敵討ち・98 131

ニィ！男はいやらしい笑みを浮かべる。今ならどろぼうにもなれるだろう。 男が口を開く。「投げようと思えば、投げ られてましたぜ？(針を)」「だろうな。 だが相討…

敵討ち・97 130

うなる白刃(はくじん)！！三十郎の神速の抜刀術(ばっとうじゅつ)！！──ピタ！！二人の動きが止まった！息を呑(の)む！伸ばした男の右手には、太い針(はり)。…

敵討ち・96 129

。。。男には凄(すご)みがある！人を圧倒するほどの！思わず三十郎は鳥肌が立つ！・・・。・・・。・・・。右手をゆっくりと･･････刀の柄(つか)へと･････…

敵討ち・95 128

（むっ！）これは殺気だ！どす黒い〝気〟が、もうもうと男から放たれている！「！！」男が右手を懐(ふところ)に入れた。。。。。。何をするつもりか？三十郎は鞘(さや…

敵討ち・94 127

「・・・。」三十郎が座るか座るまいか考えていると───「二人とも仲間です。 ご安心を。」と大助の声がした。「失礼する。」一礼して、三十郎は囲炉裏の前へ････…

敵討ち・93 126

三十郎は左右の男を見た。。。右の男はこぎれいな町人風で、しゃれており、いかにも温和そうである。一方、左の男はというと･･････。髪はボサボサ、服も汚れてい…

敵討ち・92 125

奥の小さな玄関から家の中へ。。。「こっちだよ。」「うむ。」おさとが先導する。 中央に囲炉裏(いろり)がある部屋に案内された。「お座りください。」「あぁ。」大…

敵討ち・91 124

四人は小さな門から中へと入った。。。 三十郎は奇妙な点に気付く。荒(さ)びれた外見とは裏腹に、内はいろいろと手入れがされていた。たとえば背が高い雑草は一本も…

敵討ち・90 123

町の外(はず)れ。。。あたりには疎林(そりん)。 そこには廃寺(はいじ)があった。。。「なるほど。 ここが〝アズィト〟か。」「アジトでいいよだんな･････…

敵討ち・89 122

「あぁ。 大丈夫だ。」まりが尾行(びこう)している。大丈夫だ。彼女ならアジトをつきとめられるだろう。「それよりこいつといこう♪」新之助は札を叩きつける仕草をし…

一線を退く理由・ラスト

ぼくは一線を退きますが、若手で日本一おもしろい【ジャルジャル】。(↑ぼくよりおもしろい。)そして最近力をつけてきた【東京ホテイソン】。M1優勝も狙える【さや香…

一線を退く理由・2

人や物事には、時代というものがある。それは自分にもあると。ブログを媒体に、(途中休みがあったものの)〝毎日〟書いてしまっていた。ぼくは見られすぎていた。このま…

一線を退く理由・1

一番は自分の笑いがもうだめなのではないか、ということです。そのきっかけは、橋田壽賀子大先生のこの言葉。「ホームドラマの時代は 終わった。」この言葉を聞いて、ぼ…

一線から

本日、一線を退きます。修行は続けますが、これからは急がず若手の手本となるような作品が書ければと思います。

敵討ち・88 121

大助が勘定(かんじょう)をすませ、三人が向こうへと歩いてゆく。。。クイ。新之助は頭を振り、ゆけ。と指示を出す。離れた所にいたまりは小さくうなずき、三人を尾行…

【 戦闘に入るには 085 】

(132ページ、8～10行)敵を発見したら、すぐに戦闘に突入すればよいというものではない。どのように入れば有利か不利かを、充分計算しなければならない。

【 帰国の軍 084 】

(132ページ、5～7行)帰国する遠征軍の前方に立ちはだかるのではなく、後方より追撃した方がよい。

敵討ち・87 120

新之助はあせって向こうを見たが、三人は気付いていなかった。チャキ。彼は左手で鞘(さや)を握(にぎ)り、その親指で刀の鍔(つば)を少し押し上げ、刀を抜く構えを…

敵討ち・86 119

「あの団子屋、 おいしそうだな♪」新之助は思わずつばを飲み込んだ。さっき飲み食いしたばかりだが、小腹が空(す)いてくる。「えぇ～～！？」竜三は驚く！「そっちを…

【 包囲の方法 083 】

(132ページ、2～4行)敵軍は完全には包囲せず、わざと包囲網の一角を空けておくのがよい。