chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
羽鳥ログハウスの四季 http://blog.livedoor.jp/mozart08/

福島県羽鳥に建てたログハウス。その四季の中で考えたこと、読んだ本の感想を中心に語ります。

会社生活も50歳を超え、そろそろゴールをイメージしなければなりません。「成仏」と表現した人もいますが、なるほどギラギラしたものを廃して感謝の気持ちで日々を送れれば良いですね。

mozart08
フォロー
住所
多摩市
出身
武蔵野市
ブログ村参加

2009/03/29

arrow_drop_down
  • ホーソーン『緋文字』

    ホーソーン『緋文字』は17世紀ニューイングランドを舞台に、宗教と世俗権力が表裏の清教徒社会を背景とする物語である。緋文字 (新潮文庫)ホーソーン新潮社1957-10-17特殊な時代に暮らす人々は、それ自体一つのカテゴリ―を成す。それはどのような存在として表象されるのか

  • ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』

    広辞苑によると「謎」とは「正体がはっきりしないこと、不可解」とある。ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』なら、「謎」を拾うのに苦労はしない。極言すると全編に充溢している。語られる言葉は明白なのに、その意味にたどり着けないもどかしさ。ならば不可解な筋立ては読

  • 川島昭夫『植物と市民の文化』

    これは山川出版社による「世界史リブレット」の一冊。還暦を過ぎた私の世代なら、山川出版といえば大学受験用の世界史の参考書の出版社という印象が強いのではないか。私大受験を世界史で取り組む受験生は、山川の世界史の本文を記憶するのは当然、欄外の細かな字で書かれた

  • 映画『ハンナ・アーレント』を観る

    「哲学の始まりは戦慄から始まる」、この刺激的なテーゼは個人と哲学を連携させ、思考の開始を促す。だが、同時多発テロや3.11のような万人が戦慄する体験もあれば、個人的な体験もある。どちらの戦慄も最初は直感が優先する。直感がなければ、すべては他人事なのだ。直感と

  • 澁澤龍彦『毒薬の手帳』

    前の記事で、植物を通したヨーロッパ史について書いたが、その際の参考にしようと渋沢さんの『毒薬の手帳』を読んだ。ヨーロッパの歴史なのだから、それほど理性に従った話ばかりではありえな(否、ヨーロッパに限らず、所詮人間のやらかした相対が時間的に「歴史」と呼ば

  • 植物を通したヨーロッパ史(2)

    澁澤龍彦著『フローラ逍遥』は植物画が魅力の愛読書だが、18世紀後半の植物雑誌を調べていて、それがボタニカル・マガジンの図版だった事に気づかされた。ウィリアム・カーティスはこの雑誌の創刊者として知られる。精緻な花の絵と英語の説明文を組み合わせる雑誌スタイルは

  • 植物を通したヨーロッパ史

    放送大学『ヨーロッパの歴史Ⅱ 植物から見るヨーロッパの歴史』はユニークな講座だった。残念ながら2020年2学期で終了してしまったが。学校教育で扱う「歴史」は政治や経済、その闘争の解決策としての戦争の歴史が中心、申し訳程度に文化史が語られても、固有名詞の羅列みた

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、mozart08さんをフォローしませんか?

ハンドル名
mozart08さん
ブログタイトル
羽鳥ログハウスの四季
フォロー
羽鳥ログハウスの四季

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用