なんか、ただの石ころしか見えませんね。 しかし、とっても大事な草津町指定の重要文化財です。 風雪に寄って摩耗され、文字がまったく見えない状態となっております。 松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の際、書かれた句が刻まれておりました。 「山なかや菊は手折らぬ湯の匂ひ」 簡単に意味を訳すと、 「山中温泉に入ると、菊の香りを折る必要はないほど、湯の匂いが長寿をもたらす。」 と言う事です。 はて?何故、山中温泉? 調べてみると、こんな事は分かりました。 芭蕉が『奥の細道』の旅の途次、加賀の山中温泉 で詠んだ名句で、 山中温泉と並ぶ名湯草津温泉の効能をたたえたものと思われます。