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  • 1年間生きました。

    投薬治療が終了してほぼ1年経ちました。僕はちゃんと生きていますよ。ちゃんと朝起きて、朝ごはんを食べて、車で通勤し、病気になる前と同じように普通に仕事をしています。出張もがんがん行かされます。あ、でも初めて行くところはいまだに頭がキューって締め付けられたりする感覚はたまにありますけど。でも、基本なんとか大丈夫です。 仕事でこれは変わったなぁと思うのは、無理な残業を止めたこと。明日できることは今日やらない。それと自分で仕事を抱えないこと。プライベートでも仕事でも、やりたいことをやりたいだけ、決して無理をしないことが最優先の生活リズムを心がけた1年でした。 それと心に思っていること、感じ..

  • 嬉しいサプライズ

    ちょっと前のお話ですが、ちょうどブログ記事が開いている時期のできごとです。 2006年11月下旬、仕事関係でとても仲良くなった方から、次のようなメールをもらいました。 「梁山泊の仲間たちが4、5人集まってあれやこれやと、とりとめもない話でもしようかと計画しています。もちろん貴君もその仲間です。いつものホテルに貴君の部屋を予約してあります。無理のない範囲で、気が向くなら、来てください。待っています。今回無理でも、またすぐ次回もありますので、無理せず、今は身体を大切にしてください。」 このメールをもらった時、妻と一緒に泣きました。まだ僕を大切に思ってくれている人がいると分かったか..

  • 2回目の桜

    薬を止めて丸3ヵ月。薬を飲みたいって思うことはさすがにありません。それよりも、薬を飲み始めた頃の苦しさがまだ鮮明に残っているため、また薬を飲むことのほうに恐怖感があります。 この3ヵ月、順調だったかというと決してそうではないのです。やはり、「揺り戻し」がありました。 胸が苦しくなったり、呼吸が苦しくなったり、足が震えたり、偏頭痛がしたり…。 それでも「無理をしない」ということを続けてくることができたおかげでなんとか乗り切っています。 最近、一番嫌だったこと。 以前僕が担当していた仕事の精査をしたときのことです。お金を扱う仕事もしていますので、そこで間違いがないかど..

  • 2007年12月18日、オールクリア。

    8月の終わりから徐々に薬の量を減らして行き、2ヶ月前から睡眠薬以外の薬を飲むことを止め、今月に入ってからは一切の薬を終え様子を見てきました。昨日、やっとお医者さんからもう大丈夫という言葉をいただき、闘病生活1年4ヶ月、やっと鬱との戦いが終焉し、「普通人間」に戻りました。 しかし、「完治」というのはなかなか難しいのかもしれないと漠然と感じています。いつまたぶり返すかわかりません。その恐怖はあります。ただ、日々生活をする中で、もうあの陰鬱とした光のない世界へ逆戻りをしないように、しっかり自己管理と身辺管理をし、病気を全く意識しなくなるという日が続くことで、改めて回復から完治というものを実感す..

  • 馬場俊英と僕の「スタートライン」

    それまでもテレビなどで幾度となく耳にはしてきたはずだったのですが、正直、それほど気にもしていなかったのです。 というか、彼の音楽が脚光を浴び始めた時、僕自身は音楽自体を聴くことが苦痛に感じていた時期なので、耳に残っていなくても不思議ではありません。 そんな僕が馬場俊英の音楽と正面から出合ったのは今年の春でした。 それは調度、僕が人生を投げ出しそうになっていたときから、もう一度顔を上げて歩いて行こう、もう一度自分の足で一歩ずつ、自分の思う道を歩いて行こうと社会復帰を決意した時でした。 しかし、その決意とは裏腹に、まだまだ会社や人間関係やそれまであった色々なものに対してのわだかまり、そ..

  • 納得のいかない保険

    今まで健康体であった時には思いも寄らないことでした。 先日、医療保険の変更を勧められました。僕も妻もすでに終身保険に加入していましたが、より安く内容のいいものであれば、年齢の若いうちに一生涯掛金が変わらないものに変更した方がいいと思っていました。色々探して、設計書もほぼ納得のいくものになり、いざ契約の段階で問題が。「告知書」です。 保険に加入するには「告知書」を提出する義務があります。忘れていました。うつ病患者は「謝絶体」と言って生命保険に100%加入できません。病気であることを隠して加入は出来るでしょうが、仮にうつ病とは全く関係ないケガや病気で入院をした場合でも通院歴があれば「告..

  • 気がつけば…

    もう師走。本当に一年って早いです。 前回、更新してから随分と時間が経ちました。 僕は8月から徐々に薬の量を減らしていき、9月21日、医師の指示により投薬治療を終了しました。 投薬を全くやめることにたいして正直、不安がたくさんありました。 またちょっとしたらすぐぶり返してしまうのではないかという不安が常に頭の中にありました。 いまだに天候が荒れたときとか、寝不足の時とかはフラフラします。でも持ち堪えることができる程度に落ち着いています。そして当初の不安は次第に薄れていっています。 あらためて今思う体調管理で大切なこと。 1:まずよく寝ること。 2:..

  • 閉塞感のあるものが苦手

    先日、閉所恐怖症の人が飛行機に乗り、離陸直前になって降ろしてくれって駄々をこね、飛行機が離陸するのが遅れたってニュースがありました。閉所恐怖症もなんらかのトラウマですよね。それにしても、最初から分かっていて乗ったのであれば、責任とってそのまま乗っていくべきだとは思いますが、迷惑な話です。その客は上陸後、JRの手配をしていたようですが、電車なら大丈夫なんでしょうかね?飛行機より、JRのほうが「閉所恐怖症」っていうなら余計に辛いと思うのですが…。 世の中のほとんどのものが閉塞されています。自宅は大丈夫なのですが、それ以外の建物、車、電車…とにかく閉じ込められているようなところがまったく駄目に..

  • 現在闘病中。

    随分と間が開いてしまいました。管理人は死んでしまったのではないかと思われていたかもしれませんね。大丈夫です。しっかりと生きています。 さてさて、僕は復職してなんとか業務をこなしています。結果的に以前と同じ仕事で業務量的には変わっていません。しかし、ちょっとだけ楽になった感じです。どうして同じ量なのに感覚的に楽になったと感じるのでしょう。まだ自分的にも結論には至っていません。追々に、あ、これが良かったのかな、こうしたのが良かったんだなって感じてくると思いますのでまた僕なりの改善方法をアップしていければと思います。ただ、一回「ダメ人間」という弱みを見せた人間の強みってのはあるかもしれませんね..

  • 新人よ、お前もか…

    僕が療養生活に入って1カ月ちょっとくらい経った、ある月曜日の朝でした。会社で一番の新人君からメールがきました。 「僕ももう本当にダメです。実は先週から会社を休んでいます。朝、なかなか起きることができずに、会社に行こうとすると体が震えるのです。病院、どこにいかれてますか?」 彼は一昨年、激戦の試験を勝ち抜き会社に入ってきた一番の新人君で、中途採用で自動車ディーラーからの転職組みでした。後から聞いた話ですが、実は彼は僕が入社したときと同じ時に試験を受けていたそうで、そこまでしてこの会社に入りたかったようでした。しかし、夢叶い、大志を抱いて入社した会社で、一年半でつぶれてしまうとは露とも思っ..

  • 歩ければ、歩く。

    療養生活をはじめてひと月が経つ頃、やっとなんとか自分で歩けるようになってきました。相変わらず日光には慣れないでいましたが、雨で無い限り、毎日毎日とにかく歩きました。“歩きました”といっても、最初は昼間過ごしている実家の家の周囲をまわるだけです。大邸宅では無いので距離にして、50mもないでしょう。でも、これだけで息があがったのです。 最初は家から離れるだけで名前を呼ばれていました。 「俺は犬か…」とにかく姿の見えるところに居ろということです。本当に鬱の波は突然やってきます。そんな時にひとりだと、かなりの確率で、突発的に衝動的に死のうとする行動に出ることがあります。だから、周囲の人は本当に..

  • 今の僕。今の妻。

    思った以上に間が開きました。 会社に復帰して早いもので4ヶ月目に突入しました。 7月から新入社員が入ってきた関係で、今年度の業務分担がやっと本決まりになりました。 前のように、仕事に追われるのではなく、少し余裕を持って取り組みたいと思っていましたが、結局のところ、何も変わらず、前と同じ業務です。それだけの分量をやらしておきながら、社内的には責任のない高卒の女の子と、新入社員の彼と同じランクです。一応今年で社歴は8年目。それまで誰よりも働き、それなりに会社には貢献してきていたつもりではありましたが、実力とかは関係なく、評価は一律、社歴が長い順番。だから休職中に同期入社組は僕よりも1..

  • 「頑張らないこと」を頑張る。

    4・5・6月という3ヶ月は僕にとって鬼門です。僕は総務の人間なので、通常の業務として年度末、新年度関係の仕事が山のようにあります。それから、様々な官民受託団体の事務や事務局業務が重なり、かなり忙しい状況になりますので、残業しなければならない日々が続きます。 今年は昨年まで僕が一人でやっていた仕事を僕を含めて4人で分割して行っています。それでも、決算報告書などは時間が足りずに校正がギリギリ状態になってしまって、なんか皆さん大変そうに見えます。しかし、ここで仏心は自分をまた窮地へ追いやるだけですのでマイペース、マイペース。自分の分担以上のことには口を出さない。尋ねられたらきちんと教えています..

  • 誰かが噂している。

    この症状は、自分は鬱で、普通の人とは違うんだ、変な人間、ダメな人間なんだと、持たなくてもいい自虐感情からくるのでしょうか… 決まって一人で居る時でした。誰も居ない静かな部屋に居ると、どこからかヒソヒソと話し声が聞こえてきました。何処からなのか分かりませんが、誰かが僕の悪口を言っている、噂話をしているのです。 昼間にひげも剃らずに買い物へ行こうとして、井戸端会議をしている主婦の横を通り過ぎた後、集まっている主婦たちがヒソヒソヒソ。となりの部屋でヒソヒソヒソ。コンビニやスーパーの店員がヒソヒソヒソ…。もうありとあらゆるところで僕の噂話をしているのです。そしてなにか汚いもの、危険なものを..

  • ツレもうつになりまして…

    僕の妻は、結婚する前の仕事は設計事務所でCADオペやっていました。一日中パソコンに向かってひたすら線を引く。もともと人間関係を構築するのが上手な性格では無いので意外と今考えると似合っていたのかもしれませんが、先輩上司からよく虐められていた事もあって、結婚を期に、身内には誰にも相談することなくいきなり退社してしまいました。 その後、採用試験を受けて現在の会社に勤めるようになったのですが、これがまたどうこうしてもお客が来る。対人間の扱いが慣れていないため最初は猛烈にストレスを感じていたようで、帰宅してくるともうグッタリで、笑顔なんてとてもありませんでした。 それでも今までなんとかこなしてやって..

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シンプルライフ−衣食住心−うつ病からの回帰録
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