだが成功したい思いが邪魔をする年を重ねるほどに、その難しさが身に沁みるからそして人は傍観者の化石になっていくのかもしれない傍観者の化石

  • 性悪説辞典

    優しい声は悪魔の影笑みに混じった凍りつく牙君ならできるは黒い虹引きずり引きずり倒れるまで諦めるなの大概は諦めた方が正解だ良いことがあるから急いではその声の主に良いことが起こるのみお前のために心を鬼にするは偽りの恩人の常套句性悪説辞典

  • いつからいつまで

    50を過ぎてもう何年?50を過ぎてあと何年?阪神の震災から何年たった?あの赤黒い震災から桜が咲くまであとどれだけ?見るたびにぼんやりとしていくあの橋が渡れなくなったのはいつから?あの川を渡るのはいつ?街角に響く子らの声いつの時代も彼らは大きな力で包まれているそれが家族なのか、社会なのかあるいは神様なのかは知らないがいつからかいつかまでは包まれているのだいつからいつまで

  • 婆さん

    正月、僕は母方の婆さんを思い出した婆さんは1キロほど離れたところに暮らしていた僕が2才のある日、ポットを誤って動かしたらしく熱湯を手にこぼし、大泣きしたそうだ婆さんは大慌てで、1キロの道を走ってきたらしい今では右手の甲にあるアザは身を凝らさないとわからない程だが子供の頃はもっとくっきりしていた婆さんがアザを見るたびに「あんなところまで走れたんだから、若かったんだよな」と笑いながら言った少し成長した僕が婆さんにかけられた言葉がある「人に悪いことをされても、悪いことはするなよ」その抑揚まではっきりと覚えている学がない哲学者のようだったしかし、にわかに受け入れ難かった今でもたまに思い出すがなかなか理解が出来ないただ、優しくも厳しい明治女の言葉だった数十年経っても結論の出ない言葉を置き去りにして婆さんは旅立った婆さん

  • いつもと違う自分、そしてこれから

    自宅で寝転がりながら書き始めました。今日はいつもと違った自分でいきたいと思います。勿論、今まで暗さを漂わせる言葉も事実です。メンタルの病気と長い間付き合っていますから、それは記してた通りです。しかし、それが全てではありません。ここでは冗談ひとつ言わない人間と思われているかもしれせん。それはそれで良いのですが、大概の人間には二面性があります。あの中居くんだって多額の寄付をライフワークにしている反面、今回のような事態も起こりうるということです。まだ事実関係がはっきり分かりませんけどね。もしフジテレビが絡んでいるとしたら、消滅の危機じゃないか?少し話はずれましたが、僕にも二面性、多面性があります。ここではふざけた自分というのを封印てきた気がします。冗談が通じないタイプを演じてきたところもあるのですが、実は結構、...いつもと違う自分、そしてこれから

  • 漂流

    人に話しかけられればそれなりに言葉を返すのだが誰もいなくなるとポケットに手を突っ込み目を閉じたままどんどんよりとした壁にもたれるこうしている間にも時は進んでいるのだから焦りがないと言えば嘘になる楽に生きたいという心の訴えに僕は流されてしまいそうだ悪魔の羅針盤の導く方へもう何日かしたらモチベーションの高い人々が神社や寺に手を合わせる僕はそれを力なく眺めまもなく目をそらすにちがいない自分にムチ打って社会にすがり付くそうした季節はとうに過ぎたのだろう漂流

  • 中山美穂「遠い街のどこかで」

    恋の行方見えなくなりそうな時胸の奥で流れてゆくlovesong少し元気なくしてるあなたにも心いやす言葉を探している「遠い街のどこかで」は中山美穂23枚目のシングル。1991年11月発売。作詞渡邉美佳、作曲中崎英也。中山美穂主演のフジテレビ系ドラマ「逢いたい時にあなたはいない」主題歌。ドラマの内容はっきり覚えていないのですが、この曲の歌詞と同じく遠距離恋愛がテーマだったと思います。中山さんの同時期のドラマでは「すてきな片想い」が好きです。主人公の名字が「野茂」とか「与田」なんですよ。確かミポリンが与田で、柳葉敏郎が野茂だったと思います。和久井映見が新進女優として出演していましたね。改めて動画でこの曲を見ると、この頃の中山さんは本当に幸せそうに歌っています。デビュー当時は不良的な役柄も多く、野性的な印象でした...中山美穂「遠い街のどこかで」

  • 断末魔

    今年が終わる寂しさはケーキの皿のひとかけら今年が終わる寂しさは北風が吹く路地の裏今年が終わる諦めが去年の真似してついてくる今年が終わる悔しさは何もつかめぬ掌に折れた翼は癒えぬままもう来年の音が鳴るビリビリビリと容赦なくカレンダーたちの断末魔断末魔

  • 竜王戦第6局 藤井が佐々木勇気を下し防衛

    竜王戦第6局が昨日まで行われ、藤井聡太竜王が佐々木勇気八段に勝ち、4勝2敗で防衛しました。これで4年連続の竜王防衛です。全体を振り替えると、特に佐々木八段が先手番の研究が深く、藤井竜王は振り回され、そのまま押しきられる形が続きました。後手番の研究は難しいようで、そこは藤井竜王が実力を発揮し、第5局までは全て先手番が勝ちました。第6局も佐々木八段の研究が深く、藤井竜王はまたしても敗北のレールに誘導されつつありました。しかし、1日目の夕方に佐々木八段が放った9五角、東西南北でいうと西の位置に角を打ったのですが、これがかなりひねった手で、勝負を難しくしたようです。しばらく、攻める佐々木、受ける藤井の展開が続きましたが、ついに攻めが途切れ、それを見切った藤井竜王が1六角と打ち込みました。これを見て佐々木八段が投了...竜王戦第6局藤井が佐々木勇気を下し防衛

  • 悲しい噂

    案外、不良は暗さを纏っているまして少女であればなおさら口数が少なく、笑わないのだから僕は彼女の笑顔が見たくて幼い言葉を並べたあなたも同じだった懸命にはにかむ小麦色の原石その世界の水がよほど合っていたのだろうあなたは日に日に美しくなり僅か2年、3年の間に絶世の白鳥となり羽ばたいたのだ深夜のラジオに響くエンディングのバラードあなたの声に吸い込まれるように僕は眠りに落ちていった最近、あなたに悲しい噂が流れている僕もそれに踊らされ暇さえあれば、あなたばかり見ている悲しい噂

  • 不幸感染

    街がささやかなクリスマス色に染まっていく人は遠くかけ離れた存在には鈍感だが近い存在には極めて敏感である目一杯背伸びして創られたキラキラした世界観に耐えられず目を背ける人と比べてどうするの?頭では分かっていても感じてしまう安価なプレゼントに喜ぶ幸せな子高価なプレゼントに喜べない不幸な子それぞれの両親は子供たちに基づいた顔を浮かべている幸福や不幸には感染する性質があるのだ今はどうやら不幸の感染が流行っている不幸感染

  • 馬場俊英「人生という名の列車」

    人生という名の列車が走る時代という名のいくつもの街を行くヒロシは負け組でタカシは勝ち組優子は負け犬で直美は捨て犬さああふぞろいの僕らはとにかく旅をしたとある病院の分娩室に始発のベルが鳴り響き列車が動き出したあれは昭和四十二年作詞・作曲馬場俊英。2006年4月発売。上記はこの曲の冒頭の歌詞です。人生を旅に、時代や境遇を街に例え、物語性の高い文章が並べられています。そのため、頭の中に風景がくっきりと浮かびます。風景はこの曲を聴いた人の数だけあるのでしょう。「とある病院の分娩室に始発のベルが鳴り響き」これは産声に違いありません。馬場さん自身、昭和四十二年生まれとなっています。人生という名の列車が走りある土曜日の夜に辿り着いた街はブラウン管の中に改札を抜けるとそこはお茶の間で8時ちょうど全員が集合みんなでオイ~ス...馬場俊英「人生という名の列車」

  • 人生の縮図

    今日から逃れるため布団の中に潜り込む明日を封印するために布団の中に潜り込む目覚めた朝はすこぶる重く逃れたはずの今日がどんよりとした風体で薄く笑って佇んでいる師走の街は忙しなく暮れ鋭く走る冷たい風に流されるまま家路を急ぐすべてが終わりそうな深い闇の隅で点々と光るイルミネーション売れない画家が描いた「人生の縮図」という名の作品のようだった人生の縮図

  • 竜王戦第5局 藤井が佐々木勇気を下し、防衛に王手

    藤井聡太竜王に佐々木勇気八段が挑戦している竜王戦第5局が11月27、28日に行われ、藤井竜王が勝ち、3勝2敗としました。第5局に関しては藤井竜王の快勝と言っていい内容でした。しかし、それまでの第4局までは、佐々木八段が内容的に上回っていました。今シリーズはいずれも先手番が勝っているのですが、佐々木八段の先手番は2局とも快勝。対して藤井竜王は勝ってはいるものの苦戦が目立っていました。原因は藤井竜王の王道の将棋にあると考えられます。藤井さんは相手の研究を真っ向から受けて立つスタイルのため、相手の研究に乗りやすく、それに乗ってしまえば気が付けば取り返しのつかない局面まで誘導されていることが増えてきました。AIの急速な進化が藤井さんの最大の難敵でしょう。ならば佐々木八段が研究派かといえば、どちらかというと真逆のイ...竜王戦第5局藤井が佐々木勇気を下し、防衛に王手

  • 才能と努力

    例えるならば宝石と汗例えるならば光速と徒歩例えるならば素材と加工才能は努力を醜いものとして見下し努力は才能を甘えてばかりの怠け者と蔑む水と油の関係性に近いと言えるしかし、どちらが優れているかの問題ではないすべての才能は枯渇する運命にあり時に努力は秩序を乱すどちらも完全ではないのだだから相互扶助が求められるのだそれには互いに敬意を持たなければ直視できないほどの眩しさに磨き抜かれた鋭利な光に才能と努力

  • ブログ開設ほぼ20年企画 1980年、百恵から聖子へ

    ブログの通算アクセス数が80万に近づきつつあります。この機能は私がブログを始めた頃には存在しなかったものなので、実際にはのべ100万人以上の方にお越しいただきました。何ヵ月も更新しない時期もありましたが、ほぼ20年このブログを続けてこられたのも、訪問者の方々がおられたからです。感謝申し上げます。さて、そろそろほぼ20年企画に入ります。1980年は時代の変わり目でした。野球では王貞治がバットを置き、その年のドラフトでは原辰徳が巨人に入団しました。音楽でも節目の年になりました。松田聖子がデビューして山口百恵が引退したのです。1980年9月の月間オリコンランキングでは松田聖子の「青い珊瑚礁」が2位。山口百恵の「さよならの向こう側」は9位でした。ちなみに1位は長渕剛「順子」。「青い珊瑚礁」は松田聖子2枚目のシング...ブログ開設ほぼ20年企画1980年、百恵から聖子へ

  • 敗れし者たち

    並ぶ相手の様子を伺い次の下りでラストスパートもう一度だけ横顔を見て自信が失せた彼の微笑み私の方が綺麗なはずだ性格だって私がいいしかし男は彼女に惹かれる色の魔法を振り撒けるから私は彼に及ばない金も名誉も何もかもこれから先もこのままか一矢報いる手はないか勝たせてください勝たせてください彼らは両手を合わせ祈るのだ奇跡を強く求めながら平然とした顔で日々を過ごす敗れし者たち

  • 春が来たなら

    春が来たなら木漏れ日浴びて背に温もりを感じたい柔らかな陽が降り注ぎ別れの時を眩しく染める夏が来たなら水とふれあい強がる熱をなだめたい球児たちは大人びて大人たちは青春に帰る秋が来たなら寝転んで色に包まれ、空を見上げるキンモクセイの甘い香りが風に流れて訴える冬が来たなら服を重ねて孤独な街を急いで歩く一人だろうがなかろうが誰も彼もが寒さ抱えて春が来たなら

  • 儚き心音

    溶けてしまったアイスクリーム夏の火遊び淡いときめき枯れてしまったオレンジの花行き交う人の早足の音止んでしまったオルゴールの声優しい音色いまも心に消えてしまった好みの時計刻む仕事に飽きたのかい飛んでしまった誰かの命上へ飛んだのか下へ飛んだのかそれは知らない儚き心音

  • ヒマリオとユリ

    青空に薄い雲が点々としていた風は穏やかで陽の温もりを感じるヒマリオとユリは川のほとりに並んで立っていた二人の視線は川の流れにぼんやりと向けられていたしばらくして後方のベンチに座ったヒマリオとユリ当たり障りのない話をしても、言葉はすぐに途切れてしまう出会った頃は互いの外見に惹かれたユリは美人と言われ慣れている顔立ちでヒマリオはユリの好みと一致した日々を重ねるにつれ互いの優しさや悩みを知るうちに、恋に愛が混ざり始め思いやれば思いやるほど心の負担が増していった恋と愛を繋ぐ薄氷の道はあまりに頼りなくその上を共に歩く決心がつかず、ついに二人は断念したどちらからともなくベンチから腰を上げ少し穏やかに話したあと「出会った時より今のヒマリオが好きだよ」とユリは声を強めたそして無理に笑顔を描き、ヒマリオに背を向けたヒマリオ...ヒマリオとユリ

  • 若者の世界

    若い人の自殺が増えている古い唄の世界ではなく小学生、中学生、高校生これだけ少子化というのに今の時代が最も多いという自殺の原因は6割が不明心に方程式は通じない私も高校の終わり何の病だか分からなかったが一日にして生きる資質を失ったそして一生、治らないことも悟った大学へ向かう電車の中座ることすら出来ない私は窓際に立ち、掌に爪を突き刺しただただ耐えた大学へ辿り着くと若い幸福たちが待っている話せば話すほど孤独になった来る日も来る日も必死で生きたその結果は大学中退だった友人たちとの関係が切れて以降私は旅行したことがない強い誘いがない限りわざわざ苦しむ必要はないのだならば死のうとしている若者にかけられる言葉はないのか私もこれだけの思いをしてきたのだからだが、残念ながら彼らにかける言葉は見つからないあまりに無力であるむし...若者の世界

  • 団地のふたり

    NHKBSで放送された小泉今日子と小林聡美のダブル主演の「団地のふたり」が最終回を迎えました。団地という郷愁を誘う場所に主演の二人を始め、個性的な住人たちが見事にはまっていました。原作は藤野千夜の小説「団地のふたり」。小泉さん演じる太田野枝。通称ノエチは独身で大学の非常勤講師。そして小林さん演じる桜井奈津子。通称なっちゃんはイラストレーター。といっても開店休業中のようなものです。二人は60年近く前に建てられた夕日野団地に住む幼稚園の頃からの幼なじみです。子供部屋おじさんこと「こどおじ」とは成人しても、まあ、現実的には30才前後になっても実家を出ず、こともの頃に与えられた部屋で暮らす大人を指します。私もパニック障害の症状が強く出ていましたが、20代後半には1人暮らしを始めました。やはり周囲の目が気になり、か...団地のふたり

  • フォールカラー

    太陽が短命になり冷たい風が吹き抜ける僕の右手には新しいカレンダー気づかぬうちに秋は深まっていた帰宅して暗闇の部屋着替えることもなくベッドに体を横たえた「僕はもう」そこまでしか聞こえなかったが続く心の言葉もだいたい分かっていたある人には心地よく穏やかである人には優しくそして僕は秋の哀しさだけに心を奪われていた_______________________________________________大谷選手、山本投手。ワールドシリーズ制覇おめでとう。そして僕は秋の哀しさだけに心を奪われていたフォールカラー

  • 自民大敗で与党過半数割れ 玉木総理の可能性も

    衆議院選挙で自民党が大敗しました。「政治とカネ」に向ける世論の目は厳しく苦戦は予想されていましたが、191議席に激減したのは想定外と言えます。立憲民主党は大幅増の148議席。国民民主党は改選前から4倍増の躍進。そして、公明党は石井代表が落選するなど苦戦し、24議席にとどまりました。自公で215議席。過半数には大幅に届かず、追加公認では間に合いません。キャスティングボードを握るのは日本維新の会、そして国民民主党と思われます。遡れば、自民党総裁選で石破茂氏を選んだ自民党議員のセンスのなさが命取りになりました。同じ時期に代表選を行っていた立憲は正しい代表を選んだと言えます。石破新総裁誕生の翌日、東京株式市場は2000円以上の大幅下落となりました。少なくとも経済界は高市早苗氏を待望していたのです。石破さんは浦島太...自民大敗で与党過半数割れ玉木総理の可能性も

  • 枯れない人

    その人を知って40年が過ぎたといっても私が一方的に認識しているだけなのだが彼女は未だに枯れていない若い女性は美人かそうでないかで区別されある程度、年を重ねると若い頃とどれだけ距離が近いかで判断されるだから太陽の下では、肌を徹底的に防備している彼女は還暦に近づきつつある華やかなる世界の住人のため少し若く見られることはあるだろうが顔には長い道程が刻まれている20代半ばの彼女が言った「早く30才になりたい」と私は少し疑ったあまりに世間と逆方向の発言だったからしかし、それから30年が過ぎた今「なんなら、まだ大人になりたいと思っている」ここまで来ると尊敬しかないこうした独自の思想が、私のような年下の異性でも女性として魅力的に写る理由かもしれない30代、40代、そして50代毎年、彼女は実りの秋を迎えていたに違いない枯...枯れない人

  • 福間女流は休養した方がいい

    明日、竜王戦の裏で西山白玲に福間(旧姓里見)女流五冠が挑戦する白玲戦が行われます。現在、2勝2敗で本来なら盛り上がるところですが、今回に限れば将棋関係者はヒヤヒヤでしょう。福間さんは妊娠中で、年内に出産予定なのです。実はすでに好ましくない事態は起きています。今週の火曜日の女流王将戦で福間さんは不戦敗になりました。あまりにも直前に福間さんから将棋連盟に体調不良が報告されたからでしょう。不幸中の幸いは将棋会館での対局だった事でしょう。しかし、明日の白玲戦は北海道札幌市です。おそらく対局者は今日の午後には札幌に入り、検分や前夜祭をこなさなくてはなりません。前夜祭は福間さんは不参加でいいのではないでしょうか。やはり最大の懸念は明日、予定通り対局が行われるかです。戦えば福間さん有利でしょう。将棋自体の調子は悪くない...福間女流は休養した方がいい

  • コーヒーとスピッツ

    性的にはマジョリティなのだろう綺麗な女性とすれ違うとき僅かばかり心を奪いたいと思うのだ振り向いてほしい僕は背中で受け止めるからその頼りない背中で自宅から職場まで歩いて15分とかからないそこで1000円札の仕事をして夕方になればシャッターを閉める帰宅の途中、寒いスーパーに入り気に入ったコーヒーを買い再び自宅へ向かうこうして1キロで完結する日々が終わる無理を押して大学に通い無理を押して仕事をこなそうとした若い自分に対し罪の意識はあるしかし今だって苦しいのだ、虚しいのだ先ほど買ったコーヒーをストローで飲みスピッツのチェリーやスピカなどを聴いてみる一瞬だけ幸福の香りがしたコーヒーとスピッツ

  • 自らに告ぐ

    孤独であることに最近、それを強く感じるかといって、死ぬ気にもならないから今日もまた生きている心に小さな家を立てようとした小さな花を咲かそうとしたしかし、その作業中に悲しみの洪水や、苦悩の暴風にすべてを無にされた何度も何度もその繰り返し僕の時はすり減っていく「自らに告ぐもっと粗末な家でいいもっとみすぼらしい花でいい兎に角、建てよ、咲かせよさもなくば、さらに巨大な孤独に襲われることになる」長い登り坂の途中で体を横たえていた僕は冷たくなった風に乗ってきた抑揚のない言葉を目蓋を閉じながら聴いた/span>自らに告ぐ

  • 藤井、九死に一生 王座初防衛

    昨日、王座戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太王座が永瀬拓矢九段に勝ち、3勝0敗で王座を防衛しました。それにしても第3局は熱戦でした。最終盤は生で見たのですが、AIの評価は五分五分でした。しかし、それはあくまでもAI同士が戦えば五分五分なのであって、指しているのは人間です。盤面を見る限り、永瀬九段がかなり優勢に見えました。しかも、藤井王座がすでに1分将棋に突入していて、永瀬九段は持ち時間を1時間近く残していました。次第にAIの勝率も永瀬に傾いていきます。しかし藤井も後退してはいるものの決定打を与えません。いつの間にか永瀬も時間を使いきり、まだ藤井に逆転の余地は残してはいました。それでも永瀬の終盤は正確で、刻々と勝利に近づきつつあるように思われました。藤井は最後の勝負手、9六香と王手をかけます。永瀬は9七歩と...藤井、九死に一生王座初防衛

  • 嘘の秋

    嘘をつかずに生きられる人間と嘘をつかずには生きられない人間がいるならば僕は後者だ全く予期していなかった人生そのものがブラックに塗り潰されたあの日からパニック障害という秘密を抱えてからずっとこの病を隠し通すからすべて辻褄が合わなくなるのだ話して理解されるものならそれがいちばん楽だけれど世の中はそこまで甘くない自らの半生を正直に話せる人はたいがい恵まれているもし僕が秘密を打ち明けるならば胸を張って生きられなかった人になるだろう「すっかり秋めいたね」何気ない言葉を交わしたそのあとに躊躇いがちに話すのではなかろうか嘘の秋

  • 大谷、価千金の53号 ダルビッシュ通算2000奪三振

    先日、50本塁打、50盗塁という前人未到の記録を打ち立てた大谷翔平選手ですが、先ほど、ロッキーズ戦で9回裏に同点ホームランを打ちました。まさに価千金の価値ある一発。次打者のジャッジ選手がサヨナラホームランを放ち、ドジャースが劇的な勝利で地区優勝へ一歩前進しました。こないだの50本塁打・50盗塁を同時に達成した日に、大谷選手は3本塁打6安打10打点と大爆発してから、その流れが続いています。52号は高めのボール球をセンターへ放り込みました。センターから逆方向へのホームランと、高めのストレートをホームランできる時、大谷選手の打撃は最高の状態にあります。それにしても50本塁打は途轍もない記録。打者に専念すれば、これくらい打てることは証明しました。50盗塁なら日本の現役選手でも何人かは可能性はあります。しかし50本...大谷、価千金の53号ダルビッシュ通算2000奪三振

  • 藤井が永瀬に連勝、王座防衛に王手

    昨日、王座戦五番勝負第2局が行われ、藤井聡太王座が永瀬拓矢九段に勝ち、2勝0敗としました。いよいよ藤井王座が防衛に王手をかけました。第1局、第2局とも危なげなく、八冠制覇のかかった昨年の同カードと比べて、藤井さんの将棋の内容が全く違います。「才能の藤井、努力の永瀬」。やはり才能が全く違う。昨年の対決は3勝1敗で藤井さんが勝ったものの、内容は完全に永瀬さんに押されていました。彼の「藤井さんの背中がはっきり見えた」という言葉が自然に聞こえました。私は藤井さんの衰えすら疑いました。彼は人より10年進んでますから。しかしこの2局、特に昨日の将棋は藤井さんが驚きの手を何手も指して永瀬さんを翻弄し、快勝と言っていい内容でした。第3局もまた同じような異次元の将棋が指せれば、藤井さんは復活したと見ていいかもしれません。個...藤井が永瀬に連勝、王座防衛に王手

  • 灯りの捜索

    暑さは強く残っているというのに随分と早く日が暮れるようになった家路を急ぐ街模様立ち止まって考えるために置かれた信号前を見ればどす黒く不安になり振り返ればぼやけた古い景色に虚しくなる抜け出したい逃げ出したい楽になりたいせめて心だけでも妙案など浮かんだことはない稀に解けたと思ってもそれはすべて錯覚なのだどこかに落ちていないだろうかさりげない灯りが夜を歩けば生活の音ふいにひんやりと秋風まだ夏のままの心がざわめいた灯りの捜索

  • プロ編入試験第1局 西山、薄氷の勝利

    将棋の西山朋佳女流三冠が女性初のプロ棋士を目指して挑む「編入試験」五番勝負の第1局が行われ、西山女流三冠が高橋佑二郎四段に勝ち、白星スタートを切りました。決して西山さん本来の調子ではなかったように思います。「剛腕」と呼ばれる豪快な将棋は影を潜め、サッカーに例えれば自陣に駒を多く配置したり、駒得の手を選んだり(駒をお金に例えれば貯金)、らしからぬ手もありました。絶対に負けられないという気持ちが強すぎて、手堅い将棋になったのだと思います。そんな中でも終盤の9七角は善悪はともかく、西山さんらしい強い手でした。角のただ捨てで王手をかけたのです。高橋四段がこれを取れば、西山さんの勝ちだったでしょう。しかし、彼は盲点の場所に王を逃げ、強い重圧の中、時間にも迫られた西山さんは、ここでミスをしてしまいました。これで西山勝...プロ編入試験第1局西山、薄氷の勝利

  • 素数の事件

    カレンダーが8月から9月に捲られる頃学生の自殺が多くなるという夏の終わりの日、女子高生が商業施設の屋上から飛び降りたしかし、この自殺にはさらなる悲劇が重なった路上を歩いていた女性が凶器と化した女子高生と衝突したのだ2人とも亡くなった1人は加害者、もう1人は被害者という形で台風10号、自民党総裁選、兵庫県知事それらの合間にこの出来事が僅かな時間、テレビから流れた世間はすぐに忘れてしまうのだろうしかし、僕は2人の女性の運命の交差を上手く消化する自信がない繁華街で起きた素数の事件を素数の事件

  • 小泉今日子の隠れた名曲「二人」

    冷たい雨に打たれ愛しい人を待ってたうつろう時の中で砕けてゆく思い出たどりながら「二人」作詞・作曲飯島真理。1985年7月発売。私はバラードクラシックというアルバムでこの曲を知りました。実際にはその数年前のアルバムに収録されていたんですね。松田聖子と中森明菜という二人の歌姫と同時代ながら、第3極の独自路線でスーパーアイドルに駆け上がった小泉今日子。40年以上の芸歴で、これほど浮き沈みなく現在に至った人も珍しい。アイドルからCMクィーン、そして本格的な女優に。読売新聞の書評欄を担当していた時期もありました。多才さを生かし、卓越した自己プロデュースで時代の変化に対応してきた稀有な存在です。小泉さんとは対照的に「二人」は時の地層に埋もれてしまいそうです。憂いと眩しさが美しく混ざりあった名曲だと思いますが、シングル...小泉今日子の隠れた名曲「二人」

  • 藤井が防衛 永世王位に・大谷快挙

    王位戦七番勝負第5局が8月27、28日に行われ、藤井聡太王位が渡辺明九段に勝ち4勝1敗で防衛しました。これで王位戦5連覇となり、永世王位資格者となりました。棋聖に続く2つ目の永世称号の獲得です。このシリーズは藤井王位が苦戦していました。流れが変わったのは第3局の逆転勝ちと第4局で渡辺九段が第2局で快勝した相掛かりを採用せず、矢倉を選択し、それが結果的に失敗に終わった事が大きかったです。渡辺さんはこの選択を悔やんでいるかもしれません。藤井さんとしては前回の棋聖戦で山崎八段にストレートで防衛しましたが、まだ自信は持ちきれなかったと思います。しかし、今回トップ棋士の渡辺九段に苦しみながらも結果的に4勝1敗で防衛できた事は、叡王戦の失冠で揺らいだ自信を少し取り戻すことができたかもしれません。大リーグ、ドジャースの...藤井が防衛永世王位に・大谷快挙

  • 王位戦第4局 藤井が渡辺を下し、防衛に王手

    王位戦七番勝負第4局が8/20、21日に行われ、藤井聡太王位が渡辺明九段に勝利し、3勝1敗としました。これまでは内容的に渡辺九段に押されていた藤井王位ですが、この第4局は快勝と行っていい一局でした。王位戦は2日制ですが、すでに1日目から、AIの数値以上に藤井さんが指しやすい形勢だったようです。それは渡辺さんの封じ手前の2時間半以上の長考に表れていました。二日目は次第に藤井王位が優位を拡大し、最終盤での勝負を決める指し回しも見事でした。久し振りに藤井さんらしい凄みのある将棋を見せてくれました。一方、渡辺九段は第2局の先手盤で快勝した相掛かりという戦法を採用しなかったのが意外でした。この第2局の将棋は「藤井さんのここまでの完敗はいつ以来だろう」と話題になるほどの渡辺さんの会心譜でしたし、また、彼の潜在能力の高...王位戦第4局藤井が渡辺を下し、防衛に王手

  • オリンピック・岸田退陣表明・終戦記念日

    例年、この時期は広島・長崎原爆投下・日航機墜落・終戦記念日と3日おきに歴史的な節目の日があるのですが、今年は加えてパリ五輪、そしておとといの岸田総理の退陣表明もあり、例年以上に詰め込まれた印象です。オリンピックの金メダル20個はアメリカ、中国に次ぐ上々の結果でした。私が初めてオリンピックを見たのはロサンゼルス五輪ですが、この時代は女子柔道すら正式種目ではありませんでした。つまり、メダル量産の一つの要因は、新たに加わった競技で日本は強いという事です。女子レスリング・スケートボード・ブレイキンなどで日本は多くのメダルを取りました。しかし、お家芸と言われる男子レスリング、男子体操などでもしっかり結果を出しています。これはJOCの強化策が実ったと同時に、根性論の敗北と言って差し支えないでしょう。少子化世代の若者た...オリンピック・岸田退陣表明・終戦記念日

  • タイムマシーン

    ヒトが言葉を獲得する前から僕らはタイムマシーンに乗っている但し、それは一方通行である上りだか下りだか知らないが未来や死に向かっているのは確かだ過去に体ごと移動するものはまだ発明されていない音楽や景色が心のみをひととき過去へ散歩に連れ出すことはあっても子供の頃にその意識は薄いが大人になり、年を重ねれば気付くだろう思いもよらぬ時の進み具合に春のタイムマシーン夏のタイムマシーン秋のタイムマシーン冬のタイムマシーンぐいぐいと力強く前進していく人は、いや生き物で有る限り死ぬまで降りることは許されない厳格僕らはそこから下車する時どんな気持ちになるのだろう夏服が咲く駅前通り探すような早足の青年立ち止まり、アスファルトに近づく老人灼熱のタイムマシーンに流されながらタイムマシーン

  • 日経大暴落・藤井vs渡辺・パリ五輪

    昨日の東京株式市場で日経平均株価が暴落しました。終値は2216円安。このような下落は記憶にありませんが、史上2番目の下落幅だそうです。私もコロナ禍になってから株の投資を始めたのですが、私が持っているような安い株(低位株)は日経平均の影響が少ない事が多いのですが、流石に昨日は見るも無惨な状況でした。原因は世界同時株安、急激な円高、そして日銀の追加利上げです。円高に関しては、過度な円安が続いていたので適度な介入は必要でしたが、少しやり過ぎな感は否めません。また、日銀の植田総裁の利上げの判断ですが、時期尚早な印象です。春闘で大きなベースアップが実現した事が根拠になっていると考えますが、それ以上に物価高騰が大きく、どの調査を眺めても昨年よりも生活が苦しくなった世帯が多く、とても内需が強い状態ではありません。今後は...日経大暴落・藤井vs渡辺・パリ五輪

  • プールサイド

    焼き尽くす陽射しぽつぽつ蝉の声も流れ始めた夏の経験が増えるたび街も人も色褪せて光に溶けたように姿をくらますしばらく外に居ると熱い湯に入っている錯覚があり冷房の効いているスペースに飛び込むその時、遠い夏のプールで君も勢いよく飛び込んだやがて泳ぎ疲れた君が両腕を伸ばし、プールから上がろうとしていたその長い髪から滴を落としながらプールサイドを歩く君の笑顔は涼しげだったプールサイド

  • 松田聖子の隠れた名曲

    松田聖子の夏の曲といえば「白いパラソル」「渚のバルコニー」「小麦色のマーメイド」など数々のヒット曲があります。私もリアルタイムで知っています。大人になってからはベストアルバムを買い、シングルに加え、アルバムの曲も随分、知りました。なので、大抵は聖子さんの名曲は知っているのではないかと思っていました。しかし、まだまだあるものです。最近、Youtubeで知った「ひまわりの丘」「サンセットビーチ」は素晴らしかったです。アルバム「Pineapple」は1982年5月発売。オリコン最高位は1位。そのアルバムに「ひまわりの丘」は収録されています。作詞・松本隆作曲・来生たかお黒い小さなラジオ耳に当てて歩くストライプのTシャツ覚えているわ冒頭の歌詞ですが、時代背景が分かります。来生さんの眩しいメロディーを聖子さんが溌剌と...松田聖子の隠れた名曲

  • 最後のアイドル

    オールスターゲームで大谷翔平がホームランを打った瞬間にそれとわかる当たりはライトスタンドへ吸い込まれた今年の大谷はグラウンド内外で色々とあった赤から青へそれはユニフォームがチームが、リーグが変わるだけでなく羽を伸ばせる場所から勝利を求められる場所への移動だった信じていた人間に裏切られた大きな安らぎも手に入れた彼にとって2024年は忘れられない年になったろうシーズン終了後に、さらに大きなものを手にしていればいいとまれ、オールスターの歴史に大谷翔平というスラッガーの名が刻まれた今は素直にその事実を喜ぼう彼は長身で、常に太陽を見上げる向日葵に似ているその向上心を忘れずに永遠の野球少年でいてくれ僕の最後のベースボールアイドル最後のアイドル

  • 見知らぬ友へ

    絶望の友よ顔も声も知らぬ友よ今日も生きているかい?か細い光を感じる事はないかい?ないだろうね絶望しているのだからこのまま終わりにしようか?それとも日々をしのいでもう少し待つか?しかし何を待てと言うのだろう僕の絶望の歴史も長くなったから本来なら、友へ助言するべきなのかもしれないしかしながら、驚くほどその術を持ち合わせていないのだただ低価格な気休めが通用しない事は知っている絶望から抜け出したという自信に満ちた声も届かないまあ友よ結論を急がない方がいい今日でなくても明日でいい明日になったら、また明日見知らぬ君がいなくなるのが僕には寂しい見知らぬ友へ

  • 2024年7月

    花になりたい女たち傘になりたい男たちそんな時代でないことは明白だただ、理想のかけらのようなものが灼熱のアスファルトの上でところどころ呼吸を止めない明日が見通せない恍惚と不安明日を見通せた安堵と絶望楽しそうに笑う君痛々しく生きる君居場所を探し求める君淡々と日々をやり過ごす君地上の暑さと混沌をよそに空では7月の瑞々しい夕焼けがひとときの主役を務めていた2024年7月

  • 西山朋佳、プロ棋士編入試験に挑む

    西山朋佳女流三冠が4日に行われた朝日杯将棋オープン戦で阿倍光瑠七段との対局に勝利しました。この結果、直近のプロ公式戦で13勝7敗となり、「10勝以上、なおかつ勝率6割5分以上」の条件を満たし、プロ棋士への編入試験の受験資格を得ました。そして、西山さんは受験する意向を表明しました。それにしても西山さん、気持ちが良いくらいの早い決断でした。午後にもう一局、指すにも関わらず、昼休後に将棋連盟に意向を伝えました。阿部七段戦に勝てば、受験する事は決めていたのでしょう。西山さんの将棋については、このブログでも何度も記してきました。才能は一級品です。特に終盤の強さはプロ棋士の中へ入ってもトップクラスだと思います。ただし、編入試験に関しては厳しい戦いが予想されます。試験官は5名で、新しく棋士になった順に選ばれます。はっき...西山朋佳、プロ棋士編入試験に挑む

  • 藤井が山崎に3連勝で防衛 永世棋聖に

    昨日、棋聖戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太棋聖が山崎隆之八段に勝ち、3勝0敗で防衛しました。これで棋聖戦5連覇となり、史上最年少での永世位資格者になりました。第3局は山崎八段が先手で、得意の相掛かりという戦型になりました。藤井棋聖は普段通りの王道の将棋で受け止めます。途中で角を交換し、藤井さんの角打ちが唯一、やや隙のある手だったようで、そこで山崎さんが正しく対応していれば、分からなかったかもしれません。しかし、全体的には藤井さんの快勝と言っていい内容でした。山崎さんもよく食い下がりましたが及びませんでした。藤井さんは早くも永世位を獲得しました。現役では羽生、谷川、渡辺、森内、佐藤康光、そして藤井聡太で6人ですかね。これからも順当に永世位の数を増やしていくのか、あるいは伊藤匠七段というライバルの存在が藤井...藤井が山崎に3連勝で防衛永世棋聖に

  • 天動説の提唱

    ガリレオ・ガリレイの地動説の提唱は正しかった現代にそれを疑う者はいないしかし幸福については天動説で構わないいや、むしろ正しいのだあなたは不幸だと他者が決めつけても自身が幸せを感じているのならそれが正しい暮らしの中で人に意見を求めることは大切だが幸福は自分にしか測れないものだまた、そうした要素を何もかも持ち合わせていて他人から羨望のまなざしを浴びていても自身が幸せを感じていないのならそれが正しいつまり不幸ということ嘘は他人に通じることはあっても自分にはそうそう通用しないまして、この類いのものは尚更に天動説の提唱

  • 履歴

    コントロールの効かない心それによって疲れきった体長淵の唄などを聴いて明日も戦うと弱々しく決意する上質な青春は言うに及ばず月並みな青春も嫌いだった病名も判らず自ら名付けるなら「いきじごく」僕はまだ生きている「いきじごく」には「パニック障害」という名前がありそれに「うつ病」が加わった強い決意のもと、生きてきたと言うより死ぬ勇気がなかったという方が正しいだろう病院に通い薬を飲み始めて長くなった今も苦しみ、悩み、生きているまやかしの希望などをその都度こしらえながら履歴

  • 新時代の幕開け 伊藤が藤井を制し、初タイトル獲得

    死闘の末、歴史が動きました。昨日行われた叡王戦第5局は、伊藤匠七段が藤井叡王に勝ち、3勝2敗で叡王を奪取しました。伊藤七段ははじめてのタイトル獲得。藤井竜王・名人は七冠に後退しました。伊藤さんは快挙を成し遂げました。無敵の藤井さんを番勝負で初めて下したのですから。タイトル10期分の価値はあります。こないだの第3局の勝ち方を見て、伊藤さんを10年に1人の逸材から数十年に1人、ひょっとしたら100年に1人の逸材に上方修正しましたが、第5局も、将棋の内容は違えど、藤井得意の角換わりを堂々と受け止め、終盤での逆転勝ちは共通しています。10代の頃に比べると終盤に陰りが見える藤井さんとはいえ、例えれば球速165キロが160キロに落ちただけで、まだまだ快速球であることに変わりはありません。その藤井さんを上回る終盤力を持...新時代の幕開け伊藤が藤井を制し、初タイトル獲得

  • 棋聖戦 藤井vs山崎/ドラマ「366日」

    昨日は珍しい事に仕事が忙しく、自宅に戻った頃には棋聖戦第2局は終了していました。アベマTVなどを見ると、結果が安易に分かってしまい味気ないので、初手から棋譜で再生しました。山崎八段も第1局とは違い、力を発揮したと思います。しかし、それを上回る藤井棋聖の素晴らしい指し回しでした。それにしても、久し振りに藤井さんの野性味溢れる将棋を見た思いです。勝利に繋がる細い細い橋を山崎さんの揺さぶりにも動じず、見事に渡り切りました。敗れた山崎さんも、久し振りに彼にしかできない独創的な将棋が光りました。藤井聡太以外の相手なら、得意の逆転術が決まっていた可能性は高かったと思います。人間的にも魅力のある棋士なので、このタイトル戦をきっかけにもう一花、ふた花咲かせて欲しい。藤井さんはとにもかくにも二日後に迫った伊藤匠七段との叡王...棋聖戦藤井vs山崎/ドラマ「366日」

  • ハンカチ

    結局、6月も晴れれば暑い人々はハンカチで汗をぬぐうとりあえず、その場しのぎでしかし、再び汗は吹き出す顔から手から首から至るところにそれは理解していても咄嗟にハンカチを取り出し応急措置をするしか術はないその行動は、社会や日々の生活ひいては人生を圧縮したようでもある汗を垂れ流していても、死ぬ訳ではないそれでも拭かずにはいられない皆、取り繕って生きている雨が降れば傘の花光が降ればハンカチの街ハンカチ

  • 村下孝蔵「初恋」

    五月雨は緑色悲しくさせたよ一人の午後は作詞・作曲村下孝蔵。1983年2月発売。オリコン最高位3位。私が子供だったこともあり、「初恋」を歌う村下さんは公務員のように映りました。アーティストと言えば沢田研二のようなイメージを持っていましたから。しかし、時が進むにつれて村下さんの歌詞の美しさ、歌唱力も高く、真のアーティストであることが理解できるようになりました。若くして亡くなられたのが残念です。冒頭の「五月雨は緑色」今年は少し遅れていますが、梅雨のしとしと降る雨。後方の木々が雨を緑に染めているイメージを抱きます。二番の入りも「夕映えはあんず色」。くっきりと季節や時間帯、また光景を聞き手に印象づけます。そうすることで、後に続く歌詞の物語性もより高く、深く刻まれる事になります。職人技ですね。「放課後の校庭を走る君が...村下孝蔵「初恋」

  • 心の裏通り

    気だるくペダルに足を乗せおぼろげに夢を見ていた教室でも机にもたれ掛かりおぼろげにきっと季節は春だった時は今日や明日が大好物で休むことなく食べ続ける僕の人生も随分と食べられてしまった残りはいかほどだろうか過ぎ去った日々は苦しみに覆われているが少しだけ愛しだけ愛しさが混じるしばし明日いかにしていきるかは小箱にしまい「よく生きてきたじゃないか」とぶっきらぼうに自分に声をかけてみる心の裏通り

  • 神童たちの名人戦

    先日行われた名人戦第5局穴熊の堅陣を築き、藤井の眼が豊島の玉を捉える藤井の表情は危機迫っていたそして豊島は右手を差し出し、名人戦は終わった藤井の4勝1敗内容はお互いに満足のいくものでなかったに違いない藤井は以前ほど終盤が見えていないようだ豊島は負けが混むようになったもがく神童たち豊島は史上最年少でプロ養成機関の奨励会入り藤井は史上最年少プロ棋士ところが、ここからの歩みは違ったプロデビュー戦から29連勝最年少タイトル最年少名人そして、21才にして全冠制覇天才棋士のその上に君臨する藤井対して豊島は20才でタイトル挑戦までは大棋士のレールに乗っていたしかし、挑戦は失敗が続いた「10で神童、15で天才、20過ぎれば」の括りに収まりつつあった豊島の執念が実ったのは20代後半だった棋聖戦で羽生を破り、初タイトルを獲得...神童たちの名人戦

  • 名人戦 藤井の不調 豊島の安堵

    5月18・19日に行われた名人戦第4局は挑戦者の豊島将之九段が藤井聡太名人に勝ち、対戦成績を1勝1敗としました。敗れた藤井名人ですが、かなりの不調です。今年は勝率8割は厳しいでしょう。もしかしたら、今後もないかもしれません。棋士人生で一度でも年間8割を記録したなら大したものです。それを藤井名人はデビュー以来7年連続で超えていたのですから、超人でした。しかし、これからは人間のトップ棋士レベルの7割台に移る事が濃厚です。理由としては、皆がAIで深く藤井将棋を研究して、力が縮まった事と、伊藤匠という強力なライバルが出現したこと、それとかつての爆発的な終盤力に陰りが見えることです。終盤の陰りについては去年から記してきましたが、八冠達成、勝率も自己最高の記録を残すなど結果が出ていたので「序中盤の幹が太くなった」と理...名人戦藤井の不調豊島の安堵

  • 中森明菜「スローモーション」 人は何故、明菜に惹かれるのだろう

    砂の上刻むステップほんのひとり遊び中森明菜のデビューシングル「スローモーション」。作詞・来生えつこ作曲・来生たかお。1982年5月発売。オリコン最高位30位。今でこそ名曲として名高い「スローモーション」も当時は売れませんでした。僕もまだ、中森明菜という存在を知らなかったと思います。彼女を世に知らしめたのは「少女A」でした。明菜さん自身は「歌いたくなかった」この曲はオリコン最高位5位。しかし、それ以上のインパクトがありました。そして「セカンド・ラブ」でオリコン初の1位。人気を不動のものにしました。ところで、現在、活動を再開した明菜さんへの反響が凄いですね。往年のヒット曲をジャズにアレンジしたものですが、動画に上げてわずか2~3週間で視聴回数が500万回を超える曲もあり、衰えぬ人気を示しています。この「スロー...中森明菜「スローモーション」人は何故、明菜に惹かれるのだろう

  • 片隅のユミ

    ユミはいつものように教室の机にもたれ掛かって眠っている教師が二度ほど机を叩いた目を覚ます気配はない教師は舌打ちして通りすぎたユミ、パパは仕事で帰りが遅くなるからママのこと、よろしくね学校が終わったら真っ直ぐ帰ってな出来る限りでいいから父はありがちな笑みを浮かべ、玄関を出た学校から自宅に戻るとユミは母と共に過ごす夕食を作り入浴を介助し夜中は肩を貸し、トイレに連れていく憧れていた男子生徒からの誘いも、断り続けた終いには「そんなに俺が嫌いか」と捨て台詞を吐かれた彼のせっかちな背中を見詰めるユミの目から涙が溢れやがて頬を伝ったユミはいつものように教室の机にもたれ掛かって眠っている髪が羽根のように拡がっていたそれは深い眠りだったもう目を覚ます必要はないユミは夢の中で誓った片隅のユミ

  • 将棋史の転換点? 伊藤が藤井を制し叡王に王手

    昨日の叡王戦第3局は将棋史の転換点だったかもしれません。1勝1敗のタイから抜け出したのは藤井叡王ではなく、伊藤七段でした。しかも、その内容が凄かった。藤井得意の終盤で伊藤が逆転勝ちをしたのです。これまで藤井八冠とタイトルを争った棋士の中でも、伊藤七段だけは異質の戦い方をしていました。他の棋士が戦法や時間の使い方で工夫する変化技で勝負してきたのに対し、伊藤七段は負けても負けても正攻法の戦い方をしていました。そして、前局で初めて藤井さんに勝利し、今局で連勝。藤井得意の角換わりを堂々と受け止めました。これまでも伊藤七段は10年に1人の逸材、あるいは俊才と見ていましたが、見方を変えなければいけないかもしれません。藤井聡太と並ぶ100年に1人の天才かもしれないと。同い年に大天才が二人とは奇跡としか言いようがありませ...将棋史の転換点?伊藤が藤井を制し叡王に王手

  • 「壊れかけのRadio」徳永英明

    何も聞こえない何も聞かせてくれない僕の体が昔より大人になったからなのかベッドに置いていた初めて買った黒いラジオいくつものメロディーがいくつもの時代を作った思春期に少年から大人に変わる道を探していた汚れもないままに飾られた行き場のない押し寄せる人波に本当の幸せ教えてよ壊れかけのradio遠ざかる溢れた夢帰れない人波に本当の幸せ教えてよ壊れかけのradio作詞・作曲徳永英明。1990年7月発売。オリコン最高位5位。当時としては大ヒットとまで言えませんが、発売から35年近くたっても根強い人気を誇っています。その理由のひとつは、流行を追わずに描かれた普遍的、本質的な歌詞にあると思います。「何も聞こえない。何も聞かせてくれない」原因は、ラジオが古くなったことに加えて自らの成長。「僕の体が昔より、大人になったからなの...「壊れかけのRadio」徳永英明

  • 春の色

    空はぼんやりと青く目に鮮やかな新緑が飛び込む遠くから聞こえるチャイムの音色人の服も明るくなった新しい環境に戸惑いの色時折、頭が真っ白になるほどにそのよちよち歩きの教育に疲労の色春が色を生むのか色が春を生むのかそして春が熟成されれば色は夏へ向かい走り出す春の色

  • 今後の大谷に求められるもの

    水原一平氏の問題も一区切りついて、大谷選手も野球に集中できる環境が整ってきました。新天地でのスタートは上々と言っていいでしょう。しかし、現在の大谷選手の活躍に満足しているドジャースファンは少ないでしょう。個人的には打率2割8分、40本塁打以上を期待しています。後は最近しきりに言われているチャンスに打てるかです。名門ドジャースは黙ってても100勝するチーム。得点圏打率は、大差の時と僅差の時では全く意味合いが違いますが、ある程度の目安にはなります。この数字はいずれ上げてくるでしょう。得点圏打率よりも大事な指標は殊勲打です。先制打、同点打、勝ち越し打、逆転打。これらをいかに積み上げられるかです。要は「ここぞ」という時に打てるかです。個人競技であれば、分かりやすく数字を残せば良いのですが、野球は団体競技という大前...今後の大谷に求められるもの

  • 賛歌

    まだ辛うじて見頃を保っているだろうかいまにも宙に舞いひらひらと地に落ちそうな花びらを眺め僕は遠い昔を思い出していた大学の入学式を終えぐったりした体でふらふらと歩きながらいつまで学生でいられるだろうと考えていた長くても卒業までは持たない千鳥ヶ淵の桜は満開だった絶望と悲壮の心で見つめたあの桜がこれ迄で最も美しかったような気がする大学生活は二年続いたが卒業は遥か彼方だった以後は転々と生きて長くなった最近は「お前、凄いよ。よく頑張ってきたな」と稀に自身の内側が誉めてくれるだからあなたも人知れず重たい荷物を背負ってきたならば人知れず耐えがたきを耐え、生きてきたのなら「よく生きてきた」と讃えてもらいたい賛歌

  • 藤井、新年度白星スタート

    藤井聡太叡王に伊藤匠七段が挑戦する叡王戦五番勝負第1局が4月7日に行われ、藤井叡王が107手で伊藤七段に勝ち、1勝0敗としました。名局と言っていい内容でした。AIが示す数字以上に伊藤七段が勝ちやすく見えましたが、流石は藤井叡王でした。終盤の指し手の正確さで上回った藤井叡王が熱戦をものにしました。敗れた伊藤七段ですが、藤井八冠と10局以上対局してまだ勝てません。しかし私は彼は大物かもしれないと評価を上げています。今回の勝負もそうでしたが、伊藤君は藤井君に決して変化技で勝とうとはしません。藤井得意の角換わりを堂々と受け止め、持ち時間で優位に立とうともしません。がっぷり四つの読み合いで藤井八冠に勝利しようとしています。藤井相手にも堂々と自分のスタイルで戦っています。そのためか、藤井八冠に敗れた棋士たちがこぞって...藤井、新年度白星スタート

  • プリンセスプリンセス「19 GROWING UP」

    君がくれた靴をはいていたかかと鳴らす雨上がりの駐車場チケットも約束もなくて汚れるのも気にせず歩いたねライヴァル涙は見せない強がり自慢だった失くした恋よりも胸に焼きついてるいじけ顔のフォトグラフが手を振る19growingup一人で戸惑う夜は借りたままの腕時計動かせば19growingup君の笑顔途切れ途切れ私まで聞こえるgrowingup作詞・冨田京子作曲・奥居香。1988年6月発売。文字通り、19才の成長を描きつつ、親友を懐かしく思い浮かべる歌詞になっています。「君がくれた靴」「借りたままの腕時計」。自分にも思い当たるところはありますし、多くの人が同じような経験をしているでしょう。あげたり、もらったり、貸したり借りたりすることで友情を確かめる10代特有の行動かもしれません。「失くした恋よりも胸に焼きつい...プリンセスプリンセス「19GROWINGUP」

  • 不可抗力

    桜の開花は寒の戻りで遅々として進まない「全然、咲いてないな」若い声が通りすぎていく青春は振り返るために存在することを只中の人々は知らないこの世界はなるようにしかならないこの人生もなるようにしかならない諦観はずっしりとした絶望と掴みどころのない安堵が混じり合う蒸し暑い部屋で冷たい汗を流したり弱者であることを滲ませる強がりを口にしたり大いなる鳥かごの中で小さく夢を見たりそして、ついには行き着くところに行き着くのだ只中にある人よこれから花が咲き暖かくなり日も長くなりどこまでも長くなりいつしか闇は消えて光に満ちた世界が完成されるね目に鮮やかな青天井の下足どり軽やかに美しく走れ青春が振り返るために存在することを知る、その日まで不可抗力

  • 喝采を浴びるために彼女は

    すらりとした長身端正な顔立ちパリオリンピックの代表選考会女子200メートル決勝第4レーンに大橋悠依の姿はあった彼女は東京五輪の個人メドレー200・400mの金メダリストであるしかし、この選考会で女王は窮地に立たされていた400mは4位で代表を逃した10才程も若い力に屈したのだ「200で代表になれなければ多分やめる」偽りのない本音だろうもはや彼女に後はなかったこのレースに全てをかけた気迫に持ち前の美しさを加えた泳ぎ背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎをこなし、トップに立った残り50メートル、自由形の勝負大橋は若手の追随を許さなかった体半分のリードを保ち、逃げ切ったしかし、これでオリンピックの切符が手に入った訳ではない設定タイムを上回らない限り、代表落選となるのだ大橋は電光掲示板を見上げたタイムを確認し、彼女は安堵の混...喝采を浴びるために彼女は

  • 藤井の全盛期はいつまで続くか?

    藤井聡太棋王に伊藤匠七段が挑戦する棋王戦五番勝負第4局が3月17日に行われ、藤井棋王が伊藤七段に勝ち、3勝0敗1持将棋で防衛しました。これでタイトル戦14連勝として、大山康晴十五世名人に次ぐ史上2位となりました。また、中原誠十六世名人が持つ最高勝率記録はNHK杯決勝で佐々木勇気八段に敗れ8割5分2厘となり、中原十六世の8割5分5厘に惜しくも及びませんでした。それでも歴代2位。自己最高の勝率を残しました。藤井聡太の2023年度は終了しました。前半は苦労する場面もありましたが、10月以降の竜王戦、王将戦、棋王戦は負けなしの圧倒的な強さを見せました。果たして、藤井八冠の全盛期はいつまで続くのでしょうか?40才まではまず難しいでしょう。35才もかなり厳しいと思います。AIの登場で将棋の進化のスピードが格段に速くな...藤井の全盛期はいつまで続くか?

  • 明日の空はきっと青い

    今にも雨が降りだしそうな分厚い雲に覆われている気象予報士によれば先行きの天気は思わしくないらしい路上には紙くずの日々たちが散らばっている清掃ボランティアが巨大な袋に詰め込むが紙くずの広がりの速さに追い付けそうにないヒトが水やタンパク質で出来ているなら明日は何で成り立つのか不確定なイレギュラーバウンドに膨らむ不安と微かな期待またその逆もあるのだろういずれにせよ不安は勝手に浮かび上がるそのため生きていくには期待をこしらえる事に力を尽くすしかない声に出して叫ぶ自信など毛頭ないだからせめて心で呟くのだ「明日の空はきっと青い」と明日の空はきっと青い

  • 斉藤由貴「卒業」

    制服の胸のボタンを下級生たちにねだられ頭かきながら逃げるのねほんとうは嬉しいくせして人気ない午後の教室で机にイニシャル彫るあなたやめて思い出を刻むのは心だけにしてとつぶやいた離れても電話するよと小指差し出して言うけど守れそうにない約束はしない方がいいごめんねセーラーの薄いスカーフで止まった時間を結びたいだけど東京で変わってくあなたの未来は縛れないああ卒業式で泣かないと冷たい人と言われそうでももっと悲しい瞬間に涙はとっておきたいの作詞・松本隆作曲・筒美京平。1985年2月発売。オリコン最高位6位。斉藤由貴のデビューシングル。デビュー曲でありながら、作詞松本隆、作曲筒美京平のゴールデンコンビが名を連ねたところに、斎藤さんへの期待度の大きさが伺えます。この年は斉藤由貴、菊池桃子、尾崎豊が同時期に「卒業」という同...斉藤由貴「卒業」

  • 心の杖

    冬を残しながら春へ変わる通り道は夕暮れ疲れた大人たちの背中は、あの頃に戻りたいと呟く思い出は醜いものをどこかへ捨て美しいものだけを残していく明日になれば、その美貌にさらなる磨きがかかるだろう子供たちはよく笑う何が楽しいのか笑いが絶えない社会に染まるほどそれを忘れ愛想笑いさえぎこちない笑い方が下手になっていく生き方が下手になっていくだから思い出にすがるのだそれは心が転倒しそうな時杖となって支えてくれるどしゃ降りの中、傘も差さずにはしゃいでいたあの頃の記憶が心の杖

  • 激闘の余韻

    シューズのさえずる音がまだ記憶に新しい卓球の世界選手権女子団体決勝は、まれに見る激闘となった。決勝まで勝ち上がってきた日本に立ちはだかるのは、やはり中国だ。第1試合に起用されたのは張本美和だった。しかし、大物感漂う15才も、世界最強の前になす術なく破れた。第2試合は日本のエースとなった早田ひな。伊藤美誠、平野美宇と共に2000年生まれ。黄金世代の1人である。第3試合に出場する平野にも言えることだが、どこぞのアイドルグループにいても、何ら不思議のない顔をしている。ただでさえ日本人は外国人からすれば、若く幼く映る。早田も平野も23才だが、相手からは少女そのものに見えたはずだ。しかし、いざコートに立てば、あどけなさに不似合いな圧倒的な強さがあった。力勝負のラリーでも早田の細腕がしなり、試合を制した。そして平野美...激闘の余韻

  • 藤井聡太を倒すのは永瀬か伊藤か藤本か?

    藤井聡太棋王に伊藤匠七段が挑戦する棋王戦五番勝負第2局が、2月24日に石川県金沢市で行われ、藤井棋王が伊藤七段に勝ち、対戦成績を1勝0敗1持将棋としました。第1局は持将棋で決着つかず。2局目、伊藤七段先手番でどうなるかということでしたが、終わってみれば藤井棋王が終盤で抜け出し、勝ちました。途中までは伊藤さんの深い研究が功を奏すのかどうかという局面はあったと思うのですが、時間を使った読み合いになると藤井さんの右に出る者はいません。伊藤さんはまだ藤井さんに勝っておらず、局面を悲観していたのかもしれません。ここまでくると、誰が最初にタイトル戦で藤井八冠の牙城を崩すのかに注目が集まります。現時点では永瀬九段が最有力のようです。先日の朝日オープンでも決勝で藤井さんを破り、優勝しました。実力的には伊藤匠七段は外せませ...藤井聡太を倒すのは永瀬か伊藤か藤本か?

  • 竹内まりや「真夜中のナイチンゲール」

    あなたの瞳に映る哀しみのわけを教えてどんなに近くにいても届かない心の裏側Mylove私は闇夜にMyloveさえずるサヨナキドリただそばにいさせて忍び寄る孤独から守るわMyloveその細く長い指にまとわりつく不安の影を抱きしめたいMylove刹那に身を焦がして目覚める明日がいつまで続くのかと問いかけるNightingaleMylove響き渡る遠雷が新しい春を告げたら飛び立ってく真夜中のNightingale作詞・作曲竹内まりや。2001年2月発売。オリコン最高位7位。TBS系ドラマ「白い影」主題歌。歌詞全体は、竹内結子演じるヒロインの看護師・倫子の、中居正広演じる主人公の外科医・直江への思いを歌詞にしています。直江は不治の病に侵されていますが、徹底的な秘密主義で事実をひた隠しにしています。しかし、それでも溢...竹内まりや「真夜中のナイチンゲール」

  • 制服の終わり

    窓の外の北風のように大きな音を立てるでもなく砂埃を舞わせることはないが時の風は静かにしかし、確実で誠実な力で人をさらっていく君も例外ではないこの教室にとどまることは出来ない右手の指先を見つめる仕草もその指先で柔らかく髪を撫でる仕草も華やいだ笑顔もまっすぐ肌を滑る涙も何もかもあと一月経てばもう制服では似合わない君もそれを知っているから二度と着ることはないだろう君が制服から離れていく制服が君から離れていく制服の終わり

  • 藤井、タイトル戦20連覇の新記録

    2月7、8日に行われた王将戦七番勝負で藤井聡太王将が菅井竜也八段に勝ち、4勝0敗で王将を防衛しました。内容的にも全く菅井八段を寄せ付けませんでした。これでタイトル連続20期制覇となり、大山康晴十五世名人の連続19期を更新しました。令和の天才が昭和の大名人の記録を抜き去ったことは快挙と言えるでしょう。ただ、これはある程度は予測出来た事です。藤井君が15、6歳の頃から、タイトル戦に出ればまず負けることはないだろうと考えていました。同じように考えていた人は多いはずです。彼に1回は勝てても、5番勝負で3回、ましてや7番勝負で4回勝つことは至難ではないかと思えたからです。問題はこの先です。それを占うのが現在、藤井棋王に伊藤匠七段が挑戦している棋王戦です。第1局は持将棋。早い話、決着がつきませんでした。仕切り直しの第...藤井、タイトル戦20連覇の新記録

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