(134ページ、1~2行)君命には、受諾してはならない君命がある。
笑いあり、シリアスあり 妖魔使いローランドの物語です^^
こんにちは、蒼き獅子です。 少しでも楽しんでいただけたら 幸いです^^
「ふむぅ、ワナか。」「我が君。」「はい。」「本気で帰順する気ならば、 大橋様自(みずか)らが 出向くのが筋(すじ)にござる。」「左様。 これは兄貴を自国に招き…
なぜ正成、久秀の二人は勧(すす)めたのか?先代は気になっていた。「これは どういうことであろうか?」唐突な帰順の申し出。兄弟になりたいのならわかるが、服従し…
攻伐(こうばつ)→攻め討(う)つ こと。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「そなたに3000の兵を 授(さず)ける。 カンダタ軍を攻伐するのだ。」
「それはもう。 軍師に伝えまする。」楓は安堵(あんど)の表情を浮かべた。キラリ!❇久秀は目を光らせ──「これで決まった! 兄貴、酒🍶の用意を。」「あいやしばら…
朝の最高の一杯!完璧です
楓は慇懃に頭を上げると、「つきましては 大祝宴を開きますゆえ、 我が 領国へ、ご下向(げこう) いただけませぬか?」ピクク!まゆ毛が動く久秀。すると正成が口…
続いて久秀も──「兄貴、真(まこと)に めでたきこと。 お受けなされ。」参謀の二人が、口を合わすようにそう言う。(これは何かあるな。)先代はそう思い──「わ…
ちなみに大橋領は、関ヶ原領の北に位置する。「お許し いただけませぬか?」【慇懃】な楓だが、それがかえってまゆつばに感じられる久秀。正成も同じ考えである。「そ…
ここで一つの疑問が湧(わ)く。おとといの夕飯はなんだったのか?・・・。えっ?ちがう?・・・。てへっ♪ な、なぜ久秀がいるのかである。それは先代の人柄(ひとが…
ハタダさん、一六さんにもう一つお願いです。その土地土地の食材を用いて、ご当地スイーツのプロデュースをお願いいたしたいです。たとえば西予なら、明浜のみかん、城川…
ハタダさん、一六さんにお願いがあります。どうかどうかケーキバイキング(食べ放題)のお店をご出店いただけないでしょうか?要地にご出店いただけたら、必ずや売れるか…
拙僧の地元、愛媛(えひめ)県西予(せいよ)市宇和(うわ)町。その名所、観音水(かんのんすい)。名水百選の一つです。西予市長に献策いたします。観音水を用いた、銭…
スーパーのフジさんに献策いたします。フジグラン北宇和島店を、銭湯♨️メインの複合施設にされてはいかがでしょう?スーパーあり、ホテルあり、映画館🎦あり、フードコ…
地方の都市部でも、人口減少が進んでいます。拙僧(せっそう)が住む地方の地方西予(せいよ)市では、合併(がっぺい)時4万いた人口が、ここ数年で3万人台まで減少。…
大橋組の使者、竹山楓(かえで)(女性)が訪(たず)ねてきた。「帰順ですか?」先代は驚く!つまりは服従である。楓は控えめに──「はい。 沢森組様は四ヶ国の ご…
毫(ごう)→ほんの少し。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「あの要害で守りを 固められたら、毫も 勝ち目はないわ。」
情熱のコーラ!しかもゼロ!体に優しい
さすがは我が知恵袋(ちえぶくろ)。頭が切れる。(くくく。 沢森もしまいやでぇ!)シュ、シュ。気分の良いしおりは、ラァァァズべェリーの香水を振る。天下のシャネ…
しおりは微笑(びしょう)して、「主柱(しゅちゅう)を失えば、 その集団はまとまりを 欠き、 【瓦解】するのは 必定(ひつじょう)。」大橋はなるほどと思う。沢…
「親分(先代)を招くんか?」「はい。 そして、」「そして?」「暗殺いたします。」大橋は武者震いする。なんとも大胆不敵だ。シュ、シュ。しおりは涼しい顔で香水を振…
「帰順やと? それやともともこもない やんけ?」「ふふ。 偽(いつわ)りにございます。」「なるほど。」謀(はかりごと)だとわかり、大橋は興味が湧(わ)いた。身…
毒(どく)を以(もっ)て毒を制(せい)する→わるいことを なくすために、他のわるい ことを利用する。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「カンダタとリュパンは 仲がわるい。 …
しおり(女性)は汗が気になったのか──シュ、シュ。あのティファニーの香水を振る。ストゥルベェイリーのいい香りがする。「だがしおり。」「はい。」「その急拡大を…
一年後。。。春。先代の治める地は、すさまじい発展を遂(と)げ、ヒガシの台所とまで言われるようになっていた。。。~大橋組・謀議室~「沢森組の【台頭】は【看過】…
「酒や♪」と白鳥のような声で久秀。と言ってしまって彼は気付いた。「これは・・・・・・(照)」ここは自分の邸宅ではない。「はは、重畳(ちょうじょう)重畳。」と先…
ババッ!「ははぁ~~! ありがたき幸せ!」「はは、 頭をお上げください。」「ははっ!」久秀の表情を見ると、思わず先代は笑みがこぼれた。久秀は京童(きょうわらべ…
「ただし、条件が一つあります。」久秀は頭だけ上げ──「条件で、 ござるか?」「はい。」逸(はや)る心を抑(おさ)え、久秀は言葉を待った。「敬語を遣(つか)わせ…
ワン、ツーじゃない!トリプルなんだ!カルビーさんのやる気が伝わってきますねコンビニで買いました♪
物見(ものみ)→敵軍の 所在・勢力・布陣などを 偵察(ていさつ)すること。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「なるほど。 敵の腹は長期戦だな。」物見の報告を受け、アルスは眉…
「久秀殿。」「はい。」「先輩を弟とするは ちと 心苦しいでござる。」先代の言葉の語尾をかき消す勢いで──「男が男に惚(ほ)れたんや! 理由なんかいるかいな!」…
先代は困った。久秀は頑固一徹(がんこいってつ)。こちらの言葉は却下(きゃっか)されるだろう。「お願いとはなんです?」とりあえず先代は聞いてみた。「わしを親分…
細作(さいさく)→間者(かんじゃ)。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:アルスは敵情を探(さぐ)るため、四方八方十六方に細作を放った!
買うしかない!食べるしかない!!湖池屋さんの名作です
バッ!!久秀は平伏する!!「兄貴!」そう呼ばれ恐縮する先代。歳は久秀のほうが倍近くも上である。「頭をお上げください。」久秀はそれは無視して──「兄貴を男の中の…
誰何(すいか)→誰かと名を 問いただすこと。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「止まれ! 何者か?」アルスは門兵に誰何された。
凱旋(がいせん)して一週間。。。関ヶ原組組長・関ヶ原久秀が単身(たんしん)先代のもとを訪れた。例のごとく先代は上座には座らず、部屋(和室)の左側に座って久秀…
「国は、徳ある者が これを治める。」尭(ぎょう)様、舜(しゅん)様のように。これも楽毅の口ぐせだ。彼は続けて──「あの男は本物や。 きちっとお仕(つか)えせぇ…
摂取カロリーには注意を払い、体重は着実に減っている。なのに悪玉コレステロール値は高い。原因はいずこ?振り返ると・・・・・・朝ジュース🍹してた(ほぼ毎日)💦そし…
「そして驕(おご)るな。 驕りは破滅(はめつ)への道や。」「はい。」驕る平家は久しからず。楽毅の口ぐせだ。「【横山大師】の 平家物語・上・中・下巻を 読めばよ…
先日受けた健康診断の結果が出た。要医療。やっぱりぱりぱりや・・・・・・。危惧(きぐ)していた通り、悪玉コレステロール値が高かった💦163。基準値は120未満…
「せやけど、あせったら あかんで?」「はい。」うなずく正成。楽毅は続けて──「武力の乱用は【御法度】や。 【覇道】やのうて【王道】やで。」心が肝心(かんじん)…
キノコ狩りなめちゃいけない 毒キノコわはは!当たっちまったワライダケ秋晴れの空の極みはいずこかな
相見(あいまみ)える→対面する。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:ドーカン軍と宰相軍は、セキガハラ平原にて相見えた!
「にしても、いい男に 仕(つか)えたの。」先代は男気にあふれていて、誰からも慕(した)われている。「はい。 我が君は必ずやヒガシを 平定統一し、平和な国に さ…
ピ。「もしもし、正成です。」「楽毅(がくき)や。 ようやったのぅ、 正成。」名前を呼んでから気付き、楽毅は笑って自重し、「ははは、今は正成殿やな。」「いえ、敬…
先遣(せんけん)→本隊より先に 派遣(はけん)すること。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「殿、この先は伏兵がいるやも しれませぬ。 斥候(せっこう)隊を先遣 すべきです。…
ポクポクポク。馬上の久秀はつぶやくように言う。「むぅ。 【火中の栗を拾う】。 信義には背(そむ)けぬ男か・・・・・・。 ただ者やないな。」(沢森の小倅(こせが…
(やるのぅ、正成。。。)間者によると、沢森領に攻め入ったら、すぐさま葉山組の呉起が、500の兵で駆けつけるという・・・・・・。(危なし危なし。)久秀は背筋が寒…
~関ヶ原組・久秀の幕舎~「何? もう平定してしもたんか?」あっという間の平定劇だったらしい。「う~む。」目算が外(はず)れた。沢森組不利なら、攻め入(い)ろう…
今日からやせるぞ!
「親分、大局(たいきょく)を 見誤(みあやま)っては なりませぬ。 ここで 沢森組様と手を結び、 乱世を乗りきるのです。」「わかった。」脇坂に説得され、九右衛…
「同盟?」これも一理ある。敵にすれば恐ろしいが、味方につければ至極(しごく)心強い。九右衛門は何気(なにげ)に先代を見た。「私はかまいませぬが。」と朗(ほが)…
慚愧(ざんき)→自分の言動を 反省して恥ずかしく思う こと。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「賊を取り逃がしたは我が 落ち度。 慚愧にたえませぬ。」
「確かにそうや。」妙に納得してしまう九右衛門。思わずニヤニヤしたくなる正成。脇坂は弁舌巧(たく)みに丸めこんでしまった。「されば親分。」「なんや?」九右衛門の…
脇坂はなめらかに語る。「その昔漢の劉邦様は帝業を 成されましたが、 それは 人の意見をよく聞いたから とか。」「。。。」聞き入(い)る九右衛門。「親分、もっ…
「ならば何ゆえ謀反を 起こしたんや?」これがこの話の核心である。それをとことんそらす。脇坂の考えだ。彼は、「それは戒(いまし)めに ございます。」「戒め?」九…
斉射(せいしゃ)→一斉(いっせい) 射撃をすること。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「それ! 放(はな)てぇーー!」待ち伏せ(まちぶせ)していたアルス軍は、出し抜けに敵軍…
脇坂は続ける。「国の乱れは敵の思う壺(つぼ)。 今こそみな心を合わせ結束 いたし、 国を守ってゆかねば なりませぬ。」「うぅむ。。。」こう言われると、九右衛…
「むむむ!」悔(くや)しいが、脇坂の言葉には一理ある。「それに──」「なんや!?」脇坂が言う。「この状況が長引けば、 誰が喜びまする?」「誰が?」九右衛門は考…
脇坂は満を持して、雄弁(ゆうべん)に語りだす。「時は乱世(らんせ)。 【四海】大いに乱るる時。」「そんなことナマケモノでも わかっとるわ!」九右衛門はイライ…
~石川組本城・次元城~「何!? 和議!?」九右衛門(くえもん)は大きく目を見開いた!反乱軍の軍使は、参謀の脇坂本人である。彼は神妙な面持(おもも)ちで控えてい…
降伏(こうふく)ではない?和議と聞いて驚く川下。だが可能なのか?謀反は斬首・・・・・・。ならわしである。「しかし・・・・・・。」助からんやろ?言葉が出そうに…
「ならば川を渡って 正面突破(とっぱ)や!」「・・・。」嘆息して苦笑(にがわら)いする脇坂。まったく浅はかな考えである。彼が口を開く。「敵には備えがありましょ…
そうなれば挟撃(きょうげき)の恐れも出てくる。「なんでやッ!!?」川下はつばを飛ばし、怒声(どせい)を放つ!「行っても戦果は期待できぬ。 そればかりか──」…
殲滅(せんめつ)→みな殺しに すること。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「それがしに一軍をお与え ください。 あのような賊(ぞく)など、 殲滅してご覧(らん)に 入(い)…
「詳(くわ)しくはわかりま せぬが、100以上かと。」「ふむぅ。。。」嘆息(たんそく)して脇坂は考える。あの隘路(あいろ)に陣取られては、この兵力だけでは・・…
ゼェ、ゼェ。物見は肩で息をしている。かなり急いで来たようだ。そしてこう答える。「葫蘆谷(ころこく)あたりかと。」「ふむぅ。。。」と脇坂は腕組みし、(あそこを取…
「な、なんやてッ!!?」い、いったいどこから!!?「川下(かわした)殿、 落ち着かれよ。」同志・参謀の脇坂(わきさか)である。「くぅ! 落ち着かれへんわ!」敵…
「チャンスが ゼロという ことは、 絶対にない!」名将・野村監督の御本です!
参内(さんだい)→宮中に参上 すること。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「アルス殿、大王のお召し である。 明朝参内せよ。」
輸送隊100人は全滅した・・・・・・。矢の豪雨によって。。。「静様、うまくいきましたね。」「ふふ。 これで勝敗は決したわ。」静としずくはハイタッチした。~反…
隊長は見上げた!谷の上にたくさんの兵の姿が!輸送隊はもれなく恐怖に取り憑(つ)かれた!!「用意!」としずくが右手を挙げた!谷上の200の射手が弓矢🏹を構える…
夜が明けた。。。静達が占拠するせまい葫蘆谷(ころこく)に、反乱軍の輸送(ゆそう)隊が現れた。 谷に輸送隊が完全に入った所で──ザ!「飛んで火に入(い)る夏の…
敬慎(けいしん)→うやまって つつしみ深い態度を 取ること。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「かたじけない、軍師殿。」先代は敬慎に正成に接した。
「勝ち鬨(どき)を上げろ!」「「「エイ、トウ、エイ! エイ、トウ、エイ!」」」(ふふ。 糧道は断ったわ!)静は得意げに笑った。彼女の声に、みなが勝ち鬨を上げ…
朝敵(ちょうてき)→朝廷に はむかう賊。🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟例文:「このまま戦を続ければ、 朝廷(ちょうてい)に 弓引く朝敵にされましょう。」
「まぁえぇ。」久秀の勘気(かんき)が解けた。「コホン、コホン! うぅん、うぅん! うぅ~~ん!」久秀はのどを鳴らしまくり──「進むか引くかは、 戦況を確認して…
「!!?」主の鬼👹のような形相に気付いた!(しまった!)六成は節分(せつぶん)豆を持っていなかったことを悔(く)いた!「六成・・・・・・!」 「はい!」もう…
久秀はこう考える。こういう作戦を取る以上、沢森組国内の備えは十分と見るべきだろう、と。「ではどういたしましょう?」六成が久秀の判断を求めた。「そうやのぅ。 …
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(134ページ、1~2行)君命には、受諾してはならない君命がある。
この男が敵かと思うと、怒りがマグマのようにこみ上げてきた・・・・・・!!怒りで体中震えそうになる!ここで会ったが百年目!まさにそうだと思った。三十郎はわずか…
初夏の日にしょっかそうだ!と気付く時
(133ページ、12行~ 134ページ、1行)土地には、争奪してはならない土地がある。
(133ページ、12行)城には、攻略してはならない城がある。
「!!」三十郎は目を見開いた!「と、盗賊の・・・・・・鉄・・・・・・。」その言葉は、何者かに殺害された妻、いとが死ぬ間際に言い残した下手人(げしゅにん)の名だ…
(133ページ、11~12行) 敵軍には、攻撃してはならない敵軍がある。
男は──クイ!と湯呑みの酒を飲みほすと、「オレは〝仕事人〟の 鉄って言うんだ。」「〝必殺〟の?」「ま、そうだな。 ははは、 わはははは!」仕事人の鉄。盗賊で…
これまでの不況の原因は、お金が教育費に集中していたからではないでしょうか?(子どもを大学に行かせたい から節約しようと。)中学卒業で子どもが就職すれば、親には…
自民党さんに献策です!失われた30年と言われますが、ここで!もう一度奮起して、30年をすべて取り返す気で、所得倍増計画を推進されてはいかがでしょう?知恵と技術…
(133ページ、11行)道路には、そこを経由してはならない道路がある。
「座りねぇ♪」「うむ。」男は三十郎の力を認め、上機嫌だ。 刀を右に置き、三十郎は座った。「おい、梶(かじ)!」と男が声を張り上げると、「へ~い!」隣の台所から…
ニィ!男はいやらしい笑みを浮かべる。今ならどろぼうにもなれるだろう。 男が口を開く。「投げようと思えば、投げ られてましたぜ?(針を)」「だろうな。 だが相討…
うなる白刃(はくじん)!!三十郎の神速の抜刀術(ばっとうじゅつ)!!──ピタ!!二人の動きが止まった!息を呑(の)む!伸ばした男の右手には、太い針(はり)。…
。。。男には凄(すご)みがある!人を圧倒するほどの!思わず三十郎は鳥肌が立つ!・・・。・・・。・・・。右手をゆっくりと・・・・・・刀の柄(つか)へと・・・・・…
(むっ!)これは殺気だ!どす黒い〝気〟が、もうもうと男から放たれている!「!!」男が右手を懐(ふところ)に入れた。。。。。。何をするつもりか?三十郎は鞘(さや…
「・・・。」三十郎が座るか座るまいか考えていると───「二人とも仲間です。 ご安心を。」と大助の声がした。「失礼する。」一礼して、三十郎は囲炉裏の前へ・・・・…
三十郎は左右の男を見た。。。右の男はこぎれいな町人風で、しゃれており、いかにも温和そうである。一方、左の男はというと・・・・・・。髪はボサボサ、服も汚れてい…
奥の小さな玄関から家の中へ。。。「こっちだよ。」「うむ。」おさとが先導する。 中央に囲炉裏(いろり)がある部屋に案内された。「お座りください。」「あぁ。」大…
四人は小さな門から中へと入った。。。 三十郎は奇妙な点に気付く。荒(さ)びれた外見とは裏腹に、内はいろいろと手入れがされていた。たとえば背が高い雑草は一本も…
スイカ🍉には少し豪華に伯方塩
ラー油ある?
ここ玄関ホールの人の出入りは、激しいくらいだ。ほとんどが、スーツ姿の男女であった。 エレベーターの前まで来た。「うん? ──なっ、なんや!?」梅山は驚愕(き…
梅山の問いに、瓶兵衛が答える。「市長、賢人は敬うもの。 外見で 判断してはいけません。」「なるほど。 勉強になりましたわ。」後ろから声がする。「やめてよ! …
瓶兵衛は、ていねいに男に頭を下げると、あわてて梅山もそれにならう。「では、 参りましょう、市長。」「あっ、はい。」 二人は奥へと歩く🚶。そこには、エレベー…
「いえいえ。 先生には、ご教授いただき ました。」と優しい笑みを見せる瓶兵衛。「実は父は、 ホラ吹き症候群なんです。」「こら! 誰がホラ吹きや! 煙(けむり)…
現れたのは、20代くらいのかわいい女性だった。園児くらいの子どもも連れている。二人とも、ソフトクリーム🍦を持っていた。「おぅ、美雪。 待ったで。」「ごめん…
男は太陽のように、目をギラつかせながら──「国のもとは人や。 いいか、 天下をうまく治めるには、 有能な人材は欠かせんわ。 優れた人物を登用し、 国造りに励…
男はさらに口を開く。「それと、犯科帳言うたら、 鬼平犯科帳や。」「わかります、 先生。」(いや、わかりまへんで、軍師様・・・・・・。)「ははは! そうかそう…
男は目をギラつかせ──「まず、じゃがいもは 肉じゃがや。」「はい。」(フライドポテト🍟ちゃうか?)梅山は首をかしげる。「次に、」 「はい。」男は続ける。…
「せ、先生て、、、 わしはスタントマンや ないでぇ。」(関係あれへんがな。)梅山は心でつっこんだ。男はかなり酔っていて、ろれつも回っていない。しかし、瓶兵衛は…
「はい?」梅山は、そちらを向いた。酒の香りがする。男は飲酒しているようだ。「焼酎(しょうちゅう)の 水割り飲むんやったら、 ここの水やで♪」「はい。」「当然!…
たるは、純金だった。「なんやて!?」梅山は仰天(ぎょうてん)する!飲める!?水が!?池のへりの札(ふだ)に、こう書いてある。〝水は、富士山超天然水を 使用し…
「あれは!? あれはなんでっか!?」まさに修学旅行生であった。(さすがや。 勢いもさることながら、 財力も桁(けた)ちがいやで。)その力に、瓶兵衛も舌を巻く。…
「超高級ホテルやないでっか!」内装は確かに豪華で、まさにそれである。「ははは! 新・維新の会さんは、 飛ぶ鳥を落とす勢いに ございます。」それは、瓶兵衛も認め…
新・維新の会が所有するこのビルは、オフィス、マンション、スーパー、病院などが入っている、今はやりの複合ビルである。「新・維新の会さんの総本部は 何階でっか?…
二人が向かったのは、新・維新の会・総本部がある、大坂市の一等地であった。「うわ~~! 何階建てでっか!?」梅山は面食らった!東京都庁を思わせる、豪華なビルで…
「わかった。」瓶兵衛は、うなずいた。この山を押さえ、資金源を絶(た)てば、おもしろくなるだろう。「以上でございます。」「うむ。 引き続き探ってくれ。」「はっ!…
瓶兵衛はピン!と来た。「闇米(やみごめ)か?」「御意!」「ふむぅ。」きな臭(くさ)い。怪しい臭いがプンプンする。瓶兵衛は、こう洞察した。「金権政治の資金源や…
「その件に関して、 おもしろいことが一つ。」「おもろいこと? なんや?」半次郎が口を開く。「大坂の北の端(はし)に、 不思議な山と呼ばれる 一高地がございます…