世の中が不公平であると見えるのは、その人の見方が社会の表面だけで判断したり、あるいは短い期間だけを見て判断するせいです。 つまり、自分の我欲を基準として判断するからです。 もし、ずっと永い年月を通してその人の歩みを見て、また自分の欲を離れて見たならば、案外この世の中は公平で結局はその人の真価通りのものになっています。 長い目で人様の人生を見させていただくと、やっ…
健康・シニア・老いのことについて話して参ります。
後半生を豊かに快適に暮らすためのヒントとなるような話をしてまいります。
<span style="font-size:large;">人生のどこかで幸せになる(be happy somewhere in your life)</span>
ある時期にあらゆる点で幸運でうまくいっているという人や、若い時から常に幸運という人もほとんどいません。 もしそうなら、いつ、どのような幸運をもって良しとするかということになります。 全てがうまくいかないのであれば、いくつかが幸運ならば良しとするしかありません。 どのような人にも長所があり欠点があるということと同じように、どのような人の人生も全てうまくいくことはなく、い…
この世には分かっているのに言わないだけという場合が多くあります。 それをわざわざ言うと、この人はいつも告げ口をする人だという印象を持たれます。 この世ではこちらは二つの目で社会を見ているに過ぎませんが、世間は何千、何万の目でこちらを見ています。 あなたの行動、言葉は多くの人に聞かれていると言ってもよいでしょう。 そのため、敵と思われる人のことを何か言うことは、何千人の…
<span style="font-size:large;">みっともないことはしない(I won't do anything obscene)</span><br />
「みっともないことはしない」 「卑しいことはしない」 「浅ましいことはしない」 「はしたないことはしない」 「人様に顔向けできないようなことはしない」 「お天道様に顔向けができないことはしない」 かつて日本人はそうしたもので利己心を厚く包み込んでいたものです。 そうゆう心の厚みが世界でもずば抜けていました。 今の日本人は野心や虚栄心をむき出しにしてお金や地位を求めて狂奔し…
<span style="font-size:large;">お金、モノ、時間を粗末にしないこと(Don't waste money, things, and time)</span><br />
お金もモノも時間もたくさんあると価値が下がって、ついつい粗末にするようになってしまいます。 そして、お金やモノや時間を粗末にする人は人まで粗末にするものです。 人を粗末にするということはどういうことかというと、人の骨折りや労働を正当に評価しないということに繋がっていきます。 お金でもモノでも時間でも少ないと価値が高くなるものです。 いずれも大事にすることが大切です。 …
<span style="font-size:large;">条件を付けずに前に進む(move forward without any conditions)</span><br />
明るく幸福な人生を生きるために自分で勝手に条件を付けてはなりません。 「こういう条件が揃えば自分は幸福になる」といった条件を付けてはならないのです。 「お金が一千万円あれば幸福になる」、「良いところに就職できれば幸福になる」、「良い人と結婚したら幸福になれる」、「良い学校を卒業したら幸福になれる」。 そのような条件を付ける心は卑怯な心であることを知ってください。 その…
<span style="font-size:large;">あげる時には「ただ」であげる(When giving something, give it “free”)</span>
優しさや気遣いなど、人への愛は与えきりであり一方通行だと思っていましょう。 もし、愛が返ってきたならば「得をした」と思えばよいのです。 「他人にしてあげたことを覚えている人ほど、自分が他人からしてもらったことを忘れやすい」という傾向があります。 大切なのは「他人に何かしてあげる時には与えきりにしてそれを忘れる。逆に、してもらったことは長く覚えておき感謝していく。」とい…
亡くなった人は至福の世界にいるから悲しむことはありません。 むしろ亡くなった人のために喜びましょう。 悲しむ必要は一つもありません。 しかし、若い人が亡くなると、「この世にいたらやりたいことがいっぱいあったに違いない、心残りだったろうな」と私たちは思います。 ところが亡くなった人は、この地上の満足とは比較にならないほど大きな満足の中に入っています。 「この地上にいたらや…
<span style="font-size:large;">損して笑える人になれ(Become a person who can laugh at losses)</span><br />
どんな場合も決して損をしないというような人間は、いつまでも器量が小さいままです。 笑って相手に譲れる人、損をしても笑っていられるような人こそ大きくなれるのです。 英訳(English translation) A person who never loses in any situation will always remain incompetent. Those who can smile and yield to others, those who can continue to laugh even when they suffer loss…
<span style="font-size:large;">常に善人であること(always be a good person)</span>
私たちは皆、謂わば観光客としてこの惑星、地球にいます。 誰一人として永遠にここで生きて暮らすことはできません。 長く生きられてもせいぜい百年です。 だから、ここにいる間に善き心を持つように努め、人生がプラスで有益になるように努めなければなりません。 わずか数年しか生きられないかもしれませんし、一世紀まるまる生きることになるかもしれません。 しかし、その限られた時間を生き…
大きな幸せは稀にしかやってきませんが小さな喜びは毎日起こるものです。 この小さな喜びをしっかりと心に留めて日々を過ごせば、毎日が気持ち良く感じてやること成すことが全部楽しくなります。 小さな喜びの繋がりが確かで揺るぎない人生の大きな幸せを生み出す原動力です。 ところで、お金やモノなどで結果がついてくる喜びだけが本当の幸せではありません。 それは「幸せを数量で計る」とい…
あなたの人生における満足の究極的な責任者はあなた自身です。 自分の現状を他人や状況のせいにしている人は、結局それらに翻弄される存在に自分を貶めているのです。 自分の人生の質を上げるのも下げるのも自分次第ということに気付かなければなりません。 「人生がもう少し楽ならもっと頑張るのに・・・」という態度は禁物です。 人生は今ある通りであり、こうあるべきだという姿にはなりませ…
<span style="font-size:large;">良い種を蒔いておきましょう(Let's sow good seeds)</span>
私たちは日常生活の中で良いものがあるとつい自分のものにしたくなります。 それが満足感に繋がっていきます。 しかし、あまり欲を出すと際限がありません。 人の幸せというのは八分くらい満たされて、「もう少しあれがあればいいな」、「もう少しお金があったらいいな」、「もう少しうちの子がこうなればいいな」というくらいが一番幸せだといわれます。 宇宙は循環しています。 私たち…
充実した老後のためには子供のような資質を持ち続けることが大事ですが、自由時間の楽しみは年を取るにつれて、外の世界より内の世界に向かうべきでしょう。 ただ、若さを保つことが大事なのではありません。 どれほど鍛えていても歳を取ると身体は徐々に衰えます。 しかし、精神の方は成長を続け、歳を取るにつれて調子が良くなる場合もあります。 歳と共に知恵と知性を蓄えていけば、私たちは…
人生を変えるのは大きなことではなく、小さなほんの少しのことを変えることで状況は変わっていきます。 何を変えるかは一人ひとり違います。 ほんの少し変えるだけで、不思議と人生は全く新しいものに変わっていきます。 内面が穏やかで平和であれば外の人間関係は全て良くなっていきます。 だから、自分の内面を整えて自分の内に秩序と穏やかな調和をもたらすことが大切です。 世界の平和とは、…
<span style="font-size:large;">楽しい心で過ごす(spend time with a happy heart)</span>
「最上のわざ」 この世の最上のわざは何か 楽しい心で年をとり 働きたいけれども休み しゃべりたいけれども黙り 失望しそうな時に希望し 従順に平静に おのれの十字架をになう.・・・ これはイエズス会のホイベルス神父の詩です。 「最上のわざ」とは何でしょうか? 自分は一体何をしたらいいのでしょうか。 何をすれば心が満たされ、充実して生き甲斐を感じるのでしょうか。 「楽しい心で年をと…
<span style="font-size:large;">人に迷惑を掛けてもいい(It's okay to cause trouble to people)</span><br />
病気になれば家族や会社の人に迷惑を掛けるかもしれません。 また、失業すれば家族に迷惑を掛けるかもしれません。 さらには思わぬ事故を起こせば他人様に迷惑を掛けるかもしれません。 人生で周りの人に迷惑を掛けるかもしれないことは、生きている限り誰にでも起こることです。 例えば、病気になって自分の体が自分で思うようにならなければ心が苛立ち、その結果自分を責めたりすることで、人…
元気で健康なこと、歩いたり走ったりできること、おいしく食事が取れること、目が見えて耳が聞こえること、笑ったり悲しんだりできること、学校や会社に行ったりすること、友達と雑談できること、本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりできること。 数え上げればキリがないくらいあるはずです。 どんな人にも必ず共通する幸せは、実はこんな些細な当たり前の日常生活の中にあるのです。 これら…
死にゆく人たちが望んでいることは、残されて生きている人が幸せになることです。 それゆえにこそ死者は至福の世界から、生きている私たちに愛を送り届けていると感じることが何より大事です。 残された人が死は終わりではなく新たな始まりだと考えることができるならば、亡くなった人と残された人には強い絆が生まれるということに気付くでしょう。 「あなたが死んでも、私が生きている限り、あ…
<span style="font-size:large;">失敗は豊かな人生の喜びになる(Failure becomes the joy of a rich life)</span>
人は誰もが失敗からその人に応じた幸せを掴んでいます。 人は自分に都合の良くなったことを成功とみなし、都合の悪くなったことを失敗と捉える習慣がありますが、実は成功・失敗という区切りは曖昧で個々の人生の成長は全て体験から学んでいます。 その中でも取り分け大切なのが失敗という体験です。 「危機こそチャンス」とはよく聞く言葉ですが、「あなたがあなたらしくいるためには、失敗体験…
幸せに生きるためには大きな不幸や災難を小さく受け止め、小さな喜びを大きく膨らませることです。 「有り余る幸せを与えられているにも関わらず満足していない」。 「取るに足らない小さな苦労を自分自身で勝手に大きくしている」。 こんな人はいつまでも幸福を感じられません。 ないものばかり失ったものばかり悪い方ばかりに目を向けるのではなく、今あるもの既に与えられているもの、良い方…
<span style="font-size:large;">「知っている」と頑なに思わないこと(Don't stubbornly think "I know")</span>
「私は知っている」と思っている人は愚か者です。 「私は知らない」と言う人は愚か者ではありません。 「私は正しい」という思いに包まれていたら他人の言葉に耳を貸しません。 自己の振舞いを直そうとは思いません。 「私は知っている」という人には、教えてくれる人や協力してくれる人は現れません。 そういう人はいつか必ず失敗してしまいます。 「私は知らない」、「私は正しいわけではない…
<span style="font-size:large;">味のある人間になるには(To become a person with taste)</span><br />
同じ時代に生きて天地の差が出てくるのはなぜか。 味のある人間になるにはどうしたらいいのでしょうか。 それは世の中の流行を追いかけていくような人間ではなく、世の流行を注視しつつも時々立ち止まって「これでいいのか」、「本筋を外れていないか」と自問自答し、頑固に本物を目指すような無骨さを失わないことです。 そういう生き方をすれば味のある人間になれるのではないでしょうか。 時…
<span style="font-size:large;">人生は思い通り(life is as you want it to be)</span>
心の持ち方が人生の色模様を決めます。 人生は楽と考えるか。 あるいは人生は辛いと考えるか。 どちらにしても考えた通りの人生を送ることになります。 大志を抱く必要はありませんが、少なくとも自分の頭で考える習慣を身につけましょう。 自分の頭でものを考えない人間は、意味のない社会通念やしきたりの奴隷になってしまいます。 人生は全て自分の思い通りになると想像しましょう。 問題はな…
周囲の人たちの言葉を鵜呑みにするのはやめましょう。 世間の流れに身を任せるのは愚かなことです。 その先には大きな失望と幻滅が待ち受けています。 他人の真似をしても個人としての幸せや充実感は得られません。 世間と足並みを揃えなければならないという思い込みから離れることが大事です。 英訳(English translation) Don't just take the word of those around you at face value. …
<span style="font-size:large;">控えめに生きる(live modestly)</span><br />
控えめに生きましょう。 控えめに笑いましょう。 控えめに愛しましょう。 そうすれば幸せが両手を広げてやってきます。 「あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しい」と欲張らず、自分にとって本当に大切なものは何かが理解できたら、そして今既にあるものに感謝して生きていれば、例え90歳や100歳まで長生きできなくても、「幸せで充実した人生だった」と満足してこの世を去ってい…
<span style="font-size:large;">「生」を美しく(Make life beautiful)</span>
死はいつ、どんな形でやってくるか分かりません。 美しく死にたいとは誰しも望みます。 しかし、善徳の人さえ必ずしも美しく死ぬとは限りません。 達磨は毒殺されました。 イエスは十字架で息絶えました。 だから評価は「生」にあります。 「生」を美しくすることにあります。 英訳(English translation) We don't know when or in what form death will come. Everyone wants to die beau…
<span style="font-size:large;">子どもは大人を見て育つ(Children grow up watching adults)</span>
もし、自分よりも徳の劣った人といつも接していると堕落していくことでしょう。 自分と同じレベルの徳を持った人といれば今のレベルに停滞するでしょう。 また、自分よりも徳の高い人といつも接し見習えば、自然に気高い人格になることができるでしょう。 高徳の人物になるようにいつも優れた人物、優れた書物などに親しみ、できれば他の模範となるように心掛けたいものです。 「この町の子供は…
<span style="font-size:large;">手抜きを認める懐の深さを持つ(Have the depth to accept cutting corners)</span>
現実的には「理想の家庭など存在しない」と思って間違いありません。 家族というものはそれぞれが適当にいい加減だったり手抜きをやっており、お互いがそれを容認しているから平和な家庭が成り立っているものです。 特に中高年になった夫婦は、お互いを追いつめないようにしなければなりません。 多少の手抜きは心のガス抜きには格好のものです。 お互い手抜きを認めてストレスをためないことが…
<span style="font-size:large;">心配しない(o not worry)</span>
心配の九割は決して起きないことに、残る一割は取るに足らないことに向けられています。 将来降りかかる問題に思い悩むのは愚かなことです。 未来を悩むことに力を使って何になるでしょう。 起きてから心配した方がましです。 心配することの大部分は起きず、それ以外は予想より軽いかたちで起きます。 問題を解決する助けになる他の事柄も起きてきます。 未来は克服すべき問題だけではなく、問…
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世の中が不公平であると見えるのは、その人の見方が社会の表面だけで判断したり、あるいは短い期間だけを見て判断するせいです。 つまり、自分の我欲を基準として判断するからです。 もし、ずっと永い年月を通してその人の歩みを見て、また自分の欲を離れて見たならば、案外この世の中は公平で結局はその人の真価通りのものになっています。 長い目で人様の人生を見させていただくと、やっ…
いくら家族が大勢いて楽しくても歳を取っていくと子どもは巣立っていき、一人また一人とだんだん周りに人がいなくなります。 過去の家族の思い出と比べると、未来はいつも寂しく孤独で不自由なものでしかありません。 つまり、過去への執着がその不幸を生み出しています。 物がなくても病気であっても、心が常に神様の中にいて自分はさらに進歩すると信じましょう。 今の苦痛を受容して乗…
ほんのわずかな注意が健康を良くし、病気を未然に防いで寿命を長くし、いつまでも若く元気に保たせることになります。 その健康を良くする道は正しい生活の法則を守ることです。 心で考えることはそれが形の世界に現れる元になるものです。 心の中に病的想念を忍びこませてはいけません。 暗いことを語ってはいけません。 明るい言葉、楽しい語調、晴れやかな表情は楽しい感情を呼び起こ…
多くの人はあまりに自己批判や自己反省が強過ぎて、常に自分自身を批評し過ぎ、自分をまるで悪人のように思って自分自身を苦しめています。 これは決して良いことではありません。 自己批判や自己反省はある程度までは必要ですが、あまりに過ぎた自己批判や反省は一種の心の病気です。 こういう心の癖で心があまり窮屈になり暗くなり、押し詰められたような感じで窒息しそうになる人は、で…
自分のしたいことをして、本能の赴くままに自分の我や欲を満たすためにだけ生きていたのでは心の成長がありません。 良いことをしたら良いことが返ってきて、悪いことをしたら悪いことが返ってきます。 やったことは必ず自分に返ってくるので、あの世に行くまでの間に少しでも良いことをして心を高めておかないと、自分に見合った世界にしか行けません。 そう考えると、一日一日をしっかり…
現代は不安の時代とも言われています。 どうして不安になるかといえば未来のことを考えるからです。 例えば「年金はどうなるんだろうか」、「病気になったらどうしよう」、「親の介護が心配だ」など、未来を考えると暗く不安になってしまいます。 「明日はこう生きたい」、「未来はこうありたい」と計画を立てないようにしましょう。 人生は「いつになったら楽になるのか」、「いつになっ…
『我々は天地の恩、人間の恩、道の恩、教えの恩など、あらゆる「恩」の中にあります。これに絶えず報いていくのが生活であります。』と安岡正篤師は仰いました。 例え、恵まれない環境の中にいても感謝して感謝して感謝して生きていると、高い意識になって素晴らしい運命を歩んでいけます。 感謝報恩の人生を歩みたいものです。 英訳(English translation) ``We are indebted to h…
人間にとっての最善とはできるだけ上機嫌で人生を送ることです。 上機嫌は幸福の秘訣です。 自分自身にも周りの人々にも害になる不機嫌はれっきとした罪悪です。 気分というものは、成るがままに放置していると不機嫌に傾いていきがちです。 そのため、シニアは自分の気分に関心を払い、怠惰を退けて上機嫌を保つような努力をすることが大事です。 英訳(English translation) Th…
例えば夫婦でもお互いの信頼と心安さが過ぎると、張り合う声がいつしか喧嘩腰となり家庭は嫌な場所になってしまいます。 常に馴れ合っていると一方が怒ったり不機嫌になったりすると、相手もたちまち怒りだし不機嫌になります。 初めは少しだけの怒りや不機嫌なのに、とんでもなく膨らんでしまいます。 「親しき仲にも」というより「親しき仲ほど」親しい仲であればこそ、礼儀を大切にする…
何かが失われたからといって、失われたものを残念がるばかりで失われずに済んだものを喜ばないというのは、賢い大人のすることではありません。 現に今、手元にあるものを最大限に気持ち良く活用する人こそが暮らし上手というものです。 愚かな人は将来の方にばかり熱心に目を向けるので何か良いものが今、目の前にあっても見過ごしてしまいますが、賢い人は今は既にないものまで記憶をたぐ…
妬みは常に自分を他人と比較することと関係があります。 比較のないところには妬みはありません。 妬みの本質はモノをそれ自体として見ないで、他との関係において見ることにあります。 自分よりも幸福だと思っている人たちとの比較さえやめれば妬みから逃れられます。 妬みによって人は自分自身を不幸にしています。 自分の持っているモノから喜びを引き出す代わりに、他人が持っている…
人それぞれの人生、それぞれに日々やらなければならないことをしっかりやって、良い人生成績を残さなければなりません。 五段階評価で優しさ5、素直さ5、謙虚さ5、正直さ5、思いやり5・・・。 最高の人生の通信簿を持ってあの世に行って神様に「よく頑張ってきましたね」と、お褒めの言葉をいただかなければならないと考えます。 地位、名誉、財産、仕事、業績よりも優しさや思いやり…
「人はかくあらねばならぬ」、「生き方の理想はこれ以外ない」と思い、自分に厳しく他者にもそれを求めると、そうでない人を蔑(さげす)みます。 その結果、多くの人を傷付け自分も苦しみます。 人は仕事だけで評価されても、人間性や日常生活の態度で評価されてもいいのです。 「精神性が高く高潔でなければ、その人の仕事や生活や人格には意味がない」というような心の原理主義、「心さ…
自然治癒力というものは自分の気持ちによって、その力が強くなったり、全くなくなったりします。 自分の気持ちというものは自分の心にかける暗示のことです。 「この病気は治る」と強く思えば自然治癒力が強く働き、「この病気はとても治らない」と思えば自然治癒力は弱くなったり、全くなくなったりします。 自分の心にかける暗示。 これくらい強く厄介なものはありません。 英訳(Eng…
生きることに理由がある人は殆ど、どのような状態にも耐えることができます。 言い換えると生きることに意味・目標を堅持している人、つまり生き甲斐の揺るぎない理由を持っている人は、いかなる苦難の生活状況にも耐えることができるということです。 どんな人生にも必ず意味があります。 意味への意志を持ちましょう。 避けられず逃げられない事態に直面しても、その事態に対する態度の…
行かれなかったら行かれなかったで、人に会えなかったら会えなかったでいいのです。 ありとあらゆることが「皆それでいいんだ」ということになると、それは悟りでしょう。 一生懸命自分のできることをする。 起こってきたことは、病気でも事故でも良いことでも悪いことでも死さえ素直に受け入れる。 「すべて自分に起こることは、自分の運命に一番相応しい良いことが起こっているんだ」と…
運命や環境が悪いからといって今の自分を嘆き悲しみ、責めて卑下することはありません。 また運命環境が良いからといって感謝はしても、自惚れたり威張ったりしてはいけません。 それら悪く思えることも良く思えることもどちらも消えていく姿なのです。 私たちは一つの個性を持った神と同じ永遠の生命なのです。 現れてくるものは全て消えていく姿です。 この信仰に徹すると生き死にの恐…
感謝の気持ちを忘れた時、その人は手に入れた全てのものを失います。 「もっと、もっと」と求めた時に全てのものを失うのです。 「もう十分」と感謝する人にはますます幸せが訪れます。 空気の恩恵、水の恩恵に感謝しましょう。 雨露をしのげる家があることに感謝しましょう。 自分の足で歩けることに感謝しましょう。 何か食べられることに感謝しましょう。 自分の口で食べられること…
私たちは自分の心を早く取り戻し、物質経済から解放されることが必要です。 己に足ることを知れば心が広くなって拘りがなくなり、あらゆる面に恵まれた環境が完成されていきます。 足ることを知らない人間は、ただ日夜あくせくと物に囚われて心の休まる時がありません。 やがて身体も不調和になり、周囲の人々とも調和されることなく淋しい人生を送ることになります。 最期はその人の心…
歳を取ったら、なおいっそう愉快でいることを義務と思いましょう。 快、不快の気持ちは周りに必ず伝染します。 明るい心のものは繁栄を引き寄せます。 愉快な心を持つことは何をしなくとも、それだけで大変良いことをしていることになります。 自分が楽しい顔をしていれば、自分の周囲の人がその顔を見るだけでも楽しくなります。 英訳(English translation) As you grow older,…
苦労したことをそのまま顔に出す。 誰にでも出来ることです。 反対に、苦労したことのない人が、いつも明朗な顔でいる。 これも、そんなに難しいことではありません。 しかし、散々苦労したにも関わらず、全く苦労の痕が感じられない顔で人に接するのは、なかなか出来ないことです。 出来れば苦労の痕を悟られずに人と接する。 これは大事なことです。 英訳(English translation) …
勝利から学べるものは少ないですが、追いつめられ、苦しめられ、打ち負かされている時、あなたは大いなる知恵を得ます。 なぜなら、その時、あなたにへつらう者は去り、それによってついに真の自分自身を知るからです。 あなたの友とは誰か? 逆境があなたを飲み込んでいる時こそ、真の友を数える最良の時なのです。 かつてなかったほどの暗闇に閉ざされている時こそ思い出しましょう。 …
心配は一種の自己暗示で、それは全く無駄な努力であり、何の役にも立ちません。 心身に害を及ぼす恐れすらあります。 うまくいかない可能性があることを、何度も心の中で繰り返して何の得になるでしょうか。 自分を暗い暗示にかけてしまうようなものです。 心配はやめましょう。 英訳(English translation) Worrying is a kind of autosuggestion, a futile effort that does no…
経歴など、どうしても自分の話をしなければならない時も、自慢したくて言っていると思われるような言葉は、直接的なものであれ、間接的なものであれ、一切慎むように心掛けるといいでしょう。 人格などというものは善悪に関わらず、いずれ知れてしまうものです。 わざわざ自分から言うには及びません。 しかも、本人が自分の口から言えば、誰もそれを信じはしないでしょう。 自分の口から…
物事の重要性は自分がそれを重要であると信じるかどうかで決まります。 悩みもまたしかり、何事も深刻ではなく、たいして重要でないと思えば、本当に深刻なことも重要なこともなくなるということです。 自分の心の弱さに比例して、問題も大きく、抗し難いものになってきます。 心が強ければ問題も取るに足らないことに思えてきます。 こうしたことが、いつまでも心を平穏に保つための秘訣…
人間、ある程度の年を重ねたら、鋭い爪をあまり見せびらかさない方がいいでしょう。 カミソリの鋭さよりもナタのような鈍な切れ味の方が、社長業には向いているともいわれます。 良き細工は少し鈍き刀を使うといいます。 才気もあまり表へ出すと、かえって自分を傷付けかねません。 時には、バカなふりをして負けてやる、相手に勝たせてやるということを覚えた方がいいのです。 何でもか…
現在、生きていられることを感謝することに心を振り向けましょう。 すると、そうした心掛けそれ自体が幸福を招いている原動力となるのです。 自分の周りには自分の心の状態と全く同じことがやってくるものですから、現在の自分の状況に「ありがたいな。」と満足して心から感謝すると、また感謝できるような嬉しいことが現実にやってくるということです。 感謝することは、結局は自分の幸…
何か欠点や弱点がある人、あるいはそれをいつも意識している人は、ある意味で幸福かもしれません。 「一病息災」という言葉の通り、「体に何か悪いところのある人は体を労わるので長生きする。徹夜をしても、びくともしない人の方がかえって危ない。」ということがあります。 自分の欠点や弱点を40になっても50になっても意識している人は、あまり無理をしないので、やはり成長の余地が…
この地上には80億の人が生きています。 様々な国、様々な環境下において、ある人は飽食の中にあり、ある人は食べ物に飢え、ある人は知性に優れ、ある人は知性に劣り、ある人は体力に優れ、ある人は体力に劣り、ある人は家族に恵まれ、ある人は家族に恵まれず、80億の人が様々な環境の下に生きています。 どれが素晴らしい、どこがいいということは決まっていません。 私たちは輪廻転生…
プラスに心を向けるというこの心の作用こそ、幸福人生の要諦です。 これは自分に対してもそうですが、人に対しても同じです。 長所を探し出す、長所とだけ付き合う。 これが幸せな人間関係の秘訣と言えるでしょう。 英訳(English translation) This mental action of turning one's mind toward the positive is the essence of a happy life. This is true for myself as well …
自分が悩み苦しい時、スランプの時は自分のことばかり考えすぎて、他の人のことを忘れている場合が多いものです。 努力して自分の意識を転換し、他の人々のことを考えてみましょう。 「他の人がどうすれば喜ぶか」ということを考えてみましょう。 「スランプ克服の一番の方法は、他の多くの人々を喜ばせる中にある。」と言っても過言ではありません。 自分が苦しいからといって、その苦し…
長生きしたい方は心の持ち方が大事であると肝に銘じてください。 では、どんな心の持ち方をしたらよいのでしょうか? それは、いつでも平常心でいること。 平常心とは常に平らかな心でいるということです。 ヒステリーや癇癪を起こさない、怒りやイライラに囚われない、悩みや心配事を抱え込まない、いつでも静かで平らかな気持ちで暮らしていくことです。 執着から解き放たれることです…
自然な気持ちで生きることが健康の秘訣です。 食べ物は粗食にする。 年齢に合ったものを出来るだけ食べるようにする。 足を丈夫にするために、毎日、部屋の中や外を出来るだけ歩くようにする。 睡眠も充分とる。 毎日を自然に、自分の年齢に合った無理のない生活をする。 年齢相応の暮らしをすることは大切です。 英訳(English translation) Living in a natural way is the k…
不思議なことですが、夫婦でも友だちでも、人間はその相手の思っている通りに、相手のふだん口にしている通りの人間になる傾向があるものです。 だから、自分に対して悪いイメージを与えることをよく口にする人とはあまり付き合わないほうがいいし、自分も誰に対しても相手の人が心地よくなりうれしくなれるような言葉だけを選んで口にするようにしなければなりません。 言葉や頭に描くイ…
オシャレをする、あるいは気持ちよく身じまいをすることは、生きて行く上の、生き甲斐でもあります。ちょっと大げさに言うと、人としての義務でもあります。 オシャレは自分のためにだけするのではなく、半分以上は、自分に接する人たちの目に、気持ちよく映るように、と思ってするのだからです。 年をとって、家にいることが多くなると、身じまいに無頓着になってしまいオシャレなんか気…
病気や事故が不幸と思っている人が多いかもしれませんが、それらは自分の魂の成長に、必要なこととして起こっているのです。 よく、死ぬことを「不幸にあう」という人がいます。宝くじに当たる人がいて、当たらない人がいる。ふぐに当たる人がいて、当たらない人もいる。車に当たる人がいて、当たらない人がいる。当たる人、当たらない人を、「ついてる人」「ついてない人」、「幸運な人」「…
今、何か心配していることや悩みがあって、それがどうなるのか不安でたまらないのであれば、それを心配すればするほど現実になります。 「人に対しての嫉妬、ねたみ、恨み、陥れようとする感情、悪口、噂」などは「マイナスの感情」だとわかっていても、「心配する」と言う行いもそれと同じだとわかっている人は、意外と少ないようです。 誰かのためを思って心配したり、何かをうまくいか…
大事なことを、どの時点で気づくことができるかは、人によって違います。日常生活のささいなことから気づく人もいれば、人生がひっくり返るような大きなことが起こらないと気づけない人もいます。 たとえば、病気は、体や精神が無理をしている「お知らせ」です。大病をしてからようやく「体をいたわらなくてはいけない!自分の生活を見直さなくてはいけない!健康でなければなにもできない!…
お金は幸せを得るために不可欠な道具ですが、幸せを維持するにはお金との「距離感」が必要です。 あなたが今、ぜいたくできる境遇にあるなら臆さず、どんどんぜいたくすればいいのです。 もし、何かの拍子にぜいたくができなくなっても、平然とその環境を愉しめる人間でありたいものです。 夕食のおかずがステーキからメザシに変わっても、それをおいしいと思えるのが健全で理想的な金銭感…
現在、生きていられることを感謝することに心を振り向けましょう。 すると、そうした心掛け、それ自体が幸福を招いている原動力となるのです。 自分の周りには、自分の心の状態と全く同じことがやってくるものですから、現在の自分の状況に「ありがたいな」と満足して心から感謝すると、また感謝できるような嬉しいことが現実にやってくるということです。 感謝することは、結局は自分の…