マーメイド クロニクルズ 第二部 第9章−4 奇妙な剣舞(再編集版)
はたして恋する乙女の直感は、正しいのだろうか。ナオミは今日のフェスティバルが、何かとてつもないものになるような予感がしていた。コロナ役の男性が、スターの甘い声で歌い出す。青い昼の海は太陽神アポロンが天空を駆けめぐる刻だが我が都には、強い日差しはあっても愛はない麗しき魔女たちよお前たちはどこから来たのか?お前たちはどこへゆくつもりなのか?もしもゆくところがないのならこの都にとどまりその美しさで我らと共に愛の花をさかせてはくれまいか?月の女神ティラミス役ミスティラが、引き取って歌う。可憐な外見からは想像できないほど声量がある。しかも、サラ・ブライトマンばりの高音域である。魔女たちよお前たちがさがす魔神スネールははるかかなた遠いオリエントの国に墜ちていった太陽神コロナはうつくしい声と富を持つ太陽神アストローネは光り輝...マーメイドクロニクルズ第二部第9章−4奇妙な剣舞(再編集版)
2021/01/29 00:00