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身の周りの花や鳥たちと自然、そして日頃思うこと感じること考えたこと

hiougi
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2007/03/28

1件〜100件

  • シャクヤク(芍薬・氷点) ~マーブリング模様~

    たっぷりとした白い八重の芍薬がある。白い花びらの芯の部分に赤いマーブリング模様が施される特徴がある。一年に一度出会えるこの花の不思議と美しさ。植えてからもう10数年以上になる。「氷点」という名が付いている。ほかにも芍薬があるが、印象深いこの花の名前だけを知っている。その昔、『氷点』いう小説があった。   「五月がそろそろ終わるのだよ」と自分に言い聞かせて日記を閉じる (居山聞涛)...

  • ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟) ~田植え~

    近くの多くでは田植えが終わった様子。10㎝程の苗が整然と並んで水面の上で揺れている。秋の実りに向けて、「これから始まり」の様は見ていて清々しい。我が家の庭の横を流れる井水の量も増えて勢いよく流れている。私は生涯においてたった一度だけ手で田植えをしたことがある。それは20代の初めの頃、職場の先輩が「何事も経験」と自宅の田んぼに誘ってくれた。だいぶラインが曲がっていたこと、泥の中の足がなかなか抜けなかっ...

  • カルミア(Kalmia) ~金平糖と日傘~

    カルミアはツツジ科だという。花の大きさや形はまるで異なるが。たとえば蕾は濃いピンクの美味しそうな金平糖。たとえば花は開いた日傘。傘を内から見るように中にはビザギザ模様が施され、雄蕊が骨のように並び雌蘂は柄。かわいい、楽しい花。「ズームで研修会を開きます」と案内があった。無理だ。やめておこう。...

  • ヒメシャラ(姫沙羅) ~同じ時に植えた~

    姫沙羅がぽつぽつと咲き出した。それは白い5弁花の花。いい味を醸している。姫沙羅は2本を一緒に並べて植えた。でもこちらのがいつも早く咲く。花も少し大きめで花数も少ない。品種が違ったのだろうか。その横にはやはり同じ時に植えた沙羅もあるのだが、それには蕾はまだ一つもない。入梅は来週後半だと天気予報士を語っていた。野山を、草木を潤す季節を迎える。それも人の生活に支障を与えずにほどほどであればいいが。...

  • シャクヤク(芍薬) ~任せて乱れ~

    芍薬にも時が訪れる。先に咲いたのは外花弁のみを薄紅色に染める白い芍薬。物静かでふんわりとしたそれは風の誘いに任せて乱れ。あふれる黄色い蕊の中で虫も恍惚に。「芍薬は好きな花」と言ってた人がいた。何かの思い出でもあるのだろうか。   そろりと歩く着物姿の女性を思い描かせて悩まし白芍薬  (居山聞涛)...

  • ナツロウバイ(夏蝋梅) ~白木蓮の下~

    白木蓮の下に咲く花がある。それは夏蝋梅。ずっとこの日当たりの悪いところで。でもそこに植えたのは私。人目に付きそうもない場所なのに。なぜそこだったんだろう。しっとりとした花だ。しとやかで。   咲くのはいつも白木蓮の下しとやかに微笑み返して夏蝋梅  (上武旋転子)...

  • カキ(次郎・甘柿の花) ~苺とミツバ~

    柿の花は目立たない。大きな葉に比してそれは小さ、しかも葉色と同じ萼に包まれるようにしてある。花そのものも地味なクリーム色で。厚みのある4枚の花びらは反り返る。中にはやはり先をくるりとした雌蘂。今年も秋の実りは期待できそうだ。義姉さんが箱いっぱいの苺と一束のミツバを持ってきてくださった。いつもありがとう。     歌人の姿を忘れさせる程に苺届け...

  • ヤグルマギク(矢車菊) ~クロアリが遊んでいる~

    白、ピンク、青の矢車菊が咲いている。どれも去年のこぼれ種からのもの。今年は今年でまた新たに紫、紫のも加えて蒔いた。それらはたぶん盛夏の頃に顔見せしてくれるはず。青いのにクロアリが遊んでいるのを見つけた。安心、安全の中を気ままに自由にのんびりと。知人から恒例になっている個人の薔薇園への誘いがあった。27日金曜日、いつものメンバーでということである。そろそろ来るかなと思っていたところだった。楽しみに出か...

  • ピラカンサ(Pyracantha・タチバナモドキ) ~気持ちのいい五月の空~

    たくさんの小さな白い花はピラカンサ。梅に似た5弁花で、中には50本程の雄蕊が立つ。咲いたばかりの雄蕊は象牙色で、時間とともにだんだんに赤茶色に変わる。それは秋にヒヨドリやジョウビタキなどの好物のオレンジ色の実になる。この木は鋭い棘を持ち、枝張りが強い。それで毎年冬の内に強い剪定をする。上の電線にはピチュクチュピチュクチュとツバメが一羽いた。   手を広げ五月の空に心干し (奈美あや)...

  • ナシ(二十世紀・幸水) ~伐った~

    梨の木を2本伐った。先に作業がしやすいように、葉のついた枝を太枝切り鋏で落として片付ける。そして残りをチェーンソーで短く切っていく。生木なので切りやすいが、その分幹は重い。もう一本の“豊水”はしばらくそのままにしておく。秋になれば少しは収穫できるだろうから。花畑の向日葵も順調に育って伸びている。一月前に4種類を2つずつ8袋、およそ200個ぐらいの種を植えた。夏の青い空には幸せの黄色い花が似合う。  ...

  • チェリーセージ(Cherry sage) ~コンパクトにシンプルに~

    赤いチェリーセージも咲き出した。小さな紙人形のようなかわいい花だ。その花期は秋遅くまで、とかなり長い。ずっと植えっぱなしの株でだいぶ背が伸びた。茎も木化してきているので、そろそろ切ってコンパクトにするのがいいのかもしれない。生活も思い出もダウンサイジング。今日は少し迷っていた梨の二十世紀と幸水の2本を伐ろう。年相応に今できる能力体力に合うよう少しずつ減らしてシンプルに。 カッコウがアソコで鳴い...

  • エニシダ(金雀枝・金雀児) ~受粉を終えた花は~

    細い枝に並ぶ黄色い花がはエニシダ。遠目では小さな蝶がとまっているようにも見える。近寄ればその咲き方の特徴からマメ科であることがわかる。通常、蕊は花の中に隠れているが、それは受粉を終えると外に露出するのだという。漢字では金雀枝・金雀児が充てられる。でもなぜ“雀”が入るんだろう。見た目で言えば「黄蝶枝」の方があっている気もする。あるいは少しロマンチックに「愛縁花」なんてのはどうだろう。   あふれる黄蝶...

  • シラン(紫蘭) ~花蜘蛛も来る縦襞の魅力~

    茂る緑葉に囲まれて上品な色は紫蘭。両手を広げたようにやわらかに開く側花弁。唇弁に走る縦襞の魅力。花の不思議な造形。中に小さな花蜘蛛が遊んでいた。   やさしき紫蘭から聞こえる「言葉遣いは心遣いぞ」と (上武旋転子)...

  • マユミ(檀・真弓) ~気づかない~

    木漏れ日が李を抜ける。そこに枝いっぱいに葉を広げるのは真弓。見ればそれに無数の小さな淡い黄緑色の花。その地味な色と形故、この時期にこの木に花が咲くことを知る者以外は気づかない。葉と枝と花とそれがまとまり調和する真弓。それががこの木の味。   昔、「真弓」という名の人がいた今でも顔を覚えている元気だろうか (居山聞涛)...

  • セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花) ~花ひらき花おつる~

    久しぶりに青空が広がった。気温も上がった。ああ、気持ちいい。華やかにセイヨウシャクナゲ。艶のある反った蕊の形も、今にもという蕾の形も。ああ、みんないい。花は毎日いくつも落ちている。私は毎日は掃いている。   「あれは何?」と鳥の声箸をとめて立ち「黄鶺鴒だね」と答える二人の食の時 (居山聞涛)...

  • ジャーマンアイリス(German iris) ~「こつこつ」と~

    久しぶりに眞民さんの詩集を読んだ。  「こつこつ」 坂村眞民 こつこつ こつこつ 書いてゆこう こつこつ こつこつ 歩いてゆこう こつこつ こつこつ 掘ってゆこうこつこつはものになり。こつこつは形になり。こつこつは厚くなり。こつこつは高くなり。こつこつは深くなる。こつこつとこつこつを続けよう。青いジャーマンアイリス。白いジャーマンアイリス。並んで薄青のジャーマンアイリス。絵の具の混色みたい。 ...

  • セッコク(石斛) ~それぞれの居場所~

    李の叉に薄紫の花。まとまり咲くそれは着生蘭の石斛。何年も前からそこで。花茎の数にその過ぎた月日を感じる。人にも花にもそれぞれに好きな場所とそれぞれが輝ける居場所。   石斛は李の叉のそこが私の一番好きな場所なのと (奈美あや)...

  • エビネ(海老根・蝦根・化偸草) ~毎年少しずつ増え~

    しばらく前から海老根が咲いている。あるのは楓、花水木、李の下と甘野老(あまどころ)のそばの4箇所。それぞれの場所で毎年少しずつ株を増やしながら。また昨日も雨蛙が来てくれた。その表情、その姿に和む。この庭を気に入ってくれくれてありがとう。   月下美人の葉にちょこんと雨蛙私が目を近づければ彼も私をじっと見る (上武旋転子)...

  • クレマチス(Clematis) ~鳥と義姉のクレマチス~

    クレマチスは地植えと鉢植えと二つある。玄関横に置いてある鉢にも少し前から咲き出した。色はさわやか淡紫。でもそれらは私が植えたものではない。以前ある作家の名を冠した彫刻美術館を訪ねたことがあった。そこに併設してさまざまな彩り花が咲くクレマチスの丘があった。その緩やかな丘陵を歩きながら家にもほしいと思った。それからしばらくして庭の“ポンポン咲きの金糸梅”の中にクレマチスが出て咲いた。鳥がプレゼントしてく...

  • ビジョナデシコ(美女撫子・ヒゲナデシコ) ~自由に交じりあえる道~

    白や赤いやピンクなどの美女撫子。花の中に輪を持ったりするものも。カリフォルニアポピーとケイランサスの黄色に見え隠れて。あっちにこっちで。幸せを運ぶという燕。その飛び交う数も増えた。空は彼らのどこでも道。のどかで平和で自由に交じりあえる道。   「寄り添うという言葉を軽々しく使って欲しくない」と、何をすればいいのか五月の燕よ (居山聞涛)...

  • カキツバタ(杜若・燕子花・) ~思慕の花~

    奥に風知草と楓。手前には大きな二つのホスタといくつものミニホスタ。その中に一輪の青い花。今年も花びらに白い一筋を引いてカキツバタ。花言葉に『思慕』とあるのは古き歌人の妻恋う歌に因るのか。そして貌吉花(かほよはな)の異名もあるというその佇まいはまさに。日当たりの良いところへ移してやればいいのだが。私はその場所がこの花には似合うような気がして。そこで眺めるのが好きで。   いつか覚えた古(いにしえ)人...

  • アマガエル(雨蛙) ~「遊んでくれてありがとう」~

    このところ毎日のように、雨蛙が庭のそこここに来てくれる。昨日も月下美人の広い葉にちょこんと座って。ずっとじっとしてして。私は目を近づけ、前から横からそして後ろに回る。背中を人差し指でちょんちょんと押す。彼は体の向きを少し変え、一二歩前に動く。また押す。また向きを変える。そして右指で持って左の掌に乗せる。いやがるふうではない。また葉に戻す。「遊んでくれてありがとう」   悟りの顔して雨蛙今日は月下美...

  • ジャーマンアイリス(German iris) ~雨蛙の声~

    アヤメの横には白いジャーマンアイリスも。そして近くで聞こえたのは雨蛙の声。ゲッゲッゲッ……。彼らにとっても動くにいい季節。そのうちガラス戸にへばりつく裏姿が見られるか。   人の心にも時には雨もいい少し立ち止まらせて思いを深くさせて  (上武旋転子)...

  • ラナンキュラス・ゴールドコイン(Ranunculas repens 'Gold Coin' ) ~心励まされ~

    黄金色の艶のある八重の花はラナンキュラス・ゴールドコイン。辺りを明るく賑やかに。そして励まされる気分にもなって。ふと自分の心の金貨は……と。   小さな花に心洗われて歳を見つめる (奈美あや)...

  • ナンジャモンジャノキ(ヒトツバタゴ・一つ葉田子) ~この木の名を誰も知らず……~

    木に雪が降り積もったような様はナンジャモンジャノキ。花びらは4枚に細く切れ込む。その奥にわずかに赤い色を覗かせる。清楚で爽やかで。時に散歩やウオーキングの人にその名を尋ねられたりする。「ナンジャモンジャノキです」と答えると、だいたい「えっ?」と返ってくる。「江戸時代にはそう呼ばれていたようですが、正しくはヒトツバタゴという木です」と付け加える。高くなりすぎないように主幹の頂部は切った。横に広がり、...

  • アヤメ(菖蒲・文目) ~いつか見た日本画の~

    アヤメは増える。それはたった一つの株だった。その一つの立ち姿もまとまりの様もそれらはいつか見た日本画の世界。そして蕾も、咲きかけも、開ききったのも。どれも菖蒲としての美しさ。さらには花の奥にある妖し文様も魅力的で。アヤメは増えた。これからもきっと増える。   隣り合う高さに差のありて琴の音の響きを見る菖蒲かな  (奈美あや)...

  • ツルコザクラ(蔓小桜 ) ~夏隣~

    道路から家へ入るところにまとまって小さな桜色の花がある。それは毎年咲く宿根草のツルコザクラ。この愛らしい花が咲くともう夏は隣。そういえば、きのう卯の花にもいくつも蕾があるのに気がついた。   スパティフィラムの鉢替えをするまた一つ歳を重ねた私も一回り大きくなれと  (居山聞涛)...

  • コデマリ(小手毬)~「チョットコ~イ」~

    山茱萸の下ではコデマリも咲く。小さな白い花が密集し丸くまとまる。花は五弁でたくさんの蕊を持つ。近くの里山から小綬鶏(コジュケイ)の大きな声が届く。今年の初鳴きだ。「チョットコ~イ、チョットコ~イ」と、聞いていて楽しくなる。   野山には彩りと笑いありて変わらなきゃと言い聞かせている五月の私  (上武旋転子)...

  • セイヨウオダマキ (西洋苧環) ~田に水が張る~

    田に水が張る。その中を首を下にしてサギが歩く。餌になるものがいるらしい。中山さんが農作業車に乗って手を振っていく。義姉さんがまた袋いっぱいに三ツ葉を届けてくれる。庭には長い距のある赤みのセイヨウオダマキ。   何気ない景色と日常こその幸せとしみじみに五月 (居山聞涛)...

  • キバナイカリソウ(黄花碇草) ~金木犀を切り倒す~

    今年はこれまでにいろいろを切った。そして昨日は高くなった金木犀を一本。幹には苔もだいぶ生えている。植えてから30数年は経つのではないか。その周りが少しすっきりした。まだ何本かあるので花と香りを楽しむに差し支えない。李の木の下では黄花碇草が咲いている。少し光沢があって淡黄色のシルクのような肌の花である。   不思議な生をつくづくと考える五月の吾  (実野滸人)...

  • ラズベリー(raspberry) ~白い花は赤い実に~

    竹箒を買った。広葉樹の中にはこの時期、古い葉が枝を新葉に譲って自ら散るものがある。たとえば金木犀などのように。その落ち葉を掃くために。前のはまだ使えないことはないが、穂がだいぶ短く固くなった。去年も同じ頃に買い換えた記憶がある。だいたい1年ごとに新しくしているのだと思う。さっそく使ってみた。長く細い穂先が柔らかくていい感じだ。私は庭や畑を掃くのが好きだ。畑の一角には大きな株になったラズベリーが立ち...

  • ボタン(牡丹) ~「お帰りなさい」~

    鮮やかな赤と紫の牡丹も咲く。どうやら今年はこれでおしまい。黄色いのには花は咲かなかった。家人が6日間の旅から帰ってきた。いろいろに楽しめただろうか。これでようやく食事の心配をしなくてすむ。よかった。   「高きに灯をともしましょう」と牡丹が語りかける5月10日  (居山聞涛)...

  • ヒメコウゾ(姫楮) ~なぜかよくわからない~

    姫楮に雌雄の花が一緒に咲いている。細い糸状の集まった赤いのが雌花。それは夏にラズベリーのような朱色の実となる。甘味があるが、食べた後に口の中に残滓があるのが気になる。雄花は濃紫色の球状の蕾が割れて、中から黄白色の花と蕊が飛び出す。両方ともに一般的な花びらの形をしていない。この木も近縁の楮と同じく皮が和紙の原料に使われるらしい。それがなぜ家にあるのかよくわからない。邪魔にはならないのでいいが。   ...

  • ジャーマンアイリス(German iris) ~たっぷりとして~ 

    ジャーマンアイリスも咲く。花びらはたっぷりとして。おおらかで堂々として。華やかで。原産地は欧州。………………。   アイリスのなんと豊かなことラジオからは『花はどこへ行った』の歌が流れて (居山聞涛)...

  • ボタン・ミクニノアケボノ(牡丹・御国の曙) ~黄鶺鴒来て~

    ギザギザ花びらの白牡丹は御国の曙という品種。膨らむ赤い蕊を朝陽を見立てての名付けだろうか。黄鶺鴒が来て地面を突いていた。何を食べているのだろう。その上の桜には小啄木鳥(コゲラ)も鳴く。   白牡丹咲く庭に黄鶺鴒の来て遊ぶ風さわやかに五月  (奈美あや)...

  • イチハツ(一八・鳶尾草) ~南アルプス村のクロワッサン~

    一人のティータイム。今後の予定をカレンダーに書き込みながら。公募展の搬入は9月21日と。するとお客さん。玄関に出ればご近所の西山さん。南アルプス村という袋を差し出して「主人と行ってきたの」と。そこは私も20年以上も前に訪ねたことがある仙丈ヶ岳の麓の道の駅。袋を開くとクロワッサンが10個。家族はまだ連休中の旅。夕食にした。美味しかった。残りは冷凍に。五月はアヤメ科の季節。イチハツも咲いている。好きな花の一...

  • ツクバネウツギ(衝羽根空木)~花言葉には「長い友情」~

    衝羽根空木も咲きます。鐘状花の中にはオレンジの網目模様が入ります。やわらかな毛を持って二つずつが寄り添うようにして。花言葉は「長い友情」。老いてもなお、友の存在はうれしいものです。   木の花に生き方問われる五月かな   (奈美あや)...

  • クレマチス(Clematis) ~旧友からの電話~

    薄紫のクレマチスがあるのは染井吉野の下。“ポンポン咲き金糸梅”の中で、その枝に蔓を絡めて。蕊の形もなかなか美しい。仕事もすべて終えて一息ついていた夕方、旧友から電話があった。特段の用事があったわけでなく、物作りの事や近況報告などを。アヤメ、カキツバタ、イチハツ、そしてヒオウギについても。15分程話しただろうか。「千畳敷にも来れると良いね」と結んで切った。クレマチスの花言葉には「心の美」「精神的な美し...

  • ニシキギ(錦木) ~咲いていることに気がつかない~

    ニシキギの花は小さい。しかも葉色に近い。だから目立たない。そばを通る人も咲いていることに気がつかない。与えられた錦という名は花にではなく、葉のためのもの。それは秋に鮮やかに紅葉する。その美しい様は楓に並ぶ。植物もそれぞれに輝く部分や時を違えて持つ。...

  • ブルーベリー(blueberry) ~写生会の誘い~

    ブルーベリーの木にたくさんの白い花。膨らむ形は空に浮かぶバルーンのようにも見え。その基部は青紫色。夏の盛りの頃にはこれがみんなその色の実に。今朝起きてメール開けば知人から写生会の誘い。半年ぶりとなる。楽しみに出かけよう。   携帯ラジオで人の動きやイベントの様子を聞きながらつば広帽子を被って剪定作業が私の大型連休 (居山聞涛)...

  • ケイランサス(ニオイアラセイトウ・匂紫羅欄花) ~「そうだ、髪を切ろう」~

    ケイランサスが咲いている。菜の花に似た総状の濃黄色の花で香りがする。交通量が多くなった。県外ナンバーの車が目立つ。何処へも出かけない私。「そうだ、髪を切ろう」理容店に行き、短くカットしてもらった。すっきりした。10年余続いた髭もさっぱり落とした。心の中もこうしてバッサリ切ることができるといいのだが。   高校の同期生に黄綬褒章の知らせある当時よりのその誠実な顔が思い浮かぶ  (上武旋転子)...

  • アマドコロ(甘野老) ~心と顔が穏やかに五月~

    斜めになった花茎に垂れて並ぶ甘野老。細長の白い花が寄り添って二つずつ。先端だけが少し薄緑に染まり。閉じられたその部分が控え目に開く。葉は笹に似て、その縁辺に白い斑が入り。見ている自分の心と顔が穏やかになっている。   アルバムの中にグローブ構える小学生の私そんな時もあったモノクロのこどもの日 (居山聞涛)...

  • リナム ペレネ(Linum perenne・宿根亜麻) ~海の色を思わせる青~

    海の色を思わせる青い花は“リナム ペレネ”5弁の花は少しの艶を乗せる。去年の株からまた咲いて。「出てきてくれてありがとう」。私は染井吉野の木に登って張り出す長くて太い枝を切った。薔薇やクレマチスなどへの陽の入りが良くなった。「いい仕事してます」と自分を褒める。...

  • ボタン(白牡丹) ~光と影の白~

    白い牡丹に木漏れの光が届く。一つひとつの花びらは白とグレーのソフトグラデーションとなり。前の花びらは後の花びらの影絵となる。上から覗けばその中にはたくさんの黄色い蕊。麗しさと気高さと優しさと。   白牡丹に昔そういう佇まいの麗女がいたかもしれないとふと春草(しゅんそう)の絵を思い出し (上武旋転子)...

  • カリフォルニアポピー(花菱草) ~こぼれ種からの~

    細い花茎の先に黄色やオレンジの花。中にはわずかだが白いのも。やわらかな花びらは少しの風にも揺れて。それはこぼれ種からのカリフォルニアポピー。和名では花菱草。家人は今日から6日間の旅に。料理の出来ない私……。   花菱草の花言葉に「私の願いを叶えて」とあって今更何を願う私 (居山聞涛)...

  • ボタン(牡丹) ~いい香り~

    桃色の牡丹がいい香りを放つ。風が花びらの形を崩す。「二十日草」の名もあって花は「花開き花落つ二十日」とか。見て味わい楽しむに長すぎず短くもなく。   見た絵のように牡丹咲いて木漏れ日の中で時間は止まる  (居山聞涛)...

  • キバナホウチャクソウ(黄花宝鐸草) ~春仕事~

    春闌の五月。人々は動き、娯遊する。草花は冬に蓄えていたエネルギーを色や形にする。鳥の声も幾種類かの響きとなり。そして私は一人、この時期だかからこそしなくてはならない手仕事に春仕事に明け暮れる。気温も湿度も作業するにはほどよくて。花を下向きにして黄花宝鐸草。まだ途中のように見えるが、これで全開。   吾月娯月悟月期月GO月と字に遊んで私は五月が好き (奈美あや)...

  • クンシラン(君子蘭) ~濃緑色に鮮橙色のコントラスト~

    私の部屋には君子蘭。太い茎に花が11個。外向きに8個、内側の3個は上向きに。去年大きな鉢に植え替えた。そしたら咲かなかった。2年ぶりという事になる。西日が当たる。一つの花の花弁は六つ、それに相応するかのように雄蘂も六つ。広線形の葉の濃緑色と鮮橙色のコントラストが美しい。   五月の風にドドドドとバイク連なる私は草払い器をうならせて汗をかいている  (居山聞涛)...

  • スズラン(鈴蘭) ~花の形にはそれぞれ意味がある~

    鈴蘭を初めて植えたのは15年前の新聞に載っていたコラムがきっかけだった。当時、次のように書き残している。 【スズランの花は、なぜ下向きに咲くの?】(中日新聞)こういう事だという。スズランは下向きに1列に咲き、しかも花びらの先端が上に反り返っているが、これには立派な理由がある。ではスズランなど下向きに咲く花の先は、なぜ反り返らなければならないのか。それはハナバチが蜜を吸いやすいようにするためであり、彼...

  • ライラック(リラ・lilac・lilas) ~紫丁香花(むらさきはしどい)~

    今から3年前の今日、古い友人が家族で我が家を訪れてくれた。前日に碌山美術館を見て蓼科で泊し、その翌日に脚を伸ばして。その時、ちょうどライラックが咲いていた。「これがライラック……、初めて見た」と感慨深げに話してくれたのを思い出す。今年の連休はどう過ごしているのだろうか。あの後は東山魁夷の描いた御射鹿池にも立ち寄ったようだった。「次来るときは中央アルプスの千畳敷を案内するよ」と話しておいたが。同じ時が...

  • エビネ(海老根・蝦根・化偸草) ~花茎には十数輪~

    「熊の目撃情報が寄せられました」と町の広報が注意を呼びかけていた。場所は川向こうの地区なので、心配はない。先だってはインター近くのドラッグストアへ買い物に行く途中で数匹の猿を見た。果樹園地帯なので野生動物がよく出没する。互いに影響及ぼすことなく共存できればいい。楓の下に海老根がある。風知草やホスタや燕子花に囲まれて。立ち上がる1本の花茎には十数輪が咲く。花はおさなごが手を広げているようにも見える。...

  • ミヤマカイドウ(深山海棠) ~花は林檎に似て~

    ミヤマカイドウが満開です。花はリンゴにそっくりです。蕾は紅色から薄紅へ、そして開いて白という過程も。花もいっぱい。緑もいっぱい。4月は終わります。    そこここに花と緑の彩りあふれて四月尽  (奈美あや)...

  • キエビネ(黄海老根) ~昨日見て分かりました~

    このところ、毎日のように台所の外にヒヨドリの声がします。そこにはヤツデがあります。巣作りでもしているのかと思っていました。昨日見て分かりました。ヤツデの実を食べに来ていたのです。一つ一つを嘴で食いちぎるように乱暴な食べ方です。最近その周辺で実がよく落ちているのを見かけたのはそのせいだったんです。李の下に黄海老根が一本立っています。通常のエビネより少し大きめ花です。   木陰に緑の風運ばれて海老根一...

  • ヤエヤマブキ(八重山吹) ~花に託す言葉~

    八重山吹も満開。一枝にいくつもの花を乗せて。花はたくさんの花びらを重ね。子どもの頃、母が太田道灌の話をしてくれた。その時、若い娘が詠んだという“七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき”の歌を知った。八重山吹を見るとその歌と母を思い出す。   母が教えてくれた歌を詠みつつ八重の山吹眺む  (居山聞涛)...

  • クルメツツジ(久留米躑躅) ~定期検診~

    歯科通院だった。痛みがあるとか、悪いところがあるというわけではない。若い頃から自主的にずっと続けている半年に一度の定期検診である。歯周病の検査、歯垢や汚れの除去、そして全体の磨きをして終了。先生からは「歯磨きもしっかりできていて、良い状態に保たれていますよ」と。よかった。久留米躑躅も咲く。満天星躑躅と西洋石楠花に挟まれ、日当たりが悪くて少し気の毒。   次々と色鮮やかに足止めさせる躑躅かな  (奈...

  • シロヤマブキ(白山吹) ~種が違う~

    白山吹はヤマブキの名を付けてはいるがヤマブキとは種が違うらしい。ヤマブキの花は5弁だがこれは4弁花。そして、私はまだ見たことはないが、山吹には白い花が咲く白花山吹もあるという。ややこしい。昨年の艶のある黒い実がまだ残っている。藤が膨らむ。鈴蘭も宝鐸草も甘野老も海老根も咲いた。牡丹も開いていい香りを漂わせている。   季(とき)くれば違わずに咲く花のあるその当たり前の幸せと平和の尊さと (上武旋転子...

  • キリシマツツジ (霧島躑躅)  ~「土が付いたままだけど……」~

    穂波さんが筍を三本も持ってきてくださった。朝にご主人の清人さんが掘ってきたという。「まだ土が付いたままだけど」。一緒にアク抜き用の米ぬかも添えて。「そうそう、下呂はどうだったの?」「雨も降って,天気には恵まれなかったけど、ゆっくり温泉に浸かって、美味しい料理をたくさん食べて満足」「うらやましい」「大きい旅館だったけど、連休前で人も少なくて、のんびりと楽しめたわ。ほかにも配るところがあるから、じゃあ...

  • キクザキヤマブキ(菊咲き山吹 ) ~風が撫でて~

    菊咲き山吹も咲く。少し捩れた細い花びら。風が撫でていく。木はしなやかに上へ下へ。近くでイカルが澄んだ声で鳴いている。口笛のように、ピピューピュピ-ュピュイ…と。しばらく続いた。   さーっと通ればゆらゆらりと風に山吹の誘われて  (奈美あや)...

  • ワスレナグサ(勿忘草) ~悲しい愛の花~

    いくつもの小さな青い花は勿忘草。私の花畑で真っ先に。かわいい。英名ではforget me notと。それにはドナウの川辺での悲しい愛の物語があるのだとか。ところで私は、倍賞千恵子の歌った「忘れな草をあなたに」を今でも歌える。♪別れても別れても心のおくに♫ ♪いつまでもいつまでも憶えておいてほしいから♫   小さな青い花摘めば胸の奥にあの日あの時のあの人が  (奈美あや)...

  • リンゴ(林檎の花) ~見れば歌も流れ~

    林檎も花咲く時。今年はいつもよりいくぶん早い。小さな蕾は濃い紅色。そしてふくらみほどければ薄紅色に。さらにすべて開いて白に近づく。たとえばそれは夢見る少女の色と。あるいは内に恋を秘める少女の心と。頭には詩人の歌も自ずと流れ……。この木もだいぶ弱って、冬に伐ろうかとも思ったが。こうして今年も咲くのを見るとまたうれしくて。あとどのくらい持つかは分からないが、ぎりぎりまで待ってみよう。   歌の花うぶな色...

  • リキュウバイ(利休梅) ~自然や余白のもたらす美……~

    若い頃から定期購読している雑誌がある。その5月号の特集は『利休』。―「利休のこころ」を暮らしに活かす―の表題を掲げ。「最小限の空間、一汁一菜の精神、自然や余白のもたらす美」の精神を読み解く。分野ごとにそれぞれ専門の識者が語り、解説する。・日常で使う道具に新たな価値を見出す・身近な食材に感謝し季節を味わう・日常に一期一会の空間を生み出す・固定観念をとりはらい驚きをもたらす・生涯、自らの美意識を貫く歴史...

  • ハナミズキ(花水木) ~歌がこぼれてきそう~

    清々しい青い空。ちょっと風が強いがそれも春。見上げれば花水木の花びら揺れて。そこからやさしい歌がこぼれてきそう。遠くに目をやれば里山はもこもこのパッチワーク。さまざまな新緑のグラデーション。燕も飛ぶ。   花水木の上を三羽のツバメが翔る鮮やか見事と感嘆符  (居山聞涛)...

  • シャガ(著莪) ~「筍を……」~

    チャイムが鳴った。長靴を履いた倉畑さんの奥さんだった。筍を掘ったのだと、二本くださった。広い屋敷に竹林があり、この時期になると毎年こうやって持ってきてくださる。去年はご主人だった。私の近所にはそんな方達ばかり。感謝である。著莪も咲き出した。   筍を「皮をむいて」「切って」「茹でて」と言われるままに素直なる夕支度の吾 (上武旋転子)...

  • ミツバツツジ(三葉躑躅) ~鯉幟がパタパタと音を立てて~

    今年は躑躅も早い。先駆けは色鮮やかなミツバツツジ。雌蕊は伸びて花から飛び出し。その先っぽは濃い紅色。葉は上を向いて三枚ずつ。やわらかな産毛に包まれて。その向こうでは大きな鯉幟がパタパタと音を立てている。   隣の家では鯉幟が立っている私はいまだその子の名前を知らない  (居山聞涛)...

  • イカリソウ(錨草) ~私はひまわりをまきました~

    木漏れ日が錨草にあたります。名前が示すように船の錨のような形の花です。咲いているのは一輪で、一つが咲きかけ、一つは蕾です。美しい淡紫色です。不思議な形です。私は4種類8袋のひまわりをまきました。   木漏れ日にひっそりの錨草は私だけのもの (奈美あや)...

  • ニワザクラ(庭桜) ~花が花を呼ぶ~

    マサキの前には庭桜。花びらはたっぷりの八重。蕾は少し赤みを帯びて。開くにつれて純白に。上に下に、右に左に。華やかにひそやかに。花が花を呼ぶ春の日。   陽は増して花が花を呼ぶ春の日の爽快 (奈美あや)  ...

  • スノーフレーク(Snowflake) ~春うらら~

    緑葉の株の中にたくさんの白い花はスノーフレーク。伸びる花茎に並んで垂れて。 一つひとつの花は小さな鈴のような形で。それぞれの花びらは、黄緑の点を一つずつ乗せて愛らしい。スノーフレークを訳せば雪片?鈴蘭水仙の和名もあるとか。どこもかしこも春うらら。   垂れて咲く小さな形の小さな色を屈み見るひとりの春うらら (居山聞涛)...

  • ウコンザクラ(鬱金桜) ~あまり目立たない~

    彼岸桜と染井吉野は散り、葉桜となった。そして今度は鬱金桜。淡黄色の花びらには黄緑の筋が入る。それは時間と共に芯を赤くする。その色故にあまり目立たない。赤茶色の新葉と一緒だけになおさら。人にはあまり気づかれないそんな一味違った桜だが見る人だけ見ればいい。    四月の風に静かにひそやかに黄桜咲いており  (上武旋転子)...

  • ハナズオウ(花蘇枋) ~「あっ、いけない」~

    夕食を食べ終わる頃になって、家人が「あっ、いけない」と発した。「7時からの会所のお掃除を忘れていた~」すでに終了時刻をとっくに過ぎている。時すでに遅しである。慌てて責任者に電話を入れ、頭を下げて謝っていた。スマホとタブレットにはちゃんと予定を入れておいたという。見れば壁掛けのカレンダーにもそれが書き入れてあるのだが。私も気をつけなければ。山茱萸の下には花蘇枋も咲く。枝から花柄が直接伸び出て。鮮やか...

  • ヤマブキ(山吹) ~「人」を思い浮かべたり~

    山吹も盛ん。花を乗せて枝がたわむ。華やかさとゆかしさ。山吹には「面影草」の名もあるのだとか。たとえばそれを山路に見つけると、ふと「人」を思い浮かべたりしたのかも。   山吹は触れて揺れて密やかにさまざまな思いのごと  (実野滸人)...

  • ハナズオウ(白花蘇芳) ~ブンブンと~

    クマンバチが一匹飛んできた。ブンブンと羽音を立てて飛び回っている。いろいろな花が咲き、さぞかし彼らもうれしいのだろう。白い花蘇枋も枝にぎっしり。今日も天気は良さそうだ。花の種蒔きの続きをしよう。...

  • キバナカタクリ(黄花片栗) ~鈴振るように~

    黄花片栗の株三つ。合わせて5輪の花見頃。花びらくるくるりと反り返り。春風ふけば鈴振るようにゆらゆらりんりん。裏から見て、近づき覗いていずれよし。辺り一面には桜の花びら。散る花あれば咲く花ある。   花見ておれば従姉の訃報届く幾年も話せずままに  (実野滸人)...

  • グミ(茱萸) ~さて、今夏の実りはどうだろう~

    茱萸の木にも花満ちる。色は生成りの筒状花。枝に垂れてぶらぶらり。活力みなぎり心地よく。パレードがやってきた気分にもなって。さて、今夏の実りはどうだろう。さて、口に入る赤い実はいくつ。...

  • ジューンベリー(June Berry) ~六月には~

    延び延びになっていたもう一つの部屋の絨毯を片付けた。これで目に映る生活の中からも冬が消えた。なにもかもがすっかり春仕様。心の中の草も取ってその中にも小さな花を咲かせよう……。 ジューンベリーに白い五弁の花が咲く。それは六月には赤い実に。   心も春に着替えて明るく軽くついでに体もサッササと掃除して (上武旋転子)...

  • ボケ(木瓜) ~いつもより早く~

    いつもより早く目が覚めた。時計を見たら2時半だった。どうしようか……。しばらく横たわっていたが、やはり起きることにした。書架のある部屋に下りてお茶を淹れる。新聞が来る3時40分(頃)にはまだ時間がある。メールを確かめる。ネットでニュースを見る。平和な国に穏やかな日常を過ごせることをありがたいと思いつつ二杯目のお茶。写真の整理をする。木瓜の記事を書く。   四月花の色花の香りが思い出を蘇らせ感じさせ歌...

  • ハナモモ(源平花桃) ~いろいろなバリエーション~

    一つの木に色の賑わい。それはいろいろなバリエーションの花びらで咲く源平花桃。白がありピンクがあり赤もある。そしてそれらが混ざったりもして。その斑の模様もさまざまに。愉快だ。   コシアブラを一袋手に提げ知人の訪ね来て花談義も楽し四月  (上武旋転子)...

  • ヒトリシズカ(一人静) ~それは誰が名付けた~

    白い糸の花は一人静。距離を置いて庭の至る所に顔を出す。それには吉野御前、眉掃草とのゆかしい名もあるとか。静かな花をひとりで静かに見る。      胸の奥に秘めて語らずこともありてまゆはき草を屈み見る (居山聞涛)...

  • ジンチョウゲ(白花沈丁花) ~「ああ、いい香り」~

    その横を通るたび、「ああ、いい香り」。春陽を受けて芳香を放つ白い沈丁花。向こうをスーッと抜ける一つの黒い影。戻ってこなかったので確かめられなかったが、あれは燕?四月も半ば過ぎ、そろそろ来る頃ではある。   沈の香丁の香広がりて我一人花香浴ぐるぐるり  (上武旋転子)...

  • ナシ(梨の花) ~白い花簪~

    梨の花もなかなか美しい。純白な五弁。愛らしい赤い蕊。一房採れば花簪にでもなりそう。幸水、豊水、二十世紀と三本ある。でもここしばらくは花付けをしない。蜂が来るのに任せている。また杜鵑が鳴いた。   晴天の下白き梨の花簪麗しき人に挿したる姿思い浮かべれば杜鵑鳴き  (上武旋転子)...

  • ジンチョウゲ(沈丁花) ~春の香り~

    沈丁花は枝の先に咲く。肉厚の花がひとまとまりになって。それは母が喜んだいい香りがする。一枝剪って写真の前に置く。   沈丁花咲くや我が身にいろいろな言葉を思い出させて香り  (居山聞涛)...

  • ピンクユキヤナギ(桃色雪柳) ~季候も良く~

    桃色雪柳も咲きます。名にあるように蕾の時はやや濃いピンクで、開き進むと薄くなります。繁殖する力が強く、飛んだ種から離れたところにいくつも出てきます。増えないように小さい内に抜き取るようにしています。たっぷりとまとまった様や何かの動物の尾のように伸びて動く様は見ていて楽しくなりますが。季候も良く四月中旬、こうしていろいろな花が次々です。...

  • ユキヤナギ(雪柳) ~白は雪、しなる枝は柳~

    雪柳にも花。白い小花が溢れ、細枝を撓らせる。それはまさに柳に雪のごと。そういえばジョウビタキの声が聞こえなくなった。これだけ暖かくなったのだから。   いつしか馴染みの鳥の声も消えやわらかな春の風雪柳はふわりと揺れ  (居山聞涛)...

  • タツタソウ(竜田草)~「遠慮」~

    そろそろ顔を出してくれるかなと待つ花がいくつかある。小さな竜田草もその一つ。それが咲いた。古人の言葉を借りれば、それは勿忘草色あるいは紅掛空色。花言葉には「遠慮」が充てられる。そんな慎ましやかな佇まい。 竜田草の慎ましさに古人の襲(かさね)の色目を思い浮かべ屈む (上武旋転子)...

  • ツバキ(椿) ~「やさしさは誰にも出来る贈り」~

    椿が咲いている。上の方には赤い花。下の方には斑入りのピンク。1本で2本分の味わい。少しずつ落ち始め、地面にもその二色が広がる。ラジオで誰かが語っていた「やさしさは誰にも出来る贈り物」と。   花が咲き鳥がさえずる当たり前の美しさと喜びを自分自身に問いかけている春  (上武旋転子)...

  • チューリップ(tulip) ~童心~

    赤と黄色のチューリップが並ぶ。いつものことだが、これを見ているとなぜか懐かしい感覚に誘われる。屈み見て、触りたくなる。中を覗きたくなる。幼い頃親しんだ歌が染みついているからなのだろう。   言葉は要らないチューリップが並ぶを見ることのできる平和と幸せ  (居山聞涛)  ...

  • スモモ(李) ~木が白く染まる~

    李の木が白い花で埋めつくされる。それは枝に雪がついたようにも見え。目を寄せれば花はなかなか美形の五弁。黄色の長い蕊はそれから飛び出る。下に立てば桜に負けず劣らずの花見にもなり。   溢れる木の白きを見て「あれは何桜ですか」と問う訪れ人に「李です」と答える四月 (上武旋転子)...

  • 山菜(ウコギ・ウルイ・ニラ・ウド) ~旬摘み日和~

    ウコギ(五加木)を摘んだ。ウルイ(大葉擬宝珠)を切り取った。ニラ(韮)も。そしてウド(独活)も掘って。ウド以外はすぐに食卓に出してくれた。山菜ってどうしてこうも深い味がするんだろう。しばらくはまだ続けて収穫できる。春ならではのうれし楽し働き。   出てきた野を摘み旬を味わう春の日このささやかなことの幸せ   (居山聞涛)...

  • サクラの花びら(花絨毯) ~歩くのが躊躇われて~

    風吹けば彼岸桜の花吹雪。散らされたそれが玄関へのアプローチには広がる。花びらは積み重なって絨毯のように。その上を歩くのが躊躇われて。   花開くが早ければ散るのも早い桜花(さくらばな)地の上の淋しき花見 (上武旋転子)...

  • ハナモモ(花桃・照手紅) ~花桃は欲望の色~

    高いところで赤い花桃が咲いています。“照手紅”です。前までは隣に並んで“照手白”もありましたがが、それは伐りました。これまで生活の断捨離、心の断捨離、人とも断捨離。そして木も。これもどうするか思案しているところです。「花桃は欲望の色寡黙の山」(飯田龍太)があります。その意味するところはよくわかりませんが、見ていてそうなのかと。...

  • ユスラウメ(梅桃の花) ~免許更新~

    免許更新に行ってきました。誕生月は五月で一月早いですが。思いのほか比較的短時間で済み、すぐに新しい免許証が交付されました。古い免許証の5年前の顔と今度の免許証の顔のあまりにも違いに自分ながら驚いています。当然と言えば当然でしょうが。あと何回更新できるのでしょうか。交通不便な田舎故、車は必需品なのですが。白い小さな花が咲きました。梅桃です。きょうも夏のような暑い日になりそうです。...

  • ミツマタ(三椏) ~ほんのりといい香りも~

    三椏の木に黄色と赤色の花が混ざり合ってが咲いています。黄色が三椏本来の色です。赤い色のにはベニバナミツマタの名があるようです。それは戦後に愛媛で発見された変異種だとの記述もあったりします。「なかよきことはいいいことだ」ということにしましょう。花を近づけるほんのりといい香りもします。   夏日のとなった春の日絨毯を片付ける年ごとに運ぶ重さを感じつつ  (居山聞涛)...

  • ヒメリュウキンカ(姫立金花) ~艶やかに春の色~

    姫立金花の黄色い花が並び咲います。明るい日中に開きます。花びらには光沢があり、受ける陽を返します。その笑顔のような明るい様から元気をもらえます。人にもそのようなキャラクターがいますね。あかるくてやさしくて姫立金花、しあわせをかんじさせて   花の彩り日毎に増えて仕舞って置いた思い出も蘇る春麗ら (上武旋転子)...

  • ソメイヨシノ(染井吉野) ~「咲良」~

    青空の広がる日が続く。気温はぐんと上がって六月頃のようで。西側にある染井吉野も一気に開く。感嘆するほどに木全体が薄紅色に覆われる。いったいこの1本にいくつもの花があるのだろう。若い頃に細い苗木を植えた。順調に育ち、大きくなり、求めていた「咲良」になった。翻って私はどうだろう。変わらぬちっぽけな自分のままだ。相変わらずもがき苦しんでいる。ところどころには胴吹き桜。上に広がるたっぷりの様とは別の時を過...

  • ムラサキナバナ(紫菜花) ~李の下では~

    李の下では紫の花が立ち並ぶ。4枚の波打つ花びら。その中に黄色い蕊。そよ風にそろってゆれ。ムラサキナバナは一週間程前からそこで咲く。   春風がそよそよ吹く胸を抜けるような心地もして李の下  (上武旋転子)...

  • ヒガンザクラ(彼岸桜) ~二人庭花見~

    彼岸桜も見頃を迎える。満開少し手前といったところか。すっかり元気になった家人も出てきて一緒に眺める。交わす会話も明るく楽しの庭花見。鵯が時々やってきて花を啄む。   湯呑み手に木の下に立って二人「いいね」と満つる花眺む (上武旋転子)...

  • コウム(原種シクラメン・Cyclamen coum) ~半袖でもいい~

    斑入り藪蘭の中に小さなピンクが一つあった。原種シクラメンのコウムだった。多くの葉に囲まれ、まるで隠れるかのようにして。花が終わったら、広いところへ移してやろう。半袖でもいい気温だった。ヤマカガシがいた。   草取りを終えスイトピーとヒナゲシの種を買う少し遠回りして  (居山聞涛)...

  • レンギョウ(連翹・golden‐bell) ~その花ざかり~

    横に伸びる連翹。何年か前に低い山並のように剪定した。その形を保って今年もその花盛り。一つひとつは4枚の深い切れ込みを持つ鐘状の花。その黄色が空の青に映える。この花をこよなく愛したというちゃんちゃんこ着た高村光太郎の顔が浮かぶ。   連翹の一枝切って挿せばそこに光太郎がいて智恵子がいる春   (上武旋転子)...

  • ヒヤシンス (hyacinth・風信子) ~心に呼びかける~

    ピンクと茄子紺のヒヤシンス。一年経ってそこでまた咲いて。背に斑点の小さな虫も来て。彼も香りを楽しんでいるのか。草取りをした。また鶯が鳴いた。今年三度目の声。いろいろが心に呼びかける。 ヒヤシンスにある思い出懐かしくもあり悲しくもあり今四月 (居山聞涛)...

  • シデコブシ(四手辛夷・幣辛夷・姫辛夷) ~造型の美というか~

    白木蓮の横では淡い紅色の四手辛夷。花びらは捩れて思い思いの向きで咲く。造型の美というか、こんな不定型な形もまた味がある。私は木を植えた。木は育った。そして花を咲かせた。そして実をつけてくれた。木に自分の人生を重ねたりする。   植えて何年経ったのか姫辛夷咲く信州に私は静かに生きている  (上武旋転子)...

  • シュンラン(春蘭) ~熱は下がった~

    熱がある家人は今度は漢方でなく市販の風邪薬を飲んだ。そして寝た。1時間半程して部屋から出てきた。そして言った。「熱は下がった。今7℃少し」と。鼻声も少し直った感じだ。よかった。「でも無理するなよ。買うのがあったら行くから」春蘭が二輪立っている。目立たずに。控えめに。それは私に合う。...

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