理趣経の簡要懇話会資料15/9/24十年前に懇話会資料として作成したものです。初段大楽-大きな欲-の法門金剛薩埵が教えを説く一切すべてのものは、様々ではあるけれども、いずれもその本質、自性は清らかなものであって、その絶対の清らかな境地、大安楽を自ら体験し、他の一切のものにもそれを与えようとする心境を示すもの。如実知見-坐禅後の庭の美しさ、パンの味、無心の遍路如実知自心-大日経十七清淨句妙適は、男女の快楽を指すが、「妙適清淨」となると、永劫不滅の清浄の大楽のこと欲箭は、その快楽を得んとする欲望の起こることを指すが、「欲箭清淨」となると、永劫不滅の清浄の境地を得んとする欲を起こすこと触は、この欲により抱擁することであるが、「触清浄」とは、欲箭を本として正しく大楽の実相に触れること愛縛は、触によって離れがたい心...資料・理趣経の簡要