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田舎住まい https://blog.goo.ne.jp/onime_001

吸血鬼テーマーの怪奇伝奇小説を書いています。田舎ではスローライフをたのしんでいます。

ソニー・ロリンズは三度カムバックしたといわれています。 アンソニー・ホプキンス主演の「世界最速のインディアン」の二人をめざしています。 ということはだいぶ歳もくたびれていますが、精神には衰えはありません。 なにせ吸血鬼作家ですから。 よろしくご愛読のほど。ズズイットおねがいします

オニメ
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2007/08/13

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  • 胸にイチモツ下腹部にイチモツ。麻屋与志夫

    11月30日木曜日超短編26胸にイチモツ下腹部にイチモツ。「おれも、老いぼれたものだ」順平はバス停のベンチに腰をおろした。角材を四本ほどあわせただけの素朴なベンチだ。背中を車道のほうにむけた。こうして座っていればバスに乗る客ではないとわかるはずだ。疲れ切ってもう歩けない。温泉がでるいがいはなんのとりえもない田舎町だ。年寄りには無愛想な街だ。歩道にやすむことのできるベンチひとつない。それでバス停のベンチをいつも利用させてもらっている。「オジイチャン。終バスだよ‼」突然。声をかけられた。いつのまにかベンチで眠りこんでいた。あわただしく声をかけられた。おもわずバスにのりこんでしまった。「オジサン、温泉にでもはいっていくといいよ」親切な運転手の声を背中できいた。この温泉は源泉かけ流し、湯気がもうもうとしている。声...胸にイチモツ下腹部にイチモツ。麻屋与志夫

  • 25 超短編 レストランの見える街角で

    11月26日25超短編レストランの見える町角で。その街ではかなり有名な高級レストラン。女の子がでてきた。そのレストランにふさわしい優雅な服装。「麗華、ちゃん」待ちうけていたホームレスらしい男が声をかけた。「おじさん、だぁれ?」「麗華、ちゃん」女の子はかわいらしく首をかしげた。そのしぐさが、ういういしくさらにかわいらしくみえる。「麗華は、わたしの母よ」麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。カクヨムサイトはこちら●角川のbookwalkerーにも載っています。今日も遊びに来てくれてありがとうございます。お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。皆さんの応援でがんばっています。25超短編レストランの見える街角で

  • 走り去った車に「バキャロウ」。麻屋与志夫

    11月24日金曜日走り去った車に「バキャロウ」。凄まじい怒声をあびせかけた。一瞬、桜紅葉の降りかかる落ち葉をふきとばすようないきおいだった。その男のまわりで足元のおちばがまいあがった。車からとびだして叫んだ男は中年。なぜ、男が怒っているのか。車のハンドルに手をふれたこともない、わたしにはわからなかった。推測だが――。止まっている男の車すれすれに。左折してきた車がスピードもおとさず走りさったから?なのかな。わが町の中年の男たちはムダに威勢がいい。スーパーで買い物をして、リックに詰めるのにとまどっていると。「どけ」とどなられる。暴走族華やかなりし時代の、男たちがいまや中年になっている。わが町の族の総長が夭折したおりには――関東中の族仲間がなん百台もハンドルをならべてはせさんじたものだった。塾の教え子の中にも、...走り去った車に「バキャロウ」。麻屋与志夫

  • 枯れ葉筏。麻屋与志夫

    11月22日水曜日近所のツタにおおわれた空き家。おおきなかさなりあった緑の葉が枯れ落ちた。赤い卵がたの実がみえる。葉陰になっていたので目に留まらなかったのだ。烏瓜だった。赤い色調を目の隅にとどめたまま歩をすすめる。歩道は黄金色。イチョウの落葉がはじまっていた。母校の庭でもイチョウの葉が舞っていた。この季節は野山は刻々と冬支度。日々、かわりゆく草木の色を楽しむことが出来るから好きだ。側溝を茶色の落ち葉が重なるようにしてながれていった。枯れ葉筏。花筏というきれいな言葉がある。枯れ葉筏という言葉があってもいいのではないか。そんなことを考えながら歩いていると道端の農家で白いネギをならべて売っていた。一束100えん。缶詰の空き缶で銀貨が光っていた。麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞ...枯れ葉筏。麻屋与志夫

  • 考えすぎて、スランプ。 麻屋与志夫

    11月21日火曜日室温9℃昨夜はクリムゾンリバー2を見た。カミさんとルナと三人のたった一つの共通した趣味は映画を観ることだ。もつとも、ルナはカミさんの顔をみあげて、カミさんが膝にかけた毛布をもみもみしていたが寝込んでしまった。コタツで温まらなかった。夜間に五度ほど起きた。ベッドから降りて歩く床。冷たい。四時起きしてしまった。「イジメ教師は悪魔の使徒」最後の章で迷っている。パン粥をすすりながら考え抜いたが一行もすすまない。こういう悲しい朝もある。考えすぎて、スランプ。麻屋与志夫

  • 初冬の木枯らしに舞う枯れ葉。 麻屋与志夫

    11月20日月曜日室温12℃せせらぎ公園の散歩道。狭いのでサイドバイサイドでは歩けない。ふと下を見ると紅葉した楓の大きな葉が落ちていた。腰をかがめて拾っていると、少し前をいくカミさんから声がかかった。「こっちのほうが赤いわよ」さすがカミさん。ふりかえりもせず、気配だけでGGかがなにをしているのか察してしまう。なるほど二枚目のほうが赤さが深い。なんとも言えない晩秋の趣を一枚の葉に感じてしまう。裏返すと葉脈が透けててはっきりと見える。まだしっとりとして生きているようだ。川沿いに立ち並ぶケヤキの錆び色の葉はかさかさに乾いている。にぎるとこなごなにくずれてしまう。それはそれでうつりかわる季節のはかなさを――。ものみな枯れて寂寥としていく季節感をつたえてくる。掘りごたつで仕事をしている。二枚の葉ほ黒いコピー機の上に...初冬の木枯らしに舞う枯れ葉。麻屋与志夫

  • 頭にオシメをかぶるわけにはいかない。麻屋与志夫

    11月3日金曜日文化の日卒寿となった。人生百年時代の恩恵にあずかっている。六十、七十の男を奮い立たせるカモといったCMがテレビでながれている。いずれにしても長く生きるということは体力勝負だ。この頃、妻がローラアシュレイの赤いタオルを顔をふくのに使っている。洗面所が華やいだ感じだ。巣鴨の地蔵通りを歩いていてもハデやかな赤が目立つ。赤い腹巻、パンツ。パジャマ。色彩の若返り効果カモ。モカより色だ。確かに、長く生きるのは体力勝負だ。オツムのほうはあまり問われない。歳をとるとオムツをしている老人がおおくなる。チョイ漏れや、夜間尿には小生も悩まされている。でも、頭のほうからは知識が漏れ出すということはない。仮に、漏れだすようなことが起きても。まさか介護パンツとを頭にかぶって防ぐようなことはできない。今日は文化の日だ。...頭にオシメをかぶるわけにはいかない。麻屋与志夫

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