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Blanc Sanglier(ブラン サングリエ) https://blog.goo.ne.jp/6049771

中世最後のイングランド王・リチャード3世のファンブログです。他、ばら戦争やイギリス史関連も。

英国史上悪名高い王・リチャード3世の名誉回復を願う管理人による、不真面目感想ブログです。 関連小説・映像・論文等の感想がメイン。

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2009/07/24

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  • エドワード4世の髪入り指輪@銀座ミキモト本店

    久々の(本当に久々!)更新につき、ブログの勝手をすっかり忘れておりまして、なんとも変な記事タイトルになっておりますが。要するに、現在銀座ミキモト本店でエドワード4世の髪入り指輪が展示されてるから見てきたよ!という話です。18世紀にエドワード4世(1442~1483)の棺が開けられた際、遺髪を取り出して作られたこの指輪。秋津羽さんのブログで詳しく取り上げられておりますが、日本の有名な指輪コレクター橋本貫志氏のコレクションの一つなのですよね。で、現在、銀座ミキモト本店で、その橋本貫志氏の指輪コレクションの展示が行われているのですよ。(2011/5/13~/29)それがコチラ↓「『指輪-その饒舌なる小宇宙の物語』古代エジプトから現代まで」(ミキモト公式サイト)「ミキモトで4000年前から現代の指輪展、橋本貫志所蔵品」...エドワード4世の髪入り指輪@銀座ミキモト本店

  • 『The Sunne in Splendour』感想1-19

    第1部19章――1470年12月Amboise,France「お父様はフランスの援助を得なければいけない。……そしてこの結婚は、その援助のためにお父様が支払わなくてはならない対価なのよ。あなたもわかっているでしょう、アン」「『お父様が』支払わなくてはいけない対価?」アンは不信をあらわに言った。「私に言わせれば、対価を支払わなくてはいけないのはこの私一人よ!ランカスターと、大嫌いな男と結婚しなくてはならないのは私だわ」だいぶ間が開きましたが(汗)、久々にTheSunneinSplendourの感想の続きです。この章はウォリック伯の長女、イザベル・ネヴィル視点です。場所はフランスのアンボワーズ。時は彼女の妹アン・ネヴィルとランカスターの王太子エドワード・オブ・ウェストミンスターの婚礼の朝――。イザベルはフランスへ亡...『TheSunneinSplendour』感想1-19

  • 『時の娘』で引用されているバラッド(6月14日追記)

    (2010/6/14追記)この記事で取り上げた2つのバラッドに関して。最初は『時の娘』テイストに訳す自信がなかったので和訳を付けませんでしたが、後で開き直って自己流に意訳したものを追記しました。ご参考までに。ジョセフィン・テイ著『時の娘』の最終章には、次のようなシーンがあります。「おかしいね。歴史家ってやつは、戦場での武勇談はよろこんで賞めるんだな。……(略)……」「それは、敵方からの贈り物だったんですよ」キャラダインが注意した。「そもそもは敵方から見た物語詩からその伝統が始まったからですよ」「そうだ。スタンリイ家の或る人物が書いたんだったな。“やがてリチャード王方の一人の騎士は王に告げぬ”か。ええと、この辺だったかな」……(略)……「その人物は“善良なるウィリアム・ハリントン卿”だったらしいよ、問題の騎士はね...『時の娘』で引用されているバラッド(6月14日追記)

  • 『ラビリンス』(上・下)

    ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%83P%83C%83g%81E%83%82%83X%81@%83%89%83r%83%8A%83%93%83X">『ラビリンス』(上・下)ケイト・モス著森嶋マリ訳ソフトバンククリエイティブ(2006/9)ハードカバー:上巻423ページ・下巻453ページ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++2005年7月。フランス南部の山で発掘作業に携わったアリスは、洞窟の奥深くで骸骨を発見した。そこにあった指輪と洞窟の壁には、同じ迷路の模様が...『ラビリンス』(上・下)

  • 『ヒストリアン』(I・II)

    ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『ヒストリアン』(I・II)エリザベス・コウトヴァ著高瀬素子訳NHK出版(2006/2)ハードカバー:I巻493ページ・II巻497ページ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++少女はある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本、そして「不運なるわが後継者へ」という書きだしの宛名のない手紙の束だった。娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父がぽつりぽつりと語りはじめたのは、彼の学生時代の物語だった。敬愛して...『ヒストリアン』(I・II)

  • 『This Time』

    ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『ThisTime』byJoanSzechtmanCollectedStoriesBasset(2009/12/22)ペーパーバック:343ページ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++1485年8月22日、ボズワースの戦いに臨んだリチャード3世。この戦いでリチャードは戦死する……はずだったのだが、戦死する直前、身代わりの遺体と入れ替わりで21世紀にタイムスリップさせられる。21世紀の科学者によって現代アメリカに連れてこられたリチャードは、中世英語を解する研究員・キャサリーナの協力を得て、その研究所からの脱走を図る...『ThisTime』

  • 『The Sunne in Splendour』感想1-18

    『TheSunneinSplendour』感想第1部18章――1470年11月Westminsterベスは弟をじっと見つめると、幼い子供に特有の率直さで尋ねた。「男の子が生まれても、お父様はまだ私のことを愛してくれる?」「もちろんですよ、ベス。あなたは彼の最初の子で、それはそれだけで特別なのですから」「お母様、この子になんて名前をつけるの?」エリザベスは息子からアリソンへと視線を移した。「この子の名前はエドワード……イングランドのプリンス・エドワード」エドワード4世らが亡命中の間、エドワード4世妃エリザベス・ウッドヴィルは、幼い子供たちと共に聖域に庇護を求めています。そして未だ夫の再起の兆しがないまま、エリザベス・ウッドヴィルは初めての男子を出産。エドワードと名付けます。(後のエドワード5世。聖域で生まれたので...『TheSunneinSplendour』感想1-18

  • 『The Sunne in Splendour』感想1-17

    『TheSunneinSplendour』感想第1部17章――1470年10月London「後生だから口を慎んでくれ、フランシス!」ウィル・ポールはフランシスの腕をつかむと、彼を引っ張って急いで手近な十字路に入っていった。「こっちだ……急げ!君は自分の首がドローブリッジ・ゲートにさらされることになっても構わないのかもしれないが、僕は腐肉になってカラスにつつかれるのはごめんなんだ!」ジョン・ネヴィルの寝返りにより、エドワード4世王が玉座を追われた後のロンドン。フリート監獄が襲われ、政治犯だけでなく大量の凶悪犯まで自由になってしまったため、荒くれ者があふれたロンドンは秩序をなくしていた。懐妊中の王妃エリザベス・ウッドヴィルを筆頭に、ヨーク派は庇護を求めて聖域に逃げ込むことになる。10月5日金曜日、ヨーク大司教ジョー...『TheSunneinSplendour』感想1-17

  • 『スペイン女王イサベル ーその栄光と悲劇ー』

    ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『スペイン女王イサベルーその栄光と悲劇ー』小西章子著朝日文庫(1985/03)++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++スペイン女王イサベル1世。「世界史の授業で『カスティーリャ王女とアラゴンの王子が結婚し、両国は合併してスペイン王国となった』と習ったと思いますが、あのカスティーリャ王女のことです」と説明するのが一番よく通じるでしょうか。それとも、「アメリカ大陸を”発見”したかのコロンブスの後援者」と言ったほうが、いつ頃の時代の人か想像しやすいでしょうか。あるいは「イギリスのヘンリー8世の最初の王妃で、後のメアリ1世...『スペイン女王イサベルーその栄光と悲劇ー』

  • 卒論終わった!

    ようやく卒論が終わりました!これでネットに復帰……と思いきや、実はいつまたもぐるかわからない状況だったりします(汗)卒論でいろいろ調べている間に、「これ、そのうち記事書きたいな~」と思ったネタは山ほどあるのですけれど。ちなみに卒論のテーマは、もちろんリチャード3世陛下です。陛下が戦死したボズワースの戦いについて歌ったバラッド("TheBalladofBosworthField")の研究……といったところでしょうか。陛下の堂々たる戦死ぶりに燃え、それを改悪するテューダー朝への怒りに煮え(はらわたが)、熱い卒論になった……かもしれないけれど、出来のほうはどうだろう(小声)口述試験が終わったら、卒論のネタも開帳したいところです。卒論終わった!

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