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2006/08/24

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  • 備後國分寺だより 第68号(令和6年8月1日発行)

    備後國分寺だより第68号(令和6年8月1日発行)三十年ぶりのご開帳の一日三月三十一日、一日曇り空の天気予報でしたが、雲の切れ間から青空がのぞき明るい陽のさす朝を迎えました。五時の鐘を撞き、日課である本堂の仏飯茶湯をお供え後、客殿の雨戸をあけ、寺院方の金襴のスリッパを並べました。客殿前の門を開き、赤いカーペットを敷いて寺院方の雪駄を置いてもらうための靴入れを用意しました。寺方駐車場に寺院専用駐車場と書いた立看板を出し、本堂東スロープに参詣者用の緑のカーペットを並べ、本堂正面の入り口に寺方の入堂用の赤いカーペットを敷きました。午前八時前には、総代世話方が集結し、一日の行程を確認。配布物の最終チェックを行いました。寺方集会(しゅえ)時間前には一人二人とお寺様方が客殿にお越しになる中、前日から来福の中央大学教授保...備後國分寺だより第68号(令和6年8月1日発行)

  • 備後國分寺だより 第67号(令和6年3月31日発行)

    備後國分寺だより第67号(令和6年3月31日発行祝・本尊御開帳平成六年、本堂再建三百年祭を先代和尚が挙行され、その際に本尊御開帳してからはや三十年が過ぎました。いつの頃からか、前回の法縁に見えることの出来なかった方々から、次の御開帳はいつですかと幾度となく問われてまいりました。そこで、令和六年のお涅槃が前回御開帳から三十年の節目となることから、昨年の総代会にて協議の上、御開帳することと致しました。平成六年四月三日、先代和尚は、御詠歌衆と稚児に先導されて本堂に入られ、神辺結衆御寺院様方と土砂加持法会を営まれた際に、『本堂再建三百年記念光明真言加持土砂噠嚫(たっしん)文』として、以下のように述べられています。「・・・伏(ふし)て惟(おもん)みるに当山は天平の昔、聖武天皇の勅願に依って建立され、備後一円の平和と...備後國分寺だより第67号(令和6年3月31日発行)

  • 菩薩の十善について

    今年六月天皇皇后両陛下はイギリス皇室の招待でイギリスを訪問され、大歓迎を受けられた。特に、共に留学されたオックスフォード大学時代を懐かしがられたとか。そんなこともあってか、留学時代の映像が何度も報道された。陛下にとってのイギリス留学の二年間はご自身の宝物とさえ言われて著作も残されている。陛下は昭和三十五年二月二十三日のお生まれである。実は私も同年の三月初めに産まれており、十日ほどの違いに過ぎない。私にとっても、高野山での一年、インドでの三年ほどの期間は宝物に思えるのだが、陛下は留学時代は何でも自分の考えですることが出来たのがとてもうれしく思えたと心情を吐露されている。つまりはそれ以外の時間はすべて思い通りにならないことばかりとも言えるわけで、皇室の生活とはさぞ窮屈なことなのであろうと想像される。それでも私...菩薩の十善について

  • 雲照律師ゆかりの島根の寺院参拝の記

    雲照律師ゆかりの島根の寺院参拝の記七月二日三日と、雲照律師ゆかりの寺院を参拝した。その日は大雨の予報があり、決行が危ぶまれたが、一時間毎の天気予報では二日午後からは島根県は小降りになるとのことだったので、強く雨の降る中、神辺町御領から車で出雲方面に向かう。尾道自動車道から松江道に入る頃にはまだ強く雨が降っていたが、島根県に入る頃から雨脚が弱まり、出雲自動車道に入り出雲インターで下道に下りる。まず向かったのは、律師が出家得度に臨んだお寺といわれ、師の慈雲上人がその頃住職されていた多聞院に向かった。出雲市知井宮町の細い路地をいくつも曲がり開けた所に出たと思ったら、前方に茅葺き屋根が突き出た建物の前に出た。山門の前は入口にお地蔵さんが両脇に立つ二十メートルほどの参道があり両脇はまだ田植えのされていない田圃が広が...雲照律師ゆかりの島根の寺院参拝の記

  • 雲照律師再考 『釈雲照と戒律の近代』(法蔵館)を読む

    六大新報令和六年一月一日新春増大号掲載雲照律師再考『釈雲照と戒律の近代』(法蔵館)を読む『釈雲照と戒律の近代』という本が法蔵館・日本仏教史研究叢書の一冊として刊行されている。二〇二二年八月二十五日初版で、恐らくその頃私は購入し書棚に置いたままになっていた。だが、この度改めて取り出して精読することになったのは、昨年十月十日に九段のインド大使館で行われた中村元東方研究所の東方学術賞の授賞式に出席したことにある。長年著書を拝読してきた中央大学国際情報学部保坂俊司教授が東方学術賞を受賞されるとのことで参上したのであったが、若手研究者を対象にした学術奨励賞にこの本の著者が選考されていたのである。公益財団法人・中村元東方研究所は御存じの通り創始者中村元博士が原始仏教の研究で名高いこともあり、インド学や原始仏教に関する...雲照律師再考『釈雲照と戒律の近代』(法蔵館)を読む

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