ともべのあかひとのギャラリー 〔草枕旅にしあれば月々に浅き夢見て日々に詠はん 丹人〕
ともべのあかひと(歌号) 臣奮太(俳号) 翠崚(書号) 常陸國人 質直看脚下庵主 詩書画を愛で乱世を憂ひ未来を語るを日課とす
今の子供達の名前は読めないものが多いという嘆きがよく聞かれますが、親御さんの願いや思いの籠った文字が並んでいて、卒業証書の氏名を書きながら温かい気持ちになります。颯爽(さっそう)の颯は「はやて」と読むようです。結愛は、「ゆあ」と読むのかなあ、龍穏は、、、「りお」かなあ、などと考えながら、卒業証書の筆耕も佳境を迎えています。名前ににじむ親の愛
小生今年は古稀(70歳)正月古稀を詠んだ漢詩を作ろうと思い立ったもののなかなか難しくあれこれ考え作っては直し推敲を重ねましたなんとか出来上がりました参考にした漢詩は朱熹の「偶成」少年易老学難成一寸光陰不可軽未覚池塘春草夢階前梧葉已秋声 古稀偶感少年青年壮年過一寸光陰観永遠未覚池塘春草夢至古稀小身多感 木簡の味わいを加味した隷書で書いてみました古稀偶感
卒業証書に書く氏名の書体は楷書体ですが、戸籍どおりに書くことになります。現在の戸籍は印刷体の文字ですが、漢字は印刷体ができた当時から、書写体というものがありました。もともと漢字は書写体しかなかったのですが、印刷体を作るにあたって、書写体とは違う形も作られました。たとえば「しんにょう」がそうです。楷書体のしんにょうは、点、点、短い縦線、右下への長い払いです。しかし、二つ目の点と次の短い縦線を続ける書き方が主流となり、学校でもこの書き方を教えています。ですから、点1つのしんにょうも、点2つのしんにょうも構成要素は上記の4つなのです。 さて、令の字ですが、これもなかなか厄介です。書写体は下部は「マ」ですが、最後の点は縦線で、とか、「フ」の最後をはねて縦線で、など、印刷体が優位となっているのが現在の状況です。です...「令」三種
「ブログリーダー」を活用して、友部丹人さんをフォローしませんか?