標準時間は自分の会社で決めればよいのです。ただし、自社の基準が甘すぎると他社には勝てないという事実があります。しかし物流では大方の会社が標準時間を導入していませんので、今すぐに他社との基準の差について心配することは無いかもしれません。大切なことは、自
会社収益向上のためにコスト改善は必須。意外と難しい物流コスト改善の取り組みについて易しく解説します。
大手製造会社で長年に亘り物流IE、物流技術担当として物流の構築、改善に取り組む。国内外を問わず、主として製造会社の物流改善の指導に明け暮れる日々を過ごしている。
物流現場に限らず品質を損なう要因としてヒューマンエラーが挙げられます。その名の通り、人が意識せずに引き起こす過ちのことです。これの代表的なものに「たぶん大丈夫という思い込み」が挙げられます。世代によってはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、1977年
物流品質。これは当たり前のことである一方でなかなか改善されない機能でもあります。私たちは物流のプロとして品質の向上に努めなければなりません。ではどのようにして? この疑問について少し考えてみたいと思います。まず物流品質の5類型について確認しておきましょ
工場の中で供給用に使う荷姿は、中身を入れすぎないようにしなければなりません。物流効率から見るとたくさんの部品を一度に運べることがベターですが、あくまでも供給先であるお客様は生産工程です。生産工程ではあまりにもぎっしりと詰め込まれた荷姿だと中身を取り出す
荷姿は何のためにあるのか?このような疑問を持つことが重要です。今までは当たり前のように発生しているので気にかけていないだけですから。たとえば得意先に製品を届けるための荷姿。この目的は何でしょうか。これは「自社内で保管、運搬するため」と「得意先まで輸送す
物流でも最も重要とされる機能、それが「荷姿機能」です。なぜ最重要なのか?それはその影響がいろいろなところに及ぶからです。荷姿の収納効率を向上させることで一般的に輸送効率が向上します。同様に保管効率も向上します。なぜならば一つの荷姿に入る数量が向上するこ
物流全体を効率化するには個々のロスを解消していくだけでは足りません。やはり物流の発生を根本的に見直す必要があるのです。輸送はゼロにすることは難しいかもしれません。というか、ほとんど不可能です。しかし輸送距離を短縮することは可能です。たとえば消費地の近
物流全体の効率化を行うにあたって最初にやるべきことは「非効率物流の見える化」です。サービス業の生産性向上が遅れているという話は前回させていただきましたが、そのレベルについても認識する必要があります。たとえばトラック積載率。現状どれくらいかといえばおおよ
すべての産業で人材不足が顕在化してきています。産業界での人の取り合いが進むとともに、人件費も上がり経営を圧迫しつつある状況です。これは物流事業者でも物流事業者以外の産業で物流機能を持っているところでも同様です。人材を採用できない、社員の待遇が不十分だか
物流の実力をさまざまなKPIを使って判断することは重要なことです。恐らく多くの会社では物流に関するKPIは設定されていないと推測されます。しかしもしKPIもなく、成り行きで仕事をしているとしたら、それは早急に改めなければなりません。なぜなら今の状態は「管理状態に
物流コストはいわゆる「結果系の指標」です。ですからこの指標はできるだけ正確に把握しましょう。間違ってもカウントすべき費目を落としておきながら「自社の物流のレベルは高い」などと誤解などされませんように。営業マンが営業車で得意先に納品した場合、この人件費と
皆さんの会社では物流のレベルについて把握できていますでしょうか。このような質問をすると困った顔をする方がほとんどです。メーカーにしろ小売りにしろ物流は本業ではないと考え、あまり真剣に物流のことを考えていないのです。でも今や会社間の競争力は物流力でも変
人は任せられると意欲がわくものです。ですから「権限移譲」は効果ありですね。会社がどこまで従業員に権限移譲できるかどうかがポイントになります。前にも出した例ですが、少額の購入品などは権限委譲してもよいと思います。他には何が考えられますでしょうか。例えば
たとえば従業員の仕事の結果が評価される仕組みなどはどうでしょう。出来高は会社として管理しなければならない項目です。そうであるならば出来高を管理しつつ、目標よりも上回った場合にそれが皆にわかるとともに、評価につながるしかけはあってもよいかもしれません。
物流現場は人による作業に頼るところが大きい傾向にあります。ということは従業員のモチベーションが生産性や品質にも表れる特性を持つともいえます。各社この点について悩まれているのではないでしょうか。モノの扱いには慣れていても、人のマネジメントが苦手という物流
顧客に喜ばれる倉庫業とは(3) 保管・入出庫の「延長線上」にある業務
単純な保管業務や入出庫業務ではなく、ちょっとしたプラスアルファの業務があれば顧客を振り向かせることは可能です。ちょっとしたプラスアルファですから、通信販売業務のようなレベルにいかずとも、ちょっとした努力と工夫さえすれば対応はできるはずです。では具体的
通信販売業務を請け負っている倉庫会社では顧客のニーズを満足させるためにさまざまな業務を行っています。その中で一般的な物流業務としましては以下のような業務を行っています。・ 在庫保管・ 受注管理業務・ 入出庫作業(ピッキング作業含む)・ 出荷梱包(梱
皆さんは倉庫というとどのようなイメージを思い浮かべますでしょうか。・ 暗い建屋の中に荷物が積み上げられている様子・ シーンと静まり返った庫内で黙々と作業が行われている様子・ 多くの作業者が活気にあふれピッキング作業を行っている様子倉庫に対するイメージ
物流現場の労務管理は何も労働時間管理だけをやっていればよいわけではありません。当たり前のことですが。やはり人財育成が重要テーマとなることを忘れてはならないでしょう。物流現場でよくあるリスク。それは「あの人しかわからない」という状況です。これを長年放置
物流現場では人手による作業がたくさんあります。ということは人が工数をかけてこなさなければならない仕事が多いということ。もし顧客からのオーダーが増えれば人が時間をかけて対応することが求められます。ここで労働時間管理が必要になってくるのです。望ましい形は
皆さんの会社の現場では長時間労働の問題は発生していませんでしょうか。長時間労働は労働者に身体的・精神的負担を与え、労働災害にもつながる大きな問題です。もし長時間労働に代表されるような労務上の問題があるのであれば、優先的に解決することが必要です。何か事が
物流環境が変化していることと、社内で高齢者を有効に活用することはベクトルが合うかもしれません。そのベクトルが内製で物流を実施することなのです。従来の流れは圧倒的に物流をアウトソースすることでした。この背景には物流は自分たちの本業ではないという考え方があ
物流をアウトソースしている立場でもいくつか検討していかなければならないことがあります。最低限言えることは輸送力を確保すること。これが途絶えてしまったならばビジネスは成立しないからです。そのために最初に準備すべきことは中期的な物量を予測することです。自
物流を取り巻く環境は明らかに変わりつつあります。物流に限ったことではありませんが、高齢化に伴う労働力不足は深刻です。人々のライフスタイルの変化も物流に大きなインパクトを与えています。一昔前の人でしたら必ず店に行って自分の目で確かめて購入していたものが、
物流の若手スタッフにはできるだけサプライチェーン全般の知識を身につけさせるようにしたいものです。物流管理というよりサプライチェーンマネジメント。これこそが若手社員が身につけていかなければならないスキルです。物流というととかく輸送だとか保管だとか狭い領
グループワークで課題解決を行うことは物流スタッフには大変有効だと思います。多分今まで社内でこのような教育は受けてきていないのではないかと思われるからです。グループワークの良さは「コミュニケーション力が高まる」「リーダーシップが身につく」「プレゼンテーシ
皆さんの会社で若手の物流担当の方はいらっしゃいますでしょうか?若手と一言で申し上げてもその範囲は受け止め方によって異なりますよね。まず入社10年程度を比較的若手と定義するならば、おおよそ35歳未満ということになるでしょう。このクラスは今後の物流幹部候補です
エンジニアリングとしての物流(3) 荷姿改善と倉庫の有効活用
オペレーション開始後のエンジニアリングとしての物流はどちらかというと、今の物流を改良する点に重点が置かれます。なぜならまっさらにしてやり直すことは困難だからです。そんな中でも比較的やりやすいものが荷姿でしょう。荷姿を改善することで保管エリアが縮小され、
「荷姿設計業務」。これもオペレーション開始前にやっておくべき重要エンジニアリング業務です。荷姿はいろいろな機能に影響を与える重要機能です。効率的な荷姿はコンパクトかつ中身がたくさん格納できる荷姿です。このような荷姿を設計すれば保管エリアが小さくて済みま
エンジニアリングとしての物流 オペレーション開始前の物流設計
物流は2つに分けることができます。1つはオペレーション前の活動、もう1つはオペレーション開始後の活動です。オペレーションとは生産活動であり、販売活動であり、調達活動であったりします。企業活動そのものです。これらの活動開始前の物流とは物流設計を指します
物流は労働集約型産業ですから人の生産性はとても重要です。各作業者が目標通りのスピードで作業できれば言うことなしですが、実際にはそうはなっていないようです。そこで物流現場で診断する際には「作業速度の基準の有無」を確認します。つまりその仕事を実施する際の標
フォークリフトでの荷扱いのポイントは「丁寧さ」だと思います。理由は2つあります。1つはフォークリフトが危険を伴う機械であるということです。フォークリフトはバランスを崩すと転倒する可能性があります。もし人がその下敷きになったら重大災害になることは間違いあ
物流現場を診断する。これは今の仕事の仕方を客観的に見て正しいのか、改善の余地があるのかを判断するための重要な行為であると考えられます。では皆さんが実際に診断する立場に立たれた時には何を重視されるでしょうか。この点について少し考えていきたいと思います。
物流管理は物流センター単位で見ていくことも必要ですが、センター目標を達成するためには作業者個人単位でも見ていく必要があります。前回ご紹介した1人1時間あたり出来高はまさにそれにミートするKPIだといえそうです。ですからこれを使いながら作業者各人が生産性を意
物流現場では日々収支としてみなし粗利を把握していく重要性についてお話してきました。そのポイントは労務コストを把握することでした。これはそれほど難しいことではないのでぜひ取り組んでいただきたいと思います。しかしもっと簡単に今日から管理する方法もあります。
物流職場の管理単位はどれくらいのメッシュでしょうか。年単位?これでは管理していることにはなりません。月単位?多くの会社で取り組んでいるレベルです。でもこれでも少し粗いかもしれません。やはり管理単位は日ではないでしょうか。1日が終わった段階でその日に予定
物流管理監督者の仕事はマネジメントです。マネジメントは仕事のパフォーマンスを見ていくこと、つまり当初の計画通りに仕事ができているかを日々確認することがメインとなります。そして部下のマネジメントも重要です。部下を指導し、仕事も標準手順に則って実行されてい
物流管理監督者の方はマネジメントの勉強をされて管理者になられましたでしょうか。よくプレーヤーの延長線上で管理監督者になられた方がいらっしゃいます。しかし実作業とマネジメントではまったく職種が異なります。マネジメントで失敗する事例がありますが、事前教育が
物流に日々携わる皆さんの中には管理監督者の方もいらっしゃることでしょう。そこで少し物流管理監督者がどのように仕事に取り組むべきかについて考えてみましょう。物流の管理監督者の皆さんは直接物流現場を持っていらっしゃる場合もあれば、間接部門を管理している方も
物流業務の魅力向上(3) 物流担当取締役(CLO)を設置する
日本では物流担当取締役はあまり多くいません。物流部門もない会社はざらです。しかしサプライチェーン効率化の観点からは物流は極めて重要です。物流はサプライチェーンのキーであり、それを重視した取り組みを行っている会社ではしっかりとした物流組織が整備されていま
物流業務の魅力向上(2) トラックドライバーの給料を上げるために
物流業務の内、トラックドライバーという職種は特に人を集めづらい実態にあります。新たにドライバーにある人が増えないため、現役ドライバーの高齢化が進んでいます。高齢化が進むと体力も衰え、かつてのように無理がきかなくなってきます。このような現状では従来と同様
物流業務を好んでやりたがる人は多くありません。物流はほぼすべての産業について回りますが、どちらかというと付帯的な仕事ととらえられがちです。そのためか物流業務は決してメジャーではなく、それを希望して入社してくる人もほとんどいません。物流事業者でも状況はま
物流現場から迷いを無くせ(3) 製品番号と文字サイズに注意せよ
物流現場で迷いが発生する要因として「オーダーの見にくさ」が挙げられます。出庫作業者はオーダーシートを見ながら必要な製品を棚から出庫することが多いと思います。この時に「わかりづらい製品番号」や「見にくい文字の大きさ」などは作業者にとって迷いの要因となると
迷いを無くすためには倉庫内をあたかも地下鉄の駅のようにしなければなりません。表示を誰が見ても一瞬でわかるようなものにする必要があるのです。当たり前のことですが、表示はどこからでも目に付くような場所に掲示する必要があります。地下鉄では表示に路線名と共にマ
皆さんが日々仕事をしている中で「迷い」ってありませんでしょうか。仕事だけではなく生活まで範囲を広げると迷うことは結構あるものです。たとえば地下鉄の駅。自分がこれから向かう先までは何線に乗ったらよいのか迷うことがあります。そこで駅の路線図とにらめっこをし
アウトソース先がどこまでの仕事を請け負ってくれるのかについてもあらかじめ確認しておくことが望ましいでしょう。大抵の物流アウトソースでは「輸送」を委託したり「保管」を委託したりします。これが一般的だと思われます。つまり物流業務の内、オペレーションだけを
前回お話させていただきました通り、物流業務発注に際してできるだけ細部の条件を明確化して相手に伝えるという行為をしっかりと行っていただきたいと思います。これは原則として「物流仕様書」としてアウトソース先に提示することがベストです。この内容と条件でアウトソ
物流業務の内、何と85%がアウトソースされているというデータがあります。この数字が物語るもの、それは物流は自分たちの本業ではないという認識が挙げられます。その是非はともかくとして、物流はアウトソースされることが一般的になったことだけは確かなようです。
物流をアウトソースしている会社では「物流ワンストップサービス」を求めています。輸送はA社に、保管はB社にという取引は結構厄介ですから。どこかの会社が物流に関するすべての業務の窓口になってくれると大変ありがたがられると思います。まさに企業の物流部代行という
資材等の調達業務ですが、これには二種類があります。一つは業者選定と価格の決定業務です。一般的にソーシングと呼ばれている領域です。もう一つは日々の発注業務です。パーチェシングと呼ばれる業務で、決められた業者に決められた価格で納入してもらえるように情報を伝
物流ノウハウが十分ではない会社にあって、頼れるパートナーを見つけることは重要な案件になることでしょう。日本の場合、モノづくりは進んでいても、その前後にある物流については疎いことがほとんどだと思われます。小売りでも店先に商品を並べて売ることはできても、
いつも申し上げていることですが、物流は単純な運搬や輸送だけにとどまりません。むしろ物流は何かしらの結果であるため、その要因をつぶすことが改善につながる性質を持ちます。これは在庫でも同様です。在庫も物流の重要機能ですから、その要因を把握して一つひとつつぶ
物流知識を教えることを通して自分自身のスキルが向上します。しかし物流知識だけではなくもう一歩踏み出した行動が求められます。それは物流改善のアドバイスをするという行動です。これは相手に非常に喜ばれますし、自分の力量が大幅に向上するビッグアイテムです。物
皆さんも多分ご経験があることと思います。その経験とは・・・。それは自分の学びに一番役立つこととして「人に教える」ということ。自分があることを勉強しているときに、理解度をチェックするには人にそれを教えてみるということです。きちんと理解してれば相手に伝え
日本のものづくりは世界で最高レベルです。品質のみならず生産効率のレベルも高く、東南アジア諸国の追い上げはあるものの、なかなか追随を許していません。トヨタ生産方式に代表される日本のものづくり、多くの人が注目し、自社にもその手法を導入しています。製造業全
生産工程にモノを届ける作業を供給と呼びますが、狭義の物流しかやったことのない人には理解できない言葉です。物流には「輸送」「保管」「荷役」「包装」「流通加工」の5つの機能があります。これは狭義の物流での定義となりますが、先ほどの「供給」は「荷役」の中に含
物流というと何か特殊な範囲の狭い業務としてとらえる人が多い気がします。特に物流を輸送と倉庫保管に代表される狭義の仕事として論ずるケースによく直面します。もちろん、輸送業務だけの論議もあれば倉庫保管だけの業務もあります。それは輸送距離や倉庫立地となればあ
輸送改善であれば輸送用荷姿の改善が効果的です。比較的取り組みやすいので、小さな改善をいくつも見つけ出し、実行することが可能です。それは容器への収納数の増加です。あと1個入れられないか、と考えながら実行すると実際には2個積み増しすることができることが多々
初めから大きな効果を狙おうとする必要は全くありません。目の前の小さな問題を解消するという意識で物流改善に取り組みましょう。物流倉庫でモノを出庫する際に、「モノを探す」「迷う」という動作がどれくらいあるか把握されていますでしょうか。会社によって差はあり
物流というと何か特殊な範囲の狭い業務としてとらえる人が多い気がします。特に物流を輸送と倉庫保管に代表される狭義の仕事として論ずるケースによく直面します。もちろん、輸送業務だけの論議もあれば倉庫保管だけの業務もあります。それは輸送距離や倉庫立地となればあ
輸送改善であれば輸送用荷姿の改善が効果的です。比較的取り組みやすいので、小さな改善をいくつも見つけ出し、実行することが可能です。それは容器への収納数の増加です。あと1個入れられないか、と考えながら実行すると実際には2個積み増しすることができることが多々
初めから大きな効果を狙おうとする必要は全くありません。目の前の小さな問題を解消するという意識で物流改善に取り組みましょう。物流倉庫でモノを出庫する際に、「モノを探す」「迷う」という動作がどれくらいあるか把握されていますでしょうか。会社によって差はあり
改善に取り組む際に大きい小さいはあまり関係ないと思います。問題があったらすぐに改善して修正する。大きさよりもスピードが重要な気がします。物流改善に着手したことがないという会社の方もいらっしゃるかもしれません。だから何から手を付けたらよいのかわからないと
物流について手っ取り早く学ぶ方法として外部教育の受講が挙げられます。物流に関するセミナーはあまり多くないかもしれませんが、まめにホームページをチェックしてれば目的に合致する講座が見つかる可能性があります。セミナーは講師がじっくりとカリキュラムを練って作
物流を書籍から学ぶことについては前回お話させていただきました。物流には特殊な用語がたくさんありますから、まずはこれらについて馴染んでおくには書籍で十分でしょう。一方で実際の物流について理解するためには文字からだけでは十分とは言えません。やはり物流自体を
物流に関心を寄せる重要性につきましては今までお話させていただきました通りです。なかなか物流を知る機会は少ないかもしれません。でも今手元にある商品を見て、それがどのような過程を通って手元まで届いたのかを想像するだけでも物流についての興味につながると思います
筆者は毎月何度かセミナー会社主催の物流セミナーの講師を行っています。最近こういったセミナーの機会が増えてきました。それは何故でしょうか。セミナー会社の方が異口同音に言われるのが「今まで物流のセミナーが無かった」ということのようです。生産効率化のセミナ
物流に対する関心度を高め、物流をよりよくしていくことは私たち物流に携わる者が動かなければ何も始まらない、ということは今までお話させていただいた通りです。物流の仕事はイメージがつきづらいのであれば、それがわかるようなパンフレットを作成して小学校に寄贈する
物流になじみのない人と物流の話をすると、まず話題に上るのは「宅配物流」についてです。そのほかに出てくるワードとしてトラックや倉庫が挙げられます。そもそも物流と言う言葉がよくわからない人が大半です。それだけ物流への関心度は低いと言わざるを得ません。昨今
ニーズが高まる宅配物流。今後市場が拡大していくことが予測されます。一方でご紹介してきたさまざまな障害。この解決抜きに市場拡大は望めません。今後考えていかなければならないことは配送効率でしょう。ドライバー一人が配達できる件数を増やしていくことです。ユー
宅配サービスの基本は配送先で手渡しすることで仕事を完了することにあります。これは海外に比べると高いサービスだと考えられます。アメリカなどは軒先に置いて配送完了とすると聞いています。ですから再配達などは基本的に発生しないのでしょうね。これが日本と海外と
宅配物流の一番の課題ともいえるのが再配達です。届けに行った先が不在のため持ち帰り、再度配送に行くことを指します。この再配達の比率は約20%あると言われています。これが宅配物流の業務量を増やしているのです。無くしたいところですが課題は少なくありません。
今は主として通販で拡大している宅配物流ですが、今後はどうなっていくでしょうか。間違いなく今以上に需要は拡大していくことでしょう。その背景にあるのは高齢社会の進展です。年を取るにつけ買い物に行くことが億劫になっていきます。一度宅配のおいしさを知るとそれは
宅配事業への参入が簡単ではないことは前回ご説明した通りです。これは最後に消費者に届けるラストワンマイルの難しさにも表れています。ラストワンマイルとは宅配事業者の配送拠点から、各消費者宅まで配送する行為を指します。企業間物流であれば一定量の物流があり、
今となっては国民にとってなくてはならない存在となった宅配物流。かつては郵便小包という不便なサービスが今や民間企業が参入し、便利でありがたい物流市場へと取って代わりました。通信販売による購入も当たり前になりましたので、届けてくれる「小売業」も大きく伸びて
物流作業をシンプル化せよ(3) 表示や製品番号をわかりやすく
物流作業をシンプル化する、それは一つひとつの仕事について判断を少なく、できれば判断せずにできることで実現することでしょう。たとえばトラック積み込み作業。ドライバーの仕事はトラックを走らせて顧客の要求に応えることです。積み込み、荷降ろしは仕方ないにしても
物流サービスが顧客の仕事をシンプル化させ、それが技能向上のサポートに役立っていることは前回ご紹介した通りです。ポイントは組み付け作業時に「考えさせない」、「判断させない」という点にあります。なぜならこの行為には技能が必要で、その習得には一定の時間を要す
物流作業をシンプル化せよ 技能向上をサポートできる物流サービス
伝統的な料理業界では未だに「仕事は先輩から盗め」とか「飯炊き〇年」といったことが言われているようです。つまり一流の料理人になるためには何年もの下積みが必要だということを言っているわけです。もちろん、何年もかけて身につける技術があることは事実でしょう。
物流機能でコスト的に最もかかっているものは輸送です。したがいまして輸送では回転率や積載率といったKPIを持ち、日々管理していくことが求められます。そして輸送の次にコストがかかっているものが保管です。倉庫や工場の一部で製品を保管する機能です。外部保管の場合は
物流重要機能の中に輸送と保管があります。まずはこの2つの機能についてパフォーマンスを明確化できるKPIを考えてみましょう。輸送では現に実車率という指標があります。これはトラックが実稼働している有効時間を見るための指標です。稼働時間に対する荷を積んで走ってい
昔からのことですが物流は自分たちのパフォーマンスを明確に表すことが苦手です。ものごとを定量的に示すこともできません。この背景について考えてみます。よくモノづくりの現場と比較をするのですが、世界でも最強を誇ったそのモノづくりではさまざまな管理のしくみが構
物流が他業界に明らかに負けている点は「科学的でない」ということではないでしょうか。何となく過去の慣例で仕事をしていたり、勘に基づいた判断をしていたりすることがその典型です。物流現場で働く人の数も数値に基づいて算出されていません。フォークリフトに代表され
物流の仕事には他業界と似ているものはいくらでもあります。特に製造業の行っている仕事には物流的業務が含まれますが、そこについては物流から見て「同じ業務」だといえそうです。似たような仕事、同じ仕事があったとして、それが製造業と同様の生産性で実施しているかど
物流に携わっている方は少なからず感じられていると思います。「物流の地位は低い」と。日本では不思議と物流への関心度は低いため、その影響か、物流が強い立場に立つことはありません。一方で物流関係者は自分たちの地位が認知されていないことに嘆いています。物流事業
物流はお客様にものを届けることが仕事です。このお届け業務に付随する仕事には積極的に取り組むべきではないでしょうか。すでに一般化しつつある業務に家電等のセッティング業務があります。物流事業者が家電販売業者から家電製品の配送を請け負うと同時に、セッティング
サプライチェーンは本来であればディマンドチェーンであるべきではないでしょうか。お客様を起点として、お客様が求める製品を超短納期でお届けすることが物流の使命でもあるのです。自分たちのモノづくりの効率だけ優先し、お客様が欲しい時に品切れを起こしているようで
物流管理に携わっている人は物流5機能、つまり輸送・保管・荷役・包装・流通加工がメインのフィールドではないでしょうか。この領域に物流情報管理を加えた5+1機能が物流の基本機能だといえそうです。一方で昨今はサプライチェーンという範囲でものごとが判断されます
在庫マネージャーは社内で在庫に関する啓蒙活動を行っていくタスクを持ちます。できるだけ小さい在庫でサプライチェーンを運営していけるように社内の皆さんの意識を向上させていくことが求められるのです。そこで当然のことですが、在庫マネージャーは自ら在庫に関する知
在庫マネージャーには一定の権限を与える必要があります。そうしないと各部署が勝手な行動を取ることで在庫マージメントができなくなる可能性があるのです。できれば在庫マージャーは物流現場に置くとしますが、出身部署は問わないこととします。生粋の物流担当者であって
物流コスト改善アイテムの筆頭に挙げられる在庫改善。どこの会社でも例外なく在庫管理に注力しているようです。ほっておくといつの間にか増えてしまうのが在庫ではないでしょうか。この在庫を適正に管理していく必要がありますが、その仕事をきちんとできる在庫マネージャ
グローバル物流の中でも海外進出時の物流については経験のない方も多く、注意が必要です。担当される場合の注意点を述べておきたいと思います。その筆頭が日本の物流スタイルをそのまま海外で展開するということです。たしかに日本の物流にはノウハウが詰まっている部分も
海外とのモノのやり取りをするときには船の手配や税関提出資料の準備などの他に、実物流の効率化について考えなければなりません。何と言っても輸送距離が国内の比ではありません。まず港までトラック輸送があり、そこで荷物をコンテナに積み替えます。この行為をバニン
皆さんの会社はグローバル企業でしょうか。グローバル企業の定義は難しいかもしれませんが、物流に関してグローバルでモノのやり取りをしている会社は多いことでしょう。中小企業でも海外からモノを調達することは当たり前の時代になりました。実際に海外進出を果たしてい
荷姿の中でも最も注意が必要なのは「容器管理」でしょう。リターナブル容器の場合、どこにいくつあるのかを掴んでおかないと大変なことになります。リターナブル容器はワンウエイ荷姿は環境上問題があるという理由と、コスト的にもったいないという理由から採用されます。
荷姿は物流のためにあり、ユーザーにとっては無用のものです。そこでできるだけ荷姿はシンプルなものである必要があります。荷姿には1回限りのものと何度も繰り返し使えるものとがあります。前者をワンウエイ荷姿と呼び、後者をリターナブル荷姿と呼びます。環境のこと
荷姿は何のためにあるのか?回答は言うまでもなく保管のため、運搬のため、輸送のためということになります。つまりすべて物流機能を果たすために荷姿は必要になるのです。しかし顧客にとってみると、荷姿は不要の機能にすぎません。私たちも生活の中で製品を購入した際
輸送のタイミングで着荷主に何かしらの行動を起こさせる機能は重要です。輸送されてきたものが届けばそこからその荷を建屋内で動かすなどの行為が発生します。たとえば小売店の場合。小売店ではさまざまな商品をバックヤードで受け入れます。バックヤードはそれほど広いわ
輸送が空間的ギャップを埋める以外に持つ機能の2つ目として「在庫調整機能」があります。たとえば調達物流における輸送においてこの機能が発揮されることがわかります。調達する際にはジャストインタイム方式が原則として採用されると思います。つまり必要なものを必要な時
輸送は一般的に空間的なギャップを埋める活動といわれています。たしかに北海道で採れた野菜を関東に運ぶ行為は輸送です。地理的な空間的ギャップを埋めていることになりますね。また輸送はコストとしての認識が大きいと思われます。なぜなら会社の物流コストに占める輸送
保管場所から出庫するときに「探し」や「迷い」があるとそれはロスタイムにつながり、生産性が低下してしまいます。保管場所には明確な表示が必要です。どこに、何が、いくつあるのかが瞬時にわかるようにしておくことが必要です。間違いを防ぐためにも、類似部品は近く
調達と生産についても販売予測に基づいて実施していくことになります。営業がいつ、何を、いくつ欲しいのか、この要望に生産サイドは応えていく必要があるのです。販売予想は外れることもあります。市場が変化することも考えられるからです。そこで生産サイドはある程度オ
「ブログリーダー」を活用して、Keinさんをフォローしませんか?
標準時間は自分の会社で決めればよいのです。ただし、自社の基準が甘すぎると他社には勝てないという事実があります。しかし物流では大方の会社が標準時間を導入していませんので、今すぐに他社との基準の差について心配することは無いかもしれません。大切なことは、自
「本日中」という雑駁な納期管理は決して好ましいものではありません。もしそのような指示を本日の朝に出したとしたら、実質作業のペースを作業者任せにしていることになります。本来であれば時間ごと管理を行い、その時刻までに何がいくつできていなければならないかを指
多くの企業で物流作業を効率化したいと考えています。その時に物流現場での実作業を改善することに目が行きがちです。ほとんどの人が物流動線を短くするとか、置場を明確化して作業者の迷いを無くすといった改善を行なおうとします。これはこれで間違いではなく、どんど
物流が社内で認知されるようになるためには、それなりの仕事をしなければなりません。社内の標準以上の仕事をしなければなかなか認められることは難しいでしょう。ではどのような仕事をしていったらよいのでしょうか。それは自身の領域から一歩踏み出すことです。物流の仕
物流現場では基本的なことを最優先で行わなければなりません。それが物流作業の標準化です。物流現場でよく言われることとして、あの人は作業が速い、でもあの人は遅いといったことが挙げられます。実は人間の行う作業スピードに大きな差はないのです。ではなぜスピードが
今まで何度となくお話してきましたが、社内で物流の認知度が低い、上位者の関心が薄い、だから物流部門はつらい思いをしているという件、実は物流担当者は自分事として改善が必要と思われます。この事実は間違いないことです。会社内に限らず、社会の中でも物流に対する関
物流業務にはトレードオフの関係がよく見られます。たとえば輸送改善のために荷物を縮める方策として、容器の折り畳みが挙げられます。容器を折りたたむ際には数秒の工数がかかります。この時間を惜しんで容器の折り畳み化に消極的な姿勢が見られます。工場だと社内で誰
何事も同様だと思いますが、第一歩を踏み出さなければ何も変わりません。特に物流改革を行なおうと思うのであれば戦略的かつ行動的に進む必要があります。たしかに日本企業の中で物流への関心度は低いし、物流ノウハウを持った人も少ないのかもしれません。会社の中での地
物流業務について本当によく耳にする話があります。それは会社の上位層の方々が物流に関心が無い、責任を持って物流を何とかしようと考えていないという話です。それでなくても物流への関心度が低い国が日本です。物流学科も数えるほどしかなく、物流を専門的に学びたいと
工場内物流設計時には以下のような指標を設けて、その設計の出来栄えを評価するとよいと思います。・ 部品1個当たり運搬距離・ 工場内物流工数・ 工場内通路比率・ 工場内物流エリア比率レイアウトを新たに設計した時には、以前に比べてこれらの指標がよくなった
大きな物流であれ小さな物流であれ、それを発生させないように計画することが重要なのです。一度それを失敗すると永遠に物流が発生し続けますので。工場の中の工程設計といえば生産技術部門の本来業務です。工場のどこで、どのような設備を使ってものを生産するのかを企画
物流は最初が肝心です。オペレーションが始まる前にどこまで詳細な設計を行ったか、それ次第でオペレーションが始まった後の効率が大きく変わってきます。たとえば物流拠点や工場などの立地。どこに拠点を設置するのかによって、輸送距離という最も物流コストのかかる領域
積み込み、荷降ろし、棚入れ、ライン供給などはトラック輸送作業においては極力無くしたい作業です。その内積み込み、荷降ろしは無くしたいけれど無くせない付随作業でしょう。しかし棚入れ、ライン供給などは輸送作業ではありません。それとの因果関係があるわけでもあり
物流会社、特に運送事業者の場合、自社で保有しているトラックだけで荷主の荷物を運んでいるわけではありません。庸車というものが存在します。これは平たくいうと下請会社のトラックのことです。自社の下請会社に自社が受注した輸送を委託します。運送事業者は荷主から
最近輸送価格の値上げが一般的になりつつあります。今まで価格の値上げなど夢のまた夢だった物流会社だったわけですが、人員不足を契機に荷主と値上げ交渉を始めました。もちろんすべての荷主会社が値上げを受け入れているわけではありませんが、多くの荷主会社が理解を示
物流品質は常に愚直な活動で保持することが可能となります。つまり突飛なことをやるのではなく、決められたことをきちんと守ることが大切だということです。よく自動機やポカヨケ装置に走りがちですが、実際にはそのようなお金をかけなくても品質は守れます。逆にお金をか
ルール通りの作業を行わなくてもたまたま不良が出ていなかったと解釈すべきです。このまま作業を続けていけばいつか不良が発生することでしょう。2つ目は「規則を守る意思がないことによる事故」です。先ほどの事例でも一部この要素が含まれています。「標準作業を守らない
物流品質不良が減らずに困っているという会社は多いのではないでしょうか。ものづくりでは品質向上のためにさまざまな活動を行なっています。もちろんものづくり企業でも常に品質向上活動に取り組んでいますが、それ以上に努力が求められるのが物流でしょう。では物流品
倉庫では保管効率を向上させることが大切ですが、それと同じく重要なことがあります。それは倉庫の中で作業をする際の作業性を良くすることです。これを倉庫作業効率向上と呼びます。しかしよく考えるとこの2つの指標は相反するところに気づきます。倉庫保管効率はとにかく
倉庫改善を行うにあたって2つの点に注意が必要です。1つは倉庫保管効率、もう1つは作業効率です。どちらを優先するのか、両立させるのかの判断によって取り組み方は変わってきます。まず倉庫保管効率について考えていきましょう。この指標はどれだけ倉庫を有効に活用できて
物流現場に限らず品質を損なう要因としてヒューマンエラーが挙げられます。その名の通り、人が意識せずに引き起こす過ちのことです。これの代表的なものに「たぶん大丈夫という思い込み」が挙げられます。世代によってはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、1977年
物流品質。これは当たり前のことである一方でなかなか改善されない機能でもあります。私たちは物流のプロとして品質の向上に努めなければなりません。ではどのようにして? この疑問について少し考えてみたいと思います。まず物流品質の5類型について確認しておきましょ
工場の中で供給用に使う荷姿は、中身を入れすぎないようにしなければなりません。物流効率から見るとたくさんの部品を一度に運べることがベターですが、あくまでも供給先であるお客様は生産工程です。生産工程ではあまりにもぎっしりと詰め込まれた荷姿だと中身を取り出す
荷姿は何のためにあるのか?このような疑問を持つことが重要です。今までは当たり前のように発生しているので気にかけていないだけですから。たとえば得意先に製品を届けるための荷姿。この目的は何でしょうか。これは「自社内で保管、運搬するため」と「得意先まで輸送す
物流でも最も重要とされる機能、それが「荷姿機能」です。なぜ最重要なのか?それはその影響がいろいろなところに及ぶからです。荷姿の収納効率を向上させることで一般的に輸送効率が向上します。同様に保管効率も向上します。なぜならば一つの荷姿に入る数量が向上するこ
物流全体を効率化するには個々のロスを解消していくだけでは足りません。やはり物流の発生を根本的に見直す必要があるのです。輸送はゼロにすることは難しいかもしれません。というか、ほとんど不可能です。しかし輸送距離を短縮することは可能です。たとえば消費地の近
物流全体の効率化を行うにあたって最初にやるべきことは「非効率物流の見える化」です。サービス業の生産性向上が遅れているという話は前回させていただきましたが、そのレベルについても認識する必要があります。たとえばトラック積載率。現状どれくらいかといえばおおよ
すべての産業で人材不足が顕在化してきています。産業界での人の取り合いが進むとともに、人件費も上がり経営を圧迫しつつある状況です。これは物流事業者でも物流事業者以外の産業で物流機能を持っているところでも同様です。人材を採用できない、社員の待遇が不十分だか
物流の実力をさまざまなKPIを使って判断することは重要なことです。恐らく多くの会社では物流に関するKPIは設定されていないと推測されます。しかしもしKPIもなく、成り行きで仕事をしているとしたら、それは早急に改めなければなりません。なぜなら今の状態は「管理状態に
物流コストはいわゆる「結果系の指標」です。ですからこの指標はできるだけ正確に把握しましょう。間違ってもカウントすべき費目を落としておきながら「自社の物流のレベルは高い」などと誤解などされませんように。営業マンが営業車で得意先に納品した場合、この人件費と
皆さんの会社では物流のレベルについて把握できていますでしょうか。このような質問をすると困った顔をする方がほとんどです。メーカーにしろ小売りにしろ物流は本業ではないと考え、あまり真剣に物流のことを考えていないのです。でも今や会社間の競争力は物流力でも変
人は任せられると意欲がわくものです。ですから「権限移譲」は効果ありですね。会社がどこまで従業員に権限移譲できるかどうかがポイントになります。前にも出した例ですが、少額の購入品などは権限委譲してもよいと思います。他には何が考えられますでしょうか。例えば
たとえば従業員の仕事の結果が評価される仕組みなどはどうでしょう。出来高は会社として管理しなければならない項目です。そうであるならば出来高を管理しつつ、目標よりも上回った場合にそれが皆にわかるとともに、評価につながるしかけはあってもよいかもしれません。
物流現場は人による作業に頼るところが大きい傾向にあります。ということは従業員のモチベーションが生産性や品質にも表れる特性を持つともいえます。各社この点について悩まれているのではないでしょうか。モノの扱いには慣れていても、人のマネジメントが苦手という物流
単純な保管業務や入出庫業務ではなく、ちょっとしたプラスアルファの業務があれば顧客を振り向かせることは可能です。ちょっとしたプラスアルファですから、通信販売業務のようなレベルにいかずとも、ちょっとした努力と工夫さえすれば対応はできるはずです。では具体的
通信販売業務を請け負っている倉庫会社では顧客のニーズを満足させるためにさまざまな業務を行っています。その中で一般的な物流業務としましては以下のような業務を行っています。・ 在庫保管・ 受注管理業務・ 入出庫作業(ピッキング作業含む)・ 出荷梱包(梱
皆さんは倉庫というとどのようなイメージを思い浮かべますでしょうか。・ 暗い建屋の中に荷物が積み上げられている様子・ シーンと静まり返った庫内で黙々と作業が行われている様子・ 多くの作業者が活気にあふれピッキング作業を行っている様子倉庫に対するイメージ
物流現場の労務管理は何も労働時間管理だけをやっていればよいわけではありません。当たり前のことですが。やはり人財育成が重要テーマとなることを忘れてはならないでしょう。物流現場でよくあるリスク。それは「あの人しかわからない」という状況です。これを長年放置
物流現場では人手による作業がたくさんあります。ということは人が工数をかけてこなさなければならない仕事が多いということ。もし顧客からのオーダーが増えれば人が時間をかけて対応することが求められます。ここで労働時間管理が必要になってくるのです。望ましい形は
皆さんの会社の現場では長時間労働の問題は発生していませんでしょうか。長時間労働は労働者に身体的・精神的負担を与え、労働災害にもつながる大きな問題です。もし長時間労働に代表されるような労務上の問題があるのであれば、優先的に解決することが必要です。何か事が