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私的感想:本/映画 https://blog.goo.ne.jp/qwer0987

映画や小説、本の感想を書いています。ネタばれありです。

映画はメジャー作品から、マイナーなミニシアターまで幅広く。 小説は純文学やミステリ、エンタテイメント系の作品など。国内作家、海外作家問わず読んでいます。

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2009/10/06

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  • 『ルツ記』感想

    聖書の知識がない非キリスト者なので、適当なことを書くが、この書はダビデの祖先の顕彰のために挿入されたのかなと読み終えた後で思った。ルツとそれを娶るボアズは貞淑で誠実な男女だ。ルツは夫に死なれたが、姑に従い彼女の故郷まで帰国する。そんな嫁に報いようと、姑のナオミは自分の親戚のボアズと娶せようとするが、ボアズはルツへすぐには手を出さずあくまで手順を守り、親戚の者の承認を受けてからルツと結婚をする。その行動は極めて誠実だ。ルツとボアズ、どちらも人徳を兼ね備えた人物であることが示された後で、彼らがダビデの祖先であることが言及される。王であるダビデの祖先がそういった優れた人物だから、ダビデも優れた人物でした、ということを強調しているかのよう。そこに聖書作者の意図を見るようで興味深い。血生臭い話が続いただけに、少しホ...『ルツ記』感想

  • 『士師記』感想

    『士師記』は人間の歴史を描いた書なのだと読んでいて感じた。あれほど抑圧的だった宗教者たちの力が衰えたのか、イスラエルでは神の教えから離れた行為が行なわれている。そのため宗教的な要請からではなく、人々は個々人の感情や民族的な思惑を背負って動いているように感じられた。そこからは人間の生の姿がうかがえるようだ。また選んで英雄的人物を登場させていることもあってか、読み物としても面白い。エフド、ギデオン、エフタなどの士師たちの行動はまさに英雄的かつ波乱万丈で素直に楽しめる。またアビメレクのように野心的で残忍な側面の男は、この時代の指導者としてはありがちだったのだろうなと思いながら読んだ。最も楽しめた話はサムソンだ。女に身を持ち崩すところといい、その劇的な死に方といい、どこか憎めず、当時の人たちからも愛されていたのだ...『士師記』感想

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