その2では非連動(現場扱い)の脱線転撤器と脱線分岐器を取り上げてみます。まずは工場の入口と旅客営業線の合流点に設置されている例から脱線転撤器の転換は本線側の分岐器から双動で行うため、鋼管が接続されています。安全側線と同様に、本線が開通している状態が定位(脱線側)となります。下の場所は専用同士の合流点で、転轍機は標識付き転換器の灯火が省略されたものが使用されていました。(いわゆるクビなし)専用線の合流点には安全側線よりも脱線転轍器や脱線器が使用されることが多いです。旅客輸送ではないので簡易的な保安設備でも大丈夫ということなのでしょうかね。こちらは上の専用線の先にある駅構内の合流点に設置された脱線転轍器で、転換に発条転轍機(スプリングポイント)が使用されている点が特筆できます。対向側の転轍機標識はスプリングポ...脱線分岐器と脱線転轍器-2