私たち一般の人たちはどのような物流サービスを望んでいますでしょうか。それは普段の生活に密接に絡む部分ではないでしょうか。私たちは宅配を使うことがあります。何を宅配して欲しいかというと、まず「重いもの」「かさばるもの」が挙げられます。これらは宅配料次第
会社収益向上のためにコスト改善は必須。意外と難しい物流コスト改善の取り組みについて易しく解説します。
大手製造会社で長年に亘り物流IE、物流技術担当として物流の構築、改善に取り組む。国内外を問わず、主として製造会社の物流改善の指導に明け暮れる日々を過ごしている。
2025年5月
私たち一般の人たちはどのような物流サービスを望んでいますでしょうか。それは普段の生活に密接に絡む部分ではないでしょうか。私たちは宅配を使うことがあります。何を宅配して欲しいかというと、まず「重いもの」「かさばるもの」が挙げられます。これらは宅配料次第
病院内物流の請負も病院側にとってみると嬉しい商品であることに間違いはありません。病院の本業は患者さんの治療です。入院患者に対する投薬や、手術などを行うのが病院の役割だと言えます。ではこの本業以外のことを病院スタッフがどれくらい行っているでしょうか。薬剤
私たちの生活は物流によってどれほど豊かになっているか、大抵の方は気づいていないと思います。一昔前はテレビや雑誌などの一部で行われていた通信販売が一般的となり、その利便性を私たちは享受しています。スマートフォンやPCで意図も手軽に発注でき、翌日には自宅に商
固定観念を捨てて取り組む重要性(3) 倉庫内作業スピードの異常に気付け
メーカーでは物流管理業務はノンコア業務という位置づけとなる可能性が高く、できればその仕事を外転化したいと考えています。自社の物流については自社で管理せよ、という理屈はあるかもしれませんが、これもまた固定観念と言えるかも知れません。顧客の本質をつかむこ
固定観念を捨てて取り組む重要性(2) 物流をサプライチェーンという視点で見ていく
もう一つの例を挙げてみます。その物流部長さんの物流会社の活用方法は4PLを活用したいという発想でした。もちろん彼は4PLという言葉すら知りません。しかし、会社の物流マネジメント機能を外注化し、そこに実物流オペレーション会社もマネジメントさせようという考え方だ
誰しも長年生きていますと自分のライフスタイルというものが決まってきますよね。それと違うことをやろうとすると何となく違和感をもったり、場合によっては抵抗感すら感じたりすることがあると思います。これはビジネスにおいても同様ではないでしょうか。業界によってあ
グローバルサプライチェーンへの貢献(6) 上流工程の状況把握の重要性
結構グローバルサプライチェーンで目立たずに見落とされがちなのが上流工程です。前回のカーメーカーのサプライチェーンの事例でいけば、部品メーカーの下請、孫請けなどが上流工程にあたります。震災時にご記憶の方もいらっしゃると思いますが、こういった上流工程の状況
グローバルサプライチェーンへの貢献(5) 自動車サプライチェーンに学ぶ
グローバルサプライチェーンが最も進んでいる産業が自動車製造業でしょう。最終組み立てメーカーであるカーメーカーを最下流とし、そこにつながるサプライチェーンはまさにグローバルワイドで形成されています。自動車サプライチェーンではカーメーカーのオーダーのもと、
グローバルサプライチェーンへの貢献(4) 部品をまとめてコンソリデーション
以前海外にいた時に物流会社と商社に質問したことがあります。その質問とは「部品をまとめてコンソリデーションし、コンテナを仕立てて輸出できないか」という内容です。そのコンソリデーションセンターまではその国の中でミルクランをやりながら荷を集めます。集めた荷は
グローバルサプライチェーンへの貢献(3) 工場内物流と生産コントロール
生産のコントロールについても理屈は机上で学ぶことが可能です。しかし生産過程では品質や設備の問題、スキルの問題などさまざまな要素が絡むだけに少々やっかいだと言えるかもしれません。これを学ぶために有効な手段があります。それは実際に工場で仕事をすることです。
2025年5月
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私たち一般の人たちはどのような物流サービスを望んでいますでしょうか。それは普段の生活に密接に絡む部分ではないでしょうか。私たちは宅配を使うことがあります。何を宅配して欲しいかというと、まず「重いもの」「かさばるもの」が挙げられます。これらは宅配料次第
病院内物流の請負も病院側にとってみると嬉しい商品であることに間違いはありません。病院の本業は患者さんの治療です。入院患者に対する投薬や、手術などを行うのが病院の役割だと言えます。ではこの本業以外のことを病院スタッフがどれくらい行っているでしょうか。薬剤
私たちの生活は物流によってどれほど豊かになっているか、大抵の方は気づいていないと思います。一昔前はテレビや雑誌などの一部で行われていた通信販売が一般的となり、その利便性を私たちは享受しています。スマートフォンやPCで意図も手軽に発注でき、翌日には自宅に商
メーカーでは物流管理業務はノンコア業務という位置づけとなる可能性が高く、できればその仕事を外転化したいと考えています。自社の物流については自社で管理せよ、という理屈はあるかもしれませんが、これもまた固定観念と言えるかも知れません。顧客の本質をつかむこ
もう一つの例を挙げてみます。その物流部長さんの物流会社の活用方法は4PLを活用したいという発想でした。もちろん彼は4PLという言葉すら知りません。しかし、会社の物流マネジメント機能を外注化し、そこに実物流オペレーション会社もマネジメントさせようという考え方だ
誰しも長年生きていますと自分のライフスタイルというものが決まってきますよね。それと違うことをやろうとすると何となく違和感をもったり、場合によっては抵抗感すら感じたりすることがあると思います。これはビジネスにおいても同様ではないでしょうか。業界によってあ
結構グローバルサプライチェーンで目立たずに見落とされがちなのが上流工程です。前回のカーメーカーのサプライチェーンの事例でいけば、部品メーカーの下請、孫請けなどが上流工程にあたります。震災時にご記憶の方もいらっしゃると思いますが、こういった上流工程の状況
グローバルサプライチェーンが最も進んでいる産業が自動車製造業でしょう。最終組み立てメーカーであるカーメーカーを最下流とし、そこにつながるサプライチェーンはまさにグローバルワイドで形成されています。自動車サプライチェーンではカーメーカーのオーダーのもと、
以前海外にいた時に物流会社と商社に質問したことがあります。その質問とは「部品をまとめてコンソリデーションし、コンテナを仕立てて輸出できないか」という内容です。そのコンソリデーションセンターまではその国の中でミルクランをやりながら荷を集めます。集めた荷は
生産のコントロールについても理屈は机上で学ぶことが可能です。しかし生産過程では品質や設備の問題、スキルの問題などさまざまな要素が絡むだけに少々やっかいだと言えるかもしれません。これを学ぶために有効な手段があります。それは実際に工場で仕事をすることです。
4PL的な位置づけを狙うことができればこのグローバル化の時代、そして競争がタフな時代にあっても十分生き残ることができるでしょう。グローバルサプライチェーンでのキーワードに在庫があると思います。そこでまず在庫についてしっかりとコントロールできるようにして
製造業を中心に日本に留まらず世界で戦うことが求められてきています。製造業が海外進出することに伴って物流会社の海外進出も珍しくなくなってきました。これからは複数国をまたがって仕事をすることが一般的になることは間違いありません。開発は日本で行い、中間品をタ
工場で部品納入が朝一番に集中することは、担当者の発注の仕方と在庫の持ち方に原因があることは前回お話させていただいたとおりです。納入された部品は荷降ろし場にずっと置いておくわけにはいきませんので、物流作業者がせっせと在庫置き場に運搬作業を始めたのです。
出荷準備作業の集中化によって物流作業者の仕事に繁閑差が出てしまいます。また、出荷準備作業が集中すればそれだけ広いスペースが必要になります。同じ出荷準備スペースを何回転かさせることによって本来なら小さくて済むスペースが、出荷集中によってその何倍ものエリア
物流業界は波動が大きい業界といわれています。お中元やお歳暮が波動をもたらす典型的な要因です。海上輸送ではクリスマスシーズンが始まる前のアジアから北米への輸送が典型的でしょう。物流業ではこの波動に対応するためのインフラを抱えています。一時的に膨らむ物量に
物流環境に重要なものとして「表示」があります。各ロケーションの表示には製品番号や在庫の最大値・最小値、アクションの基準などの情報が入っていると思います。物流品質を保つためにはこの表示の紛らわしさを排除する必要があります。よく製品番号が酷似しているためミ
ピッキング場の環境整備で忘れてはならないものに「照度の確保」があります。これは作業者が神経を使うことで生産性に影響があるのと同時に、品質にも影響を与えます。かならず会社の技術標準として適正な照度基準を定めるとともに、その基準に従った照度を確保するように
職場環境は重要です。その良し悪しが物流生産性にも確実に効いてくるのです。ということで、物流環境についてちょっと考えてみましょう。最初から休憩場?と違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、職場の中でも休憩場の整備は重要です。なぜなら従業員が休憩
一か所で物流作業者が同時に複数の作業ができるようにするためには、ものの入口と出口を同じ場所にすることがポイントです。ものを供給しに行った帰りに完成品を引き取るといった、物流の基本を工程設計に入れることがポイントです。この入口と出口を同じ場所に集めるこ
工場での工程設計は一つの大きなプロジェクトでもありますから、そのプロジェクトの中に物流工程設計というタスクを入れて、物流担当者が効率のよいレイアウト設計を担当するのです。もし物流工程設計をまとめて実施できる状況になければ、物流についても技術部門の各工程
次に考えられるのがノウハウ提供型の物流サービスです。倉庫で保管業務を行う際に併せて物流品質向上のためのノウハウを提供してみるようなイメージです。顧客は物流品質向上とか物流コスト改善などのノウハウを欲しています。ですからこのようなノウハウにはお金を払って
高値で売れる物流サービスの中に「当日配送」は含まれるでしょうか。これはちょっと微妙なところかもしれません。たとえば通常配送料無料だけれども当日配送は一律800円と値付けしたらどうなるでしょうか。当日配送にバリューがあると考える人なら支払ってでもすぐに商品を
日本社会全体的に労働人口が減少しつつあります。このような環境下ではサービスを提供する側にとって試練の時代となります。つまり人手不足で仕事が追い付かなくなるという現象が起きるのです。労働力を確保するために条件を良くしなければならず、給与向上が利益を圧迫し
皆さんが物流運営を行ううえで情報システムを導入されているかもしれません。膨大なアイテム数をこなすためには人手による作業だけだと工数的にも仕事の品質的にも大変だからです。物流を運営するにあたってよく使われるシステムにはWMSとTMSが挙げられます。WMSとはウエア
物流工程の品質を向上したいと考えていらっしゃる方は多いと思います。製造工程ではそれなりのしくみと標準化がなされているため、不良流出には歯止めがかかっています。しかし物流工程では作業の標準化も十分でなく、品質管理活動もまだまだのレベルだと思われます。そこ
物流現場の効率化を支える設備は何も自動設備に限ったものではありません。物流作業をサポートし、その負荷を軽減するものもあります。皆さんの会社ではピッキング作業を行っていますでしょうか。この作業は出庫作業の一種で、オーダーに基づき棚から該当品を取り出す作業
物流の自動化とはやや異なりますが、倉庫に導入する便利な設備として移動棚というものがあります。イメージは書庫のようなもので、棚自体を動かしながら入出庫を行うものです。この移動棚ですが、最大のメリットはスペースセービングです。一般的に倉庫に棚を設ける場合、
それでは実際に物流現場に自動設備を導入することを検討してみましょう。自動設備の大きな魅力は省人化です。また、人間が行うことによって発生しがちなミスを防止できることも大きな目的になることでしょう。省人化は特に工数を要する作業に適しています。これは会社によ
人材不足の時代は労働集約型産業である物流業にとっては厳しい時代だといえそうです。もちろん物流業だけに限った話ではありませんが、特に物流という職種は人気が無く、人集めには苦労しがちです。このような時代だからこそ自動化やシステム化に走りがちです。でもちょっ
物流業務を外注化している場合において、その実態を十分に把握できていないことがあります。いわゆる丸投げ状態です。経営者から物流の実態を教えろと言われて、外注に丸投げしているのでわかりませんとは口が裂けても言えないことでしょう。そこで今からでもよいので、
一度経営者に関心を持ってもらったならば、その状態を維持していきたいものです。仮にそのきっかけが物流コスト増のようなネガティブなものであったとしても、です。経営者が一番関心を持つものは「数字」です。ですから物流についても必ず何かしらの数字を用いて状況をイ
不思議なことがあります。多くの会社の経営者の物流に対する認識不足です。ものは黙っていても届くとの思いが強いのかもしれません。ところがあることがきっかけとなり、突然物流に対して知りたがる場面が出てくるようです。あるきっかけとは会社の利益が落ちたとか、お客
当初定めた目標を達成できるのであれば、管理にかける工数はできるだけ減らしたいものです。特に物流標準時間管理ではこの点に注意が必要です。物流標準時間は最初はプロジェクトを組み、人を集めて、定められた期間で設定を行います。多くの会社でこのフェーズは注目度も
物流作業を標準化しその作業に時間値を付けて行くことで物流標準時間が出来上がります。物流作業の特徴は作業の自由度が高いことです。製造作業では手順通りにやらないと作業そのものが成立しないことがほとんどですが、物流ではそれほどでもありません。物流では設備を
生産工程では当たり前に導入されている標準時間ですが、物流工程ではほとんどの会社で標準時間は導入されていません。しかし生産作業でも物流作業でも考え方は同じであり、一つひとつの作業ごとに実施すべき時間値というものは決まっていなければなりません。ではなぜ物
標準時間は自分の会社で決めればよいのです。ただし、自社の基準が甘すぎると他社には勝てないという事実があります。しかし物流では大方の会社が標準時間を導入していませんので、今すぐに他社との基準の差について心配することは無いかもしれません。大切なことは、自
「本日中」という雑駁な納期管理は決して好ましいものではありません。もしそのような指示を本日の朝に出したとしたら、実質作業のペースを作業者任せにしていることになります。本来であれば時間ごと管理を行い、その時刻までに何がいくつできていなければならないかを指
多くの企業で物流作業を効率化したいと考えています。その時に物流現場での実作業を改善することに目が行きがちです。ほとんどの人が物流動線を短くするとか、置場を明確化して作業者の迷いを無くすといった改善を行なおうとします。これはこれで間違いではなく、どんど
物流が社内で認知されるようになるためには、それなりの仕事をしなければなりません。社内の標準以上の仕事をしなければなかなか認められることは難しいでしょう。ではどのような仕事をしていったらよいのでしょうか。それは自身の領域から一歩踏み出すことです。物流の仕
物流現場では基本的なことを最優先で行わなければなりません。それが物流作業の標準化です。物流現場でよく言われることとして、あの人は作業が速い、でもあの人は遅いといったことが挙げられます。実は人間の行う作業スピードに大きな差はないのです。ではなぜスピードが