ディック幻の傑作「逆まわりの世界」“COUNTER-CLOCKWORLD”(ハヤカワ文庫SF)文庫–2020/7フィリップ・K・ディック(著)、小尾芙佐(訳)1967年作品これも「幻」の傑作だそうな同じ訳者による旧訳版(聖書じゃないですが)は1983年にハヤカワ文庫SFで出版されている解説は神林長平でこれは旧版のままのように思われる同じ訳者でどう違うのか最初の数ページでかなりの部分が割愛されていた前の訳の方が訳に一貫性がないようで「カー無線」、「ビドフォン」とわずかな紙数の中で混乱があるそういうものが直されている文字の級数が大きくなり1ページ当たりの字数が減ってページ数が増えるはずだが8ページ多いだけで冒頭あたりだけでなく簡略化されているように思う暇になったらいちいち調べても楽しいかもしれない1983年の文庫は...逆まわりの世界改訳版
幻の第一長編、待望の文庫化「市に虎声あらん!」“VOICESFROMTHESTREET”(ハヤカワ文庫SF)文庫–2020/6フィリップ・K・ディック(著)、阿部重夫(訳)1952年作品2013年発行に平凡社から発行された単行本の文庫化1952年、23歳で書いた長編処女作でこの後に続くディックのSF作品に散りばめられる数々の主題のエッセンス、作品を彩るギミックの原型が確かにこの作品に見て取れる平凡社版の紹介はこちら→〇早川書房としてはディック作品の完全文庫化を目論んでいるのだろう紙媒体が衰退する中でディックの本は一定数売れるという読みがある?初刷何冊刷ったんだろうそうい話に関心が移っていく7月には「逆わまりの世界」の改訳版が出ている月一では書店を覗かないと買い損ねてしまう老後の楽しみだね市に虎声あらん
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