古代中国の思想家の一人に老子がいる。彼の考え方に「無為自然」というのがある。これは、自然の摂理に従い無理な力を加えないという考え方。もう少しわかりやすく言えば…
小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
2009年暮れよりはじめて、 どこまで続くかな? おっ、まだ続いている!
近未来を扱った映画の中でアンドロイドに向かって"Are you Real (human being) ?" と訊くシーンがある。本物の人間か、それともアンドロ…
このたび、肺炎のため10日間の休筆を行い、その間、皆様の応援がありましたことに感謝したいと思います。だけども、まだ快癒とまでは行っていなく、いまだにモヤモヤと…
クルマを車検に出した。いつもお願いする自動車整備工場は、いかにも車好きのメンバーで構成されている。車検が通るまでの間、いつも代車を用意してくれるが、そこの整備…
先日の日曜日、近所散策をしていると、向かいからくるTシャツ姿の男性の顔に見覚えがある。誰だっけ? 最近、半ボケのせいか思い出せない。と、そばを歩いていた若い男…
最近、Facebook の友人申請があり、「おっ、昔馴染みだ」と思って開いてみると、最終投稿が10年前というのがあった。こんな調子だとすると、本人死亡のままF…
映画などのワンシーンに出てくるチョッとしたものが多くを語っている場合がある。先日観た映画『PERFECT DAYS』(2023年) にそんなシーンが出てくる。…
先日のMLB (メジャーリーグ) のドジャース対パドレスの試合があった。ここで行なわれたのはデッドボールの応酬。そこではパドレスの投手から、大谷選手が100マ…
ここしばらく書いてきたK書店のことは、実は、わが記憶の中からすっかり消え去っていた。それを突然、思い起こしたのは一つの映画案内からだった。すなわち、先日、偶然…
さあ、どうする? (昨日のブログからの続き)K書店で働かないかという社長の言葉。当時の当方からすれば、決して悪い選択肢ではなかった。いつかは、物書きの一角に収…
肺炎からの完全な回復はまだですが、少しずつ日常に向かっているところです。今日からは休筆前に時を戻して、ブログを投稿したく思います。休筆前の6月7日に投稿した「…
10日ほどの休筆の間、皆様よりご心配や応援のコメントを頂き感謝感激です。実は、今に至るまで不明な点が多く、正確にお伝えすることができなかったのが現状です。読者…
世界最初の大帝国を築いたのはアレクサンダー大王。20歳で初陣を戦ったのは紀元前336年。そして、今のギリシャからインドに至る大帝国を築き上げたのは紀元前323…
肺炎も少しずつ回復して自然治癒に任せる方向となりました。お蔭さまで、ボチボチ良くなっています。皆様からは励ましのメッセージも頂き、ありがたい限りです。休筆もこ…
鬼の霍乱10日目となりました。今日も休筆です。検査の結果、一番恐れていたマイコプラズマ肺炎ではないことが判明した。ひと安心ではあるが、では肺炎の原因は何?とい…
鬼の霍乱八日目となりました。今日も休筆です。佳き兆しが見えないまま、肺炎との奮戦中といったところです。文豪ドストエフスキーは、いわゆる賭博者だった。賭博の世界…
鬼の霍乱八日目となりました。今日も休筆です。昨日は、クスリが効いた旨のことを書きましたが、徹底して地獄だったところに僅かに光が差したように見えた瞬間といったと…
鬼の霍乱七日目となりました。今日も休筆です。毎日、今日は回復するだろうかと思いつつ1週間。ささやかな善兆の一つも見出したいところでしたが、逆に、今日は、死の淵…
鬼の霍乱六日目となりました。今日も休筆です。改善の兆しが見えないのも驚きです。ヨブ記が愛読書になりそう。だけども、この状況を楽しめ!という声もあり、今は、素直…
鬼の霍乱五日目となりました。今日も休筆です。クリニックに行ってX線を撮りました。肺炎のようです。しばらくは、じっと我慢の子ですね。画像は、南仏のエズ村。城塞の…
鬼の霍乱四日目となりました。今日も休筆です。いつまで続く"ぬかるみぞ"、という感じです。熱神の手厚い庇護の中にいるようです。いつ解き放たれるのでしょうか?御解…
鬼の霍乱三日目となりました。今日も休筆です。検査の結果、コロナでもなくインフルエンザでもないことが判明。ひと安心。では、39.5度の熱を起こしているのは、いっ…
鬼の霍乱二日目となりました。今日も休筆です。昨日よりも悪化、40度近い高熱になるとは驚きでした。高熱といえば『平家物語』に描かれた平清盛。イラスト近藤ゆたか氏…
本日、急な発熱があり、お休みいたします。ま〜鬼の霍乱といったところです。連載の形式だった翌日が休筆というのも冴えませんね。明日は回復の予定。画像は近所散策。心…
書店が減少している。この10年で18000あった書店が約半数に減少しているという。減少傾向は、止まるところを知らない。当方は、大学生だった頃に書店でアルバイト…
パリ・オリンピックで話題をさらった一人は「無課金おじさん」。一躍、話題の人となった。彼は射撃競技に出場し、銀メダルを獲得したトルコ人選手。配給されたTシャツと…
蛍の飛び交う季節がやってきた。このシーズンになると、蛍の鑑賞会なるものの案内が来たりする。蛍の穴場を紹介したいというオタク系の人の顔が浮かんでくる。イタリアな…
最近見つけた著書に「死ぬならガン」という一節があった。ガン家系のせいか「ガンは避けたい」とばかり思ってきたが、ガンという死に方には利点も多いという論点で積み上…
ボクシングはわが子供の頃は人気のスポーツだった。週刊漫画に連載されていた『明日のジョー』は人気のボクシング漫画だった。主人公・ジョーの好敵手であった力石徹が連…
人は、眠ると必ず夢を見ているという。だけども、起きた瞬間に忘れてしまうものらしい。記憶に残るような夢は、たいてい悪夢というところから考えれば、夢を覚えていない…
関西弁に「ケチ」の別名「シブチン」という表現がある。ケチとシブチンには微妙な違いがある。ケチは、物を惜しんで出さない人のこと。古来からの表現をすれば吝嗇(りん…
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古代中国の思想家の一人に老子がいる。彼の考え方に「無為自然」というのがある。これは、自然の摂理に従い無理な力を加えないという考え方。もう少しわかりやすく言えば…
「乙(オツ)」という表現がある。昔の落語家なども、よくこんな言葉を使った。趣きがあって、ちょっといい感じ、と思わせるものに使う言葉。用法としては「乙(オツ)で…
「実存主義哲学」なるものがある。実存主義というので有名なのは、フランスの思想家J・P・サルトルだが、その祖とされるのは19世紀のセーレン・キェルケゴール。今は…
当方は四字熟語に、つい惹かれるところがある。漢字クイズなどで難解な文字が入った四字熟語が出題されると妙に燃える。例えば「喧々囂々(けんけんごうごう) 」と「侃…
先月の「休筆」から1ヶ月ほど経ったことになる。医師が施すべき処置が済み、自然治癒に任せるほどになったということで、一応の「癒え」に入って2週間ほど経った。人か…
こんなに暑くなるとビールが欲しくなる。ビールの誕生は、およそ紀元前4000年のメソポタミアでのことだという。誕生は、予期しないものが偶然生み出されるというセレ…
「なめんなよ」という表現は、あまり、紳士的な言葉とは言えない。今日の石破首相の発言「なめられてたまるか」という言葉が話題になっている。これは、トランプ大統領と…
我が地域の裏山に相当するところに六甲山(ろっこうさん)という山がある。931メートルという高さで、ケーブルカーなどもあり気軽に登れる山だが、意外に遭難も多々あ…
アイルランドと言えば、何かにつけてケルト人やケルト文化が取り上げられる。多神教の雰囲気を持った文化だが、そのケルトと言っても、それほどの昔の話ではなく、紀元後…
心の中にあることを言わないで溜めておくのは精神衛生上良くない。『徒然草』十九段に「おぼしき事言わぬは、腹ふくるるわざなり」と出てくる。著者・吉田兼好の時代には…
「もったいない」という言葉がある。漢字で表すと「勿体無い」となるが、この「勿体」という言葉はもともとは仏教用語で、「本来のあるべき姿」を意味する言葉。「もった…
芥川賞は、今はそれほど大きな話題とならないが、1969年の受賞作・庄司薫『赤頭布ちゃん気をつけて』は、大きな反響があった。この小説は、大学紛争のため東大の入試…
「ここがロードスなり、ここで跳べ」という言葉がある。これは、イソップの寓話に出てくる話。あるホラ吹きの男がいて「オレは、(ギリシャの)ロードス(島)にいた頃、…
いつの頃からか、スポーツニュースが始まると大谷選手の活躍から放映される。メジャーの選手とも伍して戦える日本の選手がいることが素直に誇らしく思える。もう、メジャ…
「不如意」という言葉がある。これは、漢文のように返り点をつけて読み下すと「意の如くなら不(ず)」となり、これを簡単に表現すれば「思い通りにならない」。この「不…
今年のカンヌ映画祭、最高賞のパルム・ドールは、イランの映画監督ジャファール・パナヒ氏の"Un Simple Accident" が受賞して閉幕した。世界には、…
「何もなければ、また来週」先週、わが外国語スクールの生徒さんが帰り際に外国人講師に発した言葉。言われた時には、その講師は真意が良くわからなかったが、すぐに納得…
時々話題になるものに学歴詐称がある。こと選挙になると、その時に提出した学歴に偽りがあると、当選しても無効となる。何人かの国会議員としての当選者が職を追われたの…
近未来を扱った映画の中でアンドロイドに向かって"Are you Real (human being) ?" と訊くシーンがある。本物の人間か、それともアンドロ…
このたび、肺炎のため10日間の休筆を行い、その間、皆様の応援がありましたことに感謝したいと思います。だけども、まだ快癒とまでは行っていなく、いまだにモヤモヤと…
「もうどうしようもない」という意味を表わすフランス語に"ニンジンが煮えてしまった(Les carottes sont cuites)" という表現がある。様々…
パリ・オリンピックも、いよいよ開幕間近となる。今回は、32競技329種目で熱戦が繰り広げられる。ロンドンでは、26競技302種目であったことから思えば、ブレイ…
松尾芭蕉の句に「這(は)い出(いで)よ かいやが下の ひきの声」とある。「かいや」は養蚕部屋。「ひき」とは蟇(ヒキガエル)のこと。これは、『奥の細道』の中で詠…
高村光太郎は彫刻家でもあるが、詩人としても知られる人物。彼の詩に「根付(ねつけ)の国」というのがある。「根付け」とは印籠(いんろう)などを帯と結ぶための紐(ひ…
四字熟語に『捲土重来 (けんどちょうらい)』 というのがある。ちょっとむずかしい表現だが、意味としては、「一度失敗した者が、再び勢力を盛り返してやって来る」こ…
イタリア料理のお店で「リストランテ」と呼ぶのは、高級なレストランで、大衆的な食堂は「トラットリア」と呼ばれるのが通例。「オステリア」は居酒屋を意味する言葉だが…
バイデン大統領の次期大統領選への出馬に関して日増しに反対の声が高くなってきている。現在81歳。もしトランプ大統領が返り咲いたらそれも恐怖だが、バイデン大統領が…
いよいよ大阪万博が近づいてきた。その大阪だが、江戸時代は、庶民が作った自由な街。幕府のお膝元、官僚的な江戸とは違う文化が形成された。当時の大坂は、公共事業に関…
思いを寄せている人に、「あなたのことは忘れました」と言われるとショックだろう。ところが、これを逆手に取ることによって、かえって想いの深さを表現する場合もある。…
『奇貨居(きかおく)べし』という言葉がある。「奇貨」とは、めずらしい貨幣のことで、これをとって置いておけば、値打ちが上がり大変なものとなるという意味。この言葉…
日本のプロ野球の優勝チームは、健闘を讃えて”ビールかけ”を催すが、アメリカのメジャーリーガーたちは、ビールではなくシャンパン。すなわち、"シャンパン・ファイト…
アフリカのタンザニアで1936年に撮られた写真には、奇妙な二人が写っている。これは、この地方に古くから伝わる呪術師。今でもタンガニーカと呼ばれる地域では様々な…
新紙幣がスタートした。20年ぶりとなる新紙幣。今日、銀行で預金を引き出すと全て新紙幣になっているのに驚いた。それで当然なのだが、こうやって少しずつ変えられてい…
オーロラや流星群など、自然が織りなす現象と都会とは相容れないところがある。自然現象を見たければ、極地の大平原に限るが、都会にあるビル群と自然とがタッグを組んで…
「洛陽(らくよう)の紙価を高める」という表現がある。これは、ベストセラーの本になることを婉曲的に表現する言葉。この語源となったのは、中国、魏蜀呉が擡頭していた…
「あべこべ」という意味をあらわす英単語に"topsy-turvydom" というのがある。明治時代になって日本を訪れたアメリカ人は、よくまあ、これだけ逆なもの…
初代・引田天功氏は、水中や爆発などの極限状態から脱出するというマジックで知られ、1970年代に命からがら「脱出」するといったパーフォーマンスで人気をさらった。…
梅雨の雨のことを五月雨(さみだれ)と呼ぶ。特に、静々と屋根を濡らすような雨のことをこう表現するようだ。今日も、五月雨の一日。こんな日は、ちょっと足を伸ばして海…
イタリアの映画監督フェリーニは、数ある映画監督の中でも、かなり特異な人物。その言動に含蓄があり、ふんだんに哲学的断片を感じさせる人物でもある。そんな彼の代表的…
"Longevity" なる単語がある。これは日本語にすると不老長寿の意味となる。この"Longevity" の名を冠した企業が誕生したりと、世のキーワードの…