想定した以上に、性を感じさせる内容だった。たぶん聖書の中では異色な作品なのだろう。お誘いください、わたしを。急ぎましょう、王様。わたしをお部屋に伴ってください。(1-4)恋しい方はミルラの匂い袋わたしの乳房のあいだで夜をすごす(1-13)あの人が左の腕をわたしの頭の下に伸べ右の腕でわたしを抱いてくださればよいのに(2-6)わたしの願いはぶどうの房のようなあなたの乳房りんごの香りのようなあなたの息(7-9)などは性を感じさせて興味深い。また3章は恋する女の切実な思いが伝わり胸に迫る。求めても、あの人は見つかりません。わたしが町をめぐる夜警に見つかりました。「わたしの恋い慕う人を見かけましたか。」彼らに別れるとすぐに恋い慕う人が見つかりました。つかまえました、もう離しません(3-2~4)あなたの恋人はどんなに...『雅歌』感想