銀河連邦だのワームホールだののある遠未来の宇宙時代。辺境の惑星イドラで生きる人々の物語。
オリジナルSF小説『神隠しの惑星』第一部です。
今週末の誕生日で母はいよいよ90歳リーチ。この年齢でゆっくりながら杖無しで外を歩けて、自前の歯でトンカツやカラアゲをバリバリ食べられるのは大したものである。私が日中は仕事でいないのだが、ひとりでご飯食べて薬飲んで身支度して、時計見ながらデイサービスのお迎えに遅れないように表に出て待っておくことができる。時間感覚、曜日感覚がわからなくなっている自覚があって、自分でカレンダーや日付表示のある時計を見て、『明日はデイサービスの日』などと確認している。大したものである。とはいえ、軽い認知症があってそれなりに日常困ったことも起こる。例えば自動ドアの仕組みがある日突然わからなくなった。というより近づくと開くのはわかるのだけど、離れれば自動で閉まるというのを忘れてしまったのである。「自動ドアなのに自動で閉まってくれない」とド...母の食卓
手作りの干し柿をいただいた。今年は暖冬で雪が少なく温度も湿度も異常に高い。柿がなかなか乾かず大変だったそうだ。『甘くないし色が真っ黒になってまった』確かに甘味が弱い。酸っぱい。しかしこれはこれで別の美味しさがある。タマリンドとかマンゴーチャツネみたい。ねっとり濃くて甘酸っぱくてトロピカルな味わいがある。暖冬の干し柿
"好きな動物は?"というお題だが、生き物なら爬虫類でも虫でもプランクトンでも好き。住宅の事情で犬は飼ったことないが、人生の半分は猫と暮らして来た。魚各種、甲殻類、爬虫類、両生類、昆虫あれこれ、鳥類いろいろ飼っていた。電気屋さんがうちの前の電信柱から巣を下ろして持ち込んで来たスズメの兄弟を巣立ちまで育てたこともある。植物マニアの母のおかげで9歳からその辺の野草見てもスラスラ標準和名を同定し、種名わからずとも科名がわかる小学生に鍛え上げられ、11歳で野鳥にハマり、19歳で海水魚にハマり、というわけでイキモノなら何でも好きです。自然が多い土地柄なので、日常が割と"生き物地球紀行"。そうそうしょっちゅうダイビングに行けるものでもないので、一番気軽なのはバードウォッチングである。自宅の窓の外をコハクチョウが横切り、通勤路...猫と魚を飼い、鳥と魚を見る人生
昨夜、というか今朝午前3時に前の記事を書いた時には、けっこうな量の雪が降っている実感があったのだが、夜が明けてみると車の屋根に少し残る程度。道路も真っ黒。そう言えばこの冬、除雪車が出動したことがあっただろうか。知人が除雪車ドライバーなのだが、出動がないと手当てが減るのではないだろうか、なんてことも気にかかる。雪の少ない暖冬は過ごしやすかろうと思うかもしれないが、-2℃から+2℃ぐらいまでの真冬日の方がしのぎ易い。体感気温は+4~5℃の方が低いのである。たぶん対流起こって風が吹くのと湿度の関係だと思う。-5℃ぐらいまで下がるとさすがにしばれて寒い。私の住んでるところは、おそらく県内で唯一、雪の日に傘が役に立つエリアだ。北西に単独峰がそびえてて冬型気圧配置で大陸から吹く風を遮ってくれるからだ。聖徳太子の時代からそれ...雪が降らないあなたも来ない
あなたは来ないなどと待ってる人はいないが、とにかく雪が降る。この冬は不安になるほど雪が少ない。除雪費用がかからないのは有難いが、雪が少ないと後々支障が出るのである。それはともかく、この北国に移住してもうすぐ四半世紀。人生で最も長く住んでる土地になった。そして最も好きな土地。南から移住して来たというと、ここで生まれ住んでる人はたいがい"なぜわざわざ"と言う。"自分は可能なら老後は雪のない土地に行きたい"と言われる。この土地が気に入っている理由はたくさんあるが、何より『北国に憧れていた』というのが強い。というとたいてい"物好きな"と返される。私としては、生まれた土地も育った土地も、とにかく人口密度が高過ぎて空気悪くて自然が遠くて、苦しいばかりだった。大学で人口少ないところで暮らし、就職してさらに人の少ないところへ来...雪が降る
Twitterでの騒動を思い出すとムカムカする。腹が立つという意味でなく、胃とか腸とかがぎゅうっと雑巾絞りされたみたいに痛くなって吐き気でムカムカするのだ。食欲が無いというより、食べる前に『これ食べたら気持ち悪くなるだろうな』と思ってゲンナリする、という感じ。だが仕事あるから食べる。自棄で必要以上に食べる。というわけで、ずっと物理的にムカムカしている。ひとりで暇にしてるとあれこれクヨクヨ考え始めて底無し沼に落ちて行く。とにかく誰かといるか、何か忙しくしておくのが一番。料理してる時と、笛吹いてる時は、スカッとすっかりヤなこと忘れている。おかげでTwitter止めてから食卓が賑やかである。無駄に手の込んだ、下処理の要るものを作る。昨日はカワハギの煮付け、鶏ハツともやしのガーリックペッパー炒め。さらにムカムカして昨夜...Twitter止めましたの追記
老後に野望がある。世界遺産の森で英語と仏語で植物、野鳥、昆虫、地質が説明できるレンジャーやりたい。暇暇に勉強中である。しかし問題は体力。仕事も趣味も野外活動が多いので、インドア派ではないつもりなんだけど、やはり圧倒的に運動量が足りてない。できれば通勤を徒歩か自転車にしたいんだけど、日中に仕事でけっこう移動があるので車を持って行く必要がある。野鳥や植物見る目的があれば、山でも登っちゃうんだけど、ジョギングする元気はない。ましてや窓もない、四方壁に囲まれた薄暗い非常階段を黙々と登るなんて辛過ぎる。しかし今年こそ夏に縦走したい。行ってみたい高層湿原がある。青森に来た時から憧れているのに、体力に自信が無くてトライできない。ザック背負って小屋に泊まってひとりで縦走できるようになりたい。いつか舞踏会に行きたいと夢見てボロ着...非常階段で登山訓練
というわけでもないが、九十近いやや軽い認知症気味の母が3年ぶりに自力でおつかいするのを陰で見守っている。自宅から徒歩5分の生協が一時閉店になって、母のお買い物も一時休業になっていた。以前は、今日は牛乳の安い日、今日は卵の日、と自分で把握して出掛けていたのだが、足が衰えて頭も衰えて、週2回のデイサービス以外は居間のソファーでうとうとするだけの生活になってしまった。生協リニューアルで、母もお買い物業再開である。何を買うか自分で決めて、会員証見せて、エコバッグ見せて、自分でお会計できるか。私の姿を見つけると判断を私に委ねようとするので、隠れている。母上ガンバ。何を買って来てもちゃんと加工して食べられるようにするから、買ってみたいものは何でも買っておいで。〈追記〉冷蔵庫の備蓄と被ったのは豆腐と長ネギぐらい。お肉とキノコ...はじめてのおつかい
ほぼTwitter廃人と化していた。年末年始、Twitterで終わったといっても過言ではない。トラブルに巻き込まれ、解決したかと思いきや、新たなトラブルが始まり、どういうわけかネットリンチに遭った。いろんな人間を次々に寄ってたかって罵って叩き出す連中にターゲットにされてしまったのだ。彼女達は私の"職業"がキライらしい。ほとほとイヤになった。体調も壊して実生活にも支障が出た。とりあえず携帯端末からTwitterアプリを削除。でも、なんか書きたい。別に誰に読まれなくてもコメント付かなくても、何か書きたい。というわけでブログに回帰。人間やめないためにTwitterやめました
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