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2010/08/09

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  • 第3436日目 〈蘇峰『近世日本国民史』を汚すことに葛藤あり。〉

    徳富蘇峰『近世日本国民史』〜「元禄時代義士篇 赤穂義士」の巻を未だに読んでいる。読むのが偶になら、読書メモはなお時間の感覚があいてしまう。 おまけにその読書メモに割く時間、1章につき約3時間弱を要しているとなれば、もはや根本的になにかがいつもと間違っていることに。 読了から程なくノート作成に移れる本もあれば、牛歩の如く1章を読み終える毎にノートを執るに適した本もある。前者は専ら小説やライフハック系の本で、後者は此度のような歴史書や社会科学──特に政経──の本が多い。わたくしの場合は、である。 これまでの読書ノート、読書メモと今回のそれと、どこに相違があるのか。抜書き用のノートかモレスキンの方眼ラージノートかの違い? うん、使っているノートが違うのは事実だけれど、最大要因ではない。では、──? 咨、自分でも答えはわかっているのだ。即ち、本を汚しているか否か、である。 こ..

  • 第3435日目 〈そのとき、甘利氏はなにを言ったのか?〉

    安倍元首相の追悼演説が臨時国会中にされるはずだった。演説は、安倍政権を支えて<3A>の一角を担った甘利前自民幹事長が担当するはずだった。登壇は昭恵夫人の意向もあった、という。 国葬の件と合わせて野党は猛反発した。元首相や首相の追悼演説は野党第1党の党首クラスが行うのが慣例である、と。仕事を奪われた新人がSNSで愚痴るような物言いに聞こえる。しかし、過去の例を見れば野党の言い分も宜なるかな、である。 非難の声があがっても、自民党は甘利氏登壇を変えることはなかった。が、事態は急転直下、思わぬところから反甘利の声があがる。そうして、それが決定打になった。 07月28日夜である。TwitterのTLに、毎日新聞のツイートが流れてきた。曰く、「『残した派閥をばかに』安倍派の猛反発で甘利氏の追悼演説頓挫」と。野党の猛反発ゆえに頓挫した、というわけでないところがミソか。 甘利氏は自身の..

  • 第3434日目 〈サドゥン・オカーランス。〉

    このような日常のトラブルを好機到来と捉えて、書きあぐねていたブログ原稿のタネとし、すぐさま筆を執り始める姿を、滑稽と思い憐れと思い、もはや骨の髄まで染みこんだ道楽に耽るしかないか、と諦めの溜め息を吐いてみた。 ──be stunned at the sudden occurrence, 突然の出来事に唖然とする、という意味です。 ──No, way!? マジかよ!? ありえねー!? という意味です。 もちろん、いずれもそれ以外の意味合いを持つでありましょう、場面や状況等に応じて。 徒に行数を稼ぎたかったわけではありません。ここでいう「突然の出来事」が発生した瞬間、わたくしが口走った、或いは口のなかで叫んだ台詞です。まぁ、英語ではありませんでしたが。 それは、ジョニー、こういうことだったんだ…… 執筆の下調べでと或る、ライフ・ハック系の文庫を読んでい..

  • 第3433日目 〈電車に揺られて、本を読む。〉

    こんなわたくしでもまとまった時間を作って、何冊かの本を集中して読まねばならぬことがある。大抵は近所のドトールか行きつけのスタバを回遊して済ませるのだが、時に馴染みの場所を離れてプチ旅行を敢行、電車に揺られて本を読み通す。 プチ旅行とはいうても所詮は日帰り、家を離れている時間は会社に行っているのとそう変わりはない。その内容、単に電車に乗って坐れたら持ちこんだ本を読み始め、適当な駅で折り返して帰ってくるまでひたすら読み通す、というに過ぎぬ。 家人は「現実逃避」と苦笑するけれど、独身時代からの習慣ゆえこちらも適当に受け流している(というか、何度か一緒に同じことをやった覚えがあるのだが?)。 ずっと坐っているからとて、特別に腰痛対策をしているわけではない。ときどき体を動かして姿勢を変え、坐ったままできるストレッチを試みたりするが精々。 ──腰よりも背中かな、わたくしの場合、痛みと..

  • ちかごろは、……

    ちかごろは(=更新再開後)定期的にアクセス数ゼロ、という時間帯が目につくようになってきた。 本ブログも継続可否を検討すべき時期に来たのか。それまでに云うべき事は、いうておかんとなぁ。 さて、進退を如何にすべきか……。◆

  • 第3432日目2/2 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第02話を観ました。〉【暫定お披露目稿】

    「杞憂」という言葉がある。古代中国にあった「杞」の国の人が、もし天が落ちてきたらどうしようと憂えたのに由来する語で、「取り越し苦労」の意味。 然様、取り越し苦労であったようだ。『ラブライブ!スーパースター!!』第2期を最新の第2話「2年生と1年生」まで視聴した限りでは、「杞憂であった」と率直に申しあげられる。スタート前に様々懸念と会議の言葉を並べたが、それが裏切られたことに嬉しい思いを抱いている。 が、問題はこれからだ。全12話の脚本がすべてアフレコ稿として仕上がっているわけではあるまい。中盤までは暫定稿が出来上がっていたとしても、肝心の〆はまだ、良くても粗稿の状態であろう。 第1期第06話で──アフレコ・スケジュールへ間に合わせるための突貫作業であったのか──それまでの「良い雰囲気」で進んできた『ラブライブ!スーパースター!!』は途端、失速・難破座礁の赤ランプが点った。その..

  • 第3432日目1/2 〈『雨月物語』〜「浅茅が宿」第三稿完成。これから註釈を付けなきゃ!〉

    色々な理由をくっつけて先延ばしにしていた「浅茅が宿」現代語訳でしたが、近所の喫茶店に席を占めて約40分で字句修正と文章の加除を施して、先程(2022年07月20日 16時29分)仕上がりました。 ──よし! これで今夏最大の懸案事項は終わった。ブログに関してはいつもの無駄話、茶話、駄弁と『ラブライブ!スーパースター!!』第2期各回の感想文+αの執筆に集中できそう。 振り返ってみれば昨年もいま頃からスパートをかけて、「マカバイ記 一」の再々読と同ノート執筆をスケジューリングし、「エズラ記(ラテン語)」の再読も遠い先のことながらうっすらと視野に入ってきた時分であったような思い出も、ある。ここ数年、同じことを繰り返しているのかもしれないね。♪あら、可笑しいね、オッペケペッポー、ペッポッポー♪ 然れど、正確には「浅茅が宿」現代語訳は「完成」していない。先述のように、註釈として掲げる用..

  • 第3431日目 〈この国は、まだ大丈夫だ、と実感する。〉

    白血病治療の錠剤が結構とんでもない金額で、腰を抜かしたのは今月初めのこと。1週間分で2万円を超えるとは……しかも、ジェネリックなし。 これまでそんな金額をいちどに、薬代として支払ったことがないから、ボッタクリではないか、と調剤局の人に問おうとしたのも無理からぬ感情の動きであったろう。 こんな金額を聞いてびっくり仰天するのは、或る意味で身体になんの支障も感じることなく生きてこられた証しでもあるのだろうけれど、それにしてもねぇ。周りの人達──役所の人や地域療養センターの方々が訊き返すところから察して、やはりこれは薬代として日常認識される金額を遙かにオーバーしているのだろう。 しかし、2万円超とはまだ序の口なのである。1日1錠を7日分が内訳。実はこの1錠という服用量、薬が身体に副作用をもたらさないかどうかの試験的な処方であったのだ。つい先日の通院で、特筆すべき(報告すべき)副反応や..

  • 第3430日目 〈山上容疑者は司法の目を欺くか?〉

    安倍元首相銃撃事件から2週間。新聞等での報道から事件の背景と経緯、動機、今後についての情報は、概ね出揃ったように見える。昨夜から今朝にかけて新聞各紙は、殺人容疑で送検中の山上容疑者に鑑定留置が実施される旨報じた。 刑事訴訟法第167条は鑑定留置についてこう記す。曰く、「被告人の心神または身体に関する鑑定をさせるについて必要があるときは、裁判所は、期間を定め、病院その他の相当な場所に被告人を留置することができる。第2項;前項の留置は、鑑定留置状を発してこれをしなければならない。」と。 要するに、刑事責任能力を問うために身体を拘束して然るべき所で精神鑑定を行う、鑑定留置を行うためには書類が必要になる、という意味。なお、この間、鑑定留置状が発行された段階で拘留は停止されて、停止中は取り調べできない由(刑事訴訟法第167条の2)。 鑑定留置、とは難しい言葉だが、昨今は大きな刑事事件が..

  • 第3429日目 〈コラムを書き写す。〉

    先達て本ブログは無期限更新停止を宣言した。1カ月後に暫定的ながら再開できたが、その間は殆どなにも書いていなかった。そのツケが回ってか、お披露目するに足るものをなんとか書きあげられるまでは、もどかしさと苦しさと自棄しか感じなかった。 まこと、1日サボれば回復までに何倍もの時間と労力を要すのである。復調へ至るまでのことを思い出せば、……咨、此度のような経験は2度としたくない、というのが本音。うん、もう経験したくないね。 文章を書くのを1日サボったら回復までに時間が掛かる。そのためには「リハビリ」が必要だ。ひたすら書いて調子を取り戻すてふ徒労と事態の悪化を招くだけの行為はせず、他人の文章を書き写すことに没頭してひたすら書写して書写して書写しまくる。……人によって異なろうけれど、わたくしの場合はこれがいちばん効果があるようだ。 今回テキストにしたのは、コラムニストやジャーナリストの作..

  • 第3428日目 〈夏よさよなら。〉

    奥方様からのLINEで、本日附けのブログ原稿がアップされていないと知りました。予約投稿分のストックが底を突いていたようで斯様な事態になったこと、反省し、お詫びします。 ○ ……馴染みのクラブの馴染みの嬢が退店します。今月末まで在籍ながら長く勤めて顔も広い方なので、最終週は混みあってなかなか話す機会もあるまいゆえ、思い立って昨晩出掛けた次第。 本当にお世話になった。どうでもいいことから深いことまで、斯くも腹を割って話せる人と知り合い、今日まで縁を紡ぐことができるなんて、知り合った10数年前には想像することもできなかった。この方は、奥方様とはベクトルの方向性こそ異なるが、わたくしを長きにわたって支えてくださった方。家族の入院や自身が病気を患って相当に凹んでいるとき、或いは<おはらななか事件>の間は一緒になって悩んでくれたりアドヴァイスくださったり、終盤は共に憤慨してくれたっけ。 ..

  • 第3427日目 〈これから先、こんなテーマで書いてみたい。〉

    あなたに将来僕の書くものをどの程度理解してもらえるか自信がもてない。しかし、できるだけわかりやすく説明することを試みてみよう。 ──佐藤優『獄中記』P349(2003年8月10日/日 曇り 454日目 「外務省の後輩へのメッセージ) 岩波現代文庫 2009/04 佐藤優の本のどれかに、拘留が終えて自由になったら書こうと思う本のテーマを列記したページがあった、と記憶する(※)。その後、佐藤氏の著作に接してゆく毎に、そこで瞥見したリストに沿って著作活動が展開されていることに感銘すること頻りであった。 翻って──わたくしは? これから先、死神とのゲームと並行しながらどんな文章を書いてゆきたく思うのか? きのう部屋の片附けと本の並べ替えをしている最中、ふとそんなことを考えた(その際、分散していた佐藤優の本を1ヶ所にまとめた)。いい換えれば、今後どんなジャンルの本を意識して蒐集し..

  • 第3426日目 〈喜びと憂いと、願い事。〉

    早いもので令和04/2022年も後半に差しかかっている。年齢を重ねるごとに「光陰矢の如し」という諺が、多少意味を取り違えている可能性無きにしも非ずだけれど、実感されてくることである。ホント、時間の過ぎてゆくのは早いよね。 本業と称する仕事を在宅に切り換え、その傍らフリーランスと自営業の発展に努め、恩ある筈の人に背き(が、その人たちはゆめ信を置くに能わざる人たちでもあった)、報いではあるまいけれど家内に不安の影重く垂れこめた前半に比して、今月から始まっている後半はどうなるか。 お察しいただけるか否かは読者諸兄にお任せするが、今年前半は決してなだらかな道とはいい難い。耳障りな雑音を排除できて清々しい思いを抱き、暫し静謐の生活を楽しめた点は小さな福音といえようが、失ったものの方が比重としては大きく思うのは、さて、一体なぜなのだろう。 然れど今年前半は、それらをほぼ完璧に払拭してしま..

  • 第3425日目 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第01話を観ました。〉2/2

    『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第1話「ようこそ! Liella! へ!」の感想、その続きです。 推薦入学などは別にして、1月から2月は高校受験シーズンであり、3月は合格発表と2次試験の時期、でありましょうか。学校によっては(みくらの出身校がそうであったように)3月中に入学前のオリエンテーションを実施する高校もありますが、それは考慮に入れないとして。 この3ヶ月(=3学期)の間、Liella!と結ヶ岡女子高等学校はどのような注目を世間から集めたのか。それに伴い、学校側からのアクションはなにかしらあったのか。まずはそれを考えたい。 受験生が最後の追いこみに必死になっている時期、Liella!と結ヶ岡女子高等学校への注目のされ方は、第1話での新入生やLiella!メンバー就中葉月恋の台詞からおおよその輪郭を再現することが出来そうです。即ち、── 葉月恋;普通科が3クラ..

  • 第3424日目 〈非常事態発生──文章が書けない、本が読めない。〉

    日常の些事にカレンダーがびっしり埋まって疲弊してゆく日々のなかで閑暇の時を見附けては、ブログに載せる文章をウンウン唸りながら捻りだそうとしているが、どうも進捗は芳しくない。 もはや──と嘆息せざるを得ない。もはやわたくしは、書いた文章を溜めておくことせずそのまま流れ作業的にブログへ投稿/お披露目するのがルーティン化している、そう実感するのだ。 これをいい換えれば、「いつ・どの文章をブログにお披露目する」という明確な目的を欠いたいまは、文章を書くという行為自体が停滞してしまっている、ともなる。無意識に〆切を設定して、それに向けて書き綴っていたのが急に解放されたものだから、困惑しつつも後ろめたさの付き纏う喜びを味わっているわけ。 とはいえそこに1つの弊害が生じ、それが常態化するとまでは考えが至らなかった。つまり、読書を怠け始めたのである。ここには別の理由が深く介在しているがそれ..

  • 第3423日目2/2 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第01話を観ました。〉

    遂に、というか、ようやく、というか、ともかく始まったのである。今年いちばん待ちかねたアニメ作品、『ラブライブ!スーパースター!!』第2期が。過去にいろいろ批判、苦情、懸念等々述べることあったけれど、さて、そうした<疑惑>は一掃されたか? 払拭は出来たか? 結論をいうてしまうと、一掃されぬまでも払拭は或る程度までされたかな、と思うている。 他の作品もそうだが、第1話を観て今後の視聴を続けるか考えることにしていた。殊『ラブライブ!』に関しては『ラブライブ!サンシャイン!!』というわたくしのなかで著しく評価も好感度も下落して未だマイナス値の作品があることで、尚更見極めが必要だったのだ。 そうして、その懸念は、まずは払拭されて、このあとも観てゆこう、という気持ちになった。やはり動いて喋っているところを観ないと、推せるかどうかの判断は、批判の矢を収めて期待に転じるか否かの判断は、出来ま..

  • 第3423日目 〈〈歴史を視る目〉と〈歴史を図る素地〉を備えたる歴史家、徳富蘇峰。〉

    徳富蘇峰『近世日本国民史』を読んでいる。「赤穂義士」の巻だ。藤沢周平から地滑りした読書であることは既にお伝えしているが、立川文庫、吉川英治、縄田一夫・編のアンソロジー、と来て、ようやく本丸攻略に着手したてふ気分である。 わたくしにとって徳富蘇峰、と来れば、渡部昇一のエッセイである。始まりは『知的生活の方法』で買った本を置く空間に悩まされた若き日の回想、古本屋で戦前の版50巻を見附けたので来日中のアメリカ人日本史研究者に教えて買うよう奨めた、というエピソード(P96 講談社現代新書 1976/04)だ。十何冊も著者の本を読むとお目にかかる話題の1つでもある。 そのエピソードの末に『近世日本国民史』に関しては『腐敗の時代』に書いた、とあるのでさっそく探したけれど、どうしてか見附けること叶わず、Web上で全国の古書店の在庫を見られるようになると今度は状態の良いものが見附からず、結局その..

  • 第3422日目 〈すべての未来をこの子に託して──澁谷かのん嬢への頌歌(オード)。〉

    澁谷かのん、という女の子がいる。新設されて半年足らずで早々に廃校の危機に遭うもどうにか回避できた、東京都渋谷区(推定)にある結ヶ岡女子高等学校普通科の1年生──否、2年生、であったな。スクールアイドルLiella!のリーダーを務めている。 かつてここまで心を奪われた女の子はいなかった。かつてここまで未来への希望を重ねられる女の子はいなかった。かつてここまで心底愛おしく思える女の子はいなかった。 表題通り、『ラブライブ!スーパースター!!』の主人公、澁谷かのん嬢への頌歌である。 これまでの『ラブライブ!』歴代主人公のなかでも類例なきイレギュラー中のイレギュラー。いい換えればシリーズ史上最強スペック&初出スペックを誇る女の子が、この澁谷かのんであった。第1期放送中に作成していたメモを、精査や並べ替え等せず転記すると、── 01;作詞・作曲の両方に優れた(経験ある)主人公は..

  • 第3421日目 〈リハビリって苦痛だな。〉

    「浅茅が宿」の現代語訳はいま、プリントアウトした第二稿に朱筆を入れるなど第三稿作成の下準備に取り掛かっている段階。これが終わったらしばらく休んで療養にこれ努め、意気を蓄えたらそろそろシェイクスピア読書に取り組もうか、と考えている。 否、もう1編ぐらい『雨月物語』のお話を訳すか、或いは従前より手を着けている近世期怪談の新しい現代語訳か、など考えているが、これも浮気性なわが身の為せる業。まぁ、次になにをやるにせよ、療養等をその間に挟むことに変わりはないけれど。 そういえば最近、鷲田小彌太『定年と読書』(文芸社文庫 2011/02)を読んでいる。読書論をまとめて読んでいた時分に購ったと思しき1冊だ。 たぶん今回が2度目になるはずだが、精々が流し読みで済ませたのだろう。その内容にも文章にも、まったく記憶するところがないのである。いまはベッドに入ってから数分の読書のお伴だ。適当に開いた..

  • 第3420日目 〈世にはびこる心霊動画を観すぎて食傷気味のわたくしが、今日ここでお話ししたいこと。〉

    好きでよく観ていたCSの番組に、心霊動画/心霊ドキュメンタリーがある。エンタメ〜テレやファミリー劇場、ディスカバリーチャンネルやヒストリーチャンネルの番組表を眺めていると、否応なく目に入ってくるのだ。 『ほんとにあった呪いのビデオ』や『心霊闇動画』、『北野誠のおまえら行くな。』、『戦慄トークショー 永野が震える夜』、海外だと『世界10大ミステリーを追え!』や『潜入! 世界の心霊スポット』とかね。他にも事故物件探訪や『ほんのろ』の亜流番組、心霊ドキュメンタリーという名の行き当たりばったり的なドラマ仕立ての番組などなど──。 好きでよく観ていました。その時間帯で他に録画予約している番組がないときは予約して、後日呵々大笑しながら感傷に耽った。もうね、全く以て怖くない。〈文法〉がわかってからは尚更。 文法は〈定石〉ともいう。即ち、── カメラが横パンもしくは縦パンして戻ったり、画..

  • 第3419日目 〈地球の覇者は人間ではなくWindowsだ、と思ったりする。〉

    Macユーザーで生涯を過ごしたいと考えていたら、ひょんな事からWindowsで資格を取らねばならなくなったのである。インストラクターの仕事ってやっぱり、Windowsが圧倒的なシェアを持っていること、MOSの資格の有無でかなり選択肢が変わってくる(らしい)ことを、隙間から覗った程度にもかかわらず痛感してしまうた。ITパスポートだけではダメらしい。 本屋さんに行ってOfficeソフトの上級書を買って読んでみても、わかる箇所が殆どない。これは由々しき事態である。病院の食堂で竜田揚げ定食を食べ終わって本を開いていて、斯く思わしめられた次第──否、現実を突きつけられた、というべきか。 仕方なしに病院からの帰途、ふたたび本屋さんに寄ってWordとAccessの入門書を買ってきましたよ。序でに、目に付いたWindows11対応のショートカットキー事典なる本も。いや、ショートカットキー、大好き..

  • 第3418日目 〈わが脳ミソはカオスの如し。〉

    最近、「浅茅が宿」の翻訳をサボっている。Pagesに入力してゆくのがメンドクサイ、というのではなく、単に多忙ゆえのこと。まァ、メンドクサイ、というのも事実だけれど。──こほん。 いや、なんというかですね、さっきスマホのカレンダーやメモ・アプリ、そうしてアナログに手帳を眺めていたら、まったく書きこみのない日が珍しいぐらいに6月は忙しかった。あっという間に時間が流れた、とは陳腐な表現かもしれないが、実際のところ、その言葉を実によく噛みしめることのできた月だったのである。 お陰様で結婚記念日をゆっくり祝うこともできなかったが、これは来月の楽しみに取っておこう。なんというても今年のみくら家、5月末から6月一杯はお祝い事がすべて流れて、正直それどころではなかったのである。そのお祝い事は来月に、皆の予定が合うときに、まとめてやってしまおう、と考えている。それは福音というにじゅうぶんなお祝い事..

  • 第3417日目2/2 〈重度の幼馴染み病患者→Liella!になくてはならぬ船頭役、嵐千砂都について。〉

    ──顧みれば嵐千砂都は、第1期放送開始前からミステリアスな存在であった。果たして他のキャラクターに較べて一体われらは彼女のなにを、どこまで知っているのか。 知るところあるとしても、公式からの発表に基づくものではなく、状況から想像される様々なピースを掻き集めてムリヤリ整合性を付けて創りあげたものでしかあるまい。 果たして彼女の戸籍抄本はどのような内容か。下に書き出してみたが、一目穴だらけであることが注目される。曰く、── 嵐千砂都、現住所;東京都・以下不詳、出生地:不明、両親:不詳(職業共)、兄弟:不明。生年月日;2006年02月25日(生年は推定。令和04年07月現在;16歳)、血液型;B型。 ──以上。 顧みれば嵐千砂都は第1期放送開始前からその人物像、未知なる部分が多かった。 新シリーズ告知当初から中国からの留学生キャラクターが登場するとアナウンスされていたせい..

  • 第3417日目1/2 〈短編集の感想文を書く際の便利なツールはTwitterだった──『忠臣蔵傑作選』読了を目前にして。〉

    たまに読了ツイートをTwitterへ流している。短編集だと感想を1編1編ツイートする(ときもある)ので、あとでまとめるとそれなりの分量になっていて、われながら驚くことしばしばで。一昨年の夏に読んでいた福武文庫版『ドストエフスキー短編集』(上下)などがその典型だ。 読書感想文の土台にしよう、と企んで(否、思い浮かんで)始めたのが最初だったか。それとも常の読了ツイートだったのが段々と発展して、斯く企んだのか。どちらであったにせよ、Twitterの字数制限に阻まれて、書いた感想を削り、言葉を換え、表現を改め、満足のゆくツイートに仕上がるまでは随分と苦労した──けれど、その作業は一方で愉しかったのも事実である。 それは、一種の挑戦だった。自分の語彙や表現力を試される場でもあった。鍛える、なんて大仰な話ではないけれど、それに限りなく近いものはあった。1編読み終えたら読了ツイートを流すことを..

  • 第3416日目2/2 〈「浅茅が宿」翻訳の進捗状況。但し、2022年06月04日18時18分時点。〉

    上田秋成『雨月物語』から「浅茅が宿」の現代語訳は、(たぶん)順調に進んでいます。現代語訳というてもいわゆる逐語訳から離れてしまっているので、もしかしたら看板に偽りあり、かもしれません。 これまで箱根の峠で幽霊に会った話や戸袋に潜む女の幽霊の話など本ブログにお披露目してきておりますから、それを想起していただければ「浅茅が宿」の自称「現代語訳」がどのようなものか、ご想像いただけると思います。 まァ、そんなことをしているせいでか、思惑以上の分量に膨れあがっているのは目を背けたくなるような事実ですけれど、仕方ありません。原文が、前2編にくらべて数倍の量なのですから、膨れあがるのは当然です。 この作業を始めるにあたって幾つか、架蔵する『雨月物語』の現代語訳とコミカライズへ久方ぶりに目を通してみました。学者先生方のものあり、著名な小説家のものあり、有名無名の漫画家たちの筆になるものあり、..

  • 第3416日目1/2 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期放送開始を前にして。〉

    然り、前稿で吐露した気持ちは事実であり、真実である。が、その一半でしかない。不安値/絶望値よりはむしろ期待値の方が高い──嘘に聞こえるかもしれないが、本当なのだ。 顧みれば第1期でさえ、最初のディザーイラスト、メインキャラクターが居並んだイラストからは、「なんだ、これ?」と思い、さしたる期待を抱くことはなかったのである。何作も開始が予定されている2020年夏アニメの1つ、というぐらいでしか認識するのを止めていた。もう『ラブライブ!』は1作目のμ’sだけでいいや、と思うていたのである。特にμ’s原理主義者というわけではないけれど。 ついでにいえば、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』は毛色の違いからシリーズ本来の流れに位置附けるべきなのか、或いは壮大なる番外編なのか、悩んだ。結局新田恵海の「虹ちゃんは3代目、孫」発言が効いて前者に傾き、かすみんイチ推しでいまに至ってい。..

  • 第3415日目 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期ヘの期待値は、ゼロである。言い換えれば、いまから失望と絶望しか感じない。〉

    9人よりは5人。古今の例を顧みて9人という奇数の収まりの良かった試しはない。5人体制で巧く運用できていた集団が、途端に本人たちの意思と関係なく増員されると道は2つ──空中分解か馴れ合い、いずれかである。否、という者あらば挙手を乞う。 むろん、間もなく放送開始の『ラブライブ!スーパースター!!』第2期の話である。 Liella!はSMAPやTOKIO、(結成時の)モー娘。の如く、5人体制を維持すべきだった。5人……咨、その収まりの良さよ、ヴィジュアルにしても曲にしても、キャストの居並ぶショット(生配信含む)にしても。 4月、Liella!に新メンバーが加わることが公式から発表された。デザインを見た途端、「これではないっ!!」と反発しか覚えなかったのはわたくしだけではない、と知っている(いまに至るも、なお)。正直なところ、作品にそぐわぬキャラデザ、担当キャスト、口調……いったいど..

  • 第3414日目2/2 〈安倍元首相、逝く。〉

    信じられないニュースがテレヴィで流れている。約束していた予定を、時間を変更してもらって、そのニュースを時間の許す限り観ていた。 奈良県の大和西大寺駅前で、参院選立候補者の応援演説をしていた安倍元首相が凶弾に倒れた。犯人はすぐにSPらに取り押さえられた。近くのクリニックから呼ばれた医師が心臓マッサージを施している。心肺停止か、と画面片隅のテロップにある。ドクターヘリで病院に搬送されて緊急手術が行われた。ほぼ一部始終の映像がテレヴィの画面で流れている。そこまで見届けた後、家を出て、打ち合わせに向かった。 夕刻17時03分、搬送先の病院で死亡が確認された。その直前に昭恵夫人が到着し、安倍さんに逢えたことがせめてもの幸いか。 それを知ったのは、打ち合わせも終わって近所のラーメン店で参加者数名と注文した品が来るのを待っていたとき。19時過ぎである。せめてもの幸いは、昭恵夫人が間に合ったこ..

  • 第3414日目1/2 〈更新を再開します、というお知らせ。〉

    本日からブログへの投稿を再開します。 どれだけの間隔が実際に開いたのか、予約投稿の弊害か良くわかりませんが、事態が改善したからブログを再開するのではない、とだけは、備忘の意味も込めて書き置いておきます。 「さあ、死神よ、おまえを出し抜いて生き延びるのと、おまえの手にかかって倒されるのと、どちらが先か。ゲームを始めよう」 今後の更新頻度がどうなるかは、不明。毎日定時更新に戻せるかどうかも含めて、不明です。わが事ながら斯様に漠然とした回答で、相済みません。 続稿として既に2週間分の文章が、本稿を予約投稿する時点でできあがっている。気が向いたら手を入れるだろうが、基本的には決定稿と考えて良い14日分の文章が。いい換えれば、あと14日は本ブログもわずかな命を燃えあがらせることが可能というわけだ。 そこでこれ以後の予告となるが、某アニメ第2期開始を前にした不安と猜疑を吐露した一..

  • ブログ更新再開のお知らせ。

    07月11日午前2時から、更新を再開します。 いいたいことをいうてゆくことに決めました。 どうぞ宜しく。◆

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