一本映画を見に行くと予告編につられてまた映画館に足を運ぶことになる。先日の「リトル・ダンサー」からバレエつながりの映画を見に行ってしまった。「ネネ-エトワールに憧れて」今回はフランス映画。パリのオペラ座バレエ学校に黒人で労働者階級の女の子が入学して苦労する、というお話。いかにもなストーリーで、まあ予想通りの展開ではあるのだが、今回は正直大外れ。まずダメなのが主役の女の子。実際にバレエをやっているのだろう体の動きを見せ、ヒップホップなどに合わせて即興で踊る場面はいいのだが、肝心のバレエのシーンとなると圧倒的にうまくて主席で入学したという設定なのに同級生たちの方がうまく見える。クラシックバレエの世界では有色人種は不利とわかっている、それでもなぜクラシックを踊りたいのか、その動機も熱意も伝わらない。さらに先生を...「ネネ」&「DogDays」