倉庫という資源を余すことなく有効に使いきることが物流経営には極めて重要になってくるのです。この出来栄えを判断することができる指標が「倉庫容積率」ということになります。物流センター長であればこの指標を全センター間で比較し、より良いデータであれば評価される
会社収益向上のためにコスト改善は必須。意外と難しい物流コスト改善の取り組みについて易しく解説します。
大手製造会社で長年に亘り物流IE、物流技術担当として物流の構築、改善に取り組む。国内外を問わず、主として製造会社の物流改善の指導に明け暮れる日々を過ごしている。
倉庫という資源を余すことなく有効に使いきることが物流経営には極めて重要になってくるのです。この出来栄えを判断することができる指標が「倉庫容積率」ということになります。物流センター長であればこの指標を全センター間で比較し、より良いデータであれば評価される
日本は国土が狭い影響を受けてか物流に関するスペースも不足する傾向にあるようです。都市部では多層階型の倉庫が一般的になってきました。一時期海外との取引が拡大するにつれて港湾地区に集中立地する傾向にあった倉庫は、最近ではBCPの取組の一環として内陸部に建設され
仕事の効率化を考えるときまず真っ先に考えるべきことは「その仕事を止められないか」ということではないでしょうか。そこで今やっているその仕事を止めたらどのような影響があるのかについて検討してみることをお勧めします。「人がいるから仕事を作る」といった現象が
物流現場に限った話ではありませんが問題点出しで重要なことは「その意見を否定しない」ことです。誰かが問題と感じたことについて勝手にそれを潰してしまうことほど愚かなことはありません。前にもお話しましたが、長年その仕事をしているとその状態が当たり前になってし
先日とある物流現場を見に行った時のことです。新たに赴任したセンター長が物流現場の問題点を指摘し改善案を提案されました。このアイデアに対し、その現場に古くからいる副センター長がいくつかの理由を挙げてそのアイデアが実現困難であることを話したのでした。この
在庫が悪者扱いされる二つ目の理由は「ムダを隠してしまう」ということにあります。その事例を見ていきましょう。安全在庫を持つ理由として「設備故障」があるというお話をしました。安全在庫があれば設備が故障して生産が止まってしまったとしても次工程に迷惑をかけるこ
安全在庫は何かしらのトラブルに備えて持つ在庫のことを指します。トラブルとは設備故障や協力会社の未納、顧客の要求の振れなどいくつもあると思います。これらのトラブルが発生した際にはこの安全在庫を切り崩して次工程に悪影響を与えないようにするのです。この安全
荷主会社の物流改善ニーズとして必ずと言っていいほど挙げられるのが「在庫削減」です。どこの会社でも在庫が多いことに悩んでいる証だと言えるのではないでしょうか。在庫はあらゆる活動の結果として生じるものです。・ 買いすぎの結果として生じる余剰在庫・ つくり
物流サービス水準向上(3) 儲かる物流商品はSQDCMの視点で
物流会社の提供する物流サービスの場合、顧客とじっくりと会話し、顧客の物流現場を穴のあくほど観察し的を射たものとしなければなりません。顧客は物流安全を良くしたいと思っていればそれに応えられる物流サービスが必要です。物流品質を向上したいのであればそれにふさ
物流サービス水準向上(2) サービスレベル・アグリーメント(SLA)
物流会社が提供する物流サービスについてですが、物流のことをよく理解していない荷主の場合は物流会社側でリードしてサービスレベルを確認していきます。・ 荷役は物流会社がやるのか、荷主側でやるのか・ 高速道路を使うのか、使わないのか・ 積み置きが発生するの
自社内の物流でも顧客に提供する物流でも同じですが、物流サービスレベルの向上は常に追求していかなければならないと思われます。自社内のお客様、自社が物流会社の場合は荷主会社に対してどれくらいのレベルの物流を提供できるかがキーになりますよね。相手が求めるレ
物流コスト改善に効く共同物流(3) 他社共同物流成功のポイント
共同物流と言うアイテムは昔から言われ続けてきています。しかし実際にはうまくいった事例はそれほど多くないと聞いています。それはなぜでしょうか。今実施している個別物流を共同化するためにはいくつかのハードルを乗り越える必要があります。そのハードルの代表例を挙
社内で複数の部署で物流を実施しているのであれば、せめて物流情報だけは共有化しておきましょう。いつどこ向けにどれくらいの物量を出荷する、といった日々の物流情報は共有化することで物流コスト改善につながる可能性があるからです。同一地域向けにA部署からトラック0
皆さんの会社では会社内で物流改善に取り組まれていることと思います。世の中には物流改善に取り組んでいない会社が多い中、もしそれを実行しているのであれば他社よりも一歩先んじていることだけは間違いありません。物流改善と言いましてもその範囲は広く、物流コスト改
物流アウトソースの重要事項が共同改善の実施でした。物流業務を社内で実施するのか、外部に委託するのかは基本的な要件ですが、それ以上に将来的に改善を一緒に行っていくことで物流効率化につなげていくことが重要になってくるのです。荷主会社は物流アウトソース先が決
物流アウトソースにあたっての留意点(5) 共同物流改善を進める
物流契約が結ばれればいよいよ業務が開始されます。当初予定していたパフォーマンスが出ているかどうかをチェックしていきましょう。物流アウトソースは単に物流業務を外部業者にやってもらうだけではなく、今の物流を改善していくこと、さらに物流改革を実行していくこと
物流アウトソースにあたっての留意点(4) 契約書作成の留意事項
最終的にアウトソース先を決定するに際し、決定判断基準を事前に決めておきましょう。往々にして価格だけで判断してしまいがちですがそれは危険です。その会社のSQDCはきちんと評価しましょう。また提案についても重視した方が良いと思います。提案は最初に取引するにあた
物流アウトソースにあたっての留意点(3) RFIとRFPの実行
アウトソース先には物流条件をできるだけ詳しく伝えましょう。たとえば輸送業務をアウトソースするのであれば、次のような条件は必須です。・どこからどこまで輸送するのか・輸送ボリュームはどれくらいか・輸送リードタイムはどれくらいを希望するのか・発注タイミニン
物流アウトソースにあたっての留意点(2) 相手に物流情報を伝える
再三申し上げていることですが、物流はサプライチェーン全体の効率化のカギを握っています。これを単に物流を「点」としてだけ見ているのであれば、効率的なサプライチェーン運営は難しいと言わざるを得ません。そうは言っても物流コストを下げる活動は重要であることに変
皆さんの会社では何かしらの物流業務のアウトソース(外注化)を行っているのではないでしょうか。この物流アウトソースにあたり注意すべきポイントについて触れてみたいと思います。何かしらの物流業務をアウトソースしている会社はある統計によると3割強あるそうです。
営業担当者が安易に実力以上のサービスを顧客に提示してしまうと現場は大変なことになります。まったく利益の出ない顧客を抱えてしまうからです。同じ入出庫業務と配送業務を請け負ったとしても、ある得意先は数パーセントの利益が出るのに別の得意先は赤字ということがよ
物流収支は最低でも各物流センターで「センター業務」、「自社輸配送」、「協力会社輸配送」の3つで把握していかなければなりません。この3分類で収益目標通りだったのか、不足していたのか、あるいは目標以上の収益を確保できたのかを最低でも月単位に認識していく必要
物流会社の場合、月々の収益を認識し改善につなげていく活動が重要になってきます。この収益を認識する頻度は一般的に多いほうがいいし、そのメッシュも細かいほうがいいと考えられます。まず収益を認識する内容について考えていきましょう。物流センターであれば一般的
物流のリスク認識を高める(3) コンプライアンスリスクへの対応
帝国データバンクによると、コンプライアンス違反をきっかけとする倒産が増加しており、その中でも運送事業者の行政処分などによる倒産が急増しているとのことです。2012年4月に関越自動車道で発生したツアーバスの死亡事故以降、監査が厳格化したほか、行政処分を受
私たちはサプライチェーンの根幹を握っている立場にいるため、リスク管理については入念に取り組まなければなりません。リスク管理といえばBCPがあります。BCPとは Business continuity Plan の略です。日本語に直すと事業継続計画ということになります。そのリスクが発
物流は経済の血管と言えると思います。この血流が鈍ると経済はたちまち弱ってしまいます。それだけ物流は大切であると誰しもがわかっていると思います。でも実際に物流におけるリスクを洗い出してそれに対策を打っているかというとそれは疑問です。そこで物流に携わる人は
目標と実績は数字で管理します。物流現場の管理ボードに掲示する書類にはグラフや表を活用し、一目で見て「良いか悪いか」がすぐわかるようにしましょう。例えば折れ線グラフで表示するとした場合、達成は緑色の丸で、未達成は赤色の丸でポイントをつけるようにします。人
物流会社が取り組むべき管理技術(2) 物流現場のSQDC管理
製造会社の物流部門は比較的管理技術を使って現場管理を実施している傾向にあります。これは製造部門でこういった管理が必須であるため、その影響を受けているものと思われます。物流会社でもメーカー子会社の場合には同様の傾向があり、管理技術を使って現場の管理を行っ
物流会社がより効率化して低コストでオペレーションを行っていく際にはぜひいくつかの管理技術を身に付けると良いと思います。多くの物流会社が手を付けていない領域なので、早めに着手すれば他社から一歩抜け出すことが可能でしょう。物流会社の現場を訪問するとまず気に
サプライチェーン全体で物流効率化(3) サプライチェーン部門の設置
会社の規模にもよりますが、サプライチェーン専門部門を社内組織として設けることはこれからの企業間競争を考えると大変有効であると考えられます。小売りであれば調達から社内在庫管理、販売物流などをトータルで見ていく部門を設けるのです。この「もの」が入ってから顧
サプライチェーン全体で物流効率化(2) 3PLというシステム
3PL、サードパーティーロジスティクスですが、この趣旨は顧客の物流業務を一括して請け負うとともに、顧客へ物流改革を提案する業者のことを指します。アセット型、つまり自ら物流設備を持ちながら仕事をしていくパターンと、それを持たないノンアセット型があります。
私たちが日々買い物に行く先はスーパーマーケットだと思います。昔は魚を買いに魚屋さんへ、野菜を買いに八百屋さんへ、お酒を買いに酒屋さんへと出かけて行きました。商店街に行くとそういったいわゆる「専門店」が軒を並べ、それぞれの店を渡り歩きながら買い物をしたも
4M管理をぬかりなく(3) 物流における「設備」と「方法」の管理
物流設備にはトラックやフォークリフト、マテハン機器などがあります。これらの機器が故障すると仕事に支障が出ることは確実です。そこで日々の始業点検とそれ以外の定期点検を欠かすことなく実施することが求められます。4M管理における物流設備管理では、点検の「実施時
まず最初のMである「人」について考えてみましょう。前回もお話させていただきました通り、「人」が変更になった時にはミスが発生しやすいと思われます。そこで物流監督者は新人に対してはしっかりと仕事を教え込む必要があります。これを他人任せにすると失敗する可能性が
皆さんの会社では4M管理はしっかりとできていますでしょうか。復習の意味でも4Mについて認識しておきましょう。4Mとは次の4つのMを指します。1.Man(人)2.Material(もの)3.Machine(設備)4.Method(方法)これらは物流業務の基本的な構成要素です。
既存荷主との長期取引を続けるために(3) 真の3PL事業に取り組め
3PLという言葉だけが先行している感がありますが、真の3PLはなかなか見つかりません。3PLとは顧客の物流を包括的に請け負い、そして顧客に物流改革を提案できる会社のことを指します。物流改革となると単なる物流改善提案とは次元が異なります。物流改善提案ができない
荷主からのコスト削減要請に対応しなければならないことは間違いありません。それは特別な競争力を持つ物流商品を提供できていないのであれば尚更です。荷主会社も物流だけではなくあらゆる発生コストを削減すべく必死になって活動をしています。このレベル以下の活動しか
物流会社の立場から言えば、既存取引先との関係は当然長く続けたいですし、できれば仕事量を増やしていきたいと考えるのは当然のことでしょう。取引先との関係は続くこともあれば当然のことながら他社へ切り替えられてしまうこともあります。その心配をされている会社はど
今後の物流に向けて荷主が取り組むべきこと(3) トラック積載率向上
ドライバー不足で輸送能力が低下することへの対応として荷主が取り組むべきこと、そのポイントは発注するトラック台数を減らすことにあります。つまり効率の悪い輸送を改め、積載率を向上する、実車率向上に貢献することです。ここで言う積載率はトラックに積んだ時の荷台
今後の物流に向けて荷主が取り組むべきこと(2) フェアな物流契約の締結
契約をフェアなものにしていくことが荷主として行うべき第一歩ではないでしょうか。例を挙げると荷主構内で物流会社を待たせるのであれば「待機料」を支払うという契約です。もちろんお金を払えば良いということではありません。待機時間解消のための方策はきちんと打って
今後の物流に向けて荷主が取り組むべきこと トラック待機時間の解消を
このところドライバー不足の話題が急に盛り上がってきた感があります。この背景には景気が回復し、さらに将来的にも復興需要やオリンピック需要などの存在が挙げられます。一方でドライバーという職種自体の要因もあります。つまりドライバーが高齢化してきていることです
物流業での困りごとは何ですか?(3) 物流規制緩和も視野に入れる
ハードウエアで困っていることはありませんでしょうか。積み込み場が狭いため、ウイング車の片側からしか荷役できない場合があります。このようなケースではフォークリフトで荷を押し込む形で積み込みをやっている場合が多いでしょう。もしトラックの荷台の上で簡単に奥に
海外で業務展開している物流会社であれば外国人労働者の使い方は手慣れたものかもしれませんね。しかし圧倒的多数の物流会社は今まで外国人の方と一緒に仕事をした経験は無いと思われます。製造会社であれば監督者が海外に行って現場指導を行っているケースがありますので
急な雨が降り出し、台車を押しながら配達する宅配業者を見かけました。トラックから台車に荷降ろししている担当者は台車にビニールシートをかける作業を行っていました。一方で配達中の担当者は荷物を濡らしながら台車を押していました。当然段ボール箱は雨に打たれてしま
「場所があると保有してしまう」傾向があることは事実ですから、逆転の発想で行きましょう。つまり「場所の制約」をかけることです。荷主から在庫削減のアドバイス要請があったらまず「場所」から考えてみましょう。たとえば調達品の買いすぎによる在庫を防ぐ方法を「場
在庫が増えれば利益も増えるということが論議の的になることがあります。一見在庫が利益につながるなんて、と思われるかもしれません。しかしそれは次の算式でも明らかなのです。利益=売上-売上原価売上原価=期首在庫+期中仕入-期末在庫たとえば売上が1000万、
荷主会社がどのような物流改善を実施したいと考えているのかを知ることはとても重要なことだと思います。なぜなら顧客が求めていることに対応することがビジネスだからです。一般的に最上位に来るのは「物流コストを下げたい」という項目でしょう。これはいつの時代も変わ
物流で会社利益向上のチャンスを見逃すな (3) 物流契約と物流標準作業
物流収益向上にあたって結構見逃されがちな重要アイテムがあります。それは何だか想像がつきますか?それはルールを決めてそれを守る、ということです。えっ、そんなこと今さら言われなくても分かっているよ、という声が聞こえてきそうですね。でも考えてみて下さい。その
物流で会社利益向上のチャンスを見逃すな (2) 物流コスト削減と物流改善
どこの会社でも多かれ少なかれ物流コストがかかっています。これは金融機関など一見物流に関係のなさそうに思える会社であっても同様です。なぜなら書類発送などの物流コストがかかっていますし、人の移動に関わるコストもある意味物流コストと言えるからです。ということ
物流で会社利益向上のチャンスを見逃すな 会社利益を30%向上するために
「皆さんの会社では物流改善で利益を30%向上できます!」と言われたらどのように思いますでしょうか。「うちの会社は改善をやり尽くしたからとても30%なんて無理だよ」「何の根拠があって30%なんて数字が出てきたのか」こういった反応があるような気がします。
IEではよく話題になりますが「手待ち」のムダを削減することは重要です。輸送会社も荷主構内での待機時間に苦労しています。ではそれをどこまで定量化して荷主と話し合いを持っているか、となると心もとない会社がほとんどのようです。これには二つの理由がありそうです。
製造会社では百分の一分を縮める活動を愚直に行っています。そのためにほんのちょっとしたムダも改善していこうとします。人の動きについてもビデオを撮ってムダな動作が無いかを確認するとともに最前の動きを研究しています。歩行は付加価値を生まないムダとしてそれを撲
IE(Industrial Engineering )を物流で活用しようという話は30年以上前から言われ続けています。しかしその浸透度はそれほどでもないようです。なぜかIEというと尻込みしてしまう物流会社が多いような気がしてなりません。その一因にIEというものを難しく伝えている節があ
利益率を確保する物流会社の取組(3) 外払いコストを3割下げる
物流業務の前後に利益率の良い仕事が転がっています。それに取り組むことで多分従来の仕事より利益を確保できると考えられます。設備輸送を実施している会社はぜひ設備の据え付けと精度出しを受注して欲しいと思います。これは少々歯ごたえのある仕事かもしれません。そ
儲かる仕事は今までと同じメニューの中にはないと考えた方がよさそうです。どこでもできる仕事であればなおさらです。そこで従来の延長線からあえて逸脱してみることです。逸脱のポイントとしてまずは従来の仕事の前後に着目してみると良いかもしれません。例えばメーカ
我が国の物流会社の利益率は2%前後だと言われています。他産業に比べて決して高い率だとは言えません。なぜこのような率になっているのでしょうか。一方で6%以上の利益率を稼ぎ出している会社もあります。この違いはどこにあるのでしょうか。その理由の一つに取り組む
物流はコストとして見られがちです。そのため、物流はムダでありそれをそぎ落としていこうというアクションにつながっているのです。しかし物流コストを下げるだけが物流改善ではありません。むしろ物流でコストをかけ、他で効率化を図った方が会社としてメリットがあるこ
荷主から見て物流商品に大きな差はないと思われているとしたら、その物流商品はコモディティ化してしまっていると言えるでしょう。こうなってしまうと残念ながら荷主から見れば「一番安い物流会社に発注しよう」ということになるのです。コモディティ化された物流商品には
物流は空間的なギャップを埋めるために存在するものです。大阪で生産された製品を仙台で販売するといったように空間的ギャップを埋めるのです。このように改めて考えてみると物流の重要性というものが理解できるのではないでしょうか。普段はほとんど意識されていませんが
物流はものを動かす業務ですから「もの流れの改善」は得意分野だと言えなければならないですね。どちらかというと工程改善の領域になるのではないでしょうか。ものづくり改善の中でどうしても物流改善が必要な部分が出てきます。工程改善としての取組の中に物流改善が位置
その業務を止めてみるという発想は改善を行うに当たっては大変重要です。今まで何気なくやってきた「その作業」が本当に必要なのか、考えてみる必要があります。例えばポリ袋梱包作業を実施した際にホチキス止めを二箇所行っていたとします。そのホチキス止めは本当に必要
物流業務の領域は広いため、まず物流の定義に難儀することがあります。一般的に物流には5つの機能があると言われています。その物流5機能とは「輸送」「保管」「荷役」「包装」「流通加工」です。これに最近では「情報」が加わり6機能とも言われています。これで通称物
お客様の満足を得る(3) 「すぐできる改善」ネタを提供しよう
お客様への付加価値提供は「提案にある」というお話を良くさせていただいております。この提案ですが、難しく考えすぎている傾向があるように思えます。よくお客様側(荷主企業)から取引をしている物流会社からこの一年間で一件も提案が無かったという話を聞きます。「
物流としての「当たり前品質」は最低限クリアしなければお客様は満足してくれません。さらにその上をいかなければ顧客満足度はプラス点にはならないのです。一方で一般消費者からは幸か不幸かそれほどの期待値を抱かれているとは言えないのではないでしょうか。何故なら一
物流はいたるところで発生しています。ということはさまざまなお客様に貢献していることにもなるのですね。ではかかわりをもつお客様に対して満足のいく物流サービスを提供できていますでしょうか。この点について少し考えてみたいと思います。皆さんは顧客満足度という
物流を業として行うに当たって常に意識しなければならないものとして、廃棄物問題があります。前にもお話させていただきましたが、物流工程では木材や段ボール、そしてポリ袋などを大量に使用しています。これらは使用後には大量のゴミとなって残ることになります。これら
ディーゼル車が排出する汚染物質には、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)などがあります。この内最近盛んに報道されているPMについては皆さんもよくご存じのことと思います。このPMとNOxは呼吸器系刺激ガスであ
物流は排出ガスの関係で特に環境に対する感度を高めなければならない業種だと言えそうです。物流はコストに対しては敏感ではありますが、環境ではまだまだではないでしょうか。排気ガス削減は当然として、物流資材として使用する木材や段ボールなども使用量を減らすことで
いつも申し上げていることですが、物流作業を作業者任せにはしてはなりません。特に仕事のペースを作業者に任せてしまうと作業者は自分の持ち時間を目いっぱい使って仕事をやろうとします。極端な例かもしれませんが、同じ分量の仕事をある時は4時間で行い、別の時には8時
「金」のマネジメントと同じくらい物流業で弱いのが「人」のマネジメントではないでしょうか。どこの物流センターに行っても「人」のマネジメントが十分に行われている状況に遭遇することがありません。たとえば本日の庫内作業への投入人員。この人員は何に基づいて算出さ
物流センターで必要となるマネジメントとは何でしょうか。顧客の製品の入出庫管理は当然として、顧客の在庫管理や預かり品の品質管理などには取り組まれているのではないでしょうか。その一方で、自社の収益管理や労働生産性管理などについてはいかがでしょうか。センター
前回もお話させていただきましたが、トラックの荷台で積み重ねができずに「空間」を作ってしまうほどもったいないことはありません。これを防止するための根本的な改善手法が荷姿改善でありパレットと容器のモジュール化であるわけです。しかしもっと簡単なやり方があり
トラック積載率を上げるあの手この手(2) 物流容器の有効活用
製品を裸のまま運ぶことは理想ではあると思います。それは容器などの余分なスペースを省くことで積載効率が上がることが考えられるからです。パレットはトラックに積み込むときには効率向上に寄与しますが、いったん荷台に載せられてしまうとそれはスペースを食う余分なも
トラック積載率を上げるあの手この手 容器モジュールで物流改善
トラックの積載率を意識して仕事をしていますでしょうか?いつも申し上げていることですが、トラックの持つ能力を十分に発揮できるように仕事をデザインしていくことは非常に重要です。トラックの能力とは重量的な能力と容積的な能力の両方を指します。たとえば10トン車
お客様起点のSCMはできていますか(3) SCMのリーダーと参謀
受注生産方式の場合にはお客様が発注されてから手元に届くまでが「発注リードタイム」ということになります。たとえばオーダーメイドのスーツを発注した場合、それが手元に届くのが3日なのか、一週間なのかがお客様が気にするリードタイムだということになります。どう
お客様の立場から言えばサプライチェーンマネジメントの最優先課題は「リードタイム」にあると考えられます。お客様は購入したらすぐ欲しいと考えますよね。たとえば通信販売では翌日発送は当たり前、即日発送も増えてきています。これは買ったらすぐに手元に届いて欲しい
お客様起点のSCMはできていますか 在庫の持ち方とものの作り方
物流業はサプライチェーン全体を見渡せる立場にありますから、意識するとしないとに関わらずサプライチェーンマネジメントの一端を担っているのだと思います。サプライチェーンの終点は最終カスタマーになります。そこでサプライチェーンの組み立ては当然のことながら最終
新たな発想で仕事を広げる・仕事を変える(3) 業界の垣根を越えて
物流はサプライチェーン全体を見渡せる立場にあります。少なくともものを動かすところ、ものを保管するところ(在庫管理を含む)では実物を目の当たりにしていますので特に実態を把握できる状況にあります。ものづくりの領域につきましても工場内物流を実施していればその
新たな発想で仕事を広げる・仕事を変える(2) ピッキング作業のやり方は
皆さんは「ピッキング作業」というとどのような作業をイメージしますでしょうか。作業者がリストを持って棚の周りを歩きながらものを取っていく作業を思い浮かべるのではないでしょうか。最近アマゾンが棚自体が作業者の所へ移動してくるというスタイルを検討しています。
新たな発想で仕事を広げる・仕事を変える 物流5機能にとらわれるな
長年仕事を進めているとその仕事のやり方に慣れてしまいます。それが当たり前になります。これはどんな仕事でも同じことではないでしょうか。そうはいっても仕事に慣れてくるとそのスタイルを変えることには勇気がいります。その仕事の担当者は仕事のやり方を変えることに
物流情報の一元化でコスト削減(3) サービスレベルアグリーメントとKPI
同一会社で同一物流会社に発注しているのであれば、たとえば輸送の発注であれば発注窓口を一カ所とし、そこから物流会社に発注するようにしてみたらいかがでしょうか。各部門で発注すると、0.5台分の荷物しかないのに1台配車し、別部門が同じ日に同様の配車をする可能
物流情報の一元化でコスト削減(2) 物流契約書をチェックしよう
社内で部門ごとに物流機能を持っていると、それぞれが別の動きをすることがあります。物流会社との契約形態も部門に任されているケースも見かけます。輸送業務を委託しているA部門とB部門で内容が異なることはよくあることです。例えばA部門では車建契約、B部門では個建契
物流情報の一元化でコスト削減 社内コミュニケーションの大切さ
物流を効率化するためには荷物を集めるという原則があります。物量が集まれば一単位当たりのコストは下がります。そこでものを発送するときにはできるだけまとめた方がコスト的に有利になるのです。同一方面に同じタイミングで送る場合は荷物を合わせて出すことが基本だと
顧客から予測情報をもらうことは先々の仕事の段取りを考えていくためには大切なことです。ただ日々の確定情報だけで仕事をしているのであれば、それは考え直す必要がありそうです。多くの物流センターの現場で話を伺うと、当日の午前に出荷情報をもらい、夕方までに出荷準
S&OPの狙いの一つに市場情報を的確に把握し、それを自社の生産等の計画に反映していくことがあります。市場の変化のスピードは速まってきています。経営のスピードもそれと同様に速めなければなりません。物流業も例外ではありません。市場の動向、顧客の動向を常にウオッ
S&OP、つまり Sales and operation が最近にわかに脚光を浴び始めました。今までのSCMの概念に加え、販売や経営の要素を加えたものがS&OPだと言えそうです。市場の変化や客先のオーダー変更を速やかに把握し、それを経営の意思判断材料として織り込んでいくことが求められ
見える化の真の目的は今の物流現場の管理状態がどうなっているのかが一瞬で判断できることにあります。単なる掲示物のオンパレードではありません。それぞれの掲示には意味があるのです。工場で工具をその形に縁どりしたボードに吊るしているところを見かけることがありま
本当の見える化で効率向上(5) 見える化とセンター長のマネジメント
物流現場を管理状態に置くことで、今何をしなければならないかといったアクションにつながります。逆にこれがわかっていないと、異常に対して手を打つことが遅れ、会社に大きな損失をもたらすことにもつながりかねないのです。こういった管理を行っていくことこそが「物流
物流現場の見える化の大きな目的は「物流現場を管理状態に置くこと」です。物流現場を管理状態に置くとは現場の目標に合わせて仕事がなされ、計画と実績の対比ができ、アクションがとれるようになっていることを指します。前回の仕事の「計画」と「実績」がわかるというこ
本当の見える化で効率向上(3) 物流業務の計画と実績の掲示は必須
「今日の5時までにすべてを終わらせればよいことになっています」という表現はピッキング現場だけではなく、梱包場や出荷準備作業などあらゆる物流現場で聞く回答です。この回答は朝聞いても、夕方聞いても同じように返ってくるのです。なんか変だと思いませんか?この
本当の見える化で効率向上(2) 3現主義に基づいた見える化を
物流現場の見える化の成功のポイントは「3現主義」に基づいて実行していくことです。皆さんはすでにご存じのことと思いますが3現主義についておさらいしておきましょう。3現主義とは「現場」で「現物」を実際に見ながら「現実」的なやり方で実行していこう、ということ
物流現場がすっきりしたところで今度は物流活動の各アクションにつながるように「見える化」を進めていきましょう。アクションにつなげることが目的です。したがって物流現場のSQDCに関して会社として何らかのアクションを求められていることを優先的に取り組んでいきまし
すっきりした物流現場のつくり方(3) 在庫管理の4原則の整備
棚の番号表示も付けましょう。何丁目、何番地、何号のようにそれぞれのロケーションがすぐにわかるようにすることがポイントです。その倉庫の作業者がわかるようにするだけではなく、第三者がパッと見てどこになにがあるのかがわかることは大変重要です。在庫管理の4原
物流現場では床をきれいにすることでかなりすっきり感が出ます。顧客は物流会社の床に注目しています。床をきれいにしている会社は業務もしっかりしていると考えているからです。床の清掃を常に実施するとともに、フォークリフトのスリップ跡はその都度取るようにしましょ
物流現場を訪問すると非常にすっきりとした現場に出会うことがあります。こういった現場から生み出される物流はさぞかし高品質であると考えられます。一方で雑然とした物流現場からは間違いや商品損傷などが発生するような心配感が出てしまいます。こういった第三者が見
物流アウトソースを行った時に「こんなはずではなかった」という思いを持たれる荷主会社が多いようです。このような思いはどこから出てくるのでしょうか。この思いのギャップの一つが前回お話させていただいた「仕様書」です。仕様書を作成せずに「多分物流会社は自分たち
荷主会社が物流業務をアウトソースする際にアウトソース先にやってほしい業務をはっきりと伝えることが重要になってきます。実はアウトソースに失敗する会社の特徴として「物流仕様を明確に伝えなかった」ということが挙げられます。荷主会社が陥りがちなことが「物流会
アウトソースを過信するな アウトソースのメリットとデメリット
多くの荷主会社がアウトソースを行うことで自社の物流が良くなると思っています。たしかに十分に準備し、アウトソース先に仕事の内容と依頼したい事項が明確になっている場合には成功することもあるでしょう。しかし単に物流がしっかりとできていないので専業者に任せれば
輸送能力確保に向けての取り組み(3) 物流エンジニアリングの取り組み
ものづくりの場所を変更することは大変なように感じます。確かに大きな設備を移設して生産場所を変更することは大変ですが、そこまでしなくても物流効率を大幅に向上させることができます。製品形状が複雑だったり、ちょっとした突起がついているだけでパッケージングが大
トラック輸送能力が不足してくるとまず運賃の上昇が始まります。多少コストがかかったとしても従来通り運べるのであればまだよいでしょう。しかしコスト上昇だけにとどまらず能力不足で運べないとなったらこれは大きな問題になります。そこでこういった将来的なリスクを念
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
倉庫という資源を余すことなく有効に使いきることが物流経営には極めて重要になってくるのです。この出来栄えを判断することができる指標が「倉庫容積率」ということになります。物流センター長であればこの指標を全センター間で比較し、より良いデータであれば評価される
日本は国土が狭い影響を受けてか物流に関するスペースも不足する傾向にあるようです。都市部では多層階型の倉庫が一般的になってきました。一時期海外との取引が拡大するにつれて港湾地区に集中立地する傾向にあった倉庫は、最近ではBCPの取組の一環として内陸部に建設され
仕事の効率化を考えるときまず真っ先に考えるべきことは「その仕事を止められないか」ということではないでしょうか。そこで今やっているその仕事を止めたらどのような影響があるのかについて検討してみることをお勧めします。「人がいるから仕事を作る」といった現象が
物流現場に限った話ではありませんが問題点出しで重要なことは「その意見を否定しない」ことです。誰かが問題と感じたことについて勝手にそれを潰してしまうことほど愚かなことはありません。前にもお話しましたが、長年その仕事をしているとその状態が当たり前になってし
先日とある物流現場を見に行った時のことです。新たに赴任したセンター長が物流現場の問題点を指摘し改善案を提案されました。このアイデアに対し、その現場に古くからいる副センター長がいくつかの理由を挙げてそのアイデアが実現困難であることを話したのでした。この
在庫が悪者扱いされる二つ目の理由は「ムダを隠してしまう」ということにあります。その事例を見ていきましょう。安全在庫を持つ理由として「設備故障」があるというお話をしました。安全在庫があれば設備が故障して生産が止まってしまったとしても次工程に迷惑をかけるこ
安全在庫は何かしらのトラブルに備えて持つ在庫のことを指します。トラブルとは設備故障や協力会社の未納、顧客の要求の振れなどいくつもあると思います。これらのトラブルが発生した際にはこの安全在庫を切り崩して次工程に悪影響を与えないようにするのです。この安全
荷主会社の物流改善ニーズとして必ずと言っていいほど挙げられるのが「在庫削減」です。どこの会社でも在庫が多いことに悩んでいる証だと言えるのではないでしょうか。在庫はあらゆる活動の結果として生じるものです。・ 買いすぎの結果として生じる余剰在庫・ つくり
物流会社の提供する物流サービスの場合、顧客とじっくりと会話し、顧客の物流現場を穴のあくほど観察し的を射たものとしなければなりません。顧客は物流安全を良くしたいと思っていればそれに応えられる物流サービスが必要です。物流品質を向上したいのであればそれにふさ
物流会社が提供する物流サービスについてですが、物流のことをよく理解していない荷主の場合は物流会社側でリードしてサービスレベルを確認していきます。・ 荷役は物流会社がやるのか、荷主側でやるのか・ 高速道路を使うのか、使わないのか・ 積み置きが発生するの
自社内の物流でも顧客に提供する物流でも同じですが、物流サービスレベルの向上は常に追求していかなければならないと思われます。自社内のお客様、自社が物流会社の場合は荷主会社に対してどれくらいのレベルの物流を提供できるかがキーになりますよね。相手が求めるレ
共同物流と言うアイテムは昔から言われ続けてきています。しかし実際にはうまくいった事例はそれほど多くないと聞いています。それはなぜでしょうか。今実施している個別物流を共同化するためにはいくつかのハードルを乗り越える必要があります。そのハードルの代表例を挙
社内で複数の部署で物流を実施しているのであれば、せめて物流情報だけは共有化しておきましょう。いつどこ向けにどれくらいの物量を出荷する、といった日々の物流情報は共有化することで物流コスト改善につながる可能性があるからです。同一地域向けにA部署からトラック0
皆さんの会社では会社内で物流改善に取り組まれていることと思います。世の中には物流改善に取り組んでいない会社が多い中、もしそれを実行しているのであれば他社よりも一歩先んじていることだけは間違いありません。物流改善と言いましてもその範囲は広く、物流コスト改
物流アウトソースの重要事項が共同改善の実施でした。物流業務を社内で実施するのか、外部に委託するのかは基本的な要件ですが、それ以上に将来的に改善を一緒に行っていくことで物流効率化につなげていくことが重要になってくるのです。荷主会社は物流アウトソース先が決
物流契約が結ばれればいよいよ業務が開始されます。当初予定していたパフォーマンスが出ているかどうかをチェックしていきましょう。物流アウトソースは単に物流業務を外部業者にやってもらうだけではなく、今の物流を改善していくこと、さらに物流改革を実行していくこと
最終的にアウトソース先を決定するに際し、決定判断基準を事前に決めておきましょう。往々にして価格だけで判断してしまいがちですがそれは危険です。その会社のSQDCはきちんと評価しましょう。また提案についても重視した方が良いと思います。提案は最初に取引するにあた
アウトソース先には物流条件をできるだけ詳しく伝えましょう。たとえば輸送業務をアウトソースするのであれば、次のような条件は必須です。・どこからどこまで輸送するのか・輸送ボリュームはどれくらいか・輸送リードタイムはどれくらいを希望するのか・発注タイミニン
再三申し上げていることですが、物流はサプライチェーン全体の効率化のカギを握っています。これを単に物流を「点」としてだけ見ているのであれば、効率的なサプライチェーン運営は難しいと言わざるを得ません。そうは言っても物流コストを下げる活動は重要であることに変
皆さんの会社では何かしらの物流業務のアウトソース(外注化)を行っているのではないでしょうか。この物流アウトソースにあたり注意すべきポイントについて触れてみたいと思います。何かしらの物流業務をアウトソースしている会社はある統計によると3割強あるそうです。
もう一つの例を挙げてみます。その物流部長さんの物流会社の活用方法は4PLを活用したいという発想でした。もちろん彼は4PLという言葉すら知りません。しかし、会社の物流マネジメント機能を外注化し、そこに実物流オペレーション会社もマネジメントさせようという考え方だ
誰しも長年生きていますと自分のライフスタイルというものが決まってきますよね。それと違うことをやろうとすると何となく違和感をもったり、場合によっては抵抗感すら感じたりすることがあると思います。これはビジネスにおいても同様ではないでしょうか。業界によってあ
結構グローバルサプライチェーンで目立たずに見落とされがちなのが上流工程です。前回のカーメーカーのサプライチェーンの事例でいけば、部品メーカーの下請、孫請けなどが上流工程にあたります。震災時にご記憶の方もいらっしゃると思いますが、こういった上流工程の状況
グローバルサプライチェーンが最も進んでいる産業が自動車製造業でしょう。最終組み立てメーカーであるカーメーカーを最下流とし、そこにつながるサプライチェーンはまさにグローバルワイドで形成されています。自動車サプライチェーンではカーメーカーのオーダーのもと、
以前海外にいた時に物流会社と商社に質問したことがあります。その質問とは「部品をまとめてコンソリデーションし、コンテナを仕立てて輸出できないか」という内容です。そのコンソリデーションセンターまではその国の中でミルクランをやりながら荷を集めます。集めた荷は
生産のコントロールについても理屈は机上で学ぶことが可能です。しかし生産過程では品質や設備の問題、スキルの問題などさまざまな要素が絡むだけに少々やっかいだと言えるかもしれません。これを学ぶために有効な手段があります。それは実際に工場で仕事をすることです。
4PL的な位置づけを狙うことができればこのグローバル化の時代、そして競争がタフな時代にあっても十分生き残ることができるでしょう。グローバルサプライチェーンでのキーワードに在庫があると思います。そこでまず在庫についてしっかりとコントロールできるようにして
製造業を中心に日本に留まらず世界で戦うことが求められてきています。製造業が海外進出することに伴って物流会社の海外進出も珍しくなくなってきました。これからは複数国をまたがって仕事をすることが一般的になることは間違いありません。開発は日本で行い、中間品をタ
工場で部品納入が朝一番に集中することは、担当者の発注の仕方と在庫の持ち方に原因があることは前回お話させていただいたとおりです。納入された部品は荷降ろし場にずっと置いておくわけにはいきませんので、物流作業者がせっせと在庫置き場に運搬作業を始めたのです。
出荷準備作業の集中化によって物流作業者の仕事に繁閑差が出てしまいます。また、出荷準備作業が集中すればそれだけ広いスペースが必要になります。同じ出荷準備スペースを何回転かさせることによって本来なら小さくて済むスペースが、出荷集中によってその何倍ものエリア
物流業界は波動が大きい業界といわれています。お中元やお歳暮が波動をもたらす典型的な要因です。海上輸送ではクリスマスシーズンが始まる前のアジアから北米への輸送が典型的でしょう。物流業ではこの波動に対応するためのインフラを抱えています。一時的に膨らむ物量に
物流環境に重要なものとして「表示」があります。各ロケーションの表示には製品番号や在庫の最大値・最小値、アクションの基準などの情報が入っていると思います。物流品質を保つためにはこの表示の紛らわしさを排除する必要があります。よく製品番号が酷似しているためミ
ピッキング場の環境整備で忘れてはならないものに「照度の確保」があります。これは作業者が神経を使うことで生産性に影響があるのと同時に、品質にも影響を与えます。かならず会社の技術標準として適正な照度基準を定めるとともに、その基準に従った照度を確保するように
職場環境は重要です。その良し悪しが物流生産性にも確実に効いてくるのです。ということで、物流環境についてちょっと考えてみましょう。最初から休憩場?と違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、職場の中でも休憩場の整備は重要です。なぜなら従業員が休憩
一か所で物流作業者が同時に複数の作業ができるようにするためには、ものの入口と出口を同じ場所にすることがポイントです。ものを供給しに行った帰りに完成品を引き取るといった、物流の基本を工程設計に入れることがポイントです。この入口と出口を同じ場所に集めるこ
工場での工程設計は一つの大きなプロジェクトでもありますから、そのプロジェクトの中に物流工程設計というタスクを入れて、物流担当者が効率のよいレイアウト設計を担当するのです。もし物流工程設計をまとめて実施できる状況になければ、物流についても技術部門の各工程
みなさんよくご存じの7つのムダによれば「運搬」はムダということになります。たしかに構内でものを移動させる行為は付加価値を生むことはありませんから、この観点で運搬がムダであることはわかります。運搬が発生するのは工程のつくり方に問題があるからです。レイアウ
作業要件一覧表を作成することで、物流監督者は自身の職場にどのような仕事があり、それをこなせるようになるためにはどれくらいの習熟期間が必要なのかを知ることができます。これと併せて部下の育成計画を立案します。そしてその計画に沿って着実に教育を施していくので
物流技術標準を設定しておけば新たな拠点を設置する際に大変役立ちます。たとえばどれくらいの規模の土地と建屋にするのかこの基準から推し量ることができます。賃貸倉庫の場合は技術標準と見比べることで、自社の仕事をこなすのに十分か否かがわかります。逆にこの標準
会社が要求された安全、品質、納期、コストを確実に確保するためには物流技術標準と物流作業標準が必要です。それぞれの作業を作業者任せにしていませんか?その状態で不良を出したとしても、それは必ずしも作業者だけの責任とは言えません。作業指示を明確に与えていなけ