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ひだまりの花々 http://hiougi.blog93.fc2.com/

身の周りの花や鳥たちと自然、そして日頃思うこと感じること考えたこと

hiougi
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2007/03/28

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  • サクラウツギ(桜空木) ~その名の通り~

    サクラウツギはその名の通り、桜に似た花。その五弁の花は。形が似て。色も似て。賑わいはさほどではないけど。どことなく安らぎを与えてくれる花。大きくて太い山茱萸の下で咲いている。 やさしと安らぎと慰めの桜空木ああ悔しやるせなしの五月尽 (上武旋転子)...

  • イボタノキ(疣取木、水蝋樹) ~五月尽~

    白い小さな花を密集して咲かせているのはイボタノキ。細長い漏斗状の花からはほんのりと芳香が漂う。蜂がその花を次々渡る。庭をのんびり茶色の野良猫が歩いて行く。多くの地で早い梅雨入りという。そして好きな五月が終わる。...

  • ナツロウバイ(夏蝋梅) ~庭の北隅でひっそりと~

    夏蝋梅があるのは庭の北隅。水の流れるところのすぐそば。上には白木蓮が枝を伸ばす。そこを抜けた木漏れ日が届く中に咲く。花びらは二重になっている。外側はピンクを帯びた白い花びら。小さい内側のはやや厚みのある黄色。いずれも数は10枚前後。気品のある花である。開きかけた蕾の様にもしみじみとした味わいがある。 咲くのはいつも白木蓮の下ひそやかにしとやかに夏蝋梅 (上武旋転子)...

  • ワイルドストロベリー(Wild strawberry) ~とてもいい香りの野イチゴ~

    ワイルドストロベリーも収穫できる。大きさは小指の先ほどと小さい。これはワイルドの名が示すように本来は野生種の苺。でもいい香りがし、そして甘い。もともとはハーブとしての葉を楽しむつもりで植えたもの。それがグランドカバーのように向こうまで伸びて広がっている。今ではハーブティーより一面の白い花を楽しみ、赤い実りを喜ぶほうが主となっている。ここ数日家人は毎日それを摘んでいる。そしてジャムを作っている。私は...

  • ハコネウツギ(箱根空木) ~それは人の人生のようにも思えて~

    白で始まる。それに少しずつ赤みが加わる。白い絵の具に一滴二滴三滴と赤い絵の具が落とされていくように。そして濃い赤になる。ハコネウツギは時間経過と共にこうして色を染めながら咲く。そして最後は茶枯れ色に。それは思邪無き無垢な児が育ちとともに様々な色に染まっていくようにも見え。それは人の人生のようにも思え。たとえば純粋な白い愛が知らず知らずのうちに感情という色で混濁するように。 移ろいのはこねうつぎ...

  • ラズベリー(yellowraspberry) ~今年もたくさん生った~

    数メートルに渡ってラズベリーを植えてある。株の高さはおよそ2㍍ほど。四月に咲いた白い花は時を経て今は実に。今年もたくさん生った。小籠に摘む。力を入れてはいけない。ポロポロおちるから。やわらかくて潰れるから。やさしくそっとはずすように。ときどき、口に入れたりしながら。野の味らしい素朴な甘さ。そして食卓に。小皿にデザートで。サラダにも乗せて。小籠の出番はあと数回も。時々ヒヨドリも来ているけれど。 ...

  • カルミア(Kalmia) ~思わず知らず笑顔に~

    カルミアにたくさんの花。見てはいつも思う。蕾は金平糖、開けばパラソルだと。雌蕊1本に雄蕊が10本。中の赤い線模様も10の角を描く。カルミアは見る者を思わず知らず笑顔にさせる。ホトトギスの声がした。キョッキョ キョキョキョと。今年初めて聞く。なんか嬉しくなった。...

  • カキ(柿の花) ~甘い秋の実りへの営み~

    しばらく前から柿の木に花がある。小さなクリーム色でやや厚みがのある。花びらを落としたのはすでに膨らんで実の形を呈している。蔕はすでに実に乗る大きさに。もう今から始まっている甘い秋の実りへの営み。 数羽の燕が横の川の上を軽やかに行きつ戻りつしているいいなあいいなあと思う (居山聞涛)...

  • キショウブ (黄菖蒲)~増えないように~

    黄菖蒲が次郎柿の下にある。その立ち姿はなかなかの趣。日本画のモチーフにもなりそう。でもそれは和の花ではない。外来種が野生化したもの。増えないように気をつけている。六回目のワクチン接種をすませた。義姉も来ていた。 風の歌雲の声を聞きつつ黄菖蒲の立つをしみじみ見ている五月 (奈美あや)...

  • シロアヤメ(白菖蒲) ~エンドウとクロワッサン~

    朝、庭を掃いていたら軽トラが止まり、小松さんが収穫籠を手に降りてきた。「おはようございます」「エンドウを摘んできたけど入れ物ある?」台所からボウルをもってくる。それにザザーッと空ける。「ありがとうございます。いつもいただくばかりですみません」「なあに、うちではたべきれんもんで。じゃあな」また竹箒を動かす。夕方には西山さんの奥さんが、「伊那の道の駅で主人が買ってきてくれた」と南アルプス村のクロワッサ...

  • シャクヤク(芍薬) ~「人生というのは」~

    三種類の芍薬が隣り合って咲いている。うっすらと紅色を乗せた白い花と。中に赤い模様を忍ばせるたっぷりの白い八重の花と。そして紫がかった赤い花と。それぞれが醸す違う雰囲気があってそれぞれに美しく。少しずつ地にもその花びらが広がり始めた。近くの田には水が張られている。今週末には田植えだろうか。 「人生というのは究極に孤独なんですね」と美術家は語ったきっとそうなんだろう (上武旋転子)...

  • ツルバラ(蔓薔薇)~名前を覚えていない~

    イチイ(たぶん)の木を登るようにして赤い蔓薔薇がある。枝は上で大きく広がり撓む。これは四季咲きで、この先初冬まで花を咲かせる。高すぎて手に取ることはできないので、剪って部屋に飾ったことがない。花を嗅ぐこともできないので香りがあるかどうかもよく分からない。そこでもう30年以上になるのではないかと思う。品種としての名前を覚えていないのでただツルバラといっては眺めている。「カツをあげるので手伝って」という...

  • チェリーセージ(Cherry sage) ~手を振って行った~

    赤いチェリーセージがジャーマンアイリスのそばで咲いている。幼子を思わせるような愛らしい表情をしている。春先に上に伸びた枝を切ってコンパクトにまとめた。中川さんが農作業車を走らせながら手を振っていった。私も手で返した。この時期、果樹農家は忙しそうだ。 黄鶺鴒が嘴で地を突きながら尾を上下させつつ歩いている手を休めて見る (上武旋転子)...

  • セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花) ~カッコーカッコー~

    空の青に映える濃いピンクの花。反り上がる艶のある蕊。膨らむつぼみ。石楠花が家の入り口で咲いたのは三月下旬だった。そして玄関横の西洋石楠花は遅れて今。去年は賑やかに咲いたが、今年はその三分の一ほどと少ない。西側にある里山の方からカッコーの声が何度も届いた。今年初めて聞いた。「カッコー カッコー カッコー」と、ひとつずつの声のあとに少しの間があって。癒やしでもあり、諭されるようでもあり。 法師の如...

  • ミヤコワスレ(都忘れ・野春菊)~忘れる~

    通常の菊は秋の花だが、ミヤコワスレはこの時期に咲く。色は青紫。葉は濃い緑。こうして初夏の頃に見る菊もいい。ところでなぜ「都忘れ」との名が付くのだろう。その由来も知りたいところ。たとえば「ヒトリシズカ」のように。 人には「忘れ」たいことも「忘れ」なければならないこともある空は黄砂曇り (上武旋転子)...

  • ケイランサス(Cheiranthus・ニオイアラセイトウ) ~花と語り合いながら~

    いろいろな種類の花が咲き出す。一つの株にたくさんの濃黄色の小花をつけているのはケイランサス。少し香りがする。その横では彫刻を囲むようにポピーも咲き出した。いい季節だ。 花に声を掛けられつつ日除けガードの付いた帽子を被って働いている (居山聞涛)...

  • アマガエル(日本雨蛙) ~よく見られる光景~

    屋根に登って木々の剪定をしていた。カリン、ハナノキ、スモモ、ビワ、キバナヤマボウシ。伸びて屋根にかかるようになっていた枝を。降りて下に落ちた剪定枝を片付ける。終わった。暑かった。庭を一回りする。と、部屋から外に出して置いた月下美人の広い葉の上にアマガエルが座っている。この時期になると、よく見られ光景だ。体を月下美人の葉色に同化させて。心を無にした表情で。最近夜になるとその頃がよく聞こえると思っては...

  • シラン(紫蘭)~神社の掃除~

    緑の葉が広がる中に紫色の花は紫蘭。周りの草花に押されたのか、今年いつもより少ない。込みすぎてちょっとかわいそう。唇弁には魅力的な数本の縦襞が走る。名前の知らない細い虫が来て遊んでいる。連日暑い日が続く。さて、今日は7時から自治会総出で神社の掃除だ。...

  • ツルニチニチソウ(蔓日々草) ~お分けしたことがあります~

    庭の一角に蔓日々草が広がっている場所があります。完全に野生化しています。増えすぎないように気をつけてはいます。花は可憐な青紫です。数年前に我が家を訪ねて来られた方に望まれて、一株をお分けしたことがあります。それもその新たな土地で元気に咲いているでしょうか。...

  • セッコク(石斛) ~そこは住み心地いいらしい~

    薄紫の石斛が咲いている。あるのは李のちょうど二つに分かれた又のところ。何年も前からそこに根付いて毎年。この花にとってはそこは住み心地いいらしい。 今年も石斛が李の又で咲いたそこは住み心地いいらしいそれぞれの居場所 (奈美あや)...

  • コデマリ(小手毬)~花を乗せた枝が風に上下する~

    そこは山茱萸の木の下。白い小さな花が一つに丸くまとまり咲くコデマリ。その様が毬のようだということなのだろう。一つひとつは1㎝にも満たない丸みのある5弁花。そんな花を乗せた枝が風に上下する。家人が長旅からようやく帰ってきた。これで食事の心配をする必要もなくなった。やはり長く連れ添ったその味がいい。...

  • アンネのバラ(Souvenir d'Anne Frank) ~雨に濡れている~

    アンネのバラが雨に濡れている。そう、あの少女、アンネ・フランクの名の。それは色移りのバラ。蕾はやや赤く、開いて黄色、そして咲き進めばピンクにと。思春期の少女の心を思わせるように。傘を差し、白黒写真の顔を思い浮かべて見ている。 夢見る少女の平和を希求する少女のバラが雨に濡れている五月 (上武旋転子)...

  • ジャーマンアイリス(German iris) ~掛け軸を替えた~

    アートガーデンではジャーマンアイリスも咲く。花はどれも大きくて豊かで。いく種類かの彩りで。ただだまって見ている。部屋の君子蘭が花を落とした。掛け軸を「鮎と川蝉」に替えた。 ラジオからは『ボヘミアン』の歌が流れてジャーマンアイリスを見ている真夏日 (上武旋転子)...

  • マユミ(檀・真弓) ~葉と枝と花が静かに調和する~

    朝の陽が庭に入る。木々の枝や葉や花がそれを受ける。今、マユミにも淡い黄緑色の花。葉色に近いのであまり目立たない控え目な花である。そのたくさんの小さな花にも漏れた陽があたる。 葉と枝と花とが静かに調和する五月の真弓を見ている (居山聞涛)...

  • エニシダ(金雀枝・金雀児) ~かわいい黄色~

    かわいい黄色の花がいっぱい。蝶形花のそれはエニシダ。咲くのはこうして五月。漢字で書く金雀枝や金雀児もその様子をうまく表している。誰が考えたのだろう。もともとは地中海沿岸原産のマメ科の植物で、エニシダはスペイン語のhiniestaを当てたものだという。今日は32℃まで上がるという。温泉に行こう。 あふれる黄蝶のごとえにしだのたのしきうれしまだ五月 (奈美あや)...

  • サクランボ(桜桃) ~朝早くからヒヨドリも~

    木にいっぱいの赤い実。今年もサクランボが生る。それをめがけて朝早くからヒヨドリもやってくる。彼らはどうやら色が分かるのか、赤い方から食べていく。今日少し収穫しよう。...

  • クレマチス(レッド・スター) ~タケノコいる?~

    穂波さんから電話。「タケノコいる?」「あれ、この間持ってきてくれた時、これで今年は最後と言っていたんじゃない」「そうなのよ。また出ていたの」「好きだから、うれしいけど」「持ちに来てくれる?」「分かった、これからすぐに行く」ということで、また筍を4本いただいた。ちゃんと米糠も一袋添えて。カーポートの横では八重のクレマチスも咲く。...

  • カリフォルニアポピー(花菱草) ~日々次々に~

    昨日より今日も増え、花が日々次々に。やわらかふんわりのカリフォルニアポピーも。多くはオレンジ色。ところどころに白い色のも。蕊からは花粉が花びらの上にこぼれ落ちる。これは増える。まだ小さい株もたくさん。間引く。 花菱草の花言葉に「私の願いを叶えて」とあって今に何を願うと私 (居山聞涛)...

  • アイリス(ダッチアイリス) ~美術展の案内~

    昨日、知人から電話があり、美術展の案内をいただいた。いつも100号ほどの大作を出品されている。月曜日の午前中が当番だというのでその時間に行くことを約束した。草払い機を使って土手の草を刈った。少し腰が痛くなった。アヤメのそばではシャガに加え、ダッチアイリスも咲き出す。いい色、いい立ち姿だ。...

  • ナンジャモンジャノキ(ヒトツバタゴ・一つ葉田子) ~今年もまた木に咲く白い花~

    今年もまた木に溢れ咲く白い花。通常ナンジャモンジャノキ正しくは一つ葉田子。五月になるといつものこの光景。朝6時の青い空。その木の上には白い月。 抱える憂き事に白く溢れる花を一人眺めナンジャモンジャと繰り返す朝 (居山聞涛)...

  • バラ(ゴールドバニーとピンクノックアウト) ~「薔薇の散策」~

    この頃読んでいたのは大手拓次詩集。昭和九年に46歳で世を去ったこの詩人には36行の構成による「薔薇の散策」という詩がある。たとえば次のように。1 地上のかげをふかめて、昏昏と眠る薔薇の脣。4 棘をかさね、棘をかさね、いよいよに にほいを育てる薔薇の花。 12 吐息をひらかせる ゆふぐれの喘ぎの薔薇の花。13 ひねもす悲嘆する 南の色の薔薇の花。16 掌(て)はみづにかくれ 微風(そよかぜ)のゆめみる 未生の薔薇...

  • クレマチス(Clematis) ~巣があった~

    玄関前に置いてある鉢植えのクレマチスも咲く。花は一重で色は薄紫。中には紫のグラデーションの蕊がたくさん立つ。それは数年前に義姉がくださったもの。以来毎年こうして咲いてくれる。庭を歩いていると箱根空木の中から1羽のヒヨドリが飛んでいった。気になって見ると巣があった。雌雄はわからないが近くの花梨の木にとまってしきりに声を出している。私への威嚇なのか、警戒している感じだ。離れてやった。...

  • フランスギク(仏蘭西菊)~髪を切ってやった~

    川を見下ろせる庭の南の一角にフランスギクがある。そこでもう20年以上も前から。私が植えたものではない。種が飛んできたのか、鳥が運んでくれたのかよくわからない。丈は50㎝ほどで色も形もマーガレットに似る。黄色い管状花は太陽のようにも見える。所によっては野生化して問題が生じているケースもあるようだが、家ではそこだけなのでそのままにしている。家人に頼まれていつものように髪を切ってやった。今度は九州へ4泊5日の...

  • アヤメ(菖蒲・文目) ~花びらの奥にある~

    アヤメが立ち並ぶ。一つの花。たくさんの花。そして蕾。さらに花びらの奥にある妖し模様。どこを、どれを見てもそれは和の美。 和楽器の音色のように少しずつ高さを変えて菖蒲の立ち並ぶ今は五月 (上武旋転子)...

  • モッコウバラ(木香薔薇) ~棘がない~

    五月になりいろいろな薔薇が咲き出す。モッコウバラは車置き場を飾る。その黄色い八重の花に香りはない。でもいっぱい咲いて楽しい。その枝に棘はない。でも長く伸びてうれしい。 「毎年5月10日から愛鳥週間が始まります」とラジオが教えて百舌が白椿に来ていた (居山聞涛)...

  • スパティフィラム(Spathiphyllum) ~いろいろに見て楽しむ~

    私の部屋には1輪のスパティフィラム。白い苞の中には鬼の金棒のような花序。その取り合わせが面白い。それを横からも後ろからも見て楽しむ。もっとたくさん咲けばいいのだが、どうも育て方が下手だ。...

  • リナム ペレネ(Linum perenne) ~だんだんと~

    アートガーデンにもだんだんと花が咲き出す。今目立つのはリナムペレネ。青い艶のある薄い5弁の花が細い茎にたくさん。風にヒラヒラ揺れる。頭の上でトンビが2羽のカラスに攻撃されていた。時折、見られる光景だ。トンビの方がずっと大きいのに。...

  • クンシラン(君子蘭) ~逆光で見る~

    君子蘭がいい姿で咲いている。幅広の濃い緑の葉の中に一本の花茎が立つ。それに鮮やかなオレンジ色の花が7輪。去年より4つ少ない。そこは西日の当たる部屋。ちょうど逆光で見る感じになる。昨日は風の強い日だった。木々の小枝や葉が庭に散らかった。牡丹が1本折れた。李と杏の実もだいぶ落ちてしまった。朝食前にきれいにしよう。...

  • キバナホウチャクソウ(黄花宝鐸草) ~宝鐸の名~

    下向きに垂れて咲いているのは黄花宝鐸草。花は先端だけを開く。そして持つ貴い宝鐸の名。それは法隆寺の金堂などに見られる寺院堂塔の四隅に下がるあの鈴。まさにその形で二輪、三輪ずつ。さて人々の娯遊のシーズンも終わる。私は土と草と花と木と戯れて。 吾月娯月悟月GO月と字に遊んで花を友にして私は五月が好き (奈美あや)...

  • ポポー(pawpaw) ~香りのある甘い実が生る~

    木に暗紫色の花。やや厚みがあり大きさは5㎝ほど。それはポポー。秋に入り9月にはアケビを大きくしたような実が生る。果肉はマンゴーのに似た黄色。香りがありやわらかく甘い。先日蒔いたヒマワリが芽を出している。はやいなあ。 下の川からアオサギがバタバタと大きな羽を広げて飛んでいった何をしていたんだろう (居山聞涛)...

  • クレマチス(Clematis) ~名前を知らない~

    薄紫のクレマチスが桜の木のそばにある。咲くのはポンポン咲き金糸梅の中。どういうわけか以前からそのように。掘りあげて別の場所に単独で植えてやろうかと思ったりもした。でもこのようにほかの木に絡む自然の様もいいではないかとそのままにしている。この花にもきっとすてきな名がついているのだろうが、知らない。この頃雨蛙の声がよく聞こえるようになった。 青い楓の中からゲッゲッゲッゲッと雨蛙の声が届く一人のティ...

  • ニシキギ(錦木) ~小さな花は周りに同化する~

    ニシキギが瑞々しい緑葉に覆われる。今その中にはたくさんの小花。色は淡い黄緑で周りに同化し目立たない。でもそんな地味な花にも昆虫たちはちゃんとやって来る。ところで“錦”の名を持つこの木。秋の鮮やかな紅葉は美しい。 五月の空を鳶がゆるりと旋回(まわ)る「おーい、何を探しているんだ~」 (上武旋転子)...

  • 山埜九痴(詩人の肖像)~石膏直付け~

    石膏直付けでの造型を終えたのは2月の中旬。それに着色を施して完成する。最初に塗った錆色は思い描いたイメージにはほど遠かった。「ダメだ。人物を生かせていない」間を置いて2度3度塗り直す。そしてようやく今回の色。直付け表現の特徴も引き出せた着色になったと納得している。 夭折人の「自然が師だ」の言葉山を見て手で考え足で思えと (居山聞涛)...

  • ツクバネウツギ(衝羽根空木)~うれしい小さな出来事~

    衝羽根空木にも花。花びらは細かな毛を持つ。中にはオレンジの網目模様。それらは昆虫を惹きつけるためなのだろうか。衝羽根という名は羽子板と合わせて今では生活の中から死語になりつつある。ガーデンの草取りをしていたら一月ほど前になくしたアトリエの鍵が出てきた。困って業者に新しいのを500円でつくってもらったのだった。どこにも出かけない大型連休中のうれしい小さな出来事。でも、なぜキーケースから外れてそこにお...

  • アマドコロ(甘野老) ~静かな花~

    アマドコロは細長い筒状の白い花。先をほんのり緑にし、やわらかなグラデーションになる。その緑の部分だけをわずかに開く。それが二つずつ花茎に垂れて並ぶ。静かな趣のあるいい花だ。地下茎があるのだろうか、年々外へ外へと増えている気がする。 ぎゅうぎゅう詰めの50人学級だった子どもの頃を思い出している5月5日 (上武旋転子) ...

  • ツルコザクラ(蔓小桜) ~向日葵を植えた~

    地面のすぐ上を這うように広がり咲くのはツルコザクラ。この時期になると毎年出てきてくれるかわいいピンクの花だ。丈夫で手がかからず、比較的花期が長いのも嬉しい。大きさは1㎝ほどの5弁花。その中から艶のある軸を持った青紫の蕊がちょんちょん伸びる。植えたのはいつの頃か忘れたが、これも季節を教えてくれる花の一つである。横をバイクの列が通り過ぎていった。どこから来て何処へ行くのだろう。気持ちいいだろうなあ。私...

  • イチハツ(一八・鳶尾) ~母の帯~

    五月はアヤメ科の花の季節でもあります。先には、著莪でした。続いて今度は一八も二輪です。去年それについて次のように記しています。 だらりと開かれた青紫の花びら。 奥から手前に広がる赤紫のさざ波模様。 その上に乗る白いとさか状の突起。 基部から立ち上がる鳶の尾のような三本の花柱。昔の人の句に「一八やちよんと結びし母の帯」というのがありましたが、まさにそんな色も形もすてきな花です。 健康であることの...

  • キバナイカリソウ(黄花碇草) ~「みどりの日」~

    きょうは「みどりの日」。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」との説明がありました。大きな自然、小さな自然、身の回りの自然についてあらためて目を向けてみるのもいいですね。雄大な自然、崇高な自然、不思議な自然、愛らしい自然、そして美しい色の自然等々。黄花碇草が咲いています。形はその名の通り、船の錨のように見えます。少し艶のある薄いレモンイエローの花です。毎年増えて気にはなりま...

  • ブルーベリー(blueberry) ~蜂君たちにも人気~

    ブルーベリーも花の時期です。スズランやドウダンツツジにも似た鐘状の花です。そこには小粒と大粒の2種類の数本を植えてあります。小粒のは甘味と酸味が混ざった味で、大粒は甘みたっぷりの実です。よく見れば花の基部はすでにその色になっています。それは蜂君たちにも人気で、かわりばんこで次々にやってきます。彼らは蜜に夢中で、私の存在など気にならないようです。しあわせなんでしょうね。見ていて楽しくなります。...

  • キエビネ(黄海老根) ~憲法記念日の朝~

    しばらく前から黄海老根が李の木の下で咲いています。これは北米が原産で、隣で咲いている日本のエビネより丈が高く、葉も花も一回り大きめです。さて大型連休も後半、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。今日私はアートガーデンにヒマワリを8袋(およそ200粒)植える予定です。晴れて陽射しもたっぷりになるようですので、朝の早い内にすませるつもりです。 木陰に緑の風運ばれて五月のなんと気持ちいいこと (奈美...

  • ライラック(リラ・lilac・lilas) ~五月は好きです~

    庭に出ると、頭上にピチチュクピチチュクと賑やかな声。見上げると電線に燕が2羽いました。何を話しているんでしょう。だれか燕語の通訳機能を開発してくれませんかね。目を移せばライラックが高いところで咲いています。空の青に薄紫の花房が映えます。五月は好きです。あれこれ言いませんがとにかく好きなんです。 紫丁香花(むらさきはしどい)に「恋の芽生え」の花言葉ある一房折って鼻に寄せる (上武旋転子)...

  • クルメツツジ(久留米躑躅) ~「これで最後ね」~

    穂波さんが筍を持ってきてくださった。小エプロンをして「これで最後ね」と大きいのを4つ。今年は三度目のいただき。感謝、感謝、感謝。家人が早速に調理してくれた。皮を剥いて、胴鍋に入る長さに切って割るところまではいつものように私。ああ、おいしい。そして「明日の朝は筍ご飯にするね」と。庭の南にはちょっとこぶりの久留米躑躅が咲く。白い花びらの縁をピンクに染めて。いい色だなあ。 変われ変えろと胸で言いつつ...

  • ボタン(牡丹) ~「二十日草」の名も~

    ピンクの牡丹が咲いて。隣に赤いのも咲いて。それぞれは淡い香りを漂わせて。牡丹は開花から花びらを散らすまでおよそ二十日を経るとか。それで「二十日草」の名もあるよう。それにしても一つでもまとまりでも絵になる。 見た絵のように牡丹咲いていて朝陽の中で一人の時間は止まる (上武旋転子)...

  • スズラン(鈴蘭) ~5月1日は「愛の日」……~

    きょう5月1日は「すずらんの日」。フランスでは昔から「スズランと愛を贈る日」なのだと。昨夕のラジオでパーソナリティーが教えてくれた素敵なイベント。フランス語でスズランはmuguet(ミュゲ )ということも知る。それも含めて覚えておこう。頃よく我が家でも鈴蘭が咲いている。 なにすることもなく老いの雑学また一つ愛のイベントの名を知る (居山聞涛)...

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