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財部剣人の館(旧:アヴァンの物語の館) https://blog.goo.ne.jp/avantgarde-october

「マーメイド クロニクルズ〜第三部配信中!」「第一部 神々がダイスを振る刻」幻冬舎より出版中!

財部剣人
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2010/03/19

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  • サンキューサンキュー

    財部剣人です‼️今日でブログ開設から3939日(約11年⁉️)です。なんとサンキューサンキューと読めます🤗。これからも頑張りますので😅、応援よろしくおねがいします🤗‼️サンキューサンキュー

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 第8章−6 キャストたち(再編集版)

    演出家のドワイト・コパトーンは、困惑を禁じ得なかった。昨日までとキャストたちのパフォーマンスが一変してしまったから。ただし、それはよい方に。演出の余地がないほどに、彼女たちの踊りが完璧になってしまっていた。マーメイド役の夏海の踊りは、一つ一つの動きが巨大な猛禽類の羽ばたきのように力強かった。そのくせ目線はゾッとするほどのセクシーさに満ちている。言うまでもなく、夏海にとりついた悪魔姫ドルガの影響であった。一人目の魔女役ザムザは、見ていると吸い込まれそうになる妖しげなシミーと、以前と別人のように艶っぽい歌声でドワイトを驚かせた。昨夜は、魔法の蜜でも飲んだのかいと訊かれても、とりついた歌姫リギスはニヤリとするだけで答えない。二人目の魔女役シェラザードのアイソレーションは、切れ味を増し、人間の動きとは思えないほど各部分...マーメイドクロニクルズ第二部第8章−6キャストたち(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 第8章−5 ドルガとトミー(再編集版)

    まずドルガが近寄っていった。「小僧よ、我が姿が見えるのか?」しゃくり上げながら、トミーが答える。「見えるのって、お姉ちゃんの姿は他の人には見えないの?」「フフフ、そうか。見えるものにとっては、見える方が当たり前。見えない方が不思議か・・・・・・なぜ泣いている?」「携帯が、携帯が、壊れちゃった。もうママに連絡できない」「はぐれ子か。母の名前はなんと申す?」「夏海」ほー、我がとりつこうとしている人間の子なのか。その時、ヌーヴェルヴァーグ・タワーの正面に夏海が現れた。向かいのビルの前で一人っきりの息子を見つけて、真っ青になっている。「トミー!」思わず、大声で名前を呼ぶ。「アッ、ママだ!」トミーは、道路の向かいの夏海に向かって走り出した。すでに、信号が「止まれ」に変わったのには気がつかない。走り出した彼に、能天気な新婚...マーメイドクロニクルズ第二部第8章−5ドルガとトミー(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 第8章−4 トミー、託児所を抜け出す(再編集版)

    電話は向かいのビルの三階の託児所にいる、8才になったばかりの息子トミーからだった。「ママ、もうレッスン終わった?」「うん、ちょうど終わったよ」「おちょいよ〜。もうつかれた」「ごめんね。着替えたらすぐ迎えに行くから、もう少し待っててね」「うん・・・・・・」納得したようなしないような返事をして、トミーは携帯の電源を切った。トミーは思った。そうだ。こっちからママをお迎えに行こう。お着替えにはいつも30分はかかる。きっとビックリするぞ。もしかするとお兄ちゃんになったねってほめてくれるかも知れない。大丈夫さ。いじわるな託児所のおばさんの目を盗んで通りを渡れば、ヌーヴェルヴァーグ・タワーはすぐそこだ。トミーは決心すると、託児所の壁にかかっていたダウンジャケットを保母に気づかれないようにこっそり手に取った。いつもトミーをしか...マーメイドクロニクルズ第二部第8章−4トミー、託児所を抜け出す(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 第8章−3 ベリーダンスの歴史(再編集版)

    今回のジェフェリー・ヌーヴェルヴァーグ・シニア生誕百周年パフォーマンス・フェスティバルは、異例尽くめだった。まず、ミュージカル仕立てと言っても、普通の踊りではなく振り付けにベリー・ダンスが取り入れられていた。さらに、驚くべきは巨額の費用をかけたパフォーマンスが一夜限りだったことだ。通常、ミュージカルは資金を投資家たちから集めて、ロングランになれば配当を配るシステムである。絶対に失敗は許されないだけに、構想と準備に数年をかけることもめずらしくない。今回、そうした心配がいらなかったのもヌーヴェルヴァーグ財団の潤沢な予算あればこそだった。ベリーダンスは、人類最古のダンスとも呼ばれる。その発祥には、諸説ある。最も古い説では、古代シュメール文明の時代に生まれて、豊穣祈願や自然崇拝の目的で、祈りや祭り、弔いの場で踊られたと...マーメイドクロニクルズ第二部第8章−3ベリーダンスの歴史(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 第8章−2 レッスン会場の魔女たち(再編集版)

    ドルガが尋ねる。「なんじゃ、その歌詞は?」「この度のパフォーマンス・フェスタのパンフレットに書かれていたでありんす。おそらくは・・・・・・」「アポロノミカンか?」「そうらしいでありんす。夏海という娘が覚えていたでありんす」「例によって、アポロノミカンの予言は謎じゃが、『太古の蛇がよみがえる』とは幸先よい。よし、リハーサル会場へ飛ぶとしよう」次の瞬間、四人の姿は消え去っていた。フェスティバルの本番を直前に控えて、キャストたちはヌーヴェルヴァーグ・タワー一階ホールでリハーサルに汗を流していた。タイトルは、「砂漠の魔人の城〜ミラージュの伝説」だった。ドワイト・“パライソ”・コパトーンと夏海が書いた七幕のミュージカル仕立てのパフォーマンスになっていた。脚本は、夏海が昔ケネスから聞いた「海は一日7回、その色を変える」とい...マーメイドクロニクルズ第二部第8章−2レッスン会場の魔女たち(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 第8章−1 魔女たちの二十四時(再編集版)

    最近になって、四人の魔女たちが諍いをすることがふえた。といっても力関係がはっきりしているため、つねにリーダーの悪魔姫ドルガを他の三人が説得するという構図であった。真夜中になって成層圏から戻った氷天使メギリヌが言う。「我々はもう長い間、神の姿のままで穢れた人間界にいるために指先や羽が崩れつつあります。もうこれ以上、人間にとりつくことを待つべきではございません」「ひとつはっきりさせておく」ドルガが言った。「命が惜しさにどうでもよい人間にとりつくなどとは、プライドが許さぬ。我らが、そもそも冥界のルールを乱し、魔界の連中とつきあうようになったきっかけを忘れたわけでもあるまい。我らは、冥界でも名門中の名門の出自であった。しかし、父親がちぎった相手が地上で汚れきった墮天使たちであったため、我らはいかなる地位も与えられなかっ...マーメイドクロニクルズ第二部第8章−1魔女たちの二十四時(再編集版)

  • マーメイド クロニクルズ 第二部再編集版 前半・中盤(序章〜第7章)バックナンバー

    「第一部神々がダイスを振る刻」をお読みになりたい方へ「第二部序章」「第二部第1章−1ビックアップルの都市伝説」「第二部第1章−2深夜のドライブ」「第二部第1章−3子ども扱い」「第二部第1章−4堕天使ダニエル」「第二部第1章−5マクミラの仲間たち」「第二部第1章−6ケネスからの電話」「第二部第1章−7襲撃の目的」「第二部第1章−8MIA」「第二部第1章−9オン・ザ・ジョブ・トレーニング」「第二部第2章−1神々の議論、再び!」「第二部第2章−2四人の魔女たち」「第二部第2章−3プル−トゥの提案」「第二部第2章−4タンタロス・リデンプション」「第二部第2章−5さらばタンタロス」「第二部第2章−6アストロラーベの回想」「第二部第2章−7裁かれるミスティラ」「第二部第2章−8愛とは何か?」「第二部第3章−1スカルラーベの...マーメイドクロニクルズ第二部再編集版前半・中盤(序章〜第7章)バックナンバー

  • マーメイド クロニクルズ 第二部 第7章−9 男と女の勘違い(再編集版)

    ナオミは思った。アチャー、バカなのはケネスの方じゃない。昔の男なんて、手からすべり落ちてしまったショートケーキのようなもの。そう、人間の女なんて一度別れようと決めたら元の鞘に戻ることなんてありえない。それまでステキに思えていたオーラが消えれば、好きだったはずの特徴さえキライな理由に変わってしまう。だが、次の瞬間、ナオミは思い直した。え〜、それじゃ、元の男に会うなんて一番女にとって嫌なことをしてくれた理由は、もしかして私を気遣ってくれたの・・・・・・その考えに思い当たった瞬間、祖母のトーミからマーメイドは簡単に泣くもんじゃないと言われていたことも忘れてナオミは泣きじゃくった。その時、夏海がケネスに言った。「今頃、こんなこと言うなんて遅すぎるかも知れない。だけど女ってズルイね。あなたとナオミを置き去りにしたくせに、...マーメイドクロニクルズ第二部第7章−9男と女の勘違い(再編集版)

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