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ひだまりの花々 http://hiougi.blog93.fc2.com/

身の周りの花や鳥たちと自然、そして日頃思うこと感じること考えたこと

hiougi
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2007/03/28

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  • アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉) ~朝陽の中でさやに咲く~

    今、外作業は暑さを避けて5時半頃からスタートする。ポケットラジオで各地各人からの様々な情報を得ながら。6時頃になると庭に伸びる陽にも強さを感じるようになる。その朝の陽射しを待ってさやに咲く花たちもある。大きくてやわらかな濃いピンクのアメリカフヨウもその一つ。そしてそれは夕には萎む一日花。すでにいくつかが咲いていくつかが散った。この花の場合、一度に一斉咲くより、だんだんに少しずつ咲くのが美徳のようだ。...

  • ウツセミ(蝉の穴と脱け殻) ~何年もいた土の中から這い出て~

    庭を歩けばそこかしこに蝉の穴がある。そして草木の枝や葉にはいくつもの脱け殻がくっついている。背中に白い気管がついているのはごく最近羽化したものなのだろう。アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシなどの殻はどれも艶があって妙な美しさがある。そして昨日は万年青の葉と木賊の茎に合わせて3つのニイニイゼミのを見つけた。高さは30~40㎝ほどと、ほかの種類のよりも比較的低い位置で抜けている。それは、発掘さればかりの...

  • ホスタ・ハルシオン(ギボウシ・Hosta Halcyon) ~七月の緑陰~

    庭には何種類かのホスタがある。でも名前を判別できるのはわずか。ほかのはもう咲き終わる頃だが、遅れて今咲き始めたのはハルシオン。青みががかった厚みのある大きな葉でこれはわかる。花茎はあまり伸びず花が詰まってまとまるのも特徴。葉の割に花が小さいのもそう。一日花で花言葉には「沈静」と「清楚」とある。あるのは楓の下。ホスタは花より葉が主役の木漏れ日に似合う植物である。 花擬宝珠奥にごそごそ蜂のいる七月...

  • オニユリ(鬼百合) ~心の熱中症にも気をつけながら~

    連日高温の日が続きます。今日も最高気温の予報は36℃と出ています。そんな中、鮮やかな濃朱色の鬼百合が咲いています。すっとしたいい立ち姿です。大きさも高さも前に咲いた小鬼百合の倍ほどあります。葉の付け根にはいくつものむかご(零余子)がついています。くるりと反る花びらとそれに散りばめられる斑点と中から伸び出るりんりんの蕊と。いいですね。好きな花です。しばらく雨もありません。このあと、時間を掛けてたっぷり...

  • ミソハギ(禊萩) ~少しの疲れはあるけれど~

    久々の高速に乗った長距離の運転。相変わらず古い曲をかけながら。仲間に会え、それぞれの作品を観て。往復の5時間と展示。少しの疲れはあるけれど。さらなる励みに。禊萩も咲く。林立するように群れて淡紫色の花。花をつぶさに見ると花びらには皺。雄蕊の色は珍しいエメラルドグリーン。奥には黄色い雌蕊。夏には夏の花。 夏の夕首にタオル顔に汗で義姉はスイカが採れたと届けてくれる (上武旋転子)...

  • カサブランカ(百合・Casa Blanca) ~搬入の日~

    アートガーデンではカサブランカも咲く。先日訪ねてきたNさんを案内した時、その白い大きな百合の前で彼女は足を止め「ヤマユリですか」と訊いた。「いえ、カサブランカです」と教えた。それに鼻を付けて吸い込み、「強い香りですね」と言った。そして「百合もいいなあ。庭にも植えようかしら」と。今日はグループ展の搬入で県立美術館へ。中央道、長野道、上信越道と高速をつないで長野市までおよそ2時間半。7時半頃出れば飾り...

  • マツバギク(松葉菊) ~猛暑に負けないでね~

    しばらく前から艶のある鮮やかなピンクの花が咲く。その松葉菊は家の三方に植えてある。東側の山茶花の垣根の下に。川に面した南の大阪冬桜の下に。 そして北側の道沿いに。性質ははとても強くて繁殖力がある。花びらはきれいな放射状に開く。それは夜空に浮かぶ花火のよう。咲く道のすぐ上は高温になるであろうこの花を見ていると「猛暑に負けないでね」と、励まされているような気になる。...

  • ゲッカビジン(月下美人) ~でも……~

    月下美人が咲いた。いつもは8月に入ってからで、7月の開花はあまり記憶にない。でも……。鉢植えを玄関前に置いてあった。蕾の先が綻び、花柄にもクレーン現象が起きていた。長年の経験から開くのは今夜だろうと理解する。それで部屋に入れた。そして夜、花が動く。香りも広がる。時間とともに少しずつ変わっていく様をのんびり眺める。おや?動きが止まった。半分ほど開いたところで先に進まない。いつもならすべての花びらが翅を大...

  • オレガノ(oregano) ~突然で申し訳ありませんが~

    昨日は草取りをした後、シャワーを浴び、着替えてアトリエで作業をしていた。すると10:25、知人のNさんからショートメールが入った。 突然で申し訳ありませんが、今日夕方4時ごろお伺いしてもいいでしょうか。 ご都合をお知らせください。たしかに突然ではあるが、特に予定もなかったので「わかりました。お待ちしています」と返した。予定より10分ほど早く大根2本を持ってやってきた。我が家から車で2分ほどのところ...

  • ヘリオプシス・アサヒ(Heliopsis Asahi) ~家人と野球~

    家人のことである。野球のルールはほとんど知らない。打点とか打率とか防御率とかなどの意味や導き方などはもちろん。ましてやサイクルヒットとか勝ち投手の権利とかも。それなのに、最近はMLBの中継があるとほぼ見ている。ただ一人のお目当ては、私と一緒にWBCを見て以来すっかりファンになった大谷選手。ホームランを打つと「オオタニサ~ン、ヤッタア」と手を叩いて喜んでいる。申告敬遠をされると「ア~ア」とがっかりし...

  • ノウゼンカズラ(凌霄花) ~高いところに~

    高いところにオレンジ色の凌霄花。垂れ下がる穂状の花茎に、ラッパ型の花が上から下に向かって咲いていく。新しく次々と咲き、替わるように先の花は落ちる。形を崩すことなく鮮やかな色のまま地に広がるのを掃く。中に混じって赤い蔓薔薇が一輪咲いていた。穂波さんが大きな桃を6つ持ってきてくださった。「少し傷がある出荷できないものを農家さんからたくさんいただいたから」と。...

  • タイム(thyme) ~「鳥の翔んだ記憶」~

    ガーデンの一角には「鳥の翔んだ記憶」(白御影石)が立つ円形になったエリアがある。そこにはハーブが集まる。ローズマリー、オレガノ、キャットミント……など。それらを料理やお茶に使うというわけではない。折にその先を摘んで鼻に寄せては楽しむ。ただそれだけ。今、その外側に白いタイムの小花が這い広がる。触れるだけで爽やかな香りを放つ。昨日も1時間草取りをした。午前の早い時間なのに気温はぐんぐん上がる。 名も...

  • クロコスミア(Crocosmia・ 姫檜扇水仙) ~同期の会~

    同期の会の案内葉書が届いた。 長雨の候、ますますご健勝のことと拝察申し上げます。 さてコロナで永らく中断を余儀なくされていました「○○の会」を下記のように計画しました。 前回が、令和元年の8月でしたので、実に4年ぶりの開催となります。 この間の各自の様子を語り合い、明日への活力を養う時間にしたいと思います。 ご都合をつけて、ぜひご参加くださいますようご案内申し上げます。毎夏やっていた近隣の郡市に住む...

  • フロックス(Phlox) ~「かなかなかなかな……」~

    私の朝は早い(強い)。だから夜も早い(弱い)。一年中だいたい3時から4時の間に起き、およそ21時から22時の間には床に就く。そういう生活リズムができたのは30代後半か40代に入ったばかりの頃だったと思う。朝のしじま。感じ、考え、想像するその一人時間が好き。昨日の4:40分、お茶を飲んでいると外から「かなかなかなかな……」と静かに届く。蜩の初鳴きだった。赤いフロックスも咲く。 もの悲しき早朝の「カナカナカナ」...

  • オカトラノオ(丘虎の尾) ~小さくてやわらかな尾~

    オカトラノオの花茎が立ち、横に並ぶ。それに小さな花が穂状になって咲く。花穂は下から上に咲いていき、撓む。時折風にゆらゆら揺れ、その様が動物のやわらかな尾のように見える。中でアリたちが遊んでいる。こんな小さな花でもアリにとっては楽しい遊園地なんだろう。 自身で一度も買ったことがないマンゴーが旧友から届いた毎年の安否である (居山聞涛)...

  • コデチヤ(Godetia) ~段ボール箱にメークイン~

    「ジャガイモを掘ってきたの」と首にタオルを掛け、ツバ広の帽子に野良着姿の義姉さん。抱えてきた段ボール箱には2㎏ほどのメークイン。この尋常でない暑さの中で働いてきたというのか。顔には汗が流れた後。恐れ入る。昨日私はコデチャの咲く辺りを30分ほど草取りをしただけであった。 付箋の付く頁を開いたら「歳を取るということは創造して生きてゆくということ」とあった (上武旋転子)...

  • ナンテン(南天の花) ~「不熟」~

    草取りをする。ラジオでは「危険な暑さ」に注意を呼びかける。水分を補給する。また取る。汗がしたたり落ちる。作業が遅い。止めた方がいい。予定の5分の1ほどだが。「自分は大丈夫」という変な自信は戒めて。安全第一と言い聞かせて。南天の花が房状になって咲いている。白い六弁花に6本の黄色い雄蕊と1本の丸い膨らみを持つ雌蕊。小さいけれど色と形がバランスよく調和している。私がナンテンを植えたのには理由がある。難を転...

  • ギボウシ(擬宝珠) ~「蜂はお花の中に……」~

    中庭の小径には両側にギボウシを並べて植えてある。正しく言えばギボウシとクリスマスローズを交互に。ギボウシ、クリスマスローズ、ギボウシ、クリスマスローズ、ギボウシ、クリスマスローズ。春はクリスマスローズの花を、夏にはギボウシの花をと。今七月はギボウシの番、透明感のあるラッパ状の花が咲きそろう。真直ぐ伸びていた長い花茎は花が上から下に咲くにつれてその重みでだんだん傾いていく。いよいよ耐えられなくて頭を...

  • ヤエザキキキョウ(八重咲き桔梗) ~初蝉~

    白い八重のキキョウも咲く。花びらは軸を回転させた形で重ならないように二段になっている。蕾は昔懐かしい紙風船のように膨らむ。咲きかけ中の一つは、目があって鼻があって口もあってそれに髪も加わり、おさなごにも見える。白い雌しべは先が5つに割れ小さなヒトデのようでかわいい。向日葵と秋桜の下の草取りをした。すると染井吉野から今年初めて蝉の声。それもいきなり10匹ほどの合唱で。ラジオから流れる女性パーソナリティ...

  • コオニユリ(小鬼百合) ~正月料理用の残り~

    夏は百合の季節でもある。すでにいくつかは終わり、まだいくつかが蕾でこれから。今咲いているのはコオニユリ。朝の陽を受けてそのオレンジ色はいっそう鮮やかに。赤茶色の斑点を乗せた花びらは軽やかにくるりと反る。外に突き出る蕊は風にりんりんと揺れる。毎年そこで咲くようになってたぶん20年近くになるのではないか。家人が正月料理用に使った百合根の残りを私が植えた。そのスーパーはもうない。 小鬼百合の蕊を揺らし...

  • リアトリス(Liatris・百合薊) ~小さな花の集まり~

    白いリアトリスが立っている。数えて10本。たくさんの小さな花が穂状になり、上から下に咲いていく。 星形の花の中からは長い雄蕊が伸び出る。それがくにゃくにゃした柔らかな毛のように見える。それに翅の傷ついたヒョウモンチョウが来て休む。ハナムグリも潜っている。...

  • ヘリオプシス(Heliopsis) ~初めての店~

    昨日は髪を切った。近くにできた小さな店で、中に入ると椅子は一つだけ。店内装飾や置かれた小物などにも手作り感が漂う。オーナーは中年の女性。仕事はとても丁寧で、手さばきにも技を感じた。もちろん仕上がりには満足。これからはここにしようと思った。黄色い花のヘリオプシスがガーデンの縁に並ぶ。Heliopsisはギリシャ語で「太陽の花」を意味するのだとか。和名に「姫ヒマワリ」とあるのもなるほど頷ける。...

  • カスミソウ(宿根霞草)~昨日切った~

    無数の白い小花がまとまって大きくふわりとした様に。宿根の霞草梅雨の時期に毎年こうして。一つひとつは5弁花で愛らしい。ところでその優しげな見た目の姿と違って、香りはけっして好まれるようなものではない。むしろ敬遠したい匂い。その花にヒラタアブがやってきて、しばらく動かず同じままじっとしていた。昨日すべてを根元から切った。 辺りをおぼろにして群れの霞草ちさき花は5弁にて (上武旋転子)...

  • ナツツバキ(夏椿・シャラノキ) ~白い五弁の花~

    夏椿は白い五弁の花。その命は短い。朝に開き一日で落ちる。咲いた形のままで地に。たくさんの黄色い蕊。縁が縮れる花びら。剥落するその樹皮。現れる滑らかな肌。その静かな佇まいのこの木は数年前に一度枯れかかった。2㍍ほど横に移植した。元気を取り戻してくれた。...

  • ヒペリカム・サンバースト(ポンポン咲き金糸梅) ~太陽を思わせる~

    枝を広げる低い木にたくさんの黄色い花がある。無数の雄蕊が丸く盛り上がり太陽を思わせる。蕊が主役のそれはヒペリカム・サンバースト。次々に咲く一日花で、その鮮やか色は翌日には薄茶に変わっていく。家人は今日から五泊六日の旅。まだ梅雨さなか。天気に恵まれるといいが。...

  • デルフィニウム(Delphinium・大飛燕草) ~紫陽花と萩に挟まれて~

    紫陽花と萩に挟まれて青紫のデルフィニウムがある。そこは午前中しか日のあたらないところだが毎年咲く。いくつもの花が穂状になって伸びる。花びらは5弁で中央部は袋状に膨らみ蕊を包む。その形は耳を立てたウサギのようにも見えてかわいい。ふと「自然の造形には果てがない」と言った友の言葉を思い出した。 ...

  • イトバハルシャギク(糸葉波斯菊) ~夏のおもむきに~

    群れ咲く黄色い花がある。一見コスモスにも似たそれは糸葉波斯菊。宿根草なのでそのエリアは毎年そんな様に。名が示すように、葉が細い。それに蜜蜂がよくやってくる。ほかにも黄色い花が目立つようになった。景色はだんだんと夏のおもむきに。 見上げれば星も月も見えず七夕の夜でも心に言葉を刻む (上武旋転子)...

  • アサガオ(朝顔) ~まずは三つ~

    朝顔が咲きました。まずは三つです。中の一つはもう萎んでしまいました。毎年前年のこぼれ種から、ガーデン内のあちこちに出てきてくれます。節気は小暑も過ぎ、こうして花や景色も少しずつ夏模様に移りつつあります。庭にいくつか径が1㎝から1.5㎝くらいの穴が見られます。セミのでしょうか。...

  • キンシバイ(金糸梅) ~ミツバチの花団子とコゲラのギーッの声~

    黄金色の金糸梅が咲いている。花にはたくさんの雄蕊。それにいろいろな昆虫がよく来る。蜜蜂も後ろ足に花団子をつけて花を移る。上で「ギーッ、ギーッ」の声がした。コゲラが桜の幹にいた。いつもながら動きが愛らしい。 浮かぶ雲が人の横顔に見えた徐々に形は崩れたふと七月の思い出が降りてくる (上武旋転子)...

  • ブルーサルビア(Salvia farinacea) ~そうだ、今日は七夕だ~

    穂波さんがジャガイモとナスとズッキーニを持ってきてくれた。畑でいろいろ作っているのだが、なにせご主人と二人暮らし。食べ切れないからといつもこうして折々の作物を。ありがたい。 アートガーデンの一角にブルーサルビアが咲いている。小さな花をよく見れば生まれたばかりのヒナのようにも見えたりもする。そうだ、今日は七夕だ。静かに静かに夜空を眺めてみるか。 もう欲もなく野心もなくただ...

  • ハギ(萩・江戸絞り) ~面相筆で描いたような線~

    暑いこの時期に咲く萩がある。“江戸絞り”という木本の萩だ。一般的な萩に比べて花は小さい。白地の旗弁には面相筆で描いたような細い淡紅色の線模様が乗る。両翼の弁は薄紅色の階調。その様は浴衣地を思わせる。熊蜂が羽音を立てて花を次々に移る。そのたびに花をこぼしていく。 一情の言葉閉じ込めてやさしき萩の色模様を見ている七月 (実野滸人)...

  • ナツメ(棗の花) ~♪あのこはだあれ~

    棗の木にたくさんの花がある。5ミリほどと小さく、しかも葉色に近いので目立たない。星形をしているが、多くの人はそばを通っても気づかないだろう。それは毎年10月の中頃、たくさんの茶色い実となる。一口サイズで林檎に似た味と食感で、私は好きだ。美容や老化防止にいいらしいが、家人はあまり食べない。 ♪あのこはだあれ だれでしょね ♪なんなんなつめの はなのしたそんな子どもの頃に歌った童謡を思い出した。友人から速...

  • ガクアジサイ(額紫陽花) ~何をやっているんだろう~

    昨日友人に小包を宅配便で送った。家に戻ったら、中に入れるはずの封筒が残っていた。急いで住所と宛名を書き、郵便局へ行って速達で出した。何をやっているんだろう。青い額紫陽花が中庭の小径で咲いている。花の初めは芯が白から外へ青のグラデーションとなり、最後は青一色になる。周りを取り巻く装飾花が欠けた不揃いのもよく見られる。 若き日の若き心のまま今も友と語る幾年過ぎても変わらずに(上武旋転子) ...

  • ヒマワリ(向日葵) ~1本が~

    5月初旬、私はおよそ200余の向日葵の種を植えた。今それらは順調に生育し、多くの背は数十㎝ほどに。どういうことか、中の1本がどんどん背を伸ばし、2㍍を超える高さに。そして大きな1輪を咲かせた。向日葵は毎年植えるが7月初旬にこうして高く咲いたのは初めての気がする。ふ~んと感心して見ている。答えてくれるなら理由を尋ねてみたい。...

  • ガクアジサイ(額紫陽花) ~それはベビーピンク~

    いろいろな紫陽花が庭を彩る。どれもどれも味わい深い色をしている。その中でも特に私が待つ色(花)がある。それはベビーピンク(の額紫陽花)。何ともいえないやさしい色だ。あるいは無垢な色と言い換えてもいいか。周りの花色に比して、控え目な色故にかえって惹きつける。ほかのに少し遅れて今年も会えた。今朝窓を開けたら、西の空にやや赤みがかった綺麗な満月が浮かんでいた。...

  • カワラナデシコ(河原撫子) ~大和撫子~

    花びらの先を細く切れ込む白い河原撫子が咲いている。5枚の花弁はゆるやかに波を打つ。その繊細で優しい佇まいから、嫋やかでおしとやなを女性イメージする。“大和撫子”とは辞書に「日本女性の清楚な美しさをほめていう語」とあるようにそのイメージの喩えかと。でも最近はナデシコジャパンと、強くてファイトあふれる日本代表女性チーム名にも冠するが。 言葉せずにそっと支えるような美しさよ河原撫子はだから好き (実野...

  • オタフクアジサイ(お多福紫陽花・渦紫陽花) ~癒やされる~

    オタフクアジサイを見ていると楽しくなる。特徴的な丸い花びらは美しいというより愛らしい。その前に立つと重い気分や怒りなどの感情は抜けていく。そしてオタフクアジサイという名も妙にぴったりとしていて自ずと笑みに誘われる。愛嬌があって癒やされる花だ。 あぢさゐに素直になれる自分がいるそっと手を触れる (奈美あや)...

  • ユリ(百合) ~天日干し~

    昨日は朝から晴れた。気温もかなり上がった。私は梅の天日干しをした。大きい方の笊に13%の梅が3㎏。小さい方の笊には10%の梅を2㎏。庭に出してガーデンテーブルと角椅子の上に置いて。途中、上下を返す。今年もいい感じだ。午後4時に室内に取り込む。そんなことをあと数回すればいいはず。作りを始めてからもう10数年のキャリアとなる。7月に入って百合たちも動く。2輪あった小さなオレンジの姫百合はすでに散った。今は名前...

  • ヤエガクアジサイ(八重額紫陽花) ~梅を干そう~

    青い八重の額紫陽花も咲く。重なる花びらがかわいい。その青はどこか遠くに続く空の色。あるいは以前に足を入れた珊瑚の海の色。今日はいい天気になるという。梅を干そう。 海を見たのは何年前か額の花に一人旅を思い浮かべ少しの衝動 (上武旋転子)...

  • カラー(Calla) ~祥月命日~

    義兄の祥月命日だった。それで一人暮らしの義姉を訪ねた。あらかじめ電話で行くこと伝え、都合のいい時間を聞いておいた。車で数分で着く。玄関に入る芝の中には2本の捩花が立っていた。上がって先に焼香をした。客間に移動するとテーブルの上には和菓子とシャインマスカットが置かれてあった。お茶を淹れてくださった。午後からある歌会の批評をパソコンでまとめ終えたところだったらしい。20分ほどでおいとました。シャインマス...

  • アジサイ(紫陽花) ~知人からのメール~

    昨年の7月、昔からの知り合いである女性三人が訪ねてきた。若い頃の思い出などを振り返りつつ話が弾んで楽しいひとときとなった。昨日そのうちの一人からメールがあった。「またお伺いしたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」話したいことがあるようだった。1年ぶりとなる再会を楽しみにしよう。そうそう、去年は手作りのカヌレを持ってきてくれたんだった。庭の北隅、ハナノキの下では青い紫陽花が咲いている。 読む文...

  • リナム・グランディフロルム(ベニバナアマ・紅花亜麻) ~梅を漬けた~

    リナム・グランディフロルムは艶のある鮮やかな赤い5弁花。基部で枝分かれした細い花茎の頂部に1輪ずつ咲く。それは少しの風にもやさしく揺れる。可憐な花だ。今年も梅を漬けた。塩分13%を3㎏と10%を2㎏の合わせて5㎏。全体が浸かるほど水が上がってきた。ペーパータオルで一つ一つの水分を拭き取って二つの笊に並べた。あとは天日干しだが……、どうやら今日は一日雨らしい。...

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