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ミステリー三昧
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bookmanさんの新着記事

1件〜30件

  • レイトショー [book]

    マイクル・コナリー/講談社/お薦め度 ★★★★☆新シリーズ第一弾ロス市警刑事だったレネイ・バラード、上司を告発申し立てし、敗れ、ハリウッド分署深夜勤務担当に島流しされた。深夜番組、レイトショー、と呼ばれるシフトだ。初動捜査、報告書作成、翌朝になったらしかるべき捜査担当者に引き継ぐのだった。その夜も年輩の女性からのクレジットカード詐欺の通報、女装男性が暴行を受け昏睡状態、ナイトクラブでの銃撃事件に駆り出される。女装男性が運びこまれた病院に、ナイトクラブの5人目の被害者が運び込まれバラードが立ち会うことに、被害者は病院につくと同時に事切れていた。バラードの勤務は始まって2時間しかたっていなかった。事件にかかわりたいバラード、女装男性が辛うじて息をしているため、昼間の時間を削って追跡捜査を始める。追跡捜査のなかでナイトクラブの事件に警官がかかわっていたとの証言を得るバラード。ロス市警の元同僚、バ..

  • ミレニアム5 [book]

    ダヴィッド・ラーゲルクランツ/早川書房/お薦め度 ★★★★三部作第二弾前作でサヴァン症候群の少年、アウグストの命を救ったリスベットだったが、その時の行動が違法行為にあたるとして、懲役二ヶ月の実刑判決を受ける。収監された女子刑務所では、ギャングの一味であるベニートが所内を仕切り、美貌のファリアを痛めつけていた。珍しく?看過することが出来ないリスベットは看守をも支配しているベニートに立ち向かう。そんな折、ホルゲン、リスベットの元後見人、がリスベットを訪ねる。ホルゲンの発した、レジストリ―の人間じゃないか?に反応するリスベット・・・リスベットはまず、刑務所の区画長の弱みを握り、インターネット接続の出来るPCから必要な情報をハッキング、ミカエルに調査を依頼する。遺伝環境研究レジストリ―という公的機関が画策した科学実験とは?それに翻弄させられた一組の一卵性双生児。リスベットと妹のアニカも研究対象だっ..

  • あきない世傳 金と銀8 [book]

    高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★シリーズ第八弾中村座で主役を演じる冨五郎がお練りで、五十鈴屋の江戸紫の小紋染めを纏ったことから、五十鈴屋の小紋染めは江戸っ子の支援を集める。「吉凶禍福」。江戸の町を麻疹が襲う。五十鈴屋のみではなく、日本橋でも何処でも呉服がまるで売れなくなったのだ。一難去ってまた一難。お上から上納金、金千五百両、を仰せつかる。何故五十鈴屋が・・・足掛け三年の「女名前」の猶予期間が迫る中、八代目をどうするのか・・・小紋染めを町人のものとするための策とは・・・妹、結、の行く末は・・・いかなる時も知恵を絞って精進を続ける幸と五十鈴屋であった。

  • ミレニアム4 [book]

    ダヴィド・ラーゲルクランツ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆スティーグ・ラーソンの跡を継いだダヴィド・ラーゲルクランツによる三部作の一作目。昨年末に完結編、ミレニアム6、が刊行されたので手にした一冊。スティーグ・ラーソンの手によらない続編、なかなか手が出しにくかったが、結論は愉しめた!経営危機にある「ミレニアム」、ミカエルにもこれといったスクープがない。そんな折り、人工知能研究の世界的権威、バルデル教授が大きな問題を抱えているので会ってほしいというのだ。元アシスタントの話でリスベットが絡んでいると直感したミカエルは行動を起こす。アメリカのNSA、国家安全保障局、はバルデル教授が犯罪組織と関係する会社から研究成果を持ち出したとして、危険が迫っているという情報を得る。そのNSAのネットワークにリスベットが侵入していたのだ・・・リスベットとミカエルが結果として共同戦線をはることになるのだが、なかな..

  • 殺しの儀式 [book]

    ヴァル・マクダーミド/集英社/お薦め度 ★★★★☆   CWAゴールド・ダガード賞受賞作品 連続殺人事件発生。共通していることは、犠牲者はすべて男。死体はきれいに洗われ、むごい拷問の跡を残していることだった。市警の副本部長は心理分析官、トニー・ヒルを招集する。トニーとチームを組み捜査にあたるのは女性警部補、キャロル・ジョーダン。犯人は同性愛者か!?またまた新たな犠牲者が・・・ 本書の中にもたびたび登場するプロファイリング。「羊たちの沈黙」のヒット以降、ミステリーの題材として頻繁に取り上げられるようになったが、本書は単なるサイコスリラーではなく、もっと人間臭いドラマに仕上がっている。 日本ではヴァル・マクダーミドの人気はイマイチ?のようだが、イギリスを代表するミステリー作家に間違いない。ぜひ、一読あれ・・・ 追伸:本書を読んでから「処刑の方程式」を読むことを..

  • 刀と傘 [book]

    伊吹亜門/東京創元社/お薦め度 ★★★★ミステリーズ新人賞を含む連作短編集、「このミス・・・」2020年版国内編5位尾張藩公用人、鹿野師光、佐賀藩から出京した、後の初代司法卿、江藤新平をホームズとワトソン役に配し、大政奉還から佐賀の乱までの動乱の時代を活かした趣向をそそるミステリー。特に、最後の「佐賀の乱」は作者としてはしてやったりの一作。新政府内での軋轢で司法卿を辞した江藤新平、そのまま佐賀へ帰せば新政府への不満分子の受け皿になる。それを何とか阻止するよう命じられた鹿野師光がとった武士らしい?驚愕の行動とは・・・なかなかいけてる一冊、次作を期待したいものです。

  • 沈黙の少女 [book]

    ゾラン・ドヴェンカー/扶桑社/お薦め度 ★★★ありえないドイツ・ミステリー!?両親の外出中に誘拐された13歳のルチアと弟、2週間後にルチアだけが保護され、それから6年間沈黙を守り続ける・・・教師のミカはある4人組のグループの一員になるため新しい人格を作り上げ、接触を持ち、グループに加わることに成功する。ミカの行動は娘をルチア同様誘拐され、復讐の狂おしい執念のみだった。グループの奇妙な行動、ルチアと弟の2週間・・・4つの物語が意味不明?のまま語られる。100頁を過ぎるまでこのまま読み進めたらいいのか、と自問を繰り返す。そこから全体像が少しづづ明らかになって行くのだが、フラストレーションはたまるばかり・・・結末に至ってはありえない!?各紙に取り上げられていたのに「ハズレ」の一冊。

  • 処刑の方程式 [book]

    ヴァル・マクダーミド/集英社/お薦め度 ★★★★★  イギリスとアメリカで評判となった本書、CWA賞、MWA賞ノミネート、ですが、日本での人気はイマイチ!?わたしは大ファンですが・・・まるで密室状態な閉鎖的な村から13歳の少女・アリスン・カーターが消えた。若きエリート警部・ジョージ・ベネットは少女の捜索に異常な執念を燃やす。アリスンの生存を否定する証拠が次々と出てくる。ジョージは死体なき殺人事件と考え、被疑者を勾留した。アリスンの死体は発見されることなく公判は維持され、陪審員の出した評決は「有罪」だった。物語は完結したかのように思えたが、更なる第二部が用意されていた。35年の歳月が流れ、ジョージは妻の看護のために退官。悠悠自適な生活を送っていた。息子の友人、ジャーナリスト・キャサリンの人柄に惹かれ、35年前の事件の取材を許可することになる。ここから一挙にクライマックスまでどんでん返しの物語..

  • 黒と白のはざま [book]

    ロバート・ベイリー/小学館/お薦め度 ★★★★シリーズ第二弾前作「ザ・プロフェッサー」の続編、前作で老教授トーマス・マクマートリーことトムの尻を叩いた教え子ボーからの電話、KKKによって殺された父親の復讐殺人で逮捕された、と。事件が起きたのは45年後父親の命日、KKKの指揮官だった街の実業家アンディが散弾銃で撃たれ、父親と同じ木に吊り下げられた。トムはリック、こちらも前作に登場、トムの教え子、と共にテネシーへ。ふたリのチームに地元の弁護士でトムの旧友、飲んだくれのレイレイも加わる。対する検事は負け知らずの女性検事ヘレン。舞台は揃い、法廷闘争へ・・前作でトムたちがやっとの思いでやっつけた運送会社の経営者、その経営者が雇っていた始末屋、KKKの元メンバー、メンバーの経営するバーのストリッパー・・・多彩な人物を配して物語は進む。弁護側の切り札の証人、これがなんと掟破り、更にどんでん返しも用意され..

  • 黒い河 [book]

    G・M・フォード/新潮社/お薦め度 ★★★★ 前作「憤怒」同様、ノンフィクション作家フランク・コーソが活躍するシリーズ第二弾イントロから意表をつかれる。殺しのターゲットは既に何者かによって殺されていた。殺しを命じられたギャングの手下は、さらに死体に向かって銃弾をぶち込む。ギャングのボス、ニコラス・バラギュラの裁判-新築の病院が軽度の地震で崩壊、死者が出た。コンクリートの検査に絡み被告が不正利益を得た-に主人公だけが出版社社長のコネで傍聴人として認められる。殺し、ゆすり、脅迫・・・あらゆる手段を駆使するギャング。元恋人、カメラマンのドアティに迫る危機。検察官ルネ・ロジャーズの協力を得て(何で検察官が主人公に協力するのかは?だが・・・)、悪に立ち向かうフランク。「二度も殺された」殺人事件と裁判の関係はいかに・・・物語はサスペンスフルに展開する。 シリーズ第一弾の出来がよかっただけに、ちょっと..

  • 闇という名の娘 [book]

    ラグナル・ヨナソン/小学館/お薦め度 ★★★★☆アイスランド・ミステリーフルダ・ヘルマンスドッティル警部、64歳、上司からの呼び出し、来月から若手に来てもらう、きみのあとを引き継いでもらうので2週間後に席を明け渡すように、と指示される。早期退職は望んでいないのに・・・2週間の間、フルダは未解決事件を担当したいと申し出、了解を得る。その事件とは、難民申請中のロシア人女性の不審死事件、当初は申請が通らず自殺としたとされていた。フルダの捜査と並行してシングルマザーの不安と失意、男と女が遠出する話が描かれている。三つの物語が劇的に交わるのだが、それより少しづつ明らかになるフルダの人生、余りにも悲しく、秘密めいた、不運な、そのものが凄すぎる。そこまで何度も何度も打ちのめされなくてもいいのに、と・・・それだけで話は終わらない、更に打ちのめされる結末がまっている。過去にこんな悲運の警察小説があっただろう..

  • 清明 隠蔽捜査8 [book]

    今野敏/新潮社/お薦め度 ★★★★シリーズ第10作大森署長から神奈川県警刑事部長へ異動になった竜崎、着任早々、町田で死体遺棄事件が発生、神奈川県と東京都が入り組んだ県境のため、幼馴染みの伊丹刑事部長から要請を受け、神奈川県警も応援部隊を派遣することに・・・捜査本部で旧友?と再会するも、大森署と警視庁、神奈川県警と警視庁と名前が変わっただけで少し違和感を感じるふたり!?おまけに妻の冴子がペーパードライバー教習で事故を起こしたという一報が入る多難な幕開け。被害者は中国人と判明したことから、中華街での情報収集、中国人の手配師、公安、元県警OBで教習車の所長らが絡み物語は進む。公安部長、伊丹刑事部長、竜崎の三者会談がもたれる場面で、伊丹がのたまう台詞がこれ、「この男には『たてまえと本音』という概念がありません。すべて本音なのです。そして、その本音は原理原則に沿っているのです」公安の横やりもなんのそ..

  • 流れは、いつか海へと [book]

    ウォルター・モズリイ/早川書房/お薦め度 ★★★★MWA賞受賞作女癖の悪いNY市警の刑事、ジョー、10数年前にハニー・トラップにかかり、刑務所行き、友人の支援でなんとか罪を免れ、今はしがない探偵。そんな彼に仕事の依頼、警官殺しで死刑を宣告されたジャーナリスト・活動家の無実証明してほしい、が舞い込むと同時に、ハニー・トラップを仕掛けた女から手紙、事の経緯を記した、が届く。ふたつの事案、にジョーが指名した相棒は元犯罪者で時計職人のメルカルト、ふたりで暗部へわけいる。ジョーが出くわす多くのいかがわしい男女、悪党にめまいがする・・・短い文章をつなぎ合わせたテンポの良さがめまいを補ってくれる。ミステリーじゃなくスパイ小説のような結末に驚かされる。趣を異にする秀逸な探偵小説。

  • 憤怒 [book]

    G・M・フォード/新潮社/お薦め度 ★★★★☆ 時限爆弾サスペンス! あと何日・・・あと何時間・・・ 死刑執行の6日前。レイプの被害者であり、証人でもあるリーンは新聞記者・フランクを訪ねた。実は自身の証言は偽証だった、と。 フランクは<シアトル・サン>の発行人・ナタリーに大きな借りがあった。その借りとは、ある政財界の大物に関する連載がもとで<;ニューヨーク・タイムス>を解雇され、婚約者にも見捨てられた。その彼に定期的なコラムを書かせ、ベストセラー作家の仲間入りの手助けをしたのは、シアトルの小さな新聞社の女社主・ナタリーだった。 ナタリーからの依頼は、死刑囚がほんとうに真犯人かどうかを洗い直せというもの。 カメラマン兼取材助手として、変り種のメグを引き連れ真相究明に乗り出すフランク。そんな折、新たな犠牲者が発見され、事件は思わぬ方向へ。 プロットとしてはありふれているものの、カウ..

  • 暗約領域 新宿鮫Ⅺ [book]

    大沢在昌/光文社/お薦め度 ★★★★新宿鮫シリーズ第十一弾前作で唯一無二の上司桃井を亡くし、恋人の晶とも別れた鮫島。孤独な捜査に没入するだけ・・・桃井に変わる新課長、阿坂景子の掟とは「基本を守る。ルールを曲げない」こと。しかも一匹狼鮫島に新人刑事、矢崎と組むことを命じる。売人から鮫島にたれ込み、麻薬の小分けがヤミ民宿の一室で行われる、が入る。張り込みをかける鮫島の前に身元不明の射殺死体が・・・ヤミ民宿の影の経営者は元ヤクザ、鮫島の裏のネットワークを辿るが害者の身元がなかなか割れない。前半戦は新課長、新人刑事に気を使う?いつもとはちが物足りない鮫島の姿が見え隠れする。後半はいつものように、中国人・北朝鮮人の組織、ヤクザ、公安警察らがからみ、独断専行の新宿鮫が現れ一安心、だがいつもの派手なアクションはなし。鮫島も歳をとったのか!?それにしても鮫島の歳のとらせかたが難しい。大沢在昌も一番悩んだと..

  • 不穏な眠り [book]

    若竹七海/文藝春秋/お薦め度 ★★★★葉村晶シリーズ四編収録の短編集国籍・日本、性別・女。吉祥寺にあるミステリ専門書店<MURDER BEAR BOOKSHOP>の店員にして、この書店が半ば冗談で公安委員会に届出をした<白熊探偵社>に所属する。ただひとりの調査員でもある。いつもながら書店のアルバイトで糊口を凌いでいる葉村に入る数少ない依頼、はじめはラクな依頼のはずだったが、どんどん深みにはまり、身体をはった悲惨な?調査になっていく。そんな葉村に拍手を送るたくさんの読者、わたしもそのひとり。今月からはじまるドラマ10(NHK1月24日スタート)「ハムラアキラ~世界で最も不運な短~」主演:シシド・カフカ、こちらも期待したい・・・

  • それまでの明日 [book]

    原尞/早川書房/お薦め度 ★★★★☆シリーズ第六弾「このミス・・・」2019年版第一位沢崎を訪ねたのは紳士然とした男、<ミレニアム・ファイナンス>新宿支店支店長の名刺を出し、探偵料を前払いした。依頼事項は赤坂の老舗料亭の女将の身辺調査・・・沢崎一流の調査方法であっさりと判明。対象者の女将は亡くなっており、現在は妹が女将を継いでいた。その辺の事情も聞き出し、依頼人に連絡をとったもののつながらない。最後の手段?として<ミレニアム・ファイナンス>へ依頼人を訪ねたところ、運悪く強盗に遭遇してしまう始末。おまけに依頼人の支店長は忽然と姿を消してしまっていた。ローレンス・ブロックの泥棒探偵・バーニイ・シリーズを彷彿させる洒脱さはシリーズ最高!?周回遅れの一冊でしたが、充分に愉しめました。

  • 冷笑 [book]

    リンダ・フェアスタイン/早川書房/お薦め度 ★★★★シリーズ第三弾「誤殺」、「絶叫」、「冷笑」・・・性犯罪と戦う女性検事補アレックス・シリーズマンハッタン島の岬で、梯子にくくりつけられ、性的暴行を受けた女性の死体が浮かびあがる。被害者はキャクストン画廊の経営者、デニーズ。夫、ローウェルも大物画家のコレクター。デニーズはローウェルの三人目の妻、現在離婚調停中。それに芳しくない共同経営者。デニーズと交際中の骨董商と建築家・・・何とも胡散臭い舞台設定。アレックスはお馴染みのチャップマン、ウォーレスと共に真相を追う。本章の大事な構成要素の絵画にまつわる題材、ニューヨークの美術館、修復・鑑定・贋作・・・、はなかなか寄り道?としてはおもしろい。第三作ともなると、落ち着いた筆の運びで楽しませてくれる。またまた次作の用意もあるようなんので期待したい。 2003/03

  • 生者と死者に告ぐ [book]

    ネレ・ノイハウス/東京創元社/お薦め度 ★★★★刑事オリヴァー&ピア・シリーズ第七弾犬を連れ散歩中の女性がライフルで・・・続いて、ダイニングに立っていた女性が窓の外から頭部を遠距離からライフルで・・・またまた、今度は若い男性が今度は心臓をライフルで・・・警察署に”仕置き人”から死亡告知が届く。それをたどると三人が、脳出血で死んだ女性を介してつながっていた。最初に射殺された女性は娘が脳出血で死んだ女性の救護を怠り死なせた、と。二番目の被害者の女性は著名な心臓外科医の妻。その心臓外科医は脳溢血で死んだ女性の心臓を三番目の射殺された男性に移植したのだった。心臓移植というキーワードでつながった三人だったが、遅々として捜査は進まない。バカンスにでかけるはずだったピアは休暇を取りやめ捜査にあたる。一時の大スランプ、ダメ男を返上した、を脱したオリヴァーだったが、ピアと捜査に当たれることで一安心!?臓器移..

  • 2019年ベストミステリー 国内編

    年間「国内編ベスト8」 第一位 「ノースライト」/横山秀夫/新潮社  第二位 「殺人鬼がもう一人」/若竹七海/光文社  第三位 「魔眼の匣の殺人」/今村昌弘/東京創元社  第四位 「マーダーズ」/長浦京/講談社  第五位 「Iの悲劇」/米澤穂信/文藝春秋  第六位 「本と鍵の季節」/米澤穂信/集英社  第七位 「昨日がなければ明日もない」/宮部みゆき/文藝春秋  第八位 「いけない」/道尾秀介/文藝春秋

  • 2019年ベストミステリー 海外編

    年間「海外編ベスト10」 第一位 「メインテーマは殺人」/アンソニー・ホロヴィッツ/東京創元社 第二位 「カルカッタの殺人」/アピール・ムカジー/早川書房 第三位 「ネプチューンの影」/フレッド・ヴァルガス/東京創元社 第四位 「ブルーバード、ブルーバード」/アッティカ・ロック/早川書房 第五位 「沼の王の娘」/カレン・ディオンヌ/ハーパーBOOKS 第六位 「刑罰」/フェルディナント・フォン・シーラッハ/東京創元社 第七位 「炎の色」/ピエール・ルメートル/早川書房 第八位 「贖罪の街」/マイクル・コナリー/講談社 第九位 「危険な弁護士」/ジョン・グリシャム/新潮社 第十位 「ザ・プロフェサー」/ロバート・ベイリー/小学館

  • ディオゲネス変奏曲 [book]

    陳浩基/早川書房/お薦め度 ★★★★自薦短編集「世界を売った男」で島田荘司賞、「13・67」で翻訳ミステリー大賞読者賞を受賞。香港のミステリー作家、SF作家、ホラー作家・・・多才な作家。本書はその多才な作品を網羅した短編集。17編?収録の中に、「阿刀田高」を思い起こさせる作品が数編あるように思える。ミステリーの枠を超えた、ブラック・ユーモア、短編集。

  • ネプチューンの影 [book]

    フレッド・ヴァルガス/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆警察署長アダムスベルグ・シリーズ第三弾若い女性の刺殺死体、腹部には一直線に並んだ三つの穴、あたかも海神ネプチューンの三叉槍を突き刺したような・・・30年前、弟を失うはめになった?事件に酷似している。アダムスベルグは一連の事件を14年間追い続けてきた。容疑者は高名な判事なのだが、アダムスベグの網からいつもするりと抜けていった。いままで抱いていた思いを再度強くしながら、カナダへ研修のため旅立つアダムスベルグたち。そのカナダでも三叉槍で刺殺された死体が・・・しかもアダムスベルグがかかわりを持った若い女だった。泥酔で記憶を失ったアダムスベルグ、そのことが事件を複雑にする。独断と偏見に満ちたユニークな?警察署長、その彼に手を貸す部下、ふたりの老女、ひとりは名うてのハッカー、カナダ王立警察の主任部長の部下・・・脇役に支えながら自信を取り戻し、犯人を..

  • ノワールをまとう女 [book]

    神護かずみ/講談社/お薦め度 ★★★★第65回江戸川乱歩賞受賞作「揉め事を引き受け、静かに解決することを生業としている。じつは話を聞き、君に興味をもった。きみなら使えるんじゃないかと思った」・・・原田、ボス、総会屋から転身、からこう言われスカウトされたわたし、西澤奈美。企業の炎上案件を解決する裏稼業だ。今回の案件は日本でも有数の優良メーカー、美国堂、にかつて日本批判を浴びせた韓国人の社長が傘下に入ったのみならず、役員に収まっていることを問題視する市民団体、「美国堂を糺す会」、がデモをしかけている、というものだ。「美国堂を糺す会」に潜入、情報を集める奈美、ここまでが物語の入口、奈美の同性愛パートナー、雪江、が「美国堂を糺す会」の会合に現れることで物語はあらぬ方向へ舵を切る。それに加え、奈美がお世話になったアサコ苑、韓国料理店、のママの死の真相も追うことになる。それらが絡み合いながら物語は結末..

  • 大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう⑥ [book]

    山本巧次/宝島社/お薦め度 ★★★★シリーズ第六弾北、オロシャ、からの黒船密命?を帯び、常陸国鉾田の海岸に上陸した船員のステバノフ、運悪くランデブーとはいかず、役人に取り押さえられたが、脱走、江戸市中に・・・緘口令が敷かれる江戸市中、伝三郎以下、息のかかった岡っ引きらが集められ、極秘に探索が行われる。もちろんおゆうこと関口優佳も探索に加わる。オロシャ人の逃走劇が殺人事件を生み、江戸幕府vsオロシャの外交問題にまで発展しそうに雰囲気!?ゴローニン事件とペリー来航をつなぐようなお話・・・

  • 潤みと翳り [book]

    ジェイン・ハーパー/早川書房/お薦め度 ★★★★シリーズ第二弾企業の合宿研修で森に入った女性五人、一日目は何とか目的地に遅ればせながら到着、同じ研修に参加の男性チームが合流、ワイン持参でささやかな食事をとることが出来た。集合地点への女性たちの集合は遅れていた。男性グループは目標時刻より早く到着していた。研修の四日間、一日としていい天気の日はなかった。遅れること数時間、現れたのは四人だった。迷ってしまったの、はぐれてしまったの、と・・・集合地点に現れなかったのはアリス、連邦警察官のアーロン・ラッセルに事件の協力をしていた女性・・・しかもラッセルの携帯に「彼女を苦しめて」とメッセージが残されたいた。五人の脱出劇と捜査が交互に語られる。極限状態で本性をむき出しにする五人、お互いが抱える問題、社内、母娘、姉妹・・・、がうごめく。前作「渇きと偽り」はCWA賞受賞、なかなかだったので続編を手にするが、..

  • 絶叫 [book]

    リンダ・フェアスタイン/早川書房/お薦め度 ★★★★☆ 女性検事補アレックス・シリーズ第二弾マンハッタンの大病院で女医が暴行された上、絞殺死体で発見される。ニューヨーク市警の刑事・マイク(前作でも共演)からの連絡で現場に急行したアレックスだが、人の出入りが激しい病院内、容疑者の特定は困難をきわめる。そんな中、容疑者と思しき人物が確保されたが、DNA鑑定の結果、白の判定がくだされる。捜査は一からの出直しとなる。やがて、病院内の出世争いに殺された女医が権限を持っていたことが判明。アレックスは同僚への尋問を再び繰り返す。その矢先、第二のレイプ殺人は起きる。この辺からアップテンポで物語は進行する。前作のような鼻に付いた部分-美人、父親は名医、住まいは億ション、別荘あり、恋人はハンサム-が消え、アレックスの辣腕ぶりが遺憾なく発揮されている。 2002/11

  • メインテーマは殺人 [book]

    アンソニー・ホロヴィッツ/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆「カササギ殺人事件」超!?資産家の老婦人、クーパー夫人、は自分の葬儀を手配するため葬儀社を訪れ、まさにその日、何者かによって絞殺された・・・作家であるわたしは、元刑事のホーソーンからこの事件を自分を主人公にして書いてみないかと誘われる。報酬は折半で、と。クーパー夫人は9年前、人身事故を起こしていた。幼い双子の兄弟を轢き、一人を即死させ、もう一人は重度の後遺症を負わせたのだ。自身は軽い罪に問われただけだった。クーパー夫人の葬儀が執り行われた午後、俳優の息子が刺殺された。傷の状態からして怨恨が疑われた。親子が殺されるに至り、事件の混迷度は増すばかり。探偵役のソーホーン、ワトソン役のわたし、ソーホーンの当てこすりに嫌気をさしながら、犯人を見つけ、この小説をなんとか書きあげたいと思う自分が・・・伏線をすべて回収する手法がじつに真摯的、本年も..

  • 誤殺 [book]

    リンダ・フェアスタイン/早川書房/お薦め度 ★★★★☆ 女性検事アレックス・シリーズ犯罪多発地区マンハッタンにて、卑劣な性犯罪を扱う、辣腕女性検事。主人公、アレックス・クーパーの人物設定、それ自体が本書を際立たせる!?アレックスの別荘で、友人であり女優のイザベラ・ラスカーが射殺体で発見される。イザベラは台本を読むためアレックスの別荘を借りていた。アレックスと間違われて殺されたのか?イザベラの殺人事件を軸に、さまざまな性犯罪事件を絡ませ物語は進行する。「告発!美人で辣腕検事、かっこいい恋人あり、別荘を持つほどのお金持ち・・・わたしもなってみたい!」ケイ・スカーペッター。 彼女が書いたと思われる?店頭POPが・・・検屍官ケイ・スカーペッター同様、女性には不向きと思われる職業にチャレンジするヒロインたち。事件との間、人間関係の間、恋人との間・・・いろんな間で揺れ動く主人公、とても人間的でかわい..

  • 厳寒の町 [book]

    アーナルデュル・インドリダソン/東京創元社/お薦め度 ★★★★捜査官エーレンデュル・シリーズ学校帰りの10歳の男の子が腹部を刺され、地面にうつ伏せに倒れ、血だまりは凍り始めていた。母親はタイ人、父親はアイスランド人、離婚後レイキャヴィクに越してきた。母親はタイからもう一人に息子を呼び寄せ、三人で暮らしていた。アイスランドが抱える移民問題をメインストリームに物語は進む。エーレンデュル、エリンボルク、シグルデュル=オーリの面々が昼夜問わず捜査に没頭するがなかなか手掛かりがつかめない。捜査と並行して語られるもう一つの事件、三回結婚を繰り返す浮気性の夫から姿を消す妻、が読者を惑わす。最後に明らかになる事実は決して奇異なものではない。ここからネタばれ・・・移民問題が絡んでいなかったことは救われるが、「べつに?」、「あいつがそこにいたから」、「それだけか?」、「ぼくたちすることがなかったから」には最近..

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