こんなに暑くなるとビールが欲しくなる。ビールの誕生は、およそ紀元前4000年のメソポタミアでのことだという。誕生は、予期しないものが偶然生み出されるというセレ…
小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
2009年暮れよりはじめて、 どこまで続くかな? おっ、まだ続いている!
ランボーの詩にこんなのがあった。「また見つかった、何が、永遠が、海と溶け合う太陽が」そして、今日の、わが気分「鬼の霍乱」(「霍乱」すなわち、暑気あたり。今でい…
寒波襲来。寒さに乗って新型コロナやインフルエンザが猛威を振るっている。それでもいつか、この寒波が終わると「杉」花粉が飛び交う季節へと駒を進めることになる。いつ…
1960年代に作られたアメリカのテレビドラマに”タイムトンネル (The Time Tunnel) ”という番組があった。これは、アリゾナ砂漠の地下深くに建造…
落語の魅力は、一がオチ、二が弁説、三が仕種という説がある。いくら、弁説が上手でも、オチのない話では落語としての面白さに欠ける。どのようにオチをつけていくかが笑…
西行(さいぎょう)は、歌人としてその名をとどめているが、僧籍を得て歌人となる前は侍で、源頼朝との交流があったことなどが記録されている。その彼が侍だった頃、染園…
誕生石なるものがある。生まれ月に合わせた宝石を身につけると幸運を得るとされる。そのため、婚約指輪に誕生石を選ぶという習慣もある。誕生石となっている宝石は、それ…
何を行なうのも自分のスタイルでないと気がすまない人がいる。戦後に首相となった吉田茂氏は、そのような人物の典型であった。葉巻をくわえている写真が多いが、この葉巻…
我がスクールの外国人講師が初詣に行って、おみくじを引いたところ「凶」だったという。毎年、「大吉」だったのに、、、そんな言葉の背後に動揺が見える。それを見て、一…
江戸時代の侍(さむらい)は『様式美』を持っていたと司馬遼太郎は著書の中で語っている。探ってみると、たしかに武士には、所作に対する一つの美学があったことが窺(う…
日本列島がぶるっと震えるほどの寒波襲来となりそうだ。被災した地域は、雪も降り積り、さぞや大変だろうと思うばかり。当地は雪国とは違い、風花が舞ったり一時的な雪は…
「赤ずきん」「長靴をはいた猫」「シンデレラ」などを収録した『ペロー童話集』の作者として知られるシャルル・ペロー(Charles Perrault) は、収録童…
3人の子供がいるシングルマザー、ダイアン がふと気づくとスマホには留守電が入っている。聞き取りにくいが、残されたメッセージを注意深く聴くと、それは男性の声だっ…
「世界百名山」などの撮影で世界的にも知られる白川義員氏の写真集を時々開くことがある。彼の作品の特徴は、人類がたやすく入ることができない極地での撮影を行ない、そ…
大相撲の初場所が開かれている。時間帯のせいで、これまであまり見る機会がなかった。以前、よく見ていた頃は「大相撲ダイジェスト」なるものがあり、それで見ていた。そ…
アメリカ大統領の中でも、ジョン・F・ケネディ氏ほど、好印象と鮮烈なイメージを残した大統領はいなかっただろうと思う。そのケネディ大統領がアメリカの国家元首として…
今や大陸移動説は、常識になっているところがあるが、その説は、ドイツの気象学者アルフレート・ヴェーゲナーによって1912年1月6日に発表された。すぐに受け入れら…
イギリスの詩人ロバート・ブリッジス(Robert Bridges)は、「あたかも、頭上の蒼穹(そうきゅう=空)から、その要石(かなめいし)が落ちたようだ」とい…
1月15日までは松の内として、お正月気分でもあるが、15日には、お正月の象徴であった「しめ飾り」を外し、通常の日々が始まり、急に忙しくなる。忙しいときに「猫の…
俗に、「ニワトリは三歩あるけば 忘れてしまう」という表現がある。ニワトリがそこまで忘れやすいかどうかはわからないが、対人関係でトラブルがある時など、この言葉を…
今年の大きな出来事となりそうなのが、量子コンピュータ。日本で、2件の開発が進んでいるという。この分野では、最先端となる事業だが、この種の分野は、日進月歩、うか…
今日は「えびす神社」のお祭りの日。早朝より西宮えびす神社では「一番福」の福男を目指して5,000人が、本殿を目指して駆け上ったという。この祭神は商売繁盛の神様…
粒あんですか?こしあんですか?...きな粉でお願いしますぅ。
「ぼた餅(牡丹餅)」と「おはぎ(お萩)」は、呼び名こそ違うが同じもの。赤い色の小豆餡に包まれているところから、牡丹が咲く春には「牡丹餅」と呼び、萩の花が咲く秋…
今日のニュースを見ていると、日本の個人金融資産が推定2121兆円だという。こちらからすれば、億という数字にも腰を抜かしそうになるが、それを遥かに越す途轍もない…
新年も初旬を過ぎる頃になると、あちらこちらで初釜の茶事が行なわれる。流派によって、初釜で供される菓子が違うが、裏千家では、花びら餅(葩餅)と決まっている。白餅…
年末年始の風物詩となっているものの一つに宝くじがある。年末の声が聞こえてくれば「年末ジャンボ宝くじ」。そして、それが終われば「初夢宝くじ」。テレビCMなどで頻…
岸田首相の就任時に強調したのが「聞く耳」だった。あの頃、人の意見を聞く耳を持っていることを強調していた。あれから2年が経過し、今年は新年早々より、大きな地震。…
猫は、ピッピッという電子音は、どうも嫌いな音らしく、最初、その音を聞かせると拒絶反応を示す。それが頻繁に鳴り続く環境に置かれると、すぐに慣れてその音を無視する…
正月を詠んだ松尾芭蕉の句に、「春立つや 新年ふるき 米五升」というのがある。言葉は簡単そうだが、この句の意味を捉えるのは、ちょっとむずかしい。まず、この句の背…
初夢で良い夢を見るためのおまじないがある。それは、いわゆる七福神の乗った宝船の絵に「長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな」という回文になっ…
新年を祝う様々な風習がある。鏡餅を飾り、お節(せち)やお雑煮を食べ、お屠蘇(とそ)を呑む。これらは、少なくとも平安時代には現在の形で祝っていたようだ。『源氏物…
一月の古い呼び名は睦月(むつき)。人が仲良く交流するところから来た月名だといわれる。たしかに、年の初めからして、人が集まることが多い月であるのは間違いない。そ…
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こんなに暑くなるとビールが欲しくなる。ビールの誕生は、およそ紀元前4000年のメソポタミアでのことだという。誕生は、予期しないものが偶然生み出されるというセレ…
「なめんなよ」という表現は、あまり、紳士的な言葉とは言えない。今日の石破首相の発言「なめられてたまるか」という言葉が話題になっている。これは、トランプ大統領と…
我が地域の裏山に相当するところに六甲山(ろっこうさん)という山がある。931メートルという高さで、ケーブルカーなどもあり気軽に登れる山だが、意外に遭難も多々あ…
アイルランドと言えば、何かにつけてケルト人やケルト文化が取り上げられる。多神教の雰囲気を持った文化だが、そのケルトと言っても、それほどの昔の話ではなく、紀元後…
心の中にあることを言わないで溜めておくのは精神衛生上良くない。『徒然草』十九段に「おぼしき事言わぬは、腹ふくるるわざなり」と出てくる。著者・吉田兼好の時代には…
「もったいない」という言葉がある。漢字で表すと「勿体無い」となるが、この「勿体」という言葉はもともとは仏教用語で、「本来のあるべき姿」を意味する言葉。「もった…
芥川賞は、今はそれほど大きな話題とならないが、1969年の受賞作・庄司薫『赤頭布ちゃん気をつけて』は、大きな反響があった。この小説は、大学紛争のため東大の入試…
「ここがロードスなり、ここで跳べ」という言葉がある。これは、イソップの寓話に出てくる話。あるホラ吹きの男がいて「オレは、(ギリシャの)ロードス(島)にいた頃、…
いつの頃からか、スポーツニュースが始まると大谷選手の活躍から放映される。メジャーの選手とも伍して戦える日本の選手がいることが素直に誇らしく思える。もう、メジャ…
「不如意」という言葉がある。これは、漢文のように返り点をつけて読み下すと「意の如くなら不(ず)」となり、これを簡単に表現すれば「思い通りにならない」。この「不…
今年のカンヌ映画祭、最高賞のパルム・ドールは、イランの映画監督ジャファール・パナヒ氏の"Un Simple Accident" が受賞して閉幕した。世界には、…
「何もなければ、また来週」先週、わが外国語スクールの生徒さんが帰り際に外国人講師に発した言葉。言われた時には、その講師は真意が良くわからなかったが、すぐに納得…
時々話題になるものに学歴詐称がある。こと選挙になると、その時に提出した学歴に偽りがあると、当選しても無効となる。何人かの国会議員としての当選者が職を追われたの…
近未来を扱った映画の中でアンドロイドに向かって"Are you Real (human being) ?" と訊くシーンがある。本物の人間か、それともアンドロ…
このたび、肺炎のため10日間の休筆を行い、その間、皆様の応援がありましたことに感謝したいと思います。だけども、まだ快癒とまでは行っていなく、いまだにモヤモヤと…
クルマを車検に出した。いつもお願いする自動車整備工場は、いかにも車好きのメンバーで構成されている。車検が通るまでの間、いつも代車を用意してくれるが、そこの整備…
先日の日曜日、近所散策をしていると、向かいからくるTシャツ姿の男性の顔に見覚えがある。誰だっけ? 最近、半ボケのせいか思い出せない。と、そばを歩いていた若い男…
最近、Facebook の友人申請があり、「おっ、昔馴染みだ」と思って開いてみると、最終投稿が10年前というのがあった。こんな調子だとすると、本人死亡のままF…
映画などのワンシーンに出てくるチョッとしたものが多くを語っている場合がある。先日観た映画『PERFECT DAYS』(2023年) にそんなシーンが出てくる。…
先日のMLB (メジャーリーグ) のドジャース対パドレスの試合があった。ここで行なわれたのはデッドボールの応酬。そこではパドレスの投手から、大谷選手が100マ…
イタリア料理のお店で「リストランテ」と呼ぶのは、高級なレストランで、大衆的な食堂は「トラットリア」と呼ばれるのが通例。「オステリア」は居酒屋を意味する言葉だが…
バイデン大統領の次期大統領選への出馬に関して日増しに反対の声が高くなってきている。現在81歳。もしトランプ大統領が返り咲いたらそれも恐怖だが、バイデン大統領が…
いよいよ大阪万博が近づいてきた。その大阪だが、江戸時代は、庶民が作った自由な街。幕府のお膝元、官僚的な江戸とは違う文化が形成された。当時の大坂は、公共事業に関…
思いを寄せている人に、「あなたのことは忘れました」と言われるとショックだろう。ところが、これを逆手に取ることによって、かえって想いの深さを表現する場合もある。…
『奇貨居(きかおく)べし』という言葉がある。「奇貨」とは、めずらしい貨幣のことで、これをとって置いておけば、値打ちが上がり大変なものとなるという意味。この言葉…
日本のプロ野球の優勝チームは、健闘を讃えて”ビールかけ”を催すが、アメリカのメジャーリーガーたちは、ビールではなくシャンパン。すなわち、"シャンパン・ファイト…
アフリカのタンザニアで1936年に撮られた写真には、奇妙な二人が写っている。これは、この地方に古くから伝わる呪術師。今でもタンガニーカと呼ばれる地域では様々な…
新紙幣がスタートした。20年ぶりとなる新紙幣。今日、銀行で預金を引き出すと全て新紙幣になっているのに驚いた。それで当然なのだが、こうやって少しずつ変えられてい…
オーロラや流星群など、自然が織りなす現象と都会とは相容れないところがある。自然現象を見たければ、極地の大平原に限るが、都会にあるビル群と自然とがタッグを組んで…
「洛陽(らくよう)の紙価を高める」という表現がある。これは、ベストセラーの本になることを婉曲的に表現する言葉。この語源となったのは、中国、魏蜀呉が擡頭していた…
「あべこべ」という意味をあらわす英単語に"topsy-turvydom" というのがある。明治時代になって日本を訪れたアメリカ人は、よくまあ、これだけ逆なもの…
初代・引田天功氏は、水中や爆発などの極限状態から脱出するというマジックで知られ、1970年代に命からがら「脱出」するといったパーフォーマンスで人気をさらった。…
梅雨の雨のことを五月雨(さみだれ)と呼ぶ。特に、静々と屋根を濡らすような雨のことをこう表現するようだ。今日も、五月雨の一日。こんな日は、ちょっと足を伸ばして海…
イタリアの映画監督フェリーニは、数ある映画監督の中でも、かなり特異な人物。その言動に含蓄があり、ふんだんに哲学的断片を感じさせる人物でもある。そんな彼の代表的…
"Longevity" なる単語がある。これは日本語にすると不老長寿の意味となる。この"Longevity" の名を冠した企業が誕生したりと、世のキーワードの…
白眼視という表現がある。これは、無視したり、冷たい視線を投げかけることを言う。逆に、愛想よく迎えることを青眼視と呼ぶ。この「白眼」「青眼」という表現は、中国の…
パリ・オリンピックが近づいてきた。フランスは長い歴史がある国だが、大きな出来事として挙げられるのに紀元800年のシャルルマーニュ(シャルル大帝)の西ローマ皇帝…
ビールの季節になってきた。果たしてビールはいつ頃から作られているのか?それを探れば、いわゆるメソポタミア時代まで遡(さかのぼ)ってしまうようだ。ハンムラビ法典…
「如何に生きるか?」その処世術を語るものとして残されたものに『徳川家康遺訓』なるものがある。これは江戸幕府を作った徳川家康が残したもの。遺訓とするには短いが、…
今、世界で一番ホットな女性シンガーと言えば、テイラー・スウィフト。先日、テイラーのロンドン公演が行なわれ、ウィリアム皇太子がジョージ王子、シャーロット王女とと…