当方は四字熟語に、つい惹かれるところがある。漢字クイズなどで難解な文字が入った四字熟語が出題されると妙に燃える。例えば「喧々囂々(けんけんごうごう) 」と「侃…
小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
2009年暮れよりはじめて、 どこまで続くかな? おっ、まだ続いている!
ここ暫くで興味を惹かれたニュースに、「ロバート・デ・ニーロ 79歳、7人目の子どもの誕生を発表」というのがあった。79歳?それはないだろう...?と思っている…
戦後、ジャーナリストとして活躍した大宅壮一(おおや そういち)の言葉に「美しく死ぬことは易しい。美しく老いることは難しい」というのがある。この言葉の如く、老い…
一家の亭主を「粗大ゴミ」と呼んだのは、小説『センチメンタル・ジャーニー』などで知られる田辺聖子さんが最初だそうだ。大阪人らしく、ご本人が様々なエッセイで憚(は…
マラソンは人生に例えられる。先日、スウェーデン大使の講演会があり、様々な日本とスウェーデンとの深いつながりを語っている中に、マラソン選手の金栗四三(かなくり …
笑いが人間の免疫力を高めるなどの効用が叫ばれて久しい。この火付け役になったのはアメリカ人のノーマン・カズンズ(Norman Cousins)。評論誌『サタデー…
ジューン・ブライド (June bride=6月の花嫁)」は幸福になると言われている。その起源は、ローマ神話の故事から来ている。ヨーロッパでは、結婚式を挙げる…
中国の古典文学に『養生主篇』というのがある。これは荘子が著したとされるもの。荘子と言えば、老荘思想などと表現されるが如く哲学的だが、これは、「食」に関するもの…
「ギリシャ、IMFへの債務返済を完了」という記事が出ていた。思い起こせは10年ほど前にギリシャ危機と呼ばれる経済危機が起こった。ギリシャは、EU 加盟としては…
「ワールドゲームズ」という競技大会がある。これは、オリンピック競技の正式種目になっていないが世界的には盛んに行われているというスポーツ種目を集めた世界大会のこ…
先日、100円ショップの"セリア"に行った。その一つのコーナーに「ウィリアム・モリス」のデザインを使ったグッズが販売されていた。思わず手にし、「これが100円…
茶柱が立つと縁起がいい、などという言葉を聞く。これは、お茶の茎が立つように浮いている現象のこと。茎は番茶などに入っているところから、ささやかな幸福感とも言える…
「モラトリアム」という言葉がある。猶予や先延ばしの意で、これを冠した有名な言葉に「フーヴァー・モラトリアム( Hoover Moratorium)」というのが…
ウクライナでの戦争は、何ら終わる糸口さえも見えない。新型コロナは、終わったように見えて、決して終わっていない。もう終ったと楽観視もできない。これからもずっと続…
2004年に公開された映画に『ラヴェンダーの咲く庭で(Ladies in Lavender)』というのがあった。これは1936年のイギリスをモデルにした映画で…
いよいよ「梅雨本番」という季節になってきた。そんな雨が降っても開催される代表的なものに「競馬」がある。降雨の条件でも開催されるところから、一年の中でも一番、番…
最近、 "ChatGPT" など、Ai に関する世界の注目が集まっている。様々な面で、Aiは人間をはるかに超える存在になったと言える面が多くなった。Ai 対人…
睡眠中は必ず夢を見ているが、夢の大半は起きるとともに忘れてしまうという。それは睡眠という夢の国に旅立ち、そこから戻って来る時に「今まで、楽しかった? いくら楽…
パリ・オリンピック大会はいよいよ来年に迫ってきた。32競技329種目が決定した。目新しい競技としてはブレイキン。これはダンススポーツの一種で今回、初開催となる…
我が書棚には、いくつかの写真集が並んでいる。アンリ・カルティエ=ブレッソン、その横にあるのは深夜のパリを撮ったマン・レイ。そして、木村伊兵衛の1950年代に訪…
大阪・道頓堀には一つのランドマークとなる「グリコサイン」なるものがある。グリコといえば、赤いパッケージに両手を上げて走るランナーが描かれ、一粒で300メートル…
それぞれの月には、一つ一つに風物詩が存在する。6月の風物詩の一つには「アユ漁の解禁」がある。川釣りが好きな人にとっては、この日を待ち侘びるらしい。アユ釣りとな…
この時期になって去年の流行語大賞を見ていると、確かに時代背景が浮かんでくる。「キーウ」「きつねダンス」「宗教2世」「知らんけど」「ヤクルト1000」「村神様」…
「秘伝のタレ」や「代々のタレを継ぎ足しで使う」などというものがある。いかにも旨そうに響く。そんなものの中には、「眉唾」と感じるものが結構ある。詩人の草野心平は…
どんな時でも、ちょっとした遊び心を持っていたいとつくづく思う。『徒然草』の作者として知られる兼好法師は、その時代にしては、類まれなるエッセイを残したと言える。…
少子化と言われる昨今だが、子供が生まれるとなると、まず気になるのが命名。どんな名前をつけるか悩むものらしい。日本の場合、命名すれば、どんな画数かで運勢が決まる…
時代によって親しむ酒の種類が変遷してきた。その移り変わり見てきたと言っても、たかだか50年ほどのこと。50年ほど前は海外旅行が一般化してき始めた頃で、海外から…
日本の市区町村の「戸籍課」は基本的に一年365日、24時間オープンしているという。なぜそうなっているのか?と言えば、「験担(げんかつ)ぎ」のためだという。例え…
清水の次郎長の子分として名高い森の石松は、そそっかしいが気は優しいなどと言われた男。そんなキャラが慕われるのか、この森の石松の墓を訪れる人は今でも多いという。…
蛍が飛び交う季節となってきた。今は、特別なところに行かなければ、見ることができない。太古の人たちは、この蛍に神秘を感じ、さまざまな幻想を抱いたものだった。そん…
最近になって、手相を見ることがある。学生の頃に一つのブームがあり、おもだった線である生命線、感情線、運命線、頭脳線などの意味を本から知識を得たり、友人との会話…
「ブログリーダー」を活用して、ALEXさんをフォローしませんか?
当方は四字熟語に、つい惹かれるところがある。漢字クイズなどで難解な文字が入った四字熟語が出題されると妙に燃える。例えば「喧々囂々(けんけんごうごう) 」と「侃…
先月の「休筆」から1ヶ月ほど経ったことになる。医師が施すべき処置が済み、自然治癒に任せるほどになったということで、一応の「癒え」に入って2週間ほど経った。人か…
こんなに暑くなるとビールが欲しくなる。ビールの誕生は、およそ紀元前4000年のメソポタミアでのことだという。誕生は、予期しないものが偶然生み出されるというセレ…
「なめんなよ」という表現は、あまり、紳士的な言葉とは言えない。今日の石破首相の発言「なめられてたまるか」という言葉が話題になっている。これは、トランプ大統領と…
我が地域の裏山に相当するところに六甲山(ろっこうさん)という山がある。931メートルという高さで、ケーブルカーなどもあり気軽に登れる山だが、意外に遭難も多々あ…
アイルランドと言えば、何かにつけてケルト人やケルト文化が取り上げられる。多神教の雰囲気を持った文化だが、そのケルトと言っても、それほどの昔の話ではなく、紀元後…
心の中にあることを言わないで溜めておくのは精神衛生上良くない。『徒然草』十九段に「おぼしき事言わぬは、腹ふくるるわざなり」と出てくる。著者・吉田兼好の時代には…
「もったいない」という言葉がある。漢字で表すと「勿体無い」となるが、この「勿体」という言葉はもともとは仏教用語で、「本来のあるべき姿」を意味する言葉。「もった…
芥川賞は、今はそれほど大きな話題とならないが、1969年の受賞作・庄司薫『赤頭布ちゃん気をつけて』は、大きな反響があった。この小説は、大学紛争のため東大の入試…
「ここがロードスなり、ここで跳べ」という言葉がある。これは、イソップの寓話に出てくる話。あるホラ吹きの男がいて「オレは、(ギリシャの)ロードス(島)にいた頃、…
いつの頃からか、スポーツニュースが始まると大谷選手の活躍から放映される。メジャーの選手とも伍して戦える日本の選手がいることが素直に誇らしく思える。もう、メジャ…
「不如意」という言葉がある。これは、漢文のように返り点をつけて読み下すと「意の如くなら不(ず)」となり、これを簡単に表現すれば「思い通りにならない」。この「不…
今年のカンヌ映画祭、最高賞のパルム・ドールは、イランの映画監督ジャファール・パナヒ氏の"Un Simple Accident" が受賞して閉幕した。世界には、…
「何もなければ、また来週」先週、わが外国語スクールの生徒さんが帰り際に外国人講師に発した言葉。言われた時には、その講師は真意が良くわからなかったが、すぐに納得…
時々話題になるものに学歴詐称がある。こと選挙になると、その時に提出した学歴に偽りがあると、当選しても無効となる。何人かの国会議員としての当選者が職を追われたの…
近未来を扱った映画の中でアンドロイドに向かって"Are you Real (human being) ?" と訊くシーンがある。本物の人間か、それともアンドロ…
このたび、肺炎のため10日間の休筆を行い、その間、皆様の応援がありましたことに感謝したいと思います。だけども、まだ快癒とまでは行っていなく、いまだにモヤモヤと…
クルマを車検に出した。いつもお願いする自動車整備工場は、いかにも車好きのメンバーで構成されている。車検が通るまでの間、いつも代車を用意してくれるが、そこの整備…
先日の日曜日、近所散策をしていると、向かいからくるTシャツ姿の男性の顔に見覚えがある。誰だっけ? 最近、半ボケのせいか思い出せない。と、そばを歩いていた若い男…
最近、Facebook の友人申請があり、「おっ、昔馴染みだ」と思って開いてみると、最終投稿が10年前というのがあった。こんな調子だとすると、本人死亡のままF…
高村光太郎は彫刻家でもあるが、詩人としても知られる人物。彼の詩に「根付(ねつけ)の国」というのがある。「根付け」とは印籠(いんろう)などを帯と結ぶための紐(ひ…
四字熟語に『捲土重来 (けんどちょうらい)』 というのがある。ちょっとむずかしい表現だが、意味としては、「一度失敗した者が、再び勢力を盛り返してやって来る」こ…
イタリア料理のお店で「リストランテ」と呼ぶのは、高級なレストランで、大衆的な食堂は「トラットリア」と呼ばれるのが通例。「オステリア」は居酒屋を意味する言葉だが…
バイデン大統領の次期大統領選への出馬に関して日増しに反対の声が高くなってきている。現在81歳。もしトランプ大統領が返り咲いたらそれも恐怖だが、バイデン大統領が…
いよいよ大阪万博が近づいてきた。その大阪だが、江戸時代は、庶民が作った自由な街。幕府のお膝元、官僚的な江戸とは違う文化が形成された。当時の大坂は、公共事業に関…
思いを寄せている人に、「あなたのことは忘れました」と言われるとショックだろう。ところが、これを逆手に取ることによって、かえって想いの深さを表現する場合もある。…
『奇貨居(きかおく)べし』という言葉がある。「奇貨」とは、めずらしい貨幣のことで、これをとって置いておけば、値打ちが上がり大変なものとなるという意味。この言葉…
日本のプロ野球の優勝チームは、健闘を讃えて”ビールかけ”を催すが、アメリカのメジャーリーガーたちは、ビールではなくシャンパン。すなわち、"シャンパン・ファイト…
アフリカのタンザニアで1936年に撮られた写真には、奇妙な二人が写っている。これは、この地方に古くから伝わる呪術師。今でもタンガニーカと呼ばれる地域では様々な…
新紙幣がスタートした。20年ぶりとなる新紙幣。今日、銀行で預金を引き出すと全て新紙幣になっているのに驚いた。それで当然なのだが、こうやって少しずつ変えられてい…
オーロラや流星群など、自然が織りなす現象と都会とは相容れないところがある。自然現象を見たければ、極地の大平原に限るが、都会にあるビル群と自然とがタッグを組んで…
「洛陽(らくよう)の紙価を高める」という表現がある。これは、ベストセラーの本になることを婉曲的に表現する言葉。この語源となったのは、中国、魏蜀呉が擡頭していた…
「あべこべ」という意味をあらわす英単語に"topsy-turvydom" というのがある。明治時代になって日本を訪れたアメリカ人は、よくまあ、これだけ逆なもの…
初代・引田天功氏は、水中や爆発などの極限状態から脱出するというマジックで知られ、1970年代に命からがら「脱出」するといったパーフォーマンスで人気をさらった。…
梅雨の雨のことを五月雨(さみだれ)と呼ぶ。特に、静々と屋根を濡らすような雨のことをこう表現するようだ。今日も、五月雨の一日。こんな日は、ちょっと足を伸ばして海…
イタリアの映画監督フェリーニは、数ある映画監督の中でも、かなり特異な人物。その言動に含蓄があり、ふんだんに哲学的断片を感じさせる人物でもある。そんな彼の代表的…
"Longevity" なる単語がある。これは日本語にすると不老長寿の意味となる。この"Longevity" の名を冠した企業が誕生したりと、世のキーワードの…
白眼視という表現がある。これは、無視したり、冷たい視線を投げかけることを言う。逆に、愛想よく迎えることを青眼視と呼ぶ。この「白眼」「青眼」という表現は、中国の…
パリ・オリンピックが近づいてきた。フランスは長い歴史がある国だが、大きな出来事として挙げられるのに紀元800年のシャルルマーニュ(シャルル大帝)の西ローマ皇帝…
ビールの季節になってきた。果たしてビールはいつ頃から作られているのか?それを探れば、いわゆるメソポタミア時代まで遡(さかのぼ)ってしまうようだ。ハンムラビ法典…