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2008/05/22

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  • 時を越えて

    夜に紛れて、ざわめきの街を駆け抜けると、鮮やかな色をつけた季節が、僕の記憶を滲ませて行く。既に光りを失い、蘇ることのできない記憶は、時の狭間に流されて、二度と戻ることはない。捉えようとする何かを求め、時の世界を走り続けているのは、打ちひしがれた現実から

  • 旅情

    夏空に蝉の声が響いて、今日の暑さを占っていた。陽炎に滲む山あいの街は、遠い故郷の情景に似て、傍らの向日葵は夏を惜しんで咲いている。蜻蛉が風を渡って田園を行くと、過ぎ行く夏の向こうに秋の気配が訪れて。

  • 夜空の下で

    都会の喧騒は、いつも特別な孤独を引き連れて、僕を迷子のように扱い不安にさせるのだ。僕の存在、僕の座標、XとYはここで交わり僕を定義している。raison d'tre 都会の片隅で独り孤独な夜に耽る。

  • 紅の街

    坂道を辿ると、海に落ちる夕日が、見慣れた街を紅(くれない)に染めて、わずかな時の流れが、無常の寂しさを引き連れていた。 光りと影が織りなす、夢幻の光景は淡く切なく移ろいで、一陣の風と共に枯れた心に染みわたる。 それは夕暮れの向こうの、夜空に星が煌くま

  • あの夏

    木立の中を渡る風が、辺りの木々の枝葉を揺らして、蝉時雨の中に遠い夏の思いが、通り過ぎてゆく。 哀れにも散りゆく線香花火や、通り雨に濡れたアスファルトの匂いが、かけがえのない思い出を、いつも心に繋ぎ止めている。 浮び上がる懐かしい情景に、紛れてしまった

  • 旅の空

    水色に滲んだ空に綿のような雲が流れて時おり鋭く線を描いて鳥がゆくたどり続けた道は視線の先に明日を標して地平線の彼方に結ばれてゆく映りゆく風景は孤独な旅に彩りを添えて未来に繋ぐ夢を授ける通りすがりの心は見上げた空に望みを託して癒しの風をうけて歩きはじめる

  • 覚醒

    漆黒の闇の中で時を刻みはじめた鼓動が確かな旋律をもって脈脈として絶えない 凪た心の水辺には小さな雫が生まれ落ちて波紋が水面を揺らすと閉じた心は解き放たれて闇から生まれし光りを浴びて目覚めよ そして 目覚めよと我は我に問いかける

  • 葬列の彼方

    海鳴りが聴こえてくるのは、月が青白く煌く夜や、薄明かりに空が白み始める頃で、その響きは静寂を通して、いつのまにか僕を波打ち際に佇ませて、砕ける白い波は遠く続く砂浜に、幾何学的な模様を描き続けて打消されて逝く。 そんな海沿いの国道を、金色の彫刻を纏った

  • 閉ざされた風景

    僕が見つめた光景を僕は語ることができない突き刺さる現実から眼を逸らすことができない 其の暗闇にある思惑を僕は暴くことができない僕の捉えた真実を言葉にすることができない 飛び急ぐ者を制止することができない縊れて逝く者の声を聴くことができない この街の

  • 夏祭り

    白焔のような月の下で、綱を掴んだ大勢の若者達が、声を嗄らしながら曳き廻す山車は、群集のどよめきの中で、真紅の緞帳や、欅に刻まれた飛龍を従えて、煌びやかに街を練歩く。露店で綿菓子をせがむ子供達や、化粧をした少女が見せる大人びた仕草も、仕舞い込まれた記憶に幾

  • 雨の季節

    僕の頭上には、東へ向う雨雲があって、なだらかな丘に佇む眼下には、丸い弧を描いた海が広がっている。 水平線の辺りで降り出した雨に、水面(みなも)が青くささくれだったように見えて、雨雲の列はこちらに向うベクトルのように、僕と雨との相対的な距離を、ゆっくりと

  • 風向き

    突然、遠心力によって放り出されて、昨日までとは違った、新たなる今日なのか、それとも昨日から続く、何の変哲もない今日なのか、引越し+リニューアル=スタート、という方程式の解を見つけ出して、ネット上における僕は今も存在している。僕の非日常を記すことが、僕を日

  • 角度72度

    やっと僕は机の上を整理して、古い記憶を引き出しにしまいこんだ。費やした時間に決して偽りなどないはずなのだが、今の僕と記憶の中の僕は、明らかに誤差を生じている。角度72度に傾斜した蛍光灯の光りが、そこに記される文字を促しているのだが、思念が空回りを続けてい

  • アトリエ

    辺りは木々に囲まれていて、時折そよぐ風に緑がざわめいて、木漏れ日が揺れる枝葉の影を、僕の足元に無数に落としていた。木々のざわめきの中で、一人を確かめるように、「嗚呼…」と声を出してみると、辺りはひっそりとしたままで、風が枝葉を揺らすのを止めると、緑色の静

  • ようこそ!

     風に吹かれて、いつも漂泊している、自称ブロガー? の銀蔵です。 このブログは風まかせの銀蔵が、空っぽの頭で創造した文章を、不定期にお届け致します。 内容は必要に応じて様々です。閲覧については、ご自身の判断でお願い致します。 銀蔵。

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