終わりを認識してしまった以上渇望しか浮かばない空はこんなにも蒼くてでも、もう誰も居ないから呼んでる
明日を望まないようなそんな思考すらを愛して欲しいの眠りにつきたがる子猫のような安らぎを少しでも感じたいの空が明るいのは必然だと考えていた落ちる寸前の果実ですらその甘さを信じていた夢を見たがる子供のような安直すらを愛して欲しいの恋を望む思いの
終焉を得たときにまるで指先から零れ落ちるような伝う涙を振り切る伝手も無かったの山紫水明選ばれた世界を妬む私はここで永遠を誓うから憂鬱に似た情景と陰鬱としたあなたの影を消して、消し去って、今ここで、サヨナラ
赤色が好きなのは目にするだけで安堵するからわたしは生きていてもいいよ赦しを自分に乞う日々はどれほどまでも滑稽でどこまでも純粋なヒトリアソビいつか華やかな最期りを迎えるまで虚しい賛歌を歌い続ける
この大地に降り立ったその日からなけなしの神でいつも眠るのは哀しみの海原気がつけば幸せの意味を見失う空凪緩やかに落ちて行く、夢
それはそれは、美しい世界であって信じられないほどの偽善と調和手品のように澄んだ死と、僕ら指揮者はいつでも団長気取り二色で象る平穏との対象居る筈の無い場所、要る筈の無い世界苦しみぬいて、耐えるだけ
悠然と笑むのはただ見せ付けたいのではなくてただ気付いて欲しかっただけなのかもしれない内包した矛盾も壊れかけた手紙もすべて、すべて何かのメッセージなのだとしたら終わりはいつでも、傍に居たの
ねえそうやって君は笑うの触れた手、指先冷えた爪色頬を伝うのは何だろう理由が欲しくても、ただ笑みを浮かべて「月みたいだね」旋律は虚ろに
終わらない場所サイハテの祈り赤に染まってさあおやすみなさい伸ばした手は弾かれた願ったのは進むこと?もしまた会えたらその笑顔に触れられたら
一滴落とす侵食する感覚が浸透していくその熱が全てを狂わす歯車のようにつないだせかいのおわりのいろは
言の葉かたちを繕ったら壊れてしまうゆるゆると解いていくゆるゆると堕としてく偽は是にしていて是は淵にして深くそして夢見た世界は少なからず瞬いていただろうか
願ったことはいくつでもあった祈ったことは片手で足りてしまった無慈悲といわれればそれでしかない僕らの存在なんてちっぽけなものだ境界線はどこにある?
美しい、世界。そう歌ったのはいつだっただろう——焼ける空に、手を浸すうつらうつらと眠りを苛む香りはいつだって傍に居て、いつだって寄り添ってきた——その指にそっと、絡めて君の瞼が開く前にそっと終焉(おわり)の歌を紡ぐよ
そして葬、願いすらもが虚へと消える「眠りはかたちをつくるもの」そう囁いた君は裏側に笑って泣いた
めぐるめぐる両の手に包み込んだ世界にどんな色の思いが映るだろうただ見届けることしか出来ない僕らは生まれる場所すら選べずにやがては還る場所を見付だすまでああ其れを人生というのなら、この一瞬一瞬を最果てと感じてみたり触れ合った指がいかに脆弱かと
「明日はいつ来るのかな」祷りに篭めた誓いに色を還れない僕らの生末を歌おうそういって笑ったその笑顔を覚えてるその瞳を覚えてるさようなら、さようなら、さようなら風に願った秘め事のように、純粋で
「終わること」を望めなかった世界は破綻して絆されて虚無に流され在ることだけを選んでるこの時間を選んだらもう逃さない還れないでも確かにわたしはそれを手にしたんだ
欲を言ってしまえば。そう切り出せば全てが変わった色を塗り替えた空みたい空虚を然ととらえる日が来たら浸した未空に契りを映そう崩れた視界果てに果実が実り堕ちた
知らぬ間に選んだ道筋はいつだって正しいとはいえなくてその瞳に触れることがいかに愚かしいことか、実際という名の不可侵領域にただ在るというだけのこの命もやがては消える、消せる、それだから振りかざした剣は誰が為?手にした力は何の為?一度亡くした答
終わりを知ることはないだろうだからこそ僕らはそれを求めてる真理に近い言の葉を薄く笑んだ唇に乗せる日を見上げてみて「そこ」には何も無い
儚い儚い恋の歌散り逝く姿にただ重ねた「明日また会えるでしょう?」嘘吐きな僕の言葉離れた相思と反面鏡指先の事実不可侵の僕ら「おやすみなさい」
貴方が歌った哀しい音を私の旋律に変える事は赦されますかあの雪に消えた月のようにいつまでも孤独と在るなんてそれこそが喜悦と呼ぶならばただ其れに反旗を翻したい黙示録が告げるならなぞる指を止めて、この声で音で言葉で貴方を追いましょうただ1つ契りに
数を比べることと同じこと言葉を積み上げればゆらりと揺らぐ世界に届くかな指先すら触れられないけれど
篭めた意味は、無に等しかったただ届かなかったそれだけの意図無様に枯れて果てるならいっそ咲かせたくもない僕の花だから笑ってあげようね赤いその身に秘めた言葉も無下に笑った世界が見せたの、は
「だからお願い、もう忘れてほしいんだ」だって君はいつだって僕を見ていつだって嗤っていただろう、其れが全てだ首を絞める手に力が篭ったらありったけの憎悪で哂おう「僕が存在を認めなければ在る事すら出来ない哀れな仔羊よ!」
知っていた知らなかった自分の建前と憶測を積み立ててただちっぽけな壁築いたああ、なんて虚しいんだろう、なんて甘い甘い、堕落の言葉
悲しみを背負った絆さえ十字を負ったこの手さえもすべてすべて、忘れてしまうのは伸ばした闇の先微笑む人が居るならそう、それだけで彩りは溢れるかな此処に在り続けるよもう動けないのだけど
流れをただ追っていけばその指先を辿って行けば描いた理想を終えただろうか目障りな感情を切り捨ててしまえ花弁を契って手向けてあげる終止符を根源に触れた爪から歌う
目の前の闇なんて薄くてこの身に潜む昏さを描いた傀儡の偽造と嗤っても虚しいくらいに心が震える悦びの雨ですら滑り落ちては死んでいくああ、偽りばかりが蔓延る世界よ!
そっと、目をとじる開いていたときと変わりない闇が視界を埋めて、たった一筋、涙の理由は。
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