chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 佐賀・長崎の旅 4 島原散策

    11月6日続き島原のシンボルは駅舎が模している通り島原城。そこで大きな荷物はロッカーに入れて、早速徒歩10分のお城へ。枯れた蓮の葉で埋もれたお濠を回り、坂を上がって行くと現れるのは真っ白な五層の天守閣。オリジナルは明治時代に取り壊されているのでこれは1964年に再建されたもの。700円を支払って入ると中は歴史館になっていて、島原と言えば、のキリシタン、一揆関連の展示が大充実。島原城を築いた松倉重政は島原地獄と呼ばれるキリシタンの残酷な弾圧をしたそうだが島原の乱に至ったのは2代目の勝家があまりにアコギな税の取り立てをしたためらしい。この島原城も攻撃されたけれど持ちこたえ、反乱軍が立てこもったのはもっと南の原城。説明を読みふけってしまったが、反乱軍が皆殺しにされた後、松倉勝家も一揆勃発の責任を問われて死刑にな...佐賀・長崎の旅4島原散策

  • 佐賀・長崎の旅 3 嬉野~島原

    11月6日宿からJR嬉野温泉までは歩くと30分近くかかる。大きな荷物があるので、宿の目の前のバスターミナルから市バスに乗る。乗ること10分弱。ピカピカのJR嬉野温泉駅に到着。ここは2022年9月に開通した西九州新幹線のための駅なので、駅前は例によってがらんとしている。が、みどりの窓口のお兄さんは親切、構内には新幹線の折り紙でできたモザイク画があったりこちらは和多屋さんで見たランタン作家の魚。やがてやって来た赤い目のかもめ。座席は黄色で、窓の周りが飛行機の機内のよう。九州の列車はどれもかっこいい。これに乗ることわずか14分、トンネルが多くてあまり外の景色も見ることなく諫早駅に到着。ここは大きな駅で、乗り換えに26分もあるので観光案内所などひやかすと諫早おもてなし大使は赤塚不二夫のウナギイヌにそっくり。同じ駅...佐賀・長崎の旅3嬉野~島原

  • 佐賀・長崎の旅 2 嬉野温泉「嬉泉館」

    11月5日続きさて、嬉野温泉での泊りはバスターミナルからすぐの「嬉泉館」。階段を上がった所に玄関があり、通された客室はその上なので3階。間口は狭いが奥に長い造りで8室ある。今回お願いしたのは一番リーズナブルな6畳のお部屋。窓からはすぐ隣に豊玉姫神社が見える。温泉街の探検から戻ったらお風呂へ。階下にあるお風呂の入り口はいささか殺風景、脱衣場もごくシンプル。しかし扉を開けると右手にはシャワー付きのカランが並び、丸い浴槽が2つある。こちらのお湯は自家源泉のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で源泉温度は83.5℃もあるとのこと。これを加水することなく冷ましてかけ流し、湯口の温度は54℃あるが投入量で調整しているのだろう、浴槽内はどちらの浴槽も長湯仕様の38℃。普通ならぬるいと感じる温度だが、無色無臭のお湯はローショ...佐賀・長崎の旅2嬉野温泉「嬉泉館」

  • 佐賀・長崎の旅 1 嬉野温泉散策

    2024年11月5日~11月8日佐賀・長崎の旅アルバニアに続いては同じ友人と国内の温泉旅で九州へ。福岡へ行くべく朝の羽田へ。今回はマイル利用のJLなので久しぶりに国内ラウンジへ行ってみるとすごく広く見えたのは鏡マジック。しかし鶴丸の向こうに富士山が見えた。2時間はあっという間で福岡に到着。本日の目的地、嬉野温泉へ行く高速バスは国際線ターミナル前からの出発なのですぐに無料シャトルで移動。食事処の充実した福岡空港だけれど、国際線ターミナルの方はぐっと寂しくて、しかもレストランフロアは工事中でほとんどの店がお弁当のみの販売。そんな中、目当てのうどんやだけはありがたいことに営業中。最近、すっかり福岡うどんのとりこなのだ。13時になって福岡から長崎まで行く九州号に乗車。1時間20分で到着した嬉野温泉のバスターミナル...佐賀・長崎の旅1嬉野温泉散策

  • 独裁の崩壊

    アルバニアでお世話になったガイド氏は40代半ば。なので共産党独裁時代も経験しているが、まだ子供だったし、両親がしっかりしていたので苦労はしなかったと言う。そんな中、印象に残っているのはある日お母さんがとても幸せそうな顔をしていた時のこと。その頃、食料はすべて配給制で、卵は一家族に一週間5個、それが7個になったのがうれしい、と喜んでいたのだそうだ。アルバニアにそんな独裁体制を敷いたのはもちろん悪名高いエンヴェル・ホッジャ。しかし晩年は病気で、実際に権力を握っていたのは奥さん、そもそもこの奥さんが旦那を支配していて、国中にバンカーを作らせたのも奥さんじゃないかと言われているのだそうだ。そんなホッジャは普通に病死、奥さんもつい4年前に99才で死んでいるそうなので、独裁者としては平穏な最後だったと言えるだろう。ア...独裁の崩壊

  • アルバニアあれこれ

    歩行者信号ティラナの歩行者信号はよくある人のシルエットではなく「t」の文字。しかも信号の柱まで緑や赤に光って、夜は特に目立つ。この「t」はティラナのtらしく、他の町では普通の人型。ただし横断歩道が紅白に塗られているのは他の町も同じだった。ミネラルウォーターアルバニアはミネラルウォーターが豊富な国で、食事の度に違うメーカーの物が出てくる。ジロカストラ周辺の山の方へ行くとこれらの瓶詰工場が見えるが、道端には湧き水を汲むところがたくさんある。こういう所に来ると我らがガイド氏は必ず車を停めて水を汲みに行く。実際こういう所の水の方が瓶詰の水よりおいしいのだ。散々飲んだけれど、一度もお腹を壊したりしなかった。犬と猫アルバニアは猫天国。街を歩けばいくらでも猫がいる。ドライブインのお猫様は当然のように撫でられているし飲食...アルバニアあれこれ

  • アルバニア周遊 23 ローマに寄り道して帰国

    9月29日アルバニアのパイの朝食もとうとう最後。ティラナのKotoniHotelは家庭的で実に気持ちのいいホテルだった。到着した時に出迎えてくれた運転手さんに送られて空港へ。大きな空港ではないが、チェックイン・ロビーはたくさんの旅行客でいっぱい。まだ残っていた現地通貨はイタリア系コンビニでなんとか使い切った。出発ロビーはワンフロアーで窓が大きく明るい。旅の初めの方で行ったクルヤの町が滑走路の向こうに見える。周りには飲食店やデューティーフリー、お土産屋さんなど意外なほどの充実ぶり。しかし土産物屋の値段は「まじか」と言うほど高くて、売る気があるとは思えない。そこですぐにプライオリティパスで入れるラウンジへ。入口は本当にここでいいのかと疑うような地味さだが、入ってみればおしゃれな内装で人も少なく静か。食べるもの...アルバニア周遊23ローマに寄り道して帰国

  • アルバニア周遊 22 ポグラデツとエルバサン

    9月28日続きナウム修道院を出るとすぐにアルバニアとの国境。小さな検問所で、北マケドニアに入国した時以上に簡単に国境通過。少し行くとポグラデツと言う町があるが、その手前のビーチで少し駐車。人の姿もほとんどない静かなビーチだが、この裏には大きな公園がある。オフリド湖につながる大きな池があり、ボートに乗る人やピクニックを楽しむ家族連れでなかなかの賑わい。ここはドリロンといって国立公園だそう。ガイド氏が子供の頃から来ていた所ということで紹介してくれたかったらしい。ポグラデツの町では友人がカバンのロックを買いたいということで少し街歩き。この町はオフリド湖のアルバニア側リゾートということで湖畔には大きなホテルやカフェがあるがちょっと中に入ればごく庶民的な商店街があってたくさんのチーズやナッツ類、敷物屋が普段の生活を...アルバニア周遊22ポグラデツとエルバサン

  • ロイヤルブルネイ航空ビジネスクラス

    アジアで行ったことのない国は残り4つ、フィリピン、ブルネイ、東ティモールに北朝鮮。その中で一番敷居の低いブルネイに行こうと思い立ったが、せっかくなのでこれもまた乗ったことのないロイヤルブルネイ航空で行くことにした。調べてみると「ロイヤル」と名が付く割に航空運賃は安くて、成田からブルネイ、その先のクチンまで含めてもエコノミーは43,000円弱とLCCなみ。今年はヨーロッパ行きで贅沢をしているので今回はお安く上げようと思っていたところ、出発の1週間前になってアップグレードのお誘いが来た。最低入札額が450BDN(約50,000円)とエコノミー運賃より高いが、こんなことでもなければ乗ることもあるまいと入札した所、2日前にあっさりと成功。というわけでおそらくは最初で最後であろうロイヤルブルネイ航空ビジネスクラス。...ロイヤルブルネイ航空ビジネスクラス

  • アルバニア周遊 21 聖ナウム修道院

    9月28日今日もどピーカンのいいお天気。昨日は食べられなかった朝食をしっかり摂ってホテルをチェックアウト。車を停められない路地で待ち合わせしていたので早めに行って待っていると、約束の時間ぴったりに来たガイド氏、「時間厳守だね」と喜ぶ。「日本人だからね」と言うと、「イタリア人の場合には9時とか言えない。9時頃が精いっぱい」と笑う。オフリドの町を出たら湖沿いの道を南へ。途中、湖に浮かんでいるのは3,000年ほど前にこの辺りにあった水上生活村の復元だそうだ。1時間で聖ナウム修道院に到着。オフリドでも一番の観光地とあって駐車場は大型バスなどでいっぱい。門をくぐって少し行くと左手には浅いけれどとてもきれいな池が広がっている。この奥には泉があって、そこまで行く観光ボートもある。さらに行くとほにゃ~とした銅像があるが、...アルバニア周遊21聖ナウム修道院

  • アルバニア周遊 20 オフリド後編

    9月27日続きSt.JohnofKaneo教会から背後の丘を登って行く。意外な急坂は途中から林の中に入って、視界が開けると大きな白い建物が見えた。ここはどうもSt.Clementという大学らしい。これを過ぎると丘の頂上に立つオフリド城塞にたどり着く。入るのには入場料が必要、城壁の中には何もないが城壁の上から湖や市街地を見下ろせるのだから、やはりここに来ないわけにはいかない。城塞が築かれたのは10世紀、市街にたくさんある教会の多くはビザンチン時代の13世紀頃の物、そして少し丘を下ると今度はローマ時代の古代劇場が見えてきた。この町の歴史がいかに重層的かがよくわかる。今ここで記念撮影をしている団体は中国人だ。ここから少し東にあるのは大きなHolyMaryPerybleptos教会。1295年創建のこちら、中のフ...アルバニア周遊20オフリド後編

  • アルバニア周遊 19 オフリド前編

    9月27日朝、部屋のベランダからの眺め。雲一つない、最高のお天気。朝食をとるため、宿泊している建物を出て隣の建物の扉を開ける。このホテルはワイナリーを経営していて、半地下のこの食堂の奥はワインセラーになっている。野菜やチーズなどの他に卵料理も作ってもらえるが、昨晩はちょっとお腹の調子がよくなかったのでケーキをほんのちょっとだけいただくことにした。商店が開き始める時間を待って街歩きに出発。まずは昨晩も来た湖畔の広場へ。ここから真っすぐ、一番の繁華街になるメインストリートが伸びている。まずは両替屋で北マケドニアの通貨、ディナールを入手。観光地であるオフリドでは大抵の支払いはユーロで大丈夫だが、教会の入場料に必要かと少し両替しておいた。1€=60ディナール。とてもきれいな図柄。この国ではキリル文字になる。メイン...アルバニア周遊19オフリド前編

  • アルバニア周遊 18 北マケドニア入国

    9月26日続きベラトを出発し、まずは北へ向かう。町を出てすぐに目に付いたのは交差点に置かれた古いミグ戦闘機。この脇の広い敷地はアルバニアがソ連と仲良くしていた頃に作られた空軍基地で、それが今はNATOの基地になっている。アルバニアが2009年からNATOに加盟しているとは、不勉強にして全く知らなかったので驚いた。その少し先に行くと小さな油井のやぐらがたくさん並んでいる所があった。ここでは原油が採れる、が国内に精製施設がないのが問題とのこと。オリーブ畑の続く中をしばらく行くと交通の要衝、エルバサンが近づいてきて今度は大きな工場が見えてきた。これは中国と仲良くしていた時代に作られた鉄工所。が今はほんのわずかに民間企業が操業しているだけでほとんどは廃墟なのだとか。アルバニアには鉱物資源などもあるがインフラが整っ...アルバニア周遊18北マケドニア入国

  • 「ネネ」&「Dog Days」

    一本映画を見に行くと予告編につられてまた映画館に足を運ぶことになる。先日の「リトル・ダンサー」からバレエつながりの映画を見に行ってしまった。「ネネ-エトワールに憧れて」今回はフランス映画。パリのオペラ座バレエ学校に黒人で労働者階級の女の子が入学して苦労する、というお話。いかにもなストーリーで、まあ予想通りの展開ではあるのだが、今回は正直大外れ。まずダメなのが主役の女の子。実際にバレエをやっているのだろう体の動きを見せ、ヒップホップなどに合わせて即興で踊る場面はいいのだが、肝心のバレエのシーンとなると圧倒的にうまくて主席で入学したという設定なのに同級生たちの方がうまく見える。クラシックバレエの世界では有色人種は不利とわかっている、それでもなぜクラシックを踊りたいのか、その動機も熱意も伝わらない。さらに先生を...「ネネ」&「DogDays」

  • アルバニア周遊 17 ベラト

    9月26日ホテルのベランダから見る朝のベラト。ホテルは旧市街の端にあるので新市街側も見える。1階にあるレストランはテラスもあってなかなかいい雰囲気。朝食のセットメニューはパンにシリアル、クレープにフルーツ、さらにオムレツまで来てすごいボリューム。朝食を済ませたら朝のベラト散策へ。ホテルのある路地から出るとオスマントルコ時代のパシャの宮殿の一部が残っていて、角を曲がると小さなモスク。独身者の寄進によるモスクとか。その先にあるのが昨晩はやかましかったマンガレム地区だが、朝の光で見ると白い壁でおとなしく見える(笑)。まずは対岸から歩こうと、2002年に作られたという割にはグラグラする橋を渡ってゴリカ地区へ。こちら側は山の影でまだ日が差さず、石壁に囲まれた石畳の町は歩く人も少なくてとても静か。ホテルになっているお...アルバニア周遊17ベラト

  • アルバニア周遊 16 ペルメット温泉と夜のベラート

    9月25日続き昼食を終えたらテペレーナの近くの橋で川を渡り東へ向かう。道の両側に山が迫り、いい景色だ。川に沿ってしばらく行くと対岸にペルメットの街が見えるが、これを過ぎてさらに脇道に入って行く。昼食を摂ってから2時間、川岸を浚渫しているような所に来るとたくさんの車が停まっていて、その先のかっこいい石橋付近には水着姿の人がたくさん見える。橋に上がってみればすぐ下には小さな浴槽、少し先には大きな浴槽が見えて、これぞ目指していたパルミット温泉。ガイド氏も家族とよく来ると言う通り、思っていた以上に人気があるようだ。周りには小屋の一つもなく、皆さん岩陰などで着替えているが、こちらは服の下に水着を着てきたので早速大きな浴槽の方へ。水色の湯はにごって底が見えないが1mほどあるだろうか。駐車場に降りた時にはわずかに硫黄の...アルバニア周遊16ペルメット温泉と夜のベラート

  • アルバニア周遊 15 もう一つのブルーアイ

    9月25日今日もテラスでおしゃれな朝食をいただき、チェックアウトをすると宿のオーナーがお土産として自家製のオリーブオイルをくれた。この宿、部屋もロケーションも良く、無料で洗濯もしてくれて言うことなし。最初の晩のレストランのおすすめだけが残念だった(笑)。今日は昨日とは打って変わって朝からの晴天。ヒマラを出て少し行った高台でガイド氏が車を停めてくれた。とてもきれいなビーチのある湾だけれど、よく見ると右手にトンネルがある。共産党時代、ここは潜水艦の秘密基地だったのだとか。何隻の潜水艦を持っていたのか、現在はもちろん一隻もない。そのまた少し先にはわずかの砂洲でつながった島があって、高い所に城というか要塞が見える。19世紀の初めにこのエリアを支配していたアリ・パシャが作った城とのこと。一昨日来た道をサランダに向か...アルバニア周遊15もう一つのブルーアイ

  • アルバニア周遊 14 ヒマラの一日

    9月24日朝、テラスから外を見ると日が上がってくるのが見える。残念ながら雲が多い天気だが、今日は一日この海辺でフリーなので、テラスでゆっくり朝ごはん。朝食はホテル代に含まれていて、メニューにあるものは選び放題とのこと。そこで自分はTiganopsomaなるものを選んでみると、これは甘くない揚げパン。クリームチーズと蜂蜜やジャムを付けて食べるとおいし~。友人の選んだパンケーキもフルーツたっぷりでおいしかったそう。朝食後の散歩にまずはホテルの裏の崖を上がってみる。ここにあるバーは若い子たちに人気のようで、昨夜も音楽が聞こえていた。海岸線からは上がった山の上の方に古くからの町があるようなので、そこまで行く近道はないかと探してみる。脇道に入ってみると小さなバンカーがいくつもあって、こんな所にまで作ったのかとあきれ...アルバニア周遊14ヒマラの一日

  • アルバニア周遊 13 ジロカストラ~ヒマラ

    9月23日続き本日の宿泊はイオニア海沿いにあるヒマラと言う町。ジロカストラのほぼ真西にあるが、間に山脈があるのでぐるっと遠回りをしなければならない。途中の谷間には牧草地や畑が広がり、町がある。やがて海辺で一番大きなサランダという町を過ぎると海が見えてきて、ここからとくねくねとした山道を上ったり下りたりしながら北上していく。この海岸線は自称「アルバニアのリビエラ」、すぐ近くに見える大きな島はギリシャのコルフ島、早いフェリーなら30分で着いてしまうそうだ。ジロカストラを出て2時間でヒマラの町に到着。今夜の宿は町の端、海辺に建つReaBoutiqueHotel。チェックインすると出迎えてくれたのは中学生ぐらいの女の子、3階の部屋までエレベーターがなくて苦労したが、この宿はダブルの部屋しかないので今夜は一人一部屋...アルバニア周遊13ジロカストラ~ヒマラ

  • 「南極飯!」@東京農業大学博物館

    ある日、ぼーっと見ていたテレビで紹介されていた展示に興味をひかれ、東京農業大学へ行ってきた。東農大があるのは世田谷、ではあるけれどどの駅からも遠くて、渋谷からバスに乗ったら30分以上もかかった。東農大前のバス停で降りると馬事公苑の標識があって、その手前に大きな鶏の像が目立つ建物がある、これが東農大の「食と農の博物館」。表には見たかった「南極飯!」のポスターも出ている。入場は無料で、入り口を入ると警備員さんに丁寧に挨拶される。ロビーには大きな耕運機が並んでいるところ、さすが農大。その先に目指す展示があって、まずはアザラシとペンギンの剥製が迎えてくれる。ペンギンはキング、皇帝、アデリーと3匹いるけれど、一番大きな皇帝ペンギンは昭和天皇に献上されたものとか。その近くにはバーベキューをしている写真があるが、これは...「南極飯!」@東京農業大学博物館

  • アルバニア周遊 12 ジロカストラ

    9月23日今日から最終日まではクルヤを案内してくれたエグロン氏と一緒。時間通りに迎えに来てくれて、細かい気づかいをしてくれるのでこの先は楽チン。ティラナを出て少し郊外に出ると、道端に野菜や果物を売る屋台がたくさん見える。これに興味を示すと早速車を停めてくれた。トマトやら梨やらブドウやら、値段はほとんど何でも1キロ1レク(約160円)。中に道端でたくさん見かけた柿、まだ緑色でいかにも渋そうだが、これを買ってくれたので食べてみると意外にも甘くて渋みは全くない。しかも皮が薄いので丸かじりできる。今はこの柿が旬、もっと赤くなって柔らかくなる柿も人気があるのだそうだ。道はよく舗装されて快適、交通の要衝、エルバサンを過ぎて南に向かうにつれて周りに山が多くなる。ティラナから3時間ほどでテペレーナと言う町まで来た。街の中...アルバニア周遊12ジロカストラ

  • アルバニア周遊 11 テス~ティラナ

    9月22日朝目覚めると室内は15℃、外は10℃とさすがに寒い。簡素な部屋ではあったけれど、ダブルベッドでも暖かい布団を友人と取り合うこともなく、よく寝られた。また母屋へ行って朝食。バターとチーズはおいしい。シュコダルへ戻るバスの出発は10時半なので、それまで村の散歩。谷間なので村にはまだ日が差さず、岩山の上だけがまぶしい。昨日前を通った教会もまだ日陰になっていて、扉も開いていない。石壁には1917年のプレートが見える。駐車場近くまで歩いて、こぎれいなホテルのレストランでコーヒーを飲みながらしばしまったり。写真を撮らなかったが泊まっていた宿とはだいぶ趣の違うしゃれたホテルで、こんな所に泊まっていたらまた印象も変わっていただろうと思う。ただしここは期待した「素朴な村」からはさらに遠い。宿に戻る途中、この村で見...アルバニア周遊11テス~ティラナ

  • アルバニア周遊 10 テスのブルーアイ

    9月21日続きなんとか宿の部屋に入れたのが11時、一息入れた11時半には出発して今回どうしても行きたかったブルーアイという池を目指す。のどかな村でのんびりしたいところだが、成り行きで1泊しかできなくなってしまったのでしかたがない。宿の親父さんに聞くとあまり英語が得意でないのか、「あっちの方向へ行け、片道8km、往復3時間ぐらい」とかなりアバウトな案内、適当に行くと同じところへ行くのだろう若い子たちがぽつり、ぽつりと見えるので付いて行く。何の案内表示もなくて最初こそわかりずらかったが、あとは一本道。途中に家も一軒あるぐらい、かなりスリリングな橋を渡ったりもしたが、アップダウンはあまりなく、木陰に入ったり日なたに出たり。秋なのであまり花は見えないが、途中ところどころで小さなシクラメンのような群落も見えた。谷底...アルバニア周遊10テスのブルーアイ

  • アルバニア周遊 9 テス村へ

    9月21日宿泊していたホテルの前は各地へのバスの発着場になっている。朝6:45に昨日予約を入れた旅行会社の前に行くと運転手が現れ、ホテルの前に停まったミニバスに案内された。待っているうちに次々に乗客が乗り込んできて、15人ほどで満席になって7:20に出発。シュコダルの郊外は広い畑の景色だが、北へ向かうにつれて高い岩山が見えてきて道はやがてヘアピンカーブの連続になってぐんぐん標高を上げて行く。少し前の旅行記など読むとここは大変な悪路とあるが、車一台分の幅しかない細い道ながら舗装はちゃんとされていて、道路状況は大幅に改善されている様子。出発から2時間ほどでバンガローやカフェのある峠で休憩。ここの標高が1700mほどもあって、外に出ると空気が冷たいがすばらしい景色。下に見える谷から上がって来たのだ。ここから道は...アルバニア周遊9テス村へ

  • アルバニア周遊 8 ロザファ城

    9月20日ホテルの朝食会場は大きなホテルらしい宴会場。とは言えビュッフェの内容はパッとしない。食べていると次々と東洋人がやってきたが、どうやら香港か台湾からのツアー客らしい。さて、今日からは2泊3日でその名もおどろおどろしい「呪われた山」と呼ばれる山岳地にあるテスと言う村に現地ツアーで行く、はずだった。Viatorというツアー紹介サイトで見つけ、お金を振り込んでピックアップのホテルも連絡してあったのだが、前日になっても迎えに来る時間の連絡がない。そのうち連絡してくるだろうと呑気にしていたこちらも悪いが、あわててメールを入れたり、電話をしても全く通じない。結局一方的にキャンセルされた形になってしまった。Viatorの名誉のために付け加えれば、ヘルプデスクのチャットは親切だったし、連絡が付かなかったということ...アルバニア周遊8ロザファ城

  • 秋の佐倉遠足

    ヤムの会メンバー、スクムビットさん、Trintrinさんからお誘いをいただいて、勝手知ったる佐倉へ遠足。まず向かったのは佐倉の誇る(?)謎のイラン料理屋、サダフ。先日家族とランチをしようと向かったらなんと平日なのに駐車場がいっぱいで入れなかった。そこで12時少し前に行くとさすがに駐車はできたがすでに多くの車。中に入ると以前からの通り、南アジア系とおぼしき男性客が目立つが、半分は日本人客、しかも近所のマダムらしき中高年の女性客が二人、三人とグループで来ていて、いや~、この店も地元にしっかり定着したわ、と感慨深い。本日はランチバイキング、1400円なりをオーダーしてお料理を取りに行くとたっぷりのサラダにピラフが2種類、チキンカレーとうれしや大きな骨がゴロゴロした羊肉の煮込みがある。それ以上にうれしいのが横の保...秋の佐倉遠足

  • アルバニア周遊 7 シュコダル市内散策

    9月19日続きクルヤからはさらに北のシュコダルへ。途中から雷雨になってしまったが、きれいな高速道路を通って2時間半で到着。ホテルに到着したら運転手氏とはここで一度お別れ。翌日から3日間は現地ツアーを予約してあるのだ。シュコダルでの宿は街のど真ん中にあるHotelRozafa。今回の旅で唯一の大型ホテルだけれどかなり年季が入っていそう。小さなベランダからは瓦屋根の街並みが見える。お昼もだいぶ回ってお腹が空いたのでランチを食べに行こうと外へ。シュコダルはアルバニア第4の都市だそうで、ホテルの前の大通りは車の往来が激しい。道沿いに歩いて行くとKinemaと書かれたオレンジ色の目立つ建物があったが、今は映画館ではなさそう。こぎれいなカフェがあったのでブレクという野菜やチーズの入ったパイをいただく。これはトルコ由来...アルバニア周遊7シュコダル市内散策

  • アルバニア周遊 6 クルヤ

    9月19日朝食の後、チェックアウトをしてスーツケースをフロントの愛想のいいお姉さんに預ける。他で3泊した後、またここに戻ってくるからだ。9時に予定していた通り、迎えの車が来る。ドライバーはエグロンさんという40代のおじさん。旅行会社には英語ドライバーをお願いしていたが、来てくれたのは運転もできるプロのガイドさん。英語とイタリア語、国境近くに住んでいるのでギリシャ語もある程度できるらしい。今日まず向かうのはティラナから南東30kmの所にあるクルヤ。空港からさほど離れていないのだが、道が妙なルーティングになっていて1時間半もかかった。正面の山の中腹に見えるのがクルヤの町。その山に上がる手前にはフシェ・クルヤというごく普通の町があるのだが、なぜかここにはジョージ・W・ブッシュと名付けられたカフェがある。他にも同...アルバニア周遊6クルヤ

  • 「リトル・ダンサー」

    映画ブログのすねこすりさんがあふれる愛でこの映画を語っているのに刺激されて、久しぶりに映画館に足を運んでしまった。「リトル・ダンサー」BillyElliotやって来たのは恵比寿ガーデンシネマ。この映画館に入ったのは2度目だろうか。小さいけれど椅子がフカフカで座り心地よし。「リトル・ダンサー」は2000年の作品。以前に見たことがあるが映画館に足を運んだ覚えはないのでおそらく機内で見たのだろう。24年も前の割に結構よく覚えているのはそれだけ印象が強かった証拠。舞台はイギリスの炭鉱町。「フル・モンティ」とかうらぶれた炭鉱町の話は珍しくはなくて、これは階級差のあるイギリスで労働者階級を描くのに一番わかりやすいからではないだろうか。なにしろアクセント一つで出身地どころか階級までわかってしまう国、そこから抜け出すのが...「リトル・ダンサー」

  • アルバニア周遊 5 ティラナの午後

    9月18日続き城壁沿いの遊歩道から少し北へ入るとアルバニアの負の遺産を代表するものが見えてきた。ホッジャの独裁時代、周りの国すべてを敵として国防のためにと国中に掩蔽壕を作らせた。その数、75万基というのだからパラノイアというしかない。大きさは様々だそうだが、中でも大きな核シェルターとして作られたものの一つが今は観光施設になっている。バンクアート2と名付けられたここは観光名所の少ないティラナなので各国からのツーリストで大賑わい。受付には「過去を忘れる者はそれを再体験することになる」という警句が。入場料は一人9ユーロとお高いが、60歳以上は5ユーロに割引になって助かる。中に入ると狭い廊下が縦横に繋がり、その両側に小さな部屋がいくつも作られている。当然窓などはなく、まるで刑務所のようだが、小部屋の展示のほとんど...アルバニア周遊5ティラナの午後

  • アルバニア周遊 4 ティラナの午前

    9月18日夜中に到着したティラナでのホテルは市中心部にあるKotoniHotel。大通りからは奥まった所にある家族経営らしい小さなホテルで、昨晩は到着早々、すぐにぐっすり眠り込んでしまった。アルバニアのホテルはどこも宿泊費に朝食が含まれている。フロントの脇にある小さな朝食場所にはチーズの入ったパイの類が何種類もあり甘いケーキ類がふんだんにあるのはイタリアの影響だろうか。しっかり朝食をいただいたら、2日がかりでやっと到着したティラナの散策開始。大通りに出るとこの周辺は官庁街らしく、道も立派。歩いてすぐの所にあるのが通称「ティラナ・ピラミッド」。1960年代から1985年の死去まで独裁を敷き、アルバニアを鎖国してしまったエンヴェル・ホッジャ廟として建築家の娘が設計したもの。国が解放されてからしばらくは廃墟にな...アルバニア周遊4ティラナの午前

  • アルバニア周遊 3 ローマ経由ティラナ

    9月17日朝食はホテル地下にある食堂で。キムチやチャプチェ、わかめスープなど韓国らしい朝ごはんをいただいてたくさん並ぶお菓子もいただいておいた。ホテルをチェックアウトしたらソウル駅へ行こうとUberを開くが、祝日のためかわずかな距離のためか、まったくマッチしない。しばらく待ってもダメなのでタクシーで行こうとするが、これもまったく走っていなくてあせる。大きなスーツケースがあるが、これはバスしかないかとあきらめかけた所へやっと一台。やれやれとソウル駅に到着。ここからは駅でチェックインと通関を済ませ、空港直通のArexに乗ろうと思っていたのだが、この駅でまたアタフタ。地下にあるArexの乗り場がわからず、たどり着くと今度は自販機が故障していたりで切符を買うのに手間取り、やっと買えたと思ったら駅でのチェックイン締...アルバニア周遊3ローマ経由ティラナ

  • アルバニア周遊 2 ソウル国立中央博物館

    9月16日続きホテルでしばらく休憩した後、再び外出。祝日で無料らしい景福宮に行こうかと思ったが暑いので予定変更、室内で過ごせる中央博物館に行くことにした。地下鉄の三角地駅からは地下道が伸びて、出ると博物館の敷地内。池の向こうに見える博物館は堂々たる大きさ。吹き抜けの先が階段になっているのでそこを上がってみると目の前に南山とタワーが見える。吹き抜けの真ん中にはステージが作られて「アリラン」など歌っている。韓国はこの歌が本当に好きだ。左手の入り口から博物館の中へ。ここはありがたいことに入場無料。1階は右手からぐるっと朝鮮半島の歴史順の展示になっているので先史時代から見て行くが、目に付くのは現代でも魅力的な金の装飾品の数々。新羅とか百済とか、歴史の教科書を思い出す。この立派な鴟尾は百済の物。奈良の唐招提寺を思い...アルバニア周遊2ソウル国立中央博物館

  • アルバニア周遊 1 ソウルでサウナ

    2024年9月16日~30日アルバニア周遊の旅9月16日深夜1時半出発のソウル行きアシアナ航空に乗るべく、15日の夜23時に羽田空港へ。しかしチェックイン開始は23時半からで、カウンターの前で少し待たされた。出国審査をした後はスタアラなのでANAのラウンジへ。24時半には閉まることを念押しされて中に入り、軽く何かいただこうと食べ物のカウンターを眺めると何かで話題になっていた飯盛りロボットが。が、結局きつねうどんをいただいて定時にはラウンジを追い出され、しばらくゲートで待って無事に機内へ。2時間半のフライトでは寝る間もなく、ソウル上空まで来るとまだ暗い空に満月がきれいに見える。この日は韓国の祭日、中秋前日だったのだ。仁川空港には午前4時に到着。このままローマ行きに乗り継ぐこともできたが、お互い隠居の身で時間...アルバニア周遊1ソウルでサウナ

  • 歯磨き粉コレクション 18

    アジアは面白い歯磨き粉の宝庫。ベトナムでも変わったものを見つけた。緑の透明ジェルのこちら、パッケージに漢方薬の包みの写真がある通り、甘草やらクローブやらの成分入りで味や香りも漢方薬くさい。この歯磨きにはおまけとして同じブランドの製品サンプルがくっついていた。こちらはジェルではない薄緑のペースト。成分の絵を見ると上の製品とは少し違っていて、こちらは漢方臭さよりも普通のミント味が勝っている。この両方に共通して入っている何かの実、グーグル先生に聞いてみるとアレカナッツと翻訳されたが、これはビンロウの実とのこと。例の、噛むと赤い汁の出るあれだが、Wiki先生によると漢方ではこの粉が歯磨き剤に使われるのだそうだ。もう一つベトナムで見つけた製品にはなんとハングルで「薬局茶」と書かれている。こちらは明るい茶色の透明ジェ...歯磨き粉コレクション18

  • アシアナで韓国映画三昧

    ソウルからローマへは13時間のフライト。ご飯を食べ、ひと眠りしても時間はある。せっかく韓国の飛行機に乗っているので韓国映画を見ることにした。そもそもハリウッド映画のラインナップが充実していなくて、韓国映画だけが選択肢豊富なのだが、それぞれの情報は少なくて制作年度もわからず、すべて英語字幕なのもつらい。往路でまず選択したのはこちら:「エクストリーム・ジョブ」2019年制作の映画でイ・ビョンホンの名前が見えたので選んだのだが、イ・ビョンホンは主演ではなく、監督の名前だった。韓国はカタカナにすると同じような名前が多くて紛らわしい。お話は半端者を集めた麻薬捜査班が大物ディーラーを捕まえようと張り込みをするのだが、成り行きからチキン屋を始めることになってしまって、そのチキンが大ヒット、警察業務よりチキン屋稼業が忙し...アシアナで韓国映画三昧

  • 最初で最後のアシアナ航空ビジネスクラス

    アルバニアまでの直行便はない。調べるとローマ経由が良さそうだが、アリタリア改めITAAirは高いわりにあまり快適そうではない。そこでビジネス必須の腰痛持ちの友人のため、ソウル経由のアシアナ航空を選んでみた。なにしろヨーロッパ行きのビジネスクラスとしては中国系の次に安く、来年には大韓航空に吸収されてなくなるはずなので最初で最後の機会だ。始まりは羽田空港から、深夜も深夜、午前1時半の出発。小さなA321neoの機材で、ビジネスクラスは8席のみ。古い座席でモニターも付いていなかったと思うが、深夜のわずか2時間半の飛行なので全く問題ない。この時間、この短いフライトの間になんと機内食が出た。お腹が空いているはずもないが、どうせ眠れないからと好奇心でもらってみるとこの五穀鶏粥が薄味ですごくおいしい。時間を考えてなんと...最初で最後のアシアナ航空ビジネスクラス

  • アルバニア行ってきた

    この二週間はアルバニアに行っていた。長らく共産党の独裁下で鎖国状態、それが終わったと思ったらねずみ講の蔓延で経済破綻、ヨーロッパの最貧国の一つで日本人の99.99%は行かない国、などと言われながら物価が安くて食事がおいしいとの噂を聞いて、日本語はおろか英語のガイドブックもろくにないところを行ってみたのだ。ところが行ってみれば当たり前ながらバルカン半島のここはまさにヨーロッパ。しかもコロナ後に観光業振興のための大プロモーションを行ったとかでドイツ、フランス、イタリアからの観光客でどこも大賑わい。山奥のリゾートで言葉を交わしたドイツ人の若い子たちまで「まだあまりツーリストがいないらしいので今がチャンスと思って来たのに」という始末。独自通貨があるもののどこでもユーロが使えて、100レクが1€なので計算は簡単。し...アルバニア行ってきた

  • パスワードと暗証番号

    我が父は今年93才。今もPCを使い、スマホを持っているのがご自慢。らしいのだが、このスマホが家族には大迷惑。足が弱って外は出歩けないのだから携帯は必要ないのだが、スマホの画面をいじりまわす。あげくに設定を変えてしまったり、怪しげなアプリをダウンロードしてしまって、肝心な時に電話が掛けられなかったり、受けられなかったりする。おかげで何度ソフトバンクに駆け込み、店員の時間を取った挙句に「これは初期化するしかないですね」と言われたことか。先日もまた電話が掛けられなくなったというので店に行って調べてもらうと、クレジットカードからの支払いが止まっていたのでスマホの機能も止められたとのこと。そこでクレジットカードを使ってみるとこれが使えない。どうやら何か不正を探知して止められたらしいのだが、最近はなんでもメールで通知...パスワードと暗証番号

  • モーツァルト・クーゲル食べ比べ

    チロルのハイキング・ツアー中、しょっぱなのインスブルックで早速買い物に走った。それというのもオーストリアと言えば、のモーツァルト・クーゲルが買いたかったから。同行の友人も自分もマジパンが大好きなのだ。今回インスブルックで買えたのは次の3種類。袋に入ったMirabell社と青いリボンのものはスーパーで購入。ばら売りはリンツのお店で量り売りで買った。モーツァルト・クーゲルとは元々ウィーンのフュルストという店がピスタチオ・マジパンをヌガーとチョコレートで包んだ球形のお菓子。それを今はいくつもの会社が同じ名前で出しているのだが、レシピはさすがに違う。そこで今回の3種類を割ってみると一番よく見かけるMirabell社のものは真ん中のマジパンをチョコレートとヌガーで包み、それをさらにチョコレートコーティングしている。...モーツァルト・クーゲル食べ比べ

  • チロルの旅 12 ベネチア空港から帰国

    7月17日本日帰国日。おいしいドイツパンともこれでお別れなのが悲しい。朝食を終えても出発まではまだちょっと時間があるので村のスーパー巡りへ。こちらのスーパーは朝7時半ごろから開いているのだ。かわいい村の建物を愛でつつ、地元民エリアへ。初日に見つけたミニスーパーの中はまさに村の食料品店といったところ。すぐ目の前の教会にささげるランプだろうか、いまだにヨハネ・パウロ二世が人気らしい。ここから3分ほどの所にももう一軒スーパーがあって、こちらはコンビニに毛が生えたような感じ。が、棚を見ると醤油や照り焼きソースはもちろん、寿司用のお米に海苔、わさびにガリまで売っている。ここにも自分で寿司を作る人がいるとは、日本食ブーム恐るべし。ホテルの前の観光客エリアに戻るとこちらには一番大きなスーパー、Sparがある。ここはさす...チロルの旅12ベネチア空港から帰国

  • チロルの旅 11 マルガ・オンブレッタ

    7月16日続きマルモラーダのロープウェイを降りたら、バスにほんのちょっと乗って近くの大きなキャンプ場の駐車場へ。大きなキャンピングカーやテントの並ぶキャンプ場を突っ切り少し行くとアグリツーリズモの建物が見えてきて、今日はここの吾妻屋でランチ。牛さんと遊びながら待っていると自家製ハムとチーズの盛り合わせが出て来てさらにチーズのおかわりと大麦のリゾットに肉団子。チーズは濃厚でうまい。食事が済んだら材木置き場や小さな川を渡り写真ではあまりわからないが結構な坂道をひたすら上がって行く。途中にはこれまでとはちょっと違った花も見えて特に変わっていたのはフィソプレクス・フモサというこちら。英語名はTuftedHornedRampionと言って、このエリアの固有種なのだそうだ。さらに上がって行くうちにお昼を食べたアグリツ...チロルの旅11マルガ・オンブレッタ

  • チロルの旅 10 マルモラーダ

    7月16日朝8時にバスで出発。ドロミテ街道を東へ向かう。途中の村々には必ず高い尖塔の教会。緑の牧草地の向こうには垂直に切り立った岩山が続いて見飽きない。やがて見えてくる大きな岩の塊がドロミテ山群で一番高いマルモラーダ、3,343m。1時間半でマルガ・チアペラに到着。標高1,467mのここから3,265mのプンタ・ロッカまでロープウェイがあるのだ。目の前にそびえる岩山の上の駅まで上って行くロープウェイを見て我々も乗車。ぐんぐん上がって2,350m地点で乗り換え、さらにもう一度2,950mで乗り換えて頂上駅に到着。駅を出ると広いテラスがあって周りの山々、山の下のフェダイア湖や、その向こうの切り立った岩山も見えて素晴らしい景色。気温は14℃だけれど日差しが強くてまったく寒くない。ガイドによるとここも10日前に来...チロルの旅10マルモラーダ

  • チロルの旅 9 ローゼンガルテン・ハイキング

    7月15日朝、早くに目を覚まして部屋の前のテラスに出てみると、遠くの切り立った崖が朝日に照らされて赤く染まっている。ドロミテらしい独特の姿が印象的。ホテルの朝食はちょっとゆっくりで7時半スタート。フルーツがいっぱいで、パンが好きなドイツ系なのがうれしい。朝食が済んだら徒歩でホテルを出発。5分ほどのところにロープウェイ乗り場がある。今日歩くのはローゼンガルテンと呼ばれる岩山の周り。ロープウェイで上がったら岩壁の下を右に歩き、ぐるっと回って反対側へ降りる予定。ヴェルシュノーフェンの村を眼下に見ながら上がり、途中で一回乗り換え。垂直に切り立った岩壁がグングン近づいてきて、終点は壁の中に入って行く。この駅の上にはレストランなどがあるが、すぐに外へ出てハイキング開始。道はよく整備されて歩きやすく今日も最高の天気!谷...チロルの旅9ローゼンガルテン・ハイキング

  • チロルの旅 8 メラーノ~ヴェルシュノーフェン

    7月14日続き国境から2時間ほどでメラーノという町に入り、まずは高台にあるチェアリフト乗り場へ。眼下に町が一望でき、緑の競馬場も見える。チェアリフトに乗って下へ下りて行くとすぐ横にブドウ畑が広がり、教会の尖塔も見えてくる。下りた先は街の中心地。石畳の道の両脇にいかにもヨーロッパらしい建物が並ぶが、標高300mほどのここまで下りてくると気温は30℃近い上に日差しがきつくて暑い!今日はこの町中でお昼。チロル料理が続いたからとガイドが気を利かせてピザ屋に案内してくれたがカラフルなサラダはともかく、ピザはかなり残念。イタリアならどこでもピザがおいしいわけではない。昼食の後は小一時間の自由散策タイム。街の中心なのでお店はたくさんあるものの、この日は日曜のためみんな閉まっているのが残念。適当に歩いて行くとリフトから見...チロルの旅8メラーノ~ヴェルシュノーフェン

  • チロルの旅 7 墺・伊国境越え

    7月14日朝食後にホテルをチェックアウト。ここまでは大型タクシー2台を使っていたが、ここからはミニバス1台で移動する。ウムハウゼンを出た車は小さな村をいくつも通り過ぎながらエッツタール谷を南へ下って行く。谷のどん詰まり近く、オーバーグルグルからは山を登って行ってホッホグルグルの有料道路料金所でトイレ休憩。立派な建物があるのはモーターサイクル博物館。というのもこの道はツーリングで大人気だからだそう。目の前には3,000m越えの山々の東面がそびえ眼下はエッツタール谷。右手がやって来た方向、左手が谷の突き当り。この料金所を過ぎてしばらく行った所で道端に車を停め、ここから歩いて国境を越えることになった。川べりを歩いて行くと牛さんたちがのんびりしている。しかしこの川べりはぬかるんでいて歩きにくい。そこで道路の反対側...チロルの旅7墺・伊国境越え

  • チロルの旅 6 ニーダータイ・ハイキング

    7月13日続き滝の上からしばらく行くと大きな山小屋があり、ここでトイレ休憩の後、またハイキング再開。カモと一緒に小川沿いを歩いて行くとニーダータイという小さな村がある。すごい急斜面で草刈りをしていたり、丘の上の動物は羊かと思ったらアルパカだったり。アルパカは羊同様、毛糸を取るために飼育されている様子。しかし村の中には入らず、右手の道を上がって行く。ニーダータイ村を見下ろす峠まで上がり、そこから先は下り道。WiesleAlmという山小屋に着いたところでやっとランチ。この店自慢のリンゴジュースの炭酸割りをいただき、ランチプレートは今日もソーセージ、チーズにポテト。しかしそれよりデザートのシナモンケーキとリンゴのシュトゥルーデルがおいしかった。帰路はまた別の村を見ながら森の中を歩いて行く。途中には大きな岩壁があ...チロルの旅6ニーダータイ・ハイキング

  • チロルの旅 5 シュトゥイベン滝

    7月13日ホテルの朝食は7時から。ここで面白いのは自分で卵を料理できること。好きなだけ具を入れてオムレツが作れる。8時半になったらロビーに集合して、今日は徒歩で出発。かわいいウムハウゼンの村の中を歩いて行く。大きな家の多くはペンションだろうか、ちゃんと消防署もある。村はずれには広い原っぱが広がっていて、ここは飛行場にもなるのだとか。この原っぱを過ぎると道は山の中に入って行き勢いよく流れる川の支流には畑に水を流す水門も見える。緩やかな坂をしばらく上って行くと最初の展望台に着いた。ここから見えるのが本日の目玉、シュトゥイベン滝。昨日の雨のせいか、普段より水量が多いそうで、かなり離れたこの展望台からも水煙が見え、すごい音がする。ということで動画はこちら↓ここからさらに坂道を上がって行くと、村からだいぶ上がって来...チロルの旅5シュトゥイベン滝

  • チロルの旅 4 ホッヘッツ・ハイキング

    7月12日朝食の後、インスブルックのホテルをチェックアウトして東へ小一時間、キュータイという小さなダム湖へやって来た。予定ではここからハイキングのはずだったのだが、朝からの小雨がここに来て雷雨になってしまった。そこでガイドの判断により予定変更、さらに南へ1時間走って今夜宿泊予定のウムハウゼンという小さな村のホテルに入った。この辺りはスキーリゾートであると同時に最近はサイクリングも盛んらしく、ロビーには自転車の整備のための道具もしっかり備えられている。ありがたいことに部屋にも入れて、ベランダからは山の麓の村も見える。雨はほとんど止んできたので、荷物を置いたらまた車に乗り、15分ほどのエッツという村にあるロープウェイ乗り場へ。この村の標高が1,000m弱、ゴンドラで上がるホッヘッツは2,020m。降りた所には...チロルの旅4ホッヘッツ・ハイキング

  • チロルの旅 3 ツィルベンヴェーク・ハイキング

    7月11日続き今回のツアーでは毎日ハイキング。なので添乗員は山旅専門、さらにここから男女二人の現地ネイチャーガイドが付く。彼らに先導されて大通りのバス停へ。砂で上手に犬を作る人や路面電車の運転手に愛想を振りまかれながら我々は路線バスでパッチャーコーフェルと言う所まで40分ほど。途中、目立つ塔のような物を発見。これは建築家、ザハ・ハディッドが設計したジャンプ競技台。反対側の山にはやはり彼女の設計したロープウェイ駅もあるそうだが、今回は残念ながら見られなかった。インスブルック市街の標高は574m、そこから山道を上がって来たこの麓駅が1009m。ここからロープウェイで1965mの山頂駅まで行き、そこから地図の赤い印を辿って別のロープウェイ駅まで歩くのが今日行くツィルベンヴェーク・ハイキングコース。ロープウェイの...チロルの旅3ツィルベンヴェーク・ハイキング

  • チロルの旅 2 インスブルックの朝散歩

    7月11日昨晩早めに寝たために朝の3時頃に目が覚めてしまった。布団の中でうだうだしているうちに友人も目を覚ましたので、外が明るくなった6時前に二人で散歩に出ることにした。外に出てみると残念ながら雨が降っている。旧市街の向こうに見える山にも低い雲がかかってぼんやり。しかしまだ人通りの少ない大通りも脇の小路も、いかにもオーストリアらしい町並みで素敵だ。6時半になったらホテルに戻って朝食。オーストリアはパンやハムの種類が豊富で期待通り。昨日夕食を食べたカフェでしっかり朝ごはん。食事を終えてもまだ時間はある。観光は付いていないツアーなのでまた外へ。するといつの間にか雲がとれて空が真っ青。街並みの奥の山もちゃんと見えてきた。インスブルックにはもう35年ほど前に一度来たことがあった。ちょっと立ち寄っただけだったのでほ...チロルの旅2インスブルックの朝散歩

  • チロルの旅 1 インスブルック到着

    2024年7月9日~7月18日南北チロルとドロミテハイキング7月9日~10日昨年のジョージアに続いてこの夏もヨーロッパでハイキングをしようとS社のツアーに参加。成田に集合のところ、今回は日暮里から京成のスカイライナーで空港へ向かった。自分の実家は京成線の沿線、もう50年も前から住んでいるが、沿線だったからこそ実はスカイライナーに乗るのは初めて。京成王子の車内アナウンスを聞きながら日本で二番目(笑)に早い特急で飛ばすが、特急料金のいらないスカイアクセス線と実は10分ぐらいしか違わない。空港に着いたらエミレーツのビジネスラウンジに行く友人とは別れるが、第二ターミナルでプライオリティパスが使えるようになった「KoCoo」なるラウンジはすぐその隣。第一ターミナルの「Noa」よりも席数が多く、落ち着いた雰囲気もいい...チロルの旅1インスブルック到着

  • 「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」

    用事がなければとても外を出歩く気になれない今日この頃、仕方なく出かけたからには映画館で涼もうと考えた。しかし夏休みのせいもあってやっているのはお子様映画ばかり。そんな中、アメリカのどうやら人情コメディらしい、という情報だけで選んだのはこちら。「ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ」TheHoldoversやって来たのは勝手知ったる日比谷のシャンテシネマ。平日の昼間なのに意外にも結構混んでいて、客席の6割以上は埋まっていただろう。ただし客の年齢層はかなり高そうで、皆さん考えることは一緒だったか。舞台は1970年、ニューイングランドの寄宿学校。クリスマス休暇でみんないなくなる中、金持ちの問題児が一人に教師一人、料理人だけがそれぞれわけあって取り残される。アメリカの寄宿学校の生徒と先生の話というとロビン・ウ...「ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ」

  • スコットランド・ミステリー

    スコットランド、特にシェトランドまで足を運んだ大きな動機の一つはアン・クリーブスのミステリーシリーズ、「シェトランド」であったことは何度も書いた通り。しかしスコットランドを舞台にしたミステリー小説は他にもいっぱいあって、渡航の前、帰ってからも何冊か読んでみた。NC500で巡ったスコットランド北部の田舎を舞台にしているのはM.C.Burtonの「ハミーシュ・マクベス」シリーズ。名前からしていかにもスコットランド人のハミーシュは田舎巡査のままでいたいばかりに実は鋭い頭の持ち主なのにわざと怠惰を決め込んでいる。しかし周りで殺人が起こればちょっと間抜けな振りをしつつ解決してしまうという、コミカルなコージー系のミステリー。1作目はあまり感心しなかったが、2作目、3作目は結構面白くて、旅行をした後では田舎の村で魚釣り...スコットランド・ミステリー

  • スコットランドあれこれ

    交通標識動物の横断注意の標識、日本でも田舎に行くとサルやタヌキの看板を見る。自然がいっぱいのスコットランドにももちろんあって羊や鹿は定番、牛はたくさんありすぎて写真も撮らなかった。ちょっと日本にないのは乗馬のマーク。もっと珍しいのはカワウソに赤リス。どちらも実物にはお目にかかれなかったのが残念。卵売りスコットランド高地の道端で見つけた卵の無人販売。シェトランドにはもっとたくさんあって、特にフェリー乗り場によくあった。右の巣箱のようなのが卵、冷蔵庫には蜂蜜とケーキの表示があるが、開けても何も入っていなかったのか、どうも思い出せない。看板もかわいくてここのはちゃんと賞味期限まで書いてある。値段は6個入りが一番安くて£2、高いのは£3.5。日本よりだいぶ高いが、生産者が近くを走り回っているのが見える、素性の確か...スコットランドあれこれ

  • スコットランド紀行 27 おまけのボスポラス海峡

    6月3日朝食を食べたら友人の車で送ってもらって空港へ。今回の旅、友人たちには本当に世話になった。おかげでスコットランドを満喫できて、すっかりスコットランドびいきに。スコットランド人たちがなぜイギリスから独立したがるのか、ちょっとわかった気分。チェックインをしたら出国手続きはなく、そのまま免税店エリアへ。当然のごとくウィスキーがずらりと並んでいるが、その中になんとサントリーの「季Toki」なるものがある。調べてみるとこれ、海外でのみ売られている日本産ウィスキーとか。しかしこれをわざわざスコットランドで買う人がいるのだろうか。エジンバラ空港のラウンジはAspireLounge一つだけ。しかしここ、狭くて落ち着かず、朝食時間帯のせいもあってか、パンなど出てくるとあっという間になくなってしまう。10:35発予定の...スコットランド紀行27おまけのボスポラス海峡

  • スコットランド紀行 26 博物館めぐり

    6月2日長かったスコットランド滞在もとうとう最終日。シンガポール人と一緒に街に出て、バスを降りた所で別行動。旧市街の模型やロイヤル・アカデミーの前を通って自分がやって来たのは国立スコットランド美術館。ありがたいことに入場は無料。館内は八角形の部屋が繋がっていて、ルネサンス期から印象派まで網羅。もちろんスコットランド人画家のコレクションが充実している。ロンドンやパリ、マドリードなどの巨大美術館に比べればこじんまりしているが、レオナルドやベラスケスゴーギャンも質のいいものがあるし、スコットランド人画家によるスケーターの絵も妙に好き。しかしここにぜひ来たかったのはこの美術館にフェルメールが一枚あるから。「マルタとマリアの家のキリスト」フェルメール最初期の作品で、その後の室内画に比べるととても大きい。そのためか日...スコットランド紀行26博物館めぐり

  • スコットランド紀行 25 エジンバラ観光

    6月1日スコットランド滞在も残り2日となってようやくエジンバラ観光!今日は地元っ子の友人が案内してくれる。バスに乗って、まず降りたのはカルトン・ヒルの麓。大勢の観光客と丘に上れば写真でおなじみの風景が広がり、遠くには海も見える。反対方向、Arthur'sSeatと呼ばれる丘の下に見えるのはホリルード宮殿。宮殿の手前、丘と丘の谷間に線路が伸びていて、先日降りたウェイバリー駅も見える。線路を渡って門の隙間から宮殿を眺める。この日は王弟のエドワードが来ていたらしい。そのお向かいにあるのはスコットランド議会。このモダンなデザイン、当然地元民には評判が悪い。ホリルード宮殿からエジンバラ城までまっすぐ伸びているのがロイヤルマイルと呼ばれる道。立派な石造りの建物がびっしりと続くがグラスゴーのような重厚な威圧感はなく、ど...スコットランド紀行25エジンバラ観光

  • カードの不正利用

    朝、スマホのメールをチェックするとクレジットカード会社からの連絡。「不正利用の疑いがあるので連絡せよ」って、なに~。サイト利用履歴をチェックしても疑わしいものはないので、「この連絡こそ詐欺じゃないのか」と疑心暗鬼になりつつも電話連絡。すると「今朝、アメリカのオンラインで買い物をしましたか」って、してません!一件は請求のあった時点で支払いストップ、もう一件は支払われたがすぐに戻してもらえるとのこと。普段アメリカのオンライン・サイトなど利用しないので発覚したようだが、すぐに不正利用と判断して連絡してもらえるとはたいしたもの。しかしカードは当然その場で利用停止、あちこちに登録してある番号は新しいものに更新しなければならないのが面倒だ。それにしてもどこで情報が流出したのか。最近このカードを使ったのは国立西洋美術館...カードの不正利用

  • スコットランド紀行 24 シェトランド本島西部

    5月31日朝食をいただいたら宿の猫にさよなら。オーナーの方は我々がフェリー乗り場で待っていると、後から自慢のトライアンフのバイクを引っ張ってやってきた。オーナーの趣味はクラシックカーのメンテ。本島でイベントがあるとかで、前日はオースティンだったか、四輪も一台、運び込んだとのこと。冬はスペインのカナリア諸島で過ごすというオーナー、悠々自適だ。待つうちにフェリーがやってきて、ここを出てから本島着まで55分。接続が良くて、なるほどこれなら本島に通勤するのも十分可能だ。本島に戻ったら夜の飛行機の時間までたっぷり時間があるので島の西部へ。深く入り組んだ入り江の奥にはきれいな集落があるが、水害などはないのだろうか。やがて目指す場所の看板が見えてきた。ここにも中華料理イベントの看板が。中華、よほど人気なのか。しかし我々...スコットランド紀行24シェトランド本島西部

  • スコットランド紀行 23 Unst島ツアー後編

    5月30日続きHarmanessのハイキングを終えたら車で移動してお昼。ガイド氏が予約しておいてくれたVictoriaVintageTeaRoomは島でほぼ唯一外食ができる場所なので、室内もテラスもお客さんでいっぱい。大きなスコーンとハム、サラダをおいしくいただく。昼食後にやって来たのはKeenofHamarと呼ばれる所。道の先に見える小高い丘、よく見ると真ん中にフェンスが通り、左右の色が違う。この右側、緑の濃い方は牧畜のために肥料をまき、牧草を植えた結果。実は左側が島本来の自然の姿なのだとか。この自然の貴重さから丘の半分だけがかろうじて自然保護区に指定されて守られているのだそうだ。車を降りて茶色い方へ入ってみると、地面は石がゴロゴロする荒れ地に見える。ところが地べたに顔を近づけてよく見ると色とりどりのか...スコットランド紀行23Unst島ツアー後編

  • 「写本」展@国立西洋美術館

    毎日暑い、と引きこもってばかりも何なので、意を決して(笑)上野へおでかけ。いつもは前を素通りする国立西洋美術館だけれど、今回は趣味にドストライクの展覧会を見つけたのでやってきた。「写本いとも優雅なる中世の小宇宙」と題されたこの展覧会は医師である内藤裕史氏の個人コレクション。今はすべて国立西洋美術館に寄贈されている。地下の展示室は9部屋に分かれていて、個人コレクションとはいえ154品と予想よりはるかに多い作品数。しかも精密な装飾のミニアチュールばかりなので、鼻をくっつけんばかりに接近して見なければならない。老眼の人間には厳しいが、近視の眼鏡をはずしてがんばった。こんもりと金泥を盛り上げた写本からスタートするこのコレクション、12世紀から16世紀まで、イギリス、フランス、イタリアを中心に、ネーデルランドやスペ...「写本」展@国立西洋美術館

  • スコットランド紀行 22 Unst島ツアー前編

    5月30日Unst島の緯度は北緯60度、昨年11月に行ったNZの亜南極の島々よりも高緯度にある。なのでこの時期、日の入りは22時過ぎ、朝の4時前には日の出なので夜中に目を覚ましても外は真っ暗ではない。夏至の頃にはほぼ白夜になるらしい。眼は早く覚めるが、朝食は7時45分から。この宿のオーナーは70代の男性だが、自ら朝食を用意してくれる。聞けば生まれも育ちのこの島、最初は昨日行った店でパンを焼いていたが、その後はこの島にあった軍基地でヘリのパイロットをしていたとか。奥さんを亡くして今は一人でこのB&Bの切り盛りをしている。8時45分になって、お願いしてあったこの島のネイチャーガイドが車で来てくれた。今日一日案内してくれるのはイングランド出身の中年男性。鳥好きが高じてこの島に移住したそうだが、日本にも鶴居村のタ...スコットランド紀行22Unst島ツアー前編

  • スコットランド紀行 21 Unst島上陸

    5月29日続き石油基地を見ながら少し行くとフェリー乗り場が見えてきた。この乗り場は地図の小さな円のところ、これからYell島を通り抜け、シェトランドでも最北端のUnst島に行くのだ。しばらく待っているとYell行きのフェリーがやって来て、用意周到な同行者が事前に予約をしておいてくれたおかげで無事乗船。便はほぼ30分おきと頻繁に出ているが、運が悪いと満車で2,3本待つこともあるのだとか。乗り込むと係員がやって来て運賃徴収。切符は必ず往復、車一台+一人で£19.3。所要時間は20分なので車に乗ったままで対岸へ。Yell島は平べったい島で、人口は900人いるそうだが有名な見どころなどはない。というわけでよく整備された道を飛ばして通り抜け、Unst島へ渡るフェリー乗り場へ直行。こちらのフェリーは少し小さくて、所要...スコットランド紀行21Unst島上陸

  • スコットランド紀行 20 シェトランド本島北西部

    5月29日かわいらしい食堂で今日もしっかり朝食をいただいてラーウィックを出発。地図で一番下の赤丸が空港のあるサンバーグ、真ん中がラーウィック、今日の午前は左上部のエリアを目指す。なだらかな丘や湖が続く景色の中を行くと、風力発電の風車がたくさん並んでいるのが見える。地形からいって風の良く通るシェトランド、化石燃料に代わるエネルギー源として期待されているらしい。本島と狭い地峡でかろうじてつながっているNorthmavine地区に入り、西海岸を少し行くとHillswickという集落があった。海に面して立派な木造のホテルが建ち、その隣は石造りの教会。小さな砂浜が見えるので降りてみると小さな村のよろず屋などあって便器の花壇が並ぶ公衆トイレもとてもきれいに保たれている。集落のはずれの墓地からは赤い断崖が見え周りには羊...スコットランド紀行20シェトランド本島北西部

  • スコットランド紀行 19 ラーウィック

    5月28日続き本当の中央あたりまで来るとやっと町らしい町が見えてきた。シェトランド最大、というかほぼ唯一の町、ラーウィックだ。適当な所に車を停めて、まずはお昼を食べようと「ShowaCafe」なる店にやって来た。来る前、シェトランドのHPでここに日本人がいると知って来てみたのだが、カウンターにいるのは中国系の男性だけ。こんにちわ、と声をかけ、「奥さんは日本人だそうですね」と聞くと「そうです、キッチンにいます」と答えるが呼んでくれる風もない。ホットサンドを注文しても奥さんは姿を見せず、おそらくはシェトランドで唯一であろう日本人の話を聞いてみたかったのだが、何か事情でもあるのか、残念だった。このカフェのすぐ近くには博物館があるということなので行ってみることにする。大きくて立派な建物、だが入ってみるとどうも様子...スコットランド紀行19ラーウィック

  • スコットランド紀行 18 シェトランド上陸

    5月28日この日は朝4時起床、4時40分に予約してあったタクシーに乗り、5時にはエジンバラ空港へ。早朝なのに空港内はたくさんの旅行者でごった返していて、そんな中ブラウニーとコーヒーを頼んだらこれだけで£9.2(約1840円)って、どんだけぼったくり!こんな早朝にやって来たのは6:50発のシェトランド行きの飛行機に乗るため。以前にも書いた通り、自分は小説とTVの「シェトランド」のファンなので、スコットランドに行くことになった時、ぜひシェトランドまで足を延ばしたいと思った。すると旅行の手配をしてくれていたシンガポール人の友人、「飛行機は£450だけど行く?」と連絡してきて、シェトランドに行くことしか考えていなかった自分、「もちろん行く!」と即答したが、冷静になって計算してみるとなんと9万円。こんなに高いのに同...スコットランド紀行18シェトランド上陸

  • エミレーツ航空プレミアムエコノミーでヨーロッパ

    今回成田を出発して乗り込んだのはエミレーツ航空のA380。同行の友人は腰痛とお金をダブルで持っている(笑)のでビジネスクラス。こちらはスコットランド行きで散財したばかりなのでまたビジネスはきつい。と、昨年の12月から成田便にはプレミアムエコノミーが新設されたというではないか。片道の追加が7万円とのことなのでエコノミーからアップグレード。成田のチェックインではプレエコ専用のカウンターがあり、セキュリティーもワンワールドのサファイア・カードを見せたら優先ラインが使えて楽々。A380はファースト、ビジネスが2階席なので1階の前方がプレミアムエコノミー。座席の白い革張りと窓の周りの木目調がちょっと豪華な感じ。座席配列は2-4-2で足元もさすがにエコノミーより広く、レッグレストとフットレストが付いている。腰が包み込...エミレーツ航空プレミアムエコノミーでヨーロッパ

  • 酷暑脱出

    スコットランド旅行記はまだまだ続きますがただいま成田。カレー食べて涼しい所に脱出します。酷暑脱出

  • スコットランド紀行 17 さらにグラスゴー

    5月27日今朝もパブで朝食を摂り、荷物を預けて街歩き開始。マーチャントシティーの建物の凝った装飾を見ながら歩いて中でも一番凝りまくった建物、ジョージ・スクエアに面して建つ市役所へ。この内部は平日の10時からのガイド付きツアーでのみ見学可能とのことなのでちょっと早めにやって来た。ところが玄関を入ろうとして張り紙に気が付いた。「本日、BankHolidayにつき入館不可」。Oh,mygod!他にもやって来てがっかりしている人たちがいたが、開かないものはしかたがない。気を取り直して予定変更、地下鉄でPartickという駅まで行き、10分ほど歩いてクライド川沿いに建つRiversideMuseumへ。こちらは交通博物館。なので馬車が引く市電やら汽車やら所狭しと並べられ、背の低いグラスゴーの地下鉄は1896年創業と...スコットランド紀行17さらにグラスゴー

  • スコットランド紀行 16 バレル・コレクション

    5月26日続きマッキントッシュの家を出た時には雨もやみ、薄日が差したりもしてきたので次の目的地まではちょっと距離があるが歩くことにした。大通りをしばらく歩くとポロック・カントリーパークという大きな公園に入る。濃い緑の中を遊歩道が続きシャクナゲなど花もいっぱいでとても気持ちのいい散歩。40分ほど歩いて目的の建物が見えてきた。これがバレル・コレクションという美術館。グラスゴーの海運業で財を成したウィリアム・バレル卿の個人コレクションを展示している。こちら、通常展は入場無料だが、ちょうど開催中のドガ展は時間指定の予約で£11。まずはカフェでブラウニーとコーヒーで一息。ガラス天井で明るい休憩スペースの一角、16世紀の入り口を通って展示室へ。入ると正面は一面ガラスで公園の緑が見え、その前に彫像が並ぶ。中世の宗教彫刻...スコットランド紀行16バレル・コレクション

  • スコットランド紀行 15 House for an Art Lover

    5月26日宿の朝食は1階のパブでいただく。残念ながらフル・スコティッシュ・ブレックファーストではないけれど、たっぷりとフルーツが用意され、クロワッサンがちょっと驚くおいしさ。何よりかわいい男の子がおいしいコーヒーを淹れてくれるのがうれしい(笑)。今日は残念ながら朝から雨。傘をさして地下鉄駅を目指し途中、アール・デコ様式だというプリンセス・スクエア・ショッピング・センターを覗いてみる。中には入れたがお店はまだ営業準備中。いずれにしろ高級ブランドショップに用はない。さらに少し行くとグラスゴー中央駅が見えてくる。昨日見たクイーンズストリート駅がエジンバラなど主にスコットランド内の列車が発着するのに対して、こちらはイングランドからの列車が入ってくる所。改札は自動ゲートになっているが、ガラス天井や売店がクラシックで...スコットランド紀行15HouseforanArtLover

  • スコットランド紀行 14 マッキントッシュ・ハウス

    5月25日続きケルビングローブ博物館を出たらケルビン川を渡ってグラスゴー大学の構内へ。1451年に設立されたというグラスゴー大学、現在の場所に移転したのが19世紀後半とのことで、広い構内には威厳たっぷりの校舎が並ぶ。しばらく歩いてたどり着いたのは図書館の隣に建つハンテリアン美術館。美術館本館は入場無料だが、付随するマッキントッシュ・ハウスは有料。どこでも65歳以上は割引になることが多くて、ここも£10が£6に。証明書を求められることもない。マッキントッシュ夫妻はこの場所からすぐ近くの家に8年ほど住んでいたそうで、その家は取り壊されてしまったがその内装を忠実に再現したのがこの施設。入場口の解説を過ぎると玄関ホールがあり、左手に入るとダークな色調のダイニングルーム。2階は明るい居間とスタジオになっていて、天井...スコットランド紀行14マッキントッシュ・ハウス

  • スコットランド紀行 13 グラスゴーへ

    5月25日今日から3日間は単独行動でグラスゴーへ。ちょうどレンタカー事務所の真ん前にバス停があったので、車の返却をする時に降ろしてもらって無事に2階建てバスに乗ることができた。事前にネットで予約して料金は£9.9。1本前に間に合ってしまったが、問題なく乗せてもらえた。高速を飛ばして1時間10分。到着したブキャナン・バス・ステーションは大きなターミナルだ。出ると周りはオフィスビルの並ぶエリア。写真ではわからないがこの先は急な下り坂になっていて、下った先が旧市街。到着したのが11時、宿に荷物を置かせてもらって早速第一の目的地へ移動開始。歩いて10分弱のSt.Eunochの地下鉄駅へ。グラスゴーの地下鉄は山手線のような環状線1本。内回りか外回りしかないので簡単至極。1回乗車券は£1.8、一日乗車券が£4.3。ホ...スコットランド紀行13グラスゴーへ

  • スコットランド紀行 12 Applecross ~ Edinburgh

    5月24日続きShieldaigを出てくねくねとした道を進んで行くと、ポツンと一軒だけある農家の前に卵が置かれていた。見ると卵6つで3.5ポンド(約700円)とお高いが、後でスーパーで確認しても6つで2ポンドだった。峠を過ぎると海が見えてきて遠浅の入り江の向こうにApplecrossの村が見えた。海辺の村落に入る前にレストランの看板を見つけたのでまずはお昼。同行者はホタテ、自分は鹿肉のストロガノフをいただいたが、久しぶりに料理らしい料理を食べた気分。このレストランの周りは菜園や花壇になっていて花壇にはスコットランドの国花であるアザミや、ブルーポピーまで咲いていてきれい。お昼を食べている間にやっと青空が見えてきたのがうれしく海岸べりの家並みまで行ってみるとキッチンカーが出ていたので海を見ながらアイスクリーム...スコットランド紀行12Applecross~Edinburgh

  • スコットランド紀行 11 Ullapool ~ Shieldaig

    5月24日アラプールの宿の広い居間には隅に朝食スペースがある。パンやシリアルにフルーツ、冷蔵庫にはミルクやヨーグルトが入っていてすべてセルフサービス。外を走り回っていた鶏の卵が登場しなかったのはちょっと予想外だが、食後は鍵をフロントに置くだけでオーナーの顔を見ることもなくチェックアウト。イギリスのB&Bは合理的で、決して嫌いではない。今日も残念ながら低い雲が垂れこめる天気。NC500のルートは入り組んだ海岸線に沿って走るが、我々は今日が最終日、エジンバラまで戻らなければならないので内陸にショートカット。しばらく行った所でトイレを借りようと鉄道駅に寄った。Achnasheenという小さな駅は無人駅。せっかくだから、とホームに出て見学していると、タイミングのいいことに列車が入って来た。その列車がこの小さな駅に...スコットランド紀行11Ullapool~Shieldaig

  • スコットランド紀行 10 アラプール

    5月23日続きUllapoolは「アラプール」と読む、この周辺では一番大きな町。18世紀にはニシン漁で栄えたそうで碁盤の目に整備された街の中心には白くてかわいらしい家が整然と並ぶ。かわいい時計塔の向かいにこれもかわいいホテルがあり、カフェがあるのでこちらでお昼にした。気軽な雰囲気の中、寒いので温かくて具沢山のスープがうれしい。体が温まったら町を散歩。ホテルから坂を下ると水際にフェリー・ターミナルがあり、ここからアウター・ヘブリディーズのルイス島、ツイードで有名なハリス島に行けるらしい。港とその沖には小さな漁船がいっぱい。港に面しては何軒か土産物屋も並んでいて、中にいい地図があった。右下から出発して、今は左の赤丸にいる。もう少しでNC500を完走だ。宿に入るにはまだ少し早いので、アラプールの手前に見えたビー...スコットランド紀行10アラプール

  • スコットランド紀行 9 Durness ~ Ullapool

    5月23日ダーネスの村にはビーチの他にもう一つ見どころがあるので、ここを離れる前に見に行く。駐車場から下をのぞき込むと入り江が見えて階段で下に降りることができる。すると崖の下は洞窟になっていて、ここがSmooCave。入り江の形からも想像できる通りここは天候の悪い時には絶好の避難所だったのだろう、発掘するとバイキングたちの遺物や作業跡が見つかるのだそうだ。が、ここが面白いのは右手の奥。崖に穴が開いていて、上から水が滝になって落ちてくる。昨晩から続く雨のせいもあるのだろう、かなりの水量で小さいけれどすごい迫力。洞窟内に空撮の写真があったので、上に戻ったら道路を渡って滝の落ち口を見に行く。小さな橋の上から覗けば落ち口がよく見える。流れてくる川の水が茶色のはこの周辺の土壌にピート(泥炭)が多いため。ダーネスを離...スコットランド紀行9Durness~Ullapool

  • スコットランド紀行 8 Dunnet Head ~ Durness

    5月22日続きJohnO'Groatsを出たら次はDunnetHeadと言う所を目指す。というのもJohnO'Groats(北緯58°38’14”)は有名だけれど、実はブリテン島最北端はDunnetHead(58°39’25”)だと言うのだ。JohnO'GroatsからDunnetHeadまでは西に向かってわずかな距離なのだが、道は車一台がやっと通れる狭い道、そこを大きなキャンピングカーやら、さらには大型観光バスまで通り、その上霧が濃くなってきた。なんとか駐車場にたどり着くと、なるほど本土最北端の石碑が立っている。しかし展望台の向こうは霧で真っ白。ここは海鳥の繁殖地とのことでバードウォッチングにいい所らしいのだが崖に巣を作るカモメがわずかに見えるだけで飛んでいる姿は拝めず。展望台のすぐ脇の灯台も霧にけぶっ...スコットランド紀行8DunnetHead~Durness

  • スコットランド紀行 7 Dornoch~John O'Groats

    5月22日9時前に宿を出発、のどかな牧草地の中を行く。毛が長いのはハイランド牛、モコモコした羊もいっぱいいる。さて、今日から走るのはNC500(NorthCoast500)と呼ばれるルート。インヴァネスからスコットランド北部の海岸線をぐるっと周遊する500マイルの道で、現国王のチャールズが皇太子時代にプロモートして人気になったらしい。昨日インヴァネスを避けて通った道から既にこのルートに入ったようで、この辺りからちょくちょくこんな道路標識を見るようになる。どんよりと曇ったLochFleetを過ぎて走って行くとやがて海岸が見えてくる。周りはますますハリエニシダだらけ。少し晴れたかと思うと霧の中に隠れてしまうような景色が続く。やがて道はどんどん狭くなって、周りには牧草地以外何も見えなくなるが驚いたことにこんな所...スコットランド紀行7Dornoch~JohnO'Groats

  • スコットランド紀行 6 Dornoch

    5月21日続きネス湖畔を離れたらさらに先へ、今夜の宿に向かう。ハイランドで一番大きなインヴァネスの町を通るかと思っていたが、ナビに従っていたら農地の間を走るローカルな道に入ってしまった。が、道路脇も周りの丘も真っ黄色のハリエニシダでいっぱい。ここまでのシャクナゲのピンクが黄色に変わってとてもきれい。他に通る車もほとんどなくて、実に気持ちのいいドライブ。深く切り込んだ浅い入り江にかかる橋を渡り、少し行くと砂岩造りの家が並ぶDornochの町に入った。有名らしいゴルフ場の脇を通ってちょっと行くと門の奥に今夜の宿があった。こちらWoodlandsは看板にもB&Bとあるが、名前に似合わぬ立派な建物でびっくり。通された部屋も広く、バスルームの設備も新しくて、きれい好きの同行者は大喜び。さて、この宿に到着したのが17...スコットランド紀行6Dornoch

  • スコットランド紀行 5 ベン・ネビス~ネス湖

    5月21日続き朝食を終えたら9時に出発。深く切り込んだ入り江の向こうの半島を眺めながらフォート・ウィリアムの町を通り過ぎ、グレン・ネビス・ビジターセンターへ。ここはイギリス最高峰、ベン・ネビス(1,344m)への登山口にあり、中にはショップもあって充実している。ここの案内所でハイキングルートを聞いてみると、自動車道のどん詰まりから歩いて行ける滝があるというのでそこを目指すことにする。ビジターセンターから左に折れてずっと行くと道はどんどん狭くなって、途中にいくつも駐車場があるがまだどん詰まりではない。いよいよ狭くなったあたりで同じく滝を探しているアジア人の女の子を拾うと、偶然にも同行者と同じシンガポール人。が、まだ道は続いている、と疑心暗鬼に先へ進むとなるほどどん詰まりにたくさんの車が停まっていた。この先に...スコットランド紀行5ベン・ネビス~ネス湖

  • スコットランド紀行 4 Loch Leven Hotel

    5月20日続きBallachurishに到着してチェックインしたのはLochLevenHotel。古い農家を改装したホテルらしく、本館のフロントでチェックインすると裏の納屋を改装した部屋に案内された。今回の5日間の旅行中、ここが一番高かった(1泊174ポンド、約34800円)が一番狭くて設備も劣っていた部屋。しかし今回すべての手配をしてくれた同行者によると3ヶ月前ですでに多くのホテルは満杯、特にツインの部屋は少なくて宿探しは大変だったとか。スコットランドのハイランド地方は人気で、夏場など半年以上前から予約で埋まるらしい。時刻はすでに6時近いが、陽はまだ高いし部屋の中は暑いので周辺の散歩に出てみる。ホテルの目の前はレーベン湖。スコットランドではLochが湖、chは喉の奥からクとホの間のような発音をする。ちょ...スコットランド紀行4LochLevenHotel

  • スコットランド紀行 3 グレン・コー

    5月20日今日から5日間はエジンバラの友人宅を離れ、シンガポール人と二人でハイランド地方へドライブ。まずは友人の運転でレンタカー屋のオフィスへ。ところが10時の予約なのに予定の車が返却されていないとのことで45分も待たされる。痺れを切らせて「なんとかしろ」と怒ったら当初予定の小型車より大きな車になった。ガソリン代は増えたが、パワーがあって運転は楽になった、と運転手。遅れての出発となったが、エジンバラを出てグラスゴーをすり抜け、大きなロモンド湖の西岸を北上する。道路脇はずっとピンクのシャクナゲが満開。普段は運転しないシンガポール人なのでちょっと心配だったが、実際にはかなり上手。こちらはナビに専念する。ロモンド湖を通り過ぎればいよいよハイランド地方に入る。名前の通り小高い丘というか山が増えてきて、小さな沼もい...スコットランド紀行3グレン・コー

  • スコットランド紀行 2 ロスリン・チャペル

    5月9日昨夜は早く寝たので5時過ぎに目を覚ます。この時期のエジンバラ近辺は5時前には日の出、日の入りは午後9時半過ぎでなかなか暗くならない。8時までベッドの中でゴロゴロして、台所に下りて行くがまだ誰も起きてこない。勝手に冷蔵庫を開けて朝食。まるで自分の家みたい。午前中はゆっくりおしゃべりをして、11時になった所で友人の車でお出かけ。20分ほどでやってきたのはロスリン・チャペル。ガラス張りの立派な入り口があり、中にはショップと、その先にカフェがある。入場料は10.5ポンドだが、65歳以上には割引があって9ポンド(約1800円)。ここを抜けて外に出るとすぐ目の前にあるのがロスリン・チャペル。尖塔のたくさんあるゴシック様式だが、サイズはかなりかわいらしい。1446年にセントクレア家の個人的チャペルとして建てられ...スコットランド紀行2ロスリン・チャペル

  • スコットランド紀行 1 エジンバラ到着

    2024年5月17日~6月4日スコットランドの旅5月17日21:55の出発のため早めに羽田空港に到着。ターキッシュはスタアラなのでANAのラウンジへ行くと、予想通り中はお客さんでいっぱい。うどんなどはあるものの、日本のラウンジは相変わらず食べ物の提供がしょぼい。機内食も待っているので杏仁豆腐だけいただいて待機。時間になってゲートに行ってみると並んでいる大半は欧米人で、イタリア語やスペイン語が多いような印象。ただし乗り込んでみるとビジネスクラスの6割は日本人シニアのツアー客で、添乗員が忙しそうに説明に回っている。日本の若い子たちはもう海外旅行に行かないのだろうか。5月18日13時間のフライトで朝5時のイスタンブール空港に到着。2019年に開港したこの新空港を使うのは初めて。広い空港内には早朝から大勢の旅行客...スコットランド紀行1エジンバラ到着

  • エジンバラ行きターキッシュエアラインズ ビジネスクラス

    今回のスコットランド行きにはトルコ航空改めターキッシュエアラインズを使用。道中長いから、とビジネスクラスを奮発してしまった。まずは羽田から21:55出発。機材はB777-300で、成田発は最近流行のより個室っぽいシートの機材らしいが、羽田発は残念ながら2-3-2配列の旧型座席。隣との仕切りもないがフルフラットになって、特筆すべきはシートピッチ。足が前の座席下に潜り込む形ではないので190㎝もあって、おかげでモニターが遠すぎて見にくいほど。乗り込むとスリッパと薄いひざ掛けが用意してあるが、食事前には座席に薄いキルティングのベッドシートを敷いてくれて、その際にはもっと厚い上掛け布団ももらえる。出発前にはターキッシュ自慢のレモネードなどの飲み物が回ってくるが、以前くれたロクムのサービスはなくなってしまったのだろ...エジンバラ行きターキッシュエアラインズビジネスクラス

  • 自由が丘で和食@「あえん」

    帰国して早々、友人を呼びだして外食。リクエストはもちろん和食、ということで珍しく自由が丘で「あえん」ネットで「花籠ご馳走膳」というコースをよやくしておいたところ、まずは優しい味のグリーンピースのスープ生ハムの乗ったサラダが来てちまちまといろいろ乗った花籠登場。シラスとマグロのたたきを海苔に巻いて食べるのや、鯛のお刺身がおいしい。食事は鶏の乗ったわっぱ飯。お米を食べるのは3週間ぶり。これで飲み物1杯付きで3800円。日本の外食は安い!←人気ブログランキングへ一票、お願いします。自由が丘で和食@「あえん」

  • スコットランド行ってきた

    ここ2週間とちょっと、スコットランドに行っていた。昔、会社勤めをしていた頃、一時期グラスゴー出身の上司と働いたことがあって、その訛りの強さに辟易したことがある。そんなわけでスコットランドで果たして言葉が聞き取れるかと心配したが、実際にはよそ者には標準語で話してくれるのでわからなかったのはバス運転手の一言、二言ぐらい。スコットランドのみなさんは愛想が良くて親切。空港などでもテキパキと働いて、どこの公衆トイレもきれいでペーパーもちゃんとあるのに関心したり。天気も予想以上に良くて、心配した寒さに震えることもほとんどなく、最後は日焼けまでしてしまった。そんなわけですっかりスコットランドびいきになったが、辟易したのは円安ポンド高。なにしろコロナ前なら1ポンド140円前後、1年前でさえ180円前後だったものがいまや1...スコットランド行ってきた

  • 神代植物公園 2 大温室

    バラを堪能したらその正面に建っている大温室も覗いてみる。最初の熱帯の部屋に入るとそれほど大きくはなく、緑がうっそうとしているので大したことはないと思ってしまったのだが「世界一美しい花木」なる看板があるのでよく見るとオレンジの花房が下がっているのが見えた。ヨウラクボクというこの花、日本で見られるのは珍しいのだとか。世界一美しい花木かどうかは微妙だが。よく見て歩けば他にもあちらこちらに熱帯らしい変わった花が。以前、熱川バナナワニ園で見たヒスイカズラにも再会。チョウチョにそっくりな花があったりこれは他のお客さんが話しているので気が付いたダースベイダー。本名は「アリストロキア・サルバドレンシス」というそうだが、本当にダースベイダーそっくり。次にランの部屋に入ると、ここは小さいが充実していてゴージャスな洋ランよりも...神代植物公園2大温室

  • 神代植物公園 1 バラ園

    調布市にある神代植物公園に行ってきた。ここは3年前、バラの撮影にはまった時に行きたいと思ったのだが、その時はコロナの流行で閉園していた。今回はようやくそのリベンジというわけ。調布駅前からのバス乗り場にも列ができていたけれど次々に到着するバスで入場券売り場にはこの行列。平日の午前でこの人気、お客さんのほとんどは自分同様250円で入場するシニアだ。しかしゲートを入ってしまえば広い園内。緑濃い中にしゃくなげもまだわずかに咲いていたけれど、ほとんどの人がまっすぐ目指すのはバラ園。近づくともうバラの香りが漂ってきて色とりどりのバラのなんと華やかなこと。ここには約400種、5200株のバラが植えられているそうで、千葉県の谷津バラ園の7500株や京成バラ園の1万株に比べると少ないのだが、ちょうど満開に当たったので今まで...神代植物公園1バラ園

  • カレーを買いに銚子へ

    先日、切手を買いに郵便局に入ったら「全国カレー祭り2024」なるお取り寄せパンフレットがあった。今年の年賀状を買いに行った時も「北の富士カレー」を買っちゃったし、郵便局はカレーがお好きだとみえる。そのパンフレットを見た我が弟、千葉県代表のカレーを買いに行きたい、と車を出した。そしてやって来たのは「銚子電鉄ぬれ煎餅駅」。と言っても銚子電鉄の駅に隣接しているわけではなく、倉庫の敷地内にある建物。このカラーリングは元鉄オタの弟によると昔の銚子電鉄の車両の色なんだそうな。入ると思いのほかたくさんの品物が並んでいて、真っ先に目に付くのは自虐的な「まずい棒」。店名にもあるぬれ煎餅は有名だけれど、それ以外にもせんべい、あられがいっぱい。これらすべて自社製品、敷地の倉庫もこれらのせんべいのため、って我が弟、やたらにくわし...カレーを買いに銚子へ

  • ベトナムの戦利品

    楽しかったベトナム旅行だけれど、今回はいささか不完全燃焼な点も。それはお買い物。出かける前には同行の友人にベトナムは買い物天国だ、と吹聴していたのだが、最初のホーチミンで早くも挫折。コロナと再開発のためか、以前に行った雑貨屋はどこかへ消え失せ、便利だったお安いスーパーもなくなってしまった。そんなわけでホーチミンで買ったのはマンゴーのお菓子ひとつだけ。ドライマンゴーが薄くてちょっとぱりっとした皮に包まれているのだが、おいしくてパッケージもしゃれている。たくさんの土産物屋が並ぶホイアンの地味~な店で見つけたのは銀のペンダントヘッド。よーく見ればベトナムっぽい所が気に入った。フエでは王宮の脇でこの地の名物菓子の店を見つけた。メースンとはペタペタした米粉の餅なのだが、買ったメースンヨンはそれを薄く延ばしてパリパリ...ベトナムの戦利品

  • 旧岩崎邸庭園

    旧古河庭園を出たら上中里駅から御徒町へ移動し、同じく都立文化財になっている旧岩崎邸庭園へ。65歳以上はやはり半額、わずか200円を支払って正門からの坂を上がればヤシの木の向こうに堂々たる洋館。古河さんちは石造りで田舎のコテッジ風だったが、岩崎さんちはまさに貴族様のお屋敷。入口で渡される袋に靴を入れて玄関を入り、順路通り左手に行けば洋風の部屋が続く。こちらのお屋敷は古河邸以上に細部が凝っていて各部屋の天井に金唐革紙などを使った壁紙イギリスのミントン社製タイルのベランダから暖房用パネルラジエーターまでなんとも贅沢。2階へ上がる階段や扉のステンドグラスも素敵だけれど部屋ごとにある暖炉の意匠がすべて違うのがすごい。ちなみに暖炉の上など部屋ごとに花がいっぱい飾られているが、これはちょうど假屋崎省吾のイベントが開催さ...旧岩崎邸庭園

  • 旧古河庭園のバラ

    毎日が日曜日の身にGWは関係ない。とはいえ気候のいい時期、きれいに晴れた一応平日の一日、久しぶりにバラの写真を撮ろうと旧古河庭園に出かけてみた。地下鉄南北線の西ヶ原駅で降りて徒歩7分。庭園の塀が見えて、入り口はどこだろうと思っていると大きな観光バスが停まって乗客がぞろぞろと降りてきた。その後について入り、入園料はと見ると、都立庭園のこちら、お庭だけなら150円、65歳以上ならたったの70円とありがたい。すぐに見えてくる石造りの古河邸。脇を通って建物の裏手に回るとその前がバラ園。しかし思っていたよりだいぶこじんまりして人も多いので、まずはその向こうの日本庭園を一回り。富士山の溶岩を積み上げた石垣があったり、大きな池があったり、緑の木陰がとても気持ちいい。日本庭園から階段を上がった所に洋風庭園とお屋敷があって...旧古河庭園のバラ

  • ベトナム縦断 20 新市街散策~帰国

    3月9日続きバッチャン村からの帰り、最後の買い物をしようと新市街にあるVincomCenterで降ろしてもらった。大きなスーパーがあることを期待したのだがこれが大外れ。思ったほど大きくもなく、買いたいものもなくて、これなら途中で見た巨大なイオンモールの方に行けばよかった。ここからホアンキエム湖まで、途中におしゃれなカフェでもないかと歩くことにする。フレンチコロニアルの建物が並び、ブティックなどが多いが、なぜか探すとカフェがない。結局湖畔まで来てしまうと、ここからは交通規制がかかって広い道路は歩行者天国。これを利用して子供の乗り物がたくさん並んでいるが、これ、子供が動かすのではなくリモコン操縦。夜市のおもちゃ屋といい、ベトナム人は子煩悩のようだ。ここまで来たからにはあそこへ行こう、とオペラハウスの近くのケム...ベトナム縦断20新市街散策~帰国

  • ベトナム縦断 19 バッチャン村散策

    3月9日ベトナム滞在もいよいよ最終日。昨日は不調で食べられなかったホテルの朝食、今日はリベンジとばかり食べ納めのフルーツをがっつりいただき、オーダーで鶏おこわ。ターメリックで黄色く色付いたおこわと鶏にはきな粉とフライドオニオンがかけられ、日本のもち米より軽い。ベトナムの朝食の定番だそうだが、このおこわはもっと食べてみたかった。さて、最終日とは言え飛行機は夜中なのでまだ丸一日遊べる。9時半にはチェックアウトをして荷物を預け、外へ出る。今日も残念な曇り空、この日は何のためだったか旧市街の中は交通止めとのことで道路は空っぽ。そこで交通規制のかかっていない道まで出てGrabを呼び、目指すは陶器の町、バッチャン村。40分でやって来た村の入り口、ここまでで137,000ドン(約822円)。門を入った道の両側にはなるほ...ベトナム縦断19バッチャン村散策

  • ベトナム縦断 18 ニンビン省ツアー

    3月8日ホテルの朝食会場は最上階。今日でかけるツアーのピックアップがあるので一番乗りしたが今朝は自分のお腹もいまいちなので、大事を取ってプリンだけ。7時15分にガイドが迎えに来てくれた。今回もまたKKDayで予約したのは17人乗りリムジンバスのツアー。乗り込んだ時は他に2,3人しか先客がいなかったが、その後市内を巡って、結局満席になった。ハノイ市内を出たのは8時15分。高速に乗って快調に走り、9時半に大きな土産物屋でトイレ休憩。ニンビン省のツアーはどこの会社を使ってもここで休憩するらしく、駐車場にはバスがずらり。15分ほどの休憩の後、10時には今日最初の目的地、ホアルーに到着。ここは969年から1010年までベトナムの首都だったそうで、社会科見学のためか中学生ぐらいの団体がいっぱい。大きな壁画の前で我らが...ベトナム縦断18ニンビン省ツアー

  • ベトナム縦断 17 ハノイ旧市街

    3月7日続きハノイに来たからにはぜひ行きたい所があった。以前この町で行ったブンチャーの有名店、ダックキム。ホテルから歩いてすぐ行ける。店の看板は以前よりもだいぶ派手になって、厨房が1階の店頭にあるのは変わらず、その横のテーブルにちょうど空きがあったので座った。するとすぐに英語のメニューが出てきて、ブンチャーと揚げ春巻きのセットが120,000ドン(720円)。相変わらずてんこ盛りのハーブ類を甘酸っぱいタレに入れてビーフンと焼肉を食べる。二人でこれをシェアしてちょうど良かったが、15年前の写真を見るとこれは一人前、当時は50,000ドンだったから2倍以上に値上がりしているわけだ。以前は店頭でモクモクと煙を上げながら肉を焼いていたが、今は他所で準備しているようで、その分ちょっと味が落ちたように感じたのはこちら...ベトナム縦断17ハノイ旧市街

  • ベトナム縦断 16 フエ~ハノイ

    3月6日続きフエ王宮からの帰路はもうとても歩けない、とGrabを使った。しかしフエにGrab運転手はあまりいないらしくてかなり待つ羽目になり、しかも宿の前の細い道に昨日とは反対側から入ったら工事で先に進めない。結局降りて暑い中を歩くことになってしまった。やれやれ、と部屋の冷房で一息ついて、お昼は車に乗る前に買ったバインミー。小さなお店でお姉さんが作ってくれたバインミーはたったの10,000ドン(約60円)だけれど、野菜とソーセージが入っておいしい。さらに待っている間におじさんがテイクアウトしていたXoiManというご飯ものもおいしそうだったので一つ買ってみるともち米の上に焼いた肉を乗せ、ケチャップとマヨネーズがかかっている。これもわずか12,000ドン(約72円)ながらいける。昨晩のオサレな宮廷料理より激...ベトナム縦断16フエ~ハノイ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、Luntaさんをフォローしませんか?

ハンドル名
Luntaさん
ブログタイトル
Luntaの小さい旅、大きい旅
フォロー
Luntaの小さい旅、大きい旅

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用