詩の置き場所をみつけました。 様々な人の胸に何かを運べたら…そんな願いだけでも届けば嬉しいです。
ただいま求職中。暇をみつけて詩作にふける…なんてかっこいい人間ではありませんが。詩は日常とリンクしているかも…。就職活動は?という突っ込みに弱いらしい。
春を抱きしめていられるように 心を解き放ち そよ風に誘われるがまま… 幼い頃の憧憬にも似た あの丘をのぼろう。 力をこめたペダルはまだ重いけど… 胸に広がるは 春のランドスケイプ 初恋の人に似た花の匂いが 鼻腔をくすぐり 遠くから僕を呼ぶ声は おそらく風のいたずら 肩に触れる春の温度に かつての君の優しさをみて 蘇る甘酸っぱい記憶たち 胸の奥の鈍い痛みは 心の闇をいたずらに拡げ いつしかそれは言葉のナイフとなって 懐にしまわれたけど 人を傷つける準備なんて そんなのもう止めようって そう言って 幾重にも..
街がまだ寝息をたてる未明に 図らずも目覚め 透き通った心が 次第に空に滲んでゆく 茜を映すとき すっとしのびこんでくるのは 毎日 毎日 やさしい朝に現れる 寂しさで 寂しさに感謝することなんてできないけれど 心地のよい朝日に 急激に覚醒しつつある心が 胸を締め付けてゆく まぶしい光を感じるとき 僕のそばにいて いつも いつも やさしい朝を一緒に迎えるのは やはり寂しさ以外の何者でもなく 「おはよう」 って僕に 誰かが生身の温もりをくれるのは 僕が孤独から開放された時だけど 果たしてそれが 本当にやさ..
夜の街を 白の心をひらひら揺らし ただ君のいる 駅へとむかう 星空のこと 黄色い月や 夢の行方が頭をよぎる 黒のかばんの感触に あの日の場面がよみがえり 僕は 雑踏の中 少ない言葉をてがかりに わずかなブルーの微笑みを いつかつないだ指先の あの温もりを 勇気にかえて ふたつの夢の軌道が 赤い糸を結び まじわるその日を信じて
都会の空が ときに 怪しく悩ましい色に染まるのは 空が 人々のため息を吸い込むから 紫と橙の水彩絵の具を混ぜる心にも似た 憂鬱と憧憬は やはり空でも融け合わず まるで僕らのラプソディーだけど よく見れば マジックアワーにも似た たたずまいで …ああ 今日も みんな頑張っているよ 喧騒に遮られたその空の 隙間から漏れくる淡い光を 目にするひとは あまりいなくても 春の日の 雨上がりなんかに ふと見上げて 1000万のため息の その行き先に気づいて ああこれでいいんだって そんなふうに 今日も 明日も 明後日だって ..
雨の日の散歩は物悲しいけれど、 晴れの日の散歩よりは思うことが多い 薄暗い空からは傘で遮断され、 辺りに満ちた雨音で耳は利かない 隔絶された空間で巡りに巡る言葉たち 結論、は出ないけれど、 熱を帯びた言葉のフラクタルで まるで電子レンジみたいに 僕の周りは温められてゆく びしょびしょに濡れて 不快になってゆく足元を 意識しないように歩くけど そんなの無理だって 後ろから自転車が追い越していき、水しぶきを浴びる。 正面に出たテールランプが 赤く 明滅しながら遠ざかるのをぼんやりと視界に置きながら 、 まあ、いっか、と思う。 それを合図に ..
雪の奏でる音楽を 今年も君は知るだろう かつて契った約束はもう 永遠という名の喪失の中で 追いかけても いくら追いかけても 遠ざかるばかりの 君の面影だけど せめて一年に数えるほどの まっさらな雪の日に 蘇えらせることができるなら 精一杯の聞こえない声で、 君の名を呼ぶよ 幻のような白い沈黙に 今は古びたぬくもりをのせて 届けよう 君の胸にもきっと映っている その雪を見ながら だから… 雪の奏でる音楽に 今年も君は耳を澄まして
はじめまして、こんにちは。 このページでは管理人、pascal の書いた詩を掲載してゆきます。 数年前に、あるいは十数年前に、詩をふらりと書くことはありましたが、新しい環境に遭遇するたびに忘れられ…。 そんな儚いコトノハたちを、住まわせてあげよう、 という想いの下、このブログを開設しました。 駄作も佳作(?)も同居することと思いますが、 温かい目で見守ってくださいね。 詩の中には投稿サイトに掲載済みのものもありますので ご了承願います。 それでは。
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