イタリアの盛り蕎麦のようなものなるかアーリオオーリオペペロンチーノ・・・・・・アーリオオーリオペペロンチーノという語感がアルデンテ!といった感じがして好きです。歳のせいでしょうか、いろんなものが入っていないものが好きになっています。(短歌)アーリオオーリオペペロンチーノ
◆ねんじゅさんじゅ・・・一年中【用例】A「さー、花見酒どん呑もじゃん」B「あがはねんじゅさんじゅなんかにかこつけっ酒ば呑みたがっね」【一般語訳】A「さー、花見酒でも呑もうじゃないか」B「君は一年中なにかにかこつけて酒を呑みたがるね」(五島弁)ねんじゅさんじゅ
◆きゃーぐら・・・買い食い【用例】学校ん帰りにきゃーぐらすっとはよかばって、家に入ってかっ食べんばぞ。外で食べたらみたんかっぞ。【一般語訳】学校の帰りにおやつを買うのはいいけれども、家に入ってから食べないといけないよ。外で食べることはみっともないことなんだぞ。※私が子供のころ(昭和40年代・1970年代なかばごろまで)は路上とか歩きながらものを食べることは下品なことでしてはいけないとされていたことでした。(五島弁)きゃーぐら
◆おこじんさん・・・荒神様(こうじんさま)【用例】ウチんばあちゃんはおこじんさんば熱心に拝みよったね。おこじんさんは火や水(みん)のかんさぁじゃてん福江大火ん時におこじんさんのおかげで家ん手前で火の止まったっち何べんも聞かされたよ。【一般語訳】ウチのばあちゃんは荒神様を熱心に拝んでいたよたね。荒神様は火や水の神様だから福江大火の時に荒神様のおかげで家の手前で火が止まったって何回も聞かされたよ。(五島弁)おこじんさん
◆ばっかっ・・・〇〇だけ〇まるほど〇〇ばかり【用例①】あがはあと5キロばっかっ痩せんば、腹んつっだしちょっとん目立っぞ。【一般語訳】君はあと5キロほど痩せないと、腹が付き出ているのが目立つぞ。【用例②】今日は大型トラックん入って来ってん車はいつもんとこかっ2メートルばっかっ奥さん停むごってしてくれ。【一般語訳】今日は大型トラックが入って来るから車はいつものところから2メートルばかり奥の方に停めるようにしてくれ。【用例③】おっにばっかっ言うな!あっどんにも言え!【一般語訳】俺にばかり言うな!あいつらにも言え!(見出し画像は福江島の石田城大手門遺構)(五島弁)ばっかっ
◆ひらひらすっ・・・ひりひりする【用例】こんコーショはざまに辛かよ。ベロんひらひらすっ!【一般語訳】この唐辛子はとても辛い。舌がひりひりするよ。☆唐辛子をコショウと呼び、コーショという発音もあります。☆「ひろひろする」という似た言葉がありますが、もの欲しげという意味です。(五島弁)ひらひらすっ
(五島弁・番外編・時事とか余話)あらだめこらよかあらよかこらだめ
◆あらだめこらよかあらよかこらだめ・・・あれはだめこれはよいあれはよいこれはだめ【用例】企業じゃろが組合じゃろが宗教団体じゃろが見返りば期待して献金ばすっとじゃもんの、あらだめこらよかあらよかこらだめち分けられんじゃろじゃん。 【一般語訳】企業じゃろが組合じゃろが宗教団体じゃろが見返りば期待して献金ばすっとじゃもんの、あらだめこらだめあらよかこらよかち分けられんじゃろじゃん。(五島弁・番外編・時事とか余話)あらだめこらよかあらよかこらだめ
◆しゅっ・・・食べる汁物液状の形容として【用例①】あおさと牡蠣んしゅっは味も風味もざまによかね。【一般語訳】あおさと牡蠣の吸い物は味も風味もとてもよいね。【用例②】今朝ん味噌しゅっはいつもと味噌の違うね。【一般語訳】今朝の味噌汁はいつもと味噌が違うね。【用例③】冷蔵庫に入っちょっ袋から しゅっの漏れよっぞ。【一般語訳】冷蔵庫に入っている袋から水分が漏れて出てるぞ。(五島弁)しゅっ
希望という二文字に「はな」とルビふりてまだ見ぬ明日を追いかけて行く・・・・・・毎年見事な美しさを見せてくれる桜花。散るのも早い桜花。だからでしょうか、また来年も、と希望を感じさせてくれる。(短歌)まだ見ぬ明日を追いかけて行く
◆げさっか・・・下品だ【用例】げさっか選挙ポスターん禁止になっとちじゃん。東京に住んじょったらげさっか選挙ポスターば見られたとこれ。どんなもんじゃったじゃろ見てみろごちゃっね。【一般語訳】下品な選挙ポスターが禁止になるらしいね。東京に住んでいたら下品な選挙ポスターを見られたのにねぇ。どんなものだったんだか見てみたいもんだね。(五島弁・番外編・時事とか余話)
もくれんの春を告げてはたちまちに雨風吹いて散るは悲しき・・・・・・桜の花よりいくぶん早く咲く木蓮を通勤の道で二十年ほど見た。あっという間に咲き、毎年すぐに雨風に散っていた。旅先で出会った木蓮の花を、装いからムスリマと思われる何人かが笑顔で写真を撮っていた。二日後は雷雨の予報だった。(短歌)もくれんの春を告げてはたちまちに
古き街御堂の主をあらわした屋根の模様は毘沙門亀甲(奈良町にて)(短歌)屋根の模様は毘沙門亀甲
蔀戸を上げてすだれを巻き上げたいにしえびとの自慢話よし(短歌)いにしえびとの自慢話よし
◆ほっぽほうらい・・・ふんだんに過剰にやたらと多く次から次と【用例】よかてよかて。そんにほっぽほうらいビールば出してきたち呑んでしまいきらんとじゃてん、ちっとひっこめれ。【一般語訳】いいからいいから。そんなにやたらとたくさんビールを出してきても呑んでしまいきれないから、いくらか下げなさいよ。※ほっぽなしほっぽんという語も同意味である。この語の変化形と考えます。(見出し画像は友人提供のもので五島の海)(五島弁)ほっぽほうらい
ふるでらにいろどり添えたつばき花諸行無常にすがれゆく春(西大寺にて)(短歌)諸行無常にすがれゆく春
◆おなしこちゃひとっこっ・・・早いか遅いかだけのことネタ・・・断捨離いつ捨てても一緒【用例】断捨離んコツは「おなしこちゃひとっこっ」じゃんね。イッショマッショ使わんもんは今捨ててん死んだ後に捨てっもろてん「おなしこちゃひとっこっ」じゃもんね。【一般語訳】断捨離のコツは「おなしこちゃひとっこっ」なんだよね。一生使わないものは今捨てても死んだ後に捨ててもらっても「おなしこちゃひとっこっ」だもんね。(見出し画像は五島市福江の石田城近くの五島家家中屋敷跡)(五島弁)おなしこちゃひとっこっ☆古い言葉(ことわざ)☆
◆へこへこすっ・・・おもねってペコペコする【用例】いっだあっどが許認可権限ば持っちょってんち へこへこすっとはみたんなかぞ。【一般語訳】いくら彼らが許認可権限を持っているからと言ってペコペコするのはみっともないぞ。(見出し画像は五島市福江の石田城蹴出門内桝形遺構)(五島弁)へこへこすっ
◆おもれるおもるっ・・・むれるむれて傷む【用例】朝炊いたご飯ば一晩保温にしたまんまにしちょったら、なんじゃろ おもれたごてなってうんもなかよ。【一般語訳】朝炊いたご飯を一晩保温のままにしていたら、なんだか蒸れたみたいになって美味しくないよ。(五島弁)おもれるおもるっ
◆ひとっごっ・・・独り言【用例】昨日乗った飛行機んとなっの座席んジンジがぶつぶつぶつぶつひとっごっば言うとんやかましかったっち。本ば読むとに気の散ったよ。【一般語訳】昨日乗った飛行機の隣の座席のジイさんがぶつぶつぶつぶつ独り言を言のがやかましかったぁ。本を読むのに気が散ったよ。(五島弁)ひとっごっ
◆いっだなんでん・・・いくらなんでも【用例】A.あがん遅れっ来(く)っちメンダヒカね。B.およー、◎号線は50キロ制限たい。そこば30キロ台でずーっと走っズンダレコーバッの後ろについてしもっ、そっば先頭に大名行列ぞ。オージョコージョしたっち。いっだなんでんひどかろが。【一般語訳】A.君が遅れて来るって珍しいね。B.まったくだ、◎号線は50キロ制限だろ。そこを30キロ台でずーっと走るグズでマヌケでオーチャクな奴の後ろについてしまって、そいつを先頭に大名行列だよ。にっちもさっちもいかなかったよ。いくら何でもひどいだろう。(五島弁)いっだなんでん
◆こしゃぐこさぐ・・・こびりついたものをこすって落とす【用例】あいたこら、豆腐ば火にかけすぎてこーばっつかしてしもた。ソウラで こしゃがんばあえんよ。【一般語訳】あらら、豆腐を火にかけすぎて焦げつかせてしまった。タワシでこすらないと落ちないよ。☆そうら・・・たわし(五島弁)こしゃぐこさぐ
変えられぬ過去があこがれさせるのか影法師に見るパラレルワールド・・・・・・もし、あの時と、考えてはいけないのか、考えることに意味はないのか。思えばロマンではありえる。(短歌)影法師に見るパラレルワールド
◆うっちょくうっちぇっ・・・置いてけぼりにするおきざりにする【用例①】あっどんも薄情かね、おっが電話しよっ間にうっちぇっ行ってしもたよ。【一般語訳】あいつらも薄情だね、俺が電話している間に置いてけぼりにして行ってしまったよ。【用例②】あがも、もうひとがんばり勉強に力ば入れんば、友達にうっちょかるっとぞ。みたんなかぞ。気合ば入れなおせ。【一般語訳】君も、もうひとがんばり勉強に力を入れないと、友達に置いてけぼりをくうぞ。みっともないぞ。気合を入れなおせ。(見出し画像は友人提供のもので福江島の鬼岳と海)(五島弁)うっちょくうっちぇっ
◆きゃーたまがっ・・・たいへんびっくりするとても驚く※きゃー・・強意の接頭辞たまがる・・びっくりする【用例】よいよさ、昨夜蚊のおってきゃーたまがったっち。おとといは雪ん降ったばっかっとこれ。いよいよ気候ん変のなってしもちょっよ。【一般語訳】まったくもう、昨夜蚊がいてびっくりぎょうてんだったよ。おとといは雪が降ったばかりなのに。いよいよ気候が変になってしまっているね。(五島弁)きゃーたまがっ
花粉舞いつちふる空に憂いありのどかな春はここにあるのに・・・・・読めない字があり漢和辞典をひいた。「霾」。「つちふる」と読むこの言葉も意味も昨日はじめて知った。黄砂のことだった。(短歌)のどかな春はここにあるのに
◆おらっきっ・・・最大声量で叫ぶ絶叫する※古語辞書にも載る「おらぶ」の派生表現であろう【用例】どうしても思いば伝えたかっちや?鬼岳(おんだけ)さん登って、ふとか声で〇〇ちゃん、あがば好いちょーっ、ち、おらっきってみれ。届くかもしれんぞ。【一般語訳】どうしても思いを伝えたいって?鬼岳(おんだけ)に登って、とても大きな声で〇〇ちゃん、気味が好きだーっ、て、絶叫してみたら届くかもしれないぞ。(見出し画像は五島市福江島の鬼岳)(五島弁)おらっきっ
◆なか・・・ない◆なかっぞ・・・ないんだぞ違うんだぞ【用例】政治とカネじゃなかっぞ、あっだ政治はカネぞ。【一般語訳】政治とカネじゃないんだぞ、彼らは政治はカネなんだぞ。(五島弁・番外編・時事とか余話)政治とカネじゃなかっぞ
◆くらすん・・・暗い場所暗い部屋灯りのない場所【用例】また中東で砲撃んあっちょっばって、被害者は電気もつかんくらすんで凍えんばじゃろじゃん。つんだしかよ。【一般語訳】また中東で砲撃が行われているけれども、被害者は電気もつかない暗いところで凍えなきゃいけないだろう。かわいそうだよ。☆漢字をあてれば暗隅でしょうか(五島弁)くらすん
◆もっどん・・・お金持ち裕福な家分限者【用例】さすがにもっどんは違うね。〇〇君は我がはボルボ、ヨメゴはメルセデス、娘はアウディばいっでんピカピカさせちょっもんね。【一般語訳】さすがにお金持ちは違うね。〇〇君は自分はボルボ、奥さんはメルセデス、娘はアウディをいつもピカピカさせてるものね。(見出し画像は五島市福江の石田城内堀夏景色)(五島弁)もっどん
◆つっきぶっ・・・シロサバフグ(魚名)【用例】A.そんフグは毒のあっとじゃなかっかな?B.こんフグは毒はなかとよ。ツリ(釣り針)ば嚙み切るくらい歯の強かてん私だ「ツリ切りフグ」ん意味で「つっきぶっ」ち呼ぶとじゃんな。味噌しゅっにして食べればうんまかっぞ。【一般語訳】A.そのフグは毒があるんじゃないんですか?B.このフグは毒はないんだよ。ツリ(釣り針)を嚙み切るくらい歯が強いから私たちは「ツリ切りフグ」の意味で「つっきぶっ」と呼んでいるんだよ。味噌汁にして食べればおいしいんだぞ。※子供のころに父の友人の漁師さんから聞いた言葉です。鮮魚で流通しない魚です。素人には毒のないこのフグを見分けるのは危険なので、魚をよく知っている漁師さんたちしか食べていなかったのだろうと思います。彼は味噌汁にすると美味いと言っていた...(五島弁)つっきぶっ
◆むっけ・・・吐き気【用例】ゆうべ遅か時間まで呑んだもんじゃてん、なんじゃろむっけんすっよ。【一般語訳】ゆうべ遅い時間まで呑んだものだから、なんだか吐き気がするよ。(五島弁)むっけ
(五島弁・番外編・時事とか余話)我利我利亡者んごちゃって おめれんなか
◆おめれんなか・・・憎々しく思う嫌悪を感じる【用例】近頃ん大国んリーダーどんには人徳より我利我利亡者んごちゃっておめれんなかよ。醜さば感じってんねぇ。【一般語訳】近頃の大国のリーダーたちには人徳より我利我利亡者みたいな印象をうけて嫌な感じを受けるよ。醜さを感じるねぇ。(五島弁・番外編・時事とか余話)我利我利亡者んごちゃっておめれんなか
悔い果てぬ親不孝の詫びごとに遺影位牌に合掌低頭・・・・・・春彼岸活かされ生きる有難さ父母の厚恩感謝あるのみ(短歌)悔い果てぬ親不孝の詫びごとに
◆よいなこっじゃなか・・・簡単ではない容易ではないたやすくない【用例】近ごろは膝ん痛(いと)うして、下り坂ば降りっ時は「あいたこらあいたこら」ち言いながら降りらんばいかんてんよいなこっじゃなかっち。【一般語訳】近ごろは膝が痛くて、下り坂を降りる時は「あいたこらあいたこら」って言いながら降りないといけないから簡単にはいかないよ。(五島弁)よいなこっじゃなか
◆つり・・・釣り針(おもに漁師さんが使う言葉)いわゆる魚釣りのことではない。【用例】あらよー、あがも!そんなつりンきびっ方じゃ魚は釣れんぞ。【一般語訳】あーあ、お前ったら!そんな釣り針の結び方じゃ魚は釣れんぞ。(五島弁)つり(おもに漁師さんが使う言葉)
◆みそだたっ・・・五島弁でクサブと呼ぶ魚(キュウセン・べら)やカツオなどをネギやシソの葉などの香味野菜を混ぜ味噌で調味し、包丁で細かくすり身状にする料理。酢に浸したりもする。夏場にすることが多いようである。【用例】みそだたっば肴にして呑む冷酒は一味違っ(ちごっ)うんまかね。【一般語訳】「みそだたっ」を肴にして呑む冷酒は一味違っておいしいね。☆味噌たたきの転訛であろうと推察します(見出し画像は市場魚貝類図鑑サイトより「キュウセン」)(五島弁)みそだたっ(調理法方言)
(五島弁・番外編・時事とか余話)たったたっまくっのうちのーなっ
◆たったたっまくっ・・・たちまちあっという間◆のーなっ・・・なくなる【用例】放出備蓄米ん出回っても、だっもかっも用心して多めに買(こ)っ、たったたっまくっのうちのーなっかもしれんね。【一般語訳】放出備蓄米が出回っても、誰もかれも用心して多めに買って、あっという間になくなるかもしれないね。(五島弁・番外編・時事とか余話)たったたっまくっのうちのーなっ
城近きホテルの絨毯紗綾型模様ゆかしうつくし伝統地紋(しろちかきホテルのじゅうたんさやがたもよう・・・)・・・・・・「いちばん・・・」という表現を好まないが伝統地紋は「青海波」が一番好きだ。この国に住むほとんどの人の身の回りには衣食住のデザインに伝統地紋は多く使われているが、紗綾型は青海波や市松より多く使われている印象がある。先日、所用で熊本に一泊した時に詠んだ。(短歌)ゆかしうつくし伝統地紋
(五島弁・番外編・時事とか余話)がと と じゃろじゃん と そうどもうど
◆がと・・・〇〇相当〇〇に値する分量◆じゃろじゃん・・・だろうね【用例】石破総理が配った商品券は10万円がと買いもんのでくっ券じゃったっちた。ソウドモウドになった後かっ返却した議員だ、もろた時にはもらうとが政界の常識ち思ちょったっじゃろじゃん。【一般語訳】石破総理が配った商品券は10万円分の買いものができる券だったんだって。騒動になった後から返却した議員たちは、もらった時には貰うのが政界の常識だと思っていたんだろうね。☆そうどもうど・・・大騒ぎ(五島弁・番外編・時事とか余話)がととじゃろじゃんとそうどもうど
◆あがどん・・・君たち【用例】今度ん日曜の夕方かっ海鮮バーベキューばウチですってんあがどんも来んかね?【一般語訳】今度の日曜日の夕方から海鮮バーベキューをウチでするから君たちも来ないか?※見出し画像は居住地で撮ったもので話題のイメージとして使っています。五島近海でサンマが獲れるかどうかを私は知りません。(五島弁)あがどん
◆ちょいちょい・・・ざまあみろ、といった意味合いのはやし言葉【用例】◎◎と▲▲ん悪事んばれっ、化けの皮ばはがされっ、ふちゃっともつらつっぼじょっとちた。ちょいちょい!【一般語訳】◎◎と▲▲の悪事がばれて、化けの皮をはがされて、二人とも小さくなっているらしいぞ。ざまあみろ!(五島弁)ちょいちょい
香りをば春風に見立て桜餅十日もたてば花見酒だぞ・・・・・花粉がおさまったら、春風に吹かれつつ昼酒を吞んでやろうというのが目標のひとつだ。目標だぞ目標。目標は達せざるべからず。(短歌)香りをば春風に見立て桜餅
◆おっどん・・・俺たち【用例】時代劇では鹿児島ん男は自分ひとりのこっば「おいどん」ち言いよっばって、五島じゃ「おっどん」ち言えば俺たちの意味で複数形じゃんね。【一般語訳】時代劇では鹿児島の男は自分ひとりのことを「おいどん」と言っているけど、五島じゃ「おっどん」と言えば俺たちの意味で複数形なんだよね。(見出し画像は五島市福江の石田城近くの講武所遺構)(五島弁)おっどん
現金を使う機会も減るばかりお札の交代とどこおるよね・・・・・・お賽銭と香典とお布施にしか現金は使わないと冗談で言うことがあるが、現ナマ優位の仙界はかえって「人間」っぽい。それはともかく、一葉さんとお別れしたくないよー。(短歌)新旧交代滞るよね
◆きびるきびっ・・・縛る【用例】引っ越しん時に本ば運ぶ時は、何冊か重ねっヨマで十文字にきびれば運びやすかぞ。【一般語訳】引っ越しの時に本を運ぶ時は、何冊か重ねて紐で十文字に縛れば運びやすいぞ。(見出し画像は友人提供のもので福江島の海)(五島弁)きびるきびっ
◆まだうまだー・・・弁償する【用例】鋸や刃物は貸し借りすっもんじゃなかっぞ。刃ば損なえばまだう方法はなかっじゃてん。【一般語訳】鋸や刃物は貸し借りしてはいけないぞ。刃を損なえば弁償する方法はないんだからね。(見出し画像は五島市福江の石田城蹴出門内桝形遺構)(五島弁)まだうまだー
◆きゃーきりん・・・さっぱりまったく【用例】近頃はスマホばっかっ使うごてなったもんじゃてん、きゃーきりんパソコンば使わんごてなったよ。【一般語訳】近頃はスマホばっかり使うようになったものだから、さっぱりパソコンを使わなくなったよ。(五島弁)きゃーきりん
◆おちゅ・・・お嬢さんもうこのようなことを知っている人も絶滅確定種だから記録しておこうと思う。五島の方言のなかでも、「かち言葉」(家中言葉、もしくは徒士言葉だろう)という、今では伝える人もほとんどない、旧藩政時代の藩士やその周辺だけが使った言葉が、明治生まれの祖母が在世中にはまだ伝わってていて、そのいくつかを時おり思い出す。その、「かち言葉」のなかで、女性しか使わない言葉があった。家の近所に、明治十八年生まれの祖母とほぼ同い年の「くま」というお名前のおばあちゃんが住んでいた。くまさんの家があったあたりは今ではその面影はなくなっているが、私が幼いころには武家地の状態で残っていて、かずらの貼った石垣や広い庭のある門内は、昭和四十年代の幼いころには、とても広く見えたものだった。そこに住んでいたくまさんのことを祖...(五島弁・番外編・時事とか余話)おちゅ○○ちゅ
◆はんさらㇶ・・・恥じさらし【用例】言うたこっとしたこっのいっちょん同じじゃなかっのバレちょっとけ厚かましゅう人前にでてくっとは はんさらㇶちな思わんとじゃろか?【一般語訳】言ったこととしたことが全然同じじゃないのがバレているのに厚かましく人前に出てくるのは恥さらしとは思わないのだろうか?(見出し画像は五島市福江の石田城近くの五島家家中屋敷跡)(五島弁)はんさらㇶ
猛烈な抗原抗体反応に旅の予定を変えるか悩む・・・・・花粉が猛威。30分ほど屋外にいただけで、目のかゆみと鼻水。薬頼みでなんとかなっている状態。計画している旅をどうしたものか・・・(短歌)旅の予定を変えるか悩む
◆つんぼろう・・・粉、粒、埃などを振り落とす振るう【用例】タオルケットば洗う前にようとつんぼろわんと、けっこう糸くずの出るもんね。【一般語訳】タオルケットを洗う前によく振るっとかないと、けっこう糸くずが出るものだからね。(見出し画像は友人提供のもので五島市福江の海と鬼岳)(五島弁)つんぼろう
◆えびがんじえっがんえっがね・・・伊勢海老(魚名方言)【用例】◎◎君のところはカゴ仕掛けでえびがんじ んしょっちゅうとるっとちた。毎日焼いたっ刺身にしたっ味噌しゅっにして食ぶっとちぞ。【一般語訳】◎◎君のところはカゴ仕掛けで伊勢海老がしょっちゅうとれるんだって。毎日焼いたり刺身にしたり味噌汁にして食べるんだそうだ。☆味噌しゅっ・・・汁物のことをしゅっと言います(見出し画像は友人提供のもので五島の海の幸)(五島弁)えびがんじえっがんえっがね
和歌俳句標語に川柳演歌にもニッポン人は五七五好きニッポン人は五七五好き(短歌)
(五島弁・番外編・時事とか余話)ききまっぎゃ・・・お爺ちゃんの誤解
◆ききまっぎゃ・・・聞き間違い【用例】・爺ちゃん「さっき病院に行ったら◎◎さんが総理大臣が10万円給付金ば出すち言う話ばしたごちゃったばって、なんか聞いちょらんか?」・孫「たぶん爺ちゃんのききまっぎゃち思うよな。」(見出し画像は五島市福江の石田城の内堀)(五島弁・番外編・時事とか余話)ききまっぎゃ・・・お爺ちゃんの誤解
◆なぐるっなぐれる・・・落ちぶれる困窮する【用例】▼▲は、いっときは成りあがってぎらやってのっけぞってさるきよったもんの、近ごろはなぐれっしなべ菜っ葉んごてしちょっとちよ。【一般語訳】▼▲は、一時は成りあがって威張り散らしてのけぞって出歩いていたのに、近ごろは落ちぶれてしなびた菜っ葉みたいになっているんだってさ。(見出し画像は五島市福江の観音寺近くの五島家家中屋敷遺構・痛々しくもほぼ残滓)(五島弁)なぐるっなぐれる
◆かたる・・・参加する仲間になるいっしょに楽しむ◆かたす・・・参加させる仲間に入れる【用例】あがだなんじゃろ面白かそうなこっばしよっじゃん。おっもかたしてくれんかね?【一般語訳】あまえさんたちはなんだか面白そうなことをしているね。俺も仲間に入っていいかな?(五島弁)かたるかたす
◆うんじゃ・・・いやだ【用例】A.今年ん忘年会は一泊して雲仙か嬉野温泉まで遠征してパーッとやろで。B.うんじゃよー。ヨメゴかっ、じゃーっ、くろぜーたっか!ちゆっ、おごっとばさるっ。【一般語訳】A.今年の忘年会は一泊して雲仙か嬉野温泉まで遠征してパーッとやろうよ。B.いやだよー。嫁さんからめちゃくちゃぜいたくだ!と言われてしかりとばされる。☆似た言葉に「うんにゃ」があるが、「違う」「そうではない」という意味です。(五島弁)うんじゃ
◆あきれあっばっ・・・あきれはてるあいたくちがふさがらない【用例】よいよよいよ、ひどかめにおうたよ。制限速度50キロん道ば30キロ台でトロトロ走っジンジんおって、後続数十台の数珠繋ぎぞ。どこんジンジじゃろ、あきれあっばったよ。【一般語訳】まったくもう、ひどいめにあったよ。制限速度50キロの道を30キロ台でトロトロ走るジジイがいて、後続数十台の数珠繋ぎ。どこのジジイだか、あいたくちがふさがらないよ。(見出し画像は五島市福江の石田城跡)(五島弁)あきれあっばっ
(五島弁・番外編・時事とか余話)とっしょれ シルバー民主主義
◆【用例】とっしょれん機嫌ば取って票ば集めっ当選者ば増やすとばシルバー民衆主義ち言うとちた。色分けすっためシルバー民主党どん作ればよかとこれ。【一般語訳】老人の機嫌を取って票を集めて当選者を増やすことをシルバー民衆主義と言うんだって。色分けするためにシルバー民主党でも作ればよいのだ。(五島弁・番外編・時事とか余話)とっしょれシルバー民主主義
浮く身あり憂き身となるも人の世に悲喜こもごもの春はめぐり来(く)・・・・・・ご近所の卒業生の幾人かが志望をかなえて新たな道を踏み出す。えらいなぁ、がんばったなぁと思うし、嬉しい。そして待ち受ける荒波を乗り切ってくれと願う。合格。落第。昇進。左遷・・・笑いと涙の振幅の激しい季節だ。「除目後朝蒼天在眼」平安貴族が希望の進路に進めずああ青空が目に沁みると嘆いた詩句を身に沁みて思い出す季節なんだな。(短歌)悲喜こもごもの春はめぐり来(く)
◆おおばんげ・・・過剰におおぎょうな大げさ【用例】人間ちいうもんは言葉より行いが大事かっぞ。口ばっかっ達者かもんの耳障りのよかこっばっかっおおばんげ に言うもんより、誠かっ出た耳には痛かこっば言うもんとどっちが人んためになっかは、時がたってかっ周りばよーと見てみればわかっとじゃて。【一般語訳】人間というものは言葉より行いが大事なんだぞ。口ばっかり達者な人の耳障りのよいことばかりをできもしないのに言う者より、誠から出た耳には痛いことを言う者とどっちが人のためになるかは、時がたってから周りをよく見てみればわかるんだから。(見出し画像は五島市福江石田城近くの講武所遺構)(五島弁)おおばんげ
◆いっだれん・・・いくらでも【用例】ここにコズんじょっレンガはいっだれん持って行ってよかぞ。まだまだ崩さんばいかん塀の残っちょってんいっぴゃこっぴゃ出(づ)っとじゃてん。【一般語訳】ここに積んでいるレンガはいくらでも持って行っていいぞ。まだまだ崩さなければならない塀が残っているからたくさん出るんだから。(五島弁)いっだれん
◆こがるっこがらかす・・・焦げる焦げつかせる【用例】もう焼けちょっ。あんまっ焼き過ぎたらこがらかしてうんもなくなってしまうぞ。せっかっのよか和牛じゃもんの、あぶるぐらいがいっばんウンマカぞ!【一般語訳】もう焼けてるよ。あんまり焼き過ぎたら焦げつかせて美味しくなくなってしまうぞ。せっかくの良い和牛なんだからあぶるぐらいが一番美味しいぞ!(五島弁)こがるっこがらかす
◆そこたり・・・その辺に【用例】A.リモコンはどけいったかね?B.なかね?そこたりあったばってんねぇ。【一般語訳】A.リモコンはどこにいったかね?B.ない?そのあたりにあったけどねぇ。(見出し画像は友人提供のもので五島市福江の景色) (五島弁)そこたり
◆ちんぐはんぐ・・・ちぐはぐ調子っぱずれズレている【用例】応急措置にしてん、白かシャツに赤か糸でボタンば付けたら、いっだなんでんちんぐはんぐしてみたんなかね。【一般語訳】応急措置にしても、白いシャツに赤い糸でボタンを付けたら、いくらなんでもちぐはぐな感じがしてみっともないね。(五島弁)ちんぐはんぐ
諸物価の値上がり続く世の中にカイワレまだまだ参拾八円・・・・・・プーチン戦争をはじめとした諸事情で食品の値上がりがつづいているなかで、カイワレが以前と変わらぬ価格で販売されていて、供給側の努力がうかがえるようだ。「価格の優等生」の座をタマゴと交代する時がきているのかも。(短歌)カイワレまだまだ参拾八円
◆かつれ・・・飢えた人食い意地が下品なほど張っている人【用例】よい、もちっと落ち着いて食べられんもんかね。カツレち言わるっぞ。【一般語訳】おい、もうすこし落ち着いて食べられないものかね。飢えてると言われるぞ。(五島弁)かつれ
◆かすっ・・・食べさせる【用例】国民にかすっ米の足らん足らんで値段は倍になってソウドモウドじゃんな。生産者んとけな見たこっもなか業者ん売ってくれろちゆっかっタンネっくっとちたな。万博ん始まればまーだ値段の上がっち見込んで買い占めよっとじゃなかろかちゆうもんもおっとちたな。【一般語訳】国民に食べさせる米が足りない足りないで値段は倍になって大騒ぎだね。生産者のところには見たこともない業者が売ってくれと言って訪ねて来るんだって。万博が始まればまだまだ値段が上がる見込んで買い占めてるんじゃなかろうかという人も居るんだってさ。(五島弁・番外編・時事とか余話)かすっ米
◆とっこっもっこっ・・・たんこぶの意味の「とっこっ」が複数できること、また、大きめのおできなども示す【用例】禿げ頭ばあっちこっち蚊に刺されっ、とっこっもっこっのでけっしもたよ。【一般語訳】禿げ頭をあっちこっち蚊に刺されて、たんこぶだらけになってしまったよ。(五島弁)とっこっもっこっ
(五島弁・番外編・時事とか余話)上五島出身の佐田の山が映画007に出演
昨日、古か映画じゃばって「007は二度死ぬ」ば見てきゃーたまがったっち。日本がロケ地で日本人もいっぴゃこっぴゃ出演しちょっとにもたまがったばって、上五島出身の五島の誇り横綱佐田の山が007とやりとりばすっシーンのあったっち。琴桜ん取組みも映ってざまに懐かしかったよ。【一般語訳】昨日、古い映画だけれども「007は二度死ぬ」を見てとても驚いたよ。日本がロケ地で日本人もたくさん出演していたのにも驚いたけど、上五島出身の五島の誇り横綱佐田の山が007とやりとりをするシーンがあったんだ。琴桜の取組も映ってとても懐かしかったよ。(五島弁・番外編・時事とか余話)上五島出身の佐田の山が映画007に出演
◆めんち・・・面子めんこメンコ(紙製の遊具。)【用例】明日はめんちばすーで、ここに3時に集合。よかかね?【一般語訳】明日はメンコをしようよ、ここに3時に集合。いいかな?☆面子で遊ぶ子供も少なくなったのではないかと思いますが、冬の遊びで男しかしなかったような記憶があります。福江地区は丸面でした。全国でいろいろな呼び方があるようです。相手のをひっくり返すの決まり手を「かやす」、相手の面子の下にくぐって潜り込む決まり手を「いかす」と呼んでいたのを書きながら思い出しました。(見出し画像は五島市福江の観音寺。この石段の上で「めんち」やら投げ独楽をよくやっていました。) (五島弁)めんち
◆いなびかっ・・・稲妻【用例】あっ!いなびかっのした。停電すっかもしれんてん懐中電灯ば取りやすかとけ出しちょけよ。【一般語訳】あっ!稲妻だ。停電するかもしれないから懐中電灯を取りやすいとこに出しておいてね。(見出し画像は友人提供のもので福江島の景色)(五島弁)いなびかっ
◆まっぎゃなか・・・間違いない【用例】A「プーチン大統領んカタば持てばトランプ大統領も侵攻侵略ん同罪じゃなかかね?」B「まっぎゃなかぞ。まっぎゃなか。」(五島弁・番外編・時事とか余話)まっぎゃなか同罪
◆へぐら・・・すす(煤)【用例】あいたこら。この間キャンプで使(つこ)うた飯盒の洗い方の足らんじゃったっじゃろ、手にへぐらん付いてしもたよ。【一般語訳】ありゃー。この間キャンプで使った飯盒の洗い方が足りなかったみたいで、手に煤が付いてしまったよ。(見出し画像は友人提供のもので福江島の海遊び)(五島弁)へぐら
身に換えて避難促し散華した高貴なる魂(みたま)天で輝け・・・・・・東日本大震災の際、宮城県南三陸町で自分の身を省みずに避難をよびかけた若き女性職員がいた。高貴なる義務とも解釈されるノブレスオブリージュを職責として果たしたその方に捧げます。(短歌)高貴なる魂(みたま)天で輝け
◆ねこんみんぱ・・・キクラゲ【用例】ラーメンにねこんみんぱと紅ショウガの入いっちょっとは好かんよち言えば、あがは変人ね、ちしゃーしゃ言わるっ。【一般語訳】ラーメンにキクラゲと紅ショウガが入っているのは嫌いだと言えば、君は変人だね、としょっちゅう言われる。☆本来「ねこんみんぱ」は猫の耳の意味だが、生のキクラゲの感触からの連想でそのように呼ぶようになったものと推察します。(五島弁)ねこんみんぱ
◆こっぺんわるか・・・居心地が悪い形勢不利である【用例】今日、わっかもんと一緒におったときに廊下の廊の字ば思い出すとに時間のかかって、すぐに書ききらんでこっぺん悪かったっち。はんかひかったー。【一般語訳】今日、若い人と一緒に居たときに廊下の廊の字を思い出すのに時間がかかってすぐに書くことができずに居心地が悪かったよ。はずかしかったー。(見出し画像は五島市福江の石田城の舟入遺構)(五島弁)こっぺんわるか
◆こんちっしゃこんちっしゃこら・・・こんちくしょうこの野郎(罵倒語)【用例】こんちっしゃこら、なんべん言うてんわからんとなら、出入り禁止にすっぞ!【一般語訳】この野郎、何回言ってもわからないのなら、出入り禁止にするぞ!(見出し画像は五島市福江の石田城蹴出門)(五島弁)こんちっしゃこんちっしゃこら
菜の花のおひたしいくぶん苦けれど季節は旨し春はもうここ・・・・・・春めきはじめたころにいただく新芽の苦みが体のあちこちを目覚めさせると昔の人は考えていたというから、そうなんだろう。覚醒を目指し酢味噌にも酢をきかせて一献やれば覚醒どころか陶酔酩酊春は夢。(短歌)季節は旨し春はもうここ
◆おしょるっ・・・折れる☆折るは「おしょっ」という【用例】近ごろは「心が折れる」ちいう言葉の流行っちょっばって、あん男は性根ん座ったばらもんじゃてん、ちっとやそっと、悪だくみんツレに冷やみんかぶせられたっち心んおしょれたりはせんよ。【一般語訳】近ごろは「心が折れる」という言葉が流行っているけれども、あの男は性根が座ったばらもんだから、ちっとやそっと、悪だくみ連中に冷や水をかぶせられたって心が折れたりはしないよ。 (五島弁)おしょるっ
◆ぞろびく・・・ひきずる(物理的なものに関してのみ用いる)【用例】仲居さんに頼んで1サイズこまか浴衣ば出してもろっくれんか?こん子には太過ぎて裾ばぞろびきよっもんの。足ばひっかけっ、こけ倒れたら怪我させっしまう。【一般語訳】仲居さんに頼んで1サイズ小さな浴衣を出してもらってくれないか?この子には大きすぎて裾を引きづっているから。足をひっかけて、転んだら怪我をさせてしまう。(見出し画像は友人提供のもので五島市福江の鬼岳と海)(五島弁)ぞろびく
(五島弁・番外編・時事とか余話)つんぼろっかっとっこまんば(花粉対策)
◆つんぼろう・・・振って付着物を落とす◆とっこむとっこん・・・干したものを屋内に入れる【用例】洗濯もんは、よーとつんぼろっかっとっこまんば花粉のえのうち入ってツラヒカメにあうとぞ。【一般語訳】☆よーと・・・よくよく☆えのうち・・・家の中☆ツラヒカメ・・・辛いこと(五島弁・番外編・時事とか余話)つんぼろっかっとっこまんば(花粉対策)
世の中に「子泣きじじい」はあるものの「粉吹きじじい」になるぞ悲しき・・・・・・今年の花粉は例年より多いとはいうものの、ワイパーできれいにした二時間後に窓が真っ白。粉吹きいもという食べ物を思い出したのでポテトチップスつまみながらビール呑みます。(短歌)世の中に「子泣きじじい」はあるものの
◆しゃあ・・・おかず【用例】あー腹ん減ったー。今日のしゃあはなんじゃろかねー?【一般語訳】あー腹がへったー。今日のおかずはなんだろうなー?(五島弁)しゃあ
◆ばっぷんばっぷんじょ・・おもにウシガエルまた、蛙全般【用例】夏ん授業中にお濠んばっぷんの「うんもー、うんもー、うんもー、うんもー」ち寝言んごて鳴くとば聞くうちにおっまで眠(ねむ)なってしもたよ。【一般語訳】夏の授業中にお濠のウシガエルが「うんもー、うんもー、うんもー、うんもー」って寝言みたいに鳴くのを聞いているうちに俺まで眠くなってしまったよ。(見出し画像は五島市福江の石田城跡地内の五島高等学校入り口)(五島弁)ばっぷんばっぷんじょ
(五島弁・番外編・時事とか余話)与党んツレになったごちゃっね。
◆つれ・・・仲間同類【用例】維新は与党んツレになったごちゃっね。ミャクミャクん餌代どんもらう取引どんしたっじゃろか?【一般語訳】維新は与党のツレなったみたいだね。ミャクミャクの餌代でももらう取引をしたんだろうか?(見出し画像は五島市福江の石田城近くの福江市街地)(五島弁・番外編・時事とか余話)与党んツレになったごちゃっね。
◆きんなかこえ・・・かなきり声女性の音程の高い声【用例】さっき◎◎公園のテニスコートん横ば通ったら、ざーまにきんなか声んしよったっち。オナゴンコばっかっの交流試合のありよったごちゃったよ。【一般語訳】さっき◎◎公園のテニスコートの横を通ったら、とてもはずんだ女性の声がしていたよ。女子ばかりの交流試合があっていたようだったよ。(五島弁)きんなかこえ
◆きんきらごえ・・・幼児の音程の高い声【用例】さっき◎◎保育園の前ば通ったら、子どんの外で遊びよったばって、きんきら声でにぎゃかしかったよ。【一般語訳】さっき◎◎保育園の前を通ったら、子どもが外で遊んでいたけど、キャーキャー騒いででにぎやかだったよ。(五島弁)きんきらごえ
クオカード何かに似てると思ったよテレホンカードやオレンジカード・・・・・・クオカードなるものを賞品でいただき、コンビニでカウンターコーヒーを買うのに使っているが、今日思ったのです。あれに似ていると。もはや見たことも使ったこともない人が日々増えている、懐かしいあれに。 (短歌)クオカード何かに似てると思ったよ
◆すっこん・・・擦り込む【用例①】A.かゆかー、なんかに刺されっ腫れあがってしもたよ。B.おわら、こん薬ば擦っ込めば治っとの早かぞ。【一般語訳】A.かゆいー、なんかに刺されて腫れあがってしまったよ。B.ありゃりゃ、この薬を擦り込めば治るのが早いぞ。【用例②】あん、くろかんこっのなかこっばすっやっにはゲンノメばすってすってすっすっこめち!【一般語訳】あの、とんでもないことをする奴には拳骨をぐりぐりぐりぐり擦り込んでやれ!(見出し画像は五島市福江の観音寺近くの五島家家中屋敷遺構)(五島弁)すっこん
◆ざまにざーまに・・・とてもたいへん【用例①】初もんの栗ば栗ご飯にして食べたばってざまにうんまかったよ。【一般語訳】初ものの栗を栗ご飯にして食べたらとても美味しかったよ。【用例②】いつ見てん、あがんとこんインはざまにみじょかね。【一般語訳】いつ見ても、君のところの犬はとてもかわいいね。【用例③】あん人は自分ば何様ち勘違いしちょっとか知らんばってざーまにニッテンナカ対応ばすっ。【一般語訳】あの人は自分を何様だと勘違いしているんだか知らないけれどもたいへん憎たらしい対応をする。(見出し画像は友人提供のもので五島市福江市街地展望)(五島弁)ざまにざーまに
◆うっこわす・・・壊す破壊する(うっくやかす・うっくやすとも言う)【用例】なんで戦争やなんやすっとじゃろか。人は死ん建物も道路も施設も公園も自然もうっこわして、鬼畜ん所業じゃなかか。【一般語訳】どうして戦争なんかするんだろうかねぇ。人は死ぬ建物も道路も施設も公園も自然も破壊して、鬼畜の所業ではないか。(五島弁)うっこわす
◆けぶっ・・・けむる煙【用例】さっき山んにきば通ったら、杉ん花粉のけぶっのごてボワーッち舞い上がりよったよ。あっぽしてあっぽして、外には出られんよ。【一般語訳】さっき山の近くを通ったら、杉の花粉が煙のようにボワーッと舞い上がっていたよ。怖くて怖くて、外には出られないよ。☆にき・・・近く☆あっぽして・・・「あっぱか」は怖い(五島弁・番外編・時事とか余話)けぶっのごて
慈しみ打撲バナナと名付けたる名誉特売5本で100円(写真撮る前1本食べた)・・・・・・近所のスーパーで打ち身、擦り傷、美容上の理由によると思われるバナナが激安で売られていることがある。いたわりを込めて「打撲バナナ」と呼んでいる。味は通常品と変わらないものの、打撲痕の部分はいたみが早いが、ちょっと柔らかくなったのが美味かったりする。名誉の負傷に敬意を込めて。(短歌)慈しみ打撲バナナと名付けたる
◆〇〇ばん・・・男性の人名のあとにつけて親しみや敬意をこめる【用例】A.◎◎兄さんは?B.カズオばんの家に行ってくっち出かけたよ。【一般語訳】A.◎◎兄さんは?B.カズオさんの家に行ってくると言って出かけたよ。(見出し画像は五島市福江の石田城近くの五島家家中屋敷跡)(五島弁)〇〇ばん(〇〇は男性の人名)
◆つんだひげな・・・お気の毒にかわいそうに【用例】コロナ対策で奔走しちょったころ「吉村寝ろ」ん合言葉で激励されちょった維新の吉村代表じゃばって、業界で死神の異名ば持つ前原氏と組んだばっかし評判のガタ落ち。つんだひげな・・・。【一般語訳】コロナ対策で奔走していたころ「吉村寝ろ」の合言葉で激励されていた維新の吉村代表だが、業界で死神の異名を持つ前原氏と組んだばかりに評判はガタ落ち。お気の毒ですね・・・。(五島弁・番外編・時事とか余話)つんだひげな・・・吉村代表
◆いっちょんすかん・・・まったく好きではない好ましくない唾棄すべきである【用例】船酔いすってん、船に乗っとはいっちょん好かんよ。【一般語訳】船酔いするから、船に乗るのはちっとも好きじゃないよ。(見出し画像は五島灘を航行するフェリーから写したもの)(五島弁)いっちょんすかん
◆いっちょん・・・(否定をともなって)まったく・・でない少しも・・でない【用例】あそこんスーパーは肉んはしかげ飾りんプラスチックん花や葉っぱば付けちょっとち。ミンかっヒダっでふっつっしなもんとこれ、いっちょん好かんよ。【一般語訳】あそこのスーパーは肉にいたるまで飾りのプラスチックの花や葉っぱを付けてるんだよ。右から左に捨てる品なのに、まったく喜べないよ。☆はしかげ・・・◎◎にいたるまで◎◎までも(五島弁)いっちょん
おぼろげに思い出にある歌詞浮かぶこの木なんの木気になる木だったか・・・・・・景色を見て思い出す言葉がある。歌詞も含めた詩歌韻文の魔力であり魅力だろう。一本の樹を見て、カチャカチャカチャとツマミを回してチャンネルを変えるテレビから流れていたCMソングを思い出した。(短歌)この木なんの木気になる木だったか
◆ひっきるっ・・・ひきちぎれる【用例】どら、そんに力ば入れてそびくな。金具んところはひっきれやすかっぞ。【一般語訳】おい、そんなに力を入れてひっぱるな。金具のところはちぎれやすいんだぞ。☆そびく・・・ひっぱる(五島弁)ひっきるっ
「ブログリーダー」を活用して、のほほんさんをフォローしませんか?
◆やたくっやたくり・・・過剰なおしゃべり【用例】あん人んやたくりちは聞いちょったばって、話のなんかなんか。逃げ出すとに苦労したよ。 【一般語訳】あの人がおしゃべりだとは聞いていたけれども、話が長い長い。逃げ出すのに苦労したよ。 (五島弁)やたくっやたくり
◆のっぺづらのっぺのっぺ・・・鉄面皮ツラの皮が厚い【用例】あら、見て見れち。あっだけ人に笑わるっこっばしちょってのっぺのっぺしたツラして人になんじゃろ言いよっよ。じゃっーげだ。【一般語訳】ほら、見てみろよ。あれだけ人に笑われることをしておきながら何くわぬツラの皮が厚い態度で人に何か言っているぞ。気色悪いな。(五島弁)のっぺづら
◆どあってんこあってん・・・どうしてもこうしてもなにがなんでも【用例】◎◎は痛風でいたかめにおーちょっとけ、どあってんこあってん、食ぶごちゃっもんは食ぶっとちゆっ、真子や白子ばしゃーしゃ食ぶっとで、再発が心配ち奥さんのくどめっじょったよ。【一般語訳】◎◎は痛風で痛い目をみているのに、どうしてもこうしても、食べたいものは食べると言って、真子や白子をしょっちゅう食べるので、再発が心配だと奥さんがグチってたよ。(五島弁)どあってんこあってん
◆つんび・・・独楽の芯【用例】やすりでツンビばしっかっ研いであっどが独楽ば片っ端かっこっかってくるって!【一般語訳】やすりで独楽の芯をしっかり研いであいつらの独楽を片っ端から打ち割ってやるぞ!☆子供の遊びは大人の世界の予行演習の側面もあったのか、弱肉強食の厳しさとルールには悔しくても従い恨みを残したりしないし、汚いことをする奴は仲間に入れないということもあった。私たちのこどもの頃の投げ独楽では、負けた順に場に出し、後から場に出す物は場に出ている独楽に当ててキズを付けたり割ったりするのが勲章だった。さながら果し合いのようなことをやっていたのだから、今思うと恐ろしい。でも楽しかった。(五島弁)つんび(思い出話の余談付き)
◆ぼっば・・・神社のお祭りの時に現れる獅子【用例】子どもん時はボッバに噛んでもらえば病気ばせんちいう迷信のあって、よう親にボッバんところに連れて行かれよったよ。【一般語訳】子どもの時はボッバに噛んでもらえば病気をしないという迷信があって、よく親にボッバのところに連れて行かれていたよ。☆祭りの時に神輿の巡行に随伴する天狗とボッバを小学生高学年になるとはやし立てて怒った天狗とボッバに追いかけられるスリルを楽しんでいました。天狗に追いつかれると容赦なく杖で叩かれるので必死で逃げました。(見出し画像は五島市福江の石田城近くの五島家家中屋敷遺構)(五島弁)ぼっば
◆ぼうまんふっ・・・のぼせるあわてふためく我を見失う頭が真っ白になる【用例】はよせれ、はよせれ、ちせかされっ、ぼうまんふって出てきたらスマホも財布も忘れっしもちょってオージョコージョしたっち。【一般語訳】早くしろ、早くしろってせかされて、あわてふためいて出てきたらスマホも財布も忘れてしまっていてニッチモサッチモいかなかったよ。(五島弁)ぼうまんふっ
◆かとっぽ・・・ハコフグ(魚名・顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目フグ亜目ハコフグ科ハコフグ属)【用例】かとっぽん味噌焼は名物でうんまかち評判じゃばって、魚屋さんで売っちょっとは見たこっのなかてんなかなか食べられんね。【一般語訳】ハコフグの味噌焼は名物で美味しいって評判だけれども、魚屋さんで売っているのは見たことがないからなかなか食べられないね。(見出し画像は友人提供のもので五島市の海)(五島弁)かとっぽ
◆ぼっくっ・・・たっぷり多めに必要より多く過剰に強く【用例】ラーメンにニンニクばぼっくっ入れたてん、我ながら臭(くさ)かよ。【一般語訳】ラーメンにニンニクをたっぷり入れたから、我ながら臭いよ。(見出し画像は五島市福江の石田城の舟入遺構)(五島弁)ぼっくっ
吉田拓郎のアルバム「ライブ’73」は私が十歳のころのライブ録音盤だ。誰に録音してもらったのか覚えていないが、十代のころテープを持っていた。いつしかそのテープもどこかへ行ってしまったが、どうしても折に触れ思い出す曲があった。「都万の秋」(岡本おさみ作詞吉田拓郎作曲)である。都万の秋を聴きたくて再発のCDを買った。都万は島根県の隠岐の島の漁村のようだ。歌詞の概要は、風来坊のような旅人が隠岐の島を旅する。そこで漁師の夫婦と出会い、とくに「おかみさん」の生き様に感銘する。歌はこう締めくくられる「海の機嫌をとってきた都万のおかみさんたちひと荒れすりゃひと年も老けてきた明日の朝は去ってしまおうだってぼくは怠け者の渡り鳥だから」海という危険な場所での仕事はまさに命がけの仕事だ。また、個人営業の漁師はいくらか危険でも危険...吉田拓郎の「都万の秋」と志ん生の「大津絵冬の夜」
省略語では「ギョニソ」は好きなほうです。なぜかトキメキます。こどもの頃の弁当や、学校から帰って小腹がすいた時にまるかぶりした記憶が甘美に意識をくすぐるのでしょうか。もちろんギョニソそのものも大好きです。なぜか「ソーセージ」という寛大な分類も大人の味付けと言えましょう。ギョニソ
「可及的速やかに」という政治家発言が「とりあえず何もしない」の言い換えと揶揄されたことがあったが、このところよく耳にするが実感を伴わない表現に「スピード感をもって」とか「スピード感が大事です」といったのがある。急いでやるとかすぐにとりかかっていついつまでに答えを出すと言うのなら意思も覚悟も伝わってくるが、「感」をもってと言われると「可及的速やかに」と言っているのだと思えてくる。スピード・スピード感
孤独死という言葉は最大手放送局が番組名につけたことから拡がり定着したという。視聴率を高めるために知恵者がおどろおどろしい言葉をあみだしたのだろう。好きではない言葉であり、何らかの価値観から蔑視の意識すら感じるこの言葉の反対語はあるのだろうか。思いつかないから即興でつくってみる。・看取られ死・衆人環視死・集合死・人中死・・・孤独死の反対語は・・・
ラジオから「ポイ活を始める人が増えています」という声が聞こえてきて、てっきり「断捨離」のくだけた言い方なのかと思っていたら、意識してポイントを貯める行動とのこと。就職活動から終活が連想され定着して久しいけれど、初めて「終活」の2文字を見たときには部活の後片付けのことかと思ったことだった。部活といえば、これは●●部の活動の略ではなくてクラブ活動の略じゃないかと思うのだが、ブは漢字が定着している。おもしろくも不思議な慣習だが、「月極」みたいなものかと思えども、見るたび聞くたびすっきりしない。「ポイ活」「終活」「ブ活」
自宅から30分ほど歩いたところで見つけた懐かしみ。半世紀近く風雪に耐えてきた看板だろうか。瓶の中央の赤いシールに「一級酒」と表示されているのは平成の初期まであった酒税の区分によるもの。二級酒もあった。焼酎の製法区分の甲類乙類という品質の優劣を誤認させる用語は健在だ。#レトロ#看板#レタリング#嬉野温泉駅#懐かしみ一級酒二級酒甲類乙類などの用語を思い出した古い看板
島原の乱(島原一揆)の籠城戦があった世界遺産指定地域の原城跡を歩いてみた。キリスト教禁教の背景から考えてみると、ポルトガルなどからの植民地化や反乱勢力から国を守ったことがあった史跡であるという国防の遺産であること認識した。また、乱のころはすでに廃城となっていたという城域の広大さに、戦国武将と家臣団の生き残りをかけた命がけの備えの緊張感と真剣さを強く感じた。国防の遺産でもある世界遺産(原城跡・島原の乱)
まもなく紙幣が新札に切り替わる。一万円札の肖像は渋沢栄一だという。邪推と妄想をたくましくするのであるが、この肖像選定は現金を使わせなくするための深謀遠慮の策略ではないかと勘ぐっている。時代が許したとはいえ、妾を複数もち、子供も二十人は居たとされる人物を現代感覚からすれば、ウラヤマしくも、ネタマしくも、イヤラしくもあり、あまりご尊顔を再三再四拝みたくはないだろうと思うのは拙者のみみっちさからだろうか。新札肖像選定の裏舞台(邪推編)
朝日浴び往来見守るお地蔵さん今日一日の無事祈りたもう今日一日の無事祈りたもう(短歌)
生活圏では鯉のぼりと一緒に名前を記したのぼり旗を立てるところも多い。ほぼ毎日あちこち車で移動するのでいくつもののぼりを見かけるのだが、近年記された名前が判じ物化していて、読み方を考えるのにけっこう労力を使ってしまう。宣伝ではないので他人様には読めなくてもいいことではあるが、半世紀後には病棟のベッドの名札がひらがな表示されるようになるのだろうなと思うと看護師の呼びかけが幼児対応仕様になりそうな妄想をしてしまう。五月雑感
田植え前のこの時期に、一面秋の稲田のような景色を初めて見たときには新鮮な驚きに目を瞠ったものだが、いまでもその感覚はなくならない。写真は嬉野市塩田町の麦畑だが、用事があって毎日のように行く場所からさながら定点観察のように眺める芽吹きから緑が広がり黄金色に変わっていくさまには驚きをともなう感動がある。農家の方は、祝日も土日も仕事をされている。また、仲間との協働する姿も見かけることがある。この麦は焼酎やビールになるということだが、この景色や働く方を思い出しながら感謝の乾杯とともに味わいたいと思う。麦秋の佐賀平野
先月(4月はじめ)に佐賀県嬉野市塩田町で撮影しました。近所のかたがボランティアでなさっているのか、かわいい帽子と前掛けをつけていました。花曇りの花見地蔵
昨日、たまに買っていたスコッチを買おうとしたら、価格が前に買った時の1.3倍になっていて買おうか買うまいかとためらっているうちに「舶来品」という古い言葉を思い出した。このところの侵略戦争や円安の影響あってのことでもあろう。「舶来」もふだん使うことがない言葉なので、本当にそんな言葉があったかなと不安になって手もとの漢和辞典(角川新字源)を引いてみたら、和製漢語ということなので、いつかの時代にか誰かが言い出して「箔が付く」高級イメージとして定着したのだろうが、今では死後に近い。舶来品
不祥事と蛮行ヤジはさておき、国民負担増だけは決める国会のありかたに、「タイパ」重視の世代は政治は独裁者に任せて国会議員を大幅に減らしたほうがタイパもコスパもいいじゃんという気運が醸成されそうな気がしています。くわばらくわばら・・・タイパと独裁者
新年度のはじまりで、歓迎会やら懇親会も処々方々で行われていることだろう。宴席といえば「返杯」という風習があって、嬉しいものではなかったが、コロナ禍で駆逐されたのではないかと想像している。また、年長者がとっくりを差し出し、断ろうものなら「俺のサカズキが受けられないのかぁ」と怒り出すこともおうおうにしてあったやに聞いたおぼえがある。日本酒の消費量が減っているというからとっくりの出番も減っているのだろうが、瓶ビールやワインを差し出されたら、内心飲みたくなくても圧力に押されてやむなく受けざるをえない場面もあることだろう。イッキっイッキっイッキっイッキっとはやしたてて飲ませる余興もあったが、今思えば集団での殺人未遂もしくは自殺ほう助ではないかと思っている。自分は大酒呑みみではあるが、自分の調子で呑めない席には出向き...イッキっイッキっイッキっイッキっ
時満ちて纜(ともづな)ほどき漕ぎいだす未知訪ねゆく岸遥かなり~新しい日々の始まりに詠む~未知訪ねゆく岸遥かなり~新しい日々の始まりに詠む~
ひばり鳴きうぐいす歌う田園に時はのどかに春を運べり時はのどかに春を運べり
ちはやぶる神も愛でなむさくらばな令和六年春は来にけり・・・佐賀県武雄神社にて・・・ちはやぶる神も愛でなむさくらばな(短歌)
大寒の厳しき日にも萌えいずる梅の香ほのかに春ささやけり梅の香ほのかに春ささやけり(短歌)
流れ去るエンドロールを見るように時を映した雪降り積もる流れ去るエンドロールを見るように(短歌)