あ、ブログのことです。たいして調べもせず…。はてなブログで、なちゅらるHi!よろしければ、今後もご覧ください。引っ越しました
北海道、主に道央圏の岩、海、山、川の地味なアウトドア体験記
多い記事は小樽赤岩です。カテゴリーで興味ある分野をご覧ください。
海の翌日は、岩。暑さを想像しながら、三社神社にたどり着く。朝は涼しい。ゆっくり歩けば汗をかかない。「意志を継ぐ者」をトライするために岩の上に回り込む。この日は日差しがあるのに積丹方面は白く包まれた不思議な日。状況を整えると、KGさんがやってきた。写真の見かけよりずっと暑いし、天気も良い。もちろん暑いが、日陰でじっとしていると漂う湿気が眠気を誘う。ネットオークションで見つけた靴のデビュー日。底面がセパレートの靴は初めて履いた。繊細なことはわからないから、よしあしもわからないが、サイズはぴったりなので嬉しい。「陽当たり良好」を登って、「意志を継ぐ者」3回。昨年は、割とスムーズに行けていた3ピンまでをこなすのに3回要した。核心部での戸惑いは大きい。こなす手立てが見つけられず。最後に陽当たり抜群の「Mr.ナカミチ...街にいるよりは涼しいはず…
久しぶりの海だ!HYさんの新艇進水式を兼ねた積丹日帰りツアー。船がバラバラの愉快な仲間と積丹半島西側を漕ぐ。それぞれ理由もバラバラだが、どれも海でのツアーには適さない要素があるような…。青い空と海の世界をまずはジュウボウ岬を目指す。この岬は形がおもしろい。岬自体は崩れつつある細い岩山。上から見るとバナナ型、中央部は縦にも横にもえぐれている。えぐれているところから、シシャモナイの岩壁を眺める。圧巻の眺めだ。ジュウボウ岬を後にして進む。左に船が3艇浮いているのだが景観が大きすぎて見えない。イッテQでイモトが登ったシシャモナイ滝も一旦通り過ぎる。この先の窓岩に行くためだ。道路が見えてしまうので、この先は少し物足りないが、窓岩はおもしろい。窓岩というよりミミズク岩の方が合っている気がする。あの目のように見える穴は...ジュウボウ&シシャモナイ
雨予報を無視して石垣山を目指す。「頭ならびに腹」が、頭からも腹からも消えないからだ。お約束の2人より先に到着し、「頭ならびに腹」の終了点に行く。とてもよい眺め。そして、懸垂ヌン掛けする。半分ほどヌン掛けを済ますと、お約束のお2人が到着。これで準備は完璧。トポでは11dの頭ならびに、だが、2013年のロック&スノー、北海道ベスト10ルートでは12aになっている。これは納得グレードだ。懸垂して気付いたが、50mロープでは微妙に足りない。懸垂はほんとにぎりぎりセーフだが、降ろしてもらうと結んでいる分で足りなくなる。ONさんがTRで、55mロープをかけに行く。上も下もロープでおもしろい。リードトライ1回目。蒸し暑いし、天気がいつ崩れるかわからないので、本気になれない。ボルト2本目で息継ぎテンション。そして3本目、...頭ならびにハラハラ
土日両日、小樽赤岩クリスタルフェース。爽やかな44で待ち合わせ。夏の緑に目が潤む。ONさん、HYさん、N道師匠と合流、「おやすみ」を登らせてもらい、クリスタルフェースへ。福岡からの刺客Sさん、Yさんがいる。お2人には5月にもお会いしている。その時から「石狩湾低気圧」13aをねらっていると言っていた。Sさんは、この2日間でオリジナルムーブを編み出し、試行を重ね、日曜4便目でRPされた。圧倒された。かっぱも石狩湾をお触りしたが、どうもよろしくない。やはり13クライマーの壁は厚い。HYさんは「バトルゾーン」11aに取り組む。初リードでドキドキ感が登りにあふれる。見ていて自分もドキドキ味わいたくなり、懸案の「天まで登る」12bをやった。マスターで核心1を楽に越えられたので、このままRPかと意気込んだが、核心2に翻...暑さに負けず、RP続出
土曜(22日)は、クリスタルフェースでミスト。なんかおしゃれなフレーズですな。この状況で…、と考えながら、すーさんトライをほれぼれと眺める。しかし、始めは周囲だけだったミストが、クライマーへもうるおいを与えだした。やがてクライミング中にもミストを浴びる日となった。ミスト前に『サプリ』を登って、『石狩湾低気圧』核心前の確認作業で終了。午後には雨だかミストだかわからなくなった。23日、日曜日。大黒岩がミストに包まれている。この眺めを見ながら、窓岩に行くと、窓岩はシャキッとしている。夏に赤岩下の海岸をうろうろしていると、海岸は見通しがいいのに、岩場は見えないことがある。どうやらその境目がここにあるようだ。この日の境目は、不動岩稜でいうとDフェース⁈今日は付き合ってもらっているKGさんの『フリーランサー』RPデイ...たっぷりミストお肌にはいいのかしら
懲りずに窓岩「フリーランサー」。付き合ってくれる方がいるのがありがたい。先週と同じような天気だろうから午前中は登れるだろう、とタカをくくっている。今回は窓岩リッジを登る気はない。「フリーランサー」に焦点を当て、2人ともさっさと終わらせて、そのまま東の大壁でも行こう、などといつもように大口をたたきながら出発。1p目は、KGさんに登ってもらう。KGさんのアルパインリードも様になってきた。さて、「フリーランサー」マスター便。最終ピンを取り、核心を超えた。体を上げると利きにくくなるガバを取り、次の甘めの一手を取りに行く。甘いのが分かっているので安定した体制で向かいたいのに、この時のみ使った縦カチのせいで粘れるが、安定体制に持ち込めない。体を上げると利きが悪いガバなので、一旦体を下げようとしてフォール。周囲に悔しさ...雷のあとに…
明日登る予定だったし、仕事にやられて気が乗らない土曜日だった。Dzさんから、午後からどうか、というお誘いがあった。これはありがたいと思い、午後から赤岩西を目指す。先にクリスタル下に着くと、見知った親しい方々ばかり。ありがたいことだ。しばし情報交換をしているとDzさんがやってきた。聞けば「上を見て」から、上部へ抜ける3pをやりたいとのこと。それなら、ということで取り付くチャンスの少ない「ロックスミス」をやりたいと申し出る。さて、「上を見て」本来2pルートだ。1p目が10cで、2p目は本来左に行くが、直上ラインもある。直上は、垂壁なのに11cだかdだかのグレードがついている。大昔やってみたことがあるが、手も足もでなかった。Dzさんがリードで2回ほどのテンションで核心を抜けていった。セカンドだから抜ける気で取り...岩が湿り始めている…
窓岩に『フリーランサー』11abを片付けに行った。が、及ばず…。思ったよりよい天気と喜びながら、胎内巡りを下りる。瑞々しい6月の緑が美しい。窓岩リッジを見上げる。少し倒れている部分が2p目『フリーランサー』だ。1998年に吉田和正氏がオンサイトでフリー化した、すぐ横にアブミルートがあるラインだ。しかし、オンサイトでフリー化って、どういう状況を言うのだろう?クラック使って登ったのかな?エイドルートは2009年に登っている。本ブログ内にあるが、記述が適当すぎてちっとも役に立たない。1p目3級リード。早速の高度感。赤岩本では「残置が多く小さいカムもよく決まる」とある。リングボルトを含む残置が多いのはわかったが、「小さいカムが決まる」は、よくわからなかった。2p目取付からミミズク岩稜に目をやると、ミサゴらしき猛禽...あと一歩及ばず
車中泊後の朝素晴らしい天気!いつも通りの早起きなので、待ち合わせ時間まで愛別観光。アートとスポーツが融合した誰もいない公園から愛別町内を眺める。石垣山は10年振り。見晴岩よりましだが記憶は薄い。かっぱの割れ目への楽しみ方は独特で、挟まっていれば幸せなのでRPしたかどうかが気にならない。だから記録も薄い。だが、最初に案内されたところが全く知らないところなのはわかった。左のまっすぐが『蛍』10で、右の細めが『緑の導火線』10d。Akiさんたちが『蛍』をやり始めた。偶然の出会いは大事にするのが常なので、隣の『緑の導火線』をやってみた。カムを決めながら10dは、当たり前のように荷が重かった。何とか最終ピン位置にエイリアンを決めて、終わりにする。その後Fくんがトライし、カムの効きが確かめられホッとする。責任の重い遊...プチ岩旅2石垣山割れ目day
大ベテランAkiさんご案内付きのプチ岩旅。初日は名寄見晴岩へ。いつ以来だっけ?と調べてみると、なんと21年ぶりだった。という訳で、ここを歩くのも21年ぶり。楽しいみなさんに誘われて、ほんとに幸せ。天気も幸せ。21年ぶりを確認したのは帰宅後なので、当時どこを登ったのか定かでない。『デスモスチルス』は記憶していたが、その他はぼんやり状態で、岩を臨む。「これどうですか?」的な感じで目の前の『森のカバさん』をこなす。登っていないと思っていたが、中途半端な記録を見ると登ったような記載を発見。でも記憶がないから純粋に楽しい。『森のカバさん』リードするHYさん、光の当たり方がいい感じ。さて、何を登ろうかとしばし思案。当初は11前半をたくさん楽しもうと思っていたが、現場にいると長くてかっこいいルートが目白押しで目を惹く。...プチ岩旅1名寄見晴岩
それでも、赤岩に行く。今日は6名でクリスタル直下にこもる。ほぼ同時に着いたKGさんが「ドゥマガジン」をやると言うので眺めていると、「天まで登る」のドキドキ感を味わいたくなった。1度目は、核心1を越えられず仕切り直し。2度目は、核心1をごまかして、核心2をずるして、核心3は何とか越えて終了点へ。全身疲労に包まれる好ルートだが、怖いところが多すぎる。天から見下ろすと「サバイバル」試登中のHYさんがいた。KGさんは弱気なことを言いながらも3度の「ドゥマガジン」トライ。3度目はトップアウト。合間に「サバイバル」や「ニューウェーブ」に取り組むみなさんを眺める。「サバイバル」は、このアングルから撮るのがよいと思う。もう「天まで登る」はできる気がしなかった。「ドゥマガジン」を見ていて、ヌンチャク付きなら、と再登したくな...日々、体がツタウルシにむしばまれていく…
早朝から、魔人岩に向かう。寒いが、そのせいか空気が澄んでいて眺めがよい。一人でぶら下がり、岩の乾き具合とムーブの確認をする。そうこうしているうちに、S-さんとN道さんが現れる。寒さに震えしばし談笑。そして、S-さんのRPトライ。見事に成功。後に続こうと取り付くが、体が冷えすぎた。指が冷たくなって持てているかどうかわからない。核心手前までやって、一度仕切り直し。体を動かして暖める。手を岩の温度になじませる。15分ほどそんな活動をして取り付く。核心まではよどみなく動く。核心後に2本指ぎりぎりポケットがある。それを取りに行く動きも先ほど練習済み。でも通してやると、体が上がりきらない。どきどきしながら手を伸ばすと指が入ったが、1本しか入らず。何とか2本添えようとするが、うまくいかない。ここですったもんだしてたらだ...閃光に向かって
またまた赤岩へ。7時過ぎには着いたのに車が多い。クライミングシーズンだ。KGさんと「デビルズダンス」をこなして、窓岩リッジに行こうという予定を立てるが…。新緑と海の碧に包まれた鬼の踊り場にたどり着くと、不動岩稜を登ろうとするパーティーがたくさんいた。初デビルズのKG氏は、不動パーティーの間隙を縫ってトライするも2本目支点で手間取り仕切り直し。2便目で見事RP。毎年登りたいルートの一つなので、KGさんの合間に登る。その動画をニセコクライマーズチャンネルに上げてくれた。弱いのでやたらレストが多い…。2人とも鬼の踊り場の居心地のよさと「デビルズダンス」にやられてしまった。窓岩リッジで「フリーランサー」というフリールートに取り組むつもりだったが、「無理だねえ」という話になり、近くの摩天の稜線を登ることにする。摩天...青空に触れてみようか
大先輩の命により赤岩西のアルパインを巡る。一本目は西壁カンテルート3P。1P目で久々のビレイ点作りをのんびり慎重に復習する。そしてスカイラインへ飛び出す。素晴らしき海の青、いや碧か。3P終了点ではノーマルルートを登っていた若者との会話。天気がよいせいか、みな晴れ晴れしている。ダブル一発懸垂で洞窟前に戻り、西奥を目指す。S田さんのアルパインを楽しみつつもフリーへの回帰という希望を叶えるために、赤壁クラックから西奥バンドルート3P目をこなすラインを考える。赤壁クラック上部は戸惑いながらもノーテンで抜けてきた。さすがである。バンドルート3P目に進む。西奥壁の構造上、バンドルートは3P目のみ未踏だった。灌木のルンゼみたいなラインで判然としないが、赤壁上部をバックに登るので写真映えする。これで西奥壁は全ルート登った...青空に舞う気分
気が付けば5月も半ば。「まだシーズン初めだし…」などと言い訳しながらあちこちの岩場を彷徨っている。昨年はすでに「ソルジャーブルー」のトライ仕切り直しを始めていたことを考えると、何か気持ちの変化があるのかもしれない。今日はシーズン初の修験の壁。眺めのいい岩場で過ごせるのは幸せなことです。現地で待ち合わせなので、下地整備のため早々に森を歩き始める。新緑の瑞々しい美しさには心が躍る。岩場に着くと、一人眺めを堪能しながらリビング整備。いつの間にか、この景色は季節の変わり目ごとに眺めたいと思うようになっている。今度、真冬も来ようかな…。到着した皆様が「陽当たり良好」をされるというので、先に登らせてもらう。新緑にブルーが映えるHYさん。同じように「甘い男」も登らせてもらう。さて、少しまじめに「意志を継ぐ者」をやろうか...だいぶ岩の体になってきたかな
どうでもいいことを考えながら、また魔人岩を訪れる。緑がだいぶ増えた。ここはテーブルリッジを登る人から丸見えで、体内巡りを巡る人を見下ろすことができる場所。目の前の岩塔はエビス岩だ。緑で覆われる前の今頃は、意外と眺めがよく幸せだ。付き合いの気持ちで、体を岩になじませることを目的に来ているので気楽だが、同行の皆様はそうではない。皆様が目的としている「閃光に向かって走れ」は、故吉田和正氏の晩年の作。写真の右手ホールドは、かっぱもなかなか決まらなかった。左手の握り方、左足の位置と置き方、右足の位置をあれこれ試して、今日は決まった。登りたいという気持ちが薄い分、ムーブを試すのを楽しめているのかもしれない。いろいろ考えたいことはあるが、1テンで抜けた。今日は2回も上まで抜けた。上出来すぎるので、3トライほどでやめる。...魔人と魔神はどうちがうのだろう…
春の小樽赤岩がいい。木漏れ日、新緑の芽出し、カタクリの群生…。それらの中に岩が点在しているなんて、夢のようだ。クライマーもハイカーも、まるで新緑のように爽やかに映る。雪融けが早いのは残念だが、雪の中で感じる春にはある程度満足した。少しずつ岩との遊びに向けて体を整えていかなければならない。なので、誰かが居てくれて仲間に入れてくれそうなら赤岩に行く。後ですーさんがやってくるのはわかっているので、早朝から一人で魔人岩に行く。人がいない時に下地の泥や石を取り除き、安全ビレイポイントや休憩処を整える。そして、体が整っていない今は、まだまだできそうにないムーブを考えながらルートを眺める。左足の置き場所や置き方、左手の持ち場所や抑え方について複数選択肢を考える。すーさんは、安定してカチクラックを抑えられるようになってき...のんびり赤岩散策でいいんだよ
雪融けの早さと29日の西暑寒別山行で、かなり雪の山に満足した。なので行けたら岩に行こうかな、ぐらいの気持ちで過ごすGW後半戦。すーさんが魔人岩に行くという情報をキャッチ。お付き合いさせていただいた。急斜面を下りて魔人岩基部に向かう。御大N道さんも同行。傘寿を越えても赤岩を歩き回れる尊敬驚嘆の方だ。かっぱは、まだ12dなどねらえる体ではない。すーさんの登りを見つつ、取り付き足場を整備する。よい眺めの場所で過ごすだけでありがたい。すーさんがTRセットしてくれたので、ムーブを試す。核心の3,4ピン目のムーブだけを何度もやってみる。写真はすーさんだが、試していたのはこの辺りのムーブ。少し足の置き方を変えたり、左手の持ち方を変えたりするだけで、体の降られ方が少し変わる。こういう研究を静かな場所でコツコツ行うのは楽し...シーズン初赤岩は、魔人岩
GWは、雪シーズンの総仕上げ、気持ちのよいルートを巡りたい。そうして選んだのが増毛山塊、中の沢岳~西暑寒別岳~暑寒別岳を巡るコースだ。4月28日に林道入口で前泊。29日に運良く踏破することができた。29日朝は3時起床。星空に月明りが浮かび、好天を期待する。4時半には、登山開始。林道入口すぐの橋を使い、暑寒別川を渡る。ここからスタートすることで徒渉に苦労することもなく、中の沢岳を経由するルートを取ることができる。また、尾根も広いので残雪をつなぎやすいことも魅力と考えた。出だしの急登は、雪が硬いこともありシートラで処理。若干のヤブ歩きを強いられた早朝のシートラ急登は疲れる。1時間ほどすると暑寒別岳の尾根から朝日を拝むことができた。広い尾根は予想通り歩きやすい。残雪量も問題なく、ウロウロステップソール板はシール...大満足の周回ウロウロ&テクテクツアー
今日も義経岩。満開を少し過ぎたが美しい。早く着いたので、ウド探し。少しいただく。たまたま居合わせたMさんにアップ『南中央』のビレイをしていただいた。ありがたい。お約束の皆様が到着する。この日はHYさんの『オレンジつぶつぶ』RP予定日。見事2便目で完登。桜と新緑に紛れて美しい。かっぱは、AMさんと順番に登る。前週はマスターでテンションがかかった『大人の日』を無事クリア。その後『鞍馬の小天狗』11cをテンションいっぱいで2回。最後はお花見『ならの木』見下ろす桜が美しかった。前週と同じ本数。グレードは全体にアップ。シーズン開幕に一歩ずつ…。暖かく美しい春の日。お花見フリー
土曜は岩探索とネギ狩りに費やした。まだ柔らかいネギが満足できるだけ採れた。どんどん瓶に突っ込んで醤油漬けにする。先週漬けたものは、すでに少しずつ食している。うまい。春だ。日曜は義経岩に行く。気温が低めな曇りがちを予想して行ったが、反して暑いほどの好天。爽やかだ。ネギ狩りでロープを使っていたが、クライミングでロープを使うのは11月の半ば以来。5か月ぶりだ。まずは『ブラックホール』10bで体の状態を確かめる。ビレイをお願いするEさんに聞こえるほど体がパキパキ言うが、特に苦労なく登れる。少し足さばきが怖かったが問題ない。冬もきちんと登っている久しい方々にご挨拶。みなさんにとっては冬の室内トレーニングの成果を試す春らしい。『ひよどり越え』『オレンジつぶつぶ』『牛若丸』『大山崎ひとみ』など、4月のかっぱにはキラキラ...ネギ狩り済ませて岩に行く
倶知安と赤井川を隔てる稜線。この稜線中に1つだけ踏んでいないピークがあった。それが二ッ森。でも赤井川から登ると、どうも面白くないような気がして行く気になれなかった。それで倶知安側から登ろうと考えた。ウロウロスキーに最適な林道スタート。振り向くと羊蹄さんのお見送り。春の小川の横を幸せな気分で歩く。大きな砂防ダムまで来ると、適当な地形を登る。663mポコを目指す。送電線の真下まで来ると、地形図の詰まっている部分が崖。崖の前は、休憩によい広場になっていた。そこからの眺めはよい。傾斜は増すが、この季節はウロコがよく効く。シールをつけずに高度がかせげる。663mの東側の先に風情のある露岩があった。上がれば眺めがよさそうなのでボルダリングごっこ。3人で上がって、ピークを捉える。赤井川三角山はこっちから見ると格好のいい...春を満喫二ッ森679m
低気圧の進路が北寄りに変わった。これなら山もいいと思った日曜日。赤石山をからめて積丹の稜線を歩く企画。古宇川林道を行けるところまで車で行く。車止めから上がりやすいところを上がる、ということで結果的に急斜面を上がることになる。急斜面をぐいぐい登って何とか604ポコを少し南側から避けて歩きやすい尾根に出る。3人でなんだかムキになって登るうちにピーク台地が見えてくる。そしてピーク。珊内~余別~ポンネなどの積丹主峰群に鉞山など脇を固める役者を眺めるとともに、海と空の青の融合ラインを堪能する。赤石山ピークには三角点はない。300mほど南に998mの三角点ピークがある。一応そこにも寄る。不思議なことにこの三角点名は「珊内岳」というようだ。ではいわゆる珊内岳の三角点はなんて言うのだろうと思って確認すると、こちらも「珊内...ようやくウロウロツアーと言える山歩き
近所のネギの生育具合を偵察に行かなくては、と思っていた。2週間前に濃昼参道入口の雪が融けていたのだから、海岸沿いならそろそろネギ狩りシーズンが近づいていると思ったのだ。しかし…。駐車場に雪がたくさんある。これは、だめかと思いつつも海岸沿いのネギ畑を見に行く。海岸沿いは雪なしだが、土のあるところまでいくと雪がたくさんついている。ありがたい気もしながら少しがっかり。しかし天気はよい。積丹を眺めながら、頭はまだまだ雪の世界。一応ボルダリングの用意もしてきたので、そのまま海岸を進む。小魚がちょこちょこ干からびている。今まで見たことないのになあ、と思いながら歩いていて、最近のニュースが思い当たった。そうかイワシか~。カラスやカモメたちが喜んでついばむ姿を想像しながら進む。久々のかっぱ岩。ここはもういいかな。なんだか...まだちょっと早かった
先週安瀬山に行こうとしたが濃昼山道入口の雪がなく断念した。よく一緒に行くUは、その週に円錐峰に行ったというので、円錐峰に行くルートをなんとなく眺めていた。すると、安瀬の裏側だということに気が付いた。「こっちから行けば雪あるなあ」ということで、行ってみた。ところどころ15㎝くらい雪がついた林道を1人で車を走らせる。1人だと、帰りぐちゃぐちゃになったら越える時どきどきする。ぐちゃぐちゃの除雪止め車を停めて歩き出す。時間的にまだ雪が硬いのでぎりぎりまで林道を詰める作戦にする。林道側面の雪はだいぶ崩れだしている。落ちてこないように願いながら通過すると熊の足跡。春先は標高が低い場所の方が足跡ありますね。周囲を見渡しながら歩くと雨が降ってきたので、しばし雨宿り。やまないから小雨の中歩き始めたらやんでくれた。この後も数...裏から行けばいいんだ
安瀬山に行こうと思って濃昼参道入口に行った。でも、雪がない。100mくらい上がればありそうだが、ぐちゃぐちゃをスキー靴で歩くのも忍びないので転進。近いから別狩岳(南)に行こうと思った。最初に考えたルートで当別川を渡ろうとしたが、橋がこんなの。これは渡れない。一度スキー靴で上がってみたけど揺れがひどい。あきらめようと思いながら少し車を進めると別の橋が見えた。これなら渡れる。やったーと思いながらルートを確認。行けそうだ。むしろこっちの方が近い。という訳でスタート。まず、前衛峰の586mを目指す。平らで快適な湿地のような場所を抜けると針葉樹林。そして樹林を抜けると、586mが見えた。下からも見えていたが、近づくととてもいい斜面が広がっている。標高差300mをまっすぐ登っていく。下りが楽しみだ。前衛峰の眺めが素晴...なかなかたどり着かないことがあるものだ
倶知安方面から登りたい山があった。だが、峠前からずっと雪、峠を越えてもわさわさ降っていて500mより上は白い世界。単独だし、長いからこちらはパス。近場で雲がかかっていなさそうな「三宅森」という三等三角点Peakに転進。こんなところを数年前から目を付けているのもどうかと思うが、場所的には中山峠蓬莱山稜線とつながっていて色々と興味深い場所だった。どこまで除雪されているか確認に行くのが面倒で、たいしたことないと困るから人と行くのはためらわれる場所だった。単独転進だから丁度いいと思い、行ってみるとびっくりするほど奥まで除雪されていた。この道は最近除雪されたようだったが、アスファルト舗装も結構奥まで続いていて驚いた。歩き出すとすぐにオープンな沢型が広がって驚く。周囲の稜線樹林も密ではなく、オープンな感じ。林道を詰め...オープンな爽やかさ
久しぶり(おそらく10年以上)ぶりのキロロ周辺のBC。おまけに数年ぶりの山ボード。山中で会ったのは、みな太板ヒャッホーの英語圏の方々。気が付けば雪山マイノリティによるレポート。天気があまりよくないのは承知の上で、パウダージャンキー時代を思い出しわしわし登った満足day。スノーシューは経年劣化でバンドがボロボロになっていた。2月に数週間かけて調べて、代用品?になりそうな布バンドを見つけておいた。これを試したいのも目的のひとつ。沢型を抜けると、992mと1107mの間の沢型が広がる。右手の尾根を上がる。天気はだんだん悪くなる。白い世界で風が強く寒い。こんな日に限ってチェルトを忘れたので穴を掘り出す。風よけでいろんな工夫をしていると、だんだんおもしろくなってきてしまい半雪洞ができてしまった。天気はよくなっていた...マイノリティ・リポート
先週は所用にて外遊びを外してしまった。どこもガリガリを懸念していると、土曜にいい感じで積雪があった。数回見送ったオロフレ山、北から登る企画を実行に移す。スタート地点についてびっくり!しょうたろさん、Ogiさんパーティーがいる。こんなところから登ろうと考える人がいることに感動を覚えながら一緒に登ることにする。天気も上々。4人パーティーになったので、ラッセルが気にならないからみなさん速い。なんだか意地になって急登を登る。947mに続く稜線に出る。歩きやすく快適。風は穏やか、そして晴れてきた稜線を特に苦労なく進む。947mPeakを通過し、先行きを眺める。1049mPの登りは、風でガシャガシャしている。雪付きも悪く、それぞれ思い思いの登り方でクリア。反対側は楽しく滑れる斜面で雪質もよい。この辺りは風向きがころこ...今シーズンも1000mを越えることができた
なんだか気温が高い。天気もいいなら、幸せなアヨロが楽しめるかと思い一人で向かう。でも、残念ながら太陽は薄い。それでも見知った方々を含め、10名程度はいらっしゃる。この時期に人が集まると、お互いのクレイジー度合いを称えながら談笑が続く。談笑を楽しみつつ、「ぬりかべ」と向き合う。どうも昔からやる気がおきないラインだ。でも有名だからやっときたい。数回やると左手の一本指に穴があくし、右手の2本指は開きがちになる。で、今回もここまで。やっぱりやめようかしら…。左手人差し指に予定通り穴が開いたので、「江差の春」に切り替える。ところが、これも左手人差し指が痛いではないか。数回やってあきらめる。ワイワイ楽しそうな声がするので行ってみると、なぞのトラバース大会が始まっていた。参加する。これはおもしろいし、体があったまる。「...気温が上がる冬の日は…
初めて名前を聞いたのは多分16年前。増毛の天狗岳。広い台地、標高差900m越え。急登と急斜面辺などなど、魅力満載。今シーズンはチャンスをねらっていた。でも雄冬、増毛辺りは天候が安定しないと何かと不安。しかも最近気温の上昇が著しい。翌日はまた気温が急上昇しそうだし、今日は高気圧が張り出していることから考えると、チャンスと思い、現地へ向かう。久々のseatosummitに出発。出だしは雑木の多い急登。ガリガリの上にふわっと積もった状態に少々不安が走る。Uと2人、巧みなラインどりとシールワークで急登をこなし稜線に出る。目的のpeak台地が見えてきた。三角点名「歩古丹」という719mpeakを通過する頃には、周囲の山々のガスもほぼなくなってきた。654mコルがなかなか深い。横には、なんだか気になる立派な岩塔が見え...これはなかなかの天狗
桃内毛無山から遠藤山を経て、塩谷丸山に行ってみた。その辺の低山3つつなぎ。大先輩の一人S水さんが付き合ってくれた。途中人と会わず、2人でのラッセルは深く、天気は手頃、稜線は快適。軽い雪ではないけど、踏むとぽわっと浮く感じの雪もよく、体は疲れ、心は充足した。出だしは林道。ショートカット後に気付いたが、除雪が入ったような感じがけっこう上まで続く。尾根も広く登りやすい。3時間ほどで桃内毛無山Peak。ヤブの低山Peakに着いただけなのに、結構満足。稜線を行く。こんな大きな針葉樹の森とカンバの森、植林細め針葉樹の森が、交代で出てくる広い尾根。静かでいい。遠藤山Peak。ここは2度目。ただのポコっぽいが、なぜか明るく清々しい。ちょっと滑る。このコースを考えたきっかけが、塩谷丸山西斜面の崖マーク。ピーク岩稜と同じよう...身も心も充実するためには条件が整う必要がある
その稜線は留寿都村から洞爺湖と、壮瞥町及び旧大滝村に途中で分かれてつながっている。先々週登った長流山までも、尾根をたどろうと思えばたどれる。800mくらいのポコは、いくつもある。おもしろいなあ、と地図を眺めているうちにその中のひとつ「竹山」に行きたくなった。なにせ地図に名前が出ている山ですし…。人が少なそうな洞爺湖側から入ることにする。夏でも、どこまで続いているか定かではない道路を行く。回りが牧場なので広々して気持ちがいい。広い斜面を緩やかに登っていくと、しばし針葉樹林。穏やかに育っていて素敵な針葉樹たち。すぐにカンバ林。斜面は広い。樹間もほどよく滑るのに問題はない。稜線台地まではほぼ無風だったが、台地に出ると結構風が強く吹雪いている。少しでも眺めがよくならないものかと、のんびり休憩する。ポタージュスープ...940mもあるのね。ひっそりしているのに…。
先週の山行中、浦臼山の新ルートの話を聞いた。浦臼方面は天気もよさそうなので、では行ってみようかということになった。朝焼け色に山肌が染まる中、浦臼方面へ向かう。鶴沼ワイナリーの立派な建物を横目で見ながら車を進めると、沢沿いの除雪止めに至る。先に登っている人はいなさそうだったが、前日のトレースがしっかりついている。けっこう評判のルートのようだ。登り方、下り方も皆さん自由に考えているらしく、多様なトレースがあった。少しだけ林道を歩き、すぐに沢型に入ってみる。沢詰まりをそのまま行くような形で登っていくと、490台地に出た。天気がよくて暖かい。すぐにpeak稜線が見えてくる。滑ったトレースがたくさんあって、尾根に戻る戻り方も多様なようだ。peak近くに崩壊斜面が見える。そして目の前には雪庇の亀裂。でも、昨日も今日の...幸せピカピカ
大滝村の南東側には徳舜別など有名どころが並ぶ稜線がある。谷間の村なので北西側にも稜線があり、低めのピークが並んでいる。その一番北が長流山(おさるやま)697m。今日は、そこに上がり稜線を歩いて並びの823m峰(点名:津軽実不)まで歩いてみる。林道をたどり、そのまま尾根に取りつく。若い針葉樹林を抜けると、カンバ帯。こちらも若い。で、1時間ちょっとでPeak。看板ありましたね。高さからすると、もう少し積雪が増えるのね。広い稜線だけど、細カンバ地帯で眺めはいまひとつ。でも平らな台地を行くのは気持ちがいい。4人ともステップソール、うろうろウロコ板なので、シューっと進んでいく。823m峰東の肩から下る予定だったので、斜面の様子を観察するために端を歩く。すると眺めのよいところもあった。白老方面の山々が遠望できる。82...おさるのお山
平日休み。雪の山に行こうと思って天気予報を見ていたら、登別の最高気温が5℃、というのが目に入った。1月に☼マークで5℃って、どんなに幸せなことだろう、と思うと行きたい気持ちを抑えられなくなった。早朝、前日の豪雪片付けを済ませて、アヨロを見に行く。こんな感じ。思ったより天気はよくないが、寒さはない。奥の浜を見に行くと、いつもは10mぐらい沖にある岩にほぼ浜がつながっている。こんなに近いのは初めて見た。後から、もう一度行くと、まったく濡れずに岩にタッチできた。おもしろい。背後の岩をよくよく観察すると、まだ見つけていなかった終了点も見つけた。紫の線は、11月までの砂の線。海も下がっているのかな?気温を見て体験したくなっただけなので、特にやりたいことがない。「クロイダー」を少し触ってみるが、やる気がないので全然で...また、アヨロに来ちゃった
3日前の予報で、登別予報がピカピカだったので、アヨロに行こうと思った。でも、前日の夕方になると曇り/雪に変わっていた。低気圧の端に包まれていることは天気図で知っていたので、これは無理かな、と思った。でも、行ってみた。午前中勝負だと思っていたから、早めに出た。当然朝日に出会う。この朝日でがぜん期待感をもつ。白老まではピカピカ天気。ところが虎杖浜が近づくと急に曇り、まさにアヨロ直前で視界が悪くなるほどの雪。ここまで来たら仕方がないのでとりあえず岩の下に避難。吹雪いています。合流したしょうたろさんとあきらめムードでチェルト避難ごっこ。中でお湯を沸かし、まだ9時過ぎなのにカップラーメンを食べる。コーヒーも入れて、2人で飲み終わる頃、雪が穏やかになってきた。吹雪いていないならちょっと登るかな…、と言いながら、アップ...天気予報ってほんとにあてにならないなあ
稲穂嶺は単体で行くには短いことと、線路を渡る行為が気になって行っていなかった。短い時間しか取れなかったので、積雪状況を見に行くにはちょうどよいと思った。道中の雪も見る。毛無峠までは確かに雪が少ない。が、キロロに近づくにつれて笹藪が隠れてくる。昨日から20㎝程度は積もったらしい。新鮮な真っ白な雪で樹氷が美しい。登り始めは針葉樹林。すぐに開けてくる。ラッセルは30㎝程度。板を滑らせるように登ると、板の先がぎりぎり見えない。いい雪だ。1時間程度で、稜線が見えてくる。広い沢型の開け具合がいい。笹がちらちら見えるが、滑るのには問題ない。Peak近くで振り返ると、新幹線の工事が進んでいることがわかる。赤井川の道の駅近くにも橋脚ができていた。新幹線の窓から道の駅が見えるのかな?Peak。稜線は風が強い。さっさとシールを...近場の積雪量偵察
ようやく雪のウロウロツアー開始。雪が多そうな場所を考え、飛散岳周遊。ルート図は、こちら。大きくなります。スタートしてすぐ、この側溝渡れないねえ、と言いながら進む。すぐに普通の沢になり、ここが第一関門。軽くはないが深くは埋まらず、滑りにはよさげな雪の上を快適に進む。1時間ちょっとで、愛冠Peak。小さな看板がささやかで愛らしい。進行方向を眺める。まず、新送毛トンネルの上を越えに行く。微地形とよくわからない入り方をしている林道跡?に少々悩み尾根伝いを行く。ウロウロ板なので、こういう場所はシールをつけずに気楽に進める。Co510mの真上を避け、急斜面を意地になってぐいぐい登ると、飛散岳Peak台地。先行Uくんは、にせPeakにだまされず、サイドを通過。そして、飛散岳Peak。看板はなかった。ピンテがぽつぽつ。「...ひさんじゃないよ。飛散岳686m
みなさま、あけましておめでとうございます。12月後半に人生の野暮用が重なった。雪が降ったのに野山を歩くことなく12月を終えるのは、過去10年はない。それ以前も、板もはかない、というのはないに近い。しかし他と共に歩むのが人生ゆえ、受け入れねばならぬ…。という流れで、元旦からアヨロに足を運んだ。積雪状況を確かめたかったので支笏湖経由。初日の出を拝む。アヨロに到着。素晴らしいじゃないか。最近の経験でマイナス気温予想でも、太陽さえ出れば暖かいことはわかっている。この日も太陽が出ているときは、休憩中、無理なく手袋がいらない気温。積雪のない草むらの上と、アヨロの岩は、予報以上の暖かさを生み出す。アップするものが暖かい場所にないので、仕方なく「マントライザー」をやる。この付近は積雪も積もらず、岩も雪を受け付けていない。...20日ぶりの外活動
気温予報は1℃とかだった。が、先週の経験から、太陽が当たれば予報+3℃は行くだろうと考えた。多分、それ以上の気温の瞬間があったはず。よい。到着がいつも早いので、着いたときは誰もいない。1人で曇り空の下、「1月の花」リベンジをやった。真ん中を過ぎると、太陽があたる。スタートですったもんだしたが、上がり始めたらそのままトップアウト。下りて満足感に浸っていると、クライマーが次々とやってくる。昨年末までやっていた「マントライザー」をやる方もいたので、やってみようかなと思い、3回ほどトライ。見ていたKGさんが「未踏クラック」とともに、近くのクラックを眺めている。そしてやってみると言い出した。2人でそうじしたり、登ったりするが、最後が怖い。詰まっていた泥をとったばかりなので、手が湿る。それでも、何度かやるうちに解決が...海のそばだけは暖かいはず
太陽を求めてアヨロに向かう。当たりだ!晩秋アヨロ4回目にして、初めて、港から岩場に曲がるところの水たまりがなかった。早く着いたので、とりあえず今シーズンは触っていない「オレンジスラブ」をやる。奥に拠点を作り、暖かさと太陽を満喫していると、近しい方々が続々やってくる。なのに、奥でこっそり「命のファイヤー」をやる。出だしのクラックによだれみたいな筋がたくさんあって、こすると泥上になり、滑る。それでも数回やるうちに、小さいホールドを見つけ、上のガバが取れるようになった。そしてトラバースパート。トラバースパートの、すぐ届くガバには、土がたまっていた。その後のトライで、何とかこすり落とすが、やる気は失う。写真は、ONさんの「命のファイヤーダイレクト」トライ。青空いい!すきまチムニーも勧めると、初アヨロの方と2人で楽...やっぱり太陽!
1つの好条件で判断するとうまくいかないこともある。暖かいからと言って晴れているわけではない。アヨロに行った。ずいぶん陸地が増えている。しかも!「楽園」は1m程度下地が下がっている。埋まっていくばかりかと思ったら、そうでもないらしい。これは奇跡の変化を目の当たりにしているのか、それとも日常的な変化なのか…。今後も観察しよう。断続的に小雨が降り続く中、やんだ隙間に勝手な隙間課題をやる。濡れていないところをやろうとすると隙間課題になるという話。なんかちょっと乾いているような気がする「いのちのファイヤーダイレクト」ファイヤーなのに湿っている。3回やって、チョーク打って、晴れ間を待って…。4回目で登れた…、みたいな感じで結構がんばる。またまたまた、雨。コーヒーブレイク。小雨の中、隙間チムニーを勧める。ここは濡れてい...暖かい日だったのに…
KGさんが、クラックリベンジを願ったので、アヨロに向かった。しかし、小雨が降り続く。波も高い。1時間以上ぼーっと過ごす。だいぶ天気が良くなったが、「楽園」は、すぐそばまで波が来るし、ぬるぬるしている。「渚から来たもの」は、上部の斜めテラスの苔が湿っていそうで怖い。あちこちの終了点を見て回り、なんとなく簡単そうなものに取りつく。テラスに上がると凹角にはまる。左右に手足や体を張っていけばいいや、と思ったがカムが決めにくい。不安定な体制で、中間地点に何とか1つカム決めてため息。そこから、体をじりじり上げて、ちょっと安定した体制で2本まとめて決める。何とか登れた。ちっとも簡単じゃなかった。KGさんもリードトライ。他にもハーネスを持っている方がなぜか多く、次々にトップロープで遊んでくれた。勝手に「セクシーJ」とか、...暖かいのだけど天気が不安定
10月1日にRPしたソルジャーブルーのfixロープを片付けに行く。取り付きに行くために15m上がらなくてはならないので、そのためのロープだ。周囲にトライしている方がいたので、そのままにしてあった。だが、そろそろシーズン終盤。皆様にお断りしてお片付け。いろいろぶら下げるために、余分に巻いていた。ロープは、全て取り払いすっきり。管付きビナは3枚残置。ここ数年の物なので来年も開け閉めできるでしょう。下降する前に見上げる。余韻。遠景も浸れる。大黒岩さんありがとう。ソルジャーブルーありがとう
まだ、ぼんやりと腰回りが痛い。だから運転姿勢が続くとなんとなくつらい。でも、岩と仲間を求めてアヨロに向かう。あー、太陽がありがたい。焚き火の準備を整えてから、その辺でアップ。『楽園』10cをやろうという話になった。KGさんがいるので、ここに合うカムが充実する。赤2,青2、黄色1、緑1と、少し小さめ1の7個をまめに決めながら登る。あまり考えないで取り付くと、怖い疲れで何度もテンション。上部のクラックが広がるところで力尽きてしまう。2便目は2テンくらいで何とかなった。のんびり休憩。焚き火がうれしい。KMBさんやONさん、Haさんらがやってきて、楽園TR大会になった。どこかの子連れクライマー一団が来て、珍しく奥の浜がにぎわう。時々、小雪が舞うが、晴れ間もやさしい。この日は、奥の浜の方が暖かい。海も焚き火も美しい...晩秋の楽園
4日は義経岩。素晴らしい秋晴れ。平日の間、若干体調が悪い上に腰にゆるい痛みがあった。だから、3日の日はおとなしく過ごし、お気楽な気分で中山峠を越えた。ONさんが「子どもジュスティーヌ」をやるとのことで、かっぱは「ジュスティーヌ」をがんばる。N師匠とHmさんも一緒で、それぞれ秋を楽しむ。こんなに晴れていたんだもの。ポカポカして昼寝気分が漂う。遅れてカノマーファミリーがやってきて、にぎわいが増す。小学生Riちゃんは「イチゴ農園」を初リードでRP。子ども&若者に刺激を受けることが多い最近。「スペシャルランチ」トライも眺めることができた。なんか、花札みたいな写真だ。ランジでびたっと止まる瞬間を見れたのは気持ちがよかった。Hmさんが夕方まで粘る。ドキドキハラハラのトップアウトには、夕刻の寒さを忘れた。それにしてもよ...ぎっくり腰のおかげでゆったり紅葉を堪能
銭天と言えば、銭函天狗岳である。ここには高度感のある雰囲気のいい岩場が広がっている。ハイカーに紛れて紅葉の山道を歩く。札幌近郊低山の黄色い山道は、とてもいい。急登を登り終えると、岩が見えてくる。到着して、すぐリゾートクラックを登る。上部「エスキモーロール」に打たれたボルトルート2本がお目当て。だが小雨が降ってきたので、一旦撤退。断続的に降る小雨にブーブー言いながら、コーヒーブレイク。暇なのか、KGさんがムンターヒッチの研究を始めたので付き合う。小雨はだいたい上がったので、とりあえず「ウルトラセブン」1P目をやることにする。リードでカムをしっかり決めて、KGさんにリードトライしてもらう。5.9というグレードになっているが、ドキドキ感的にはちと辛い。レイバックを決めた体制から、ガバを捉え見事に完登。戻って、ま...紅葉の銭天
土曜は、行きたいところと人が一致しないことがしばしばある。だが、今回は大勢集まった。朝9時ごろ、壁の前についてみると、あちこち濡れている。転進も頭をよぎったが、まあ、登って考えますか、ということで「陽当たり良好」。Onさんのねらいは、「狐の嫁入り」なので、そのままTRをかける。岩が乾かないので、ユマーリング練習を始める方。紅葉とのコントラストがいい。そうこうしているうちにうわさを聞いた?仲間たちが集まり始め、にぎわう。落ち葉と、水が流れた崩れがあるので、おしゃべりを聞きながら点検作業。労働の後の眺めの良い場所での昼食はうまい。「意志を継ぐ者」は、2便ほど。うまく捌けないのは核心だけ。だから、マグレで行けるかな、とも思ったが、そうは甘くない。足を丁寧に動かせるようになり、飛びつく体制を作れるようになったが、...にぎわった修験
雪が積もる中山峠のライブカメラを見てビビった。千歳~大滝経由でのんびりと義経岩に向かう。壮瞥町で小雨に辺り不安を感じるが、岩はどんよりした曇り。KGさんが1人佇んでいた。寒いので土木作業。岩前庭の桜の木の横が少しずつ流れている感じがするので、石垣を組む。掘って、石を運び、設置して、埋めて、固定するの繰り返しで温まる。これ以上崩れないようにしたつもり。どんよりした中、交代で登り始める。かっぱの1便目は、「大人の日」。パワーを感じさせず軽やかに登りたいが、そうはいかない。終了点からの眺めがいい。時折晴れ間もある。染み出し0で、岩の状態がとてもいい。問題は冷たいことだけ。一度も触っていない「鞍馬の小天狗」をやろうかどうか悩む。「イチゴ農園」を登って、下りながら「鞍馬の小天狗」にヌン掛けすることにする。「イチゴ農...夏タイヤだったから中山峠は通らずに…
寒いし、雨予報だったが魔人岩に行くという方々がいたのでついていった。行ってみると、晴れている。地面にくっついていた残置ロープで懸垂すると、泥水が跳ねて服が汚れた。「閃光に向かって走れ」という12dのルートがあり、これが同行の皆様のお目当て。だが、下部3分の1は濡れている。それでも横から上がって、TRにして遊ぶことにする。そういう汚れ仕事は得意分野なので、適当に上がって終了点整備とロープ掛け。20分程度で終わり、遊びだす。かっぱは、下地の整備。もしかして来年やりたくなると困るので、なるべく快適になるようにする。落ち着いて居られれば、眺めの満足感も高い。最後は順番に隣のルートの「ヤンサ囃子」10bをRPしておく。その後、KMBさんが「石狩浜マシンガンウェイブ」をやるというので、トリコニー岩に立ち寄る。雲行きが...魔人岩にお散歩
久しぶりの青巌峡。「マサイ族」やって、「エカシ」4便。「エカシ」は、あっさりできると思っていたのに、できず。クライミング楽しいね。様々な岩で、「クライミングの秋」というタイトルでアングルを考えながら写真を撮った。こうもり岩「若い者には負けられない」ぶったまげ岩「日高源流エサオマン」えらいこっちゃ岩「天国列車」ぶったまげ岩「ダイナマイトボンボン」シーズン終わりの成果を求めて、にぎわいの青巌峡でしたね。「エカシ」おかしいなあ
相手が見つからなかったので、1人で修験へ。新しい武器を手に入れた。試し切りに、アプローチ道を邪魔するものたちをバツバツ切っていく。歯の構造のせいか、安物のくせによく切れる。今日も美しい眺め。「意志を継ぐ者」前回のトライで、核心部の足運びさえ整理すれば行ける気がした。だから、ぶら下がって足運びの確認をした。印をつけては、ムーブを試すのを繰り返して、一度下りる。誰もいない時は、地面を整えるチャンス。すぐ崩れてくるところを中心に足場をのんびり整える。整える~眺める~整える~足運びを考える…。ロープは垂らしっぱなしだったので、再度、足運び研究に上がる。なんか整ったような気がする。2人組のクライマーが来たが、気持ちは終わっていたので、ご挨拶だけした。眺めながらカップラーメンをすすり街の人に戻る。街は22℃もあってび...暑い⁉紅葉は進んでいるのに…
数少ない週の真ん中平日休み。そして秋晴れ。お相手してくださる方が見つかったので、修験に向かう。積丹半島が澄み渡る。何度も登っている『陽当たり良好』と『甘い男』を純粋に楽しむ。そして、同行の方お2人共、『陽当たり良好』RP。NKさんは、『甘い男』までRP!1日2本のRPって、すごい。かっぱは、『意志を継ぐ者』2トライほど。核心部さえ越えられれば何とかなりそう。KSKさんの『拝啓吉田様』トライを見守る。よさ気な感じ。秋晴れの中、平日チャンスしかなかなかご一緒できない方々とクライミングを楽しめた。秋晴れの平日休みに…
ソルジャーブルーRP翌週。惜しいところまで行っていたKGさんに付き合う。素晴らしい秋晴れの2日間。日曜、ヌン掛けを引き受け、あわよくば2週連続で登れる誉を得ようとするが、何が何でも登る気持ちではないことを岩に悟られ、怖落ち。やはりこのルートは只者ではない。KGさんは2本トライし、2本とも核心を突破するも、核心後のカバ取り落ち。毎週続いていたソルジャーの後にアルパイン的な活動は控え、翌日の登りを誓い、大黒岩を後にする。月曜祝日。自らユマーリングをこなし、1便目で見事なRP。前日落ちた箇所でプルプルしながらもおさえた登りで、ビレイにも力が入った。かっぱも、また試しにやってみるが怖い気持ちを抑えきれず、1テン。KGさんとは落ちるポイントが違っていておもしろい。2人でたっぷり余韻にふけり、大黒岩を後にする。峠で栄...余韻に浸りながら、相方のRPを祝う
「ソルジャーブルー」12dを見染めたのはいつのことだったか…。多分20年位前だと思う。「あんなルート登れないよなあ。」と思ったのは、登りたいからだったのだろう。先週の核心越え落ちを振り返り、余計なことは考えず、心のみを研ぎ澄ませて臨んだ1便目、つまりヌン掛けマスター便。昨日も人に言ったセリフ、「もうマスターでも関係ないはず。」核心ガバを少し取り損なっても、終了点手前で雨が降ってきても、「掴んだものを離さなければ落ちない。」と心に定め乗り切った。41回目のトライ。この間付き合ってくれた方7名。そして、初登者を含め、このラインに関わった人、みなさんに感謝!同行のKGさんも、安定して核心を越えるようになっている。短期間ですごい。圧巻は、この日初めて同行した若者Nくん。1便目で、これまでかっぱが5,6回ずつかけて...虹と雨のバラード
今日もソルジャー完登を目指す。1便目はヌン掛け便。平日夜、布団に入り目をつぶると、ホールドやスタンスが脳裏に浮かぶ。だからイメージトレーニングはばっちり。結局スタミナが続かないだけなので、ヌン掛け便でも行けちゃうんじゃないかと思っている。で、核心前までは、スーッとこなす。核心の左カチを持ち切れず、落ちる。2便目。これまたスーッと7ピンまでをこなす。スムーズだ。1便目のミスは、左手の持ち方を変えることにより突破。スタミナ切れサインが、動きを邪魔するが、核心ガバは捉えた。次のハングを越えた大ガバ取りに不安はないはずだったが、ここまでスタミナ切れを抑えてノーテンで来たのは初めて。心が乱れたのだろう。ガバまで手が届かず。小さな過信を見逃してくれない。或いは、ソルジャーが放してくれないのか…。素晴らしい天気に清々し...清々しい悔しさ
天気予報で雨マークが消えた。夜は降っているけど、場所によってはやめば乾くでしょう、ということで、今日も赤岩に向かう。3日連続で体は疲れているけどね。KGさんと西壁カンテを登って、途中で「春の日」をこなし、上に抜けて赤壁上部に降りて「ハンマースミス」と「ロックスミス」を楽しもうと考えた。が、西壁カンテ取り付きの岩はびしょびしょ。「ちょっと待ちますか」とのんびりしていると、やんでいた雨が降り始める。雨宿りにクリスタル下に避難。時折青空も見える上に風が心地よい。でも、小雨はやまない。ウトウトタイム…。「まあ、1ピッチ登ってみますか」と、湿っぽい岩を登りだす。1P終了点に着くと、不思議な現象に気が付いた。カンテ右側の岩は濡れている。でもカンテ左側は乾いている。つまり「春の日」面は濡れているけど、カンテ沿いは乾いて...濡れていないのはどこだ?
土曜にヌン掛けできないかと思い、声を掛けるとDzさんが付き合ってくれた。あ、「ソルジャーブルー」12dの話。ここは、今日もきれい。間近で初めてソルジャーブルーを見上げる男。海と空の境目がくっきり。そして、彼は初めて触ったルートで圧巻の粘りを見せてくれた。RP意識のかっぱ2便目。2度目の7ピンまでノーテンから、核心に新たなスタンスを発見し気持ちのよい1テン。翌日に期待をかける。で、翌日、日曜日。久しぶりに胎内巡りから降りる。この日の相方のKGさんは好調。気合の登りで7ピン越え。かっぱは珍しくあちこちで「RPしてきます。」と豪語して臨んだが、なんと6ピン後のムーブ調整に狂いが生じる。ボロボロ、グダグダ。2便であきらめ、謙虚な気持ちで終わるために不動岩稜を登る。不動の眺めはいい。ソルジャーブルーもまっすぐ見られ...心と体が一致しない
ようやく涼しくなったと思って再開の「ソルジャーブルー」。取り付きに行くだけで汗だく。でも、眺めは美しい。ヨットがまぶしい。いいな、あれ。久しぶりのソルジャーは怖い。ヌン掛け便は、各駅停車。でも、各ムーブには何の問題もない。つなげりゃいいんでしょ、という感じ。だけどこの日は2日酔い。酒とクライミングを両立させて楽しむのは、難しい年頃だ。同行してくれるKGさんは、早くも6ピンまでノーテンを達成。だけど、2人とも2便で限界。2便ずつだと早く終わるので、暑い中、なぜか「オレンジ」に行こうという話になる。祝津側に車を停めているので、車に戻り峠に移動。トビラ岩に着くと、珍しく「オレンジ」を登る人がいる。どうやら、RPの瞬間らしいので、息をひそめてしばし見学。見事RP。ええもん見れた。KGさんと2人で、「オレンジ」を1...こわい、暑い
土日続けて、涼しげなクリスタルフェース。新しい出会いと素晴らしいRP。果敢な挑戦に、久しぶりの方々。盛りだくさんな2日間。初めてここまで来たという方も、果敢に石狩湾を触る。秋の空が美しい。KMBさんもムーブを研究。そしてKNさんは、1トライ目で見事RP。圧巻かつ美しい登りに見惚れた。そんな中、かっぱは「上を見て」でアップし、「天まで登る」12bをやってみる。途中途中休めるので、腕は大丈夫。怖いところもあるけど、おもしろさと感じられるので、それも大丈夫。でも、なんだかわからないけど消耗する。何を消耗しているのかわからない好ルート。だから、この日は1便のみ。44に寄って、知ったみなさんとお話と観戦。日曜日、連荘でKMBさんと登る予定のところに、マリオさんが楽しい仲間たちを連れてきてくれた。この日は結構やる気あ...避暑地、西奥
ラルマナイ川支流に金山沢というのがある。知人から情報をいただいたので、行ってみる。地形図を見ると、ゴルジュ地形のように見える。何が出てくるか楽しみ~。支流に入ると、川は広いがすぐに壁に囲まれる。軟石状の岩だから、形状が自由でおもしろい。壁に苔が生えるのも、軟石だから。景観の幅が広がりますね。狭まれた地形、そして夏の緑、太陽と青空。眺めには大満足。地形図のゴルジュ地帯が終わるころまでは、沢自体に特筆すべき点がない。おかしいなあ、と思いながら進むと、大滝が現れた。20m越えの滝。さみだれ状の流れが美しい。直登できるかじっくり観察。中央シャワークライミングは可能と見たが、中間支点を取る物を持ってきていない。さすがに、この高さを中間なしで登る気にはならず、素直に巻き道。巻き道が立派でびっくりした。これで終わりかと...涼を求めて…
誰もが登れることを疑う天気予報。外はすでに降っている。それでも登れるものなら登りたい2人は、セバチバナに向かう。(天気予報で2人になった…)いつもなら、岩内市街に入ると「ほら、道路乾いてる!」などと歓声を上げるところだが、残念ながら岩内も小雨。(岩内道路が乾いていても登れないこともある…)さて、到着。小雨は降っているものの、登れるルートもありそうな気配。迫りくるガスにおびえながら、しばし待つ。岩の白いところは乾いている。黒さが際立つところは、湿っている。「ビックママ」から、陸側のルートは登れそう。かっぱ1便目は「モッコライ」10c。核心部で大きな蜘蛛の巣をはがしながら登る、というグレードアップがあったが、濡れてはいない。Eさんは、「高浜の白波」10d~11a。中間部の湿り気はあるが、何とかこなす。状況好転...小雨とガスに包まれて
ガイド付き湯めぐりツアー。対価は、労働のみという破格の待遇。今年は、支笏湖でさえも暑い。だから、自由に泳げる。潜っても冷えないけど、行く先ではガイドの方が湯をチェックして待っていてくれる。1つ目の湯は、入っても濁りにくく、かつ深い。2つ目の湯でも早々に上陸し、状態をチェックしているガイド氏。ぬるめと言うが、十分暖かい。3つ目の湯は、周囲の環境がよいのでまったりすることにする。以前、ちびアメマスを釣り上げておいしくいただいた。湯のまわりは、エビが集まる。だから、なんとなくちびアメもいるのかと思い、竿を出す。でも、ウグイしか釣れない。しょうがないから、ウグイを焼いてみた。これで夏の食糧難なら、エビとウグイで何日か過ごせるかしら…。泳いだり、湯を深くしたりしながら、今後のプランを夢想する。潜っている2㎝ほどの小...湯めぐりツアー
前日の沢登り後、須築漁港で車中泊。マグロカヤッカー、ウッシーとの再会、懇親を楽しんだ。須築川の夕暮れに過去の沢登りへの思いを馳せる。もう須築の遡行はできる気がしない。前夜のウッシーのアドバイスが的確だったことが、朝はっきりする。とてもカヤックを出せる波ではない。という訳で、川下りに変更。朱太川へ向かう。海に1台車をデポし、ネップ川が入る少し下流、船を出せる場所がスタート地点。朱太はアイヌ語で「シュプキ(葦)」「プトゥ(合流点)」という地名から川名になったらしい。「スッツ」も、元は同じ言葉だそうだ。中流部だが、川幅は狭い。もちろん水はきれいで適温。かっぱのための川だ。そして水中には結構な大きさの鱒がたくさん泳いでいる。ここは鮎釣りでも有名で、鮎らしき大きさの魚もピョンピョン跳ねる。川下りは一生懸命漕ぐ必要が...Summittosea②
天気が安定しないので、行き先で混乱した。登りが楽しい軽い沢、ということで、狩場山千走川南東面直登沢に落ち着いた。前泊して、下山後は海でカヤック、という贅沢な計画を考えた。賀老高原キャンプ場キャンプブームが嘘のように誰もいない。おじさん二人で炭火焼き鳥を楽しむ。11日、沢が短いのでのんびり出発、と打ち合わせをしていても、おじさん2人は朝が早い。6:15に沢の出合い。ここは、出だしこそ狭っくるしいが、広く明るく楽しい沢。短い中に楽しみが充実していて好きな沢だ。体力がないくせにペースが遅くない。7:00前にはCo820mに達し、ナメが始まる。小滝もどんどん出てくるのであきない。暑いので、ワザとのようにシャワークライミングを重ねていく。太陽が登るとともに沢はどんどん明るくなり、Peakへの道が目の前に広がっていく...Summittosea①
週末登り足りず。悶々とする。本日月曜、仕事を休み修験の壁へ。よいではないか。最近にしては気温も少し低め。KGさんが誘いに乗ってくれた。塩谷方面はガスに包まれたり、眺めが出たりを繰り返す。そのたびに前日のように真っ白になるのではないかとドキドキするが、なぜか今日は持ちこたえる。不思議なものだ。はじめはいつもの「陽当たり良好」その後、「意志を継ぐ者」をインチキリードでトップアウトする。クラックと上向きホールドのぬめりに悩まされるので、TRで遊ぶ。2便出した。ムーブ解決をだいぶがんばった。KGさんも一緒に格闘。ここでの待ち時間は地べた整備。風情を壊さず、居心地の良い場所を目指す。おじさん2人で過ごす、山の中の避暑地。登ると暑いですけどね。迫りくるガスを回避する秘密が知りたい
5日、天気が悪いと思いつつも、岩場を見ないと気が済まない人たちが集まるというので、赤岩峠まで車を走らせる。湿った空気と大地を眺めながら、とりあえず44に行く。湿りとぬめりを恐れない4人の仲間と、関東から来たクライマー3名がいた。S-さんが箱庭エリアの隙間整備をやっている。雰囲気は、亜熱帯多雨林。思いのほか暑いのでやる気をなくしたが、みなさんがんばる。岩の表面は乾いているのだが、湿気のせいかぬめる。安全のために、基本TR。気付けばロープが3本もぶら下がる貴重な眺め。そのうちの1本は、自分もなんか登らねば、と思い垂らした「コーラスライン」20年くらいまでに「嫌いだ!」と思って、手を付けるのをやめたライン。やっぱり嫌いだ。いちいち指が痛い。みなさんを感心(苦笑)させるムーブで解決して、何とかトップアウト。そのう...急に天気が不安定になってきた
29日に行ったセタカムイからロウソク岩の遊びを動画にしました。狭い海中洞窟がおもしろいかと思ったので…。海の洞窟や、ロウソク岩に興味がある方はどうぞ。こんな海の洞窟もあるんだな
近所に泊まっていたので、かなり早朝にセバチバナに到着。ここで草刈りをしながら、3人の方々来られるのをのんびり待つ。やっぱりセバチは涼しいなあ、などと思いながら草刈りすると、汗だく。30分ほどで休憩し、天を仰ぐ。2回目の草刈り最中に、KGさん到着。ちょうど刈り分けが下まで通ったところで、休憩、談笑。その後しばらくして、Eさん、Aさん到着。またまた談笑、この暑い時期に高グレードを登り切った人の話などたわいもない話。みんな登り始めたの餌、KGさんのビレイ後に「ビックママ」を登る。「ソルジャーブルー」のおかげか、カチがしっかりもてる。Eさん、Aさんが順番に「ビックママ」トライを始める。2人とも勢いがあるが、全員登るたびに汗が噴き出す。時々、思い出したように草刈り。それに触発されたのか、KGさんも取付雑草をちょいち...毎年草刈りしたいんです
暑い日が続いている。海を漕ぎたい。道がなかった時代に思いを馳せながら、セタカムイに向かう。「カムイ」という言葉はおもしろい。いつから漢字が当てられているのだろう。和の者とアイヌ、もしくは北の海の者が一人の人として出会うことがある場所だったのではないか、と妄想し、その様子を思い浮かべたりする。振り向けば、確かに犬が遠吠えしているように見える。主人を思う気持ちが神になるのもいい。Uがトンネルをのぞき込み、「奥から光が見える」と言う。では、行ってみるか、ということで入る。狭い。最奥で両壁を手で触り進むと、光が強くなった。縦にだけ空間が広がり、感動の出口が見えた。しかし、出口のみ船が通らない幅。よっこらしょ、と船に立ち上陸する。写真が出口。船を縦にして引っ張り上げる。カヤック以外では通れない感動スポット。カヤック...カムイと神威を考えて海を漕ぐ
砂金を探しに行きましょう、という誘いがあったので乗る。水辺だしね。久々のファルホーク出動。まだ組み立てられた。年季が入っているので、いつ組み立てられなくなるかドキドキ。船出。住宅難の支笏湖郊外を抜けていくと、幸せな地形が広がる。小さい虫がたくさん浮いているが、中にはこんな大物もいた。救出し、岸の木にとどまることを勧めた。きっと恩返しにくるに違いない。目的地到着。沢型上流部に金鉱があったらしい。とりあえず腹ごしらえ。腹がふくれたら泳ぐよ。かっぱだもん。この中に金はあるのか…??老眼には厳しい判断。だから帰ります。砂金を探しに…
「ブログリーダー」を活用して、かっぱさんをフォローしませんか?
あ、ブログのことです。たいして調べもせず…。はてなブログで、なちゅらるHi!よろしければ、今後もご覧ください。引っ越しました
修験の壁。春は、あちこち訪れたい。まだ、義経岩に行っていないのが寂しい限りだが、この歴史が新しめの壁も訪問できるのが嬉しい。しかし、ミストワールド。全く天候不順が続く。ついてすぐに岩自体のミスト具合を確かめに「陽当たり良好」を登る。登れて安心するとともに、すぐ晴れると勝手に思っているのでヌンチャクを残す。しかし、晴れない。ガスはどんどん濃くなり、水滴が体に当たり始める。同行者5名、皆が帰りたがっているのが分かる。整備的土木作業もあるので、刈り払ったり、平らをはっきりさせたりする。せっかく来たから昨年シーズン末の整備はうまくいっていたようで、崩れが少ない。嬉しい。遅れてきたWさんは、「よく登ってますねえ。」と、あきれ顔。まともに登れる感じではないので、「キツネの嫁入り」をTR化。少しあそぶが、まだこの時期は...春のミストワールド
山から帰って予報を見ると晴れ晴れしている。遠くから来て近所で遊んでいる方々がいた、と思い出し連絡。ありがたいことに、かっぱワンダーランドのガレ横エリアを希望してくれた。という訳で楽し、麗しご案内海岸歩き。チャラセナイ滝も水量が落ち着きだした。明るい海岸歩きは楽しい。岩を眺め、海を眺め、釣りのおじさんと話しながら、のんびり歩を進める。ガレ横に着くと、2人はエリアの岩の広がりに子どものように喜んでくれた。だから、端っこまでご案内。この全容については、こちらをご覧ください。端っこにはくじら岩がある。中央部のラインは、だいぶ前に少しやって結局完登していない。マット1枚ではちょっと怖いからだ。逆の端の「イクパスイ」に戻る。2人ともあっさり登った。さすがだ。焚き火をしながらお湯を沸かし、のんびり過ごす。風は冷たいが、...日差しを浴びる海岸ボルダリング
富良野岳から前富良野岳に縦走し、前富良野岳の原始が原向きの斜面を滑って遊ぼう、という、山スキー締めくくり企画だったのだが…。いつものUと原始が原登山口へ。鹿が出迎えてくれた。鹿の視線を気にしながら、テン場を整え2人宴会。賞味期限切れのα米と焼肉に舌鼓を打つ。α米になんで賞味期限があるんだろう。翌日、若干じじい気味の2人の目覚めは早い。4時半にはテン場を発つ。夜中はパラパラ雨が降り続いたが、天気予報は終日晴れ予報。小雨の中、「何時に晴れるかな。」と話しながらスキーを担いで歩きだす。二の沢の手前くらいから、スキーでウロコ登行。残雪期の雪にはウロコはとても利く。調子よく登るが雨が止まない。三の沢付近を登りだすとガスが周りを取り巻く。けっこうな降りになり、濡れるのもやだし、天候回復を待つ必要もあり、2,3度針葉樹...あと、50mだったのに~
やる気もたいしてなく、が、散歩がてらのつもりで赤岩へ。峠から懐かしい方々に出会う。半年ぶりのすーさんとクリスタルフェースへ向かう。44が丸見えの春が美しい。好きものな面々が4名、先にクリスタルで遊んでいた。懐かしきこの眺め。また、来られたことに感謝。だから、もう満足気分でまったり落ち着く。同行すーさんは、今シーズンのトライに向けて、石狩湾にヌン掛けをする。この手伝いができるだけで、満足なのだ。とはいえ、来たからには何か登る。まともにロープを扱うのは11月以来か…。どきどきしながら、赤壁クラック。うむ、問題なし。足は上がるし、視線は上を見ている。続けて、上を見て。これも、問題なし。傾斜が強くなっても、数手先まで読んで突っ込めば、問題ない。写真は、すーさん。さて、44へ向かう予定だったが、考えた。傾斜の続くの...登れてよかった…
森を歩きたいので、少し遠くのネギ畑を見に行く。うむ、雪解けが美しい。なるほど、滝が雪を融かしていく。長靴に穴が空いていることに気付かず、せせらぎをじゃぶじゃぶ越えたので靴下が濡れた。ネギは、いい感じ。ここは2年振りかしら…。写真は少し細めだが、よい太さのものも割とあった。けっこう厄介なところを通るので、今まで人には合わなかったが、今日はじいさんが一人現れた。そして斜面のヤブを漕いで上がっていった。あんなじいさんになりたいものだ。ほどほどに採って引き上げる。前々から気になったいたボルダー、『イオマンテ』が遠くないので、見に行く。教えてもらった場所をしばし彷徨うと、見つけた。おー、存在感ありますな。近寄るとチョーク跡があった。まちがいない。しかし、高い。これ、一人でやったらまずいやつだなあ、と思いつつぐるっと...ネギ狩りと『イオマンテ』探索
富士型山を登った時に、改めて徳富岳を考えた。奥にある上に、アプローチ地点からの地形が複雑で扱いに困る山だ。あちこち行っているうちに真冬は除雪していなくても、春先になると除雪が入る道があることをなんとなく感じていた。「徳富ダムへの道もそうなのではないか。」と思い、代替え案を考えつつ行ってみると、当たり。ダム横まで車が入れた。午前中は、曇り予報だが天気は保証されている。喜び勇んで、ダム横の道を進む。438mへ向かう沢型の左岸の森を歩く。438mに着くと、地図の点線道がなんとなく確認できた。気はまばらなので、あまり気にせず歩きやすいところを歩く。627m三角点ピークは東側をトラバース。その先の細尾根を進んだ。周囲の地形がかっこいい。徳富岳南の914から南に伸びる尾根に取り付くために広い平らな地形を進む。Co50...トップ湖から徳富岳のトップに!
ちょうどいい時間帯の天気が荒れるようで、雪の山に行く気がせず。クライミング用具の整理でもしようかと思った。するとビレイ系の器具がいろいろ出てきた。あまり物は増やしたくない方だが、長年やっているともらいもんなども重なって増える。だからなんだという感じではあるが、振り返ってみる。エイト管&シュテヒト環。最初は沢登り中のロープワークだった。しかも肩がらみとか腰がらみの時代だったので、簡単な沢では器具は最低限。垂直以上の懸垂下降が必要な時も、スワミベルトとテープスリングで簡易ハーネス状にして、エイト管で懸垂、という感じだった。(今やるとネットでたたかれそう…😊。)そんな時代に青いエイト管はいつもザックに忍ばせておくものだった。しかしエイト管は、行動中の使用回数が増えると、ロープがどんどんキンクする。そこで現れた、...ビレイデバイス雑感
本俱登山1009mは過去3回登っている。2回は普通に登ったが、3回目は赤井川村青井川脇の「天狗岩」探査が目的だったので、美比内稜線から続く稜線に上がり、幸せ稜線を半分歩いた。その時、京極ダム西の稜線と本倶登山稜線がつながっていることに気付いた。素敵な回廊に見えたので、それをつなぎたいと思った。双葉ダムへ向かう道のゲート脇に車を停める。この道はゲートで閉じられているが、除雪されている。あまりアスファルトを歩きたくないので、無理矢理取り付く。雪が硬いのに、ツボだとそこそこ埋まる。だだっ広い樹林を稜線壁までスキーで進む。この傾斜だと、ウロウロ板にシールはいらない。稜線が見えてきた。さて、稜線に上がる急斜面。雪が硬いのでシールをつけても直登できない。ツボだといちいちけっこう埋まる。なので、尾根の末端近くまでトラバ...本俱登山と笹岳をつないでみた
南と北に低気圧があるので高圧部がもちそうな日。予報は曇りだが、北に向かえば快適な高曇り、と予想した。別狩岳は2つある。南の別狩岳は昨年適当に行ってみて、急な細尾根にびびってやめた。あの細尾根はいただけない。行くなら裏から回るのが無難と考え、面倒になった。こちらの別狩岳北は、短めだし、徒渉以外の難点はなさそうだ。林道入口に車を置こうと考えていた。「林内作業中」という旗が立っていて除雪痕があった。どこまで入れるかと少し進んでみたが、車の腹をこすりそうだ。入ってすぐの雪除けスペースに停める。除雪痕は、点線道との分かれ道まで続いた。こすりそうな轍中央はしっかりしていてスキーで進めた。春の林道、ウロコ板は速い。新雪がうっすら積もっていて、白く輝き、美しい。五番川のせせらぎと鳥の声を聞きながら一人で進むのは気持ちがい...好条件が重なった北の別狩岳726m
本当は稲倉石山789mまで足を伸ばすつもりだった3週間前。ピークと、その時滑れなかった822m横の広大な斜面への心残り。それを果たしに行く。3週前の下山時に周回案を考えた。樹林ウロウロと稜線歩き、楽しそうな滑り斜面を取り入れた贅沢コース。車止めからすぐに林間に入る。少し歩くと地図の池が出てくる。池の脇を進み、緩やかな沢型から余計なポコを回避してラインを取る。この時点では強めの風に雪が舞い、不穏な空気を醸す。だが、時間とともに高気圧の端に覆われるはず。余市ダムを眼下にチラチラ見ながら支尾根を進む。聞いていた通り、この尾根の雑木は歩くのに気にならない。2時間ほどで稲倉石ピークを視界にとらえた。ほどほどの重さの一人ラッセルが、じわじわ効いてくる。「このくらいの時間でこんなに疲れていたか。」と考える。「歳のせいか...青空と疲労感
札幌街中、うちの近所は12℃まで気温が上がった翌日、樽前山に向かう。冬はほとんどスキーで登る。まだバックカントリーという言葉が周りから聞こえてこない頃からスキーで登っているので、滑る道具という感覚は薄い。北海道でその辺の山の中で行動するのに最も適した登行用具はスキーだ。ウロウロステップソール板にしてから、さらにそう思う。求めるのは滑りではなく、歩きと眺めと変化。週末の遊びでは重要な要素だと思う。滑りは変化に含まれる。何より下りが楽だし…。で、変化を求めて多峰古峰山登山口から樽前を目指す。多峰古峰方向に向かわず、地図の点線を詰める。支笏湖周辺の針葉樹林は深くていい。道なりに行くと苔の洞門に出た。なにやらゲートがある。多分昔、苔の洞門が観光コースだった頃、通っているのに覚えていない。そのまま苔の洞門内を進む。...どうせガリガリなら、いつもガリガリのところへ
察来山と当別丸山をつなげて稜線歩きを楽しみたいと、前から考えていた。結果的には、それぞれバラバラに登ることになった。さて、その訳は?まずは、察来山に登る。針葉樹の間の林道が気持ちいい。うすらトレースがあり、雪も軽くすいすい進む。林道が尾根に上がると、察来山南東面が見えた。よだれが出るが、あの斜面は危ない。林道を離れ、急斜面をまっすぐピークに向かう。ピーク手前の台地に出たので、ピークに向き合う。ピークはポコっと出ていて、その周囲のみ雪付きが悪い。少しだけ板を外してツボで乗り越えた。ピーク。徳富岳を眺めるのを楽しみにしていたのに、見えない。さて、ここからどう行くかと考えながら、ポケットに手を入れると、車のキーがない。困ったときの笑顔で、しばし探すが、ない。考えてみると、車から外した記憶がない。しかたない。つけ...だいたい天気がいいらしいのに、なぜか曇りの地域を選んだ日
「天気図の割に予報はいいなあ。」と、のん気に考えていたら、朝になって予報が変わっていた。でもまあ低山だしいいか、と余市へ向かう。目指したのは稲倉石山789m。以前余市天狗岳に登ったときと同じ余市ダムからのアプローチ。ダムを越えて続く林道を行く。ガス気味の天気で、気温が高い。そして雪が重い。林道はトレースがあったが、トレース後のラッセルが思いやられる。ありがたいトレースは、林道を行かずに沢沿いを進んでいた。あるから乗ったが、なかなか渋いライン取り。危なっかしいトラバースと徒渉を数回こなして、822m三角点から東に伸びる尾根に取り付く。薄いトレースは途中でなくなり、雪の重さが身に染みる。これまでの思いラッセルがムニュ~だとすると、ウンニュ~という感じの重沈みラッセル。ため息が出る。「当然滑りも楽しみきれないよ...重たい雪に負けました
単独だし、冬型が決まっているし、遠出する意義はない。こういう時は近場で、未探索の場所を歩くのがよい。ふと、星置山を思い出した。最初に聞いたときは、三角点もない稜線上に通称がつく時代になったのだと感心したものの、たいして興味はなかった。普段小樽方面に向かう時、国道337を利用する。新川から離れて、直線部に入ると手稲山稜線上にちらっと輝く広い沢型見える。かなり前だが、ある時それが星置山だと気付いた。パチンコ尾根から奥手稲山という往年の名(迷)ルートをたどっていれば、知らずのうちに踏んでいるはずのピークだが、そのラインで奥手稲には行っていない。手稲西峰は既登で、大昔に発寒川~星置川縦走をしたので、星置山を含むほんの2㎞ほどが全くの稜線部ということになる。金山から歩く。新幹線のトンネル工事でスタートがややこしいこ...やっぱり天気悪いよね
1月だというのに、高い気温の日々が続いている。不満を言ってもしょうがないが、心配だ。でも天気はいい。まともな斜面を滑りたいのでニセコ連峰へ向かう。2023年の4月に岩内側から目訓内に行った。その時に「白樺山にも行きたいものだ。」と話していた。という訳で、老古美ゲートからのアプローチ。少し道路を歩き、まっすぐ白樺山に上がる尾根に取りつく。樹林だが最近の登山のようなヤブではなく幸せ。途中で道路を横切りひたすら稜線に向かう。ピークが2つ並んだ西側が白樺山だ。雪の白樺ピークは多分33年振りぐらい。うれしい。滑りを楽しむためとウロウロ稜線歩きの幸せを感じるために長沼へ向かう。振り返ると、ニセコ連峰らしい広い稜線に白樺ピークが輝きだした。ピークでは若干の強風にあおられたが、天気が回復だ。向かう方向にはシャクナゲ岳の山...厳冬期が終わってしまった…
Thedayと言えそうな今日、またもやヤブ山を彷徨ってしまった。一人の時用に誰も行きたがらなさそうな場所をいくつか選定してある。点名「薄別」854mもその一つ。天気よさそうだからちゃんと滑れる羊蹄とか、喜茂別山とか漁岳とかも頭をよぎったが、未知の場所が一度頭に浮かぶと離れない。「薄別」だけでつまらなかったら困るので、丹沢山からつなぐといいかな、と考えてしまった。スタート地点から点名「庚申草」を臨む。あいつの薄別川向きの斜面も探索してみたい。林道をたどる。この傾斜の林道ならいつものウロウロ板でシールがいらない。詰めていけば、薄別に向かう稜線を通るので、都合がよい。予想に反して積雪が薄く、最初は安心してラッセルをこなしていた。ところが、足を進めた後、荷重するたびに「ムニュ」と2段階で沈むラッセルが、じわじわ体...そろそろちゃんと滑りたいのに…
数年前までは、シーズンに2回くらいは登っていた春香山。登山口付近で新幹線延伸工事が行われているので、車が停められない。だから、2021年の年末を最後に行っていなかった。しかし近年のヤブ山探索と、昨年気付いた「裏から」作戦を考慮すると、別のアプローチがあるのではないかと、ぼんやり考えていた。完全に裏となると、だらだら尾根や林道を長く歩かなければならない。それはつまらないので、ほったらかしにしておいたが、かなり前にオーンズスキー場から、「ひよどり越え」と呼ばれた急斜面を登って春香山北斜面から登ったことを思い出した。これは、90年代初頭に発行された山スキールート図集にも掲載されている。由緒正しいルートに違いない。でも、このルートもだらだら尾根が長く、ヤブが多い。それに下山がスキー場なのは、あまり好みではない。せ...ヤブが濃くても滑る雪ならそれでよし
家の中でウェルビーイング状態を保とうとすると酒の力を借りなければならない。が、真冬のこんな光景を目にすると酒がなくても幸福感に包まれる。岩の上では、いつもの彼が同じ気持ちを感じている。1月なのに、ロープをするという仲間たち。でも、奥の浜に足を踏み入れると、ロープができそうな気温だ。「楽園」10cにもTRを張るというので、リードを買って出る。この1か月、全くクライミングをしていない。で、どれくらいだめになっているか興味津々。案の定、よけいな力が入ること、入ること。レイバック地帯は無事抜けた。が、ハンドジャム地帯で必要以上に力が入る。使っていない腕がどんどん疲労していく。体は十分暖かいが、クラック内はとても冷たく、気付かぬうちに手の感覚がなくなる。いい左カチを取る。手の感覚がなくなっていることに気付く。「あれ...ウェルビーイングフィールド
海の翌日は、岩。暑さを想像しながら、三社神社にたどり着く。朝は涼しい。ゆっくり歩けば汗をかかない。「意志を継ぐ者」をトライするために岩の上に回り込む。この日は日差しがあるのに積丹方面は白く包まれた不思議な日。状況を整えると、KGさんがやってきた。写真の見かけよりずっと暑いし、天気も良い。もちろん暑いが、日陰でじっとしていると漂う湿気が眠気を誘う。ネットオークションで見つけた靴のデビュー日。底面がセパレートの靴は初めて履いた。繊細なことはわからないから、よしあしもわからないが、サイズはぴったりなので嬉しい。「陽当たり良好」を登って、「意志を継ぐ者」3回。昨年は、割とスムーズに行けていた3ピンまでをこなすのに3回要した。核心部での戸惑いは大きい。こなす手立てが見つけられず。最後に陽当たり抜群の「Mr.ナカミチ...街にいるよりは涼しいはず…
久しぶりの海だ!HYさんの新艇進水式を兼ねた積丹日帰りツアー。船がバラバラの愉快な仲間と積丹半島西側を漕ぐ。それぞれ理由もバラバラだが、どれも海でのツアーには適さない要素があるような…。青い空と海の世界をまずはジュウボウ岬を目指す。この岬は形がおもしろい。岬自体は崩れつつある細い岩山。上から見るとバナナ型、中央部は縦にも横にもえぐれている。えぐれているところから、シシャモナイの岩壁を眺める。圧巻の眺めだ。ジュウボウ岬を後にして進む。左に船が3艇浮いているのだが景観が大きすぎて見えない。イッテQでイモトが登ったシシャモナイ滝も一旦通り過ぎる。この先の窓岩に行くためだ。道路が見えてしまうので、この先は少し物足りないが、窓岩はおもしろい。窓岩というよりミミズク岩の方が合っている気がする。あの目のように見える穴は...ジュウボウ&シシャモナイ
雨予報を無視して石垣山を目指す。「頭ならびに腹」が、頭からも腹からも消えないからだ。お約束の2人より先に到着し、「頭ならびに腹」の終了点に行く。とてもよい眺め。そして、懸垂ヌン掛けする。半分ほどヌン掛けを済ますと、お約束のお2人が到着。これで準備は完璧。トポでは11dの頭ならびに、だが、2013年のロック&スノー、北海道ベスト10ルートでは12aになっている。これは納得グレードだ。懸垂して気付いたが、50mロープでは微妙に足りない。懸垂はほんとにぎりぎりセーフだが、降ろしてもらうと結んでいる分で足りなくなる。ONさんがTRで、55mロープをかけに行く。上も下もロープでおもしろい。リードトライ1回目。蒸し暑いし、天気がいつ崩れるかわからないので、本気になれない。ボルト2本目で息継ぎテンション。そして3本目、...頭ならびにハラハラ
土日両日、小樽赤岩クリスタルフェース。爽やかな44で待ち合わせ。夏の緑に目が潤む。ONさん、HYさん、N道師匠と合流、「おやすみ」を登らせてもらい、クリスタルフェースへ。福岡からの刺客Sさん、Yさんがいる。お2人には5月にもお会いしている。その時から「石狩湾低気圧」13aをねらっていると言っていた。Sさんは、この2日間でオリジナルムーブを編み出し、試行を重ね、日曜4便目でRPされた。圧倒された。かっぱも石狩湾をお触りしたが、どうもよろしくない。やはり13クライマーの壁は厚い。HYさんは「バトルゾーン」11aに取り組む。初リードでドキドキ感が登りにあふれる。見ていて自分もドキドキ味わいたくなり、懸案の「天まで登る」12bをやった。マスターで核心1を楽に越えられたので、このままRPかと意気込んだが、核心2に翻...暑さに負けず、RP続出
土曜(22日)は、クリスタルフェースでミスト。なんかおしゃれなフレーズですな。この状況で…、と考えながら、すーさんトライをほれぼれと眺める。しかし、始めは周囲だけだったミストが、クライマーへもうるおいを与えだした。やがてクライミング中にもミストを浴びる日となった。ミスト前に『サプリ』を登って、『石狩湾低気圧』核心前の確認作業で終了。午後には雨だかミストだかわからなくなった。23日、日曜日。大黒岩がミストに包まれている。この眺めを見ながら、窓岩に行くと、窓岩はシャキッとしている。夏に赤岩下の海岸をうろうろしていると、海岸は見通しがいいのに、岩場は見えないことがある。どうやらその境目がここにあるようだ。この日の境目は、不動岩稜でいうとDフェース⁈今日は付き合ってもらっているKGさんの『フリーランサー』RPデイ...たっぷりミストお肌にはいいのかしら
懲りずに窓岩「フリーランサー」。付き合ってくれる方がいるのがありがたい。先週と同じような天気だろうから午前中は登れるだろう、とタカをくくっている。今回は窓岩リッジを登る気はない。「フリーランサー」に焦点を当て、2人ともさっさと終わらせて、そのまま東の大壁でも行こう、などといつもように大口をたたきながら出発。1p目は、KGさんに登ってもらう。KGさんのアルパインリードも様になってきた。さて、「フリーランサー」マスター便。最終ピンを取り、核心を超えた。体を上げると利きにくくなるガバを取り、次の甘めの一手を取りに行く。甘いのが分かっているので安定した体制で向かいたいのに、この時のみ使った縦カチのせいで粘れるが、安定体制に持ち込めない。体を上げると利きが悪いガバなので、一旦体を下げようとしてフォール。周囲に悔しさ...雷のあとに…
明日登る予定だったし、仕事にやられて気が乗らない土曜日だった。Dzさんから、午後からどうか、というお誘いがあった。これはありがたいと思い、午後から赤岩西を目指す。先にクリスタル下に着くと、見知った親しい方々ばかり。ありがたいことだ。しばし情報交換をしているとDzさんがやってきた。聞けば「上を見て」から、上部へ抜ける3pをやりたいとのこと。それなら、ということで取り付くチャンスの少ない「ロックスミス」をやりたいと申し出る。さて、「上を見て」本来2pルートだ。1p目が10cで、2p目は本来左に行くが、直上ラインもある。直上は、垂壁なのに11cだかdだかのグレードがついている。大昔やってみたことがあるが、手も足もでなかった。Dzさんがリードで2回ほどのテンションで核心を抜けていった。セカンドだから抜ける気で取り...岩が湿り始めている…
窓岩に『フリーランサー』11abを片付けに行った。が、及ばず…。思ったよりよい天気と喜びながら、胎内巡りを下りる。瑞々しい6月の緑が美しい。窓岩リッジを見上げる。少し倒れている部分が2p目『フリーランサー』だ。1998年に吉田和正氏がオンサイトでフリー化した、すぐ横にアブミルートがあるラインだ。しかし、オンサイトでフリー化って、どういう状況を言うのだろう?クラック使って登ったのかな?エイドルートは2009年に登っている。本ブログ内にあるが、記述が適当すぎてちっとも役に立たない。1p目3級リード。早速の高度感。赤岩本では「残置が多く小さいカムもよく決まる」とある。リングボルトを含む残置が多いのはわかったが、「小さいカムが決まる」は、よくわからなかった。2p目取付からミミズク岩稜に目をやると、ミサゴらしき猛禽...あと一歩及ばず
車中泊後の朝素晴らしい天気!いつも通りの早起きなので、待ち合わせ時間まで愛別観光。アートとスポーツが融合した誰もいない公園から愛別町内を眺める。石垣山は10年振り。見晴岩よりましだが記憶は薄い。かっぱの割れ目への楽しみ方は独特で、挟まっていれば幸せなのでRPしたかどうかが気にならない。だから記録も薄い。だが、最初に案内されたところが全く知らないところなのはわかった。左のまっすぐが『蛍』10で、右の細めが『緑の導火線』10d。Akiさんたちが『蛍』をやり始めた。偶然の出会いは大事にするのが常なので、隣の『緑の導火線』をやってみた。カムを決めながら10dは、当たり前のように荷が重かった。何とか最終ピン位置にエイリアンを決めて、終わりにする。その後Fくんがトライし、カムの効きが確かめられホッとする。責任の重い遊...プチ岩旅2石垣山割れ目day
大ベテランAkiさんご案内付きのプチ岩旅。初日は名寄見晴岩へ。いつ以来だっけ?と調べてみると、なんと21年ぶりだった。という訳で、ここを歩くのも21年ぶり。楽しいみなさんに誘われて、ほんとに幸せ。天気も幸せ。21年ぶりを確認したのは帰宅後なので、当時どこを登ったのか定かでない。『デスモスチルス』は記憶していたが、その他はぼんやり状態で、岩を臨む。「これどうですか?」的な感じで目の前の『森のカバさん』をこなす。登っていないと思っていたが、中途半端な記録を見ると登ったような記載を発見。でも記憶がないから純粋に楽しい。『森のカバさん』リードするHYさん、光の当たり方がいい感じ。さて、何を登ろうかとしばし思案。当初は11前半をたくさん楽しもうと思っていたが、現場にいると長くてかっこいいルートが目白押しで目を惹く。...プチ岩旅1名寄見晴岩
それでも、赤岩に行く。今日は6名でクリスタル直下にこもる。ほぼ同時に着いたKGさんが「ドゥマガジン」をやると言うので眺めていると、「天まで登る」のドキドキ感を味わいたくなった。1度目は、核心1を越えられず仕切り直し。2度目は、核心1をごまかして、核心2をずるして、核心3は何とか越えて終了点へ。全身疲労に包まれる好ルートだが、怖いところが多すぎる。天から見下ろすと「サバイバル」試登中のHYさんがいた。KGさんは弱気なことを言いながらも3度の「ドゥマガジン」トライ。3度目はトップアウト。合間に「サバイバル」や「ニューウェーブ」に取り組むみなさんを眺める。「サバイバル」は、このアングルから撮るのがよいと思う。もう「天まで登る」はできる気がしなかった。「ドゥマガジン」を見ていて、ヌンチャク付きなら、と再登したくな...日々、体がツタウルシにむしばまれていく…
早朝から、魔人岩に向かう。寒いが、そのせいか空気が澄んでいて眺めがよい。一人でぶら下がり、岩の乾き具合とムーブの確認をする。そうこうしているうちに、S-さんとN道さんが現れる。寒さに震えしばし談笑。そして、S-さんのRPトライ。見事に成功。後に続こうと取り付くが、体が冷えすぎた。指が冷たくなって持てているかどうかわからない。核心手前までやって、一度仕切り直し。体を動かして暖める。手を岩の温度になじませる。15分ほどそんな活動をして取り付く。核心まではよどみなく動く。核心後に2本指ぎりぎりポケットがある。それを取りに行く動きも先ほど練習済み。でも通してやると、体が上がりきらない。どきどきしながら手を伸ばすと指が入ったが、1本しか入らず。何とか2本添えようとするが、うまくいかない。ここですったもんだしてたらだ...閃光に向かって
またまた赤岩へ。7時過ぎには着いたのに車が多い。クライミングシーズンだ。KGさんと「デビルズダンス」をこなして、窓岩リッジに行こうという予定を立てるが…。新緑と海の碧に包まれた鬼の踊り場にたどり着くと、不動岩稜を登ろうとするパーティーがたくさんいた。初デビルズのKG氏は、不動パーティーの間隙を縫ってトライするも2本目支点で手間取り仕切り直し。2便目で見事RP。毎年登りたいルートの一つなので、KGさんの合間に登る。その動画をニセコクライマーズチャンネルに上げてくれた。弱いのでやたらレストが多い…。2人とも鬼の踊り場の居心地のよさと「デビルズダンス」にやられてしまった。窓岩リッジで「フリーランサー」というフリールートに取り組むつもりだったが、「無理だねえ」という話になり、近くの摩天の稜線を登ることにする。摩天...青空に触れてみようか
大先輩の命により赤岩西のアルパインを巡る。一本目は西壁カンテルート3P。1P目で久々のビレイ点作りをのんびり慎重に復習する。そしてスカイラインへ飛び出す。素晴らしき海の青、いや碧か。3P終了点ではノーマルルートを登っていた若者との会話。天気がよいせいか、みな晴れ晴れしている。ダブル一発懸垂で洞窟前に戻り、西奥を目指す。S田さんのアルパインを楽しみつつもフリーへの回帰という希望を叶えるために、赤壁クラックから西奥バンドルート3P目をこなすラインを考える。赤壁クラック上部は戸惑いながらもノーテンで抜けてきた。さすがである。バンドルート3P目に進む。西奥壁の構造上、バンドルートは3P目のみ未踏だった。灌木のルンゼみたいなラインで判然としないが、赤壁上部をバックに登るので写真映えする。これで西奥壁は全ルート登った...青空に舞う気分
気が付けば5月も半ば。「まだシーズン初めだし…」などと言い訳しながらあちこちの岩場を彷徨っている。昨年はすでに「ソルジャーブルー」のトライ仕切り直しを始めていたことを考えると、何か気持ちの変化があるのかもしれない。今日はシーズン初の修験の壁。眺めのいい岩場で過ごせるのは幸せなことです。現地で待ち合わせなので、下地整備のため早々に森を歩き始める。新緑の瑞々しい美しさには心が躍る。岩場に着くと、一人眺めを堪能しながらリビング整備。いつの間にか、この景色は季節の変わり目ごとに眺めたいと思うようになっている。今度、真冬も来ようかな…。到着した皆様が「陽当たり良好」をされるというので、先に登らせてもらう。新緑にブルーが映えるHYさん。同じように「甘い男」も登らせてもらう。さて、少しまじめに「意志を継ぐ者」をやろうか...だいぶ岩の体になってきたかな
どうでもいいことを考えながら、また魔人岩を訪れる。緑がだいぶ増えた。ここはテーブルリッジを登る人から丸見えで、体内巡りを巡る人を見下ろすことができる場所。目の前の岩塔はエビス岩だ。緑で覆われる前の今頃は、意外と眺めがよく幸せだ。付き合いの気持ちで、体を岩になじませることを目的に来ているので気楽だが、同行の皆様はそうではない。皆様が目的としている「閃光に向かって走れ」は、故吉田和正氏の晩年の作。写真の右手ホールドは、かっぱもなかなか決まらなかった。左手の握り方、左足の位置と置き方、右足の位置をあれこれ試して、今日は決まった。登りたいという気持ちが薄い分、ムーブを試すのを楽しめているのかもしれない。いろいろ考えたいことはあるが、1テンで抜けた。今日は2回も上まで抜けた。上出来すぎるので、3トライほどでやめる。...魔人と魔神はどうちがうのだろう…
春の小樽赤岩がいい。木漏れ日、新緑の芽出し、カタクリの群生…。それらの中に岩が点在しているなんて、夢のようだ。クライマーもハイカーも、まるで新緑のように爽やかに映る。雪融けが早いのは残念だが、雪の中で感じる春にはある程度満足した。少しずつ岩との遊びに向けて体を整えていかなければならない。なので、誰かが居てくれて仲間に入れてくれそうなら赤岩に行く。後ですーさんがやってくるのはわかっているので、早朝から一人で魔人岩に行く。人がいない時に下地の泥や石を取り除き、安全ビレイポイントや休憩処を整える。そして、体が整っていない今は、まだまだできそうにないムーブを考えながらルートを眺める。左足の置き場所や置き方、左手の持ち場所や抑え方について複数選択肢を考える。すーさんは、安定してカチクラックを抑えられるようになってき...のんびり赤岩散策でいいんだよ
雪融けの早さと29日の西暑寒別山行で、かなり雪の山に満足した。なので行けたら岩に行こうかな、ぐらいの気持ちで過ごすGW後半戦。すーさんが魔人岩に行くという情報をキャッチ。お付き合いさせていただいた。急斜面を下りて魔人岩基部に向かう。御大N道さんも同行。傘寿を越えても赤岩を歩き回れる尊敬驚嘆の方だ。かっぱは、まだ12dなどねらえる体ではない。すーさんの登りを見つつ、取り付き足場を整備する。よい眺めの場所で過ごすだけでありがたい。すーさんがTRセットしてくれたので、ムーブを試す。核心の3,4ピン目のムーブだけを何度もやってみる。写真はすーさんだが、試していたのはこの辺りのムーブ。少し足の置き方を変えたり、左手の持ち方を変えたりするだけで、体の降られ方が少し変わる。こういう研究を静かな場所でコツコツ行うのは楽し...シーズン初赤岩は、魔人岩
GWは、雪シーズンの総仕上げ、気持ちのよいルートを巡りたい。そうして選んだのが増毛山塊、中の沢岳~西暑寒別岳~暑寒別岳を巡るコースだ。4月28日に林道入口で前泊。29日に運良く踏破することができた。29日朝は3時起床。星空に月明りが浮かび、好天を期待する。4時半には、登山開始。林道入口すぐの橋を使い、暑寒別川を渡る。ここからスタートすることで徒渉に苦労することもなく、中の沢岳を経由するルートを取ることができる。また、尾根も広いので残雪をつなぎやすいことも魅力と考えた。出だしの急登は、雪が硬いこともありシートラで処理。若干のヤブ歩きを強いられた早朝のシートラ急登は疲れる。1時間ほどすると暑寒別岳の尾根から朝日を拝むことができた。広い尾根は予想通り歩きやすい。残雪量も問題なく、ウロウロステップソール板はシール...大満足の周回ウロウロ&テクテクツアー
今日も義経岩。満開を少し過ぎたが美しい。早く着いたので、ウド探し。少しいただく。たまたま居合わせたMさんにアップ『南中央』のビレイをしていただいた。ありがたい。お約束の皆様が到着する。この日はHYさんの『オレンジつぶつぶ』RP予定日。見事2便目で完登。桜と新緑に紛れて美しい。かっぱは、AMさんと順番に登る。前週はマスターでテンションがかかった『大人の日』を無事クリア。その後『鞍馬の小天狗』11cをテンションいっぱいで2回。最後はお花見『ならの木』見下ろす桜が美しかった。前週と同じ本数。グレードは全体にアップ。シーズン開幕に一歩ずつ…。暖かく美しい春の日。お花見フリー