カンサイタンポポの花を忙しく移動していたのは、アオスジアゲハ(Graphium sarpedon)です。蛹越冬から目覚めた成虫が、既に活動しています。本種の可憐な容姿に魅了されいつも多くの写真を撮ってしまう蝶です。
モンシロチョウ(Pieris rapae)が、数頭地面に群れていたが、近くを飛んでるキタキチョウは、その地面には見向きもしません。写真のように本種だけが集まっていたので、その場所を観察すると植物の根っこのようなものが確認できましたが・・・不思議な光景でした。
チョウトンボ(Rhyothemis fuliginosa)の活動が目に付くようになってきました。本種は、飛ぶときに時々チョウのように翅をヒラヒラさせるので、この和名が付いたようです。しかし、優雅に飛んでいるようで、捕獲しようと捕虫網を向けると「ひらり」とにげていくトンボです。
自宅周辺ではヤマトシジミ(Zizeeria maha)の新成虫をちらほら見かけます。本種は、日当たりのよい場所にカタバミがあれば街中でも発生します。しかし、成虫の飛翔能力は弱く広範囲に移動しないようです。※写真はスマフォ撮影です。
ハッチョウトンボ(Nannophya pygmaea)は、漢字にすると「八丁蜻蛉」と書くそうです。日本では生息環境が限られるため希少種になっているが、東南アジアの熱帯域からオーストラリア北部まで広く分布する種です。
チガヤにらせん状に卵を産み付けたのは、キバネツノトンボ(Ascalaphus ramburi)です。また植物の種のように見えるは、本種の若令幼虫です。幼虫期は、集団で草の根際や石の下で小昆虫などを捕食して育ようです。
この季節、草原の植物に目をやるとバッタ(Caelifera)の幼生達が目に入ってきます。キリギリスやコオロギに比べてバッタは、「触角が短い。」「雌の産卵管が目立たない。」「雌の方が雄より体が大きい。」このような特徴があるそうです。よって写真の2種は、バッタの幼生と
フサヒゲルリカミキリ/ Agapanthia japonica
今年もフサヒゲルリカミキリ(Agapanthia japonica)の生息調査に参加させて頂きました。気になったのは触覚が切れた個体を数頭観察したことです。
ムネアカクロハナカミキリ/ Leptura dimorpha
岡山県北部の草原で観察したのは、ムネアカクロハナカミキリ(Leptura dimorpha)のようです。本種の体長は12~18ミリほどで前胸背板が赤いのは雌のようです。残念ながら雄には出会えなかったが、こちらは全身黒いそうなので是非観察してみたい種です。
アカスジカメムシ/ Graphosoma rubrolineatum
家内が庭に植えたフェンネル(ウイキョウ)が花を咲かせ、そこにアカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)の雌雄が訪れていた。本種の体長は、10-12mmと小型ですが、写真のように大変鮮やかな赤色をしています。前胸背の5条の赤色縦紋と小楯板には3条の赤色紋があります
ハラビロトンボ/ Lyriothemis pachygastra
自宅近くではハラビロトンボ(Lyriothemis pachygastra )の羽化がピークのようです。本種の雄は未熟から成熟までの変化が大きく時々「このトンボ何だ?」と思ってしまいます。水の流れ込む休耕田で生息しているのをしばしば見かけるので、生息数は増えているように思います
ワモンサビカミキリ/ Pterolophia annulata
庭のローズマリーを抱え込むように抱いていたのはワモンサビカミキリ(Pterolophia annulata)と思われます。(同定間違っていたらコメントにて連絡下さい。)体長10mm前後の小型のカミキリムシですが、力強く木を抱え込んでいました。ホストが、各種広葉樹の枯れ枝なので、
今年も庭にアカシジミ(Japonica lutea)が飛来してくれました。翅見ると既に尾状突起が確認できないので、色々有ったのだろう!年1回だけ初夏に姿を見せてくれる本種には、個人的に親近感を持っています。来年もその先も毎年会えるのを楽しみにしている蝶です。2022年飛来し
ミドリカミキリ(Chloridolum viride)の成虫は、ガマズミ、ウツギなどの花に集まるそうだが、我家で見るのは薪棚です。本種の体長は12-22mmで体は細長く、体色は緑色から赤銅色まで変異が見られれ金属光沢の美しいカミキリムシです。他のカミキリムシに比べ後脚が長いのも特
今年は自宅近くの雑木林でダイミョウセセリ(Daimio tethys)の姿を良く見かけます。本種は、関ヶ原を境に東西で模様が異なり岡山県では白帯が明瞭な「関西型」が主です。幼虫の食草は、ヤマノイモ科の植物なので、生息に困ることはなさそうだ。
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カンサイタンポポの花を忙しく移動していたのは、アオスジアゲハ(Graphium sarpedon)です。蛹越冬から目覚めた成虫が、既に活動しています。本種の可憐な容姿に魅了されいつも多くの写真を撮ってしまう蝶です。
タチツボスミレの花が動くので、目を凝らすとミヤマセセリ(Erynnis montanus)が吸蜜していました。前翅表面の中央部に幅広い白帯が確認されるので、写真個体はメスと思われます。本種の成虫は年一回早春のみ発生します。
溜池に倒れ掛けた松の上で甲羅干ししている亀はスッポン(Pelodiscus sinensis)でした。それなりの大きさの個体が、春の陽気にのんびりしていたが、人間が近づくと水の中に逃げていった。
水辺で越冬から活動期に入ったホソミオツネントンボ(Indolestes peregrinus)を見掛けるようになりました。越冬中の地味な色から写真のように鮮やかな青色に体の色が変わっています。稀にメスは褐色のままの個体もいるようです。いつのまにか水辺はトンボの季節を迎えたよう
本日、早朝庭の巣箱にシジュウカラ(Parus minor)が巣材を運び込み始めました。昨年春から設置していた巣箱は誰も使用することなく今まで庭に取り付けられていたが、今朝からは、本種の雌雄が出入りを初めた。今日(4/13)から産卵~巣立ちまで温かく見守っていきます。
日当たり良い地面に現れたのは、コチャバネセセリ(Thoressa varia)です。本種の幼虫は、食草となるササの葉を内側にして巻き、巣をつくりその中で蛹化をするそうです。終齢幼虫で越冬するので、4月頃から新成虫が活動を始め夏ごろには2化目が発生するそうです。写真は、4月
若芽がやっと出てきたヤナギで交尾していたのは、ヤナギハムシ(Chrysomela vigintipunctata)とカメノコテントウ(Aiolocaria hexaspilota)です。この2種とも成虫越冬で早春から活動を始める。ヤナギハムシの成虫、幼虫はヤナギの新芽を食し、その幼虫をカメノコテントウの
桜の花に集まる大型の蜂を観察するとタイワンタケクマバチ(Xylocopa tranquebarorum)でした。早春に活動始めてるので、キムネクマバチ同様成虫越冬でしょうか?またこの撮影場所(桜の花)ではキムネクマバチに比べ本種の生息数の方が優勢でした。今後が少し心配です。
苔の上で日光浴するトラフシジミ(Rapala arata)を観察しました。本種は、蛹で越冬するため成虫は春早くから見られ、夏の終わりにかけて年2化するそうです。翅裏は写真のように白~明灰色と暗灰色のしま模様で、尾状突起にオレンジ斑が見られる。翅表は黒地で、雄は中心が青
昨夜勝手口の外でバタバタと翅音がするので早朝覗いて見るとイボタガ(Brahmaea japonica)が飛来していました。春に現れる本種は成虫になると餌もとらず繁殖のためのみに羽化するようです。翅の模様はフクロウに擬態しているといわれていますが、どうでしょうか・・・?触る
自宅から10分程車を走らせた河川敷にカナビキソウの群生地が有ることを教えて頂いたので訪れて見ました。目的は、シロヘリツチカメムシ(Canthophorus niveimarginatus)です。本種はカナビキソウの種子を集めて子育てする亜社会性カメムシです。今年は、是非その姿を写真に
写真のクサカゲロウ(Chrysopa intima)は、同定できませんでした。頭部、翅、顎ひげで区別できるそうですが、写真では区別できませんでした。実は、成虫越冬についても今回初めて知り、昆虫も奥が深いと改めて思いました。
カワセミ(Alcedo atthis)は、日本はもとより中国大陸、ヨーロッパ、東南アジアに広く分布する鳥です。本種は、日本の野鳥の中でも際立って美しい色彩ののため写真撮影マニアにターゲットとされます。個人的には、マレーシアでも本種を観察する機会が多々ありました。地域変異
ジャワハッカ(Acridotheres javanicus)は、東南アジアに広く分布する鳥です。マレーシア、タイ、シンガポールで一番よく目にする鳥類でした。人間の食べ残しを何食わぬ顔で堂々と追いかける厚かましいイメージの強い鳥ですが、人の言葉をまねしたり人懐っこい行動もあるそう
雑木林の動く音の主はシロハラ(Turdus pallidus)でした。イノシシに負けないくらいの音を立てながら地面で餌を探した。こちらが、カメラを構えると一定の距離を取りながら離れていく。見ていないようで人間の気配を感じているのだろう。
時間ができたのでタテジマカミキリを探してカクレミノの林を散策しているとテングチョウ(Libythea celtis)が複数飛んでいた。昼前の日差しの中で少し飛んでは翅を温める行動をどの個体も繰り返していた。春がそこまで来てるのを感じさせてくれる情景でした。
毎冬目を引くカモ類にミコアイサ(Mergellus albellus)がいます。雄は全身が白く顔の黒斑が特徴的です。それに対して雌は頭部が褐色で頬が白い。他のカモ類が集団で行動しているに対して数羽(多くても6羽前後)の小集団で本種は行動しているように思います。この冬も本種を
魚を捕らえたミサゴ(Pandion haliaetus)を追いかけるのは、トビとハシブトカラスです。2羽にひつこく追いかけられるので、ついにミサゴは魚を落とし空高く何処かへ飛んで行った。
鳥についてネットを検索しているとコウライウグイス(Oriolus chinensis)についての記載を見つけた。日本でも迷鳥として渡りの途中に飛来するそうだ。マレーシアでの生活を思い出すと本種は、毎日見ることができた鳥だったので、渡鳥とは思っていませんでした。写真はジョホ
タテハモドキ(Junonia almana)は、インド、マレー半島そして日本まで分布する蝶です。分布の北限である日本では近年鹿児島、宮崎でも観察できるそうです。写真は、2016年にマレーシア・ジョホールバルで撮影した個体です。また本種の生息場所では、アオタテハモドキも一緒
自宅に植栽しているケヤキが花を咲かせたので、観察していると幹に見慣れない模様を幾つも見つけました。近づいて観察してみるとそれは、ナガワタカイガラムシ(Pulvinaria hazeae)の成虫と卵でした。ネットで調べるとハナミズキなどで、繁殖する種のようです。皆さんもこの
ハラグロオオテントウ(Callicaria superba)は、クワキジラミを捕食するため、おもにクワで見られるが、今回はヤナギにて観察しました。カメノコテントウを探していると葉に見慣れない虫が・・・・・えっ!と思ったけど・・・間違いないその姿は本種でした。せっかくなので、
玉切りした薪を片付けていると見慣れないトラカミキリが忙しく薪の上を歩いていたのでスマフォで撮影しておいた。同定するとクリストフコトラカミキリ(Plagionotus christophi)でした。背中に二つ、目のような特徴的な模様があるので、本種だとすぐに同定できた。
越冬から目覚めたカメノコテントウ(Aiolocaria hexaspilota)達は、次の世代のため産卵を始めています。幼虫達の餌をになるヤナギハムシの生息するヤナギの小枝、葉に産卵を行います。本種の鞘翅は光沢があり、黒い模様は個体差があるようです。
今年もキバネツノトンボ(Libelloides ramburi)が飛翔始めています。本種の特徴は(写真のように)前翅が透明で、後翅は黒色と黄色のまだら模様そして触覚が長い。岡山県では準絶滅危惧扱いになっているが、発生場所ではほぼ毎年それなりの数確認できるので、生息環境が整え
自宅近くの水深の浅い溜池で羽化していたのはタベサナエ(Trigomphus citimus tabei)と思われます。本種は、春最も早く羽化するコサナエ属のトンボであり、今回観察した時も5頭が同時に羽化していました。羽化個体と一緒に撮影したヤゴの腹部先端の形状で同定しました。※
今年も自宅周辺でツマキチョウ(Anthocharis scolymus)の姿が確認できました。本種の体長が小さいこともあるが、優雅で穏やかな感じを与える蝶です。あと半月もすれば幼虫も現れるので、今年はその姿も観察してみたいと思います。
成虫越冬したツチイナゴ(Patanga japonica)は、繁殖期に入ったようです。本種の越冬は代謝活動を落として生理的に冬眠するのではなく、日当たりが良く暖かい環境に潜んで冬を越してるようです。よって暖かい日には活動し、僅かながら摂餌もするようです。よく頑張ったなぁ
薪割を行ってるといろんな種の昆虫と遭遇します。今回は、アラカシからコメツキムシ(Elateridae)と思われる幼虫が現れた。本種の幼虫が肉食なのは知ってはいたが・・・かなり攻撃的な幼虫ですね~。顎で手袋に咬みつき、尻部の棘で攻撃してきました。体色からして終齢幼虫
すこし小型のキタキチョウが、自宅周辺を飛んでるなと観察していました。翅を休めた時よく見るととツマグロキチョウ(Eurema laeta)でした。自宅周辺には食草のカワラケツメイは無いと思いますが・・・?岡山でも留意扱いの蝶なので、少し嬉しく感じました。
自宅の裏山を歩いてるとコツバメ(Callophrys ferrea)が日光浴の場所を探して飛んでいました。本種は、早春にのみ発生する蝶で自宅近くで観察したのは初めてです。静止時には、日光を求め体を横倒しにして止まることが多く写真の撮りにくい早春の蝶です。
今年の薪割は、シロスジカミキリ(Batocera lineolata)の当たり年のようです。本日5頭の成虫と1頭の死骸が薪割中に現れました。ところで本種の名前の由来は、前胸の2つの縦長の斑点が死ぬと白色になることから命名されたと図鑑などに記載されています。しかし、個人的には何
自宅の周りの雑木林でカシノナガキクイムシ(Platypus quercivorus)が穿入してると思われる木を見つけました。写真はどちらもアベマキで樹液が染み出ているように見えるが、3月上旬・・・?そんなに出る季節ではないと思われます。成虫が活発に穿入始める初夏まで注意深く観
少し海浜生物にふれる機会があったので、クロフジツボ(Tetraclita japonica)を紹介します。直径2~4cmほどでフジツボとしては大型の殻を持つ種になります。フジツボ類は固着生活を送り、動き回ることは出来ないが、甲殻類の仲間であることを知り驚きました。生物世界には不
この冬は、オオムラサキ(Sasakia charonda)とゴマダラチョウの幼虫に出会う機会が多いと感じています。小さな体で寒い冬を越し、新緑と共に木に登り活動を再開するのですが、あの小さな体のどこにそんな体力があるのか不思議です。オオムラサキは、北海道夕張郡栗山町の種
昨日河原を覗くと草地を一羽のイソシギ(Actitis hypoleucos)が歩いていた。※写真は2020年に撮影した個体です。本種の生体を調べると冬季は単独で生活するようだ。観察時は地面を歩きながら尾羽を頻繁に上下に動かしていた。
大変遅くなりました。新年明けましておめでとうございます。ブログのネタ切れにより更新がおろそかになっております。今年の干支はウサギ(Leporinae)!よって広島県竹原市大久野島のウサギ達を掲載します。周囲約4kmの大久野島は、かつて毒ガス工場があったことから「地図
今年も吉井川河口に多くのオナガガモ(Anas acuta)が飛来していた。数えたわけではないが、昨年より多く飛来していると思われる。写真を撮りたくて近づくと一定の距離をとる。きっと人とカモの長い付き合いの結果なのだと思った。
自宅前の農耕地に現れたのはチョウゲンボウ(Falco tinnunculus)だった。目視で観察した時は、背中が灰色に映ったのでコチョウゲンボウかと思ったが、撮影した写真を見直すとチョウゲンボウであった。本種も空中でホバリングしながら停止するようなので、一度その行動を観察
庭のヒイラギナンテンがいつもより早く花を咲かせた。その花にニホンミツバチ(Apis cerana japonica)とアブのような種が訪れていた。蜜の乏しい季節に咲く植物は、寒い冬を越す昆虫達には貴重な食糧と思います。春までがんばって!