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2010/08/09

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  • 第3766日目 〈桜木町で、人混みのなかで、気づけばあなたを探している。〉

    第3766日目 〈桜木町で、人混みのなかで、気づけばあなたを探している。〉

    ぼくはいちどもマスクをはずしたあなたの顔をみたことが、ない。それでも今日、すれちがい様にあなたとわかったのは、なんども夢のなかで素顔のあなたに逢っていたから。 入院中、パソコンの不要なファイルやフォルダを、自分でもそら恐ろしくなるくらいのいきおいで削除した。ゴミ箱のなかみがすべてなくなるのに二分もかかったなんて、はじめてのことだ。 そのあいだにかんがえたこと──自分の記憶を任意に削除することができたとして、最後まで手をつけない領域は、なにか? 家族との思い出、あなたといっしょに仕事した一年とその後の偶然のすれちがいの想い出。これだけは……。 ホームであなたとすぐわかったのは、髪型と着ている外套の印象が当時のあなたとかわりなかったこと、なによりも涼やかな目許。……身長? んんん、それは否定できない。 すぐわかったけれど、すこし行きすぎてから振りかえったのは、声をかけたらあな..

  • 第3765日目 〈入院、退院、帰宅、それ以後。03月07日までの記録。〉

    第3765日目 〈入院、退院、帰宅、それ以後。03月07日までの記録。〉

    2024年── 01月01日(月)午前5時、救急を要請。午前6時、かかりつけのみなとみらいの病院に搬送。 同日午前8時入院。 03月01日(金)午前11時に退院、夕刻帰宅。 03月04日(月)、初外来。8時30分、採血、入院中の採血注射跡、内出血、アザ等目立ち満身創痍。→10時頃から赤血球と血小板の輸血。15時頃会計済ませて買い物して帰宅。 03月07日(木)、外来。スケジュール、及び輸血内容、上に変わらず。早くも内科治療室の常連と化す。主治医曰く、わずかずつながら回復傾向の由。悩み事の相談、主治医でも見当つかずとぞ。→会計終えて、丸善にて必要資料の『孟子』購い、そのままみなとみらい線で馬車道。スタバにて懐かしき人たちと再会、コーヒー二杯、ピザトーストとドーナツを食す。だんだん常態に復すようこれ努めなくては。 →17時40分頃、市役所のなかを通り、市役所側改札から桜..

  • 第3764日目 〈病床からのレポート──2024年02月25-26日「白峯」下訳進捗篇〉

    第3764日目 〈病床からのレポート──2024年02月25-26日「白峯」下訳進捗篇〉

    退院までに「白峯」の下訳を終わらせたい。たとえ不十分なものであったとしても。 それは現実になった。 本篇最後までどうにかたどり着いたのだ。02月11日からまだ「なんちゃって」レヴェルに過ぎぬ筆を執り始めて、毎日1時間から2時間をこの作業に費やして、今日02月25日午前に終いの一文、「かの国にかよふ人は、必幣をさゝげて斎ひまつるべき御神なりけらし」へ至った。 化学療法が始まるまでに少しでも作業を進めておきたい。その一心から、修正テープと茶色のペンを片手に読み返しを行いながら、細かな字句修正やまるまる一文の手直しを始めたのだ。 でも、本当の意味では、下訳は完了していなかった。冒頭、東国歌枕の道行と崇徳院の荒れ果てた行在所での描写は、ほぼ手抜き状態の訳と最初からわかっていたけれど、……まさか読み進めるうちに同様の箇所が幾つも見つかるとはおもわなんだ。 仮訳もできぬ状態だった..

  • 第3763日目 〈病床からのレポート──2024年02月17日「おはらななかへの大嘘と「白峯」翻訳」篇〉

    第3763日目 〈病床からのレポート──2024年02月17日「おはらななかへの大嘘と「白峯」翻訳」篇〉

    おはらななかへの想いを未練がましいものにしない為、居もしない奥さんと子供の話をでっちあげて、自分のまわりを〈大嘘〉という名の壁と濠を張りめぐらして整理して、そろそろ3年が経つ。「敵を騙すには味方から」を実践しなければならなかったのは些か慚愧に堪えるけれど。 このお陰で、さいわいとおはらななかは自分の求める幸せを摑み、いまは子供も生まれて静穏無事に暮らしていると想像したい。これぞわたくしが望んだ彼女の未来、おはらななかにもわたくしにもWin-Winな世界の訪れである──そう思おう。幸あれ。 考えてもみろ、おれが幸せに家庭を持てる立場であるわけないだろ。 さて、話題を変えて。 春一番の吹く少し前、化学療法の副作用期を脱する頃。気分の安定する日が目立ってきた。その頃から始めたのが、『雨月物語』巻頭を飾る「白峯」の翻訳である。 ポツリポツリと好みの怪談を見附けては気儘..

  • 第3762日目 〈病床からのレポート──2024年02月09日「夜明け前のみなとみらいを脇目にしながら」篇〉

    第3762日目 〈病床からのレポート──2024年02月09日「夜明け前のみなとみらいを脇目にしながら」篇〉

    諸君、おはよう。おはようとしか言い様のない時間に、これを書いている。 只今午前6時12分、まだ外は暗い。闇夜である。先刻ブラインドを開けた。マンション屋上の公園や道端のイルミネーション、生活臭が感じられない海の向こうの白銀灯、ちらほら混じる小さな灯りの群れ群れ群れ、港湾の埠頭の突端を示す橙色の灯し火。それだけである、みなとみらいの街をどうにか彩るのは。 目が覚めて窓のブラインドを開けたり洗顔したり、この時間の病棟の様子を知りたい一心も手伝ってロビーへアクエリアスを買いに行った。戻ると、疲れが一斉に出た。ベッドでぐったりしているところへ看護師さんが来て、点滴の仕度を始めてゆく。起床時間05時から1時間以上経過してこれを書いているのは、そんな夜明けの散歩とMac Book Airの準備に手間取ったからである。 それにしても病院って、本当に24時間稼働の現場なのだね。故あって個室に..

  • 第3761日目 〈病床からのレポート──2024年02月07日「初めての洋古書」篇〉

    第3761日目 〈病床からのレポート──2024年02月07日「初めての洋古書」篇〉

    平井呈一の愛撫してやまぬ小説があるとすれば、それはホレス・ウォルポール『オトラント城綺談』であったろう。入院中に読んでいる(何度目かの読み直しをしている)荒俣宏『妖怪少年の日々 アラマタ自伝』と『平井呈一 その生涯と業績』を通してひしひしとわかってくる。 擬古文と現代語の両方で翻訳を残したと云うばかりでなく、手彩色の図版が入った19世紀だか18世紀だかの版本を、殊の外大事にされて誰彼に見せるときは胸に抱えて隣の書庫から大事そうに持ってきたそうだ。このあたり、荒俣氏の『稀書自慢紙の極楽』や『ブックライフ自由自在』等の記憶と重なっているところがあるので、自伝と師の年譜に載るところとはくれぐれも信じこまないで欲しい。 そんな事を思うているとプルーストのプチ・マドレーヌと紅茶の挿話の如く、記憶がじんわりと甦ってきて、モルヒネや多量の内服で朦朧となったこの脳ミソでも思い出せる一冊があるのに..

  • 第3760日目 〈病床からのレポート──2024年01月25日篇〉

    第3760日目 〈病床からのレポート──2024年01月25日篇〉

    なんだかずいぶんとおひさしぶりの更新になった。パソコンを立ちあげるだけの体力も気力も失われて、伸ばし伸ばしになってしまっていた。外に特に意味や理由はない。幸か不幸か。 脱毛、食欲不振、排尿量の激減、37度台後半から39度台前半を行き来する体温、その他諸々。これまで経験したことのないような出来事が、時間差でわたくしを襲う。体力と気力をどんどん奪ってゆく。悪夢にうなされる。これまでの人生のツケを払わされているような錯覚さえ抱く。いや、警察のお世話になるような悪さをしでかした過去があるわけじゃあ、ないけれど。 最近、死者の夢を見る。これは、悪夢ではない。身内だけでなく親戚や友人、知人が、訪れたことのないような場所で、わたくしと朗らかに談笑し、逍遙したりゴルフや釣りに興じたりして、刹那の幸せの時間を過ごす。愛しい死者と夢のなかで出逢うのは、高熱に魘されてではあるまい。心の奥底で無意識に、..

  • 第3759日目 〈病床からのレポート──2024年01月16日篇〉

    第3759日目 〈病床からのレポート──2024年01月16日篇〉

    化学療法の負の側面と、点滴にまつわる不安と恐怖で過ごした一日であった。絶望を一瞬でも感じた日は、入院以来正直なところ無かった。今日はそれを感じた点で、稀少なる一日にもなった……前向きに言っているつもりだが、心中穏やかならざることはお察しいただけまいか? 負の側面とは? 不安と恐怖とは? あまりに生々しく、打ちのめされるような現実である。告白療法は無効であろう。斯く判断する。逃げているのではなく、もうすこしだけ、向き合う時間が欲しいのである。ただうっすらとした過去の記憶が、二冊の本の内容を呼び起こしてくる。〈チャーリー・ブラウンとビーグル犬スヌーピー〉シリーズのスピンオフと、アメリカのティーンエイジャーをメイン層にした安手のロマンス小説だ。……咨、確かにいまの自分と似通った部分はある。ぼんやりとした意識であっても首肯できる程には。退院できたら、さっそく書架を漁って探してみよう..

  • 第3758日目 〈病床からのレポート──2024年01月15日篇〉

    第3758日目 〈病床からのレポート──2024年01月15日篇〉

    題材;案 本稿で、中原さん(おはらななか)について書く。 本稿で、近江の大人(実話怪談作家)について書く。 共に顕彰。出会えたことの感謝と、その後のわたくしの人生に与えられた潤い。 生あるうちに。◆ 2024年01月14日 19時37分

  • 第3757日目 〈病床からのレポート──2024年01月11日篇。〉

    第3757日目 〈病床からのレポート──2024年01月11日篇。〉

    退院日がどんどん遠くなっている。個室に閉じこめられて窓の外を見ていると、ラプンツェルやクラリスは、或いはアナスタシアはどうやって日々の憂さをやり過ごしていたか、疑問が浮かぶ。見えぬ所に侍従や監視役を置かれている彼女たちは、視点を換えればいまのわたくしと同じでないか。 入院して十日以上になる。症状は一進一退、痛む部位も痛みのレヴェルも、時々刻々と変化する。これから自分は、いったいどうなってしまうのか。不安は尽きぬ。 とはいえ、悪いことばかりでもない。支えてくれる人たちにはこちらの都合が優先するゆえに甚だご迷惑をお掛けしている部分もあるが、これもまた視点を変えれば、これまで取り掛かることのできなかった積み残したあれやこれやを片附けていく機会にもなるのに気がついた。 なにより喜ばしいのは、末端神経にまで喰いこんでなかなかその全部を払拭できなかった腫瘍……毒素を完全追放する好機が得ら..

  • 第3756日目 〈病床からのレポート──2024年1月5日編〉

    第3756日目 〈病床からのレポート──2024年1月5日編〉

    元日以来のお目通りとなります。みくらさんさんかです。 本日入院計画書が作成されました。 原因は、持病の一つである「慢性リンパ性白血病」の「急性憎悪」と診断。 化学療法が金曜日から始まりました。 さいわいと余命宣告が出る程では、ない(誰だ、舌打ちしたの?)。 当面の間、体調優先で暮らすため、本ブログは不定期連載となります。ご承知置きの程を。 それでも暇な時間はできてしまうので、特にテレビを視る趣味もないわたくしは、消灯までの二時間弱を使って、並木浩一『「ヨブ記註解』と井上神父のペトロ伝を読みます。◆

  • 第3755日目 〈病床からのレポート ──2024年01月01日篇。〉

    第3755日目 〈病床からのレポート ──2024年01月01日篇。〉

    そうはいうても「レポート」の体は成さないことだけは、いまからはっきりわかっている。 みくらさんさんかは令和6/2024年01月01日午前6時頃、かかりつけの病院へ緊急搬送された。例の、首の腫れから腰に至る背中の各部位に、これまでに記憶がない程尋常でない痛みを覚えたからだ。数時間は我慢したものの遂にそれも限界に達して、救急を頼ることにしたのである。午前05時20分頃か、119番通報をしたのは。 10分くらいで地域救急が到着した。車内ではかかりつけの病院が受け入れできない場合、他へ行く可能性もあるといわれた。仕方のない話だ。時期が時期だからね。が、かかりつけの病院へ運んでほしかった。いちばん話がスムースに進み、自分のカルテもあり、なにより三が日明けには診察の予定が入っていたから。 結論を述べればかかりつけの病院に上記の時間に到着して、しばらくは痛み止めの点滴をした。その間も痛..

  • 第3754日目 〈令和5/2023年 よかった本、がっかりな本、だめな本。 〉

    第3754日目 〈令和5/2023年 よかった本、がっかりな本、だめな本。 〉

    喪中のため新年の挨拶や「本年もどうぞ……」なんて元日のテンプレ文言は一切差し控える。 タイムリミットが迫っている。買い物帰りに体を休めんと寄ったカフェ、今日は閉店時間が十七時と云々。執筆を企んでいた短文は、果たして残り三十分で書けるだろうか? 時間はない。go ahead. 手帳に書き留めて可視化した所以もあるのか、顧みて2023年はやたらと本を読んでいた一年だった。その数はせいぜい二百冊(作)を少々超えるという程度だが、「今年の読書量は三六〇余冊でした、ぜんぶ(現代の軽い)小説です!」なんてTwitter(現X)の腐乱死体が臆面もなく述べ立てるものよりは中身で勝負できる書物ばかりであった、と自負できる。……咨、勿論このなかに仕事で必要になって目を通した本は一冊もない。お断りしておく。そんなもの、読書の筈あるか。 で、そのなかから「よかった本」「がっかりな本」「だめ..

  • 第3753日目 〈読み続けていれば。読み続けるには。〉

    第3753日目 〈読み続けていれば。読み続けるには。〉

    英語の多読と同じで読書体験を重ねれば、だんだんと上のレヴェルの本が読めるようになってゆく。内容が手に余るとか支障はあるだろうけれど、ずっと読んでいれば、これまでよりすこしだけ専門的な本を手にしても、どうにか読める、まったくわからないわけじゃぁない。 実体験だ。日本の古典文学についても、聖書/キリスト教についても。 ただ大事なのは、英語多読の入門書でもいわれているが、ときどき易しいレヴェルの本へ立ち返って自分の興味を「そこ」へつなぎとめる、難しめの本ばかりで凝り固まった脳ミソと心を休ませ回復させる、という二点。 怠ると、たちまち知的硬化を招いて読書がイヤになります。本当のことである。◆

  • 第3752日目 〈親しき人、ヨブ。〉

    第3752日目 〈親しき人、ヨブ。〉

    旧約聖書に収まる「ヨブ記」とは身に覚えのない罪によって肉体的苦痛精神的苦痛を味わわされた男の、神を呪詛する物語である。友ならざる友が好き放題に喚く身勝手ステレオ・タイプの主張に悩まされる男の話でもある。信仰が本物かどうかを試される男の話、というのが一般的にいわれるところ。 最初に読んだとき、なんて難解な書物だろう、と何度頭を抱えたことか。いまでも難解という印象に変わりはない。繰り返し本文へ目を通しても、幾種かの註解や研究書を読んでみても、肝心の部分は未だ濃い霧のなかにある。 斯様な状況にありながらもちか頃は、突破口となりそうなものを見附けた気がしている。「ヨブ記」に抱く難しさにかわりはないが、その内容・思想へ迫る取っ掛かりを、得たように思う。 突破口とは、いまわたくしが味わっている肉体的苦痛である。それが生み出す不安と絶望である。空想の力によって創られた、快癒への希望である。..

  • 第3751日目 〈「マルコ」の再発見──『バークレーの新約聖書案内』を読んでいます。〉

    第3751日目 〈「マルコ」の再発見──『バークレーの新約聖書案内』を読んでいます。〉

    咨、ウィリアム・バークレーとの出会いは、新約聖書の読書を始める直前と記憶する。頼りとすべき註解書を探す一方で、新約聖書全体を見渡す一冊の、自分にとって最適な一冊の本を見附けるべくあれこれ漁っていた──市の中央図書館の棚の前を行ったり来たり、背伸びしたりしゃがみこんだりしながら。 そうやって見附けたのが、『バークレーの新約聖書案内』だった。いちばん下の、いちばん端っこにあった。スコットランド協会の雑誌に連載された、新約聖書を構成する二十五の書物について、各巻の中心になる思想、各巻がいわんとする大事な一点に絞って書かれたエッセイ群プラス序文と結語から成る『バークレーの新約聖書案内』は、本文二〇〇ページにもならぬ本である。この、一巻一点集中の姿勢が、新約聖書へこれからアプローチしようとしているわたくしにとって、いちばん身の丈が合うようだった。その予感は現実となり、九年が経とうとしている現在..

  • 第3750日目 〈お詫びと現状報告。……わたくしは挫けない、前を見てその果てに進む。〉

    第3750日目 〈お詫びと現状報告。……わたくしは挫けない、前を見てその果てに進む。〉

    右耳の後ろだけでなく、ちょうど右襟足にあたる首の箇所にまで腫れができて、痛みに耐えかねている。知己がそれを見て、はっきりと視認できる程の大きさだと教えてくれた。写真を撮ってもらったが、これまで見たことのないような大きさの腫れだった。 痛みは右耳の後ろの腫れからズキンズキンと絶えることなく続いているが、首の後ろの腫れからも鈍痛がときおり起こっているように感じられる。そうして昨日(12月26日)の診察のあとで生じた左襟足にあたる首の箇所も、右側ほどではないが細長く腫れあがっている。 帰りはなかなかタクシーが摑まえられず、配車を頼んでもすべて出払ってしまっていた。店を出てから40分くらい経ったあと、桜木町でようやくタクシーを停められたときは、既に右脇腹は痛みと突っ張りで悲鳴をあげていた。 帰宅してすぐお腹に食べ物を入れて空腹を満たしたあと、脳梗塞の経過観察で処方された薬と、白血病の..

  • 第3749日目 〈山本芳久『キリスト教の核心をよむ』を読みました。〉

    第3749日目 〈山本芳久『キリスト教の核心をよむ』を読みました。〉

    きょうばかりは暗い話はなるべくしたくないので、読んだ本のことを話そう。 山本芳久『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版 2021/10)を読み終わった。ずっと鈍く続く痛みをわずかの間でも忘れられたら……という思いから手にした一冊だったが、ゆっくり読み進めるうちジワジワと、旅する人々を束ねる同伴者イエスの優しさが染みこんできて、すこぶる感銘深い読書となったことをまずは報告したい。 なにより心に残ったのは最後の第四章、「橋をつくる──キリスト教と現代」だった。教皇フランシスコとヘンリ・ナウエンの著書を紹介しながら、〈周縁の神学〉を踏み台にして自分と他者の間に「橋をつくる」、架橋することが、世界が断裂されているこんにちにこそ必要と説く。 キモとなるのは、ナウエンの代表的著作『傷ついた癒し人』にある、自らの傷を(他人への)癒やしの源泉とする、という箇所。この発想は、「『十字架で苦..

  • 第3748日目 〈病気と闘いながら、今年よりは良い来年を迎えたい。〉

    第3748日目 〈病気と闘いながら、今年よりは良い来年を迎えたい。〉

    体調不良に伴って読書が遅れていた杉原泰雄『憲法読本 第4版』について、年内の再読終了を目論んでいたがそれはどうやら水泡と帰すことになりそうだ。というのも二週間程前から呻き続けて罵詈を叫んでいた腰と背中、両脇腹、左股間(鼠径部)の断続的かつ移動する痛み、そうして右耳後ろの腫れと痛みの原因、今後の治療方法等がわかってきたからだ。 クリスマスの昼、救急車を呼んで運ばれたかかりつけ病院の緊急医療室での検査に拠れば、すべてはリンパの腫れによるものの可能性が高いという。 最近はCT撮影をしていなかったので「いつから」とは判然としないが、前回撮影した2022年秋と、今年夏の脳梗塞を発症した際に撮影された(別病院での)写真を並べてみるとリンパがいまのように拡大して神経を圧迫、痛みや腫れをもたらしたのはここ三、四ヶ月のことである様子。これとて明日の診察を経ないと正確な原因などわかりかねる部分が大き..

  • 第3747日目 〈徴税人、マタイのこと。〉

    第3747日目 〈徴税人、マタイのこと。〉

    福音書に登場する徴税人マタイ、レビはユダヤ人だった。エルサレムの一角で仕事をしていた。かれらは同胞から忌み嫌われる存在だった。にもかかわらず、イエスはかれらを召して弟子とした。 エルサレムを含むユダヤ、その北にあるサマリヤ、イエスの故郷ナザレを服むガリラヤ。その周辺地域。そこは当時ローマ帝国の属州だった。小規模の抵抗運動、大きな反乱はあったと雖もそのたび、ローマ軍によって鎮圧された。 人々は内心でローマを憎んだ。よい感情は持っていなかった。矛先はローマの代理人のようになって働く同胞へも向けられた。マタイ、レビがユダヤ人でありながら忌まれたのは、徴税人というのが、ユダヤ人がローマへ納める税金の取り立て役だったからだ。 「マタイによる福音書」に曰く、「イエスがその家で食事をしておられたときのことである。徴税人や罪人も大勢やって来て、イエスや弟子たちと同席していた。ファリサイ派の人..

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