当方は四字熟語に、つい惹かれるところがある。漢字クイズなどで難解な文字が入った四字熟語が出題されると妙に燃える。例えば「喧々囂々(けんけんごうごう) 」と「侃…
小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
2009年暮れよりはじめて、 どこまで続くかな? おっ、まだ続いている!
今日は久々に、港の見えるホテルでのJazz Live。ここしばらくの暑さは地球温暖化だけでは語りきれないようでもある。今宵は、ヴォーカルとピアノのJazz L…
今日は、暑さのせいかウィリアム・フォークナーの小説『八月の光』が思い浮かんできた。小説の舞台は、アメリカ南部の架空の街ジェファーソン。そこで起こる奇妙で因襲的…
かつての看護婦さんを看護師と呼ぶようになってから、結構、久しい。男性看護師さんもいる訳だから「看護師さん」と呼ぶのが正解。意識レベルでは理解しているが、つい、…
"イメージ" としての「夏」は、概して明るい。晴れやかな空や海の光景が脳裏に浮かんでくる。「青い海原 群れとぶカモメ〜 心ひかれた 白い珊瑚礁〜♪」夏は、希望…
夏休みが近づいてきた。講師たちも、様々な計画を立てているようである。彼らは、夏になると、ちょっとした時間を見つけてはプールや川で泳いだり、夜になると、あちらこ…
大江健三郎に『遅れてきた青年』という小説がある。これが出版されたのは1970年のこと。この「遅れてきた青年」という感情は青年期によくある感情だそうだ。もう少し…
「昔 アラブの 偉いお坊さんが~」で始まるヒット曲 "コーヒールンバ" は、覚えやすい曲なのか、一般的にもよく知られている歌である。サッカーの応援歌としてアル…
"ウォーリーを探せ" 一時はセンセーションを巻き起こしたが、この本、最近はあまり見かけなくなった。たまに、病院の待合室や美容室などのマガジンラックに見かける程…
「パワースポット」と呼ばれる場所がある。それは、ある特定のヒーリングをしたり、超能力を発揮させる場所のこと。風水では龍穴などと呼ばれ、気功では「気」を得ること…
こう見えて、私は、柄にもなく、ワイン愛好者。ところで、気になる言葉を耳にしたことがある。”ソムリエが高額ワインを仕掛けている”というもの。実際に、高級ワインは…
谷内六郎という名を聞くと『週刊新潮』を思い起こす方も多かろう。さらに言えば、頭の中に「しゅう~かん新潮は、ただ今発売中です」という女の子の声が浮かんだり、バッ…
滝田ゆう という漫画家が居た。テレビなどに出演していたこともあり、覚えておいでの方も少なからず居ることだろう。彼のイデタチと言えば、坊主頭に着流し。足元は下駄…
「世の中には自分に似ている人が3人いる」一般的にそんなことが言われている。私は20代の頃、それぞれ別の人から、ある人に似てると言われたことがある。一人の友人か…
『捲土重来 (けんどちょうらい)』 という言葉がある。ちょっとむずかしい表現だが、「一度失敗した者が、再び勢力を盛り返して来る」こととして使われる。この言葉の…
「馬子(まご)にも衣装」という表現がある。どんな人でも、きれいに着飾れば立派に見えるという意味となるが、男性にとって、ネクタイにそのような効果がある。シャツ姿…
「ものぐさ」という言葉がある。辞書には、物事をするのを面倒くさがること。また、そういう性質の人と出てくる。別名、無精者(ぶしょうもの)となっている。これを漢字…
電話が鳴って取ってみると、アンケート調査であったりする。全て応答マシーンによるもので、こちらは生身の人間、つい「この忙しい時に」などと呟いてガチャリと切る。ガ…
♪ V•A•C•A•T•I•O•N 楽しいな ♪ギラギラと輝く 太陽背に受けて〜青い海 泳ぎましょう ♪こんな歌い出しから始まる弘田三枝子が歌う "VACA…
「奇跡」に期待するのは、ちょっと厚かましいが、「偶然」を期待するのは、それほどバチ当たりでもない。人は、さまざまなシチュエーションでこの「偶然」を待ち望むとこ…
先日、クルマに乗ったときにFMラジオをつけた。スピーカーから流れてきたのは『音の風景』と呼ばれる5分ほどの番組。「まだ、やっていたんだ」などと聞き耳を立てると…
『風と共に去りぬ』の最後のモノローグ、「明日タラで考えよう。彼を取り戻す方法を明日。明日は明日の風が吹くわ」作者のマーガレット・ミッチェルが、自分の母親をモデ…
生活の糧を得るための『釣り』ではなく、趣味としての釣りを始めた人としてあげられるのは、 イギリスのウォルトン卿(Izaak Walton 1593 – 168…
アンリ・ルソーの絵はジャングルが描かれた作品が多い。総称してフォービズムなどと形容される。登場する動物や植物は原色の色彩に満ちている。南国の植物は、華やかさと…
落語のネタで頻繁に登場するのは粗忽者(そこつ=あわてんぼう)。人の話もしっかり聞かないで、すぐに飛び出していくような人物。滑稽本の主役となるのもこういった人た…
とある映画のひとコマ。「キミは、逢う度に美しくなる」「そう思う? でも、、、逢ったのは、ついさっきよ」「そんな短い間にも、キミは美しくなった」このような歯の浮…
「体内で眠っているあなたの主治医をもっと働かせなさい」は、1953年にノーベル平和賞を受賞したアルベルト・シュヴァイツアーの言葉。薬に頼る医療を戒め、自然治癒…
人間の生活の中で、初めて出会うもののように思えるものでも、それが何であるのかを捉えると、次に起こることを予測することができる。これを心理学的に言えば、スキーマ…
先頃、スウェーデン大使の講演会に出かけた。最後に質疑応答の時間があり、スウェーデンで日本の評判を尋ねると、意外なことに、かなり人気だという。驚いてしまうが、日…
デジタルカメラには画質やカラー、雰囲気や味わい、質感を変える機能がついている。カラーで言えば、モノクロに加え、"セピア"カラーに出来る機能がついていたりする。…
ミツバチの社会は、女王蜂を中心に、数多くの働きバチが蜜を集めていく構造になっている。新しい女王蜂が誕生すると、何匹かの働きバチとともに新たな巣を形成する。働き…
白眼視するという表現がある。これは無視したり、冷たい視線を投げかけることを言う。この白眼視という表現の初出は、中国の魏王朝の末期。いわゆる「竹林の七賢」の一人…
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当方は四字熟語に、つい惹かれるところがある。漢字クイズなどで難解な文字が入った四字熟語が出題されると妙に燃える。例えば「喧々囂々(けんけんごうごう) 」と「侃…
先月の「休筆」から1ヶ月ほど経ったことになる。医師が施すべき処置が済み、自然治癒に任せるほどになったということで、一応の「癒え」に入って2週間ほど経った。人か…
こんなに暑くなるとビールが欲しくなる。ビールの誕生は、およそ紀元前4000年のメソポタミアでのことだという。誕生は、予期しないものが偶然生み出されるというセレ…
「なめんなよ」という表現は、あまり、紳士的な言葉とは言えない。今日の石破首相の発言「なめられてたまるか」という言葉が話題になっている。これは、トランプ大統領と…
我が地域の裏山に相当するところに六甲山(ろっこうさん)という山がある。931メートルという高さで、ケーブルカーなどもあり気軽に登れる山だが、意外に遭難も多々あ…
アイルランドと言えば、何かにつけてケルト人やケルト文化が取り上げられる。多神教の雰囲気を持った文化だが、そのケルトと言っても、それほどの昔の話ではなく、紀元後…
心の中にあることを言わないで溜めておくのは精神衛生上良くない。『徒然草』十九段に「おぼしき事言わぬは、腹ふくるるわざなり」と出てくる。著者・吉田兼好の時代には…
「もったいない」という言葉がある。漢字で表すと「勿体無い」となるが、この「勿体」という言葉はもともとは仏教用語で、「本来のあるべき姿」を意味する言葉。「もった…
芥川賞は、今はそれほど大きな話題とならないが、1969年の受賞作・庄司薫『赤頭布ちゃん気をつけて』は、大きな反響があった。この小説は、大学紛争のため東大の入試…
「ここがロードスなり、ここで跳べ」という言葉がある。これは、イソップの寓話に出てくる話。あるホラ吹きの男がいて「オレは、(ギリシャの)ロードス(島)にいた頃、…
いつの頃からか、スポーツニュースが始まると大谷選手の活躍から放映される。メジャーの選手とも伍して戦える日本の選手がいることが素直に誇らしく思える。もう、メジャ…
「不如意」という言葉がある。これは、漢文のように返り点をつけて読み下すと「意の如くなら不(ず)」となり、これを簡単に表現すれば「思い通りにならない」。この「不…
今年のカンヌ映画祭、最高賞のパルム・ドールは、イランの映画監督ジャファール・パナヒ氏の"Un Simple Accident" が受賞して閉幕した。世界には、…
「何もなければ、また来週」先週、わが外国語スクールの生徒さんが帰り際に外国人講師に発した言葉。言われた時には、その講師は真意が良くわからなかったが、すぐに納得…
時々話題になるものに学歴詐称がある。こと選挙になると、その時に提出した学歴に偽りがあると、当選しても無効となる。何人かの国会議員としての当選者が職を追われたの…
近未来を扱った映画の中でアンドロイドに向かって"Are you Real (human being) ?" と訊くシーンがある。本物の人間か、それともアンドロ…
このたび、肺炎のため10日間の休筆を行い、その間、皆様の応援がありましたことに感謝したいと思います。だけども、まだ快癒とまでは行っていなく、いまだにモヤモヤと…
クルマを車検に出した。いつもお願いする自動車整備工場は、いかにも車好きのメンバーで構成されている。車検が通るまでの間、いつも代車を用意してくれるが、そこの整備…
先日の日曜日、近所散策をしていると、向かいからくるTシャツ姿の男性の顔に見覚えがある。誰だっけ? 最近、半ボケのせいか思い出せない。と、そばを歩いていた若い男…
最近、Facebook の友人申請があり、「おっ、昔馴染みだ」と思って開いてみると、最終投稿が10年前というのがあった。こんな調子だとすると、本人死亡のままF…
高村光太郎は彫刻家でもあるが、詩人としても知られる人物。彼の詩に「根付(ねつけ)の国」というのがある。「根付け」とは印籠(いんろう)などを帯と結ぶための紐(ひ…
四字熟語に『捲土重来 (けんどちょうらい)』 というのがある。ちょっとむずかしい表現だが、意味としては、「一度失敗した者が、再び勢力を盛り返してやって来る」こ…
イタリア料理のお店で「リストランテ」と呼ぶのは、高級なレストランで、大衆的な食堂は「トラットリア」と呼ばれるのが通例。「オステリア」は居酒屋を意味する言葉だが…
バイデン大統領の次期大統領選への出馬に関して日増しに反対の声が高くなってきている。現在81歳。もしトランプ大統領が返り咲いたらそれも恐怖だが、バイデン大統領が…
いよいよ大阪万博が近づいてきた。その大阪だが、江戸時代は、庶民が作った自由な街。幕府のお膝元、官僚的な江戸とは違う文化が形成された。当時の大坂は、公共事業に関…
思いを寄せている人に、「あなたのことは忘れました」と言われるとショックだろう。ところが、これを逆手に取ることによって、かえって想いの深さを表現する場合もある。…
『奇貨居(きかおく)べし』という言葉がある。「奇貨」とは、めずらしい貨幣のことで、これをとって置いておけば、値打ちが上がり大変なものとなるという意味。この言葉…
日本のプロ野球の優勝チームは、健闘を讃えて”ビールかけ”を催すが、アメリカのメジャーリーガーたちは、ビールではなくシャンパン。すなわち、"シャンパン・ファイト…
アフリカのタンザニアで1936年に撮られた写真には、奇妙な二人が写っている。これは、この地方に古くから伝わる呪術師。今でもタンガニーカと呼ばれる地域では様々な…
新紙幣がスタートした。20年ぶりとなる新紙幣。今日、銀行で預金を引き出すと全て新紙幣になっているのに驚いた。それで当然なのだが、こうやって少しずつ変えられてい…
オーロラや流星群など、自然が織りなす現象と都会とは相容れないところがある。自然現象を見たければ、極地の大平原に限るが、都会にあるビル群と自然とがタッグを組んで…
「洛陽(らくよう)の紙価を高める」という表現がある。これは、ベストセラーの本になることを婉曲的に表現する言葉。この語源となったのは、中国、魏蜀呉が擡頭していた…
「あべこべ」という意味をあらわす英単語に"topsy-turvydom" というのがある。明治時代になって日本を訪れたアメリカ人は、よくまあ、これだけ逆なもの…
初代・引田天功氏は、水中や爆発などの極限状態から脱出するというマジックで知られ、1970年代に命からがら「脱出」するといったパーフォーマンスで人気をさらった。…
梅雨の雨のことを五月雨(さみだれ)と呼ぶ。特に、静々と屋根を濡らすような雨のことをこう表現するようだ。今日も、五月雨の一日。こんな日は、ちょっと足を伸ばして海…
イタリアの映画監督フェリーニは、数ある映画監督の中でも、かなり特異な人物。その言動に含蓄があり、ふんだんに哲学的断片を感じさせる人物でもある。そんな彼の代表的…
"Longevity" なる単語がある。これは日本語にすると不老長寿の意味となる。この"Longevity" の名を冠した企業が誕生したりと、世のキーワードの…
白眼視という表現がある。これは、無視したり、冷たい視線を投げかけることを言う。逆に、愛想よく迎えることを青眼視と呼ぶ。この「白眼」「青眼」という表現は、中国の…
パリ・オリンピックが近づいてきた。フランスは長い歴史がある国だが、大きな出来事として挙げられるのに紀元800年のシャルルマーニュ(シャルル大帝)の西ローマ皇帝…
ビールの季節になってきた。果たしてビールはいつ頃から作られているのか?それを探れば、いわゆるメソポタミア時代まで遡(さかのぼ)ってしまうようだ。ハンムラビ法典…