オリジナル学園伝奇小説連載中
高校生の少女那須野結繪と化野音音(あだしのねね)。狐の化精・葛葉と静葉の力を借りた少女ふたりと、唯一の神を信奉する第2契約者たちとの戦いをえがいた伝奇小説。
「それは…ちょっと言いづらいのですが、 私たち本土のネイティブと違い、 リノたちハワイアンの精霊使いたちはちょっとマネーに不自由してます…」 「それでタコヤキ?」 「はい、リノに私が日本で食べたタコヤキが美味しいという話をしたら、 動画サイトで作り方見てハマって…」 「それだけでタコヤキを? …無茶ですわ…」 (あ…でも、ここで恩を売っておけば…) そう判断した音音は、 「いえ、わたくしでできることなら協力させていただきますわ」 といかにも謙虚に聞こえるように答えた。 「本当に? うれしいっ! 音音、ありがとうっ」 それまで蚊帳の外に置かれていたリノが、 音音の手を両手で取ると激しくシェイクしてくる。 そんなリノの目を見つめながら、 音音はちょっとした心配の種、 ハワイでタコって食材は大丈夫なのかを聞いてみた。 「ネイティブは食べますし、 観光客も食..
「How do you make it!? Please teach me!」 「まあ構いませんけど…」 答えながら鉄板を掃除して, 新たに油をひいていく。 「では作りますわ」 生地を鉄板の上に流すと、 じゅわーっという音と共に広がっていく。 冷蔵庫を開け、タコの入ったタッパーを見つけると、 ポツポツと穴に入れ、 続いて揚げ玉、紅ショウガを全体に振りまいていく。 「Did you understand it ?(ここまではおわかりですか?)」 「OK、Please continue it(いいわ、続けて)」 「 Look well」 ピックを持った音音は、 それをゆっくりと鉄板上に左右に走らせ、 それが終わると上下に走らせてスクェアに切り分けた。 流し込んだ方から、 ピックをくるくると回すようにして、 生地を器用にまとめてひっくり返すと穴の中に押し込ん..
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