1994年4月27日、 南アフリカ共和国(以下、南ア)で初めてとなる全人種参加の総選挙が行われ、ネルソン・マンデラ率いるアフリカ民族会議が第一党となり、マンデラが次期大統領に選出されてからちょうど30年になりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1994年5月10日、南アが発行した“マンデラ大統領就任”の記念切手のうち、同年4月27日の総選挙に合わせて制...
2001年にイスラム主義組織タリバンが破壊したバーミヤーン遺跡の大仏立像の周辺で、彼らが再びアフガニスタンを実効支配するようになった昨年8月以降、タリバンによる掘削が行われていたことが30日までに明らかになりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2003年10月10日にアフガニスタンが発行した“アフガニスタンの遺産”の切手のうち、タリバンに破壊されたバ...
1902年1月30日に日英同盟が結ばれてから、ちょうど120年になりました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1906年、同盟国・英国の中国艦隊の韓国訪問を歓迎して使用された記念印が押された葉書で、日本の保護国時代の漢城(現ソウル。切手の局名は京城)から門司経由で香港宛に送られています。特印には日章旗とユニオンジャックが描かれているのがミ...
エルサレムで、28日までの3日間、2013年以来の大雪が3日間降り続き、学校や道路が閉鎖され、一部で停電が発生。数万人が被害を受けたそうです。というわけで、きょうはこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2016年2月9日、イスラエルが発行した“イスラエルの四季・冬”の切手で、エルサレムのヤッファ門場外で雪だるまを作って遊ぶ子供たちが描かれています。 詳細については、...
中米のホンジュラスで、27日(現地時間)、選挙期間中に台湾との断交に言及したことシオマラ・カストロ氏が同国初の女性大統領に就任し、首都テグシガルパで式典が行われました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1929年10月、当時の大統領宮殿を描く6センタボ切手に“1929 a 1930”と加刷して発行された切手です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研...
きょう(27日)は、1945年1月27日にアウシュヴィッツ・ビルケナウ収容所が解放されたことにちなみ、“ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(国際ホロコースト記念日)”です。というわけで、アウシュヴィッツ関連のマテリアルの中から、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1943年4月4日(消印は同9日)、アウシュヴィッツ収容所の収容者がフルヴァーキ(現チェ...
きょう(26日)は、1949年1月26日に法隆寺金堂で火災が発生し、壁画の大半が焼損したことにちなむ“文化財防火デー”です。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1951年12月10日に発行された10円切手(普通切手)で、焼失前の法隆寺金堂壁画の観音菩薩像(の頭部)が取り上げられています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご...
西アフリカ・ブルキナファソの複数の軍の施設で23日(現地時間)、軍幹部の交代とイスラム過激派との戦闘に際しての装備の拡充を求めて兵士が叛乱を起こし、ロック・マルク・クリスチャン・カボレ大統領が身柄を拘束されました。叛乱側は“ポールアンリ・サンダオゴ・ダミバ中佐”の名義で「本日、カボレ氏の大統領職を終了させると決めた」と宣言し、憲法停止、政府と国会の解散、国境封鎖を宣言。新設された「維持・再建愛国運動...
大相撲初場所は、千秋楽のきのう(23日)、関脇・御嶽海が横綱・照ノ富士を破り、13勝2敗で13場所ぶり3度目の優勝を決めるとともに、大関昇進を確実にしました。長野県出身の大関は江戸時代の雷電為右衛門以来227年ぶりです。というわけで、御嶽海の四股名の由来にして、彼の地元、長野県木曽郡上松村にちなむ切手として、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1999年4月9日、...
第76回国連総会のアブドッラ・シャーヒド議長(モルディヴ外相)が、国際オリンピック委員会(IOC)の招待に応じて北京冬季五輪の開幕式に出席し、聖火リレーに参加してIOC会長からトーチを受け取る予定であることが、現地時間の20日、発表されました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1985年にモルディヴが発行した国連加盟20周年の記念切手で、国連本部ビルを背景...
私事ながら、本日(22日)をもって55歳になりました。「だからどうした」といわれればそれまでなのですが、せっかく年に1度のことですから、額面“55”のこんな切手を持ってきました。なお、本日は大事なお知らせがございますので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。(画像はクリックで拡大されます) これは、1952年7月1日に発行された55円の航空切手で、立山連峰を背景に飛ぶダグラスDC-4型機が描かれ...
海底火山の噴火と津波で被害を受けた南太平洋の島国トンガに、きのう(20日)、水などの救援物資を積んだニュージーランドの軍用機が災害発生後初めて到着しました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1939年10月23日、トンガのヌクアロファからニュージーランドのオークランド宛に差し出されたトンガ最初のエアメールです。 1939年半ば、英国はタスマ...
ご報告がすっかり遅くなりましたが、公益財団法人・日本タイ協会発行の『タイ国情報』第55巻第6号ができあがりました。というわけで、僕の連載「泰国郵便学」の中から、この1点をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます) これは、1980年12月10日に発行された憲法公布48周年の記念切手で、国王ラーマ7世による憲法下賜の場面が取り上げられています。 1925年に即位したラーマ7世は、前国王、ラーマ6世...
アフガニスタン北西部のバードギース州で、17日、マグニチュード5.3の地震が発生。震源地周辺では700棟以上の家屋が倒壊するなどの被害が発生し、この記事を書いている時点で少なくとも26人の死亡が確認されたほか、18日には、中西部ゴール州の世界遺産で、傾斜が進んでいたジャーム(ジャム)のミナレット(尖塔)がさらに傾き、倒壊の恐れもあることが明らかになりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリッ...
米連邦捜査局(FBI)の元捜査官や歴史家ら約20人で構成する研究チームは、きのう(17日)までに、「アンネの日記」のアンネ・フランク一家が1944年8月、オランダ・アムステルダムの隠れ家で発見されたのは、ユダヤ人公証人のアーノルト・ファンデンベルフが自分の家族を守るために密告したことによる可能性が極めて高いと発表しました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) ...
“2022(令和4)年用年賀葉書及び寄附金付お年玉付年賀切手の抽せん会”が、きのう(16日)、東京・丸の内のJPタワーで行われ、お年玉切手シートの当選番号は54、50、02に決まりました。というわけで、例年どおり、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます) これは、きょう(17日)から引換が始まった今年(2022年)のお年玉切手シートです。 かつて成人の日が1月15日に固定されていた時代には、年賀はがき...
きのう(15日)、南太平洋の島国、トンガの首都ヌクアロファから北に60キロ余り離れた海底火山、フンガトンガ・フンガ・ハアパイで大規模な噴火が発生。気象庁は日本列島に津波警報や津波注意報を発しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1994年、トンガ・ニウアフォオウ島が発行した“1946年の大噴火”の切手です。 ニウアフォオウ島はトンガ最北の火山島(首都...
ご報告が遅くなりましたが、『本のメルマガ』第811号が配信されました。僕の連載、「沖縄切手モノ語り」は、今回はこの切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます。) これは、1960年12月1日、沖縄での国勢調査実施にあわせて発行された記念切手で、朝日を背景に飛ぶ大鷺が描かれています。 米施政権下の沖縄における最初の国勢調査は、1950年12月、軍政府布令第25号「Population Census of the Ryukyu...
デンマークのマルグレーテ2世女王陛下が、1972年1月14日、父王フレゼリク9世の崩御に伴いデンマーク国王として即位されてから、ちょうど50年になりました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、今年(2022年)1月3日、デンマークが発行した“マルグレーテ2世女王陛下御在位50年記念”の切手シートで、王室の紋章を描いた切手を中心に、1972年の即位当...
第一次アングロ・アフガン戦争中の1842年1月13日、英軍が壊滅的な敗北を喫した“ガンダマクの戦い”から180年になりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、ガンダマクの戦いでアフガニスタン側の英雄とされるワズィール・アクバル・ハーンの生誕160周年を記念して、1976年2月4日、アフガニスタンが発行した切手です。切手に描かれている肖像は、肖像はロンドンの...
きょう(12日)は、1911年1月12日、新潟県の高田(現・上越市)で、 オーストリアのフォン・レルヒ少佐が高田陸軍歩兵連隊の青年将校にスキー指導を行い、日本に本格的なスキーが伝えられたことにちなむ“スキーの日”です。というわけで、スキー関連の切手の中からこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1964年1月22日にアフガニスタンが発行した“児童保護の日”の記念切手で、パシュ...
国際スキー連盟は、きのう(10日)、スロヴェニア北西部のプラニツァで今月22-23日に開催予定だったノルディックスキーのワールドカップ(W杯)を中止すると発表しました。というわけで、きょうはこの切手です、(画像はクリックで拡大されます) これは、1972年、ユーゴスラヴィアが発行したスキージャンプ世界選手権の記念切手で、当時、世界最大のジャンプ台だったプラニツァのレタウニツァ・ブラトウ・ゴリシ...
きょう(10日)は“成人の日”です。というわけで、若者が描かれた切手のなかから、こんな1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1986年10月25日、親ソ政権時代のアフガニスタンで発行された“アフガニスタン青年の日”の切手です。 1964年10月、『アフガニスタン王国憲法』が公布され、翌1965年8月26日に議会選挙の第1回投票が、9月26日に第2回投票が実施されました。議会の定数は87...
ご報告がすっかり遅くなりましたが、雑誌『ザ・フナイ』2022年1月号ができあがりました。僕の連載「こわい切手」は、今回は1月10日の“ヴォドゥン(ヴードゥー)の大祭”にあわせて、ゾンビとヴォドゥンについて取り上げましたが、その記事の中から、この切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます) これは、2018年にオーストラリアが発行したアルファベットの切手のうち、“Z”を取り上げた1枚で、背後...
エクアドルのガラパゴス諸島・最高峰のウォルフ火山が、現地時間の6日夜、7年ぶりに噴火しました。というわけで、きょうは、この切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1936年、エクアドルが発行した“ダーウィンのガラパゴス諸島訪問100周年”の記念切手のうち、ガラパゴス諸島の地図を描いた1枚です。 ガラパゴス諸島(現在の正式名称はコロン諸島)は、エクアドル本土から約900kmの東太平洋上に...
LPG急騰をめぐる抗議デモから発展した暴動が続くカザフスタンで、きのう(6日)、カシムジョマルト・トカエフ大統領は非常事態宣言を全土に拡大するとともに、同国が加盟するロシア主導の“集団安全保障条約機構(CSTO)”に対テロ支援を要請。これを受けて、同日、CSTOは政府施設の保護や秩序回復を目的とした治安維持部隊の派遣を決定。すでに先遣部隊が現地入りしています。というわけで、きょうはこの切手です。(画...
中央アジアのカザフスタンでは、元日からLPG価格が前年(2021年)に比べ約2倍に引き上げられたことに対して、翌2日、カスピ海に面した西部マンギスタウ州のジャナオゼンで抗議デモが発生。その後、抗議行動は拡大し、きのう(5日)、カザフスタン政府は非常事態宣言を発したものの事態は沈静化せず、同国初代大統領で最高実力者として君臨してきたヌルスタン・ナザルバエフが国外脱出に追い込まれました。というわけで、きょ...
公益財団法人・通信文化協会の雑誌『通信文化』2022年1月号が発行されました。僕の連載「切手歳時記」は、今回は、寅年の新年号ということで、こんな切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1952年11月3日に発行された文化人切手の“寺田寅彦”です。 1878年11月28日という寅年寅の日に生まれた寺田寅彦は名文家で、専門の物理学の論文以外にも、数多くの随筆を残しています。そんな彼に...
毎年のことですが、“郵便学者”という看板を掲げて生活している関係から、僕は毎年、年賀状には干支にちなんだ切手を取り上げることにしています。もっとも、ただ単に干支の切手を持ってくるだけではつまらないので、①できるだけ他の人が使いそうにないモノ、②その年の仕事の予告編になりそうなモノ、③可能な限り、干支を取り上げた年賀切手は除く、という基準で選んでいます。きょう(4日)は仕事始めでオフィスで僕の年賀状を...
南アフリカ共和国(以下、南ア)のケープタウンにある国会議事堂で、現地時間の2日午前5時(日本時間正午)ごろ、火災が発生。この記事をアップしている時点で被害者の報告はなく、出火の原因は分かっていませんが、火災に関連して51歳(49歳との報道もあり)の男が拘束されたそうです。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1982年に南アが発行した1ランドの普通切手...
かつての日本では、元日には煮炊きや洗い物、風呂などを避ける習慣があったことから、翌2日は、1年で最初に火や水を使う“火水(ひめ)はじめ”の日とされていました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、王制時代のアフガニスタンで作られた年末年始のグリーティング絵葉書(クリスマス+新年)で、放牧の羊を背景に、水を運ぶ民族服姿の女性が取り上げ...
あけましておめでとうございます。 旧年中は郵便学者・内藤陽介の活動にご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございました。本年もよろしくお付き合いください。 冒頭の画像は、昨年末の12月30日に文化放送の「おはよう寺ちゃん 活動中」に出演した際、スタッフの方に撮影していただいたもので、僕の顔写真としては最新のものです。同番組のスタッフの方には、出演のたびに毎回写真を撮っていただい...
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1994年4月27日、 南アフリカ共和国(以下、南ア)で初めてとなる全人種参加の総選挙が行われ、ネルソン・マンデラ率いるアフリカ民族会議が第一党となり、マンデラが次期大統領に選出されてからちょうど30年になりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1994年5月10日、南アが発行した“マンデラ大統領就任”の記念切手のうち、同年4月27日の総選挙に合わせて制...
きょう(26日)から28日まで、東京・浅草の都立産業貿易センター台東館で、令和6年能登半島地震復興支援切手展(世界切手まつりスタンプショウと併催。イベントHPはこちら)が開催されます。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、今回の復興支援切手展の会場内で販売するために実行委員会が制作したフレーム切手で、能登半島の地図を背景に、のとキリシマツ...
潮流社の雑誌『カレント』の2024年4月号が発行されました。僕の連載「切手から見る世界と歴史」は、今回は、1974年4月25日にポルトガルで発生したカーネーション革命から50周年ということで、1枚をご紹介しました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2008年10月16日にポルトガルが発行した橋の切手のうち、リスボンの4月25日橋を取り上げた1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研...
ドイツ連邦検察庁は、きのう(23日)、ドイツの右派政党“ドイツのための選択肢(AfD)”に所属するマクシミリアン・クラー欧州議会議員のスタッフ(中国出身でドイツ国籍の男)を、中国のためにスパイ活動に従事していた容疑で拘束したと発表しました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1956年12月10日、東ドイツが発行した“人権の日(世界人権デー)”の記念切手のうち...
きょう(23日)は、龍退治で知られるキリスト教の聖人、聖ゲオルギウス(セント・ジョージ)の祝日です。というわけで、今日はこんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1970年12月17日、チェコスロヴァキアが発行した“スロヴァキアのイコン”の切手のうち、聖ゲオルギウスの龍退治のイコンを取り上げた1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿...
きょう(22日)は“アースデイ”です。というわけで、地球を描く切手の中から、この1枚をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます) これは、1876年にフランスで発行された“世界を結び付け、支配する商業の神と平和の女神”を描いた25サンチーム切手(普通切手、原画作者にちなんで“サージュ・タイプ”と呼ばれています)で、一般に、地球と地図を描いた切手としては、世界で最初の1枚とされています。 詳細につい...
以前からご案内しておりましたが、5月1日付で発売予定の拙著『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』(日本郵趣出版)の現物ができあがってきましたので、著者として一言、刊行のご挨拶を申し上げます。(画像は表紙カバーのイメージ。クリックで拡大されます) “一番切手”という言葉は、もともとはカタログの番号が1番の切手という意味で、その国で発行された最初の切手を指す言葉でしたが、そこから転じて...
イスラエルは、きのう(19日)、イランが13日から14日にかけてゴラン高原等に向けて大規模攻撃を行ったことへの反撃として、中部イスファハーン(イスファハン、エスファハーンとも)州の空軍基地を無人機3機で攻撃しました。イラン側はこれを防空システムで迎撃しており、IAEAもイラン国内の核施設に被害は出ていないと発表しました。というわけで、今日はイスファハーンに関連して、この切手です。(画像はクリックで拡大され...
私事ですが、今月16日からルーマニアの首都、ブカレストで開催中の世界切手展<EFIRO 2024>は、きのう(18日)、審査結果が発表され、おかげさまで、僕の作品“Postal History of Auschwitz 1939-1946”(今回は僕自身は現地へは行かず、作品の搬入・搬出はコミッショナーの斎藤環さんにお願いしました)が、金賞を受賞しました。というわけで、今回の出品作品の中から、こんなモノをご紹介します。(画像はクリックで拡大されま...
東京大学の村松真理子教授らのチームは、きのう(17日)、イタリア南部、ベズビオ山北麓のソンマベズビアーナにある遺跡から、初代ローマ皇帝アウグストゥスの別荘とみられる建物の遺構が見つかったと発表しました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1937年9月23日にイタリアが発行した“皇帝アウグストゥス生誕2000年”の記念切手のうち、5リラ(+1リラの寄付金つき...
デンマークの首都コペンハーゲンのランドマークとなっている旧証券取引所で、16日午前7時ごろ(現地時間)、火災が発生。建物の大部分と屋根が焼け、約55メートルの尖塔が倒壊しました。建物は改修工事中で、火災の原因は不明。これまでのところ、負傷者は確認されていません。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1955年4月21日にデンマークが発行した“デンマーク王国1...
アフリカ北東部のスーダンで、2023年4月15日、正規軍と準軍事組織“即応支援部隊(RSF)”の戦闘が始まってから1年となる昨日(15日)、パリでEU、フランス、ドイツの共催により、約60カ国の代表や国連関係者が出席して“国際人道会議”が開催され、860万人規模の避難民らの援助に向け、計約20億ユーロ(約3300億円)の拠出が表明されました。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) ...
4月1日にシリア・ダマスカスのイラン大使館が攻撃を受けたことへの報復として、13日夜(現地時間、日本時間14日)、イラン革命防衛隊はイスラエルに向けて複数の無人機を発射したほか、ゴラン高原(イスラエルが実効支配しているが、国連とほとんどの国連加盟国はシリア領と認定)等へミサイルを発射しました。その大半はイスラエルや友好国が迎撃しましたが、いくつかのミサイルは国内に着弾し、南部の町では少女1人が負傷、...
ミャンマーの伝統的な新年をお祝いする春の正月祭り“TOKYO ダジャン祭り”が、きょう(14日)、東京・江東区の都立木場公園で開催されます。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2019年4月5日、ミャンマーが発行した“季節の花と年中行事”の切手のうち、セイロンテツボクとビルマカリン(オオミカリンとも)の花と、ミャンマーの伝統的な新年を祝う“ダジャンの水かけ祭り”...
雑誌『キュリオマガジン』2024年4月号が発行されました。おかげさまで、本年(2024年)元日付で上梓した拙著『龍とドラゴンの文化史』が思いのほか好調で、読者の方々から“十二支の文化史”として、シリーズ化してほしいとのご要望を多数いただきました。そこで、その仕込みも兼ねて、明年(2025年)の乙巳年に向けて、少し早いですが、今月号から、「蛇の文化史」と題する新連載を始めることになりました。どうかよろしくお付き...
きょう(12日)は、天保13年4月12日(1842年5月21日)、伊豆韮山代官・江川英龍が日本で最初のパンとされる軍用携帯食糧の乾パンが初めて焼かれたことにちなむ“パンの記念日”です。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1923年6月、ソ連(ソヴィエト社会主義共和国連邦)構成国となったウクライナで発行された飢餓救済募金切手のうち、飢えた人々にパンを手渡す...
訪米中の岸田文雄首相は、きのう(10日)、ホワイトハウスで開かれた歓迎式典で、米国に250本の桜を追加寄贈することを明らかにしました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2012年3月24日、米国が発行した“(ワシントンの)桜100周年”の記念切手です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には...
きょう(10日)、韓国で総選挙の投開票が行われます。というわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2018年5月10日に韓国が発行した“民主選挙70年”の記念切手のうち、投票所に向かう人々を描いた1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)...
アフリカ南東部のモザンビークで、流行中のコレラから逃れようとする約130人を乗せた小型漁船が、北部のルンガから約30キロ離れたモザンビーク島を目指している途中で高波を受けて沈没し、少なくとも96人が亡くなりました。というわけで、謹んで哀悼の意を表しつつ、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1972年5月25日、ポルトガル領時代のモザンビークで発行された“『ウズ・ルジ...
きょう(8日)はお釈迦様の誕生を祝う“花まつり”の日です。というわけで、お釈迦様を取り上げた切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2020年9月26日に中国が発行した”莫高窟”の切手シートで、第45窟の塑像群が取り上げられています。塑像群の中央は釈迦如来像で、その両脇に弟子の阿難と迦葉、さらにその外側に菩薩が2体、もっとも外側には天王が2体、配されてい...
1948年4月27日、衆議院不当財産取引委員会で復興金融公庫の融資をめぐる昭和電工の政官界への贈賄工作が暴露され、いわゆる昭電事件が発覚してから、ちょうど75年になりました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、昭電事件の主役となった昭和電工の広告入り機械印(が押された葉書の印面部分)です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研...
チャリティーソング“ウィ・アー・ザ・ワールド”をリリースした“USA for Africa”の提唱者で、個人としても“バナナ・ボート”などのヒット曲で知られる歌手のハリー・べラフォンテさんが、昨日(25日)、ニューヨーク・マンハッタンの自宅で亡くなりました。96歳。というわけで、謹んでご冥福をお祈りしつつ、“バナナ・ボート”にちなんで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1952年...
今月15日に正規軍と準軍事組織“即応支援部隊(RSF)”の戦闘が始まったスーダンで、きのう(24日)から、日本や欧州、アジア、アラブ諸国の各国政府による自国民の退避に向けた動きが本格化し、きょう(25日)未明、在留邦人41人とその配偶者や子どもの4人(スーダン人、米国人、カナダ人を含む)が自衛隊機でジブチに到着しました。というわけで、今日はこの切手です、(画像はクリックで拡大されます) これは、1...
米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドで、22日夜(現地時間。日本時間23日)、週末のショーの最中に口から火を吐く大きなドラゴンが炎上するアクシデントが発生しました。消防の発表によると、けが人はなかったそうです。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2018年8月9日、米国が発行した“空想上の生物”の切手のうち、“火を吐く緑のドラゴン”を描いた1枚で...
防衛省は戦闘が激化しているスーダンから、日本人らの退避に備えるために出発したC130輸送機を含めた計3機が、本日(23日)未明、自衛隊の活動拠点があるジブチに到着したことを明らかにしました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、仏領ソマリコースト時代の1956年2月20日に発行された航空切手で、現地の女性とジブチ港の地図、そこに降り立つ飛行機が描かれています...
今月15日、ウクライナ産の穀物・農産物の一部禁輸措置に踏み切ったハンガリーは、20日、新たにウクライナ産の蜂蜜や一部の肉製品の輸入を6月30日まで禁止したことを発表し、ウクライナ産穀物の中欧諸国通過を助けるようEUに“積極的”な支援を要請しました。というわけで、今日はこんなものを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2001年5月22日、ウクライナが自国の主要産業の一つである“...
ご報告がすっかり遅くなりましたが、公益財団法人・日本タイ協会発行の『タイ国情報』第57巻第1号ができあがりました。というわけで、僕の連載「泰国郵便学」で取り上げた切手の中から、この1点をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます) これは、1981年8月26日、タイの楽聖とも称されるルアン・プラディット・パイロ(本名ソーン・シラパバンレーン)の生誕100年に際してタイが発行した記念切手です。 ...
今月15日以降、スーダンで国軍と準軍事組織“迅速支援部隊(RSF)”の戦闘が発生したことを受けて、ドイツ連邦軍は在留ドイツ人を退避させるために輸送機を派遣する計画でしたが、戦闘の激化により、きのう(19日)、燃料補給の経由地であるギリシャから引き返さざるを得なくなりました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、1970年6月23日に東ドイツが発行した“ベルリン・...
ポルトガルで、きのう(18日)から、肉や魚、野菜、果物、パン、コメなどの主要食料品40品目超について、日本の消費税に相当する付加価値税(VAT)の税率を0%にする特例が10月までの時限措置として導入されました。というわけで、今日はポルトガルの食料品に関する切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2016年10月31日にポルトガルが発行した“ポルトガルの缶詰”の切手のうち、イ...
ウクライナ産穀物の流入により自国産の価格が下落していることを受け、今月15日、ポーランドとハンガリーが自国の農家を保護するためウクライナ産穀物や農産物の輸入禁止を発表し、スロヴァキアも17日、同様の発表に踏み切りました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2022年9月16日にスロヴァキアが発行した“ウクライナとの連帯”の切手で、ウクライナからの亡命女性が...
スーダンで、15日、首都ハルトゥームを含む各地で国軍と準軍事組織“迅速支援部隊(RSF)”の戦闘が発生。RSF側がハルツームの大統領府や国際空港を制圧し、地元医師団体によると、16日の時点で、民間人ら61人が死亡、670人以上が負傷したそうです。というわけで、スーダンといえば、やはりこの切手でしょうか。(画像はクリックで拡大されます) これは、スーダンの“キャメル・ポスト”切手のうち、“SG”のモノグラム...
きのう(15日)午前11時半頃、和歌山市の雑賀崎漁港で、選挙の応援演説をしようとしていた岸田文雄首相に対して爆弾が投げ込まれました。岸田首相はすぐに避難して無事で、犯人の男は近くにいた漁師や警察官に取り押さえられました。というわけで、事件に対する怒りを込めて、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2004年10月21日、ボスニア・ヘルツェゴヴィナを構成するスルプスカ共和国...
公益財団法人・通信文化協会の雑誌『通信文化』2023年4月号が発行されました。僕の連載「切手歳時記」は、今回は七十二候の虹始見(4月15日)にちなんで、この1枚を取り上げています。(画像はクリックで拡大されます) これは、1978年5月20日に発行された国土緑化運動の切手で、同年の全国植樹祭にちなんで、足摺岬の手前に広がる杉林に虹がかかった風景が描かれています。 詳細については、こちらをクリック...
きょう(14日)は、インドシナ諸国では伝統的な暦での新年にあたります。というわけで、きょう新年を迎える国のうち、ピーマイ・ラオ(ラオス正月)関連の切手の中からこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2001年4月13日にラオスが発行した“ルアンパバーン(ルアン・プラバーンとも)の新年”の切手のうち、“プーニュとニャーニュ”の夫婦神と“シンカップ(獅子)”のパレードを取り...
アフリカ南部、マラウイのラツルス・チャクウェラ大統領は、きのう(12日)、人口1989万人の同国で、サイクロン“フレディ”による死者が1000人を超え、被災者は少なくとも200万人に上り、50万人以上が家を失うなどして避難を余儀なくされている現状を明らかにしました。というわけで、亡くなられた方のご冥福と被災者の方の1日も早い生活再建をお祈りしつつ、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) ...
中国の広い範囲で発生した大規模な黄砂が、今日(12日)から明日(13日)にかけて、西日本から北日本の広い範囲に飛来し、地域によっては視程が5キロ未満になり、交通へ影響が出るおそれがあるそうです。十分にご注意ください。というわけで、今日はこんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1983年9月15日、台湾が発行した“蒙蔵(モンゴルとチベット)風光”の切手のうち、モンゴル...
フランスの マクロン大統領が、9日発表の声明で、欧州は台湾を巡る対立を激化させることに関心がなく、米中両政府から独立した“第3の極”になるべきだと述べたことについて、欧米各国から中国に配慮し過ぎた発言だとして批判が噴出しています。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます) これは、2014年3月28日にフランスが発行した“中国との国交樹立50年”の記念切手で、南京の秦淮河...
1998年4月10日に北アイルランド紛争の和平合意となる“ベルファスト合意”が結ばれてから、ちょうど25年になりました。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1971年9月、シン・フェイン党系の“アイルランド共和国郵趣事務所(Irish Republican Philatelic Office、IRPO)”が制作したプロパガンダラベルで、英国の北アイルランド地方切手にシン・フェイン党へ...
きょう(9日)はイースター(復活祭)です。今年はウサギ年でもありますので、イースター・バニーの切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます) これは、2007年3月22日に香港が発行した児童切手のうちの1ドル40セント切手です。2007年の香港の児童切手は6種セットで発行され、いずれもイースターバニーを使ったクイズが題材になっていますが、今回ご紹介の切手は、2匹のイース...
潮流社の雑誌『カレント』の2023年4月号が発行されました。僕の連載「切手から見る世界と歴史」は、今回は、1973年4月8日に画家のパブロ・ピカソがなくなってから、今日(8日)でちょうど50年になることにちなんで、こんな切手をご紹介しました。(画像はクリックで拡大されます) これは、1950年8月1日、中国が発行した「世界平和を守れ(保衛世界和平)」の切手のうち、東北部(満洲)で使用するための東北幣...