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ミステリーな森の生活 https://blog.goo.ne.jp/thomaz_2007

ミステリー(主に洋書)を読む楽しみを伝えたく思います。英語学習、洋画レビューもあります。

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2007/08/26

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  • 東海道をゆく(白石一郎)

    読売新聞の書評で、ゆったりとした作品という言葉につられて読んでみた。十時半睡事件帖のシリーズの7巻目、最終巻らしい。著者の絶筆でもあるらしい。事件帖とあるが、この巻については、事件らしい事件があるわけではない。海洋ものに比べるとかに、ゆったりとした作品だ。丁度、三島近辺に旅行に行ってきて、箱根八里の街道を知ったばかりのせいか、小田原ー三島ー元箱根ー沼津といった地名や、その街道が、身近に感じることができた。話は、主人公の息子が病気とのことで、江戸から、福岡に一時帰ることになった十時半睡が、道中、わけありの武家の女性と一緒に旅をすることになるというものだ。実際の事件帖も読んでみたいものだ。東海道をゆく(白石一郎)

  • 死に山(ドニ―・アイカ―)

    久しぶりに、山関係の作品を読んだ。読売新聞の書評で見つけた本だ。”世界一不気味な遭難事故”と副題がついている。1959年に、ソ連のウラル山脈に登山した9名の若者がテントから一キロ半ほども離れた場所で、凄惨な死を遂げた。氷点下の中で、衣服もろくに付けていなかったり、靴も履いてなかったのだ。最終報告書では、「未知の不可抗力によって死亡」と記載されていた。地元住民は、「死に山」と名付けた。この事件を知ったアメリカ人ドキュメンタリー映像作家の著者が謎の解明に挑む話だ。ネタバレになるので、あまり言えないが、中々、面白く読めた。死に山(ドニ―・アイカ―)

  • 海狼伝(白石一郎)

    白石一郎の直木賞受賞作、「海狼伝」を読んだ。白石一郎の作品は、以前にも読んだことがあるが、久しぶりだ。戦国時代、海で育った笛太郎が、村上水軍の海賊と行動をともにするようになり、新しい船を建設して、当時の中国に旅立つまでを描いている。海洋冒険時代小説の最高傑作と言われているが、なるほどと思った。当時の船同士の戦い方や、いろいろな船の種類、操船の仕方など、海流の影響など、詳細に描かれており、見事な作品だ。まさに、男たちの夢とロマンを描いている作品だ。続編「海王伝」も、いずれ、読んでみたいと思う。海狼伝(白石一郎)

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