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My sweet home 〜恋のカタチ。 https://ameblo.jp/piko-piko65/

いろんな恋のカタチ。ちょこっと胸がきゅんとなるお話です。暇つぶしにケータイでも気軽に読めます!

ものすごく胸があったかくなって、ちょっぴり切ない気持ちになりたくなって書き始めました。私自身、もうそういう時間は通り過ぎてしまいましたが、もう一度そんな切ない時間を取り戻したい!

Hina
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2008/05/11

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  • Regulus(3)

    あれから初音からこの動画メールが特に説明もなく送られてきて。 例の件のことは全く音沙汰なし。  必ず返事をしますから  の彼の言葉を信じるしかないのだが。  …

  • Regulus(2)

    「ごめんなさいね。あなたに黙って、」 母の声は穏やかだった。 「いや。ええねんけど。でも・・北都会長の奥様とそんな関係だったとは。びっくりした、」 初音は部屋…

  • Regulus(1)

    「今朝。NCに行ったら高原さんが徹夜で仕事してて。」 真緒はぼうっと話し始めた。 「あんなにすごい人なのに。めちゃくちゃ勉強してるんだよね。あたし。この年から…

  • Altair(20)

    「明るくしてたけど。相当傷ついただろうし。本当につらかっただろうし。それでも何とか立ち直って頑張ろうとも思っただろうし、」 母の言葉が真太郎の胸に突き刺さる。…

  • Altair(19)

    事業部を出ていくと、はす向かいにある秘書課から真太郎が出て来てばったり会ってしまった。 うっ・・ 真緒は一瞬足を止めたが絵にかいたような フン!! をしてその…

  • Altair(18)

    でも。 真緒はつっぷした格好のまま思った。 あたしが頑張ればいい。 高原さんのようにはなれなくても。 自分を生かせる分野の勉強をして。 資格を取って。 一人前…

  • Altair(17)

    「・・資格?」 真緒はポツリと言った。 「なんでもいいのよ。何か取れると自信にもなるし。これからの仕事に役立つかもしれないし。」 「なんか。考えもしなかったで…

  • Altair(16)

    「・・起業を軽く考えてるあいつの性根が許せないんだよ。ホント苦労もせずにこれまでのほほんと生きてきたくせに、」 そして絞り出すように真太郎は新聞をテーブルに乱…

  • Altair(15)

    南がそっと二人の間に入った。 「・・もう、やめよう。お互い傷つけたって何も生まれない、」 冷静にそう言った。 「・・あたしが。ホントに・・なんも考えてなくて。…

  • Altair(14)

    それにはカチンときて 「え、偉そうに言わないでよ!真太郎は昔から自分が頭がいいと思ってあたしのことなんかバカにして!自分一人でホクトの社長に収まったような顔し…

  • Altair(13)

    真緒は一大決心をしたように 「・・初音さんと。 野々村初音さんと一緒にやりたいんです!」 よく通る声で訴えた。 「・・・・」 それには真太郎も南も一瞬黙ってし…

  • Altair(12)

    初音はゆっくりと真緒に歩み寄り、右手で彼女の左の二の腕をそっと掴んだ。 びっくりして顔を上げた。 「・・ありがとう。ほんまに。ありがとう、」 優しい関西弁だっ…

  • Altair(11)

    真緒はただただ茫然として初音の言葉を受け止めていた。 「もうここには帰りたくない。ずっと東京で華やかな仕事をしていたい。そう思っている自分に気づいて。・・落ち…

  • Altair(10)

    それから。 祐奈は娘を迎えに行くから、と慌てて帰って行った。 「じゃ。また来てや。夏物のシャツの新作できたら送るわ、」 赤星もそのまま自分のテーラーに行ってし…

  • Altair(9)

    真緒は自分のグラスをコトっと置いた。 「あたしは。ずっとなんとなく生きてきたので。やりたいことさえ見つけられなくて。前に出たくても、今自分がどこにいるのかさえ…

  • Altair(8)

    「初音さん、やっぱり昔からモテモテでした?」 真緒が身を乗り出して二人に聞いた。 「そりゃモテモテに決まってるやん。顔良し、頭良し、性格良し。」 赤星が指を折…

  • Altair(7)

    自宅に戻って何が驚いたって。 「あ!おっかえり~~。長かったね!どこのホテル寄ってきたの~~???」 「もー、風太くんてば!そんな下衆なこと言っちゃダメ!!」…

  • Altair(6)

    後ずさりをしすぎて 「・・わっ!!!」 広場の淵の段差を踏み外して落ちてしまった。 「は、初音さん!!」 真緒が慌てて近づくと、80センチほどの段差を落ちてし…

  • 暑く、熱く。

    毎日暑くて、しんどいですね・・ 年々暑くなるわ、自分は年を取ってるわで。 ホントしんどい って思う中。 またオリンピックがやってきて、終わりましたね・・ 東京…

  • Altair(5)

    彼のことが好き その思いは。 彼のその『感性』がとても好きで ずっと一緒に仕事をしたい という気持ちのすり替えだったのか。 真緒にはまだよくわからなかった。 …

  • Altair(4)

    初音はやや呆然としながらだらんと両手を垂らした。 そして彼女に背を向けた。  どうしよう・・ 呆れられたかな・・  真緒はぎゅっと目を瞑った。  「・・ありが…

  • Altair(3)

    真緒はもう頭が混乱して。 このシチュエーションと、そして詰まりに詰まったこの思い。 この日初音と一緒になって作った料理や その素晴らしい仕上がり その美味しさ…

  • Altair(2)

    「ど、どういうことですか・・」 真緒は驚いて彼を見た。 「・・東京に天音の仕事ぶりを見に行きました。それを見ていて自分のやりたいことをもっともっとやってみたい…

  • Altair(1)

    初音はもう一度オーブンで温め直したパイ包みを持ってテーブルの上に置いた。 「真緒ちゃんは。今回仕事?」 赤星に聞かれてドキっとした。 「えーっと・・まあ・・」…

  • Spica(20)

    そこに 「こんちわーー」 赤星と祐奈がやってきた。  「・・あれ?」 初音が彼女を見て怪訝な表情をすると 「今日は彩乃がお友達の家にお泊りなの。だからあたしも…

  • Spica(19)

    台所のテーブルにはノートが置いてあり、そこにはたくさんの料理レシピが細かい文字とイラストで描かれていた。 「これ・・」 真緒はそれを手に取った。 「丹波焼の皿…

  • Spica(18)

    結果はどうあれ。 高野有希子の駆け落ちを後押ししたのが母ゆかりであることを思い出し、もし初音がこれを知ってしまったらどう思うだろうか と真緒は心配になってしま…

  • Spica(17)

    「や。おまえのやりたいことやればええんちゃうの。」 赤星は当たり前のように言った。 「だから!おれのやりたいことってなんやねん、てこと。」 初音は彼に八つ当た…

  • Spica(16)

    「・・それで・・どうするの、」 初音はやや呆然としながら尋ねた。 「すぐには決められん。でも。本当の気持ちを言うと・・やってみたいと思った、」 「は、畑は。ど…

  • Spica(15)

    両親が離婚して20年以上。 その間ずっと連絡を取っていなかったのに、こういう形で再会して。 特にわだかまりも何もなかったようで、この20年はいったいなんだった…

  • Spica(14)

    丹波篠山は4月の終わりとはいえ朝晩はまだ冷える。 父が東京に行っている間は叔母家族に助けてもらって一人で農作業をする。 自分が東京に行っている間はこうやって父…

  • Spica(13)

    そして天音は楽しそうにゆかりと話をしている母を見た。 「でも。お母ちゃんは帰ってこなかった。今も。『あそこには住めない』ってキッパリと言われた。」 「え、」 …

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