コミュニケーションで大変重要となってくるのがお客様とのコミュニケーションです。なぜならお客様の求めている物流を提供することこそが私たちの使命だからなのです。当然のことながら私たちはお客様が欲しているものを知る努力が必要になります。そこでコミュニケーショ
会社収益向上のためにコスト改善は必須。意外と難しい物流コスト改善の取り組みについて易しく解説します。
大手製造会社で長年に亘り物流IE、物流技術担当として物流の構築、改善に取り組む。国内外を問わず、主として製造会社の物流改善の指導に明け暮れる日々を過ごしている。
1件〜100件
顧客の仕事を変える物流の提供を(3) 顧客の立場で物流商品開発
物流の顧客の仕事を変えるのは「物流提供側」のタスクです。工場では積極的に生産工程の効率を最大限にするための物流業務を行います。物流事業者であれば、混載ルートを提供したり、混載が可能な容器体系を提示したりします。これらの行為を通して、顧客の仕事が変わるこ
私たちが心がけるべきことは「顧客の仕事を変える物流」を提供することでしょう。そのためには物流サービスの水準を高めていく必要があります。「顧客の仕事を変える」とはどのようなことを意味するのでしょうか。それは本業が効率化できる、リードタイムが短縮できる、お
物流の顧客とは物流事業者であれば荷主企業を指します。輸送をアウトソースしてくれている会社や倉庫保管を委託してくれている会社のことです。物流は社内でも発生しています。社内で物流を担当している部署にとっても顧客が存在します。たとえば工場であれば生産工程がお
物流の基本は保有する資源をいかに有効に活用するか、にあると思います。輸送であれば輸送手段であるトラックの能力を最大限に活用することです。物流に携わる人については、作業充実度を高め、ロスの無い作業をすることが求められます。この考え方は物流倉庫でも同様です
1Sができたところで、次に保管エリアと通路の区分を行いましょう。両エリアを白線で区切ること。そして各エリアの床を別の色で塗ることで識別しましょう。さらに保管エリアの中にも白線を引きレーンの区分を実施しましょう。製品格納容器はこのレーンに並べて保管すること
物流5機能+1の内、保管機能について考えてみましょう。保管機能の定義は「時間的ギャップを埋める活動」ということになります。モノづくりのロットサイズと出荷のそれとは必ずしも一致しません。大抵はモノづくりのロットの方が大きく、それを少しずつ切り崩して出荷す
物流業務では人に頼る部分が大きいという特徴があります。物流倉庫では多くが人手による作業です。そこで、この「人」の部分を慎重に見極める必要があります。物流作業員に対する給与は企業間でそれほど大きくはないと思われます。大体一人が一時間働いた時の対価に大差あ
最低限月々結果系の指標で自分たちのパフォーマンスは把握しなければなりません。たとえば物流業務での売上高と利益です。よく聞く話として得意先に物流サービスを提供しているものの、その得意先向けの業務がどれくらい儲かっているのかわかっていない、ということが挙げ
いろいろな会社の人たちと話をしていると意外なことに気づきます。それは自社のポジションについて明確に認識していないこと。自分たちが市場の中でどのような立ち位置にいるのか。ライバル会社に比べて物流現場の水準が勝っているのか、負けているのか。そのギャップはど
会社で物流を意識するということ(3) 設計や製造も物流を意識する
モノがある限り物流は存在します。モノはタダで運ばれるわけではありません。運び方次第でそれに対する対価は変わってくるのです。物流費は製品の形状にも大きく左右されます。製品にちょっとした突起がついているだけで、物流コストは大きく変わります。その意味でも製
会社で物流を意識するということ(2) 営業が意識すべき物流費
営業には大いに物流を意識して欲しいと思います。見積もりを作成する段階で「物流費」として明確化して欲しいものです。しかし「物流はよくわからない」からということで、一定の比率で価格の中に入れていることが一般的です。考えようによっては無責任な話ですが、これ
物流にずっと携わっていらっしゃる方にとってはあまり考えられない話かもしれませんが、会社の中でどこまで物流が意識されているかどうかは疑問があります。会社の製品企画とか製品開発、それの生産や販売についても常に話題になります。しかし物流となると、それ単独で論
サプライヤーに同期してもらうためには確定発注情報の提供が欠かせません。いつ、どれだけ必要だという確定情報を提供するのです。原則としてサプライヤーはこの情報に基づいて生産活動を行うわけです。原則として、とは、確定情報が届かない上流工程もあるからです。まず
サプライチェーンの全体リードタイムを短縮するために必要となるのが同期生産です。すべての工程が同じスピードで動いていくことで、途中の余分な滞留を防ぐことができます。前後工程を同期化していくことはサプライチェーン効率化にとっては必須条件となるわけです。工場
サプライチェーンにおいては必要なものを必要なタイミングで必要な数量を調達するとともに、それを使って加工を行います。お客様が求めているものをタイムリーに作って行くことがモノづくり工程に期待されているのです。いくらアウトプットを出したからと言って、不要なモ
梱包は包装とかパッケージ、荷姿などと呼ばれます。この内企業間の梱包を「工業包装」、一般消費者向けの梱包を「商業包装」と呼びます。商業包装はその商品を売るためのきっかけともなる要素であり、バリューであるとも考えられます。しかし、大方の場合梱包は不要である
「木製梱包資材使用による不具合」には次のようなものが含まれます。木材は割れることがあり、それで木屑が発生し製品に付着することが考えられます。また、木枠梱包や木製パレットをハンドリングするたびに木屑が構内に散らばることも考えられます。これは顧客にごみを運
物流品質を類型化すると次のようになります。「納期通りの納入」、「指定場所への納入」、「注文通りの商品」、「注文通りの数量」、「注文通りの品質」です。この内「注文通りの品質」には梱包品質が含まれています。梱包は商品を保管したり移動させたりするために必要で
物流多能工化で作業について技能拡大を行い、その次に管理業務で技能拡大を行います。ここまで来れば、物流事業としては満足いくレベルの人材を確保できたと考えられます。しかしできればもう一歩踏み込んでいただきたいのです。それは何かというと、サプライチェーン・マ
まずは物流“作業”に特化して3作業できるような計画を組んでいきましょう。3ランク評価をしたならば、期待値と現実のギャップを明確にしましょう。そしてギャップを埋めるための教育を実施します。教育にはOJTとOff-JTの2種類があります。前者は現場で仕事をしながら教
物流現場では固定的な仕事の与え方をしていることが多いようです。運搬作業なら一日中運搬作業、ピッキング作業なら同じくずっとピッキング作業を行わせています。一日の労働時間を8時間としたときに、必ずしも8時間分のピッキング作業が無いケースも発生します。ではそ
倉庫保管効率を測る際に倉庫面積に対する保管面積の比率を算出して評価しているケースが見受けられます。この方法で効率を測ることは一つの方法ではあります。しかしこの方法では倉庫を真に活用できているかどうかはわかりません。なぜならそれでは「高さ活用」の結果を見
ピッキング作業を行う場合に最初に考えなければならないことは「作業生産性」です。ピッキング作業の付加価値作業は「ものを取って置く」ことです。これ以外はムダであるという認識を持たなければなりません。ものを取る場合も、手を伸ばせば取れる、それ以外に余分な動作
皆さんの会社では倉庫で効率的なオペレーションはできていますでしょうか。倉庫オペレーションは意外と人の目に触れない領域ではないかと思います。そうなると改善のメスが入っていないことが考えられます。倉庫で仕事をしている人たちはあまり外部を見ることもないのでは
物流事業者が真の物流事業者となるための人財育成について考えてみたいと思います。従来の運送業、倉庫業では、顧客から指示されたことを正確にこなすことが業務でした。今後は受け身の仕事では顧客の要求を満たしませんので、より積極的に顧客に提案できることが求められ
物流の専門家でもないメーカーに物流設計ができるのは、彼らは「物流の当事者」だからです。それを実行しなければサプライチェーンが成立しないからなのです。そこで、社内では生産技術や生産管理の担当者に「物流を検討せよ」という指示が出ます。担当者は試行錯誤しなが
日本では古くからトラックなどを使って運送を行う事業者を運送事業者、倉庫で保管業務を行う事業者を倉庫事業者と呼んできました。モノの流れをトータルで見ていくと、一時ストックを行いながらモノを運んでいくという行為が自然に発生します。そこで、モノの保管と運送
物流コスト改善に取り組む(6) サプライチェーン全体の効率化
たとえば工場で物流の効率化をするとなると、最初に行うべきことは生産工程の生産性向上に寄与するための活動です。物流は工場の中で直接的に付加価値を生みませんので、生産工程の効率化に寄与することで、間接的に工場収益に貢献するのです。物流はコストだと言って、
他社との混載を進めるにあたり、条件を決めておくとよいと思います。例えば使う運送会社について。お互い契約している会社が違う可能性があります。そこで、方面別に分担を決めるという方法があります。A地区向けは相手の会社が契約している運送会社X社を使い、B地区向けは
会社の中で出荷情報を共有化していれば、極力同じトラックで運ぼうという意識が働きます。その意識の下、配車を行えばどれだけ物流コスト改善が進むことでしょうか。無駄な配車を行っていることに気づく必要があります。ではその動機付けにはどのようなことが必要になるの
トラックに積む箱の種類が多すぎるとどうなるでしょうか。多分箱と箱とが重ならず、箱の上が空間になってしまうことでしょう。これではトラック積載率が向上しません。結果としてトラック台数を減らせないことになってしまうわけです。トラック運賃が下がりづらい環境に
多分大方の会社の場合、物流コストは下がると思います。運賃が上がるあるいは下がりにくいと言って、物流コスト自体が下がらないと考えることは正しくありません。会社の物流コストの6~7割を占めるのが輸送コストです。そこで輸送コストを下げるための改善に取り組むと
物流というと「コストだ」という人が圧倒的に多いようです。もちろん物流はコストだけというわけではありませんが、そのような認識を持たれても致し方のない部分はあります。本来であればサプライチェーンをマネジメントしていく役割を物流には期待されているはずです。し
物理的にはそれほど難しくはない共同輸配送ですが、次のような課題が出てきています。始める際にはこの点を整理しながら取り組むとよいと思います。・共同輸配送に当たり、どちらの会社が契約している運送会社を使うのか・共同輸配送のための情報システムをどうするのか
共同物流について、そもそもそういった発想が頭の中になかった方もいらっしゃるかもしれません。しかし今後は確実に増えていくアイテムでもあるため、共同化のポイントについて知っておいていただければ、と思います。まず物流ツールを共同利用することについて考えてみま
共同物流は複数のユーザーがお互い協力し合い、一緒に物流活動を行っていくことを指します。輸配送の共同化や容器、パレットの共同化などが真っ先に頭に浮かぶアイテムでしょう。最近、この物流の共同化を進めていく意義が一層明確になってきました。その一つがドライバー
海外で物流を企画する際には日本との条件差を十分考慮する必要があります。輸送を考慮すると、距離の違いが最大の差となります。日本と現地との間の輸送や、第三国間での輸送、現地の内陸輸送など、いずれを取っても長距離輸送になります。そうなると物流コスト面で大き
海外で物流業務を行う際の「人のマネジメント」も国内とは大きな違いがあります。物流の悪いところでもあるのですが、日本では作業の概略は説明するものの、作業手順や作業速度などは作業者任せにしているところが多いようです。比較的物流は初心者でもやりやすい仕事であ
今や大企業に限らず、中小企業も海外進出が当たり前の時代となりましたね。人財層が厚くない中小企業では誰が何をやったらよいのか、迷いどころかもしれません。ましてや物流という領域は企業内でもあまり手を付けられていない分野でもありますから尚更です。そこで、海外
皆さんの会社ではどのような人材育成をされていますでしょうか。仕事の習熟度に応じて仕事ランクを設け、それが人事制度へとつなげている会社もあるかもしれません。人がモチベーションを上げるためには、自分の成長が目に見えるようになっているとよいでしょう。そのた
製造業は一般的に標準化が進んでいます。なぜならそれを怠れば製品品質に影響を与えてしまうからです。標準化で手を抜くわけにはいかないのです。この状況は物流業でも原則として同様なのですが、物流の場合には仕事がそれほど複雑ではなく、未習熟作業者でも一定のレベル
日本の産業の内、グローバルで競争力のあるものはそれほど多くありません。競争力に優れているという産業は製造業の一部です。物流は残念ながら競争力がない産業に区分されると思います。しかし悲観することはありません。私たちが努力することで競争力をつけることは十分
物流事業者にはよく理解できるように自社のニーズを伝えます。物流の価格はボリュームで決まる要素が大きいため、物流量についてはしっかりと見通しを立てた上で通知しましょう。そして何よりも、物流事業者に期待したいことをはっきりと伝えることが重要です。物流改善し
物流アウトソースを成功させたければ、まず自社の物流をきちんと定義するところから始めましょう。どのような物流を目指し、どのような改善をしたいのか、それを整理することが必要です。繰り返しになりますが、物流を良くするためという考えの下、物流事業者に単純に丸投
もし皆さんの会社が物流事業者でなかったとしたら、何かしらの形で自社の物流業務を物流事業者にアウトソースしていることと思います。この物流アウトソースですが、上手くできていると思いますでしょうか。もしかしたらアウトソースしたきり、フォローができていないとい
物流管理者が部下を評価する際には、公平公正に行うことが重要です。上司が評価する能力を持っていない部下は可哀そうです。そこで、きちんと評価できるように管理者を育成しなければなりません。会社の中で「評価者研修」を実施する必要があります。もし社内で教えられる
コーチングのスキルの三つ目として「ペーシング」というものがあります。この目的は、相手の防衛本能を緩め、信頼関係を築くということにあります。会話をする中で、相槌を打つことがありますよね。これが結構重要なのです。「なるほど!」「ヘー、そうなの」といったよう
物流管理者は自部門のメンバーの持つ力を存分に発揮できるようにマネジメントする必要があります。そのためにはメンバーの「やる気」をいかに引き出すか、がポイントになります。多分どの職場でも毎日朝礼を実施しているのではないでしょうか。この場を活用してメンバーの
物流管理者は部下を育成できなければなりません。これもごく当たり前のことを言っていますが、皆さんの会社の物流管理者はしっかりとできていますでしょうか。自部門で必要なスキルを棚卸し、それを確実にできるような指導が必要になってきます。ではその必要とされるスキ
もし管理者が現場作業の応援に入ることが散見される場合は注意が必要です。現場に入る管理者は、人が少ないので自分が入らざるを得ないと説明します。しかし、これはほとんど言い訳にすぎません。もちろん、人を最小限に絞り、その中の誰かが休んでしまった時には応援が必
皆さんの会社では物流の管理者はきちんと育っていますでしょうか。最初に申しあげたいことは、物流実務と管理はまったく異種の仕事だということです。これを前提に人財育成を進めていくべきなのです。よく現場作業を熟知している人が管理者になるべきだと言う人がいます。
最後に物流購入物品について触れておきたいと思います。物流物品といえば物流設備からラック、容器などが該当します。これらの購買にあたり、購買側、サプライヤー側で共同改善していくことは何でしょうか。物流物品の中には汎用的なもの、専用的なものがあります。考え
物流サプライヤーへの委託業務の場合、共同改善すべき分野は購買側の効率化だけとは限りません。「共同改善」ですから、お互いにメリットがあることを実施していくべきと考えられます。発注業務が輸送業務だと考えてみましょう。その場合、物流サプライヤーが望む典型的な
物流サプライヤーを指導することが自社の利益として返ってくることは明確です。物流現場の仕事の仕方を改善することで、仕事をさばく時間が短縮し、物流サプライヤーのコストが下がります。その一部を自社に返してもらうことがよいやり方だと思います。その代わりと言って
物流購買品目の中でも、特に業務委託に関しては発注先の会社との長い付き合いが続きます。日々のコミュニケーションもあることでしょう。そうなると、お互い業務改善を繰り返しながらレベルアップを図っていくに越したことはありません。そこで発注側のタスクとしてサプラ
いよいよ価格見積もりのステージになりました。物流はコストとしての認識が強いですから、一番興味があるところではないでしょうか。もちろん価格が大切であることは間違いありません。しかし、物流事業者を価格だけで判断すると痛い目に合うので注意が必要です。多分、R
物流購買の勘所(7) 物流RFP(Request for Proposal)の実行
物流購買では物流業務を発注する先を選ぶ必要があります。まずは候補会社選びです。その候補会社の中から実際に取引する相手を選定することになります。候補会社はRFIと現場訪問で選ぶことになります。単純な会社規模や他社からの推薦だけで選ぶのではないことに注意して下
物流サプライヤーに業務を発注する際のステップについて確認していきましょう。最初に実施すべきことはその会社の情報を集めることです。有名な会社だから発注する、といった短絡的なソーシングはやっていないと思いますが、有名な会社、大きな会社だからしっかりとした仕
物流購買側のことをユーザーと呼びます。物流用語では荷主と呼ばれる存在のことを指しますが、もう少し広い範囲をユーザーと呼ぶことにします。物流サプライヤーと直接接する部署として「購買部門」が挙げられます。購買部門の主な役割は物流サプライヤーの選定と価格の設
物流購買を行うに当たって調査が必要になってくる事項として、物流サプライヤーがあります。発注するに当たり、できるだけ優秀なサプライヤーを選びたいものですね。サプライヤーの中に物流事業者が挙げられます。保管業務を実施してもらう倉庫事業者、輸送を担ってもらう
物流を外部調達する場合、単に輸送を委託するとか、容器や運搬具のような物品を購入するだけではなく、物流管理といったソフトを購入するということも考えられます。多くの会社が物流のわかる人財を育成できずに苦労している実態があります。理想は社内にしっかりと物流を
物流購買を行うに当たって、「何を購入するのか(しているのか)」を明確にする必要があります。これは今後購買行為をきちんと体系立てるとともに、どの品目をどの部署が責任を持って購入するのかを決めていく必要性から実施するのです。よくあるパターンとして、同じ品目
物流業務をアウトソースされている会社は多数あると思いますが、その会社にとって物流アウトソースは購買行為ということになります。輸送業務をアウトソースしている場合は輸送購買、保管業務をアウトソースしている場合には保管購買の行為が発生するわけです。購買行為
物流が重要な割に社会にしっかりと認知されていないのは、物流が学問として確立されていないことが挙げられます。ものを効率的に流していくことは極めて重要なポイントです。しかし何故かこの点が学問的に研究されていないことは不思議なことです。しかし事実ですからこ
物流の地位向上のためにはまず物流について知っていただくことから始まります。多くの人たちが物流自体を気に留めてもいませんから、私たちがもっとPR活動を行っていくことが必要でしょう。一部の物流企業がテレビコマーシャルを打っています。これはその会社だけではなく
物流を認めてもらうためには、価格以上のパフォーマンスを示すことが重要です。そうは言ってもレッドオーシャンの運送業などでは、とてもそのような余裕はないという声が聞こえてきそうですね。たしかに運送だけでは価格以上のパフォーマンスを提示することは簡単ではあり
物流が地位を向上させるために避けられないことがあります。それは「お客様の要望に応える」ということです。物流に限らない話ですが、特に物流は肝に銘じる必要がありそうです。物流に携わる者はどこまでお客様の声を聴いているでしょうか。物流事業者はお客様と積極的に
物流の地位向上のためにはまず人々の理解を得ることが大切です。物流の存在について意識してもらうと同時に、内容についても理解を得るためのアクションが必要になります。いろいろな場で露出することも確かに重要ですが、それ以上に「お客様に喜んでもらえる仕事をする」
物流の仕事に少しでも関わったことがある方ならわかることですが、物流の地位は残念ながら低いと言わざるを得ません。私たちの生活は物流で成り立っている、つまり生活に必要なすべてのものは物流によって運ばれている事実があります。それにも関わらず、物流の認知度は
日本と海外の物流差について知っている人はそれほど多くないのではないでしょうか。実物流についての差と物流マネジメントの差があります。この中で双方ともに海外に学ぶべき点は多々あると思われます。この中でも特に物流マネジメントの差に注目したいと思います。日本で
物流先進企業というとどの会社をイメージしますでしょうか。一般消費者であれば通販企業かもしれませんね。オーダーが入ったその日に届けるという技術は素晴らしいものだと思います。これを実現するために在庫管理や庫内作業効率、配送効率を十分に検討し物流設計されてい
その物流業務がユーザーにとってどんなメリットがあるか、これを明確にするとともに、相手に提示することが望ましいと思います。他社ができないような物流サービスであれば自信を持ってPRすることができるはずです。毎度申し上げていることですが、どこでもできるサービス
物流で会社を儲ける、こんなことはできるのでしょうか。はい、物流はサプライチェーン効率化のキーですから、大いにあり得ます。お客様は買った商品をすぐ欲しい、しかも自分で運びたくない、と考えます。大きな商品や重い商品などは特にその傾向が強いのではないでしょう
物流事業者でない場合、物流コストは財務諸表には出てこないため、別の費目から抽出する必要があります。たとえば営業マンが製品を顧客に届けていたとしましょう。この場合、販売物流費に認識すべきものが販売管理費の中に入ってしまうことになります。つまり販売物流費
物流の仕事をしていると、周りが物流に対してもっと関心を持ってくれれば、と感じることがあります。これは物流を本業とする事業者も、メーカーなどで物流の仕事をしている人も同様に感じていることと思います。日本では昔から物流に対する関心度は低いと言わざるを得ませ
グローバルロジスティクスを考える(3) ジャストインタイムと荷量
物流はサプライチェーンを支える重要なポジションですから、その要請を満たすように貢献することが課題です。その意味でジャストインタイム物流が必要になってくるわけです。日本国内では幸いなことに国土が狭いためにジャストインタイム物流は大変やりやすい環境にありま
グローバルロジスティクスを考える(2) フルコンテナをつくる
グローバルロジスティクスで一番費用が掛かる部分が海上輸送です。したがってこの海上輸送コストをいかにセーブするかが大変重要となります。輸出地ではまずコンテナを一杯にする必要があります。一つの方法としてコンソリデーションセンターを設け、そこでコンテナ詰めを
日本の製造業はこぞって海外進出しています。従来は海外で生産した方が安くできるという理由でした。これはこれで今でも海外生産の理由の一つになっています。しかし最近ではその海外が大きな市場になっているのです。消費地で生産することは物流の観点からも大きなメリッ
物流業務をアウトソースする際に完成度の高い「仕様書」をどこまで提示できていますでしょうか。この仕様書は発注側が委託したい内容をきちんと伝えるために存在します。この仕様書に曖昧なところがあると正確な料金を提示することができません。もし仕様書に曖昧な点があ
自由市場の下では価格は需要と供給で決まり、妥当なところで落ち着きます。これが適正価格でしょう。もし思っているよりも低いのであれば、それは供給過剰のせいかもしれません。ただし会社によっては安くても受注しなければならないという状況があるかもしれません。この
物流業界では時々「適正価格」ということが話題になります。この理由として特に運送について今の価格が安すぎるのではないか、ということがあるのです。私たちは日常生活の中で物流の恩恵を被っています。手に入れるすべてのものは情報を別として物流を介して運ばれてきま
物流という言葉の意味するところ(3) 活動のフィールドを広げる
物流は工程設計の結果発生するものと考えられます。最初から物流が発生しづらい設計にすることで物流を抑えることができます。物流業務はすべて付加価値を与えるものであるとは言い切れません。むしろ物流はコストだという意識の方が大きいと思われます。そこで物流の発
物流という言葉の意味するところ(2) サプライチェーンの範囲とは
物流という言葉について狭くとらえがちなのは事業者側だと思います。運送会社であれば運送を物流と考えます。倉庫会社であれば保管と入出庫を物流と認識します。ところが事業者にとっての顧客、すなわち「荷主」にとってみると事情が違います。荷主はサプライチェーン全体
人と話をしていて物流という言葉に対する解釈の違いに気づくことがあります。ましてや物流業務に携わらない人にとってこの言葉の意味がしっかりとわからないこともあるでしょう。物流という言葉の意味を教科書的に解釈すると、それは5機能ということになります。「輸送」
物流の中で特にインランド輸送はローカル業務という色合いが強いと思います。海上輸送で国と国の間を運ぶ業務がグローバル業務であることとは対照的です。このローカル色の強いインランド輸送ですが、うまくやるポイントは何でしょうか。それはいかに現地の物流業者を使う
私たち日本人が注意しなければならないことは「海外で通用する物流」を研究することではないでしょうか。日本だけの知識では海外で仕事をすることはできません。前回お話したような「おかしな現象」を引き起こしてしまっては効率を阻害しかねません。できれば物流担当者
メーカーの海外進出は大企業にとどまらず、中小メーカーでも一般的になりました。工場を建てて日本で培った技術をベースに高品質のものづくりを行う。これが多くの会社で実現しているのです。しかし注意点があります。それが物流です。日本国内にあってもメーカーで物流は
物流コストのベンチマークと合わせて実施したいのが、「物流サービスの効果」についての比較です。物流の良否は次工程の生産性や在庫などになって表れます。それを見る必要があるのです。大切なことですが物流はコストを下げればよい、とだけは言い切れないということです
物流ベンチマークを行う場合にはまず物流で要しているコストについて比較を実施してみてはいかがでしょうか。たとえば輸送コスト、荷姿コストなど、機能別にどれくらいかかっているのかの絶対値を把握します。ただしその絶対値を他社と比較してもあまり見えてくるものがな
皆さんは自社の物流について業界の中でどれくらいのポジションにいるのかを理解していますでしょうか。ベンチマーク活動というものがあります。物流でいえばたとえば自社の物流コストが業界の中で競争力があるのかどうかを調査することです。物流のデータをどのように把
改善提案制度として望ましい形は全従業員が毎月1件以上の提案を行うということではないでしょうか。特にこれから制度化するという会社はこの形がシンプルでよいと思います。毎月1件が大変そう・・・と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。それは理解できます。しか
改善提案は従業員が参加することで会社経営を良くしていくためのしくみと考えましょう。しかし多くの従業員は自分が経営に参加するなどとは思っていないものです。この提案は従業員自身のレベルアップにも有効な手段です。今の仕事の状況を客観的に分析し、それをどう変え
メーカーでは当然のように提案活動が行われています。全従業員が毎月何かしらの提案を行っている会社が多いと思います。これが別の産業となると立ちどころに提案活動に対する認識が薄れてしまいます。提案活動の大切さが理解できれば導入する産業もありますが、大半はこの
販売する時に欠品を発生させたくないということはよく理解できます。だから在庫を持つのだという考え方もわからないではありません。しかしこの考え方だとどこまで在庫を持ったらよいかが曖昧になります。できれば売れただけ補充するという方式だと在庫も極端に増えずによ
在庫は「なんとなく」増えてしまうこともあり注意が必要です。その要因の一つが場所です。場所が広すぎるからものが置けてしまう、その関係で在庫が増えてしまうということがあります。材料余りということもあります。100個入りの材料パッケージで80個分の生産指示が
荷主会社が抱える物流課題として毎回俎上に上がるものとして「在庫」があります。在庫といってもそれが多いことが特に問題になっているのです。在庫は「罪固」と揶揄されることもありますが、顧客に迷惑をかけない程度で少なければ少ないほど良いとされることが多いのでは
私たちのビジネスは協力会社さんのご協力なしには成立しません。もちろん、サプライヤーさんにとっても私たち購買サイドが無ければやっていけないわけです。ということでお互いにWin-Winになるようなしかけが必要になります。私たちは品質の良いものをより安く購入できるこ
サプライヤーで特に不足していると思われるのが「管理技術」だと思います。たとえば現場管理はどうでしょうか。サプライヤーが最低限行わなければならないことはQCDを守ってものをつくって納入することです。多くのサプライヤーはこれだけで手いっぱいなのです。皆さんの
購買担当者が実施するサプライヤーマネジメントの中で大変重要な項目があります。それはサプライヤー指導です。とかく購買担当者はサプライヤーに対していろいろな指摘をしがちです。ああでもない、こうでもない、と指摘はしますがそれに対する対策案は教えてあげています
購買担当者であればサプライヤーの財務諸表を見る機会もあると思います。やはり取引先に関する財務的な安定性についてはあらかじめ調べておく必要がありそうです。まず損益計算書から見ていきましょう。どの会社でも収益と費用と利益から成り立っています。収益から費用を
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コミュニケーションで大変重要となってくるのがお客様とのコミュニケーションです。なぜならお客様の求めている物流を提供することこそが私たちの使命だからなのです。当然のことながら私たちはお客様が欲しているものを知る努力が必要になります。そこでコミュニケーショ
物流事業者の方はターゲット荷主とコミュニケーションをとり、受注につながるような情報を入手することが重要です。荷主の物流現場を見せていただきどこにどのような問題があるのかを掴んでおくとよいでしょう。恥ずかしがらずに、また遠慮することなく荷主には物流現場を
この世の中ほとんどの産業に物流は付きものです。最近では個人間での取引も発生しており、そこにも物流が付いて回ります。つまり物流を提供する側、物流サービスを受ける側のどちらかに多くの人が関わっているということになります。ものがある限り物流は発生します。と
楽天が都内の一部で食品や日用品について最短で20分で配送するサービスを始めました。スマートフォンの専用アプリで24時間いつでも注文することが可能で、購入者の自宅などに専用の配送車で届けます。通信販売は配送リードタイムを競って成長してきました。以前は3~
他社との物流の実力値を比較はぜひやりたいところではあります。やり方としては他社に申し入れをして相手がその話に乗ってくれば可能でしょう。あるいは業界団体で研究会を設けKPI比較を実施するという方法もあります。ここで両方の条件となるのが「意を同じくする仲間が
私たちは常に競争社会の中で生きています。そのため業務改善は当たり前のように実施していかなければなりません。業務改善は今おかしいと思っていることを正すという意味で大切なことです。この改善にはスピードがつきものです。調査とか分析に時間をかけている余裕がある
昔大手調味料メーカーの女子社員が考えたある改善案、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんがそれは「中蓋の穴径を大きくする」というものでした。そうすることで消費量が増え売り上げ増につながるというアイデアだったわけです。穴径を若干広げることで気づかぬうちに
『ちいさいことを重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道』これはイチロー選手の有名な言葉です。大きなことを達成した人の言葉ですから、ずっしりと心の中に響いてきますね。私たちが物流改善を行う時もまさにこの言葉の通り小さなことを積み上げていくこ
物流現場で働く方たちは毎日の作業の中で問題だと感じていることがいろいろとあるものと思われます。やはり物流現場を良くしていくためには作業者の方が普段感じていることをすくい上げることから始めるべきではないでしょうか。ある物流センターでのピッキング作業を見て
3現主義の三つ目の「現」は「現実」の「現」です。いくら良い改善アイデアを考えたとしてもそれが具現化できないものであれば意味ありません。ただし今の技術力ではできないかもしれないけれど、いずれ将来に可能になることもありますので、発想は大いに広げてみても良い
物流過程で起きた問題点は3現主義で解決していきましょう。物流上の問題点の例として物流品質不良が挙げられます。誤品を出荷してしまった、誤数を出荷してしまったという話をよく耳にします。物流品質不良の対策書には作業者が標準作業を守っていなかった、監督者が作業
物流現場の問題は物流現場で改善していくことは当たり前のことだと思います。物流現場で発生している問題を事務所で検討することはあまり意味がありません。つまり現場で起きていることは現場で解決する、とうことです。これを「3現主義に基づいた活動」と呼びます。3
検品を終えた納入品はその後運搬され格納されることになります。・ 保管場へ運搬(運搬)・ 保管棚に格納(保管)・ 出庫(加工)・ ピッキング場へ運搬(運搬)・ ピッキング棚へ投入(保管)そしていよいよ顧客のオーダーに基づきピッキングされます。・ ピ
稼働分析の結果としてどのような仕事をどれくらいの比率で行っているのかがわかります。ピッキング作業を例にとって説明していきましょう。ピッキング作業の付加価値作業とは「ものを棚から取り出す」ということになります。稼働分析の結果、この作業には20%かかってい
物流スタッフはムダを定量化しそれを根こそぎ解決できなければなりません。そのために簡単な分析手法を学びましょう。分析手法の最も簡単なものとして「稼働分析」があります。稼働分析はその名の通り現場の稼働状況を分析して定量化するものです。稼働状況には人の状況
改善スキルの中でも最初に身につけなければならないのが「ムダの見つけ方」です。理想とのギャップがムダだというお話をしましたが、もう一つ別の視点から考えてみましょう。私たちは物流業務を実施してお客様からお金をいただいています。お客様が私たちに対して仕事の対
物流スタッフに欲しいスキルの一つとして「改善力」があります。「改善は永遠」という言葉もありますが、継続的に取り組むことで会社はますます良くなっていくものです。それを支えるために物流スタッフ自らが改善スキルを身につけなければなりません。これは必須です。そ
我が国では昔から物流の地位は低く見られています。メーカーの中では物流は重視されてきませんでした。そのため物流スタッフも育たずに改善したくてもできない状況にあります。物流事業者は就職先として魅力ある業界とは認識されていません。学生も学校で物流にかかわる勉
工場内物流は在庫を適正に保ち生産工程に部品切れを起こさないようにしなければなりません。在庫管理は物流業務のいろはの「い」ですから、しっかりと取り組まなければなりません。物流が生産をコントロールできれば必要な在庫だけが存在することになります。それができな
一貫荷姿を崩して供給荷姿に変換するのは工場内物流の重要な役割です。しかもそのコストは工場内物流、物流部門で持つべきでしょう。なぜなら一貫荷姿は物流コストを下げるために使われるのであり、少なくとも工場に入るまでは物流コスト低減を享受しているからです。コ
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