話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
吉田修一の『愛に乱暴』が映画化され(監督: 森ガキ侑大)それを観てきた。→https://www.ainiranbou.com/早い時間から上映していると...
中古音盤店のバロック音楽棚を眺めていて、何だろうと手に取ってみると佐藤豊彦という人がヴァイスのリュート曲を演奏したものだった。気になって買い求めて聴いてみ...
去る木~金曜日は、朝の連続テレビ小説『虎に翼』もとうとう終わりか!?と焦った。一つ屋根の下に(事実婚として)住み始めた寅子らと星航一一家なのだけれど、航一...
『文禄・慶長の役』(崔官、講談社選書メチエ)を読了。副題は「文学に刻まれた戦争」。このあいだ観た韓国映画「ノリャン」の戦争についてである。この役は韓国ては...
神保町シアターの「太陽族とギラギラの若者たち ~狂熱の刹那的青春映画史~」という今月の特集が今週で終わる。何も観ずに過ぎるのは残念なので、とにかく一作でも...
友人から『キネマ旬報』今月号は河合優実だぞと教えられた。「河合優実の時代はもう、はじまっていたんだ。」という特集だ。慌てて買い求めて読み進めた。そして樋口...
8月は日本が起こした戦争のことを特に振り返っていた。読みかけてそのままにしていた本も読み終えたり、東アジアの中世からの歴史についてさらに理解を深めたりもし...
朝の連続テレビ小説『虎に翼』で、主人公の寅子が事実婚の夫・星航一が子育てで悩む姿を見て、いきなり腕を回しながらこう言った(8月27日)。「ちちんぷいぷい」...
「クラシック百貨店~フレンチ・クロニクル」という企画ものからもう一枚買っていた。→https://www.universal-music.co.jp/cl...
友人がモニク・アースの弾くラヴェルを、色に譬えると「白」だと言っていた。それも、藤原定家の歌の持つ、白に白を重ねていく冷え冷えとした美しさ。→https:...
今月は半島に旅行したことで触発され、韓国・朝鮮事情についての映画や本に臨む機会も多くなった。そして『ソウルの春』(原題:서울의 봄、キム・ソンス監督、20...
『在日二世から見た日本と韓国』(文一倉、彩流社)を読了。副題は「終戦っ子、解放っ子の足跡」。日韓の両側から実に聡明に整理された日韓関係の分析だった。歴史事...
昨日から大阪。何度来ても地理や風習、言葉には慣れないけれど、ここは父が青年時代に育ったところだからどこか繋がりを感じてはいる。空港に来ると雲がポッカリと浮...
朝の連続テレビ小説『虎に翼』の主人公・佐田寅子(猪爪寅子、星寅子?)のモデルとなった三淵嘉子の本を読んだ。1955年に東京地方裁判所で広島・長崎の被爆者5...
文禄・慶長の役のことは日本史の授業でさらっと習ったぐらいだった。ところが韓国の知人と話をしていると、その戦いで日本軍を撃破し追いやった英雄として必ず李舜臣...
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(加藤陽子、新潮文庫)を初めて読了。高校生相手に五日間にわたっておこなった講義録だということだけれど、本当に詳細でま...
昨晩、こんな夢を見た。余暇を楽しみなさいという指導のもと、人々がジャンルごとに拠点に集まるというもの。どうやら政府の肝いりでの施策のよう。運動系も良いのだ...
戦時中の米国のプロパガンダ映画は徹底的だった。いっぽうで日本でも軍部のみならず教育界、隣組、そしてマスコミも含めて、あらゆる方面でプロパガンダが行われてい...
このあいだ読んだ本に出ていたフランク・キャプラが監督したというプロパガンダ映画を観た。『汝の敵を知れ:日本』(原題:Know Your Enemy: Ja...
「モーリス・ラヴェル ある生涯」(ベンジャミン・イヴリー、アルファベータ刊)を雑に読了。“謎めいた作曲家の知られざる生涯。同性愛という性的特質に着目し、そ...
この日までには読まなくてはと思ってページを繰ってきて読了。『容赦なき戦争 ~“太平洋戦争における人種差別~』(ジョン・W・ダワー[John W. Dowe...
ドビュッシーかラヴェルかと問われればドビュッシーと答えていたのが学生時代の僕。教科書やノートの裏に自分の名前に併記してClaude Achille Deb...
昨日は連休の最後。久々に中華街に行ってみるか、と何の気無しに呟いてしまったら、途端に一同そわそわし始める。何を食べたいかどの店に行きたいかを決めないとね、...
フランス音楽に再び覚醒してしまった盛夏。聴き始めたのはラヴェルではなくベルリオーズの「幻想交響曲」。シャルル・ミュンシュ指揮によるパリ管弦楽団。アンドレ・...
映画『ボレロ』を観た(原題:Bolero、アンヌ・フォンテーヌ監督、2024年)。→https://gaga.ne.jp/bolero/物凄く素晴らしい作...
昨日は実家で父(95歳)の通院などを手伝う。整形外科医院では医師を前にすると父は思っていた以上に訥々と語る。足腰がどういう時に如何に痛むのか。毎日家のなか...
友人もブログ・SNSに書いていたが、僕もオリンピックが少し苦手だ。自分のブログをオリンピックというキーワードで調べてみると50件ぐらいになっている。開催さ...
今朝の新聞で作家の大崎善生の訃報に接した。深い溜息が出た。咽頭がんを患っていたことを知らなかった。享年66歳。僕とそれほど変わらない年齢で去ってしまうなん...
ソウルには数々の王宮が残されている。其々に歴史が刻まれていて、物語の中には必ず今回は計画したうちの一箇所しか行くことが出来ず、後ろ髪を引かれる思いで街をあ...
憧れのペクビン踏切に立つことが出来た。韓国ドラマ『私のおじさん』の大事な舞台だ。→https://maps.app.goo.gl/hwP1cqyNgRMg...
旅行の4日目は大学院時代の友人たちと会った。二人ともソウルの漢江を臨む高層マンションに住んでいるのだけれど、今回は西の江華島まで案内してくれるという。その...
夏休みも3日目を過ぎた。昨日の午前は梨泰院にあるLEEUM美術館を訪れた。韓国古美術の常設展と現代美術の企画展が併設されているが、今週は古美術のほうだけ開...
子どもの頃から、かき氷は家で削り器を使って食べるもので、夏休みとなれば日課となっていた。「Myシロップ」という名だったか、赤や緑、黄や青のそれを掛けるだけ...
「ブログリーダー」を活用して、はんきちさんをフォローしませんか?
話題の韓国ドラマ『財閥家の末息子』(原題:재벌집 막내아들、英題:Reborn Rich,製作:jtbc、2022年)が今月からNetflixでも観られる...
友人が読んでいた本『文学を探せ』(坪内祐三、講談社文芸文庫)を貸してもらって読んでいたら、友人が言っていたように、「怒りながら書く人」だった。→https...
このあいだ聴講した講座‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’(日本大学理工学部図書館公開講座)の結びのなかで、実は今日話した内容は司馬遼太郎の『街道をゆく 3...
新聞に連載されている美術コラム「塔のものがたり 十選」(山尾悠子)は、その初回がヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck)の「聖バルバラ」が題材だっ...
『李朝残影』(梶山季之、光文社文庫)を読了。サブタイトルは「反戦小説集」だ。著者は1930年京城(現ソウル)生まれ。敗戦で広島に引き上げ学生時代から小説を...
"「カンダ・オチャノミズ」を探る"という講義で、お茶の水が舞台という映画を観た。『自由学校』(渋谷実監督、獅子文六原作、1951年、松竹)。南村五百助(い...
昨夕は都市の変遷史の講座を聴講。題して‘「カンダ・オチャノミズ」を探る’。日本大学理工学部の図書館公開講座だ(講師:建築学科 宇於崎勝也教授、後援:千代田...
『ミュージック・ヒストリオグラフィ』(松本直美、ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス)を何とか読了。僕は音楽は好きなものを聴いていればよいじ...
『日吉アカデミア一九七六』(原武史、講談社)を読了。「群像」の2024.1月号から2025.1月号に連載されたものだそうだ。中学受験で慶應義塾普通部に入学...
友人から手渡された『対馬の海に沈む』(窪田新之助、集英社)を読了。2024年の開高健ノンフィクション賞を得た作品だった。読み終えてとても酷く昏い気持ちにな...
『荷風の昭和 《後篇》』(川本三郎、新潮選書)を読了。副題は「偏奇館焼亡から最後の日まで」。前後篇あわせて壮大な作品だった。東京大空襲では火消しをやらない...
昨年に引き続き、昨日は甲斐路・南アルプス市へ。カタカナが入っている唯一の市だという。予約できたのは昨年とは別の果樹園。車を駐めることが出来るのは公民館の駐...
家人たちに連れられて歌手MISIAのコンサートに出掛けた。「STARTS presents THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEV...
荷風の本を読み進めていると荒川放水路のことがやはりどうしても気になって、その源をこの目で確かめたくなった。岩淵に行ってみると、赤門と呼ばれる旧水門と青門と...
今週(第1週)の朝の連続テレビ小説『あんぱん』のテーマは「生きろ」。これは大きな転換への始まりとして心に刻んだ。のぶ(今田美桜)が夫の次郎(中島歩)と話を...
和製ミュージカル映画の代表作という触れ込みに惹かれて、神保町の夜の上映で『君も出世できる』を観た。ストーリーは月並みな陳腐なもので余り関心しなかったが、そ...
川本三郎の『荷風の昭和』(新潮選書)、その《前篇》を読了。沢山の触発があったけれど、荷風がドビュッシーをかなり早期に日本に紹介していたことを知った。“一方...
久しぶりに千桜小学校の学区に足を運んだ。千代田区岩本町は、神田岩本町の一部のほか、神田大和町、神田松枝町、神田元岩井町の全部、神田豊島町、神田東松下町の各...
『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』を観てしまった。最初に観たのが2012年だったけれど、そのときのメモを振り返る。同じように同じようなところで感銘した...
朧気には知っていたけれど、川本三郎の『荷風の昭和《前篇》』にその説明があって大いに頷いてしまった。小説「かし間の女」の主人公・菊子と女友達・登米子の会話だ...
夜につらつらとBS放送のチャンネルを繰っていたら、WOWOWで韓国のテレビ番組が放映されていた。今年4月に行われたMBNの「トロット・ガールス・ジャパン」...
高橋源一郎の『「不適切」ってなんだっけ』(毎日新聞出版)を読了。「サンデー毎日」の連載をもとにした『これは、アレだな』シリーズの第3弾だ。→https:/...
イングリッシュ・コンサートという古楽器オーケストラをトレヴァー・ピノックが遥か昔に創設したことは知っていた。→https://englishconcert...
昨夕は子供たちが集まっての夕食。北海道から大量に取り寄せたというアスパラガスに挽き肉を巻いて焼いたり、ベーコンと炒めたりしたものが出てくる。新鮮で美味くて...
『花街の引力』(三浦展、清談社)を読了。副題は「東京の三業地、赤線跡を歩く」。薄々は知ってはいたけれども、東京のそれぞれの場所の三業地や赤線、青線、そして...
NETFLIXでちょっと前の映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(堀江貴大監督、2021年)を観た。→https://filmarks.com/...
内田樹の『だからあれほど言ったのに』(マガジンハウス新書)を読了。まさに書名通りの口調で云われてしまった思いがした。薄々は気づいていたのだけれど、そこまで...
映画『碁盤斬り』をもう一度観に行った。あまりにも素晴らしかったから、こんどは客観的に個々の役者の演技や撮影構図の仔細などをよく観ようと思ったのだ。その計画...
佐藤忠男というと少し癖のある映画評論家としか思っていなかった。個々の映画評は良く読んでいたし、『小津安二郎の芸術』(朝日選書)も読んでいた。そんななか四方...
昨晩のこと。帰り道に社の傍を通ったら、鳥居のあいだに光るものが見える。三日月だった。その社には神が居るわけではない。戦で亡くなった人たちが祀られているとい...
『ニューヨークより不思議』(四方田犬彦、河出文庫)を読了。1987年4月から1988年3月まで1年間ニューヨーク・マンハッタンに滞在した手記に2015年の...
夜に寝入っていたところで夢を見た。というか夢がどんどんと僕に迫って来た。読み終えた小説の劇伴音楽がどうのこうのというのだ。夢のなかの相手が言うには、大佛次...
このあいだ観た映画『帰郷』には肩透かしを食った。→https://hankichi.exblog.jp/33377417/原作が大佛次郎とあったので、いっ...
昨日の午後は、秋に慶事を控えた家族間の懇親。手作り料理を大いに楽しみ、良酒もその空間を更に和らげていった。ひよこ豆を茹でてマッシュしたフムス、チリコンカン...
このあいだのコンサートのアンコールで聴いたR. Strauss の“Morgen!”「あしたに」が忘れられない。家の棚を調べてみると、エリザベート・シュワ...
昨夕は大学時代のクラブ仲間のT氏から教わって「紀尾井・明日への扉」という若手奏者による演奏会に出掛けた。日本製鉄文化財団が主催、三菱地所がスポンサーだ。→...
神保町シアターの今月は「1960年代――吉永小百合と私たちの青春」。→https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-thea...
蓮實重彦の『帝国の陰謀』(ちくま学芸文庫)を何とか読了。蓮實さんとしては学術論文ではなく、だからといってエッセイというほどのものでもなく、できれば文化的か...
青山二郎について読んていたら、自分が陶磁器(とはいっても市販の食器)に惹かれていたころのことを思い出した。社会人になって間もない夏、用もないのに百貨店に出...
随分と前に『いまなぜ白洲正子なのか』(川村二郎、新潮文庫)を読んでいた。そしていま『いまなぜ青山二郎なのか』(白洲正子、新潮社)を読んだ。川村二郎があの題...