◆やたくっやたくり・・・過剰なおしゃべり【用例】あん人んやたくりちは聞いちょったばって、話のなんかなんか。逃げ出すとに苦労したよ。 【一般語訳】あの人がおしゃべりだとは聞いていたけれども、話が長い長い。逃げ出すのに苦労したよ。 (五島弁)やたくっやたくり
◆のっぺづらのっぺのっぺ・・・鉄面皮ツラの皮が厚い【用例】あら、見て見れち。あっだけ人に笑わるっこっばしちょってのっぺのっぺしたツラして人になんじゃろ言いよっよ。じゃっーげだ。【一般語訳】ほら、見てみろよ。あれだけ人に笑われることをしておきながら何くわぬツラの皮が厚い態度で人に何か言っているぞ。気色悪いな。(五島弁)のっぺづら
◆どあってんこあってん・・・どうしてもこうしてもなにがなんでも【用例】◎◎は痛風でいたかめにおーちょっとけ、どあってんこあってん、食ぶごちゃっもんは食ぶっとちゆっ、真子や白子ばしゃーしゃ食ぶっとで、再発が心配ち奥さんのくどめっじょったよ。【一般語訳】◎◎は痛風で痛い目をみているのに、どうしてもこうしても、食べたいものは食べると言って、真子や白子をしょっちゅう食べるので、再発が心配だと奥さんがグチってたよ。(五島弁)どあってんこあってん
◆つんび・・・独楽の芯【用例】やすりでツンビばしっかっ研いであっどが独楽ば片っ端かっこっかってくるって!【一般語訳】やすりで独楽の芯をしっかり研いであいつらの独楽を片っ端から打ち割ってやるぞ!☆子供の遊びは大人の世界の予行演習の側面もあったのか、弱肉強食の厳しさとルールには悔しくても従い恨みを残したりしないし、汚いことをする奴は仲間に入れないということもあった。私たちのこどもの頃の投げ独楽では、負けた順に場に出し、後から場に出す物は場に出ている独楽に当ててキズを付けたり割ったりするのが勲章だった。さながら果し合いのようなことをやっていたのだから、今思うと恐ろしい。でも楽しかった。(五島弁)つんび(思い出話の余談付き)
◆ぼっば・・・神社のお祭りの時に現れる獅子【用例】子どもん時はボッバに噛んでもらえば病気ばせんちいう迷信のあって、よう親にボッバんところに連れて行かれよったよ。【一般語訳】子どもの時はボッバに噛んでもらえば病気をしないという迷信があって、よく親にボッバのところに連れて行かれていたよ。☆祭りの時に神輿の巡行に随伴する天狗とボッバを小学生高学年になるとはやし立てて怒った天狗とボッバに追いかけられるスリルを楽しんでいました。天狗に追いつかれると容赦なく杖で叩かれるので必死で逃げました。(見出し画像は五島市福江の石田城近くの五島家家中屋敷遺構)(五島弁)ぼっば
◆ぼうまんふっ・・・のぼせるあわてふためく我を見失う頭が真っ白になる【用例】はよせれ、はよせれ、ちせかされっ、ぼうまんふって出てきたらスマホも財布も忘れっしもちょってオージョコージョしたっち。【一般語訳】早くしろ、早くしろってせかされて、あわてふためいて出てきたらスマホも財布も忘れてしまっていてニッチモサッチモいかなかったよ。(五島弁)ぼうまんふっ
◆かとっぽ・・・ハコフグ(魚名・顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目フグ亜目ハコフグ科ハコフグ属)【用例】かとっぽん味噌焼は名物でうんまかち評判じゃばって、魚屋さんで売っちょっとは見たこっのなかてんなかなか食べられんね。【一般語訳】ハコフグの味噌焼は名物で美味しいって評判だけれども、魚屋さんで売っているのは見たことがないからなかなか食べられないね。(見出し画像は友人提供のもので五島市の海)(五島弁)かとっぽ
◆ぼっくっ・・・たっぷり多めに必要より多く過剰に強く【用例】ラーメンにニンニクばぼっくっ入れたてん、我ながら臭(くさ)かよ。【一般語訳】ラーメンにニンニクをたっぷり入れたから、我ながら臭いよ。(見出し画像は五島市福江の石田城の舟入遺構)(五島弁)ぼっくっ
◆やうっやんご・・・一家総出【用例】正月んついたちはやうっやんごで遊びに来なはれ。たいしたゴッツはなかばってん、準備しちょってな。【一般語訳】正月のついたちは一家総出で遊びに来なさいよ。たいしたごちそうはないけれども、準備してるからね。(五島弁)やうっやんご
◆くさぶくさっ・・・ベラキュウセン【用例】くさぶば釣っとはおもしろかっぞ。食い意地ん張っちょってん、すぐ食いつくし、エサば横取りされんごてさっと逃ぐっもんじゃてん引きも強かもんね。【一般語訳】ベラを釣るのはおもしろいんだぞ。食い意地が張っているもんだから、すぐ食いつくし、エサを横取りされないようにさっと逃げるものだから引きも強いんだよね。(見出し画像は市場魚貝類図鑑サイトより)(五島弁)くさぶくさっ(魚名方言)
◆いっちょん・・・(否定を伴って)少しも・・ないちっとも・・ない【用例①】こんビールはいっちょん冷えちょらんじゃん【一般語訳】このビールはちっとも冷えていないじゃないか【用例②】A.ざまに薄着して寒かっじゃなかっか?B.うんにゃ、いっちょん寒うなかよ。【一般語訳】A.とても薄着して寒いんじゃないか?B.いいや、少しも寒くないよ。【用例③】A.旅行資金は貯まったっか?B.呑んでばっかっおってんいっちょん貯まらん。【一般語訳】A.旅行資金は貯まったのか?B.呑んでばかりいるからちっとも貯まらん。(見出し画像は五島市福江の石田城蹴出門)(五島弁)いっちょん
◆ばらもん・・・強い人信念のある人勇気のある人【用例】うちん親父は古か人じゃったてん「自ら顧みてなおくんば、千万人たりとも我行かん」の精神がばらもん魂ぞ、ち昔ん教えば俺(お)っに叩(たた)っこんだっち。そっが頑固になった原因のごちゃっ。【一般語訳】うちの親父は古い人だったから「自ら顧みてなおくんば、千万人たりとも我行かん」の精神がばらもん魂ぞ、なんて昔の教えを俺に叩きこんだんだよ。それが頑固になった原因みたいだ。(見出し画像は五島工芸の兜に噛みつくばらもん凧)(五島弁)ばらもん
◆しゃじゃ・・・さざえ◆しゃじゃんしっぽ・・・さざえの肝【用例】しゃじゃん壺焼ば食ぶっ時は、3寸ぐらいの釘ば用意しちょって、そっば使(つこ)っくるくるくるーちじょうずに回しながら身ば出せばしゃじゃんしっぽまできれいに出てくっとぞ。【一般語訳】さざえの壺焼を食べる時は、3寸ぐらいの釘を用意しておいて、それを使ってくるくるくるーとじょうずに回しながら身を出せばさざえの肝まできれいに出てくるぞ。(見出し画像は友人提供のもので五島の海の幸)(五島弁)しゃじゃしゃじゃんしっぽ
◆またんたび・・・次回そのうち【用例】あいたー、せっかっ来たばって臨時休業よ。しょんなか、またんたびじゃね。【一般語訳】あらら、せっかく来たけど臨時休業だ。しかたがない。またの機会に。(五島弁)またんたび
◆しゃーしゃ・・・しょっちゅうたびたび【用例】昨日のバーベキューん時に食べたスペアリブのざまにうんまかったっち。こんにうんまかスペアリブならしゃーしゃ焼いて食ぶごちゃーち言うたら、めったに手に入らんヨカ肉ちいうこっじゃたよ。【一般語訳】昨日のバーベキューの時に食べたスペアリブがとても美味しかったんだ。こんなに美味しいスペアリブならしょっちゅう焼いて食べたいね、と言ったら、めったに手に入らない良い状態の肉だったんだって。(五島弁)しゃーしゃ
(五島弁・言葉遊び・早口言葉) ばっかぶったっかぶっしかぶっ
◆ばっかぶったっかぶっしかぶっ・ばっかぶっ・・・罰当たり・たっかぶっ・・・下痢便を漏らす・しかぶっ・・・小便を漏らす(見出し画像は五島民芸・工芸品のバラモン凧)(五島弁・言葉遊び・早口言葉)ばっかぶったっかぶっしかぶっ
◆とっしょれ・・・年寄り老人【用例】A.「明日は昼かっ病院に行ってくって。」B.「朝んうちかっ行ってこいばよかじゃん。」A.「朝んうちはとっしょればっかっで待たさるっもん。」【一般語訳】A.「明日は昼から病院に行ってくるから。」B.「朝のうちから行ってこいばいいじゃないか。」A.「朝のうちは年寄りばかりで待たされるからね。」(見出し画像は五島市福江の石田城近くの講武所遺構)(五島弁)とっしょれ
◆ぬっだらしかぬっだらひか・・・じめじめして暑苦しい蒸し暑い【用例】よいよ地球ん環境はうっくえじょっごちゃっよ。二三日(にさんち)せれば彼岸ちゆうとけぬっだらしゅしてぬっだらしゅして寝られんよ。【一般語訳】ついに地球の環境は破壊されてしまったみたいだ。もう二三日(にさんにち)すればお彼岸だというのに蒸し暑くて蒸し暑くて眠れないよ。(見出し画像は友人提供のもの。五島市福江の鬼岳から海を望む)(五島弁)ぬっだらしかぬっだらひか
◆へっちゃごっ・・・あべこべつじつまがあわない【用例】あいたこらしもた。へっちゃごっばしてTシャツばうしろまえに着てしもた。【一般語訳】ありゃりゃ、あべこべなことをしてしまってTシャツをうしろまえに着てしまった。(五島弁)へっちゃごっ
◆どた・・・シロアリ白蟻【用例】あそこん崩れかけた空き家もさっさっ解体せんば、どたん巣になってしもっ、周りん家まんやられっしまうぞ。【一般語訳】あそこの崩れかけた空き家もさっさと解体しないと、シロアリの巣になってしまって、周りの家まで食い荒れらされてしまうぞ。(見出し画像は五島市福江の石田城)(五島弁)どた
◆けとっ・・・闘鶏闘鶏用のシャモ【用例】近ごろは、しよっモンのおっとじゃろおらんとじゃろ知らんばって、こどもの頃はけとっ ばすっオンツァのおってけとっば飼(こ)うちょっ人のおったよ。なんじゃろちっとばっかっあっぱかったね。【一般語訳】近ごろは、やっている人がいるんだかいないんだかしらなおけれども、こどもの頃は闘鶏をするオジサンが居てシャモを飼っている人が居た。なんだかちょっと怖い雰囲気があったな。(五島弁)けとっ
◆しゃまぎっ・・・でしゃばる【用例】キャンプん時に〇〇がしゃまぎってびゃあらばいっぴゃこっぴゃくぶっもんじゃてん飯盒の飯の半分焦がれておーじょこーじょしたっち。【一般語訳】キャンプの時に〇〇がでしゃばって木の枝をたくさんくべるものだから飯盒の飯の半分が焦げて困り果てたよ。☆びゃあら・・・焚きつけに使うような木の枝(五島弁)しゃまぎっ
◆つっきょま・・・月夜間満月前後の休漁機関【用例】刺身ば買いに◎◎魚屋に行ったら養殖もんしか残っちょらんじゃったよ。「つっきょまで天然魚ん入っちょらんとよな」ちいう話じゃったよ。【一般語訳】刺身を買いに◎◎魚屋に行ったら養殖ものしか残っていなかったよ。「月夜間で天然魚が入っていないんですよ」という話だったよ。(五島弁)つっきょま
◆にやにやすっ・・・腹がなんとなく痛い腹がしくしくする【用例】あいたぁ。食べたもんのいなかったっじゃろ、腹んにやにやすっよ。【一般語訳】あいたぁ。食べたものがいけなかったんだか、腹がしくしくするよ。(画像は2010年に旧福江市内で撮ったものです)(五島弁)にやにやすっ
◆骨がましか・・・骨が多かったり硬かったりして食べにくい【用例】ほねがましか魚ば食ぶっときはやたくっなよ。のどにひっかければ一歩まちがえば命取りになっとぞ。【一般語訳】骨が硬い魚を食べる時にはおしゃべりはするなよ。のどにつかえさせると一歩まちがえば命取りになるんだぞ。☆やたくっ・・・過度におしゃべりをする☆ひっかく・・・誤嚥のどにつかえさせる(五島弁)ほねがましか
◆よかろがや・・・いいだろううらやましいだろうイケてるだろう【用例】A「おお!ついに買(こ)うたばいね、オープンカーば!」B「よかろがや~!」(五島弁)よかろがや
◆こしゃくれた・・・ませたおませ大人びる【用例】近ごろは小学生までカンゲばおしゃれ染めすっとね。子どんがこしゃれくれちょっとじゃろ親が楽しみでさせよっとじゃろ、世の中も変われば変わったもんたい。【一般語訳】近ごろは小学生まで髪をおしゃれ染めするんだね。子どもがませているんだか親が楽しみでさせているんだか、世の中も変われば変わったものだよな。☆かんげ・・・髪の毛(見出し画像は五島市福江の石田城の内堀夏景色)(五島弁)こしゃくれたこしゃくるっ
◆うなんばさん・・・うなぎ挟み【用例】うなんばさんちいう道具んこっば思い出したてん、「うなぎ挟み」でネット検索したら出てきたよな。発音がいかにも五島弁じゃんねぇ。【一般語訳】うなんばさんという道具のことを思い出したので、「うなぎ挟み」でネット検索したら出てきました。発音がいかにも五島弁ですねぇ。(見出し画像は販売サイトより借用)(五島弁)うなんばさん
◆ぎばっ・・・がんばる働く【用例】A.おはようございます。大掃除ん窓拭きかな?B.およー、さっさっぎばって、さっさっ休んとが気分のよかもんな。早さばかっでいかんばね。【一般語訳】A.おはようございます。大掃除の窓拭きかですか?B.そう、さっさと働いて、さっさと休むのが気分がいいからね。なんでも先回りで済ませないとね。(五島弁)ぎばっ
◆びっつっみじょか・・・美麗ではないが愛嬌があり憎めない(若い女性を評するに限って言う)※伝統的五島弁ではなく流行り言葉的なものであったと感じています。今でも同世代では使います。【用例】◎◎ちゃんはヨカ娘(こ)ねぇ。人ん悪口ば言うとは聞いたこちゃなかし、いっでんニコニコしちょっし。別嬪さんち言うわけじゃなかばってびっつっみじょかじゃん。【一般語訳】◎◎ちゃんはいい娘(こ)だねぇ。人の悪口を言うのを聞いたことはないし、いつでもニコニコしているし。別嬪さんと言うわけじゃないけれども愛嬌があって憎めないものね。★画像は「びっつっなか」参考例(五島弁)びっつっみじょか
◆びっつっなか・・・形が悪い容姿が美麗でない【用例】こんミカンはホクロんあったっガサクレんあったっしてびっつっなかばって、ざーまに甘かよ。【一般語訳】このミカンはホクロがあったりブツブツがあったりして形がよくないけれども、とても甘いよ。(五島弁)びっつっなか
◆どがんもこがんもならん・・・どうしようもない【用例】侵略ジンジに民主化封じ込めジンジに関税ジンジにち、物価高も不景気も老害大将どんかっいじめいじめたくられっ、どがんもこがんもならんよ。《大国リーダーの老害問題について》★ジンジ・・・じじい★どん・・・たち★かっ・・・から★たくらるっ・・・まくられる福江島の石田城遺構(五島弁・番外編・時事とか余話)どがんもこがんもならん
◆のっけぞっ・・・背伸びするそっくり返って威張る【用例①】人んいっぴゃこっぴゃおって爪先立ってのっけぞって見らんば見えんじゃったよ。【一般語訳】人がたくさんいて爪先立って背伸びしない見ないと見えなかったよ。【用例②】いっだ儲かっちょってんち、あんにのっけぞっちょれば人ん離れっいっぞ。【一般語訳】いくら儲かっているからって、あんなにそっくり返って威張っていたら人が離れていくぞ。(五島弁)のっけぞっ
いちめんのなのはなというリフレインむかし教科書で眺めた気がする・・・・・・生活圏では、さまざまな花があちこちであざやかに咲いていて目を引き付ける。心豊かな、そしてのどかな地域で暮らしていることが嬉しい。(短歌)いちめんのなのはなというリフレイン
◆にんじっつくっ にじっつくっにーじっつくっ・・・なすりつけるこすりつける【用例】こらっ!手に付いた納豆ん糸ば服ににんじっつくっな!【一般語訳】こらっ!手に付いた納豆の糸を服になすりつけるな!(五島弁)にんじっつくっにじっつくっにーじっつくっ
(五島弁・番外編・時事とか余話)ひにっみゃーにっひちりこまわされよっ
◆ひちりこまわす・・・振り回すてんてこ舞いさせる追い回す【用例】アメリカん大統領が脅しかたばしゃあしゃ変ゆっもんじゃてん世界中ん人がひにっみゃーにっひちりこまわされよっよ。にってんなかね。【一般語訳】アメリカの大統領が脅しかたをしょっちゅう変えるものだから世界中の人が毎日毎日振りまわされてるよ。憎たらしい話だ。☆しゃあしゃ・・・しょっちゅう☆にってんなか・・・憎たらしい(見出し画像は以前撮影した長崎港停泊中の観光丸)(五島弁・番外編・時事とか余話)ひにっみゃーにっひちりこまわされよっ
◆たひゃんなか・・・頼りにならない弱弱しいだらしない【用例】あがもたひゃんなかねぇ。繋がれちょっ犬かっ吠えられたてんち、ちんちろもっ逃げんでんよかじゃん。【一般語訳】君はだらしないねぇ。繋がれている犬から吠えられたからって、あわてふためいて逃げなくてもいいじゃないか。☆ちんちろまう・・・あわてふためく(五島弁)たひゃんなか
なにごとも思うようにはゆかぬもの月にむら雲花に風とか・・・・・・「そううまくはいかないよ」というのが夏目漱石の口癖だったという話は好きだな。(短歌)月にむら雲花に風とか
◆やけんど・・・火傷(やけど)【用例】揚げたてカキフライばパクッとやったら、あったかシュッのブシュッち出て来て口ん中ばやけんどしてしもた。【一般語訳】揚げたてカキフライをパクッとやったら、熱い汁がブシュッと出て来て口の中をやけどしてしまった。(五島弁)やけんど
◆子どんだまㇶ・・・子供騙し【用例】はえーっ。また子どんだまㇶのごちゃっ「給付」でごまかしてトッショレッん票ば買おだいちしよっよ。また事業請負企業に何億か払うとじゃろじゃん。【一般語訳】あーあ。また子供騙しみたいな「給付」でごまかして老人票を買おうとしているよ。また事業請負企業に何億か払うんだろうか。・・・政府の「5万円給付案」・・・(見出し画像は五島市福江の石田城遺構)(五島弁・番外編・時事とか余話)子どんだまㇶ
◆ほたっなぐっ・・・放り投げる放棄する途中でやめる【用例】こらっ!ほたっなげんで静かに降ろせよ。中身んみじゃくれっしまうぞ。 【一般語訳】こらっ!ほうり投げないで静かに降ろせよ。中身がぐちゃぐちゃになってしまうぞ。☆みじゃくれる・・・つぶれる形がこわれる(五島弁)ほたっなぐっ
花御堂唯我独尊凛として出現したまふありがたきかな・・・・・昨日、城下町長府の功山寺にお参りしたら、灌仏花御堂を外にも設えてあったので甘露を注いで礼拝した。お世話をしているご婦人から甘茶とお菓子を頂いた。お花祭り灌仏会で甘茶を頂いたのは小学生以来半世紀ぶり。祖母に連れられて行ったお寺で聞いたお経の、佛様は人々のために「世に出現したまふ」の一節が心に涌いた。門前の小僧なんとやら。(短歌)出現したまふありがたきかな
◆じょっ・・・ぞうりスリッパ※同じく「じょっ」は魚をさばくという意味もあります【用例】あらよー、じょっば履いてきたっか。今かっ行っとこは岩場ぞ。歩きにっかっぞ。【一般語訳】あらあら、ぞうりを履いて来たのか。今から行くところは岩場だぞ。歩きにくいぞ。(五島弁)じょっ
◆ひっかくっ・・・のどに詰まらせる誤嚥【用例】あんまっ笑わすっもんじゃてん、唾ばノドにひっかけっ、咳ん止まらん。【一般語訳】あんまり笑わせるものだから、唾をノドに詰まらせて、咳が止まらん。(五島弁)ひっかくっ
昼空にまなこのような月が居て行く春惜しみ花を眺める・・・・・午後三時に月を見るというのも不思議な気分だが、自然の運行で毎月出ているのかもしれない。(短歌)行く春惜しみ花を眺める
◆なべた・・・イラ(魚名方言)【用例】A,おー、なべた ん釣れたよ。こらどがんやって食ぶっとがうまかろか?B,煮つけにせればまっぎゃなかよ。昔はカンボコん材料にしたらしかぞ。【一般語訳】A,おー、イラが釣れたよ。これはどうやって食べるのがうまかろうか?B,煮つけにすればまちがいないよ。昔はカマボコの材料にしたらしいぞ。(見出し画像は市場魚貝類図鑑より)(五島弁)なべた
◆いけるいくっ・・・埋める【用例】◎◎夫婦はベトナム旅行ばしてきたっちた。ハノイあたりは電線ば地中にいけっしもちょって眺めんよかったち感心しちょったよ。【一般語訳】◎◎夫婦はベトナム旅行をしてきたんだって。ハノイあたりは電線を地中に埋めてしまっていて眺めがよかったって感心していたよ。(五島弁)いけるいくっ
◆めのは・・・わかめ【用例】A.あがはメノハはどんな食べ方が好いちょっか?B.酢の物にすっとが一番好いちょっ。【一般語訳】A.君はワカメはどんな食べ方が好きか?B.酢の物にするのが一番好き。(五島弁)めのは
◆みじょか・・・かわいい【用例】◎◎君の大阪ん会社に勤めちょっ方の息子は、こないだ生まれた娘に「みじょか」ち名付けたっちた。「美緒香」ち書くとちた。イマドキじゃろじゃん。【一般語訳】◎◎君の大阪の会社に勤めた方の息子は、このあいだ生まれた娘に「みじょか」って名付けたんだって。「美緒香」って書くんだそうだ。イマドキだよね。(五島弁)みじょか人名編
◆くさぼうちょくさぼうちょう・・・出刃包丁【用例】そろそろくさぼうちょば研がんば切れんごてなってきたぞ。【一般語訳】そろそろ出刃包丁を研がないと切れなくなってきたぞ。(五島弁)くさぼうちょくさぼうちょう
◆しょのむしょのん・・・ねたむうらやむ【用例】あん人たちはしょのんげの強かもんじゃてん、リーダーの代わるたんびに足んひっぱりあいばっかっして運営の先さん進まんもんね。【一般語訳】あの人たちはねたみ心が強いもんだから、リーダーが代わるたびに足のひっぱりあいばっかりして運営が先に進まないよね。☆しょのんげ・・・ねたみ心(五島弁)しょのむしょのん
◆ひまんいっ・・・時間がかかる【用例】今日はお客さんの多かてん、頼んだ料理ん出てくっとの ひまんいっ ばいね。 【一般語訳】今日はお客さんが多いから、頼んだ料理が出てくるのに時間がかかるみたいね。(五島弁)ひまんいっ
(五島弁・番外編・時事とか余話)どこんじんじじゃろばんばじゃろ・・・
☆☆携帯マナー編☆☆◆【用例】よいよさな、講演の最中にお囃子んごちゃっおどけた着信音の鳴って、講師ん先生がだんだん笑いばこらえきらんごてなって調子ん狂いそうになってきのどっかったっち。どこんジンジじゃろバンバじゃろオンツァじゃろアネサンじゃろワッカモンじゃろ知らんばって、マナーば守らんもんは携帯ば持ってさるいたらいかんよ。えのうっにきびっつけっ固定電話にして使えばよか。【一般語訳】まったくもう、講演の最中にお囃子みたいなおどけた着信音が鳴って、講師の先生がだんだん笑いをこらえきれなくなって調子が狂いそうになって気の毒だったよ。どこのジジイだかババアだかオヤジだかオネエサンだか若い衆だか知らないけれども、マナーを守らない人は携帯を持って歩いたらいかんよ。家の中に結び付けておいて固定電話にして使えばいいんだ。...(五島弁・番外編・時事とか余話)どこんじんじじゃろばんばじゃろ・・・
◆ぼやつく・・・焦るあわてる【用例】あっもちっとはボヤツケばよかとけ、もう納期までたったたっまくりしちょっとに間に合わんぞ。【一般語訳】あいつも少しは焦ればいいのに、もう納期まであっというまのところにきているのに間に合わないぞ。(見出し画像は五島市福江の石田城近くの五島家家中屋敷跡)(五島弁)ぼやつく
吹き荒れよ吹け雨嵐雨嵐春を引きつれ国駆け上れ・・・・・・花の季節につきものの強い風をともなう雨。冬の幕引き係ですね。(短歌)春を引きつれ国駆け上れ
◆ひさひさんよう・・・石鯛【用例】とどひかぶりひさんようん釣れたてん食べにこんか?いっぴゃ呑もうで。【一般語訳】久しぶりに石鯛が釣れたから食べに来ないか?いっぱい呑もうよ。○○ヨウについて古語辞書にもある魚(イオ)の転訛と考えます。「鯛の魚」といった、不自然な表現であることと、常にする表現ではなかったので、特別なものという海の幸や漁労への敬意を含んでいたような気がします。(五島弁)ひさひさんよう
◆ちじんあがっ・・・縮みあがるおびえて真っ青になる【用例】株価も為替も動きんはばしゅなってきたっで、投資ばはじめたもんにはちぢんあがっちょっもんのでてきよっばいね。【一般語訳】株価も為替も動きが激しくなってきたので、投資をはじめた人のなかには戦々恐々の人もで出てきているだろうね。☆はばしか・・・激しい(五島弁・番外編・時事とか余話)ちぢんあがっ
◆あっしゃうっあっしゃすっあっしゃこっしゃうっ・・・てこずる過度に苦労する【用例】こないだん風ん強か日に枯れ木ん倒れっ道ば塞いだっばどかすとに一人(ひとっ)じゃどうにもならんで加勢人ば集めっやっとどかしたよ。よいよ、あっしゃこっしゃうったっち。【一般語訳】このあいだの風が強い日に枯れ木が倒れて道を塞いだのをどかすのに一人じゃどうにもできなくて加勢人を集めてやっとどかしたよ。それはそれは、えらくてこずったよ。(五島弁)あっしゃうっあっしゃすっあっしゃこっしゃうっ
はなもみじともに添いたる景色をばいにしえびとは雲錦と愛ず(うんきんとめず)・・・・・・江戸期に創案され今も使われる陶磁器の伝統意匠に「雲錦手」がある。桜を雲に紅葉を錦に見立てて両方を描いたものだ。花見散歩中に共演に出会った。(短歌)はなもみじともに添いたる景色をば
◆しょうとっ・・・こまらせる迷惑をかける【用例】ようやっ杉ん終わったかち思えば今度はヒノキぞ。花粉にしょうとられっハナミンの止まらん。ハックション。【一般語訳】ようやく杉が終わったかと思えば今度はヒノキだよ。花粉に泣かされて鼻水が止まらん。ハックション。(五島弁・番外編・時事とか余話)しょうとらるっ
◆ごべ・・・かわはぎ【用例】ゴベ ん天ぷらや味噌しゅっはうんまかばって、近ごろは高級魚になってしもっ、口に入らんごてなってしもたよ。【一般語訳】カワハギの天ぷらや味噌汁は美味しいけれど、近ごろは高級魚になってしまって、口に入らなくなってしまったよ。(見出し画像は友人提供のもので五島福江島の景色)(五島弁)ごべ(魚名)
◆とんぎっ・・・尖る(とがる)【用例】書きにっかよー。よーと とんぎった鉛筆はなかっか?【一般語訳】書きにくいよー。よく尖った鉛筆はないの?(五島弁)とんぎっ
山笑い鳴きかわす声百千鳥(ももちどり)令和七年春は今ここ・・・・・・近所の山城跡に行くと、鶯が鳴いていた。さまざまな鳥の声。もう寒さは戻らないでほしい。春だ。(短歌)令和七年春は今ここ
◆ようよー○○のよう・・・魚魚類【用例】ばえー、ざまに立派な鯛のようじゃん。刺身に塩焼きにアラ炊きとフルコースで楽しもで!☆ばえー・・・驚き、賛嘆の時に発する語☆ざまに・・・とてもたいへん※現代ではほぼ使われないのではないかと思います。◎古語辞書にもある魚(イオ)の転訛と考えます。「鯛の魚」といった、不自然な表現であることと、常にする表現ではなかったので、特別なものという海の幸や漁労への敬意を含んでいたような気がします。(五島弁)ようよー○○のヨウ【魚類関連】
◆じこもん・・・利口者【用例】ラジオば聴きよれば、政府広報ちゆっかっジーエックスジーエックスちおめっとんやかましかっち。グリーントランスフォーメーションのこっちた。横文字ばっかっ使(つこ)っ、じこもんのふっばすっなち。【一般語訳】ラジオを聴いていると、政府広報だということでジーエックスジーエックスと叫ぶのがやかましいんだ。グリーントランスフォーメーションのことなんだと。横文字ばっかり使って、利口者のふりをするんじゃないよ。(五島弁・番外編・時事とか余話)じこもんのふっばすっな
◆てまぜ・・・集中すべき時に他の事を手元ですること【用例】たまに外で食事すっ時に見かくっとじゃばって、家族揃っスマホばいじっながら食べよっもんのおっとち。子どんがご飯どきにスマホどんいじれば、「てまぜばせんで、食事に集中しなさい!」ちおごっとが親じゃなかろか。【一般語訳】たまに外で食事をする時に見かけるんだけど、家族揃ってスマホをいじりながら食べている人たちがいるんだよね。子どもがご飯どきにスマホなどをいじれば、「他のことをしないで、食事に集中しなさい!」と叱るのが親じゃなかろうかね。(見出し画像は五島市福江の石田城近くの五島家家中屋敷跡)(五島弁)てまぜ
野仏も年に一度の花見して此岸も浄土彼岸も浄土(しがんも浄土ひがんも浄土)・・・・・・生身の人間は此岸を浄土にしないとね。(短歌)此岸も浄土彼岸も浄土
◆ひょㇶもなか・・・とんでもないなんということを【用例】A「つまらんもんじゃばって、この間お世話になったお礼にち思っもってきたよな」B「ひょㇶもなか!たいしたこちゃしちょらんとにきのどっか。」【一般語訳】A「つまらないものだけど、この間お世話になったお礼にと思ってもってきました」B「ひょㇶもか!たいしたことしてないのに気の毒だなぁ。」(五島弁)ひょㇶもなか
◆からくっ・・・悪だくみたくらみ裏工作【用例】選挙ん戦術で、組織んふとかところは落ちてもかまわんちいうモンば出して浮動票の票ば散らして落としたか候補者ば追い込んだっすっとちた。えずらしかからくっばすっもんじゃね。【一般語訳】選挙の戦術で、組織が大きいところは落ちてもかまわないという者を出して浮動票の票を散らして落としたい候補者を追い込んだりするんだって。おぞましい悪だくみをするもんだね。☆えずらしか・・・おぞましい気持ち悪い怖い嫌悪すべき唾棄すべき(見出し画像は五島市福江の石田城近くの講武所跡)(五島弁)からくっ
◆たしのむたしのん・・・(大事に惜しんでもったいなくて)残しておくとっておく【用例】Aさん「おっ、吟醸酒んまだ残っちょっじゃん」Bさん「そらたしのんじょっとじゃてん呑んでしまうなよ」【一般語訳】Aさん「おっ、吟醸酒がまだ残ってるじゃないか」Bさん「それは大事に残しているんだから呑んでしまうなよ」(五島弁)たしのむたしのん
◆つらひか・・・辛い【用例】おっが大好物んビールかっなんかん、また値上げちぞ。つらひか~。【一般語訳】俺の大好物のビールからなんから、また値上げだって。つらいな~。(五島弁・番外編・時事とか余話)嘆き節。つらひか~。
◆おしたん・・・煮汁調味つゆ【用例】うまかおしたんば残すとはあったらかごてあるばって、血圧にようなかもんな。【一般語訳】おいしいおつゆを残すのはもったいないようだけど、血圧によくないですからね。(五島弁)おしたん
花と葉を時を同じくあらわすは忠度も見た山桜かな・・・・・・市街地ではめったに見かけない山桜を近所のお宅で見かけた。平家物語の名場面で有名な、千載集によみひとしらずとして入集した薩摩守平忠度の名歌「さざなみやしがのみやこはあれにしをむかしながらのやまざくらかな」を思い出した。(短歌)忠度も見た山桜かな
◆てんご・・・いじりいたずら【用例】こらっ!店に並んじょっ品もんばてんごすっな!【一般語訳】こらっ!店に並んでいる商品をいじるな!(てんごまんごと言う人もいました)(五島弁)てんご
イタリアの盛り蕎麦のようなものなるかアーリオオーリオペペロンチーノ・・・・・・アーリオオーリオペペロンチーノという語感がアルデンテ!といった感じがして好きです。歳のせいでしょうか、いろんなものが入っていないものが好きになっています。(短歌)アーリオオーリオペペロンチーノ
◆ねんじゅさんじゅ・・・一年中【用例】A「さー、花見酒どん呑もじゃん」B「あがはねんじゅさんじゅなんかにかこつけっ酒ば呑みたがっね」【一般語訳】A「さー、花見酒でも呑もうじゃないか」B「君は一年中なにかにかこつけて酒を呑みたがるね」(五島弁)ねんじゅさんじゅ
◆きゃーぐら・・・買い食い【用例】学校ん帰りにきゃーぐらすっとはよかばって、家に入ってかっ食べんばぞ。外で食べたらみたんかっぞ。【一般語訳】学校の帰りにおやつを買うのはいいけれども、家に入ってから食べないといけないよ。外で食べることはみっともないことなんだぞ。※私が子供のころ(昭和40年代・1970年代なかばごろまで)は路上とか歩きながらものを食べることは下品なことでしてはいけないとされていたことでした。(五島弁)きゃーぐら
◆おこじんさん・・・荒神様(こうじんさま)【用例】ウチんばあちゃんはおこじんさんば熱心に拝みよったね。おこじんさんは火や水(みん)のかんさぁじゃてん福江大火ん時におこじんさんのおかげで家ん手前で火の止まったっち何べんも聞かされたよ。【一般語訳】ウチのばあちゃんは荒神様を熱心に拝んでいたよたね。荒神様は火や水の神様だから福江大火の時に荒神様のおかげで家の手前で火が止まったって何回も聞かされたよ。(五島弁)おこじんさん
◆ばっかっ・・・〇〇だけ〇まるほど〇〇ばかり【用例①】あがはあと5キロばっかっ痩せんば、腹んつっだしちょっとん目立っぞ。【一般語訳】君はあと5キロほど痩せないと、腹が付き出ているのが目立つぞ。【用例②】今日は大型トラックん入って来ってん車はいつもんとこかっ2メートルばっかっ奥さん停むごってしてくれ。【一般語訳】今日は大型トラックが入って来るから車はいつものところから2メートルばかり奥の方に停めるようにしてくれ。【用例③】おっにばっかっ言うな!あっどんにも言え!【一般語訳】俺にばかり言うな!あいつらにも言え!(見出し画像は福江島の石田城大手門遺構)(五島弁)ばっかっ
◆ひらひらすっ・・・ひりひりする【用例】こんコーショはざまに辛かよ。ベロんひらひらすっ!【一般語訳】この唐辛子はとても辛い。舌がひりひりするよ。☆唐辛子をコショウと呼び、コーショという発音もあります。☆「ひろひろする」という似た言葉がありますが、もの欲しげという意味です。(五島弁)ひらひらすっ
(五島弁・番外編・時事とか余話)あらだめこらよかあらよかこらだめ
◆あらだめこらよかあらよかこらだめ・・・あれはだめこれはよいあれはよいこれはだめ【用例】企業じゃろが組合じゃろが宗教団体じゃろが見返りば期待して献金ばすっとじゃもんの、あらだめこらよかあらよかこらだめち分けられんじゃろじゃん。 【一般語訳】企業じゃろが組合じゃろが宗教団体じゃろが見返りば期待して献金ばすっとじゃもんの、あらだめこらだめあらよかこらよかち分けられんじゃろじゃん。(五島弁・番外編・時事とか余話)あらだめこらよかあらよかこらだめ
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◆やたくっやたくり・・・過剰なおしゃべり【用例】あん人んやたくりちは聞いちょったばって、話のなんかなんか。逃げ出すとに苦労したよ。 【一般語訳】あの人がおしゃべりだとは聞いていたけれども、話が長い長い。逃げ出すのに苦労したよ。 (五島弁)やたくっやたくり
◆のっぺづらのっぺのっぺ・・・鉄面皮ツラの皮が厚い【用例】あら、見て見れち。あっだけ人に笑わるっこっばしちょってのっぺのっぺしたツラして人になんじゃろ言いよっよ。じゃっーげだ。【一般語訳】ほら、見てみろよ。あれだけ人に笑われることをしておきながら何くわぬツラの皮が厚い態度で人に何か言っているぞ。気色悪いな。(五島弁)のっぺづら
◆どあってんこあってん・・・どうしてもこうしてもなにがなんでも【用例】◎◎は痛風でいたかめにおーちょっとけ、どあってんこあってん、食ぶごちゃっもんは食ぶっとちゆっ、真子や白子ばしゃーしゃ食ぶっとで、再発が心配ち奥さんのくどめっじょったよ。【一般語訳】◎◎は痛風で痛い目をみているのに、どうしてもこうしても、食べたいものは食べると言って、真子や白子をしょっちゅう食べるので、再発が心配だと奥さんがグチってたよ。(五島弁)どあってんこあってん
◆つんび・・・独楽の芯【用例】やすりでツンビばしっかっ研いであっどが独楽ば片っ端かっこっかってくるって!【一般語訳】やすりで独楽の芯をしっかり研いであいつらの独楽を片っ端から打ち割ってやるぞ!☆子供の遊びは大人の世界の予行演習の側面もあったのか、弱肉強食の厳しさとルールには悔しくても従い恨みを残したりしないし、汚いことをする奴は仲間に入れないということもあった。私たちのこどもの頃の投げ独楽では、負けた順に場に出し、後から場に出す物は場に出ている独楽に当ててキズを付けたり割ったりするのが勲章だった。さながら果し合いのようなことをやっていたのだから、今思うと恐ろしい。でも楽しかった。(五島弁)つんび(思い出話の余談付き)
◆ぼっば・・・神社のお祭りの時に現れる獅子【用例】子どもん時はボッバに噛んでもらえば病気ばせんちいう迷信のあって、よう親にボッバんところに連れて行かれよったよ。【一般語訳】子どもの時はボッバに噛んでもらえば病気をしないという迷信があって、よく親にボッバのところに連れて行かれていたよ。☆祭りの時に神輿の巡行に随伴する天狗とボッバを小学生高学年になるとはやし立てて怒った天狗とボッバに追いかけられるスリルを楽しんでいました。天狗に追いつかれると容赦なく杖で叩かれるので必死で逃げました。(見出し画像は五島市福江の石田城近くの五島家家中屋敷遺構)(五島弁)ぼっば
◆ぼうまんふっ・・・のぼせるあわてふためく我を見失う頭が真っ白になる【用例】はよせれ、はよせれ、ちせかされっ、ぼうまんふって出てきたらスマホも財布も忘れっしもちょってオージョコージョしたっち。【一般語訳】早くしろ、早くしろってせかされて、あわてふためいて出てきたらスマホも財布も忘れてしまっていてニッチモサッチモいかなかったよ。(五島弁)ぼうまんふっ
◆かとっぽ・・・ハコフグ(魚名・顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目フグ亜目ハコフグ科ハコフグ属)【用例】かとっぽん味噌焼は名物でうんまかち評判じゃばって、魚屋さんで売っちょっとは見たこっのなかてんなかなか食べられんね。【一般語訳】ハコフグの味噌焼は名物で美味しいって評判だけれども、魚屋さんで売っているのは見たことがないからなかなか食べられないね。(見出し画像は友人提供のもので五島市の海)(五島弁)かとっぽ
◆ぼっくっ・・・たっぷり多めに必要より多く過剰に強く【用例】ラーメンにニンニクばぼっくっ入れたてん、我ながら臭(くさ)かよ。【一般語訳】ラーメンにニンニクをたっぷり入れたから、我ながら臭いよ。(見出し画像は五島市福江の石田城の舟入遺構)(五島弁)ぼっくっ
カワイイ・センパイ・モッタイナイ・ネマワシ・オマカセ・ガイジンといった言葉が外国人でも使う言葉として浸透してきているという。私はローガイも浸透し活用されればよいと願っている。戦争や侵略を企てるのはありうべからざる非道だが、現在それを引き起こしたり引き起こしかねない指導者はおおかたが老人である。あらゆる人の集まりでローガイが起こっているように感じる。私の長老という言葉のイメージは、どうにも困った時に相談や決定を求められておだやかに答えを出し、結果として将来のためになる答えを出す人というものだが、隠居とか勇退といった言葉も死語化している現代では70になろうが80になろうが俺が俺がと我を張って、親分子分の関係よろしく生殺与奪の鍵を握り続けて時代が求める変化を阻害する困った人のイメージに変わってしまっている。往生...ローガイを世界語に
ドナルド・キーンの大著である「明治天皇」を読了した。記録にもとづく誕生前から崩御にいたるまでの国内外の情勢の変化、時代の動きを明治天皇とその周辺という視座から概観することができた。心に重い何かを残してくれた著作だった。明治天皇は1904年に、ロシアの「武力による現状変更」から日本を守るための対ロシアとの開戦に踏み切らざるをえなかった年に、四方の海みなはらからと思ふ世になど波風のたちさわぐらむと詠まれて平和的解決へのお気持ちを表された。昭和の戦争を諮る御前会議の席で、昭和天皇はこの御製を詠じ、開戦反対のお気持ちをあらわされたという。ドナルド・キーンの大著「明治天皇」を読了~など波風のたちさわぐらむ
「懐中電灯」を久しぶりに使いながら、この道具の言葉の響きが面白く思えてきた。現代では日常ほとんどの人が「懐」のある衣服を身につけていないなか、誰しもがそのものを的確に認識できる命名に、新たに発生したものや海外から紹介されたものにカタカナ命名する風潮が蔓延しているなかあらためて関心した。英語ではflashlightとかtorch言うらしいので、我が国への紹介者はふさわしい国語訳を考え、名付けたのだ。おそらく、発明されて販売されはじめた明治末ころは、まだ着物を着ている人がけっこういたので「カイチュウ」といえばどういう状態をさすかがほとんどの日本人にわかったのであろう。明治期に訳語として創案されて今日も使われている外来語は数知れずあるようだが、野球・哲学・社会・恋愛・美術も「懐中電灯」の仲間だ。近年「日本版ライ...懐中電灯から思う日本版〇〇〇は恥ずかしい
食品衛生法の改正施行で先月6月から製造販売要件が強化され、個人や小規模製造者の、いわゆる「手作り」とか「おふくろの味」と言われるたぐいの手に入る人だけが楽しみにしている漬物に店頭から消えたものがあるという。私も、知人を介してそうした「梅干し」を何度も買って、その質の良さの恩恵を受けた経験を持つ一人であるが、法改正による設備投資をしてまで家庭消費の副産物の販売はしないだろうから手持ちを食べてしまったらその梅干しは幻となる。牛レバーの刺身が提供を禁じた法改正が施行されたのは2012年のことで、干支でひとまわりほど愛好者の怨嗟と渇仰の怨念が厚生労働省に向かって放たれ続けている。現在高級な食べ物として楽しみを享受できるフグ食は、明治維新の後に伊藤博文がよき食文化として制度を定めて安心して食べることができ、世界も注...役人が滅ぼす食文化。焚書ならぬ焚食である。(レバ刺し・漬物・・・)
佐賀の郷土料理シメサバや酢じめした魚介類を野菜とゴマたっぷりの酢味噌で和えた「かけあえ」を食べて、子供の頃に時おり食べることがあった「煮あえ」を思い出した。「煮あえ」は今ではあまり聞くこともない料理名になってしまったが、どちらも塩分さえ調節すればお酢を使った料理でもあり、とても健康によい料理だ。常備菜にもよいので見直したいが子供たちは嫌がるかもしれない。ちなみに、写真の平小鉢は、嬉野の吉田地区の琥山窯作。吉田地区は有田焼を形成する窯場のなかの「大外山」のひとつで、有田焼として流通しているが、吉田焼としてのブランド確立の動きも出てきているようだ。地域ブランドの確立は一朝一夕にできることではない道のりではあろうが、生産者の思いが形になることは尊いことだ。生産地がイメージしやすいように嬉野吉田焼と二文字足すのも...佐賀の郷土料理「かけあえ」から思い出した「煮あえ」・そして吉田焼
先月から建て替えになる嬉野市役所嬉野庁舎の解体が進んでいます。新庁舎は再来年の7月ごろに完成する予定とのことです。塩田町の庁舎や広大な医療センターの跡地がどう活用されるのかも興味あるところです。・・・・・・◆以下は本年1月31日の佐賀新聞のウエブニュースからの引用です◆「現在、2カ所に分かれている嬉野市の庁舎を集約し、新たな庁舎を建てる計画について、31日検討委員会が設計案などをまとめた報告書を市長に手渡しました。31日、嬉野市の村上市長に報告書を手渡したのは、新庁舎建設検討委員会の三島伸雄委員長です。報告書によりますと、現在、旧嬉野町と旧塩田町にある2つの庁舎のうち、新たな庁舎は嬉野庁舎を解体して建設。鉄骨4階建てで延べ床面積は約5760平方メートル、総事業費50億円余りを見込んでいます。温泉街や塩田津...解体進む嬉野市役所嬉野庁舎
高倉健が男の哀愁を画面に薫らせる「駅STATION」を久しぶりに見た。駅の改札で切符に鋏を入れるシーンがあり、その音がとても懐かしかった。今でも鋏を使うところがあるのかもしれないが、スタンプに替わり、磁気式で無人化し、ICカードやスマートフォンが使えるようになり、ついには顔認証で改札を素通りして鉄道に乗ることができる時代に突入した。旧作映画を見る楽しみのひとつは、自分が確かに経験したことの既視感を楽しむこともその一つだが、今では消え去ってしまった物事を思い出すことにもある。懐かしみというものは、甘美であることが多い。記憶に間違いなければ門司港駅の改札にBGMのように鋏の音が流れていたような気がする。また訪ねたい場所なので、確認しておこう。鉄道キップ・・・硬券に鋏を入れる音が懐かしかった
行政がやたらカタカナ言葉を使うのにはうんざりするとともに、誤解や不便を経験したことさえある。この国に暮らす誇りをもって胸を張って可能な限り日本語を使うのが望ましいと考えている。さて、誰が言い出して定着したのか知らないが、ライフラインというカタカナ語が気に食わない。「電気ガス水道」。発音しにくいことはないではないか。なんのことだかわかりやすいではないか。言葉の普及定着には放送や出版やウエブ媒体の力は絶大だ。ニッポン放送のあるアナウンサーは、閣僚や国会議員の海外訪問を一般的な外遊という言葉を使わずに海外出張と表現する。考え、行動している人だなと思うとともに好感をもつ。一語からでも、言葉のよいあり方の追求を絶大な力には期待する。「電気ガス水道」発音しにくいことはない(ライフライン)
昨年暮れに「ほしあひ」という古語を知った。建礼門院右京大夫集を読む機会があり「さまざまに思ひやりつつよそながらながめかねぬる星合の空」という七夕を詠んだ歌と出会ったのがきっかけだ。七夕のつかの間のの出逢いを「ほしあひ」と表現したいにしえびとのやさしくみやびなこころを感じる言葉だ。先月、羽田空港に短冊に願いを書く七夕飾りのサービスがあったので「ほしあひ」の単語を思い出して写真を撮った。照れてないで短冊に願いを書いて下げればよかったと反省中だ。世界中から戦争がなくなりますように、と。ほしあひ・(星合)・七夕
日本人がこのところ死後の行先のたとえとして「あの世」とか「極楽」とか「浄土」、「冥土」と言わず「天国」と言うようになったことに、お寺の教えや影響力が希薄化、もしくは無力化したと感じてしまう。子どもの頃をちょっと思い返してみたが、お寺が二軒近所にあって、一つは菩提寺で、祖母に連れられて保育園がわりによくお参りに行っていた。寺の境内の六地蔵や本堂の六道輪廻図を身近に感じられたので、今となってはそれが物理的にあるのかどうかはともかくとして地獄も極楽もわが身に迫ることに感じられていた。天国という言葉の定着は、おそらく娯楽クリスマスや挙式だけクリスチャンの普及も大きかろうが、葬式仏教と揶揄される教え希薄の僧侶たちが日本の仏教文化を自滅させているのも大きかろう。敗戦後18年目に生まれ育った私の遠い記憶では、「天国」と...「あの世」とか「極楽」とか「浄土」とか「冥土」が終了しそうな昨今
食品ロス問題は、製造・流通・消費者それぞれの意識の変化と行動でよい方向へ向かっているのを感じている。買い物につきものの袋持参も定着し、環境保護につながっていることだろう。さまざまに工夫をして持続可能な地球にするのは人類の正義だ。食品ロスとともに食品装飾ロスもなくさなければならない。仕切り機能のある樹脂製疑似バラン(馬蘭・葉蘭)はまだしも、飾るために捨てるだけのプラスチック製品に消費意欲や食欲をそそられる人もいるのだろうが、やめてほしい悪趣味悪習慣であると日々ゲンナリしているのは私だけだろうか。食品ロス、そして食品装飾ロスもなくそう
ホテルの予約サイトや宿泊したホテルの表示に「Wi-Fi無料」というのを見かけないことのほうが珍しいのだが、目にするたびに「冷暖房完備」とか「カラーテレビ」という言葉を思い出す。宣伝文句が差別化されたサービスである間は効果もあり選択肢に優位性をもたらすのであろうが、社会に定着し当然となってしまった後では懐かしのフレーズになることをいくつも経験する。その数だけ生きて来たのをあらためて感じる。その数だけ進化や発展の恩恵を受けてきている。ありがたい時代を生きていることを実感する。(画像は佐賀県嬉野市の嬉野温泉)Wi-Fi無料・冷暖房完備・カラーテレビ
近所の図書館が平家物語絵巻の書籍化されたものを所蔵していて、その恩恵を受けている。12冊組で三十数万円の書籍を手にすることができるのはとてもありがたい。原文は小学館の全集を手前において筋を追っている。ところどころ絵巻の地の文も読みながら雰囲気を味わっている。武者たちも女性たちもしょっちゅう涙にむせぶ物語だが、私もしょっちゅう目をうるませている。全長940メートルにおよぶという絵巻物語は、平家が西へ落ちて戦闘場面にさしかかった。今のペースで読み進めると、運命の壇ノ浦は一月後くらいに訪れそうだ。平家物語絵巻を楽しむ
電波・東京まで1000キロ離れたあの島であこがれは朝の光に寄り添って大人の気分を運んでくれたいつかそのうちカッコイイ男になれる予感がしていた始めて聞くような物語始めて聴くような音楽にまだ見ぬ景色を思い描いてラジオを浴びてた十三歳のころ東京まで1000キロ離れたあの島で驚きは閉じた窓から忍び込む世界で起きてるいろんな出来事いつかそのうち放送で名前を呼ばれる気がしてた素敵な暮らしや人々や素敵な出会いや出来事が自分に起こると夢を描いたラジオを浴びてた十五歳のころ東京まで1000キロ離れたあの島でダイヤルは見えない電波に光を当てる息をひそめてゆっくり回すジャミングや混線の矢をくぐりぬけかすかに聞こえるあのあこがれのスターの話や歌う声スターの笑顔も目に浮かびいつか会えると信じ始めたラジオを浴びてた十七歳のころ東京ま...電波・東京まで1000キロ離れたあの島で(歌詞)
今年から森林環境税を国税として徴収されるようになった。徴税目的はさまざまだろうが、過去の政策が裏目に出た花粉症という国民的公害病の解決にも有効に使ってもらいたいものだと思う。先日買った羊羹を開けたところ、経木に包んであった。近頃では経木の模様の樹脂製の包材もあるなかで、天然の木製の経木がなんともなつかしかった。木の香りが嬉しくて鼻に近づけて大きく息を吸った。半世紀ほど前の子供のころには経木は包装材料として大活躍だった。魚のすり身や肉などの、ウエットな食材を包むのによく使われていた。はじめて食べた納豆も経木にくるんであったのを今でもおぼえている。経木の材料は杉やヒノキが使われるという。自然の香りが食べるものをいっそう美味しくしてくれるような気がする。経木と森林環境税
梅雨入りでしょうか、雨の日々が始まるようです。一首詠みます。ようやくに梅雨来たるらし水田に水満ち満ちよ豊作を祈る水田に水満ち満ちよ豊作を祈る(短歌)
ほとんどの建物の解体が終わった佐賀県嬉野市の嬉野医療センター跡地だが、ドクターヘリのヘリポートは解体されずに残っている。もちろん移転先の新病院にはヘリポートは設置されており、私も数回発着を目にしたことがある。旧病院のヘリポートだが、推測ではあるが緊急時に備えて機能を温存し、時が来るまで解体しないようにしているのかもしれない。もしそうであれば、企図した方々の配慮をたたえたい。解体後も残るドクターヘリポート(嬉野医療センター跡)
吉田拓郎のアルバム「ライブ’73」は私が十歳のころのライブ録音盤だ。誰に録音してもらったのか覚えていないが、十代のころテープを持っていた。いつしかそのテープもどこかへ行ってしまったが、どうしても折に触れ思い出す曲があった。「都万の秋」(岡本おさみ作詞吉田拓郎作曲)である。都万の秋を聴きたくて再発のCDを買った。都万は島根県の隠岐の島の漁村のようだ。歌詞の概要は、風来坊のような旅人が隠岐の島を旅する。そこで漁師の夫婦と出会い、とくに「おかみさん」の生き様に感銘する。歌はこう締めくくられる「海の機嫌をとってきた都万のおかみさんたちひと荒れすりゃひと年も老けてきた明日の朝は去ってしまおうだってぼくは怠け者の渡り鳥だから」海という危険な場所での仕事はまさに命がけの仕事だ。また、個人営業の漁師はいくらか危険でも危険...吉田拓郎の「都万の秋」と志ん生の「大津絵冬の夜」
省略語では「ギョニソ」は好きなほうです。なぜかトキメキます。こどもの頃の弁当や、学校から帰って小腹がすいた時にまるかぶりした記憶が甘美に意識をくすぐるのでしょうか。もちろんギョニソそのものも大好きです。なぜか「ソーセージ」という寛大な分類も大人の味付けと言えましょう。ギョニソ
「可及的速やかに」という政治家発言が「とりあえず何もしない」の言い換えと揶揄されたことがあったが、このところよく耳にするが実感を伴わない表現に「スピード感をもって」とか「スピード感が大事です」といったのがある。急いでやるとかすぐにとりかかっていついつまでに答えを出すと言うのなら意思も覚悟も伝わってくるが、「感」をもってと言われると「可及的速やかに」と言っているのだと思えてくる。スピード・スピード感